はてなキーワード: 旅行者の朝食とは
「ブラジルで米白人男性の精子需要が急増 - WSJ」http://jp.wsj.com/articles/SB12386457582361034431504584121100470443262
という記事をみて思いついた話。
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目が覚めたのは見知らぬ部屋の見知らぬベッドの上だった。
「お目覚めですかナオヤさん。」
そう言ったのはベッドの脇にいた見知らぬ女性。黒いロングヘアに黒い目でそれだけだと日本人みたいだけど、顔はなんというか整いすぎていてCGかアンドロイドではないかと思わせるほどの美形。そして服がなぜかビキニアーマーだった。
「あの、これはいったい…」
僕は全く状況がつかめなかった。でも名前を知ってたということは知り合い? でもこんなキレイな人はそれこそアニメやゲームの中でしか知らない。
「あらためまして、私がレイコです。ナオヤさんがこちらの世界に来ることに同意されて感謝しております。」
「えっ?」
「えっ?」
しばらくの空白の後に、僕はようやく思い出した。
「ああ、昨日の夜に僕の頭の中に話しかけてきた人だ。」
「そうです。」
にっこりと笑う顔も美しい。童貞には刺激が強いので、僕は起き上がるついでをよそおってシーツをふんわりさせて体の一部が大きくなったことをごまかそうとした。
しかしあれがこうしてこうなったということはあれは妄想ではなかったのか。寝る間際にアニメのキャラとか空想上の誰かと話をしたりするのは誰でもやってることだと思うけど、今から考えれば昨日のは妙に実感があった。
未来の世界から話しかけているというレイコと名乗る女性は、過去から彼女の世界に来てくれる人を求めていると言っていた。何でも未来では日本は消滅していて、失われた日本人を復活させるためだという。
「はい。」
「その通りです。消滅の理由についてはお話したとおり正確な記録が残っておらずはっきりしておりません。」
「地殻変動で日本が沈没したとか、巨大生物に襲われたという説もあるのだっけ。」
「そうです。他にも核戦争で消滅したとか、子供が生まれなくなったなどが有力な説です。」
いやそれ絶対映画とかのフィクションが混じってるよ。でも消滅が本当なら、どれかは実際に起きたのかなあ。
「でも僕を呼んだみたいに過去と連絡がとれるのなら昔のことも調べられるような。」
「過去への干渉はタイムパラドックスを引き起こすので物理的に不可能です。」
「えっ、それなら僕を連れてくるのも出来ないのでは?」
「ナオヤさんの世界はこちらの世界と直接の因果関係がない分岐した世界なので、パラドックスを引き起こすことなしに呼び寄せが可能です。」
「そしてそれは一方方向で僕が帰ることは出来ない、だっけ。」
彼女はうなずいて僕の言葉を肯定した。たしかそんな話も聞かされていた。信じていなかったとはいえ、この世界にくることに同意したのは僕だし、戻れないのであればこっちで何とかやっていくしかない。日本人を復活させるという話からすれば、僕の遺伝子が必要で、それはつまり念願の脱童貞を異世界で果たすことができる、はず。
しかしレイコさんはどうしてビキニアーマーなんだろう。じっくりみるとアーマーというほと固い素材ではなくて、たんなるビキニというかビキニ服みたいな感じだけど、未来ではみんなこんな格好をしてるんだろうか。それともあれか、僕を誘惑する目的であえて露出的にしてるのか。
「しばらくは検査や検疫の関係でこの部屋ですごしてください。食事は運ばせますし、衛生設備はあちらにあります。」
トイレやシャワーも部屋に付属しているみたいだ。すぐに使う予定はないけどのぞかせてもらった感じではトイレもシャワーも元の世界と同じような形だった。まあ同じ人間が使うのだしそんなに変化はしないか。
ちなみに今の服装は昨日寝たときと同じ上はTシャツ、下はスウェットというラフな格好。たぶん寝たあとにこっちに来たらしい。それとも移動で気を失ったのか。でも眠気はないから何時間かは寝ていたはずだし、腹もなんとなくすいている。
「えっと何か食べるものをもらっても、今だと朝ごはんになるのかな。」
この部屋には窓が無いので外の様子はわからない。
しばらくしてレイコさんが持ってきた朝食はイングリッシュブレックファーストといえばいいのか、バターロールにスクランブルエッグとソーセージ、牛乳にフルーツというあまり未来に来たという感じのしないものだった。
「それではこちらでどうぞ。」
レイコさんは持ってきたトレイをテーブルに置くと少しはなれた場所に立っていた。僕が座っても立ったままだったので遠慮してるのかと思って、声をかけた。
「良かったら座ってくれませんか、レ、レイコさん。」
やばいちょっと噛んだ。女の人と話すのなんて母親と妹以外はほとんど無いし、名前を呼ぶなんて緊張するよね。
「ありがとうございます。」
僕は食事をしながら、なるべく落ち着いた風をよそおって話しかけた。
「そうですね。旅行者の朝食と呼ばれているのですが、かなり昔からの伝統のようです。」
「そういえばレイコさんは食べないのですか。」
勤務中だからだろうか。彼女が持ってきたのは僕の分だけの食事だった。
食事をしないって、やっぱり未来社会だから錠剤みたいな薬を飲んで食事の代わりにするのかな。
「いえ昔とは違った材料や調理法法も多いですが、基本的には今の人間も栄養は食事によって得ています。」
「そうですか、でもそうするとレイコさんが食事をしないというのは。」
「えっ?」
「えっ?」
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書いてみたけど、最初のシーンまでたどり着かなかった。
言い出した奴が頭おかしくて怖いからというのを差し引いても「ダサピンク」という言葉は嫌いで、あの言葉にはもはやただただ相手を侮辱するだけの機能しか残ってないんだよね。「放射脳」とか「太宰メソッド」とかと同じ。いや、心情自体はわかる気もするのよ。先に足踏まれたのはこっちなんですけどみたいなさ。それはわかるんだけど、でもそれを「ダサピンク」みたいに戯画化して攻撃しちゃったらもう相互理解の可能性ってなくなっちゃうじゃない。「ポリティカルコレクトネス」っていう言葉も急速にそうなりつつあるよね。すくなくとも日本のネットではPCって単語は他人を攻撃する文脈でしか出てこなくなりつつあるように感じる。
いや別にいいんですよ。「女性に読んで欲しい本」というアングルがムカつくと。客を舐めとんのかと。その「足を踏まれた」という情動それ自体はかくれもせぬ真っ当なものだと思うんですよ。でも、それをポリティカルコレクトネスとかジェンダーみたいな単語で括っちゃうのってすごく、なんというか、雑、だと思うんですよね。だって、そもそも書店のポップなんて基本ひどいでしょう。手書きポップはとくにひどいですよね。でもそれは仕方ない面もありますよ。だってあれ書いてるのバイトですよ。いやまあ正社員かも知れないけど、どっちにしろどんな名コピー書いたところで一円のボーナスももらえないわけですよ。下手したら残業代も出ないですよ。そんな状況に書店員を追いやっておいて「ポップが糞」って、そりゃいくらなんでもご無体ってもんですよ。二十文字でこの本を売れ、って、書けないですよ実際。
「ゲイルズバーグの春を愛す」なんてふつう読まないじゃないですか。特にメジャーでもないし、格別に傑作というわけでもないし、ガジェットも出てこないし。でもフェアのチョイスとしてはまったく正しいと思うんですよ。古道具屋で買ったアンティークの机に古い手紙が入ってて、気まぐれに返事を出してみたらなんとそれに返事が返ってきて、とか、誰だって「面白そう」と思うでしょう。僕だったらこんなもん読むくらいならO・ヘンリーでも読むわって思いますけども、でもフェアっていうのは「万人」に向けるものであって「僕」に向けるものではないわけで、だからあれはあれで正しいんですよ。だってフェアって興行ってことでしょう。僕個人としてはあれはSFじゃないと思うけれども、「女子に勧めるSF」という括りで「ゲイルズバーグの春を愛す」を持ってきた書店員は正しい仕事をしてるんですよ。
だから「女子に読んで欲しい本」に対して「女を舐めるな」って反撃は不毛というか、主語がデカすぎると思うんですよね。ナメられた、という憤り自体は尊重したいし共感しないでもないんですが。
なんか何書いてるのかよくわからなくなってきたので最近読んだ本とかマンガとか映画とかを挙げて終わりにします。
http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B009DEDDW6/
Kindleで100円だったから暇潰しに買ってみたら面白かった。旅行記とも薀蓄話ともつかないエッセイのような文章がダラダラ書いてあるだけの本だけど、題材がソ連だからなのか、読んでるうちになぜか郷愁めいたものを感じてしまった。こういう人が友達にいたら面白いだろうなーって感じ。
http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00K2MEOLW/
制服なんかぬぎすてて/夏本満
最近は百合マンガがいくらでも読めるので良い時代になったなあと思います。数が多ければ多様性も生まれますしね。僕の好みでいうと百合は好きだけど他人の恋愛にはあんま興味ないので、百合百合してない百合マンガがいいんです。という話をしたらこれを勧められました。最高でした。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00HD061EE/
グレッグのダメ日記/Diary Of A Wimpy Kid
アメリカではものすごい売れたらしくて、知り合いに洋書を貰ったんだけどまあ読めるわけもなく。これは映画版。PS Storeで400円だったかな。青春・・・というにはちょっと幼いんだけど、まあ青春って上手くいかないもんだよね、って話。その上手くいかなさには割と共感したんだけど、クロエ・モレッツが異常にかわいくて台無しでした。
増田でこんなブクマついたの初めてかもしれん・・・有難い有難い・・・
>id:whiteskunk 「僕だったらこんなもん読むくらいならO・ヘンリーでも読むわって思いますけども」この一文で台無し
いや、O・ヘンリー好きなんですよ僕。
>id:u-account そう、これこれ。「ポリティカルコレクトネス」とかが自分の「気に入らない」を客観的に見せるための武装になってしまっているわけだ。
攻撃の文脈でしか使わないもんね。バリアフリーとどうして差がついてしまったのか
>id:poipoichang ”そもそも書店のポップなんて基本ひどいでしょう。手書きポップはとくにひどいですよね。”あれ要るの?
まあでもポップがないと絶対手に取らなかった本とかもあるから・・・
>id:chintaro3 PCがパソコンの意味じゃない方で普通に通じているというパソコン終わってる感に時代を感じる。
>id:masudamasurao ”言い出した奴が頭おかしくて怖い”と初っ端に書きつつ相互理解の話をされても…/「まあまあ、そんな怒らなくても」って言うよりはお互い攻撃しあった方がまだ建設的なのでは
怖い人とは関わりたくないけど、pokonanさんは最後にちゃんと自分のおすすめ本を挙げてる点が素晴らしいと思ったので。
>id:osushi-daisuki 元記事は読んでて腹立った。炎上させるための記事で、自分は焚きつけてぬくぬくアフィリエイト。クソだろ
僕もアフィは嫌いですけども、「アフィカス死ね」も最近は誤爆多すぎてよう言えん
>id:gui1 またセレッソ大阪の悪口かよ(´・ω・`) J2 増田 大阪
すまんわからん。JAPANESE ONLYみたいなやつだっけ?
>id:aceraceae 仲良くしようよと言いつつ喧嘩売るパターンかな。
ちゃうねん
>id:misaochang 本屋に色々求め過ぎな面もあるよな。他の商売と変わらないよね。
ですよね。本屋大賞(書店員がいちばん売りたい本)もなんかよくわかんない感じになっちゃったし。
>id:qouroquis 「女子に読んで欲しい本」に「足を踏まれた」感を覚えるのは、自分自身をその「女子」に帰属させる心理が働いているからで、大きな主語に自ら嵌りたがるのではないかと。
うーん・・・よくわからん。女はよく「女が書けてない」「女はこうじゃない」みたいなこと言う(男はあんま言わない)けど、あれはそれだけ女性が日頃からナメられてる反動なんじゃないかと思う
>id:teebeetee 足を踏まれたときに「足を踏まれました」とだけ言えるのって実はかなり高等なスキルで、特にネット上で足を踏まれたことを言おうとすると、どうしてもまず「マシンガンでヒャッハー」的な告発になりがちなんだよね。
ヒャッハーで炎上したやつしか目に入ってこない、って観測範囲の問題もある
>id:seamlesssingles いややっぱり女子と一括りにされて不快感を覚えるのと、それを表明するのは、なんもおかしくないと思う。たまに「自分もその『女子』に入ってる自覚があるからそうなるんだ」とか抜かすアホもいるけど。、
おかしくないです! おかしくないけど、ちょっと苛烈すぎやしませんかとは思う
>id:nisatta 私は差別とポリティカルコレクトネスが嫌いだ。
そうね
>id:htb48 わかるなあ つーか寛容さのないポリティカルコレクトネスって差別そのものよな
うーん・・・
>id:gkotori イラついた時にイラつきかたの表現にまで気使わないといかんのか いちいち枕詞に「わたくし個人としてイラつきました」って書いときゃいいのかね 殴り合いの作法とかめんどくさいなあもう
>id:watapoco ??私もあのエントリ自体は怒りすぎ自分を基準にし過ぎで半分以上同意できないけど、言わなきゃ嫌な人がいるって伝わらないでしょ。何で他人に我慢を強いるのか。
>id:youco45 「女子に読んでほしい本」ならいいと思う。「SFに理解のある女子は100%モテ」「東野圭吾と村上春樹しか読んでない」は、ジェンダー以前に、客をあなどってる。
後者はあんま擁護できないんだけど、「SFに理解のある女子は100%モテる」ってそんなおかしいですかね?
>id:btoy 反ジェンダー故の書店員擁護なのかな。そういうスタンスって説得力に欠けるよ。
>id:xuggbo 「女性が生きにくい社会」だのほざいてるけど町中の広告にあんなに激怒してたらそら生きにくいわな。
うーん・・・
>id:rosechild 『言い出した奴が頭おかしくて怖いから』で相互理解が深まるのか。批判されているのはお前らこういうの読んでないだろという前提、選んでやるよという押し付けがましさであって単なるお勧めではない。
いやでも読んでないでしょ実際。俺はたぶん年に50冊くらいのペースで本読んでるけど、カズオイシグロもダンブラウンも池井戸潤も読んだことないよ。
>id:whichi 「右翼」「左翼」のように、とかく人は何らかのカテゴリーに区分したがる。その入れ方が雑であるほど、当人にとっては不服ないし不快なのは当然ではあるが、カテゴリジャンルによって問題の大きさは違うようだ。
ぬう
>id:nectaris ネットは相互理解を弱める機能があるよなあ。嫌になったら逃げればいいっという世界なので。
逆じゃないかなー。ふだんから近しい人ばっかり集まってる分「味方」と「敵」の線引きが苛烈になっちゃう気がする
>id:kaoc_kaoc 自分もツイートには反感を覚えたけど、謝罪してフェアも中止するって言ってるのに、延々批判して仲間うちでRTしあって…っていうのに毎度のことながらうんざりした。炎上ネタに安易に乗っからないで丁寧に考えたい。
>id:zazu0311 文庫女子の女性像には当てはまらない女性が沢山いるんだという事を主張するのは自由だと思う。ただ、どっちも主語が大きくて、ダサピンクと思うかどうかみたいなのは女性云々ではなく個人の主観だろうとも思う。
ふむ
>id:smoothtooth 「東野圭吾や村上春樹しか知らない無知なおなごに、僕たちが教えてあげるのだ!」←いや、イラつくでしょ。なに女客見下してんのって。しかも紀伊國屋でだよ。単に「面白いからお勧め!」なら誰も怒りゃしねえよ。
オビに印刷されてる推薦文ってほとんど「面白い」「天才」(プラス推薦者の名前)みたいなことしか書いてないよね。まあ誰も怒りはしないだろうけど、あれはあれで寂しいとも思うわけです。
>id:Shabondama 店員さんの手書きPOPは好きよ~。的外れって感じるときもあるけど、本当に気に入って勧めるのがうれしくてたまらないようなのみると楽しいよ~^^
^^
>id:katin みんなひどいので女どももちっとは我慢しろよという滅茶苦茶な文章。ゲイルズバーグは普通に女子受けの良いSFなので普通に勧めれば誰も文句は言わなかったんじゃないかな
あれのどこがサイエンスやねん