はてなキーワード: 赤字とは
なんだ、おっちゃんの優しさだったんか
MMTの反対は財政均衡論者。理由は、財政均衡にしないと財政破綻に導くから。
論点は政府が財政均衡を取るのがいいのか、不景気の時は財政出動して景気を上げるべきかで対立している。
で、僕はこの2者のスレ違いは「どんなときに財政破綻が起きるかを切り分けてないから」だと考える。
MMTは「自国通貨建てで財政破綻は起きない」という。財政均衡論者は「政府の借金が増えると財政破綻が起きる」という。
事実ギリシャやアルゼンチンやスペインのように政府が財政破綻懸念が起きた国があるじゃないかと。
ここで考えないとならないのは借金は自国通貨建てと外貨建てとあるということだ。
ギリシャやアルゼンチンやスペインは国際収支の経常赤字を継続的に出していた。経常赤字の時外貨借金が増える。逆に経常黒字の時外貨貯蓄、外貨準備が増える。
外貨借金が増えるとさらなる外貨借金ができなくなる。輸入という財サービスの供給が減りインフレになる。
輸入しようと思えば自国通貨での外貨の奪い合いになり、相対的に自国通貨の価値が落ちる。当然外貨借金の返済に対して自国通貨をいくら発行しても返せない。
財政出動すると景気が良くなるから輸入が増え経常赤字に傾ける効果がある。あまりに自国通貨建て借金をしすぎて財政出動し過ぎると経常赤字化で外貨借金も増える。
だから経常赤字にならない範囲では外貨借金も増えないからこのルートでの財政破綻は起きない。よってこれだけ政府の借金を増やしても日本は財政破綻してない。
だが日本はバブル崩壊して企業が高貯蓄、低設備・研究投資になってる。さらに財政均衡主義で、大学・公的研究所の予算を減らされている。
高貯蓄、低設備・研究投資や、大学・公的研究所の予算削減での基礎・萌芽研究の衰退こそが輸出できるものがなくなり、経常赤字に導き、財政破綻に近づける。
バブル崩壊以前に強かった産業も徐々に弱まっている。ましてやバブル崩壊以降に成長したITは日本は完全に競争力がない。
なので、MMTの反対派は財政均衡派である。この対立の原因は借金について自国通貨建てと外貨建てを区別していないことによる。
インフレはあくまで財サービスの需要と供給のバランスの問題やで。
外貨借金が増えすぎて、輸入という供給が狭まって、かつ外貨の奪い合いになってのハイパーインフレは有りえる。
過剰な財政出動が輸入を過剰に増やして国際収支の経常収支が赤字になることはある。
それよりも財政均衡狙いで大学とかをしばきすぎて萌芽科学が完全に死んでるのと、バブル後に企業が保身に入って高貯蓄、低設備・研究投資で、資金余剰になっている方がやばい。
特にバブル崩壊で高貯蓄、低設備・研究投資にうつった1990年以降に進展したITは完全に競争に負けてる。それ以前に地固めした産業も徐々に負けてきている。
スタグフレーションは供給側が減っている問題であって、他国がマイナス成長か否かは関係ありません。
スタグフレーションの例としてあげられるのは石油生産諸国の戦争で石油の供給が狭まったとか、外貨借金が多くて輸入ができなくなったとか、戦争で生産設備が崩壊したとかです。
なお財政破綻は自国通貨借金では起きず、外貨借金で起きます。財政出動すると景気が良くなるため輸入が増えやすくなり、
国際収支の経常赤字になりることで外貨借金が増えるという副作用が有りますが、日本みたいにバリクソ経常黒字を出している状態では関係ありません。
もっとも、バブル崩壊後に企業が高貯蓄、低設備・研究投資の元、政府が財政均衡狙いで大学や公設研究所の予算を減らして萌芽・基礎研究がなくなれば、
そもそも日本には今どれくらい金あんのかなと思って調べてみたら
日本の借金って全世界でブッチギリトップ、しかも50年連続とかでずっと増え続けてるんだね
ここから老人増えていくなら、赤字が埋まるわけないのでは…って思っちゃうけど
このまま永遠に借金増やしつづけられるならいいかもしれないけど、それって本当に大丈夫なの?
教えてはてなの識者さんたち
だけど今の大学のしばき倒しと、企業の高貯蓄、低設備・研究投資を放置しておけば先々には経常赤字化と財政破綻懸念がある。
産業の進化、劣化はかなり遅れて影響が出る。今も1990年以前の高設備・研究投資と、大学の基礎研究時代の影響が強い産業は強いが、
1990年以降に進化した特にITの影響が強い産業なんかボロボロ。
新自由主義はむしろイノベーションを起こさなくなるんよ。起業しろだのリスクを取れだのファーストペンギンだの掛け声だけはうるさいがね。
創業率でみても1990年以前と以降では激しく1990年以降が減ってる。
アルゼンチンも昔は農業が強かったため経常黒字当然だったが、産業転換に失敗したため、今では財政破綻懸念をしばしば出す国になってしまった。
日本も30年先はそうなってるかもしれない。だけど、財政破綻懸念は政府が借金しているからじゃなくて、新しい産業の萌芽を作るのと、産業を育てるための高設備・研究投資をしなくなったから。
信用が崩れた状態とは?
だけど、政府は自分が通貨発行する権限があるから、自国通貨建てでは起きない。しかし、経常赤字が積み重なり外貨借金が増えた状態での外貨借金は返せない。
そこを切り分けないとならない。そして、日本が財政破綻しないのは経常黒字をわんさか出して外貨準備、外貨貯蓄があるからなんだよ。
今どうかじゃなくて、MMTの議論がどこが足りないかってことを言ってんの。
この加減をわきまえずに財政出動を過剰にしまくったらそれはそれで危ない。インフレ率だけをMMTは指標にしがちだが、もう一つ経常赤字も問題だ。
ただし、MMTの本家のアメリカは経常赤字をべらぼうに出している。アメリカが経常赤字を出しまくりで大丈夫なのはアメリカが基軸通貨国だから。
(1)基軸通貨国(2)基軸通貨国以外で経常黒字国(3)基軸通貨国以外で経常赤字国
と議論を分けないとならない。3においては輸入を削減して経常赤字を減らすという点でも財政均衡は狙わないとならない。
2の日本は財政出動しても問題ないが、財政出動のしすぎと大貯蓄、少設備・研究投資による産業劣化で3に落ち込む懸念はある。当分は大丈夫だが。
ただし、注意しないとならないのは「自国通貨建てだろうが借金して財政出動すると、ついでに輸入も増える。輸入が増えすぎると経常赤字になり外貨借金が増える。外貨借金では財政破綻する」だ。
MMTの議論はみているが、MMT側はここが不完全だ。だがこの点を押さえておかないと財政破綻はとMMTの議論は解決しない。
供給よりやや需要が多い状態というのは、作ったものがテキパキ売れるものだから一番よい状態だ。
また労働需要が労働需要よりも軽く多い状態では労働者の奪い合いになる。人手不足倒産が起きるから人手不足倒産を恐れて給与と待遇を上げる。
しかし他に供給が突発的に減少することがある。例えば海外の紛争が起きて石油のような重要資源が来なくなったとか、外貨借金が増えすぎて輸入ができないとか、
戦争で生産設備流通設備みんな破壊されたとか。このような供給側が供給ショックにより減ることによるインフレをスタグフレーションという。
国の借金でハイパーインフレがーってのは、たしかに財政出動すると景気は良くなるが輸入が増えるため、経常赤字に至り外貨借金が増えて輸入できなくなる時の話。
輸入ができないと言っても実際は外貨の奪い合いで欲しいものはなんとか買おうとする。ゆえに自国通貨が外貨より著しく低下してる状態になる。
日本みたいにべらぼうな経常黒字出しまくりの国では当てはまらない。
むしろ新自由主義で大学の基礎・萌芽研究をボコボコに減らし、企業が設備・研究投資をせず貯蓄ばかりするのを放置して、日本の産業が弱まるほうが
よって企業の高貯蓄低設備・研究投資放置と、大学研究をしばき倒して予算を減らすことのほうが供給力減らしてスタグフレーション起こすな。
国全体の資金需要(資金調達しての支出、ISバランス投資)と資金供給(貯蓄)は一致するのだから、
家計は資金供給側として、企業も資金供給側なら政府が資金需要にならんと経済がどんどん低下していくよ。
そして、企業が資金供給側なのにフリーハンド減税をしまくった。減税された金は溜め込まれてさらに経済を落とした。
財政均衡を狙いたいのなら企業が資金需要側になるように、貯蓄を減らして設備・研究投資を増やすように導かないとならなかった。だけどそれもしなかった。
間違った政策を30年やったからの失われた30年。ましてや今回はコロナで人死まで生まれる。
今はどう見たって医療用品以外前向きな設備・研究投資は起きない上に、企業がいつまで持つかとリスクが取れない状態。
そもそも民間が取れるリスクなんて限られてるんだよ。民間万能主義が間違ってたってこと。民間で受け止められる容量を超えるリスクは政府が取らないとならない。
あと、財政破綻は自国通貨建て借金では起きず、外貨借金で起きる。国際収支の経常赤字のとき外貨借金は増えるが、日本は今厚い経常黒字を出している。
財政出動は景気を良くするから輸入を増やす働きがあり、経常赤字側に傾けるが、経常黒字を維持している範囲では問題ない。
てか、経常黒字を維持するにはなおさら民間が海外に物を売る必要があるからこそ、設備・研究投資を導かないとならない。
今まで財務省がやっていた財政均衡主義は、最後の落とし所(=企業が資金需要側に回り、財政出動しなくても景気が回っていく)も見極めず、
また誤った財政破綻論(=借金で財政破綻が起きる。だがあくまで起きるのは外貨借金によるもので経常黒字下では増えない)によるもので最悪な行為。
わたしは地方都市の300床以上ある病院に勤めているのですが、もうやばいです。コロナそのものではなく経営層の危機感のなさが・・・
マスク、アルコールが尽きつつあって調達のめどもたっていない。マスクがないとやっていけないので、医師が私費で買って調達している。温度計も足りなくなって私費で買ってる様子・・・。医師が朝からドラッグストアに並んでマスクを買ってきているのを、病院が当然視しているのおかしくないですか。そんななかでも近隣でちらほら陽性の患者が出ていたり、非常勤の先生の勤め先で陽性患者が増えているそうで待ったなし。
こんな風雲急を告げている状況のなかで、院長先生が年度頭の訓示を賜ってくださるから参集せよ、とのお触れがあり、このコロナ対策についてようやく方針が聞けるのではと期待して参加したのですが、密集した部屋で聞かされた内容は、経営状況と金を稼がないといけないということ。コロナのことはなにもなし。ついでにいうとマスクもせずしゃべっている。参加している方々はみな無表情で質問もありません(ちなみに呼吸器内科の先生はほぼ欠席でした)。下っ端の自分が発言できる空気でもありません。
たしかに地域で医療サービスを続けていくためにはお金は重要で、赤字を垂れ流し続けているこの病院にとっては重要な課題です。でもいまじゃないと思うんですよね。
病院全体でどういう方針で行くかとか、だれがリーダーか、もし院内で感染が出たらどうするか、緊急事態宣言がでたらどうするかなど決めないといけないことや今ならできる準備がいろいろあると思うのに全部行き当たりばったりで現場まかせ。マスクなんかの基本的な物品の調達や配分もあいまい。
今後、発熱外来に自分も応援にいくかもしれず恐怖ですし、このままなにかの拍子に感染してしまっても病院はまったく守ってくれなさそうです。
どうしたものでしょうか。