はてなキーワード: 貴族とは
「それよりもさ、『マホ使』観ようぜ。歌ばっか聴いてるより、こっちのほうが面白いじゃんか」
『魔法使いじゃありませんわよ!』かあ。
資金を持て余した貴族令嬢が、子供の頃の夢だった魔法使いになるのを夢見て、様々な“魔法使いっぽい”ことを大げさに実現する。
近年では超能力者の躍進や、魔法少女アンドロイドなどの影響もあり、マンネリどころか更に面白くなっているとさえ思う。
しかし、気がかりなこともある。
そうは言っても気にもするさ。
特に、中東の国に武力介入して鎮圧してしまったニュースは衝撃的だ。
その国の宗教にまで口出ししてブルカやニカブを廃止させた時は、いよいよここまで来たかといった感じだった。
噂では、魔法少女アンドロイドを作った大手ロボット企業と戦争をするという話もある。
この『マホ使』が種火になるんじゃないかと思うと、気が散って素直に観ることができない。
弟は言われたとおり掃除を済ませたのだから、個人的な感情はともかく見せてやるべきだろう。
「……ん?」
ふと、弟の掃除スペースに目を向ける。
よく見るまでもなく、まるで終わっていないのが分かった。
「おい、弟よ。まさか“アレ”で掃除をしたって言い張るつもりじゃなかろうな?」
「だって、年越したじゃん」
「……は?」
「“年末だから”やってた大掃除だろ。つまり年を越した時点で『年末の大掃除』じゃなくなる」
「言っておくが、『掃除を一生しない』という選択肢があるわけじゃないぞ」
「……」
俺がそう念を押すと、弟は無言で掃除を再開した。
俺もズボラなほうだが、こいつは筋金入りだな。
まあ弟の主張は理解できなくもない。
そもそもズボラな俺たちにとって、『年末の大掃除』というものは“理由”と“目的”が一致していない。
“年末だから”という理由がなくなってしまった時点で、“掃除をして部屋を綺麗にする”という目的も失われるのだ。
だが、とどのつまり「掃除をやりたくない」というのを誤魔化しているに過ぎない。
さて、そろそろか。
「じゃあ俺は出かけるが、帰ってくるまでには掃除終わらせとけよ」
年越しの大掃除をやっている弟を尻目に、俺は外出の準備を始める。
「え、今からどこ行くの?」
「元旦に仕事? 大企業ですらお休みモードのところもあるのに」
「あれは企業の“ポーズ”だって。元旦に働く必要がないのなら、元旦に休む必要もないだろ」
「ん?……」
「見せ掛けだけ良く見せて社会に媚を売るくらいなら、普通にモノ売ってたほうがマシってことだよ」
「それも、そうか……うーん、なんか言い包められてる気がする……」
「言い包められろ。それに抵抗するほどの理由や目的があるのなら話は別だが」
「……はいはい、兄貴が帰ってくるまでにはちゃんと掃除終わらせるよ」
この世の理由や目的なんてものは、俺たちが思っているよりも曖昧だ。
俺たちだってそうだ。
でも、それ自体は悪いことじゃない。
年末だからという意味不明な理由で、部屋を綺麗にする気力が湧く。
年を越そうが俺たちは、俺たちの日常は大して変わらないのである。
日本に未来は無い!
いや、これは日本に限った事ではないかも知れないが、そう思う。
戦国時代、戦国武将達の間では「人生50年」と言われていた。
この、人生50年については、現代の計算方法で計算すると50ではなくもっと短かかったとも言われている。
江戸時代の平均寿命は30~40歳前後だったという。
これについては、早くに亡くなってしまう人が多かったため等のばらつきがある様だが。
最近、延命治療だ何だで70歳~80歳まで生きる人は増えている。
しかし、そこまで長く生きる人が増える事で、痴呆老人が増加しているという問題が出てきている。
今の日本の制度は、大半の人が70歳~80歳まで生きる事を想定した仕組みになっている。
その制度を作っているのは、言うまでもなく国会議員だ。
では、国会議員の平均年齢は現在どうなっているのか…というと、55歳となっている。
勿論、若手もいるだろうが、60歳・70歳の国会議員も少なからず居る訳だ。
そういう人達の集まりによって形成されている国会が、果たして40歳以下の国民のためになる
国の運営をするだろうか?
否!
自分達がこれから年老いた時でも有利になる国家運営を考えるだろう。
日本に未来を作るならば、国会議員に定年を設けるべきだろう。
国を運営する大きな仕事をしているからという理由で庶民とは大差のある高給をもらい
安泰な老後の待っている国会議員。
そういった国会議員の家系を紐解いてみれば
江戸時代の大名の子孫、明治時代でいう貴族・士族の子孫も少なくない。
江戸城という器が国会議事堂に変わっただけで、政治という中身の部分でやっている事は
何も変わっていない。
こんな日本で若者にどうやって希望を持てと言うのだろうか?
今の日本は、技術だけは進歩しているが、行われている政治は江戸時代と何ら変わりがない!