はてなキーワード: 片山とは
PC遠隔操作の片山さんの動機について、理解できないというコメントをしばしば見るけど、私の場合はむしろ逆で、その動機がすごくよく理解できるように感じた。むしろ「この人は私に似ている」とも思った。
それで、その「片山さんのことを理解できない」という人たちに対していろいろ書いてみたくなったのでここで書く。
元々の動機については目立ちたいとかって気持ちと好奇心だろうな、と思う。まあ、通り魔してみたいとか、爆弾しかけて予告状出して世間を騒がせたいとか、そういう多少なら誰にでもあるような犯罪願望(誰にでもあるよね...?)が人より大きかった、ということなのだと思う。メールが過剰に演出的なのもそこらへんが理由じゃないかな。
ただ、正体がバレるきっかけとなった最後のメールだけはそれにくわえて「疑われていることの苦痛・不安を払拭したい」という気持ちがあったのだと思う。基本的に「打算的な」行動というのができないというか、リスクを適切に判断することについては大変に苦手なので、よく指摘されているような「あのメール出さずに裁判続けてれば無罪になれたのでは」「あのメールを出すことでバレるリスクが急激に高まったのでは」なんて考えは頭にない。
まず犯人として疑われている状態に対する「不安」があって、なんらか行動起こさない限りはその状態が続く。だが真犯人を装ったメールを出しうまくいけばその「不安」をなくせる、となればメールを出すさ。それがうまくいく確率とか、そういう打算的なことを考えるのがとにかく苦手なのである。現状不安で、その不安を払拭する方法が真犯人を装ったメール出すことしか思いつかない、そうなればメールだすさ。あとはただ単にあまり頭が良くないというのもあるけど。
あんまりなかったんじゃないかなあ。といっても、おそらく他人から責められることをひどく恐れるタイプには見えるのでそういう意味でサイコパスとは違う(サイコパスは、そういった人から非難されることの恐怖がまったくない人たちだと思っている)。ただその恐怖を「罪悪感」として肯定的に捉える認識フレームが育っていなかった、という感じなのだと思う。
この、「罪悪感はないけど人から責められることは怖い」というのが非常に重要で、これが上に述べた最後のメールを出すに至った動機にもつながる。
罪悪感があれば当然そもそもこんなこと(追加のメール)はしてないだろうし、かといって責められることが怖くなければわざわざリスクを負って現状(ひどく不安で苦痛な日々)から抜けだそうと思うこともなかったんじゃないかな。
責めを負うことの恐怖についてはむしろ人以上で、むしろそれ故に恐怖から逃げることを選び罪悪感が育たなかったのだとも思っているけれど、これについてはあまり考えがまとまっていないので書かない。
全部妄想なので当然ながら全く違うかもしれません。
河川敷に埋めたとかNDAが検出されたとか、決定的な証拠がでてきても発見の経緯がおかしいとか捏造だとかって言ってる人がけっこういたじゃん。
本人が自白したからいいけど、仮にずっと否認し続けたら今でも「警察の捏造」「真相は分からない」「片山被告は犠牲者」みたいな空気なんだろうね。
http://www.e-kantei.org/DNA/009.htm
DNA鑑定の結果が出るまでの日数は、最短2日
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1324713128
普通拭きとるだろうという部分に関しては、監視されてると思わず、見つかると思ってなかったので全く配慮してなかったとのこと
スマフォやSIMの具体的な入手方法や機種、品名は気になりますね。ちなみに、使われたとされるプリペイドSIMはデタラメの情報で使用可能らしいです
http://getnews.jp/archives/580337
最後に僕が疑問に思ってること
片山さんが保釈を取り消されて、収監された直後の会見での動画(17:00~19:40くらいまで)
https://www.youtube.com/watch?v=9sCshoAfjlc#t=1020
弁護士「野間さんから与えられたパソコン以外の秘密のパソコンでメールを作成していた」
弁護士「文章はパソコンで作って、それをSDカードでスマホにセットして送信している」
弁護士「それはどっかに隠してると言ってました」
記者「自宅ではなくて?」
弁護士「うん、自宅ではなくて」
このパソコンはどこにあるんでしょうね
<追記>駐輪場の屋根裏に隠されてたそうです(http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140521-567-OYT1T50120.html)
金曜日。真犯人メールが送られてきて、真犯人かそうじゃないか、もしくは、自作自演か、場合によっては、警察が謝罪することになるかもしれない
様々な憶測が飛び交った
そして月曜日。警察が自作自演として裁判所に保釈取り消しするとの報道が出て、彼は失踪した
それから僕は、彼の安否が心配になり、彼の生存情報を待ち続け暇さえあれば、ニュースサイトなどをチェックし続けた
正直、夜もあまり眠れないくらいだった
普段より早く目が覚めてしまい、普段は見ないテレビもつけながら彼の続報を待った
そして彼の生存が確認され「私は真犯人」という衝撃的な告白をして収監された
佐藤弁護士は、前日に「彼は絶対に無実だ」と記者達の前で激高したが、裏切られたとか怒りとかは感じてないと言っていた
佐藤弁護士は、本当に人情あふれる熱い素敵な弁護士だなと思ったのと、そんな弁護士と出会い接してきた片山に少しでも心の変化が起こってればいいなと思う
喪服の死神にしろ、今回の片山ゆうちゃんにしろ、経緯を知るにつれ「マンガみたいだなあ」と思ってしまう。マンガを選択したのは、俺がマンガ好きだからで映画でもドラマでも小説でもいいんだが。
その思った理由は、本人が「自分がこうなった原因は分かっている」と主張しているからだ。自分はどういう人間で、だからこういうことをしてしまうんだと、あまりにも明確に決めてしまっている。自らをキャラクター化しているというか。「あたしってー天然ってよく言われるんだー」と同じような嘘くささを感じる。
物語はどんな犯人にも犯行に向かわせた原因と、それにそった性格を与えられ、最終的には回収される。でも現実ではもっと理不尽に、もっとつまらない理由で犯罪は行われ、物語は破綻しているものなのだ。こういう言い方をすると誤解を招くかもしれないけど、たいていの犯罪者は普通だ。
彼らは普通になりたくなかった。自分は警察や検察、世間を翻弄して嘲笑う頭の回転が早い犯人。なぜならこれこれこういう過去があって、こういう性格だからです。
そう自分で思い込んでしまうと、そのキャラ設定にあった行動をしなくてはいけなくなる。具体的に言うと、同人誌即売会に脅迫文章を送らざるをえないし、河川敷でスマホを埋めざるをえなくなってしまう。
そして警察には、頭の回転が早い犯人に翻弄される愚かなキャラクターを当てはめてしまった。泥臭くて時代遅れで自分を追い詰められるはずがないという、単一のキャラクター設定。しかし残念ながら、人はそんなに単純ではなく、集団ならなおさらだ。
彼らの物語を断ち切ったのは人数の力である。物語では、自白を強要する愚者が他方で賢者であるはずがなく、分析のプロと尾行のプロと泥臭い時代遅れのキャラが同居することもない。現代の警察は物語が成り立たないほどのチートだと思う。監視カメラのせいでミステリーがやりにくいったらない。
他人のキャラクターを勝手に設定して失敗する人は多いだろう。自分の決めたキャラクター設定から外れた行動をとれなくて損をする人も多いだろう。今回も、警察や検察は冤罪を作り出す悪の集団だとキャラクター設定して恥をかいてしまった人もいるだろう。つまり俺である。
ごめんなさい。
今一番怖いのは司法が逆転大勝利に酔って、これまでさんざん指摘されてきたプロセスのまずさの改善が一切手付かずになることだと思う
警察を叩く人や、ゆうちゃんを擁護する人はバカだみたいにいう人がいるけど
4人も誤認逮捕して、自白までさせてるのに、また誤認逮捕ではと疑うのは当然
仮に黒だったとしても、酷い扱いだったし
彼は、最初は軽い気持ちでやったが、上手くいって調子に乗ってエスカレートしていったようだ
政治思想とかそういうのはなく、単純にこういうことが楽しかったんだろう
結局は、C#が使え、iesysも職場で作ってて、猫の首輪をつけてる時の映像も、ぼやけて確認しづらいが、検察が裁判で公開した映像で首輪をつけていたらしい
ただ、カメラだけは、スマホではないカメラで撮り、そのカメラは捨てたらしいので、スマホからは猫の画像が出なかった。と言う部分は警察もハズレたが
本当は刑が確定した後に、真犯人からメールが送られてくるように仕掛ける計画だったらしいが、母親が可哀想という理由から計画を早めてしまってボロを出してしまったようだ
一度は失踪し、自殺を図ろうとしたらしいが、結局自殺できず、佐藤弁護士へ電話し、説得され弁護士事務所に出頭し、検察に身柄が引き渡されたようだ
「私が犯人」という告白を受けて、佐藤弁護士は、怒りは感じなったらしい、なんとなく薄々感じてたのかもしれないし、むしろ本当のことを告白してくれてほっとしたのかもしれない
佐藤弁護士は、非常に懐の温かい熱い素晴らしい弁護士だなと一連の記者会見等を見て思った
片山被告がやったことは許されることではないが、4人の誤認逮捕をしてしまったのは警察の落ち度でもある
限りなく黒だろうけど、無罪になるだろうと思っていたが、あっけない幕引きだったけど、事実は小説より奇なり、いろいろと考えさせられる事件でした
http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20140306/p1
1年以上拘留されて疲れきっているところでこれだけの会見が出来る人物である。もちろん、取り調べの時もロジックは明瞭だっただろうし(仮に検察側が絶対に犯人だと確信して取り調べていたとしたら「なんてワルなんだこいつは!!!」って思うだろうね)、保釈されてこれだけ堂々と自分の主張をしゃべることが出来る。仮に犯人だったとしてもリスペクトが必要なレベル…
こんなの保釈したら検察側の無茶ぶりがはっきりしちゃうもんなwもっと早く保釈すればよかったんだよというか在宅起訴でも良かったくらいだろ…長引かせたせいでかえって不利になったんじゃないの検察側。
自由まぶしすぎワロタ
片山の件も小保方の件もまあ今のところ似たような感じがする。ニュースへの反応が。
「**を支持していた人は反省しろ」みたいな反応が現れる。アホの極みだ。
別に小保方氏の論文が欠陥だらけだったとしても、小保方氏を取りまくメディアの報道が
酷かったことには変わりないだろう。それぞれの問題は両立する。
でも、どちらかの立場に立たないと議論ができない人がいる。
こういう人は問題点の整理ができない。ニュースを見て、最終的に正しいっぽい方の立場に立つだけ。
さらにこういう人が問題なのは、判断における歴史性を見ないことだ。
判断できる材料がない時点で下した判断を、あとになって遡及的に批判する。
このポジションの取り方を自分に許せば、どんな議論も勝つことができる。
その代償に議論の価値を全部投げ捨ててるわけだけど。
インターネット上では、失言やスキャンダルを追及すると、追及した側にも失言やスキャンダルが発覚し、
しかし、ここでいうブーメラン効果は心理学の効果についてです。
ある人が、他の人を説得しようとした結果、その相手が説得する側の意図する意見と
そのブーメラン効果を利用した情報操作の手法が、ソ連共産党の手法としてWikipediaに取り上げられています。
つまり、官制マスコミの報道への不信感や反体制派への同情を逆手にとって、
逆説的に体制にとって都合のいい方向に誘導するという手法というわけです。
俺は遠隔操作ウイルス事件の片山祐輔被告の最近の動向を見て、この「ブーメラン効果」を思い浮かべたからだ。
「真犯人からのメール」が荒川の河川敷にスマートフォンを埋めた上での片山被告の自作自演だと報じられた。
それが警察の捏造だというなら堂々と反論すればいいはずなのに、片山被告は記者会見をすっぽかして逃げた。
俺も片山被告は冤罪だと信じていたけれども、以降はクロだったんじゃないかと疑い始めるようになった。
そしてその翌日、片山被告はあっさり遠隔操作ウイルス事件の真犯人だと認めてしまった。
さらに前日の会見で、河川敷のスマホを「味噌樽のズボン」と袴田事件を引き合いに出して警察による捏造だと
強く示唆したはずの弁護人でさえ、あっさりと無罪主張から手を引いてしまった。
その結果どうなったか!?
警察や検察の取り調べや捜査の手法に批判的な人が大勢釣られ、面目は丸つぶれだ。
もちろんこれで警察、検察の手法が正しいということにはならないが、
片山被告の冤罪を主張してきた人々の主張の信憑性に疑問符が付く印象が付くように操作される結果となった。
警察や検察は、まさにマスコミや警察、検察への不信感を逆手にとって、
まんまと多くのジャーナリスト、ネットユーザーらを釣ったことになる。まさに入れ食いだ。
そこからつい最近までは真犯人説と冤罪説が半々くらいまで盛り返しつつあったというイメージだったかな。