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2023-10-11

Mリーグ菅原三暗刻見逃しと麻雀界の女流軽視

私はMリーグの影響によって、麻雀は世の中に競技として認知されるものだと思っていた。


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麻雀界隈はクソ狭いので、先週あった菅原選手三暗刻の見逃しがいまだにロングバズになっている。


大雑把に概要を書くとこうだ。


索子ホンイツをやっていた親を落としたラス目の菅原千瑛選手

・形は中3 3s2s2s2s1s 白2(あと索子のなんかしらをチーしている)

・2sは菅原選手目線は全見えのため、現時点の2s白のシャンポンは白の片上がり状態になっている

・トイメンの鳴きを入れている勝又選手には3sも1sも現物

4s勝又選手がポンしており3見え

・そこに菅原選手が1sを持ってきた

・そこでツモり三暗刻の形にとれるところを1sツモ切りとした

・結果白をツモって満貫をあがった


結果だけ言えば、菅原選手は1sのツモ切りがなければ跳満になっており、その後オーラス松本選手に放銃してラスに落ちた。あの跳満があればラスにはなってなかったのにね〜と、神目線の感想はこうなる。


その後菅原選手インタビューでこう語っていた。


「親被りがきつかった」「1s切りの思考3sは現時点では勝又選手に通るが、その後危険な牌になる可能性がある。もう一度3sを持ってきたときに1sを切れるから1sツモ切りとした」「あと白であがりたかった、ラスなので打点を見た」


ここで視聴者から疑問の声があがる。


打点見るならツモり三暗刻にとるだろ

4sはポンされており、3sはそこまで危なくない

・すでに2sは全見えなのだから、とりあえずツモり三暗刻に構えて、もし松本選手などからリーチが入って、持ってきた3s危険牌だと見た場合には2sノーチャンスの1sを切ればいいのではないか

3s切りの方が打点的にも、今後の守備的にもいいのではないか

・2sは全見えなのだから、単純に1s分あがり枚数は増えるのに

・単純に三暗刻を見逃したのではないか


その後菅原選手近代麻雀インタビューか何かで三暗刻の見逃しは否定していたみたいだが、私はインタビューの内容も全面論破されているし、まぁほぼほぼ見逃したんだろうなぁ〜と思っている。


個人的には菅原選手ビーストの決勝のオーラス伏せてOKの展開で、なぜか安全牌を抱えず進行して、あわや新井プロチートイに放銃するのではみたいなシーンもあったし、決勝卓の4人の中でもそんなにうまくはないよなぁと思っていた。さらMリーグに入ってから試合も見ているが、正直なかなかに危なっかしいし、菅原選手トップをとった対局でもオーラスにドラの西を引っ張り、その後だいぶ経ったあとにまた持ってきた西をぬるっと切ったときも、神目線ではチートイが2人いたので、この西をこの順目で切っていいのか…?黙聴の可能性ってないのか…?伏せてトップなのに…?と思った。そのため、菅原選手に対してはそんなにうまいとは感じていない。まぁこれは私の個人的感想なので許して欲しい。


話は戻る。前述した「菅原選手三暗刻見逃し」についての視聴者批判が、その後プロ近代麻雀あたり(主に連盟連盟好きな人たち)の目に留まり、結果視聴者側が猛烈な批判を喰らうことになる。


「打牌批判をするな」みたいな人もいれば、「菅原選手ミスなんてしていない!」という人もいれば、「誹謗中傷はやめろ!」みたいな勢力もいた。私自身はどこかに悪口を書き込んだことはなかったが、友人と通話しながらあの対局をみて、インタビューを聞いて、友人と「いやこれはミスだろうな〜」と話していたので、こいつらからすれば私も批判対象なのだと思う。まぁそれは致し方ない。批判する者は批判される覚悟必要なのである


ちなみに、誹謗中傷はよくない。いいわけがない。


一方で、私がなぜ今までこんなに必死こいて麻雀観戦を趣味にしてきたかというと、麻雀というゲームにおいて、頭のいいやつらが頭のいい読みをする姿見ていたいと思っていたかである。だから打牌の理由も知りたい。お前らはプロなんだから素人に教えてくれよ。そう思っていた。しかだんだんとそれもタブー視されつつあるようだった。


渋谷アベマズの白鳥選手はこの騒動後、こうツイートしている。


「よく選手にこの打牌説明してくださいとか牌譜検討してくださいとかSNS上で言ってるの見かけるようになってきたけど、俺とかは好きにやってるだけでやってない人に文句言うのはなんでなん?と思う。やってる人は好きでやってるだけでmustじゃないからな。ちょっとでも不思議なことをしたら絶対一個一個説明しなきゃいけないの??」


彼なりの擁護なんだろうと思う。白鳥選手は定期的に炎上にクビを突っ込んでは優しいフォローをしているので、いつも通りといえばいつも通りである。私は誹謗中傷の内容は把握していないが(どうやらアベマのコメ欄が凄まじいらしいが、プレミアム会員じゃないので遡っては見れない)、こんなことをツイートするくらい酷いことをいわれたんだと察する。


しかし、そもそもなぜこれがこんなにも炎上しているのだろう。


多井選手が先ほどyoutubeに切り抜き動画をあげていた。菅原選手三暗刻見逃しに触れた内容だった。


「正直3sは切った方がいい。しかし、俺や寿人3sをツモ切りしたらお前らは必死理由を探すはずである。多井がこうしたのには理由があると。女流からって瞬間的にミスだと判断するな」


このようなことを言っていた。麻雀界隈は女流軽視とか女流蔑視みたいなものに触れるのが好きだ。女流からと即座にミスと言われていたら、それは確かに女流軽視で、蔑視なのかもしれない。


しかし、私はそうは思っていない。


打牌批判というのは男にも女にも発生している。少なくとも、私は定期的に目にしている。お前絶対このプロよりうまくねえだろみたいなおっさんが、一丁前にプロ相手批判をしているのをよく見る。しかし、男に対する批判というのはほぼ問題にならない。醍醐選手4p切り叩きが近代麻雀のあたりで持ち出されるようになったのは、菅原選手三暗刻見逃し叩きがあって、それからである


醍醐選手検討配信でこう発言している。


黒沢選手にもう数巡でこの4pは切れなくなると思った。今見ても4p先切りだと思う」


このように今までのMリーガーはだいたい自分の口から説明したり、指示厨のおっさんと戦かったり、もしくはガン無視したりしてきた。あとそもそもここまで死ぬほど麻雀で戦ってきて、自分に自信もあるし、そのへんの素人言葉なんて聞き流せる。もしかしたらものすごく傷ついてるのかもしれないが、そんな風には見せない。


萩原選手なんかもよく批判の的になっており、萩原選手の打牌を揶揄したブログなんかも存在する。しかしこれも、別にわざわざプロやその周りが取り上げて問題にはしていない。先日の萩原聖人の牌隠しもなかなかに燃えていたが、公式が「本人は反省してます」とむしろ謝罪して終わっていた。


男の炎上批判問題視されないことはもちろん、近代麻雀プロ炎上スレスレ発言をさせてそれをインプレッション稼ぎに使ってポイ捨てみたいな傾向まである。そんなところに媚を売らないと取り上げてもらえない麻雀界隈というのは本当に生きづらいんだろうなと感じる。


昨シーズン、松ヶ瀬選手に確か茅森選手ハイテイで發を切って放銃していて、それも結構叩かれていたが、茅森選手は(たぶん)ガン無視していた。私はフェニックス応援していたため、あの放銃は結構ショックだったが、なんの言い訳もせず耐える姿を見て、おそらく自身反省しているし、楽屋でもなにかしらの会話は行われているのだろうと思っていた。


これがプロである者の、男女平等の姿であると私は感じていた。これだから、きっと麻雀は今後「競技になりうる」のだと思っていた。


となると、やはりなぜ菅原選手三暗刻見逃し批判あんなにも問題になったのだろう。


菅原選手言及していた、プロ近代麻雀関連の方は「女だから批判しているんだ」という方がよくいたが、それはあなたたちにも返ってくる言葉だと私は思う。あなたたちは菅原選手が女で、可哀想から擁護した。(その証拠擁護として「ひろえを泣かせるな」「可哀想」「可愛いから気に食わないんだろう」というワードが本当によく目立っていた。対等な人物で、プロとしてリスペクトしていたらミスミスを疑うような盤面で批判を受けて、こんな擁護は見られないと思う)


今まであなたたちは男の麻雀プロに対して行われた打牌批判にこんな擁護したことがあっただろうか?男の麻雀プロだったら、ここまで擁護できただろうか?多井選手は例えばチームメイトあんミスをしたら、あん擁護動画を上げられていただろうか?あなたたちは批判された男性プロに対して、わざわざインタビューして、記事を書いて、何日もかけて擁護ツイートしたことがあるだろうか?


おそらくこのままでは麻雀競技になんかなれない。Mリーグのかかげた目標であるオリンピック競技にもならない。それは麻雀界隈が女だからといって擁護されるような古びた世界からである


これまで批判を受け止めて、インタビュー反省言葉を述べていた女流や、黙々と技術を高めて、上位リーグ活躍している女流があまりにも不憫だと感じた。「女だから許される」「女だから仕方がない」「女だから可哀想」「女だから守らなきゃ」と思われるような価値観で構築されている中で対等に見られるよう、努力が強いられるからである


男も男で不憫だ。「男だから大丈夫」「批判も仕方がない」「男だから近代麻雀のやつらに名出しで批判を書かれてもぐっと我慢しなければならない」そんな世界でそれでもプロとして立ち続けなければならない。


あなたたちは昨今話題の「女流軽視」などのワードを持ち出して、今の時代理解した気になっているだけで、自分たちの潜在的差別意識に気づけていないことにそろそろ気づいた方がいい。男女平等とは女性として受けていたデメリットをなくすだけでなく、女性として受けていたメリットも捨てることだからである


菅原選手はもう12年もやっているプロなんじゃないのか?自分言葉で述べたり、無視したり、戦える人間ではないのか?周りが囲い込み、城壁を作る必要がある人間だと、あなたたちが証明してしまっていいのか?



女流軽視とは一体なんなのだろうか。



追記・「男性プロこのミスはここまで叩かれていない!」みたいなことをいう人がいまだにいるので追記すると、菅原選手の件がここまで盛り上がったのは三暗刻についての言及をしないインタビューをして、三暗刻見逃しの疑念を増加させ、さらミスを認めることも、その選択説明することもなく「インタビュー麻雀もうまくなります」(私は三暗刻見逃しなんてしていませんという匂わせ)とツイートし、その後多くの周りのおっさん自身擁護をさせたことが要因であるとおもう。(本人が擁護を望んだわけではないと思うが)

インターネット黎明期に育った30代前半とは思えないSNSの使い方である。「こういう思考で1sを切りましたが、これはあがり枚数的に3sを切るべきでした!!」とでもいっておけば、そうだよな〜と溜飲を下げた人たちも多数いたのに。(菅原選手においてはインタビューでも基本的に打牌選択反省や、もしかたらここはこうしたら上がりが見えたかも?などの対局の振り返りや説明よりも先に「親被りが痛かったで〜す」「ずっと配牌がきつかったで〜す」が先に出るタイプなので、こんなのは高望みだとは理解している)

まぁ麻雀界隈においては女流麻雀選択説明よりも、自撮りをあげることが大切なのだからこのムーブが正解なのだと思う。私は女性として守られることなく、1人のプロとして対等に見られようと努力している人を応援したくなるがこれも好みの問題だろう。

麻雀は「守りたくなる女を囲いたいだけのおっさん」が多数見ていて、そこの需要をめちゃくちゃ満たしている。そう考えれば非常に頭のいい選択のような気もしてきた。菅原選手にはこれからもぜひ女性として守られて生きていって欲しい。

2023-04-10

『Shape of My HeartSting 和訳

https://www.youtube.com/watch?v=NlwIDxCjL-8


男はひとり 瞑想するようにカードを切る

誰も気付かない

彼の興味が賞金や 名声にないことには

答えを見つけ出す

そのためだけにカードを手にする

偶然という名の神聖幾何学

いくつもの可能性に隠された

数字がかき乱す法則を 解き明かすため

スペード兵士の剣を表し

クラブ戦争兵器を示す

ダイヤはそこからまれる富で

ハートが示しているのは この心とはちがう奇妙な形


男は ダイヤジャックを持っているかもしれない

それともスペードクイーンを伏せ

キングを手の内に隠しているのかもしれない

いくつもの勝負記憶が薄れていくなか

心を隠し 男は答えを探し続ける

スペード兵士の剣

クラブ戦争兵器

ダイヤは そこからまれる富

ハートは 心はこんな形をしてはいない


もしも好きだったと伝えたら 何かの間違いだと彼女は思うだろう

平気で嘘をつける人間ではないのに

カードを手にするときだけは 本心仮面で隠す

語りたがる者ほど何も知らず やがてはその代償に気づく

どこにでも溢れている 不運を呪う者のように

恐れから生じた迷いに囚われる者のように

スペード兵士の剣

クラブ戦争兵器

ダイヤは そこからまれる富

ハートが示しているのは この心とはちがう奇妙な形


***

最初歌詞を見たときに「ハートのエースが出てこない」みたいで、なんだかなあと思った記憶があったのだが、訳すと結局はそんな感じになってしまう困った歌詞

スティング本人によると「ラブソングではなく」孤高のギャンブラーを描きたかった、とはっきり言っているので、これ以上膨らませるのも難しい。

しかし、サビの部分や「彼女に愛していると伝えたら~」のくだりで、急に三人称から一人称に変わって主人公視点になるのと、美しいギター音色とで、普通ラブソングにしたくなるよなー。

実際その方がおさまりもよさそう。

個人的には、「神聖幾何学」「可能性に隠された法則」とかむずかしげなことを言いながら、トランプの絵柄の話ばかりしてる主人公はいったい何なんだという気持ちになった。

麻雀でいえば、「索子は竹、筒子お金、でもこの風牌は俺の風じゃない…」とずっとブツブツ言ってるみたいな。

なんだそいつ

スペードクラブダイヤ、Jack、QueenKing歌詞に出てくるのに「ハート the hearts」と「ace」は直接出てこないので、

やっぱり、ハートのエースが出てこないんだろうな


anond:20230408121223

2022-08-18

ラス回避出来なかった

ソーズが一切切られてない上家から立直

2巡前に二索切ったから通ると思ったらロン

立直前に切った索子立直後だと勘違いしての放銃

しかも二索を二巡前に切らずに七対子立直してたらロン牌でツモ上がれてたという

うっかりミスは仕方ないとして上家は流れからしてダマのメンチンするタイプじゃなさそうってのは読めばよかった(実際は別にメンチンじゃなかった)

これで7700振って終了 最後門前固執してドラ3を棒に振ったし ネト麻だと順目を勘違いした放銃よくある

そのミスさえなければVS二階堂亜樹で3連トップするとかあったんだけどな

2022-03-14

食べ物ならなんでも食べられる好き嫌いない俺

麻雀で喩えると全ての役覚えてて上がれるみたいな状態

食わず嫌いとかアレルギーの奴は喩えるとタンヤオとかチャンタを縛っているようなもん

しか最近高血糖を指摘され甘いものや脂っこいものを避けている

喩えるなら索子チンイツ系でしか上がれないような状況に陥っている

非常にヤバいし辛い 

2021-05-01

オリンピック太平洋戦争

さんざん言われてるけど、なんかすごい太平洋戦争突入した経緯に実感持てたわ。

オリンピックは「誰も中止する決断をしたがらない」って言われてるけど、太平洋戦争も「誰もアメリカに屈する決断をしたがらない」からなし崩しに開戦しちゃったんだろうなって。

いったん開会式が始まったり真珠湾攻撃しちゃったら、もう中止とか外交交渉なんて無理で、「いかにしてうまく開催する/勝つか」を考えるしかなくなるもんな。

麻雀で、萬子が6つくらいしか手元にない状態で染め手を作るのを決意したときに似てる。とにかく他の手の可能性を考えずにひたすら筒子索子を捨てて萬子を鳴きまくる。効率は悪いけど考えるのが楽なんだよな。「どう染め手に持っていくか」だけを考えていれば済むから。「他の役も狙えるんじゃないか」なんて悩むのは疲れる。染め手と決めたらひたすらそれに向かって突き進む。それで負けることも多いんだけど、小手先以外のことを考えなくていいからすごい楽。

きっと、今の政府も昔の軍部も、そんなふうに思ってたんだろうなぁ。

2021-03-07

索子出そうず”

索子出そうず”との一致はありません。

2021-01-12

できるかぎり簡単麻雀説明してみる

前提

オンライン麻雀ゲームで遊ぶものとする。

まり牌の扱いや得点計算などはゲーム自動的にやってくれるので詳しくは説明しない。

麻雀とは

同じ数字の牌や、連続する数字の牌を集めると、その組み合わせ(役)によって得点が決まるゲーム

ポーカーを複雑にしたようなもの

自分が持っている牌は13枚。

毎ターン1枚の牌が配られてくるので一時的に14枚になる。

14枚の中から要らない牌をひとつ捨ててターンエンド。

同じ数字[8][8][8]や連続する数字[4][5][6]で「3枚」ずつ揃えていく。

これを面子メンツ)と言う。

同じ数字メンツを「刻子コーツ)」、連続する数字メンツを「順子(シュンツ)」という。

それとは別に、同じ数字の牌を2枚揃える必要もある。これをアタマと言う。

メンツ×4組+アタマ2枚の合計14枚を揃えたときに役が出来ていればアガリ

牌種

麻雀牌は四種類ある。

萬子

マンズ。一萬とか二萬とか書いてあるやつ。

筒子

ピンズ。丸が書いてあるやつ。

索子

ソーズ。竹みたいなのが書いてあるやつ。

字牌

東・西・南・北・白(何も書いてないやつ)・発・中。

メンツを作るには同じ種類でないといけない。

たとえば[2萬]と[3筒]と[4索]があってもメンツとは見なされない。

[2萬][3萬][4萬]とか[2索][2索][2索]などのように揃える必要がある。

また、字牌に順番は無いので、[北][北][北]みたいに刻子で揃えるしかない。

同じ種類かつ同じ数字の牌は全体で4つしかない。

たとえば[1萬]が既に2枚捨てられていたら、自分が[1萬]で刻子を作ることは出来なくなる。

副露

他のプレイヤーが牌を捨てたときに取れるアクションとして「チー」「ポン」「カン」がある。

チーは「ひとつ前のプレイヤーが捨てた牌を拾って順子を作る」というもの

たとえば、自分が[1萬]と[2萬]を持っているときひとつ前のプレイヤーが捨てた[3萬]を「チー」することで、[1萬][2萬][3萬]の順子を作ることができる。

ポンは「いずれかのプレイヤーが捨てた牌を拾って刻子を作る」というもの

たとえば、自分が[5萬][5萬]を持っているとき、誰かが捨てた[5萬]を「ポン」することで、[5萬][5萬][5萬]の刻子を作ることができる。

カンはポンの4枚バージョンで、ほぼポンと同じ。

既に[5萬][5萬][5萬]が揃っているなかで、誰かが捨てた[5萬]を「カン」することで、[5萬][5萬][5萬][5萬]を作ることができる。

この4枚組は、3枚組の刻子とほぼ同様に扱われる。

「チー」「ポン」「カン」することを「副露(フーロ)」もしくは「鳴く」などと言う。

和了(アガリ

自分で牌を引いて和了ることを「ツモ」という。

相手が捨てた牌を拾って和了ることを「ロン」という。

ツモの場合は他のプレイヤーから均等に三分割して点数をもらう。

ロンの場合は当たり牌を捨てたプレイヤーから点数をもらう。

4メンツとアタマを揃えても、決められた「役」がなければ「役なし」となって和了れない。

麻雀の「役」は同時に複数が成り立つ。

和了ったときに成立した「役」をすべて足し合わせて得点計算する。

たとえばタンヤオピンフは同時に成り立ちうる(これは有名な組み合わせでタンピンと略される)。

基本的な役。

断么九(タンヤオ

2〜8までの牌だけでメンツ+アタマを揃えて和了る。

鳴いても成り立つ。

平和ピンフ

すべて順子+アタマで揃えて和了る。

タマ字牌役牌を使っちゃダメ。鳴いたら成り立たない。

このタンヤオピンフが基本中の基本。

これだけ覚えてどっちかを目指せばいい。

立直リーチ

鳴かずにメンツを揃えて「リーチ宣言をしたあと和了る。

リーチ宣言すると、それ以降は手牌を入れ替えられなくなる。

一発

リーチしたあと一周するまでに和了る。

門前ツモ

鳴かずにメンツを揃えてツモで和了る。

役牌

・[白][発][中]を三つ揃え

・[東][西][南][北]のうち場に合ったもの三つ揃え

「場」の概念はややこしいので説明省略。

ドラ

よくわからんルールによりドラが決定される。

ドラになった牌を持っていると和了ったとき得点めっちゃ高くなる。

厳密には役ではないのでドラだけで和了ることはできない。

本戦

鳴かずにメンツを揃えていけば、自然リーチ・一発・門前ツモを狙う状況になる。

そこにタンヤオピンフも絡めばそれだけで得点が跳ね上がる。

ただし鳴かずにメンツを揃えるのは大変である

鳴けば和了やすくなるが、リーチなど多くの役が成立しなくなり、全体的に得点が低くなる。

ただしドラを持っているなら攻撃力の低下を補うことができる。

まり「鳴くかどうか」で基本戦略を大別できる。

将棋における振り飛車居飛車のようなものである

他のさまざまな役は、中級者になってから覚えればよい。

結論

これでも相当に省略して説明してるんだけど、こんなにルールが乱雑なゲームってある?

やっぱ麻雀ってクソだわ。

2017-08-21

https://anond.hatelabo.jp/20170821002020

まずは、自分が役作りをするために、どんな捨て牌をしているか?考えたらいいよ。

タンヤオを狙う時は、最初に一九字牌を捨てるやろ?

逆に、チャンタ系を狙ったら、四五六牌が早めに捨てられる。

一色狙いなら、萬子索子筒子のどれか一種けが捨てられてこない。

国士無双混老頭清老頭、なら、2~9が満遍なく捨てられる。


初心者は、捨て牌の傾向からリーチに一発で振り込むことを避けるところから始めると良い。

タンヤオっぽいなと思ったら、一九字牌を捨てるとかね。

もちろん、七対子平和のように捨て牌から傾向が読めない役もあるので、

そこに振り込んだ時は諦める。

リーチ者に対して安全牌ばかりを捨てるようになったら、こいつは降りたなと判断する。


次に考えるべきは、ドラがいつ捨てられたか?を見る。

ドラはそれ自体で一翻になるので、自分の役に使えそうなら遅くまで残すし、

役に立たないと思えば早めに捨てる。

後半になって、手持ちのドラを切り出して来たら、既に聴牌している可能性が高いと考える。

あとは場に何枚捨てられているか?を数える。

発が3枚捨てられていたら、4枚目の発は国士でもない限り安全牌。

萬子の3が4枚捨てられていたら、萬子を123 or 234 or 345 と持っている人は誰も居ない。

とりあえず、このくらい。

 
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