シン・ゴジラのカタルシスは散々言われ尽くされてる事だが、ゴジラのブレス攻撃第一波に尽きる。
主人公側(政府側)のステートマシン図を書きたくなるような目まぐるしい報告と対応も凄かったが、
その凄さは恐らく「敵が無能だと強さ引き立たない」という理由で演出されたものであり、
観終わった後も「あの攻撃だけでももう一回見たい」という気持ちが強く、
で、あの攻撃の何が凄かったのか数時間考え続けて、一応の結論が自分の中で出たので、書き留めておく。
まずあのブレスが設定上どういう位置づけかという点だが、あの攻撃は、波動砲(ガミラス視点)だったのだ。
発射に至るまでの溜めの長さといい、ゴジラ自身が制御しきれない巨大なリスクを伴った手のつけられない破壊力といい、
庵野つながりで巨神兵ブレスと見ても良いのだが、巨神兵との違いは、巨神兵が最終的に大海嘯に押し切られて自滅するのに対し、
とにかく撃ったら終わる無敵兵器の位置づけなので、巨神兵よりは波動砲に近い。
(とはいえ、後述するように最後は「ガス欠」が敗因なので、そこは巨神兵と同じと言える)
見てる人は皆同じことを思っただろうが、今回のゴジラはブレスを吐くまで攻撃らしい攻撃を全くしないのである。
町の中をのたくってあっちこっちを押しつぶしたのと、煙の中から橋をちゃぶ台返しした事以外は、実に忍耐強いというか、攻撃をしない。
神心会のデンジャラスライオン加藤清澄にパンチされまくっても欠伸してる夜叉猿Jrのように、まるで何もしない。
ゴジラが攻撃するのは「有効な攻撃」をされた時だけなのである。
これは別にゴジラが「攻撃しなければ無害であり、本当は戦いたくないのだ」などという甘っちょろい事を意味してるわけではない。
ゴジラは移動するだけでも甚大な被害を発生させる存在であり、「放置しておくと増大するリスク」そのものなのだ。
いるだけでも迷惑だが、取り除くために行動するなら痛みとリスクを伴う癌細胞。それが今回のゴジラだ。
だから、有効な攻撃を食らうまではゴジラも攻撃しなかったのだ。
今回の映画で政府側は何度となく「民間人に被害が出るけど攻撃するか」を問われるが、
ゴジラが最初からブレス撃ちまくりながら侵攻してきていたら、その葛藤は描けなかっただろう。
で、テーマ上の都合は上記のとおりとして、
ゴジラの都合に立ってなぜ攻撃しなかったのかを考えると、ブレスの「奥の手」としての悲哀が見えてくる。
ゴジラの負けが決まったのがいつかという点を考えると、それはあのブレス攻撃が終わってゴジラが活動停止した時だろう。
あの攻撃で「ガス欠」という決定的な弱点を晒してしまった事で、
主人公側はゴジラに血液凝固剤を投与するための道筋が見えてしまった。
確かに「止め」を刺したのは血液凝固剤を飲ませた事で、その点はショボく見えるのだが、
重要なのはそれより前に無人機による波状攻撃によって放射能を撃たされて、意図的に再度ガス欠にさせられてしまった事で、
あの状態になったらもう血液凝固剤でも口の中に爆弾でもバンカーバスター釣瓶撃ちでもなんでもできるわけで、
ガス欠がバレた時点でゴジラの勝ち目はなくなっていたのだ。
その意味で、勝負が決したのはゴジラが奥の手であるブレスを使わせれた第一波が全てだった。
総理はゴジラのブレスで死んだが、ブレスを撃たせたことでゴジラの死も決まった。
神羅カンパニーのミッドガルキャノンvsダイヤウェポン戦と同じで、あのブレスシーンは、総理以下内閣首脳とゴジラが刺し違えたシーンだったと考える。
あの総理大臣は2つ印象的なシーンがあり、一つはゴジラ第3形態の時に巻き添えになる民間人を見過ごせず、攻撃中止を決断したシーン。
もう一つは米軍によるゴジラへの攻撃で東京の空が赤く染まっているのを見ていたシーン。
特に前者の方は、直後のゴジラのしばしの停止とも相まって、日本政府の弱みを敵の眼前に晒したシーンであり、総理のその後の敗北を強く暗示する物だった。
ゴジラが鎌倉に再上陸した後東京に向かい、登場人物が「なんでこっちに来るんだよ」と嘆くシーンがあるが、
要は、民間人を救おうとしたことで勝機を逸したと同時に「人がいる場所なら攻撃されない」と舐められたわけである。
その事が、熱核攻撃というリスクの拡大再生産と、最終決戦での主人公が民間人に巻き添えが出ようが何だろうが攻撃する決断につながったのであり、
またゴジラが東京駅で活動停止した理由も、人の多そうなビルの近くが一番攻撃されにくいという判断によるものかもしれない。
攻撃するべき時に攻撃できなかったことで、リスクを東京消滅の寸前まで大きくしてしまった総理。
決断力あり過ぎに描かれていると非難も多い日本政府だが、それは彼らが死んだ時に「その後」の日本政府の人材欠乏ぶりを際だたせるためのものだろう。
「ルドルフとイッパイアッテナ」が、3Dアニメ映画化されたらしいね。
その日は、僕達の班の掃除当番が図書室で、図書室を掃除していると同じ班の女子が
「あなた、この本読みなさい!」
と「ルドルフとイッパイアッテナ」を押し付けていた。
「嫌だよ~」
ふざけた感じで突き返したが
「読みなさいって言ってるでしょ!」
と凄い剣幕で言われ、当時貧弱だった僕は、彼女の剣幕に押されて、仕方なくその本を借りて帰った
こんなに本を夢中で読んだのは、人生で、この時が初めてだった
半分脅迫じみた形で、ビビりながら読み始めたけど無茶苦茶夢中で読んだ本ってことで今でも覚えてる
映画もいいけど、「ルドルフとイッパイアッテナ」は、ぜひ本で読んでもらいたいね。
なぜプロを名乗らないのですか?ファンも多く、本も売れている印象です。そのことは同世代のプロのライターより立派な装丁で有名な画家を起用した本を出版されていることからもうかがえます。本職のことは存じております。しかし文筆業ももうひとつの本業と言って差し支えない才能だと思います。
このブクマ数は一体なんだ⁉︎ 昨日仕事帰りに電車内で勢いで書き上げて、今朝見た時に20ブクマくらいで記事に反応がついて嬉しいなとか思ってたら250超えてる。まさかホットエントリー入りしてたのか?自分でも反響の大きさにビックリだが、賛否両論の意見がこんなにたくさんあるのって面白いな。ていうか、みんな昨今の男性ファッションに結構思うところあったのな。俺だけじゃなかったと思うと妙な一体感を感じてしまう。さて、前置きが長くなったが、昨日の記事が誤読されている部分の釈明や追加で語りたいことがいくつかあるのでさらに追記してみよう。
1) お前は何が言いたかったの?
男性向けのファッションの改善方法って定期的にホットエントリー入りするけど、どれも平均から痩せ気味の人にしか効かない内容になっているのに憤りを感じていた。乱暴な話だが、日本人の成人男性の体型を太いか細いかの点だけでみて正規分布になっていると仮定したとして、こういうありがちな記事で救えるのは中央値から-1σくらいの範囲しかないのに決定版とか抜かすところがイヤミったらしいなと。使えないテクニックを上から目線で語るオナニー野郎はいなくなればいいのにと思っていた。俺のやり方なら中央値±2σは救えるから話聞いてみろと。標準体型からズレてるといろんな店を回っても徒労に終わることが多いけど、「仕立てる」と「直す」の概念を覚えるとすごく捗るぞと。ただし直す分のコストは仕方ないから諦めろよ。それでも時間対効果は絶大だと思うけどな。
2) ファッションに興味ない人はこんな事しないよ
まさにその通り。そのままでいいんじゃないかなと思う。ただ、就職でサラリーマンになったりすると清潔感を出さなきゃ損する場面が結構あったりするのな。その時に使えるテクニックを書いてる。で、清潔感出すって清潔にするよりずっと難しい。毎日風呂入ってきちんと洗濯して糊付けまでして髭剃って爪切っててもでない奴は出ないし、2,3日風呂入らずに無精髭ボサボサでも出る奴は出る。そんな不条理に少しでも対抗するための武器としてこの文章は書いている。
服を買った店でお直ししてもらえる例としてあげただけで、ユニクロでもサイズを直せば良くなるとちゃんと書いてる。
4) なんでお前そんなにムキになってるの?
大学デビューに失敗して、キョロ充タイプにすげー馬鹿にされて嫌な思いしたから。俺が大学生だった2000年代前半頃にはすでに垢抜けるためのテンプレみたいなのがネットにあふれてて、それはこんな内容だった。「美容院で髪を染めてワックスつけて整えよう。メガネはコンタクトにして服はビームスで一式買って靴はオールスターをはこう」これを忠実に守った結果、超絶似合わず「地味でイモ臭い人」から「勘違いした痛い人」に見事昇格し、辛い青春を過ごした。その後、試行錯誤してたどり着いた結論は、「標準体型でないとテンプレは似合わない」と言うことだった。だからこの手のファッションまとめを見ると虫酸が走るんだよ。
休日も女性の同僚と一緒に出掛けたりしてるクソリア充なこと知ってる自称非モテ
その発言を
心底金がなくて
彼女ができたこともない
本当に辛い
お前は騙されているんだよ
早く気付くんだ
お前のほうがよほど辛い環境なんだよ
なんか、1日8時間ぐらい労働時間というものがあるじゃないですか。
そのうち、マジメに集中して働いてる時間って、みんなはどれぐらいなんだろうとふと思った。
昼休みを挟みつつ7時間ぐらい集中してプログラミングしてるとヘトヘトになるんだけど、みんなはどうやってヘトヘト回避しつつ集中してるの?それとも、ヘトヘトになってるの?どうやって気力を持たせてるの?
多分来週あたりにはジャングルブック一色になってると思う
民主主義の要点と言うのは政治の決定プロセスに民衆をかませることで、国への帰属意識、ナショナリズムを植え付けることで、国民皆兵ないし徴兵制において士気をもたらせることが重要であり、常備軍を安定的に確保するためのものなのであるし、
また、現代の経済が大きな力を持ち、また大量生産社会において、生産力は人口に大きく影響されるため、国家の労働人口を諸外国へ逃散させないために、労働者の好みに合う社会を構成することが、労働力を維持しひいては労働の士気を向上し生産性を上げ、国力の維持にするために関わってくるから続いているものであり、