はてなキーワード: 夫婦別姓とは
どうも勘違いしてる奴いるけど、
「夫婦同氏制度は違憲とは言えず、国に損害賠償の義務なし」って判決なだけで。
意外と知られてないけど、国際結婚なら姓を変える必要はない。国際結婚の場合は夫婦別姓も認められている。相手がラテン系だったりすると、ミドルネームになったりする。マルクス・田中・トゥーリオ、みたいに。
レディの扱いもわかってないのに威張りくさってる、おまけに夫婦同姓も強制される日本男児には見切りをつけて、かっこよくて金を持ってる外国人を狙おう。
国際結婚が日本女性の間で大人気、理由の一つが夫婦別姓、みたいな状況になれば国内の保守系おじさんも考えを変えるんじゃないかな。
やはり「男の姓は固定されるべきもの」という風潮が強いんだと思う
そこで男がパーペキに女の庇護下に置かれてるパターンが増えれば「女の方に姓を合わせる男」が増えて、
男の姓の固定化は瓦解し出す
そしてこれは逆に女の姓の固定化の風潮に貢献するだろう
というわけで女性の方、誰か僕を養ってくだちい
そこで急に話の筋がおかしくってると思うんだよね。
いや、まちがってるから。その要約。
原告が争点として訴えたのはこの三つ。
すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
だからまずもって、「夫婦別姓の争点はアイデンティティと男女平等」だけではなくて、経済的、政治的、社会的な権利全般も対象に入ってるし、その後もちゃんと不利益について論じられてるわ。
で、最終的に棄却なのは周知の通りだけど、それはなぜかというと
夫婦同氏制の下においては,婚姻に伴い,夫婦となろうとする者の一方は必ず氏を改めることになるところ,……そのことによりいわゆるアイデンティティの喪失感を抱いたり,
婚姻前の氏を使用する中で形成してきた個人の社会的な信用,評価,名誉感情等を維持することが困難になったりするなどの不利益を受ける場合があることは否定できない。
そして,氏の選択に関し,夫の氏を選択する夫婦が圧倒的多数を占めている現状からすれば,妻となる女性が上記の不利益を受ける場合が多い状況が生じているものと推認できる。
さらには,夫婦となろうとする者のいずれかがこれらの不利益を受けることを避けるために,あえて婚姻をしないという選択をする者が存在することもうかがわれる。
しかし,夫婦同氏制は,婚姻前の氏を通称として使用することまで許さないというものではなく,近時,婚姻前の氏を通称として使用することが社会的に広まっているところ,
↑こういってるわけよ。
要するに、
っていってるわけです。
で、実際にそれではすまない例はすでに別ツリーでも引用されてる増田にhttp://anond.hatelabo.jp/20151207175147。
また、ここに出席してる女性裁判官が、裁判官になるに当たって通称を使用できてない点にも留意。
だから夫婦別姓を訴える人は「不利益」を中心に訴えようとしてんの。
わかったかな?
で、最高裁判決は最後に国会に丸投げしてることも十分に周知されなければならないところ。
なお,論旨には,夫婦同氏制を規制と捉えた上,これよりも規制の程度の小さい氏に係る制度(例えば,夫婦別氏を希望する者にこれを可能とするいわゆる選択的夫婦別氏制)を採る余地がある点についての指摘をする部分があるところ,
上記(1)の判断は,そのような制度に合理性がないと断ずるものではない。上記のとおり,夫婦同氏制の採用については,嫡出子の仕組みなどの婚姻制度や氏の在り方に対する社会の受け止め方に依拠するところが少なくなく,
この点の状況に関する判断を含め,この種の制度の在り方は,国会で論ぜられ,判断されるべき事柄にほかならないというべきである。
おまけ。
「夫婦同氏制を継続する合理性」の判断の根拠には以下のものもあるんだけど
そして,夫婦が同一の氏を称することは,上記の家族という一つの集団を構成する一員であることを,対外的に公示し,識別する機能を有している。
女同士で共同生活したほうがいいんじゃないかっていう話なら、べつに結婚制度にこだわる必要もないし
何が言いたいのかよくわからない
それ言うなら、男も男とくっついた方が幸せになれるんじゃないの?
イデオロギーが対立しているんならいいよ。
新しい家族観念を提示してくれるなら、どちらが良い悪いは言わないんだけどさ、それが無いんだもん。
今回の最高裁だって、仮に日本に新しい結婚観が根付いて、それが現行の同一姓と並存できないとなれば、夫婦別姓通ったと思うよ。ほんと。
はっきり言って、夫婦別姓にするくらいなら、姓の使用をしないほうが、よほど現行のシステムと整合的で簡単。
それくらい夫婦別姓は日本人の家族観の変容を求める大問題なのだという認識が出来ていない人が多いから話がまとまんねーんだよな。
イデオロギーの話だな。
最小の共同体である「家族」の概念の変化は、当然国全体に影響を及ぼす。
いや、着地点のある変化ならいいんだが、夫婦別姓の先にあるのは今のところ「家族」概念の解体だけで、新しい家族概念を構築できていないのでどうにもならない。
あんま同性婚とか夫婦別姓とかと関係ないかもだけど、あの既婚子持ちの女としての勝った感て不思議でならない。
思うんだけど年収億超えの超美人が成功したあとで「レズビアンです。男は愛せません」とかハッキリ宣言してもブサイク鬼女たちはやっぱり見下すんだろうかって思ったりする。
実利的な不便、アイデンティティの問題が解決する等のメリットはあると思うよ。
どうでもいいんなら「選択的」夫婦別姓にするのがエントロピー最小だと思うのだが
どうでもいいんでしょ?
まさか、他人がどういう選択をするのかについてあれこれ言いたいのに、その他人には「苗字なんてどうでもいいだろ(だから俺の言うことに従え)」って言うの?
大体の論点がここに書いてある。
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/546/085546_hanrei.pdf
前提としてだけど、別姓を認めない民法が間違っているっていう訴訟ね。
以下意訳
---
姓のアイデンティティについて
---
1.姓(氏)は社会の識別記号なので、そもそも完全に個人の自由になるという考えは間違いだよ
2.ただし、姓(氏)がアイデンティティであることは間違いないよ、強制的に変更されることがあってはならないよ
3.結婚の時に1.3どちらが優先するかというと1が優先するよ。そもそも完全に自由になるものじゃないからね。
→結婚するかしないかは本人の選択ということで強制ではないよ。
---
---
男女平等について
---
1.女性が変えなければいけないという決まりはないので男女平等の法律だよ
2.ただし、圧倒的に女性が変更することが多い現状で、本当に自由意思で
選択できているかは疑問が残るよ
3.それを勘案しても、法律のせいで男女平等を阻害しているとまでは言えないよ
2が男女に差が出ている原因なのか結果なのかと言えば、結果と考えるよ
----
以上が最高裁の判決。上記でも分かるように夫婦別姓の争点はアイデンティティと
男女平等であって実害(キャリアが途切れる)とかそういう話ではない。
なぜなら実害は夫婦別姓以外の方法のほうがはるかに簡単に解決できるから
細かいこというけど、それは例外的夫婦別姓といいますねん。過去に自民党内で頓挫した案だけどね。
呼ぶ呼ばないはともかく、「改姓によって不利益がある」という点をもって夫婦別姓を唱えるならば、
ただ「改姓によって被る不利益を少なくする」ことが、必要にして最小限の方策じゃん。
よく言われる夫婦別姓にしたときの子供の姓などは、単に手続き的な問題だけじゃなくて
「家族」というものをどう捉えるかということまで踏み込んだややこしい問題なわけじゃんか。
これについて新しい家族像についての有力な代替案もなければ、当然そのコンセンサスもとれてない。
別姓にしたい派は仕事上不便だから等の実利面の理由を挙げているのであり、名字が何であるかはあまり関係ない。
反対派は別姓派が旧姓に思い入れがあり拘りから別姓にしたいのだと誤解している。相手の主張をまるで聞く気がないから的外れなことを言い続ける。
夫婦別姓は世界的な流れの中、日本も近い将来そうなっていくだろう。
その夫婦別姓の次のテーマは親子別姓で間違いないと言われている。
夫婦別姓になると、
「困る」という人と「困らない」という人が当然いるわけだが、
そうなるとたぶん、部位単位に個性を求める時代が来ると思われる。
ああ、眼球いいよね。眼球。
保守速報とかいう一見してヤバいサイトはともかく、アルファルファモザイクみたいな電車で中高生が見てるようなサイトのお話
コメント欄はほとんど「別姓になりたいなら中国か韓国に移住しろ」という論調
それを一般まとめブログが延々とまとめ続けた結果かもしれない
夫婦別姓は違憲って訴えてる団体の代表者の会見をテレビで見たけど、喋り方や雰囲気が完全に発達障害の人特有のそれだった。
発達障害の人によくある「異様なこだわり、執着」が自分の名字に向かっているという印象。
そういう人たちを政治的に利用してる人がいるんだーうわあ…ってドン引きしたわ。
嫌なもん見た。
あと、彼女らに子供が生まれたとして、その子供が成長して「お母さんの名字は嫌だ。お父さんの名字で名乗りたい」と言い出したら、彼女らは受け入れるんだろうか?
というわけで、あの人達だったらそれは受け入れられないんじゃない?
姓+名で個人を特定しているから、姓が変わると不利益が生じるわけで
最初から姓を使わないような社会システムになれば、夫婦別姓についての問題にはならないと思う。
たとえば姓が山田で、名が太郎なら、日常のあらゆることにおいて、ただ名前の「太郎」とだけ呼ぶ。
ただの「太郎」では識別がしにくいので、名前は「キャベツ太郎」のようにもう少し長くはなるだろうが。
そもそも名前が姓と共に呼び名として使われていることは、人を個としてだけでなく、氏素性と共に人間を把握しようとしているからだとも考えられるわけで