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2022-05-06

アラフォー長期出向で出世が閉ざされ勃たなくなったつらい

タイトルの通りなので吐き出したい。

JTC(Japanese Traditional Company)の技術職、理系院卒転職経験なし。

2年前に業界が関連する半官半民組織に出向に出された。期間は3年間で残り1年弱。

出向先は地方で、家族とともに転居。仕事自体は忙しくなく、定時に帰れて子ども宿題なんかも見てあげられているし、のどかな所で広めの借り上げ社宅に住んで、のんびり過ごしている。家族もすっかり馴染んで、単身赴任じゃなく引っ越してきてよかったと言ってくれている。

が、辛い。

理由キャリアだ。元々育成をねらった出向や社内配置転換が多い会社ではあるが、自分場合出向期間がちょうど管理職昇格の時期にかかってしまった。出向してしばらくは昇格できないため、同世代から3年は遅れた状況になる。この「出遅れた」という感じが非常にこたえる。また東京から離れ、プロジェクト業界情報からも遠ざかってしまっていることも焦りに拍車をかける。戻ってもすぐにリカバリーできないのでは、と思うのだ。

出向前はバリバリ働いてきた一方で、自分はあまり出世欲は無いと思っていたが、いざ同期から置き去りにされ、彼らが成果を上げていくのを見ると全然穏やかでいられない。

体調にも変化が出てきた。ほぼ毎日朝まで眠れず未明に起きてしまう。また背中とかお尻の上の方にじっとりした汗をかくようになった(パンツが濡れるくらい)。あとEDになった。社会的な自信喪失男性としての自信喪失にまで繋がって参っている。

キャリアのことは割り切ってしまって、農作業したり、料理したり、副業したり、YouTube配信したり、仕事以外のことを始めようかなあとか、転職活動してみようかなあ、なんて思いながら、いやいやまだイケると思い直したり、それの繰り返しで何もできていない。なんとかならないだろうか。

2021-10-22

ディレクター、その限りない虚無、こびりついた憧憬

自分自身もきっとそう見られてるんだろうけど、今まで俺が出会った「ディレクター」という肩書きのヤツは、本当に唾棄すべき奴ばかりだった。中身がなくて、薄っぺらくて、口だけで、悪い時はその口さえ営業に劣り、聞き齧った数年前の業界知識をひけらかし、ちょっと名の知れたマーケッターなりクリエイターなりのセミナーに参加しただけで自分も同じ土俵に立っていると錯覚し、目の前の顧客を見ず、ユーザーを見ず、会社の偉い人だけにはニヤケ面でヘコヘコし、しかも内心では、イチ会社員に過ぎない立場にかかわらず、自分こそが会社を回しているかのような尊大すぎる自尊心を持ち、モデル歌手フォトグラファーに甚だ馴れ馴れしい態度で接し、要件定義もできずに言われたことをデザイナーに丸投げし、じゃあせめて何かあったとき責任くらいは取ってくれるかというと、それさえ下流作業工程人間に丸投げするという、まあ本当に、ほんっっとーにクソみたいな奴らばっかりだった。何回もこの「ディレクター」という肩書きウンザリし、自己嫌悪し、自家中毒で吐きそうになりながら、結局まだここにいるのは、俺の目指す、俺が本当になりたい人物像を体現しうる職種が、ディレクターだけだからなんだろうな。

まり、たくさんの案件ちゃんとこなしてきた人間としての深みがあり、人の話をよく聞き、だけど無理な案件を引いてきた営業には言うべきことを言い、最新の業界情報を一生懸命勉強して振り落とされないように努力し、セミナーではなく現場四苦八苦し、その気になれば自分で手を動かしてデザインを作ったりコードを書いたりできて、顧客気持ちに寄り添い、ユーザーにいい体験をしてほしいというギヴァーとしての精神に満ち溢れ、会社の偉い人をうまく転がしながら現場意見ちゃんと通してくれて、だけどあくま会社員として組織のために自分があると思っていて、モデル歌い手フォトグラファー仕事に敬意を払い、斬新で、かつあくま顧客課題解決することが大前提アイデアに基づく要件定義ができて、チームのメンバーがなるべく早く家に帰れるように奮闘し、なにか問題があれば何の他意も打算もなく「自分責任者です」と頭を下げられるという、そういう人間。もう一回だけ、そういうディレクターになれるように、頑張ってみようかなぁ。

2021-10-07

Twitterやめました

その後数か月して

タイムラインに現れ始めた。なお前の増田で書いた人たちとは全員別の人である人材豊富すぎる。特に後二者、「馬鹿なツイフェミを嗤う」のはまだ思想対立だが、「女は馬鹿」「女はずるい」と(ツイフェミ思想の有無を問わず)女であることを理由に叩くのは無しだろう。

とうとうツイフェミからも目を付けられはじめ、揉めた結果ツイフェミらに中の人を暴かれる匿名垢がタイムライン複数現れた。治安が悪すぎる。自分含め、自衛のために鍵垢にする匿名垢がものすごく増えて、相互フォローでない者同士の緩い交流はかなり断たれてしまった。

この状況で、特定されるリスクを冒してまで、治安の悪いタイムラインからノイズをよけながら、業界情報を集めることに意味があるのか?と思い始め、数か月前にアカウントを消してしまった。ある程度交流のあった人らにも挨拶できないまま消したが、もともと弱小垢なので気づかれていないだろう。業界情報集めをTwitter依存していたので正直痛いが、タイムラインを眺めていて気づけば小一時間経ってしまった、ということもなくなった。今のところ満足しているが、何かのきっかけで舞い戻ってしまわないか、それだけが気がかりだ。

2020-07-30

日本はどうして半導体への投資諦めたのか

インテルAMDNVIDIAクアルコムARMAppleなど、日本語でも半導体話題になることが多いが、

国内では敗退色が強く、研究投資もない。


韓国国家を上げて半導体勝負しているし、サムスン投資金額は巨額だ。

中国も同じく国家戦略として国産しようとしている。

EUソフトバンクARMを買収したことによって、European Processor Initiative Research ProjectEUとしての半導体を持とうとしている。

imecという先端プロセスを開発してる拠点もある。


富岳で富士通が関わっていたが、どちらかというとARMアーキが使われたことと1位になったこと、TSMC製造したこと話題で終始しているし、

スパコン予算が取れなかった時点で設計者は消えてしまう。

設計用のEDAソフトウェア国産しようという動きもない。


これからハードではなくソフトウェア差別化だと言っている間に、AndroidiOSに見られるようにパクりパクられを繰り返して多少の使い勝手はあるもの差別化要因になっていない。

Androidスマホなんてカメラ性能とCPU性能とディスプレイ性能を比べてのハードウェアによる差別化しか残ってない。

iPhoneなんてApple siliconを独自SoCを作ることで差別化しようとしているし、GoogleはTPUv4で差別化しようとしている。

GoogleがBERTを学習できるのは大量のサーバーがあるからだし、OpenAIGPT-3を学習できるのはマイクロソフトに大量のサーバーを構築してもらったからだ。


ソフトウェア不要ということはないが、ハードウェアの性能以上のことができないし、より抽象度を上げて処理が重くなる方向に向かってるので、ハード進化するしかない。

それ以前にソフトウェアサービス国内市場しか取れず、Appleには手数料を30%から40%に上げようかと言われる始末だ。


からなら量子コンピュータだろうという意見もあるだろうが、下記の慶応量子コンピュータアーキテクチャの図1を見ればわかるように今のコンピュータがなくなるわけじゃない。

どちらかというとGPUのようなアクセラレータとしての域をまだ出ていない。

https://www.futurelearn.com/courses/intro-to-quantum-computing/0/steps/31566

RISC-Vが、という意見もあるだろうが、性能が突出してるわけでもなく、開発環境が整っているわけでもなく、無料という以外のメリットがない。




最後に謎の半導体会社を紹介しておく。プロセッサー業界情報が知りたければThe Linley Groupサイトニュースお勧めする。

  1. Groq社、GoogleのTPUのコア部分を作ったJonathan RossがCEOとなっている会社で、AI用のテンソルストリーミングプロセッサを作っている。
  2. Graphcore社、AIチップを作っている。Azure上で使えたり、デルサーバーに搭載されている。検索エンジンのQuantも画像処理に使ってる。
  3. GrAI Matter Labs社、エッジ向けAIプロセッサニューロモーフィックで低消費電力が売り。
  4. Cerebras社、215mm×215mmのウェーハレベルAIチップを作っている。
  5. 中国Cambricon Technologies社、サーバー向けの推論チップSiyuan 270を作っている。エッジ向けのSiyuan 220もある。
  6. SiMa.ai社、エッジ向けAIチップを作っている。画像処理用のISPコンピュータビジョン用のハードML
  7. BrainChip社、エッジ向けAIチップAkidaを開発。ニューロモーフィック。

2019-09-23

anond:20190923194443

営業嫌だけど、異動が難しいのです。

座って内勤してる方が性に合ってる感じ。お客さんために色々調べたり、業界情報まとめたりするのは好き。

数3Cが苦手で文転したので地頭は悪い。

2019-03-19

映画館は本当にシニア層を切り捨てたら立ち行きいかないのか

業界情報とか無いのかな?ネット予約とかでデータはあると思うんだけど

フードやグッズはメンバーズカード読み取りとかしてないし、完全に勘や空気レベルだろうけど

2018-05-10

元Jクラブスタッフからえとみほさんへ

先日えとみほさん(@etomiho)が栃木SC入社したツイートnoteを拝見して、元Jクラブスタッフからメッセージです。

個人的には、えとみほさんのような発信力を持った人がJクラブ内に入ってくれたことが嬉しいし、

Jクラブの内部から会社を発展・成長させていくことは、非常に大変で難しさも伴うことですが、頑張ってほしいなと思う。

物事ゴリゴリ進めていく推進力のある人が、そのクラブの成長とともにナレッジノウハウ成功事例としてどんどん発信していくことがこれから日本サッカー界には必要だと思うから

本当は自分がそのような役割を果たしたかったのですが…。

実は私自身は、とある2つのJクラブで働いた(約4年と約2年)経験があるのですが、このまま5年〜10年Jクラブで働いたとしても私及びクラブの双方が幸せになる未来が見えず、1年前ほどにサッカーから離れる決断しました。

現在は、サッカーとは全く違う業界で働いていますが、

日本サッカー界をビジネスサイドの内側から変えていきたい、発展に貢献したいと志を持っていたとき(いまもその気持ちは捨ててないですが)に感じたことをシェアし、今後の栃木SCの発展に少しでも活かしていただければと思い、匿名ではありますがこの度ブログ記事を書かせていただきました。

(どうか、えとみほさんに届け!)

このブログで伝えたいことは、2つ。

1. 残念ながら現在のJクラブ労働環境スーパービジネスパーソンでない限りJクラブスタッフとしてビジネスサイドの発展に貢献することはまだ難しい状況であると私は考えているということ

2. そのような状況を打破するためにも、えとみほさん含む現在Jクラブで働いている人たちには頑張ってほしいということ

私は(これは私がサッカー界を離れた理由でもありますが、自身ビジネススキル不足もさることながら)現在のJクラブ労働環境スーパービジネスパーソンでない限りJクラブスタッフとして、ビジネスサイドの発展に貢献することは、チャレンジングな仕事であるがまだまだ難しい状況にあると考えています

私は、新卒入社から約6年間Jクラブで働きました。日本サッカー界をビジネスサイドの内側から変えていきたい、発展に貢献したいと志を持っていました。しかし、このまま5年〜10年Jクラブで働いたとしても、私及びクラブの双方が幸せになる未来が見えず、サッカーから離れる決断しました。

それが1年前。

サッカークラブで働き、内側から改革していくにはまだ難しい状況にある。そう思った理由としては、以下の2点からです。

(ⅰ)Jクラブは熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないため

(ⅱ)優秀なビジネスパーソンを受け入れる環境が整っていないため

※それぞれ(ⅰ)、(ⅱ)について中島涼輔さん(@nakaryo716)というSHC4?期生がブログに書かれていたことと重なるので、こちらもご参照ください。実際私は新卒としてJクラブ入社しましたが、中島さんが言う「新卒でJクラブに入るのはおすすめしない」に同意見です。

https://sosal.me/blogs/358/

3ヶ月間SHCの研修コースに通って分かった、『Jリーグ』の今 - ソーサル|個人参加型フットサル(個サル)の新しいカタチ

https://sosal.me/blogs/359/

新卒が『Jクラブ』に入社してはいけない理由。 - ソーサル|個人参加型フットサル(個サル)の新しいカタチ

(ⅰ)について(Jクラブは熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないため)

Jリーグができて25年が経ち、全国各地にJクラブJリーグ百年構想クラブ誕生し、普及の意味では世界的に見ても大成功歴史を作ってきたと思います

ただし、普及ではなくJリーグ及びJクラブ事業と強化としては、これからが本番だと私は思っています

J1のクラブであれば、これから本気で事業規模100億円を目指すクラブも出てくるでしょうし、プレーオフ圏内を目指すJ2クラブであれば事業規模18億円から22億円かつ平均観客動員数1万人〜1万2千人、J3クラブであれば、J2ライセンス取得と事業規模10億円前後かつ平均観客動員数6千人がむこう5年の目標レンジでしょうか。

クラブによって現在立ち位置地域経済圏のことなどもあり、目標はそれぞれだと思いますが、Jクラブ事業サイドは基本的に「どうやって協賛金(スポンサー料)引っ張ってくるか」と「どうやって観客動員数増やしてチケット収入やすか」の2つが最重要ポイントです。

(もちろんチームの成績やスター選手がいる等でもこれらの数字は変わってきますし、もっともっとJリーグ全体の事業規模が大きくなり魅力的なリーグになれば欧州リーグのように放映権もより大きな収益の柱となります

その最重要ポイント収入2つを伸ばすためにより人材必要になってくると思いますが、私の経験からするとJクラブに熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないと感じています

まず私が実際に入社してから在職中に社内の状況でびっくりしたことを以下箇条書きしてみます

  • 意味のない会議発言しない出席者が無駄に多く、何を決めるかがハッキリしていない会議)が多い。会議も開始時間が予定より5分以上遅れることは当たり前。アイデアを考えてくる会議でなにも考えてこない人がいることが多々あるし、考えてきたとしても「それ会議10分前にちょろっと考えたやつだろ」というぐらいのペラペラアイデアを平然と出してくるし、次回からちゃんと事前準備をして考えてきてくださいと注意しても改善されない。
  • 日々の業務で忙しいせいもあり、なにか新しいことをやろうとしても「私の仕事を増やすな」とみな他人事で非協力的。言い出しっぺが指示だけして現場や部下に丸投げパターンが半数以上を占めることも・・・

フォローしておくと、社員一人ひとりは本当にいい人ばかりですし、やっぱりクラブのことが好きなんだなと感じることも多々あります。ただ、それならクラブファンでいればいいことですし、クラブの発展のために働く社員としてはどうなの!?ということでびっくりしたことを箇条書きさせていただきました。

もちろん、全てのクラブがこのような状況ではないと思いますし、有名な大企業でも上記のような状況は多々あると思います

しかし、Jクラブはどこも中小企業であり、社員数も50人以下のクラブほとんどです。

そのような中小企業生産性のない人ばかりでがっかりした思いがいまでも蘇りますし、いつの間にか自分の中にあった「このクラブをよりよくしたい」という想いもしおれて、知らないうちに自身ビジネスパーソンとしての成長も阻害されてる状況になってる気がして泣けてきます

なお、Jリーグ人材不足問題認識しており、SHCというスポーツエグゼクティブ成プログラムを2014?年からスタートさせ(それ以前にはJFA主催のSMC講座もあった)、Jクラブに優秀なビジネスパーソンを送り込むような動きも見せていますが、依然としてJクラブ現場に優秀なビジネスパーソンは極端に少ない印象です。

逆に優秀なビジネスパーソンがトップ層にいる(いた)クラブは着実にチーム成績も含めて事業規模を拡大しているイメージです。

具体的にクラブ名を出すと、札幌(野々村さん)、いわき大倉さん)、鹿島(W鈴木さん)、川崎天野さん)、湘南(眞壁さん)、岡山木村さん、小川さん)、今治岡田さん、矢野さん、中島さん)、長崎(髙田さん)などなど。

いま名前が出たある人と少しお話をさせていただいたこともありましたが、その人は「上に立つ人間仕事組織が自走するような雰囲気作りが全てだ」と話しており、やっぱり上に立つ人間クラブも変わってくるのかなとそのとき思いました。

(ⅱ)について(優秀なビジネスパーソンを受け入れる環境が整っていないため)

ズバリ言うとおカネのことです。Jクラブスタッフ給与水準やりがい搾取レベルで低いです。

新卒のJクラブスタッフ給与について中島涼輔さんのブログにも記載されていますが、まず間違っていないと思います。大きな責任企業を持つクラブは、少し違うかもしれませんが、責任企業を持たない地方クラブ場合は、新卒年収は200万〜250万くらい。5年から10年働いている35歳前後の人の年収が300万円に満たないことも多々あると思います

※このことはFC今治経営企画室長 中島啓太さん(@keitanakajiman)もTwitter言及し、危惧していました。

選手に当てはめてもいえますが、いい人材には、高い給料がついてくるものです。

しかし、ことクラブスタッフに関しては、欠員が出たら募集は掛けるが、いい人材を自ら探して引っ張ってくるということはほぼないのではないでしょうか。

役員以下の役職あるJクラブスタッフに800万〜1000万円級の給与を払っているクラブはまずないはずです。逆に800万〜1000万級の人材ガンガン入れたからこそ横浜DeNAベイスターズは急成長したのかなと。池田純さんは経歴見ただけでこの人すごい感あるし、東北楽天ゴールデンイーグルス立ち上げには小澤隆生さんがいた)

中途で入社してくる人も前職より給与アップして入社したというのはほぼないと思います

例え給与が下がったとしてもクラブで働いてみたい人は多いので、会社スタンス人材におカネをかける意識が低いですし、人が辞めても安月給で働きたい人はたくさんいるから育てる意識そもそもない。

このような意識になった要因としては、クラブスタッフは忙しく(担当部署にもよりますが)業務内容も生産性が求められるものより週次の試合に向けた日々のオペレーション業務ほとんどだったからではないかなと思います

しかし、ここ数年はSNSも普及しましたし、スタジアムを中心としたまちづくりを目指すクラブも出てくるなど、仕事内容的にもより優秀な人材が求められてきていると思いますが、クラブスタッフが本気でそのことに気づいていない。もしくは業務に追われて人材組織)強化まで手が回らないんだと思います

事実クラブ事業側のトップである社長の半数以上が在任3年未満となっており、現場チームのトップである監督が変わることが多々あるにも関わらず、その現場を支える事業側のトップもすぐ変わって、事業戦略がコロコロ変わることも残念ながら現状としてありますクラブスタッフスムーズ仕事が回るよう努力しても事業現場トップが変わることが何度も続いて、その度に事業方針や強化方針が変わるとせっかくやってきた業務効率化が役に立たなくなり、忙しさのループから抜け出せないクラブが少なくないと思います

※なお、事業規模が成長したとしてもすぐにクラブスタッフ給与への反映はあまりされません。その分、チームの強化費や強化運営におカネがまわります。チームの強化費と成績はある程度の相関関係にあるからです。魅力的なチームを作り→成績が上がり→観客動員数が増え→売上を伸ばしまたいい選手を獲得して→魅力的なチームを作る好循環を狙いますが、強化費を上げた結果チームの成績が上がるとは限らないのがサッカークラブ経営していくうえでの難点(かつおしろいところ)です。

また、クラブスタッフは日々忙しいあまり、他のことに手を出す余裕がありません。(私が在職中にきつかったことは、まさにこのことです)

J2J3クラブ場合は、担当部署複数兼務することはごくごく普通にあります

忙しいあまりに本を読む時間も取れませんし、(給与が低いため)本を買うこともほとんどなくなりました。代わりに月に1度図書館に行ったり一番大きい本屋立ち読みできれば上出来なぐらいです。都市圏クラブであれば違うかもしれませんが、地方クラブだとほとんど金銭的・時間的・地理的理由で他のことに手を出す余裕がありません。他スポーツ勉強として観戦することはもちろんできず、地方都市では開催されるイベントの質と量ともに比べものにならないですし(これも担当部署にもよりますが)基本まとまった休みも取れないので家族旅行も難しいでしょう。

このようにおカネもない、休みもない環境だと、いくらやりがいを感じていても辞める人(もしくはより事業規模の大きく給与も高い他クラブステップアップ移籍)が続くのも納得できると思います

以上、ざーっと書かせていただきましたが、

Jクラブは熱を持った優秀なビジネスパーソンが圧倒的に足りないことと優秀なビジネスパーソンを受け入れる環境が整っていないため組織として弱い会社クラブ)が多く、内部から改革はめちゃめちゃ難しい状況にあると私は思います

ただ、(無茶言うなと言われるかもしれませんが)難しい状況だからこそ、えほみほさんはじめ現在Jクラブスタッフとして一生懸命働いている人たちにはどうか頑張ってほしい。そしてこの状況を変えていってほしいです。

最後・・・

つらつらと在職中に感じていたことを書かせていただきましたが、仕事としては非常にチャレンジングでやりがいは間違いなくあります

私も自身金銭的余裕ができてビジネスパーソンとして「いまならお役に立てるかも」と思えたら再度挑戦したい気持ちはあります

私自身は、引き続きサッカー界にアンテナを立て続ける予定ですので、「イニエスタJリーグにくるかも!?」を超すような事業側のニュースが出てくることを楽しみにしています。今後のJリーグの成長を考えると村井さんや木村さんなら「外資オーナーOK!」ぐらいのことはやると思ってますし、アジアで一番のサッカーリーグになっておらが町のクラブとしてたくさんのクラブが町の誇りであり続けることを祈っています

2016-06-07

業界小話(コンサル編)

業界小話系に乗っかってみよう

訪問契約率20%のブラック企業の真っ黒な営業手法を書いてみる

http://anond.hatelabo.jp/20160526110823

・なぜ家電量販店で凄まじく値引ける(ことがある)のか教えてやる

http://anond.hatelabo.jp/20160412234807 

リフォーム業者営業が仕組みや値段について書くよ

http://anond.hatelabo.jp/20160531150129

MとかBとかの外資系有名ファームでないけどわりかし有名なファーム経営コンサルタント

30代のマネージャー営業プロジェクト推進の両方をやっている。

コンサルとは

コンサルタント資格不要で名乗ろうと思えば誰でも名乗れます

なので様々な仕事コンサルタント存在しています

他のコンサルは知りませんが、経営コンサルタント簡単に言うとアドバイス業です。

学術情報であったり、他社事例であったり、自社ノウハウなどクライアントが知らないことを教えることが基本です。

ただし、知識をそのまま教えるだけではダメで、クライアントの状況を斟酌しながらカスタマイズしていくことが生きていくポイントです。

営業のやり方

弊社は基本、問い合わせとセミナーから営業活動が主流です。

問い合わせを増やすために、書籍記事執筆、講演などで会社名前自分の顔を売って問い合わせを狙います

また、自発的セミナーをやって見込み顧客を作っていき、手法説明業界情報などを餌に訪問して提案につなげます

成功率としては問い合わせの方が良いのですが、こっち思い通りには行かないので自発的営業します。

何度か訪問させてもらって意見交換して提案という運びになります

設備などに比べて効果がわかりにくいので提案・交渉の回数は多くなりがちです。

プロジェクトお金

見積基本的に人工です。活動を為すために必要人員と単価表で見積もります

社内で以下のような単価表があります(例はフェイクです)

クラス単価
アシスタント200,000
シニア400,000
マネージャー600,000

日数はクライアントへの訪問日程だけでなく作業日程を含めるルールですが、最近競争力が落ちてきたせいか作業日程分を取れない場合が多いです。

クライアントへの訪問日程は提案書に明記せずに総額で交渉します。

外資系に比べれば安めですが、コンサルを使ったことの無い企業では結構値段に驚かれます

交渉としては、値下げの幅にも寄りますが単純な単価の減額や日数減は行わず対象範囲を狭め結果として訪問日数を減らす方向にします。

プロジェクトの話

受注したら晴れてキックオフです。

アシスタントも引き連れてキックオフして、メンバーと具体的に進めて行き、適宜Pjtオーナーに報告しながら勧めていき、最後に報告会を行うのが一般的です。

進め方はテーマクライアントによって大きく異なり、先生となる指導型、プロジェクトメンバーとなり一緒に進めるを分担型、クライアントの手足となって作業をする請負型などバリエーションが有ります

弊社は割とタスク分担で進めて行くパターンが多いです。指導型は楽なのですがクライアント能力によって活動が進まなくなるリスクが高いので近年は少なくなりました。

請負型はクライアント次第な部分もありますが、好かれていません。

コンサル説明でも書いたようにあくまアドバイス業ですので、活動の結果にはコミットしません。

我々のアドバイスイマイチ場合もあるにありますが、成果が出ないときお客様活動量が圧倒的に少ない場合が多いです。

結構コンサル入れれば安心。後はコンサルがやると思っている方が一定数いらっしゃいますが、成否はむしろPjtメンバーにかかっていると思い直してもらいたいです。

アウトプットが定まりにくい内容のため、炎上リスク結構ありますので上手に着地させることも結構重要な力量です。

コンサルお金

弊社では固定給年俸に分かれます

若いうちは固定で、ある職位以上に上がると年俸制シフトします。

固定給でも成果や評価賞与金額にバラツキが出ますが、事業会社と同様で倍半分の世界にはなかなかなりません。

年俸制になると、売上比例なので売上が立てば立つだけ給与が増えます

年俸制は30台の前半から適用され、平均値としては1200-1500程度です。

弊社はトップファームに比べると一段階給与が安くその不満が社内には結構あります

客観的に周りのファームに比べると業務時間が短かったりするので、時給計算は悪くないと私は感じています

比較対象にもよりますが、やはり30代で1000万が比較的容易に出るので悪い給与では無いと思っています

終わりに

コンサルって全然違う世界に見えるようで、普通営業さんやシステム屋さんと同じようなことをやっている世界です。

ただし、投資も少ないし、少数精鋭なので給与が高いということです。

ご参考になれば幸いです。

 
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