はてなキーワード: 不労所得とは
最近、仕事とプライベートの両面で精神が滅入ることがあり療養中。
先日、妻から宝飾店主催のツアーを勧められ、気分転換も兼ねて参加した。
催事のチケットと高級ホテルのランチをパッケージにしたバスツアーで、有閑マダムを集めて比較的安く開催しているもの。
安い代わりに宝飾品のセールスセミナーが組み込まれていて、商品の素晴らしさを解説される。
このネックレスは編んで使っても綺麗ですよとか、色々なお洋服に合いますよとか、はっきり言って自分の感覚からすればくだらないとしか思えない内容だった。
それでもマダム達はあら素敵とばかりにセールストークに乗り、俺の月収以上の値段のする商品を大して悩みもせずお買い上げ。
俺がメンタル壊して長時間労働に耐えながら1ヶ月働いてやっと手に入れる額を、たかが綺麗な石ころにホイホイと払う人たちがいる。
どう見ても俺より努力もしていなさそうだし、聞こえてくる会話からもあまり教養を感じない。平日の昼間からこんな時間のかかるツアーに参加しているあたり、仕事もしていそうに見えない。
不労所得階級、恐らくは地主の家系、あるいは高給取りの奥様だろう。妻も地主の娘なのでそのあたりはわかる。
自分は東大から大企業に入ったものの、所詮は時間と体力と精神力を引き換えにすることでしかお金を手に入れられない身分。仕事はそれなりにやっているので最近社長や役員と関わる機会も増えてきたが、彼らもレベルが違うだけで本質は同じ。
改めて、どう努力しても超えられない壁の存在をまざまざと見せつけられた気分だった。
正確に言えば起業なり投資なりの方法で階級を超えることは可能かもしれないが、労働者階級にいるものがそこに辿り着くためにはリスクを背負わなければならない。
今までやってきた努力は所詮労働者階級内で「使える奴隷」になるための努力に過ぎないのだなと思った。
しかもランチの間近くから聞こえてきた会話の内容は、マダム達の熱意もない子女を予備校や塾で矯正していい大学に行かせるというもの。
階級は超えないとはいえ「勉強」は持たざるものが持てる者に勝つ数少ない手段として導入されたもの(古くは科挙や明治維新など)だったはずが、その席すら持てる者がステータス感や見栄え、いわばファッション感覚で持っていってしまっている。
自分は幸い労働者階級のかなり上の方にいられたし、不労所得階級と繋がりも持てた。今の自分の境遇が嫌だというつもりはない。お金のある人がお金を使うのは良いことだということも理解している。
辛かったのは「自分の努力で」誰にも負けないよう登っていくことは不可能であること、最初から決められてしまっていたんだということを見せつけられたこと。
バスがビジネス街を通ったあたりで、窓の外にいる疲れた顔をしたサラリーマン(とは言っても大企業の本社が多いエリア、いわゆるエリートサラリーマンであろう)とマダム達の顔を見比べて、涙が出てしまった。
まずは金を貯めよう。たばこ辞めたり支出を減らそう。まずは100万。
100万貯まる前に10万ずつくらいNISAに120万まで入れて、それ以降はソーシャルレンティングに回そう。不労所得を目指す。
NISAもソーシャルレンティングもお任せで知識もいらないから大丈夫。上手くいけばだいたい年8%~10%くらいはいける。
その間に今のところで正社員にしてくれないか聞こう。ダメなら介護職員初任者研修を取って介護に進もう。正社員になれる可能性がある。
空いた時間にクラウドワークスなどでポチポチやるタイプのテスターなど応募してみよう。最初は安く請けて慣れたら周りに合わせたらいい。
収入を少しでも投資に回し(1万とかでもいいので)お金がお金を生み出す状況を作る。収益もどんどん回す。
周りもいろいろやってるので追いつくことは難しいと思うけど、これである程度は!
・年収500万以下で基本定時退社、完全週休2日+祝祭日休み。
・年収600万以上で元増田みたいな基本的人権の概念が蹂躙される生活。
「ププw負け組の負け惜しみw」というだろうが、全くもって違う。
平日夜も休日も死骸のように眠るだけ。同僚以外の友人は消え失せ、趣味もない。
健康や容貌は年を経るごとに目減りしていき、精神は荒んでいく。
結局中高年になり体調を崩し、しこたま貯めた金の大半は自身の医療費に消える。
大企業ネームバリューと年収パワーで結婚はできるだろうが、まさにATM扱いの空虚な生活。
子供は懐かず、嫁には邪険に扱われ、定年後は家族も友人も趣味もない抜け殻のような生ける屍になる。
女の場合は結婚できるかも怪しいだろう。万が一結婚できても大抵破綻する。死ぬほど見てきた。
大企業目指すなら「社会勉強・ノウハウを盗む・人脈構築」とさっさと割り切って、
数年歯を食いしばり頑張ってから独立しろ。それぐらいの気概がないならやめとけ。
会社員が楽だ、と言われる所以は「適当な仕事ぶりでそこそこの金が途切れなく貰えるから」だ。