はてなキーワード: アウトロとは
"ハッカー集団"アノニマスが、メキシコの麻薬組織につかまっていた仲間を無事奪還した、というニュースを読んだ。
"ハッカー集団"という称号から、アウトロー的な、コンピューターのハッキングを行う犯罪者の集団をイメージするけれども、アノニマスはそんなにかっこいい存在じゃないらしい。
日本の「ふたば☆ちゃんねる」と「2ちゃんねる」をモデルに作られた「4chan」に集まる暇人が自然発生的に集まってできた集団で、要は日本のVIPPERらと同じようなものだ。
しかし、今回の彼らの実行力には、脱帽した。
それにしても、日本のVIPPERや鬼女さんやはてなーと比べると、彼らには機動力・戦闘力があり、目的実現のための能力が高く、行動に一貫性があるのが羨ましい。
くらべて日本のVIPPERなどには、なぜそういう凄みがないのか……いや、凄みがないのが悪いわけじゃないけれども、彼らと同じくらいの実力がVIPPERらにはあるはずなのに、いささかアノニマスに見劣りするのが、日本人として悔しい。
余計なお世話かもしれないが、日本のネット集団が、アノニマスに負けないくらい力を発揮するための方法を考えてみた。
彼らには「アノニマス」という共通の名前で、サイエントロジーやソニーと戦ってきた歴史がある。
それに比べて日本では、VIPPERとか鬼女とかに細分化されていて、それらをくくる名前がない。
4chanの「Anonymous(アノニマス)」に当たるのは「名無しさん」だけど、これは、名前として微妙だ。
VIPPER、鬼女、はてなーの機動隊をまとめる、もっとかっこいい名前はないか?
ちなみに「匿名旅団」という名前を考えてみたんだけど、どうだろう?
2chanではお馴染みの人気作家の富樫作品の中の「幻影旅団」をイメージしている。
生存の優先順位が、原則、団員ではなく旅団そのもので、メンバー全員が戦闘狂、なんて幻影旅団の特性が匿名旅団にあってもいい。
VIPPERや鬼女さんのような、ネットでゆるく結び合った人間集団の名称としては、悪くないんじゃないか。
VIPPERや鬼女は、これまで、犯罪行為をネットで自慢したバカの会社に電凸を行ったり、個人情報を晒したりして、一定の成果を上げてきた。
しかし、花王やフジテレビ、電通のような巨大企業を相手では、力不足じゃないのか?
具体的な成果が挙げられないまま、ネットの話題はTPPへと移ろうとしている。
たぶん、これからもフジテレビや電通は、韓国から金をもらい、韓国に偏った、事実と異なる報道を続けるのだろう。
せいぜい潰せるのは個人程度で、企業が相手ではなんの痛痒も与えられないなんて、なんて無力なんだろう。
「敗北の味が知りたい」
なんてうそぶいていたって、結局それが実力だ。
ソニーに何百億という損害を与えたり、中近東の革命の際に政府機関のコンピュータに侵入したりと、アノニマスに機動力があるのは、「表現の自由」という共通の理想があるから。
人間ってのは、衣食のためだけでは実力以上の力を出せないもの。
現実以上の“理想”を実現しようとした時に、異常な実力を発揮できるもので、そのための「錦の御旗」が必要だ。
昔、堀田善衛という作家が「長い未来についての理想をもたぬものは、それをもつものの未来像のなかに編入されて行く」と書いていた。
理想という共通の目標がなければ、実行力を発揮しようにも、矛先はあちらに向いたりこちらに向いたり、散漫となり、結局何も成し遂げられないままに終わってしまう。
かといって、アノニマスと同じように「表現の自由」を理想として掲げるのも芸がないし、たぶん、誰も賛同しない。
理想は外から与えられるものではなく、自然発生的な、VIPPERや鬼女やはてなーたちの行動に共通して見いだせるものでなくては、たぶん共感は得られない。
あると思うのだ。
たとえば嫌韓。
韓国人だから嫌い、という人種差別的思想を持った人々は、2ちゃんねるには案外少ないと思う。
そうじゃなくて、韓国人の「歴史の捏造」や「自己中心的な態度」、「道徳や法律に反していても、反省せずに開き直る行動」に嫌悪感を感じる人々が多いのではないか。
そして、嫌韓に限らず、これまで炎上の対象となったものには、日本の匿名旅団の中の人々が抱える、共通の価値観に反するものへの嫌悪感があると思うのだ。
そういう価値観を、絞り込んで、改めて理想・信条とできれば、たぶん匿名旅団の戦闘力は上がる。
(内容は別の人に任せた!」)
アノニマスは「ガイ・フォークス」の仮面をかぶって、団結力を高めている。
やる夫の仮面をかぶるのもいいけど、他にあったらいいなと、ここも他人任せ。
……と、以上、思いつくままにダラダラと列挙してみた。
そうかねえ?
まだまだ格好よさの象徴として描かれることはあるかもしれないけど、
格好良さが残ってるとすれば、嫌われ役としてのアウトローな格好よさ。
「それでも俺は喫煙やめねーぜ!」っていう格好よさ。
昔はそんなんじゃなかったんだって。
今でいえば「Mac使ってるのってカッコいい」くらいの
ライトなカッコよさだったんだよ。
よくわからないけど、カネのない地元がいやで関東に逃げ出せたんだから、結果オーライじゃないの?
逃げ出したくもなくて、カネがないのも嫌なら、カネがまわる産業を作り出せば(観光でも工業でも農業でも中身はなんでもいい)気に入らない誘致は必要ないよね。
原子力発電所とは違うかもしれないけど、まともな産業のない便利な田舎にはラブホテルが並ぶ。景観もクソもあったもんじゃないだろうし、地元の人で気持ちのいい人もあんまり居ないだろう。日本中でそんなの当たり前だと思う。
不便でも発展してる街だってたくさんある。
「福島」(?)が発展しないのは、「カネのない地元がいやで関東に逃げ出す」人たちが文句を言うだけだからじゃないかな。文句は言っても言わなくてもいいけど、変えたいなら変える努力をする。努力せずに変わって欲しいなんて、甘い。(そして、多くの田舎の人は、考えが甘い。甘いから田舎になるのかもしれないけど)
田舎の人が思ってる以上に、都会の人はキビシイ環境で生きてきてるんだよ。常に競争社会に置かれ、教育を受け損ねれば(=高校中退とか)、最底辺で生きていくかアウトローな社会で生きて行くことを強いられる。
イナカモンが、イナカモンと笑われるのは、イナカモンだからだと思うんだけどな。
RADWIMPS、相対性理論、神聖かまってちゃん、世界の終わり、androp、amazarashi、The Mirrazといった、『語るように歌う』ロックバンドが最近勢いを増している。
彼らの大きな特徴は、その歌唱法にある。
従来のヒップホップのラップでは、声にドスを効かせたり、『Yo!』『Check It Out!』といったヒップホップではお馴染みのキーワードを口にしたり、語尾でキッチリと韻を踏んだりするが、彼らの歌唱法はそれとはかなり異なる。
ヒップホップのラップほどに声を作らず、日常会話のように、朗読のように歌詞を口にする。そのままでは朗読になってしまうので、テンポを上げて、跳ねるようなリズムを取り入れている。そこに少しメロディラインを混ぜたような歌い方。これまでの音楽にはない、独特のグルーブが感じられて、新鮮味がある。
歌詞の内容も、従来のヒップホップやJ-POP、ロックバンドと比べると一風変わっている。
従来のヒップホップの大きなテーマは『自分を誇る』ことであり、歌詞の内容も、自分のラップのスキルの凄さを自慢したり、気に入らないラッパーをDisったりといった、アウトローの雰囲気を感じられる歌詞が多かった。
それとは別にJ-POPでは『恋愛』や『前向きに生きていくこと』が比較的多く歌われる。これはヒップホップが台頭して、ラップをJ-POPに取り入れるようになってからも変わっていない。ケツメイシ、GREEN、FUNKY MONKEY BABYS、遊助、ヒルクライムなどが代表的だ。J-POPでのラップは、ヒップホップほど相手を威嚇しないようにはなったものの、依然としてヒップホップ的フックの雰囲気(『Yo!』といった掛け声)は残っている。
それらと比べると、『語るように歌う』系のロックバンドの歌は、あまりに歌う内容が違いすぎる。
彼らが歌う内容で多いのは『次元の捉え方』『記号・数式』『あの世・死生観』『死にたい』『言葉遊び』『ポストモダン』などであり、そこには従来歌われていたテーマは微塵も感じられない。歌詞はひねくれているのにメロディやキャッチーで親しみやすいから、そのギャップに困惑してしまう人も多いだろう。
それともう一つ重要なのは、ヒップホップ性を意図的に排除しているということだ。彼らはヒップホップ的なフックを全く使わない。DJもターンテーブルのスクラッチ音も入れない。歌詞の内容も自分を全く自慢しない。むしろメンヘル的なイメージさえ感じられる。アウトロー性もほとんどなく、ヒップホップを象徴するアクセサリーやファッション・アートワークも用いない。その徹底的な姿勢は、まるでヒップホップから『語るような歌い方』を奪い取ろうとする姿勢さえ感じる。そういった意味では、ヒップホップへのアンチテーゼとも言えなくない。ヒップホッパーも、この現象には困惑しているだろう。
これらの歌い方をするバンドを『念仏系』と呼ぶ人がいたが、案外的を得ているかもしれない。
この歌唱法を広めたのはRADWIMPSだが、結局のところこの歌唱法は時代が要請したものだったのだろう。価値観の反転、雇用制度の崩壊、複雑化した世界――そういった時代を表現するためには、従来の歌唱法だけでは足りなかったのだ。今後この歌唱法がどのようになっていくかは分からないが、僕としては静かに見守っていく次第である。
加えて、「不当に賛美又は誇張」してないと。
問題なくOK。
これを、「しずかちゃんが見られることを喜んでいる」と受け取る人は通常いない。
よって、「不当に賛美」してないし、「不当に誇張」もされてない。
これもOK。
ゴルゴはアウトローで、表の社会的に容認されているという描写はない。
イニDも社会的に容認されない行為であることが描写されている。
よって、「不当に賛美又は誇張」してない。
読んでないから当てはめられない。
現実社会において容認されないものであるということがわかるか、現実社会でも容認されてると思わせてしまう描写でなければセーフ。
シチュエーション次第で「不当に誇張」に当たるけど、まともな状態のヒロインがいきなり公衆の面前で真っ裸になるようなことでもない限り、「不当な誇張」とはいえんかな。
何を以て“名作”とするのかという問題があるけど。
きっと「支配者と奴隷」という言葉に幻惑されて、交渉の余地があるという違いを見出せないんですよ。
ルールを作る立場になる…という発想もないようですし。
逮捕されないでウマくやってるヤツは、どうなのさ。っていう逃げ道。
とりあえず「犯罪者やアウトローには、国家権力の手から逃げなければならない不自由さ」を感じてない時点でアウトかと。
後者はこの世界の支配階級を相手にすることで、非常にリスクが高いが、成功すれば奴隷として生きている人間とは比べ物にならないほどの自由を手に入れられる。
どこの中二病設定だよ。
つまり、奴隷としてそこそこ自由な生活をするか、そこから抜け出して本来の意味で自由だが安心は出来ないサバイバルな生活をするのか。
社会契約は過去から築き上げられて来たもので、環境に合わせて変更も可能なのだが。
この世界では常に一定の割合で後者の人間がいる。前者の人間は彼らを犯罪者とかアウトローとか呼ぶ。真に自由な生活を手に入れるためにはそういう生きかたをしなきゃならないのかも、と。
それは犯罪者とかアウトローとか言わない。犯罪者もアウトローも実際は国籍を持ってるし、その国に送還されて社会契約によって裁かれるよ。
後者はこの世界の支配階級を相手にすることで、非常にリスクが高いが、成功すれば奴隷として生きている人間とは比べ物にならないほどの自由を手に入れられる。
どこの中二病設定だよ。
社会契約を一部破っただけなら、社会契約によって罰せられるし、全部破ったら自然に殺されて終わり。
だから俺は中国には一定の期待を持ってる。
日本国籍から中国国籍に帰化するのは割りと簡単だから試してみるといいよ。
一方通行だけど。
だから俺はいつも思っているんだけどさ、この社会に生まれた時点ですでにすごい選択を迫られてると思うんだよね。
(元増田の話とはかなりズレるがごめん)
つまり、奴隷としてそこそこ自由な生活をするか、そこから抜け出して本来の意味で自由だが安心は出来ないサバイバルな生活をするのか。
文明が発達するにつれ、ほとんどの人間は前者を選択するようになった。そこそこ自由なのそこそこのレベルがかなり上がってきたからだ。それでも、そこそこの自由でしかないことに変わりはない。
勝手につくられたルールを守らされ、ルールを破れば罰せられる。そういう世界に俺は疑問を感じ始めてる。
この世界では常に一定の割合で後者の人間がいる。前者の人間は彼らを犯罪者とかアウトローとか呼ぶ。真に自由な生活を手に入れるためにはそういう生きかたをしなきゃならないのかも、と。
そもそもこの世界で成功するための方法は限られている。とことん奴隷として「順応」するか、ルールを破りながらなおかつルールに従っているようにまわりを欺くか。
後者はこの世界の支配階級を相手にすることで、非常にリスクが高いが、成功すれば奴隷として生きている人間とは比べ物にならないほどの自由を手に入れられる。
所詮この世は運頼み。支配者になれるのは支配者の家系に生まれた者だけ。よくネトゲでスタートダッシュが大事と言われるけど、まさにアレ。スタートダッシュに遅れたら後は負け組人生。子や孫まで全て負け犬人生。
もし勝ちたいならルールを破るしかない。ルールを破り、一気に支配者階級と同じところまで上り詰め、彼らと戦わなければならない。
だから俺は中国には一定の期待を持ってる。奴らはルールを平然と破り、なおかつ国際社会に順応しているように見せかけ、次々と既存の権力を打ち壊そうとしている。経済大国の日本に「経済制裁」するなど考えられないことだ。アメリカはスタートダッシュ、つまり運の良さで今の今まで世界一の大国としてふんぞりかえってきたが、そのアメリカでさえ、中国を恐れている。アメリカ(支配者)が決めたルールに従って粛々と世界2位の座にまで辿り着いた日本は、掟破りのアウトロー中国にあっという間に追い越されるだろう。これが奴隷として生きる国家の限界だ。どんなに頑張って奴隷として生きたところで、支配者には勝てない。支配者にとって奴隷は奴隷でしかない。
この世界は文明が誕生してきた時からずっと奴隷制社会だった。その通り。その長い年月を経て、彼らは奴隷をおとなしく無害な存在に変えることに成功した。俺たちはそんな奴隷だ。飼いならされた豚。だがそれでいいのか。
悔しいが俺には勇気が足りない。所詮はここで愚痴愚痴言ってるだけかもしれん。まぁなんだ、ただのひとり言だから気にしないでほしい。。
■血筋
・織田信長の末裔 (※「あの本能寺だって落城するんだぜ」と本人談)
■才能
・ちょっと勉強すれば東大法学部も余裕。弁護士、代議士もなれる。
・北野武を抜いた。映画を何万作も見てる○○会長からも全世界の映画の中でブルーベリーが一番と評価された
・金主いたら富豪になれる
■信念
・今後一生2chは絶対見ない。2ch潰す(※紙にプリントアウトしてもらったログを読むのはおK)
・アウトローは俺以外語らせない
・億の金を積まれても 兆の手形を見せられても 俺は自分の信念を取る。
■強さ
・outsiderでは相手を必ず破壊する (※大谷選手の負傷情報皆無)
・都内某所のアームレスリング大会で勝った(※大会の時間場所等の情報皆無)
・ムエタイの試合でハワイチャンピオン級の奴の足を折ったことある
・エンセン、村上などの格闘家やレスラーはみんな坊や(※他にもエンセン・村上は弱いアピール多数)
・誰も見てない路上か駐車場で前田さんとストリートファイトしたい
■人脈
・都知事と会食した
・自民党に頼んだので、2chはもうすぐ検索エンジンから消える
■逸話
・0~3歳までスーパーへ行く度にカツアゲしてた →7才にして丸井のカードを持ってた
・16才で東京制覇した(※16才の少年が1千万都市を制覇したのは史上初)
・脳内麻薬が異常に出てる特別な人間だから5日寝ないとか可能(注:不眠の公式日本記録は4日と9時間)
・テレビのゴールデン出演のオファーを蹴った(注:オファーがあったのは早朝5時台)
・後輩のケジメで自分で指をかみちぎった ・オウムの幹部を監禁した
angmar 無責任に面白がってるアウトロー気取りが鬱陶しいのはさておき、これでコミティア本体が潰せるわけもなく、一部のエロ系創作家が追い出されて終わりな可能性が高い面で闘争としてどうなのと思わなくもなく。 2010/06/03 y_arim twitter, 揉め事 私怨でコミティア潰す、か。面白そうだな。そのやり方、上手くすればビッグサイトから同人誌即売会追い出すくらいはできるかもよ。91年のコミケや94年のシティのように。 2010/06/03
angmar こういう話に関して、開き直りとか上から目線で面白がってる手合いが一番クソだと思う。というとまた「クソだとは十分自覚してるよ」とか返すのでこの手合いはどうしようもない。 2010/06/03 y_arim twitter, 揉め事 id:ululun いやー、この件については「面白そうだからもっと暴れろ」スイッチが入ってしまった。基本愉快犯なので 2010/06/03http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/akami_orihime/status/15227172705
二人は仲良し
まずは自己紹介のようなものを。
おっとそこのあなた、こんな自己紹介の時点で何か色眼鏡かけてないですか?
これが普通のことだと思うからこそ、今日はこんな記事を書いてみようと思ったのです。
きのう大学の後輩と飲んでいて、その子とは大学を卒業して以来会うのは初めてだった。
そこで話題は自然と、とりあえず僕が大学を卒業して良かったとか、この先はどうなってるのかとかいう話になった。
とはいえ、こういうとき僕に気をつかって、というか色々変なものを引き出しても面倒だし、
その辺のことについてあまり触れないでいてくれる人もいるんだけど、
この後輩はとても素直な感じかつ気をつかってくれる子で、わりと率直に聞いてくれた。
曰く、
「世間体というものは気にならなかった(ならない)んですか?」
「自分は世間体の方が重いから、留年しそうだったけど正規ルートを進みました」
ものすごく単純に答えられる筈の質問(意見)なのに、僕は答えに窮してしまった。
なぜなら、それは僕がずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと考えてきたことだから。
僕は世間体が気になるし、その重さをとてつもなく感じている。
ただ、その重さをバネに留年を回避しようと頑張れなかっただけだ。2年も。そして今も。
何が辛いかって、実際の世間の風当たりが強いとかいう以前からして辛い。(実際問題もあるけど、それとは別に)
世間の風当たりが強いと思い込んでいる自分との戦いが、まず辛い。(まず、ね。まず)
そんな思いこみ(でない場合も多々あるけど)はどこから来るのかというと、自分だ。
自分が人を見るとき、いかに世間体というフィルターでもって人を見ているか、
浪人した人、留年した人、ニート、フリーター、ワープア、ホームレス、
こういった人たちを見てきた眼差しがまるっと自分に返ってくる。
そうした眼差しは、自分が内面化した様々な価値観の底とか横のあたりにべっちょりと付いてる。
だから、いざ自分がアウトローに、当事者になってみないと、その眼差しの意味に気づくのは難しいのかも知れない。
さらに、当事者になったところで、その眼差しを捨てられるわけでもない。
僕が「世間体」で悩んでしまうのは、まったくこのためだ。
したがって、後輩の質問と意見は、殆どそのとおりに僕も思っていることなのだった。
それなのに、どうしてそう即座に答えられないのかといえば、
それは、ただ単に、僕がずぼらだから。根本的にはそう。
ものごとを勘案して動ける人に対して、動けないずぼらな僕が、伝えられる言葉がないから。
だがそれだけでもない。
やっぱり、どこかに「この扱いは不当だ」という意識がある。
「なぜ人一倍世間体を気にする自分が、世間体を振りかざす人に説教されねばならぬのだ」という気持ちがある。
これは、後輩の質問に説教の要素を感じたということではなくて、これまでに蓄積してきたもの。
この積もる怒りに同意して欲しいという気持ちが邪魔をして、「自分も世間体を気にしている」と簡単に言うことを阻んでしまう。
だから?、ついでに僕は「世間体」に同意していないことまでをも表明してしまう。
なんともややこしい奴である。
そんなわけで、僕自身は世間体というものの扱いには大変困っている。
しかし、同意しないことを貫くという考え方はちょっといい感じがしている。それが標題につながる。
たとえば、いつまでたっても親に養われ続けることを阻むものは何かと考えたとき、それは世間体なんじゃないかと思う。
現実問題として、働いた方がいいとか、将来困るとか、そういう話はわかる。それは社会全体で解決していけばいい。
しかしニートとかワープアの無縁死とか見てると、これは上でしてきたような話と関係してくるように思える。
つまり、素直な後輩が語ったように、普通の人は世間体を気にして人生のある程度を決めていく。
それができる人はいいが、世間体を気にしてもしょうがない人が気にする視線に同意して人生を決めるから、問題が起きるのではないか。
ただ、それはタイトルのような主張とは結びつかない。
タイトルの含意は、世間体の内容を新しく決めようとしてるだけだから。
こうした世間体であれば僕も気にしなくて済むから大丈夫、という話をしたいわけではない。
僕が言いたいのは、世間体は気になるけど、そんな視線に軽々しく同意して人生を決めるべきじゃないっていう単純なこと。
僕は大学留年時に親の援助をわざわざ一切絶ったけれど、何もいいことはなかった。
「いや、でも偉い」と思ってくれた人は、少し思いを馳せてもいいかもしれない。
その言葉が、僕のような者に届くとき、援助を受ける人に届くとき、どう響くのかということに。
え、社会通念上よくないとされていることを「正しい」と主張してるだけでそれは「必死になってる」と思うんだけどなあ。
本人が自分の行動が社会通念上問題があるということを認識してないわけじゃなくて、社会通念と自分の価値観に齟齬があるのは認識してるわけなんだから。
「社会通念的には女性を対等な人間として扱わなきゃいけないことになってるけど、自分はそんな社会通念ガン無視してるぜ!俺は建前なんかに縛られないアウトローなマッチョな男なんだぜ」という必死なアピールなわけでしょ。
でも「社会通念を無視できる自分」な割にはそこで自分が正しいとする根拠として「他の男も本音ではそう思ってるはずだから」というのを持ってくるところが失笑ものなわけで。
別にそこに男はみんなそう思ってる云々書いて無理矢理一般化する必要ないじゃん。
「俺は社会通念が間違ってると思う(or自分は間違ってるって分かってるけど俺は俺の道を行く)」だけでいいはずでしょ。
そのしょっぱさがますます「……自分の責任で発言することすらできなくて他人もそう思っているという言葉で責任回避しようとする姑息さが更に必死だなあ」と思う。