2016-08-04

私の中に五歳児くらいの私がいて、彼女はいつも、私がご飯を作れることに驚く。

私は凝った料理は作れない。

時間も手間もかからない、野菜炒め焼き魚酢の物やお味噌汁、似たようなメニューばかり毎日作っては食べている。

味付けもいつだって適当で、しょっぱすぎることもあれば甘すぎることもあって、別段おいしくもない。

でも料理が一通り出来上がると、私の中の小さな私はとても驚いてくれる。

私、料理ができるんだ!と。

そこには喜びと安堵が含まれていて、私をほんの少し幸せ気持ちにさせる。

料理をすることは好きでも嫌いでもなくて、たまに億劫になる。

それでも死ぬまでこうして彼女が驚いてくれるなら、他に食べさせる人がいなくても、自分のために毎日毎日ご飯を作れる気がする。

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