はてなキーワード: 登山とは
知人が書いているミステリーの感想を求められた。正直わけが分からないぞ。
完成したら賞に応募するらしいので、詳しくは書けない(理解していないから書けない)ので、改変して紹介するよ。
容疑者の「彼とは仕事上の付き合いだけで、登山が趣味ってことも知らなかったくらいだ」という証言から、
主人公が「おや?確かに富士山で亡くなった、とは言ったが、登山中だったとは言っていないぞ」
(実際は富士山→登山、ではないけど、この場所に行ったらだいたいこれをやるでしょう、っていう組み合わせ)
当たり障りのない感想を伝えておいたけど、本気で賞を狙っているらしいので、みんながこの華麗な推理を目にする日が来るかもしれないぞ。
初の増田投稿でいきなりホッテントリ入ってビビっている「富士山というコンテンツの異常性」の元増田です。(増田ってなに?と思って適当な投稿したことはあるので厳密には初ではない)
ありがたくも後日談希望とのブコメがあったことと、補足説明しておきたいことがあったので投稿します。
心配してくださった方ありがとうございます。
彼女からはちょくちょくLINEきていたのだけれど、増田の予想を裏切って意外にも余裕そうだった。(常時電波が入るのは、ほんとに富士山のいいところだと思う)
そしてここからが少し考えさせてられる話になったのだが、彼女は山頂に立つ余裕を残していながら、9合目で軽い高山病でダウンしてしまった友人の付き添いで9合目に残ったのだそうだ。
彼女尊いと思った。20代のうちにやりたい夢だといい、良い悪いは別にして行った富士山なのに、友達に付き添って9合目に残る判断ができるなんて。そんなんできひんやん普通、そんなんできる?
一方、他の男どもはそんな彼女たちを置いて山頂に向かったという。
それを聞いてと彼女を褒めた。優しいと。偉いと。そしてその男どもの行動を軽く咎めた。
そして、はっとした。
男どもへの批判はブーメランとなり増田に返ってきた。実は増田も6月に富士山に行った際、一緒にいった先輩に軽い高山病の症状がでてしまったのだ。
そんな先輩を置いてお鉢巡りを満喫しホクホクしていた増田にとって、このエピソードには心を打たれた。(無論、先輩と増田は10年来の登山仲間でお互いに十分な信頼関係があり、一定の技術を有している)
まさか彼女に、自分にはできなかった登山においてどんな技術よりも重要なことを教えられるとは思わなかった。
そのせいもあり、彼女は御来光を9合目でみることになったようだ。それを彼女は悔しがっていたが、彼女から送られてきた9合目からの御来光の写真は、増田が今までに見たどんな山頂からの御来光よりも価値あるものに見えた。
そして嬉しいことに「富士山に再チャレンジしたい」「増田と他の山にも行きたい」とも言ってくれた。全俺が泣いた。
彼女のような富士山の登り方を行う大勢の人達や、コンテンツとしての富士山に対する批判的な見方は依然変わるものではないが、改めて山への向き合い方を考えさせられる出来事となった。
本当に山では何が起こるかわからない。
以下、もらったブコメについて補足事項です。長いから読んでも読まなくてもいいよ。
まず言っておきたいのが「一緒にいってないのかよw」ってブコメね。うん、確かにそうだ。でもこれね、行けないんだ。
ことの経緯を説明しよう。
彼女からは1ヶ月位前には富士山いくかもとかなんとか聞いていた。しかし実際に行くことが決定した事実と具体的なスケジュールを聞いたのは先週だった。
平日だし、いくらなんでも急すぎるだろう。君たちなら有給とってでも付き添うだろうか?
愛してんだろ?いけよ。
なるほど、たしかに。
「今週末は天気が良さそうだ」という理由で間際に山に行く決定をしたことなど何度もある。急遽、有給とってでも彼女に付き添そうべきだったのかもしれない。
しかし同行しなかった最大の理由はこれではない。これは次の問題からしたら大したことではない。なんと今回の山行は、彼女の職場の仲間への誕生日祝いで催されたものだった!
((誕生日祝いに富士山に登る!?山ってそういうんじゃねぇから!!))←心の声
そう今回の登山はその職場の仲間達と計画された楽しい誕生日祝い富士登山なわけだ。
そして、そこに颯爽と登場する自称登山経験者の彼氏!みんなの登山中の安全を見守るよ!
いや、無理だろ。誰だよこいつ。やばい。図々しい。
ご理解いただけただろうか。これが一緒に行っていない理由だ。増田も山で暮らしていたならこんなしがらみはなかっただろう。しかし人間社会で生きる以上、心配しつつも送り出すしかないときがあるのだ。
誤解のないように言っておくが、自分の得意領域に入ってくるやつに対してマウント取りにいって、上から目線で批判するやつは増田も嫌いだ。
みんな好きにやったらいいと思っている。自分だってそういう時があったはずだし、その時期が一番楽しいのだ。
余談だが、増田は無類のジョジョ好きであり、全スタンドを作中の時系列に沿った登場順でそらんじる特技がある。(作中では時系列が前後したりするので意外と難しいのだ!)
しかしこの増田に「ジョジョが好き!」と公言するアニメしかみてない勢に対してマウントを取りに行くことは決してない! と思っていただこうッ!どのスタンドが好きとか、何部が好きといった初心者向けの話題を4部までに限定して立ち回るのだ。
(なお同じレベルの人と話すと作品考察と批判は当然のこと、荒木飛呂彦論にまで発展する)
とにかく作品を好きな気持ちはみな同じなのだ。マウントを取る意味はない。だから彼女には口酸っぱく注意喚起はしたが、直接的に今回の山行について否定的な言葉はかけてはいない。
ただ人間どうしてもそういう感情がでてしまうから、感情のやり場として元増田を書いたわけだ。そのせいもあって元増田にはマウントを取りに行く感がでただけだ。
とはいえジョジョと違って命の危険も伴うこともあり、彼女に対して若干のイライラ感がでてたようにも思う。楽しく行こうとしてるのをいちいち注意してくる口うるさいやつという印象になっていたかもしれない。
ここが命の危険が伴わない趣味と、そうでない趣味とを分ける難しい部分だ。前者は好きにやらせたらいい。破滅はあるかもしれないが死にはしない。だが後者は駄目だ。いくら楽しい気分でいる人の気分を害すこととなっても行動を諌めなくてはいけない時がある。(それが身内ともなればなおさらだ!)
ここを間違うと栗城と同じ末路となる。(余計なこと言ったかなwこの議論はまた別のところで)
このバランスが難しい。
富士山だし大丈夫だろっていう気持ちはあった。しかし山であることも事実で、その葛藤が元増田を生んだわけだ。
山だけに。
こんなことは散々言われ尽くされているだろう議論だし、今さらおれが言うことではないのかもしれないが身近なところでこの異常性を感じたので記録しておく。
富士山という山の異常性については、ずいぶん前から認識はしていた。
登山に親しくない人々にとって富士山は登山の対象ではなく、「富士山」というコンテンツである。と
富士山には極端な例で言えば、Tシャツジーパンスニーカー雨具も持たない連中が登る。
これは十分に整備された登山道と十分な山小屋のある富士山だからこそまかり通る狂気だ。
またTシャツジーパンスニーカー野郎は論外としても、富士山のために装備を1から揃えて行く大部分の「富士山に登りたいだけ」の山に縁のない人々にも個人的には悲しさを感じる。
その登山道具は、登山のためではなく「富士山に登るセット」なのだ。
そして富士山に登ったら最後「もう2度と山には登らない!」と言い放ち(まるで登山全てがそうであるかのように!)、その高価な装備は使われることは2度とない。
初めて登る山が富士山でなければ…。
山の素晴らしさを知っている人間からすると、そう思わずにはいられないのだ。
しかしまぁ幸いにもしっかりとした登山コミュニティに身を置いてきた増田の身近にはそんな人はいなかったので、富士山はそういうもんだ、そういう人はコンテンツを楽しんでんだからいいんだよ、と割り切っていた。
とまぁ前振りはここまでだ。
そんな考えを持っていた増田に3ヶ月前に彼女ができた。とても笑顔の可愛い愛すべき女性である。
彼女について説明しておくと、全く運動しない、増田が筋トレ、ランニングに誘うも一緒にやったことは一度もない、そもそもスクワットとか腕立てをやらせてみても1回もできない、お腹周りもぷよぷよといった具合だ。
(こんなこと本人には絶対言えない)
また登山道具一式も先週買ってきたので、富士山に行く前にどこか山に行って靴を慣らそう、せめて平地でいいから慣らそうと言っても全て断られた。
そのくせ、たちが悪いのは「20代のうちに富士山に登ることが夢だった」とか言い出したことだ。(彼女は29歳)
((はぁ!?夢だったならそれに備えた準備するんじゃねぇの?夢なのにぶっつけ本番?それ東大入るのが夢とか言って勉強しないで受験するやつだからね!!))←心の声
止めた。すぐ止めた。そりゃ止めた。
でも夢だから行くと。
増田も6月の頭、山開き前の富士山に行ってきたが相当にしんどかった。普段山に行っている増田でさえも辛いのだ。彼女に登れるわけがない。
まさか身内に嫌悪すべきコンテンツとして富士山を登る奴が現れるとは!!
困惑した。
今5合目にいる。7/9 21:53現在だ。
リアルタイムだ。
一緒に行った連中もみな初心者で、唯一の経験者も富士山しか登ったことがない。
ギリギリまで注意喚起をして、ヤマテンで天気を調べてあげた。幸いにも晴れ予報である。
ただ局地的ににわか雨が降ってるらしいので気をつけるようLINEをした。
ここまで彼女のことはボロクソ書いたが心から愛しており不安で仕方がない。
しかも今5合目にいて、御来光をみるだとか言っている。
お前、何時に出発すればいいんか分かってんのか!?
おれはてっきり今日は8合目あたりの山小屋にいるんだと思ってたぞ!!
そんな怒りと不安をぶつける先がなかったのでここに書き殴りました。
彼女が無事下山してくれることを祈りつつも、彼女は下山後こう言うに違いない。
「もう2度と山には登らない!」と。
今はウルルと呼ばれるあの巨大な岩。
今回の死亡事故で知ったよ。
で、今は登っちゃダメなの?
ダメじゃ無いよね?
法律的に問題ないのであれば登ること自体は責められる理由はないわけだ。
アボリジニはオーストラリアの法と民族の法、いずれも尊重してベストな解を模索して来た。そんな中民族法だけを偏重し登る奴を叩くのはアボリジニに対して大変失礼である。
また、彼の年齢的に自重すべきという話だが、それは個々人の責任よりも、ロクに基準を設けず入場券を発行した公園の責任者にある。実際、「体調バッチリで登ってね👌」程度の警告があるだけで、年齢制限はおろか審査自体ない。
彼は今回不幸にも命を落としたわけだが、彼の行動自体は問題のないものとしてみるのが勝ち馬に乗れるというのが自分の見解である。
よく飲みに行くお店がないので、探してみます。