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はてなキーワード: ジュブナイルとは

2023-05-06

オナニーマスター黒沢読んだ。びっくりするくらい惡の華だった。

あい思春期自意識視野の狭さを煮詰めたジュブナイルが大好き。

でもああいう話ってどれもこれも、結局人との関わり合いが人生リアリティだよねって所に着地してちょっとまらない。

人生の根源的な悩みを忘却して、奥底に追いやってたまるか、なんて実存主義的な価値観に傾倒したっていいじゃないと思う。

その点桐島、部活やめるってよは私の琴線をベシベシとスラッピングしてきた。

映画が大好き。でもきっとプロになんかなれない。

それでも自己満足でいい、という言ったら開き直りのような生き方を「憧れと繋がっている瞬間を感じる」という素敵な言葉で語っていたから。

2023-02-01

ゴジラアニメジュブナイルアルキメデスリターナー山崎が来るか、ドラ泣きやドラクエ山崎が来るか

積み重ねられた下地のある題材だから後者に傾くような気がして不安だぜ

2023-01-24

俺が書きたいのはジュブナイルなんだよ

百合カテゴリの古強者どもよ、「解釈違う」とかヘラって出てくんなよ

あんたたちの解釈正義ってワケでもねえだろ

二次創作解釈云々って狭いコミュニティで吠えてろや

その解釈には同意する、拍手もするさ

だけど全員が同じ方向向かなきゃいけないってワケでもねえだろ

二次だってオリジナリティ必要だよ

他人と同じ道歩いて何が楽しいんだよ

ネタが被ったらもうアウトだろ

から解釈が違う、っていちいち噛み付いてくんな

2023-01-11

はてなー漫画話題が好きっぽいのに

ウソツキ!ゴクオーくん」がまったく話題にならなくて悲しい

https://www.corocoro.jp/episode/3269754496804802560

コロコロコミックに連載されてた作品で、

・良質な一話完結のジュブナイルミステリ

小学生の幼さ、残酷さをしっかりと、ただし暗くなりすぎない程度に描写

・「ウソ」をテーマとしながら、その「ウソ」のありかたが毎回のように異なる

・「ウソ」をつくことができる人間讃歌であり、ウソつきな人外ウソが苦手な少女ロマンスでもある

と、おもしろ理由はいくらでもおもいつくんだけども、

なにより、コロコロコミックという連載誌で、ホビーのタイアップもなしに10年の連載をしていたって事実だけで、おもしろさは保証されているようなもの

そしてなにより、最終回が、ほんとうに、ほんとうに素晴らしいし、最後オチ完璧な締めといっていいレベル

週刊コロコロでの連載は、中盤の盛り上がるところにきているけれど、ここから読みはじめても間違いなく楽しめる作品なので、漫画好きを自負するならぜひ読んでほしい

そしてまずは、3ヶ月後くらいにくる予定の56話に衝撃を受けてほしいところ

2022-12-22

anond:20221222161304

「不死要素をスパイスにした煮え切らないジュブナイル物」っぽい感じで始まっといて、

わずか5話目で原作者三浦追儺がバックレ、成り行きで作画担当桜井画門

ストーリーも受け持つという滅茶苦茶な流れだったのに、

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/27/news125.html

なぜかその体制になってからのほうが作劇も考証も精緻に冴え渡り

不死の亜人との戦闘にタクティクス(ゲーム性といってもいい)の要素が持ち込まれ

以後この手のヴィランアーキタイプひとつとなった名敵役佐藤誕生させ、

おまけに連載中に絵まで格段に巧くなってしまったという、

今まで見たことないパターンの奇作傑作でしたね。

2022-11-15

anond:20221115082832

愛媛自分は好きだった

段々東に向かうに連れ理解が易しくなる方言とか

きっとスナックママにも〇〇孤児である事は暴露したんだと思う。

そこで、制服に気を取られたおっさんとか登場する余地も無くて良かった。

新海誠作品には、地方の温かさと都市の冷たさが対比構造として横たわっていて

あの愛媛のシーンがあったからこそ、「行ったなあ」「また行かなくちゃな」と言う意思に繋がった。

聖地巡礼地域復興する意味も持たせたのでは。

かに鬱屈したウジウジした感情の無い鈴芽は俺達に眩し過ぎた

でもあれは、ジュブナイルを初めて観る子供達のもんで

あれくらいポジティブ自分探しの旅をして良いんだくらいの軽いノリで描かれてんのが良いんだと思う

彼女にとってある意味弔いだったろうからね。

2022-11-09

アイカツ黒歴史として葬られる前に「硝子ドール」について話しておきたい

アイカツは恐らくもう死ぬだろう。

10周年記念のタイミングで起きた事件が大きすぎる。

いつか無かったことにされる。

その前に、「硝子ドールだけは人類史に残すべき」と伝えるために俺はここにやってきた。

俺は音楽のことはあまりからないのでメタルだとかディストーションだとかの話は誰かがやってくれると信じてひたすら歌詞解説をする。

「硝子ドール」とはなにか

硝子とは鏡であり、ドールとはそこに映る人影である

まり、それは鏡に映った自分自身

硝子ドールは、鏡に映した自分に問いかけるようにして紡がれる詩である

その本質は「変革を望む気持ちと拒む気持ち、変革への確信普遍への確信矛盾自己憐憫自己批判、そんな自分客観的に見ているつもりで、自分思い込みに縛られる様子。モラトリアムの中で戸惑いながら、終わらない日常を願いながら、昨日までと違う明日も同時に願う少女の姿」である

アイカツ対象年齢を幼児向けとしながらも、音楽テーマは若干背伸びさせてジュブナイルに仕上げているが、その中で最も痛烈に「青臭さゆえの痛々しさ」を描き出しながらも、それを「永遠時間を生きる設定の吸血鬼美少女」に重ねることで「耽美的」とも言える絶妙な痛快感に仕立て上げているのがこの硝子ドールである

幼少期の知りうる世界の狭さをもってしか生み出すことの出来ない1人セカイ系とも言える感覚原体験がここに詰まっている。

紛れもない名歌である

乱反射する眼差し 鏡越しに誰かが見てるの?

鏡越しに見ている人とは誰か。自分で鏡の前に立ってみると分かる。自分である。ではなぜ眼差しが乱反射するのだろうか?それは自分自分に対して焦点を合わせることを躊躇っているかである。人は元来、自分の姿に気恥ずかしさを感じるものだ。自分を鏡に写したとき自分直視するのは難しい。まして、自分に自信がなければ。

ビロードの重い空

ビロードと聞いて最初に浮かぶのは「手触りのイメージ」。これによって聞くものは空に手を触れる感覚を持つ。手を触れられるほどに低い空は陰鬱イメージを。それと同時に、もっと強く手を伸ばせば突き破れるほどの低さを感じさせる。心の中に浮かぶ自分だけの夜の世界ガラス天井は突き破ろうとすればいつでも破れる。その空の低さが「なぜここにいつまでも留まるのか?」を問いかける。もちろん、自分の心に広がるセカイの狭さも。

ざわめく風が昨日までと違うのよ

今日こそは変化が起きる。モラトリアムに揺れ動いた日々、いつもどこかでそう思っていた。それは夜になるほどに強くなり、「今、もしも布団に潜らなければ、今日こそはセカイは変わるのに」と強く思い込みながらも、社会迎合することを選んで眠りについた日が誰にでもあるだろう。

声を聞かせて 姿を見せて わたしを逃して

誰かが連れ出してくれると信じている。自分が踏み出すのを助けてくれる誰かを待っている。自分だけでは不可能だと。ここは自分だけの世界。それならば本当に待っているのは、自分を助けることが出来る強さを持った自分自身。今ココにいる自分では駄目だと感じ。それでも、どこかに強い自分がいてきっと自分を助けられると信じたい。

鍵が壊れた鳥籠の中

鍵が壊れているからそっと押すだけで開くのか。壊れた鍵が噛み込んでもう開くことは出来ないのか。重ね合わった2つの可能性。果たして実際に試したのか。それとも、ただ心のなかで思うだけで扉に触れてもいないのか。

永い物語

昨日と同じ明日永遠と繰り返されているような感覚無限大過去を遡ってもずっとそうだったような気がする。無限大未来を見ても、ずっと変わることはない気さえする。長いのではなく、永い。命が尽きるまで終わることがないのなら、我が身が吸血鬼ならばそれは永遠意味している。

自分だけに見える鎖に繋がれたまま 夢を彷徨っている

かに尋ねても貴方はもう自由だと返ってくる。それでも自分はここから動けない。自分を縛っているものが確かにある。他人にはそれがわからない。もしもこれが自分の心にしか無いのなら、自分はずっと夢の中にいるのと変わらない。夢の外にたどり着くことその日が来るまで、自分で生み出した鎖から逃げられない

待ちくたびれた顔の 硝子の瞳がふたつ

硝子=鏡。硝子の瞳=硝子に映った自分の瞳。自分自身自分に対していい加減に終わりにすることを望んでいる。夢から醒めることを待っている。終わりのないこの夢に退屈している。それでも辞めることが出来ない。鏡を覗けば自分でさえも呆れ果ているのは明白なのに。

もうやめにしたいのに 終わりが怖くて またくりかえすの

そうしてもまたモラトリアムは繰り返される。


感情アラーム 引き裂いて欲しいこの世界ごと

現実容赦なくやってくる。心は夢に閉じ込められたままでも、体は現実を生きなければならない。自分の夢にだけ引きこもれる夜が終われば、夢と現実が重なりあった時間が始まる。

窓を打つ雨音に 耳をすまして 朝の気配を探してる

ゆっくり時間をかけて現実へとチャンネルをあわせていく。夢の世界が閉じていく。今日もまた夢の中の自分は鳥籠から出れないままに、現実自分を布団からゆっくりと起き上がらせていく。醒めない夢は、心の奥でまだ続いている。それでも現実に向けて歩みだしていかなければいけない。

錆びた扉が光を連れて来るわ

誰かが扉を開けている。終わらないはずの夜が外の世界の向こうへと誰かがそっと抜け出ていく。扉を開けているのは自分自身。扉を締めてまた暗闇の世界に戻っているのもまた自分自分の中でとっくに夢を抜け出ている自分がいる。夜の世界に居続けることを選んでいる自分はそれを見送っている。本当は今ここで鎖に繋がれている自分も抜け出せるのだろうか。

守られていることも 守られていないことも 全部わかっているけれど 本当はどこか 安心している

こうして私が夢の中に閉じこもり続けることを選び続けることを世界もまた望んでいる。同時に夢の外に出て生きることもまた望まれている。重なり合って矛盾にまみれている。だけどその矛盾の重なり合いに身を委ねるなら、どちらでもないままで居続けることが許されている。それに苦しみながらも、それに助けられながら、それを恨みながら、それを望んでいる。

このままここで朽ちてしまえたなら

終わることのない矛盾を終わらせることを投げ出してただこのまま全てを終わりにしたい。変わることを願いたいと思う自分に満足したまま、変わらないで居続けられるままで。永遠にただ今のままであれば、選択する必要もなく、選択しようとしたことだけを残し、何者でもありえるままにいられる。

消せない予感旅立つ私がいる いつか

それでも、いつか変わる日が来るのだろう。変わろうと思わずとも変わることになる。きっといつかその日が来る。でもそれは今日じゃない。明日かも知れないけど今日ではない。確信けがそこにある。まだ何も始まらないままに、何かがいつか起きることだけを知っている。鏡の中の私は硝子の瞳でそれを待ちわびている。待ちわびたままでじっと動かない。硝子で作られた動くことのないお人形。硝子ドール

2022-11-03

山崎貴っていろいろ言われてるけど

ワイはガキの頃見たジュブナイルリターナー好きやったやで

2022-09-29

細田守作品評価日本海外真逆というのはよくいわれてるけど(あっちだと未来そばかす評価され時かけサマウォはあんまり

時かけサマウォって大人でも安心できる良質ジュブナイルだけどそれ以上でも以下でもないんだよな

監督のアイの声を聞かせても海外の反応だともちろん絶賛もあるけど「ジュブナイルの域を出てない」的なのもわりとあった

日本評価でよくいわれた伏線がすごいとか細部が緻密だとかいうのが枠から出てないとそこまで美点にならないみたい


もちろん海外に従えとは思わないけど閉じた完成度より破綻を恐れない意欲性の方を買うのは今の日本ナードに足らんものな気がする

2022-08-25

anond:20220825011539

木主の増田です

マガポケで連載されている「薫る花は凛と咲く」

ジュブナイル恋愛漫画の趣が強いです 色々上で言ってますけど、実際おすすめ

2022-08-11

anond:20220806182309

「先行作品と比べたときリコリス少女のみで構成される理由や、少女前線に立たせる搾取構造に対する大人側の自覚とか罪悪感がすっぽり抜け落ちていてさすがに気味が悪い」(はてな匿名ダイアリー)

これは凄い同感。視聴者の多くは、予防拘禁問題歴史(保安処の日本での議論)とか全く知らなそう

午後11:15 · 2022年8月9日·Twitter Web App

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https://twitter.com/kemohure/status/1557007707189972994

 

kemofure

@kemohure

リコリス・リコイルは、保安処分を行う特殊機関主人公達が所属している訳ですが、これは先行作であるガンスリとかよりも、倫理的、また法制度的に問題が更に大きい。ガンスリは「テロ組織と戦う」という建前がある訳ですが、予防拘禁(保安処分)は「何もまだしていないもの処分する」ものなので

 

kemofure

@kemohure

戦後日本にも予防拘禁(保安処分)を導入しようとする動きは何度もあって、何度も、あまりにも問題が大きいということで反対され未採用歴史があるんですね。リコリス・リコイル世界予防拘禁(保安処分)を行う組織無罪の人々を処刑している世界を『それが正しい』という形で描いているので危うい

 

kemofure

@kemohure

上記訂正 保安処→保安処分

「(日本では)刑法上の法効果として保安処分採用されていない(略)しかし、刑法に保安処分制度を導入しようとする動きは古くからあり、1926年1961年1974年にそれぞれ答申された「改正刑法草案」は、保安処分刑法に盛り込むものであった」ウィキペディア

この辺の話

 

kemofure

@kemohure

リコリス・リコイル的な、保安処分(予防拘禁)により、無罪(犯罪を犯していない)の人々を処刑する国家機関が暗躍する物語は、漫画の「iメンター」もそうですが、iメンター場合はその行為ディストピアとして提示されて、それに内部から抵抗する話な訳です。リコリス萌えの名の元に従っているので..

 

kemofure

@kemohure

リコリス・リコイル架空日本世界の「保安処分(予防拘禁)により、無罪(犯罪を犯していない)の人々を処刑(もしくはそれに類する処分。薬物と電気による廃人化などの処理)する国家機関が暗躍する世界」っていうのは、ソ連などの旧共産圏諸国が行ってきた歴史があり、完全にディストピアなんですね...

 

kemofure

@kemohure

あと、リコリス・リコイルで、よく分からないのは、先行作のガンスリと同じくチャイルドソルジャーの話な訳ですが、チャイルドソルジャーは残虐行為実施精神が壊れてゆくので、ガンスリはそれを薬物と担当官のサポートで騙し騙し使っている訳ですが、リコリスはその葛藤が見えないのが...

 

kemofure

@kemohure

リコリス組織が保安処分ばんばん無罪の人々を処刑していることは1話から明らかで、処刑であるチャイルドソルジャー達に物凄い精神負担が掛かっているはずなんだけど、その辺が描かれていないのが、どうしても誤魔化しているように見える。その点で、ガンスリは良くできていたなと改めて評価

 

kemofure

@kemohure

余談ですが、チャイルドソルジャー精神が壊れてゆくという話では、漫画の「機械仕掛けジュブナイル」とか良くできていましたね。チャイルドソルジャーとして精神が壊れている主人公(シリアル・キラー性質が強く出ている)が、それでも倫理的に生きられるか、幸せになれるかが題材になっている

 

kemofure

@kemohure

当たり前なんですけど、リコリス・リコイルみたいなチャイルドソルジャー物で重要になってくるのは、残虐行為実施は、行う側にも精神的打撃であり、特にその影響は子供兵に大きいということなんですよね...。ガンダムアムロ最初は敵兵を撃てなかったり。リコリスからはこの辺が抜けている

 

kemofure

@kemohure

また余談ですが、チャイルドソルジャーについて描いた小説では、伊藤計劃さんの「The Indifference Engine」がお勧め伊藤計劃さんは天才だと心底から感じたのはこの小説を読んだ時だったな...。現在は同題で出ているハヤカワ文庫JA文庫で読めます

 

kemofure

@kemohure

機械仕掛けジュブナイル」とかのテーマ、人々の命を奪う戦闘により、完全にその中毒になってしまった兵士が、その後どう生きればよいのかは、凄く難しい問題ですね。機械仕掛け~は、デクスターの道を選んでいる。映画だと、アメリカン・スナイパーが傑作。リコリスはこの辺描く気なさそう...

 

kemofure

@kemohure

リコリス・リコイル子供兵に保安処分に基づく戦闘行為やらせ特殊機関が、どう考えても邪悪権化なんだけど(テロも勿論邪悪だが、それを防ぐ組織テロリスト以上に邪悪という構図)、その辺を一切加味しない形で話が進むので、作中の倫理的なことや社会的なことがどうしても気になって混乱する..

 

kemofure

@kemohure

リコリス・リコイルの保安処分は、AI犯罪発生を予言たから未然に犯罪者になると予想される標的を始末せよという託宣に基づいている訳ですが、これだと、実際には作中で直接は描かれませんが、大量に無辜の人々の命がリコリスに奪われている訳なんですよね。iメンターはまさしくそういう話な訳で...

2022-06-16

anond:20220616093258

ジュブナイルの痛さを指摘せずにはおけないお年頃ってのもあってだね

貴方まさにずっぽしですね

2022-06-14

anond:20220614122656

パリピ孔明面白いけど、音楽的にはジュブナイルスポ根成長物語なので音楽ラップストレートすぎるな.悪くないけど

ODDTAXIとかどろろとかの方が攻めた音楽。ODDTAXIでずっと韻踏まないと普通にしゃべれない人出てきてたじゃん。あれの方がレベル高い。

2022-06-12

anond:20220611210616

元増田つくしあきひと作品がぶっ刺さる性癖だと思う。

メイド・インアビス」の序盤はジュブナイル冒険物語のフリをしているので、1巻だけだと切り捨てちゃうかもしれん。

スターストリングスより」は1話完結でえげつない展開をしてくれる。

2022-03-20

ぼくらのよあけ、酷評。※ネタバレあり

話題になっていた『ぼくらのよあけ』を読んだが、正直評価に値する作品とは思えず。

作者の「ジュブナイルものを描いてやろう」という意識けが強すぎて、お約束のアレもコレもやろうとして、結局全て失敗したようにしか見えないんだが。

何よりもまず、過去舞台にしている訳ではないのにノスタルジー臭がキツすぎて、本来ジュブナイルが目指すべき「未来ときめく少年少女の話」に全くなっていないのだ。

オッサンバサンが見て「いいなあ」と思う子供像だけを詰め込んだようで気色が悪い。

小学生時代にしがみつく後ろ向きさ、想像力の狭さが剥き出しで、こんなもん子供が見ておもろいんかなと思う。

AI側・主人公側の描写も両方薄く、キャラクターとしての魅力がどこにもないのも致命的。

AI故郷に返そうとする主人公個人的動機同調できず、話に全然ノレない。

主人公少年テンプレキャラの域を一切出ておらず、具体的にどういう少年なのか、どこが他の子供と違うのか、何がどう魅力的なのか、

作品を読み終わって尚、それを他人説明できる気がしない。

「作者に都合のいい子供像だよ」くらいしか言うことがない。

地球AIを元の惑星に送り返してやるのがストーリー目的なのに、話の大半でしょうもない小学生いじめだの何だのをダラダラやってるのも意味不明主人公関係ないし。

作者は本当にこんなものを描きたかったのだろうか?

本編自体ははっきり言って何の捻りもない単純すぎる展開なのに、とても整理できているとは思えない。

そもそもジュブナイルものの核には冒険があると思うのだが、両親が揃った保護体制の下、「安全に行われる冒険」にはなにも魅力を感じない。

何なら、「終盤は親がやる事を決めてそれを子供やらせるだけ」という場面まである始末で(クライマックスですらそんな感じ)、まるで親の命令自由研究をさせられる子供を見ているようだ。

ここまで「閉じて」「自由を感じない」ジュブナイルは初めて読んだかも知れない。

こういう大人オナニー評価してしまうと、ジュブナイルものにとっていい未来が待っているとは思えない。

山崎貴ファンはこういうのがお好きだろうな。

2022-02-03

anond:20220203213706

ジュブナイル系の話で大人存在が無いものなんてありふれまくってるけどな。

単に作劇上の都合であって別に大人がいない世界の子供たち」を描こうとしてるわけではない。(東リベは多少そういう要素も入ってはいるけど申し訳程度だと思う)

少女漫画に向かって「平凡な女の子設定なのになんでどう見ても美少女なの?」とか突っ込むようなもんというか。いやそれはそういうもんだからっていう。

2022-01-30

庵野もおじさんの頃はまだ10代のセンチメンタリズムジュブナイルを描く事ができたけど

60過ぎたおじいちゃんになったらもうその辺が書けなくて

演出カメラワーク面白い絵を作る事しかできなくなっている気がする。

SFとしてのエヴァは終わったけど、ジュブナイル物として少年からおじさんになった視聴者青春を終わらせる作りにはなっていなかったと思う。

2021-11-10

海外作者のジュブナイル文学を紹介する文庫で使われる表紙イラストの筆致ってなんか傾向がある気がする。あと龍とか女の子がよく出る。

俺はぴったりの絵師を見つけた。今は絵師余ってるから別に教えてもらわなくていいのかな。

2021-10-03

2000年代前半のラノベ実家で見つけたかコメントする

今年で33歳。実家の片付けをしてたら中高生くらいの頃読んでたラノベを見つけたのでもの凄く浅いコメントをする。

(改行の仕方がわからない)

毎週本屋でわくわくしながら新しいラノベを探して、ブックカバーつけてこそこそ読んでた良い思い出。

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イリヤの空、UFOの夏

一番よく覚えてる作品。中高時代バイブルと言っても過言ではない。

鉄人定食カップ麺のシーン等、食べ物にまつわる話が印象的。

自分青春イリヤもいなければ水前寺もいない(当たり前か)陰鬱とした生活だったけど、

それでも「こんなぶっとんだ生活がどこかにあるんじゃないか」と思わせてくれるような作品だった。

今でも名前を聞くだけで、子供の頃の夏休みの終わりのような切なさを思い出させてくれる。

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ミナミノミナミノ

イリヤの人の続編。結局1巻以降続編が出なかった。

本当にやきもきさせられた。

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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

この作者病んでるなあと思った。数年後に直木賞を受賞した。

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さよならアーカイブ

このラインナップの中では比較無名なんじゃないかと思う。ジュブナイルループもの

図書館司書」というワードフェチズムを感じるようになったのはこの作品のせいかもしれない。

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■12月のベロニカ

よくできた作品だなあという思い出が強い。

なんとなくキャラのネーミングセンステイルズっぽいが、

西洋騎士的な戦闘描写リアルだった記憶がある。

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黒鉄コミュニケーション

秋山氏の作品ポストアポカリプスもの

自分が後に成人してFALLOUTシリーズにどはまりするのは

この作品の影響があったのではないかと睨んでいる。

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■EME

個人的に一押しの作品

うまいこと深夜アニメ化すれば売れたんじゃないかなーといまだに思う。

都市伝説×能力ものクライムアクション(?)

キャラ個性が立ってるなあと思ってた。

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電波的な彼女

個人的に一押しの作品其の二。

去年から年明けにかけてウルトラジャンプ漫画連載されてて驚いた。

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伝説の勇者の伝説

けっこう好きだった気がするんだけど内容をよく覚えてない。

アニメ化してたことも知らなかった。

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撲殺天使ドクロちゃん

何故とってあったんだろう。

「こういう作品もありなんだ!」と衝撃を受けた作品

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ALL YOU NEED IS KILL

トム・クルーズ主演で映画化するとは当時夢にも思わなかったけど、

それでも「これはすげぇ!」と唸った作品

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