はてなキーワード: ジャイアンとは
のび太がまた何かの流行に取り残されたのだろう。いつものようにドラえもんに泣きつくが取り合ってもらえない。しかし、そこはドラえもん。なんだかんだで面倒見がいい。タイムマシンで未来の様子を確認してくれて、「アルミの一円玉が未来ではブームになり、価格が高騰している」と教えてくれる。
早速のび太はしずか、スネ夫、ジャイアンから大量に一円玉を両替してもらい、地面に埋める。掘り出すために勢い勇んで未来に行くと、一円玉を埋めたところには高層ビルが建っており掘りだせない。呆然とするのび太であった。
珍しくしずか、スネ夫、ジャイアンがタイムマシンを勝手に使い、行き先でトラブルを起こす。それぞれどんなトラブルだったかは忘れたが、確かしずかが百年くらい前に行き、ファッションショーを路上で行っていた。途中で現代の水着に着替えたが、水着が当時の警察官から猥褻だとされて逮捕されてしまう。牢屋で泣いているしずかを救出するのび太とドラえもん。
のび太のママが珍しくケーキを買ってくる。しかし、のび太は誰が食べることになるのかが気になって仕方がない。ドラえもんと共にタイムマシンで結果を確かめに行く。しかし、時空の乱れに巻き込まれてなぞなぞワールドに巻き込まれてしまう。無数のトラブルを乗り越えたのち、やっと元の世界にたどり着く。
あたりを歩いていた警察官の股間に頭をぶつけるというギャグを挟みつつ、実は警察官は数日間行方不明だったのび太とドラえもんを探しに来ていたことが明かされる。二人を心配していたのび太のママはケーキのことをすっかり忘れており、ケーキはカビだらけになっていた。
長年単身赴任していたというのもあるだろうが、町内会に誰一人として友達がいない親父。
いや、退職した後に町内会の老人会に入っていたようだけれど、そこでの人間関係が嫌になって飛び出した親父。
帰省して話をしていると今時はコンプライアンス上許されないような話題ばかり振ってきて同意を求めてくる。
特定の宗教団体を馬鹿にする話題とか特定の人種を馬鹿にする話題とか特定の国や国民を馬鹿にする話題とか。
それに同意せずに不快感を示すような態度を取り続けていたことに相当イライラしていたご様子。
そんな中での冒頭のセリフ。
うちの親兄弟はなぜか私に友達がいないと思い込んでいるようで、ことあるごとにお前は友達がいないとレッテルを張ってくる。
私は兄弟のようにべったりとした距離感ではなく、それなりに距離感を保った付き合いをする。
いくら親しくても礼節が大事だと思っているし、相手に迷惑をかけたり経済的な負担をかけたりすることに躊躇する。
親子の性格が違うと大変と言うけれど、まさにそのバリエーションなのだと思う。
親の思う適切な友人との距離感と私の思う適切な友人との距離感が違うのだ。
長年そうやって言われ続けると洗脳されていって、ともすれば友人がいないのではないかと思えてきて、そのセリフが自分を攻撃するワードになってくる。
あの時は何も言い返せなかったけれど、今度言われたら言おうと思っている「お前こそ友達いないだろ?私だってお前とは家族じゃなかったら付き合いたくないよ」と。
「子供ができてお金ないから俺の子供をお前の家で将来下宿させてくれ」とか、「俺が旅行するときにお前の家をホテル代わりに使わせろ」とかが普通だと思っている。
先日、母が亡くなった。
70代だったので少々早かったとは思うが、老衰とのことだった。
母が死んで悲しいかというとそういうことは無く、思い出すのは母から被った嫌な記憶ばかりだ。
母は「子供の心に恐怖を刻み込んで支配すれば、子供に反抗期は起こらない」という教育方針を広言しており、事実そのような人だった。
そんな母が普通とは違うということは子供ながら朧気と認識していたが、明確におかしいと感じたのは20代後半という遅さだった。
言い訳させて貰うと国民的なアニメである「ドラえもん」でものび太のママやジャイアンのかあちゃんのような母親が出てくるので、
二人を悪魔合体進化させたような私の母も普通だと思ってしまっていたのだ。
のび太のような0点ではなく、100点を取っても優しくしてくれないことに理不尽さを感じてはいたが、
まさかしずかちゃんママのような優しい母親の方が普通だったとは思いもよらなかったのである。
母なりに子供のことを愛してくれていたとは思うのだが、恐怖と支配という手段で愛してくれていたので幸せな記憶というのが脳に残っていない。
女友達と電話で話していたら盗み聞きして、後から小一時間その会話の中身を説教されたことや、
大学受験は父の後押しもあって許してくれたが国立のみ滑り止め受験禁止浪人NGだったためチャレンジが許されず一つグレードを落とさざるを得なかったことや、
数年に一度連れて行ってくれた行楽先が雨だった時に、傘も合羽も買う金が勿体無いからとゴミ袋を私に着させて(母本人は傘)衆人環視の中を行脚させたことや、
腸炎でゲロを吐きまくってた子供を放っといて母はデパートで美味しいご飯を食べてたことばかりを思い出してしまう。
ちなみにジャイアンのかあちゃんのように直接暴力を振るってこそこなかったが、父の暴力(パチスロに負けた腹いせ)は効果的に使っていたように思う。
そのため、暴力がコミュニケーションの手段として当たり前のようにインストールされてしまっていたため、
近所の友達にイタズラされたらすぐ殴ったし、友達の弟が勉強の邪魔をしたらすぐ殴ってしまった。
今考えるととても申し訳なかったが、DV家庭で育った友人も似たようなものだったので、DV家庭あるあるなのかもしれない。
そんな母でも亡くなったということもありコロナ禍とはいえ葬儀もしたのだが、母の悪行三昧のツケというのはあるもので、
葬儀では母が過去に親戚相手にしでかした嫌がらせという名の犯罪の数々の愚痴を何時間も聞かされるハメになり、ほとほと困り果てている。