はてなキーワード: ひつじのショーンとは
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221009204819
上述の増田は、スピンオフに対する熱い思いだったり大量の一覧が網羅されてるわけでもなく、内容は非常にお粗末だ。それにもかかわらず、投稿から半日程度しか経っていないのにブクマ数はすでに140超だ。こんなものが「おもしろ」の人気エントリーで現在トップに掲載されている。
ファーストブクマカはブコメしていないので何を思ってブクマしたのかは不明だが、私はその時点ではてなブックマークがくだらないアンケート回答欄になってしまうのを危惧して以下のトラバをした。くだらない増田のツリーに連なりたくないのでURLの先頭1文字は省いた。
ttps://anond.hatelabo.jp/20221009211208
日本3大スピンオフが有名な作品「かいけつゾロリ」「桃太郎電鉄」「アカギ」…他にも様々な有名スピンオフがリプに集まる - Togetter
スピンオフ作品の一覧を掲載するのはインターネット上では手垢のつきまくったネタなのだから、上記の一覧に含まれるような既出の作品をアンケート回答欄のごとくブコメで書かれるのを牽制するために私は上述のトラバをした。しかし、残念なことにトラバでもブコメ欄でもアンケート回答欄になってしまった。
増田がくだらないアンケート会場になるのは別にかまわない。増田などはもともと罵詈雑言や便所の落書きの連なる場所だからだ。だが、はてなブックマークは違う。はてなブックマークはブックマークを保存・共有することにより、インターネットで旬な話題を見つけることを目的としたサービスだからだ。以下に、はてな公式よりその目的を引用する。
はてなブログではてなブックマークを活用!知っておきたいルールや使い方 - 週刊はてなブログ
『スピンオフの方が有名なもの』をブックマークした人に上述の目的を持つ人は一人もいないだろうし、閲覧した人も目的を達せられなかっただろう。それはブコメ欄を見れば明らかなことだ。
ミニオンズ
ブクマされた順にブコメを4つ掲載したが、そのすべてが手垢のつきまくった回答だ。2つ目のURL記載などは、私がトラバで書いた一覧リンクそのままだ。こんなくだらない回答がスターをもらっているのだ。トップレベルのブコメはもっと有用なことを書いているという反論もあると思うので、現在の人気コメントを順に掲載する。
一般常識なのでわざわざ書くことではないんですが、魔法少女リリカルなのははエロゲの「とらいあんぐるハート3」のネタ企画CMネタから
「ひつじのショーン」なんでウォレスとグルミットより人気になってるんだよ!!
かいけつゾロリ/ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
やはり、どれもがべたな回答である。3つ目と5つ目に関しては人気コメント欄に掲載されるためにクマのAAまでつけてある。それにふさわしい内容とはとても思えないのに。5つ目のブコメの内容に至ってはファーストトラバと同じことしか書かれていない。スターを付けた人は一体どこがスターを送るのにふさわしいと考えたのだろうか?
これなら私のトラバにブクマしたほうがまだましだが、私のトラバはやはりブクマ0である。このことから、ブクマカはスピンオフの一覧を知りたくてブクマしたわけではないことが明らかである。目的はブコメ欄でアンケートに答えることとしか思えない。これは前述したはてなブックマークの趣旨にはない使い方だ。はてブをくだらない増田のアンケート回答欄として使うのはサービス趣旨に反しているので、私としても望ましくない。結果として、インターネット上の面白い記事を求めて「おもしろ」カテゴリを開いたのに、つまらない増田記事と手垢のつきまくったアンケートを見せられることになるのだ。これは、はてブのサービスの質の低下以外の何物でもないだろう。
デイリーポータルZのあまり面白くない記事が「おもしろ」カテゴリに掲載されることに批判もあるが、面白くあろうとしてオリジナリティを発揮しているデイリーポータルZのほうがまだましだ。ブクマカはくだらないアンケート回答やスターの贈り合いと引き換えに、はてブのサービスの質を貶めていることに深く反省すべきだ。
なお、具体的なIDは列挙しないが、一線級のブクマカの多くは『スピンオフの方が有名なもの』にブクマしていないことが見受けられる。元が面白くもない増田だし、ブコメで面白いダジャレを書けるネタでもないので当然のことだろう。ブクマした人は、ブクマカのレベルとしてはやや低い人だったり無名な人ばかりといった印象だ。理由としては、元の増田は正解を書くのが簡単な増田だからだと私は思う。
最新のニュースにおいて、正解とされることをコメントしてスターを稼ぐのは難しいことだ。政治・経済・国際情勢・技術・文化などの知識を要求されるからだ。ダジャレだって書くのは簡単ではない。ニュースではなく増田での自分語りでも、ブコメで正解を書いてスターを稼ぐのは簡単ではない。しかし、アンケート増田は何を書いても正解になるから簡単だ。学術的な知識も深い人生経験も無い低級ブクマカにとっては、簡単なアンケート回答でスターを稼げるボーナスステージになる。必要なのはコメントをする速さだけだ。
『スピンオフの方が有名なもの』にブクマした人もそうでない人も、これを機にはてブのサービス趣旨に立ち返って、はてなブックマークの質の向上に努めてほしい。少なくとも、手垢のついたくだらないアンケートに答えることもそれにスターを付けることも、はてブのサービス向上にはつながらないと意識してほしいところだ。
毛嫌いしていたのではなく見る機会も環境も無かったのだ
大人になって、選べば何でも見れるようになって、じゃあいっぺん評判のディズニーのを見てみようと思ったのだが、絵柄も動きもまるで慣れなくて気持ち悪くて途中で再生を止めてそれっきりだ
でも育ちが違ったらば、あれらを楽しめる人生だったのかもしれないとは思うのだ
すげえなと思った
こういうのを子供の頃に見ていれば俺の想像力ももう少し幅ができたのかなと思った
俺の親は開明的ではなかったからわざわざ海外のアニメを見せようとはしなかった
この先家族を作ることになっても、自分がそうであったように子供にも海外アニメを見させないようになりそうで、別につらいとか申し訳なさそうとかは無いのだけど、負のスパイラルもいけないなとは思っている
子どもと一緒に見るようになった幼児用アニメや番組が思っていたよりもずっと面白くて完全にハマってしまった。
まず「おさるのジョージ」。子ザルが色々やって周囲の大人が大騒ぎする話なんだけど、子ザルの保護者の黄色い帽子のおじさんが本当に優しくって懐広くってもう大好き。彼のジョージに対する態度は見習いたい。
「花かっぱ」。頭から花が生える河童の話、っていうとよくわかんないと思うんだけど、軸になるストーリーとして彼の頭に生えるある花を狙っている勢力があって、その勢力のドタバタがとにかく面白い。というかがりぞーとあげるちゃんなんだけど、がりぞーの変装のクオリティが低すぎて「なんでみんな気付かないんだよ!!!!」って子どもと大笑いしてる。
「シャキーン!」。これ、多分昔で言う進め電波少年みたいな立ち位置だと思うんだけど、番組の中の小コーナーのクオリティが超高くてやたら面白い。番組内番組みたいのもあって毎回見逃せない。
「お母さんといっしょ」。これは王道だと思うんだけど、大人としてはむしろうたのお兄さんお姉さんとか体操のお兄さんお姉さんの人間関係の方が気になって、この人たち職場恋愛とかしたら大変なんだろうなーと思いながら見てる。
他にも、ひつじのショーンとかおじゃる丸とかみいつけた!とか、今やってるのもあれば終わっちゃったのも色々あるけど、とにかく幼児用番組面白い。というかEテレが面白い。超楽しい。
今年の正月に、近場で一番大きなTSUTAYAに娘達を連れて行った。一冊ずつ絵本を買ってあげようと思って。で、児童書のコーナーに入った時に条件を二つつけた。一つはオモチャ絵本(音の出るやつとか、オモチャのレジスターや楽器などに申し訳程度に冊子っぽいものが付いてる物)は買わないこと、もうひとつは図鑑など単価が高過ぎる物は無理という事。それだけ約束させて、好きに選ばせるつもりだった。
長女はひとつ目の約束の時点でテンションダダ下がりだったが、クリスマスにサンタさんと親戚一同から遊びきれないほどプレゼント貰ったばっかりなんだから、と説得。長女は渋々って感じだったが同意した。
長女は本好きで図書館では自由に借りて色々読んでるから、今回は何を選ぶんだろうと思ったら、数多の絵本の中からソッコーで選んだのが、まさかののぶみだった。ジュウオウジャーのやつ。
それは別に平積みされてた訳でなく、むしろ目立たない棚の片隅にひっそりと置かれていた。ひっそり……といってもそれは大人目線でのことで、子供からしたら棚の一番下の段って見つけやすかったのかもしれないけれど。
私は例の『ママがおばけになっちゃった』を読んだ事があるがあんまり良いと思わなかったし、ネットでの評判はあの通りだし子供に有害説もあるので、正直言ってやっぱり読ませたくないっていう気持ちがあった。
それでつい反射的に言ってしまったのが、
「それはちょっとどうかな、ジュウオウジャーもうとっくに終わったし」
ジュウオウジャーとっくに終わったとか自分でも意味不明だと思う言い訳だ。だがなんか瞬間的にあの本を買うのを阻止するべきかもしれないという気になってしまったのだ。
そしたら長女はそれに物凄くショックを受けてしまい、絵本を選ぶのを止めてしまった。しばらくコーナーをさ迷い、自分の買いたくない本を買うという重すぎる任務を背負っているという感じで死んだ目で本棚を見ていた。
長女がふらふらと歩いて行った先に、特撮絵本の棚があった。長女がそれを見て言った事には、
「どうせこれも買っちゃダメなんでしょ?これは絵本じゃないし」
私が
「いや良いよ、これ買っても!これも絵本だし」
というと長女は
「ふーん。でもいいよ。これは絵本だよね、ジュウオウジャーじゃないから」
なんか色々誤解されていた。
長女は結局『ひつじのショーン』のアニメ絵本を数回「これは絵本?」と確認してから「これでいい」と選んだ。
そのしばらく後に、先日のお詫びのつもりでまた娘達をTSUTAYAに連れて行ったのだけれど、長女は絵本の棚には見向きもせずにドリルの棚に向かって行き、入学準備ドリルをチョイスしてニコニコしていた。(以前からドリルが好きなのである)
絵本も買ってあげるよ?って言ったら「いらなーい」だそうだ。
グレンラガンとか覚えてないことはないな
10年後でも続いてるのはゲームとかパチンコとかで金あるやつだけぽいが
あ
ああっ女神さまっ 闘う翼
アームズラリー
あぁ、レイモンド!
い
う
ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜
ウピンとイピン
え
英國戀物語エマ 第二幕
お
Over Drive (漫画)
か
快適な生活〜ぼくらはみんないきている〜
き
く
け
こ
さ
さぁイコー! たまごっち
し
GR-GIANT ROBO-
す
せ
そ
た
ち
て
と
東京魔人學園剣風帖 龖
Trainsurfer
な
ね
の
は
遙かなる時空の中で3 紅の月
ひ
兵庫のおじさん
ふ
プーさんといっしょ
ふたつの胡桃
ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ!
ほ
ボノロン 〜不思議な森のいいつたえ〜
ま
Myself ; Yourself
Master of Epic The Animation Age
まめうしくん
み
む
め
も
や
やさいのようせい N.Y.SALAD
ら
り
リル・ブッシュ
る
ルパン三世 霧のエリューシヴ
れ
ろ
わ
以下は上映時期未定
2017 | 西遊記 ヒーロー・イズ・バック |
2017/夏 | 怪盗グルー最新作 |
2017/夏 | メアリと魔女の花 |
2017/秋 | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦 |
12/- | ガールズ&パンツァー 最終章 第1章 |
12/- | 映画 妖怪ウォッチ 第4弾 |
2017 | 劇場版ガンダムGのレコンギスタ |
- | BLAME! |
2017 | GODZILLA |
2017 | 劇場版総集編 コードギアス 反逆のルルーシュ 第1章 |
2017 | 劇場版 はいからさんが通る 前編 紅緒、花の17歳 |
2017 | 劇場版 はいからさんが通る 後編 |
2017 | 劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第一章 |
- | 新テニスの王子様劇場版 |
- | 新・エヴァンゲリヲン劇場版:|| |
- | ダム・キーパー 新作長編 |
- | 劇場版 ノーゲーム・ノーライフ |
- | 劇場版 プリズマ・イリヤ ドライ!! |
- | デジモンアドベンチャー tri.5章、6章 |
- | THE NEXT |
- | Force of Will the Movie |
- | トイ・ストーリー4 |
参考までに2016年上半期
(http://d.hatena.ne.jp/dawamad/20161231 から無断借用・加工したので問題あったら削除します)
1~6月の本数だけ見ると2016年から2017年にかけて激増したようには見えない。
(それ以前の増加量は調べてない)
http://anond.hatelabo.jp/20160613091056
つってまあ、そんだけ見てりゃピクサーとディズニーの新作追ってりゃいいと思うけれど。
とはいっても2010年代のアメリカのアニメスタジオは群雄割拠。これにストップモーションアニメ勢や日本やフランスの伝統的な2Dアニメ勢が絡んできて大乱闘スマッシュブラザーズだし、中国や韓国の新興スタジオも力を伸ばしつつあるわ。
もしかしたら、今が世界的にみて一番アニメが豊潤な時期なのかももしれない。
そんな混沌としたアニメ勢力図を一スタジオ一作品で把握できる、ステキなリストを元増田にプ・レ・ゼ・ン・トよ♥
1. ドリームワークス:『ヒックとドラゴン』(クリス・サンダース&ディーン・デュボア監督、2010年)
『リロ・アンド・スティッチ』の監督(とスティッチの声)を務めながら、ドリームワークスに移籍したクリス・サンダース。名監督、会心の復活作よ。
人間不信のドラゴンとドラゴン使いの一族のおちこぼれ少年が育む純粋無垢な友情の物語に涙しないものはいないわ。
監督が変わった『2』もDVD/ブルーレイでリリース済み。評価は分かれてるけど、1を楽しめたら是非観てもらいたいわね。
ドリームワークスはディズニー/ピクサーの昔からのライバルよ。
創業者の一人であるカッツェンバーグ氏は元ディズニーの幹部。低迷していたディズニーに『トイ・ストーリー』以前のピクサーと手を結ばせた功労者だったけれど、ディズニーのお家騒動に巻き込まれて会社から追い出されちゃったの。
それだけにディズニーやピクサーに対する恨みは深くて、自分が退社する直前に挙がっていたピクサーの『バグズ・ライフ』の企画をパクって『アンツ』を作ってほぼ同時公開し、ラセターをブチ切れさせた逸話もあるわ。
ディズニーとの最大の違いはその量産ペース。たまにハズレもあるけれども、成功した作品はめざとくシリーズ化して貪欲に稼ぐわ。
『シュレック』、『カンフー・パンダ』、『マダガスカル』がそうね。元増田は『マダガスカル』がお肌に合わなかったみたいだけど、『シュレック』は『カンフー・パンダ』並に観といて損はないわ。『マダガスカル』は作品ごとに評価の波が激しいけれど、この二作のシリーズは一貫して高評価を受けていて安心して観られるわよ。
単発作品では、『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』たちなんか玄人好みの作品ね。
2. ワーナー・ブラザーズ:『LEGOムービー』(クリストファー・ミラー&フィル・ロード監督、2014年)
『シュガー・ラッシュ』以降の現代的なウェルメイド作劇に感動した元増田なら、『LEGOムービー』は外せないわ。
チャーミングなテクスチャの質感、とぼけたオフビートなキャラクター、意外に王道な感動ストーリー、アッと言わせる伏線やオマージュネタの数々……
クオリティだけでいえば近年の3Dアニメのなかでもトップクラスと言ってもいいわ。たかがLEGO、とあなどるなかれ。あなたの涙腺をしぼりとる大傑作よ。
WBは元々バックスバニーなどで知られるアニメ業界の最大手。テレビでは「カートゥーン・ネットワーク」を系列に抱えてるわね。けれども映画ではディズニーに遅れをとってきたわ。
散発的に『アイアン・ジャイアント』や『ルーニートゥーンズ:バック・イン・ザ・タイム』といった良作を自前で生み出してきたけれども、基本はポケモンや他社製作のアニメの配給が中心。ようやく自社制作で気合入れだしたのはそれこそ2014年の『LEGOムービー』からよ。
これからは豊富なキャラクターコンテンツを利用して『原始家族フリントストーン』や『宇宙家族ジェットソン』、『スクゥービードゥー』といった作品を映画化するみたい。
ちなみにワーナー傘下にはヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズっていうオーストラリアの映画製作会社があるんだけれど、
そこで『マッドマックス』のジョージ・ミラーにふわふわペンギンヒップホップダンスマッドマックスミュージカル映画『ハッピー・フィート』、
『ウォッチメン』や『300』のザック・スナイダーにふわふわフクロウガチ殺し合い300映画『ガフールの伝説』と、
ヤバい映画の監督に見た目かわいい内容ハーコーな動物3Dアニメをやらせててどれも最高よ!
3. ソニー・ピクチャーズ:『モンスター・ホテル』(ゲンディ・タルタコフスキー監督、2012年)
それまでディズニーの独占市場だったアニメ映画界に風穴を開けた90年代のピクサーと2000年代のドリワの活躍を見て大手映画会社はこう考えたわ。
「3Dアニメは儲かる!」。
ソニー・ピクチャーズ・アニメーションはそうやって便乗的に2006年ごろから作品を継続的に発表しつづけてきて、それなりに稼いではいるけれど、他と比べてあまり元気がないわね。特に日本だとほとんど知られてないんじゃないかしら? アニメ映画界で重要なプレイヤーとは言いがたいわね。
ここは『レゴムービー』の監督のデビュー作である『くもりときどきミートボール』を挙げときたいところだけれど、『レゴムービー』を観たなら薦めなくても観るでしょう?
監督のタルタコフスキーはタルコフスキーのパクリみたいな名前だけど、アニメ業界ではレジェンド級のアニメーターよ。『デクスターズ・ラボ』や『サムライ・ジャック』を作った男、いえばすごさが伝わるかしら。
『モンスター・ホテル』は雇われ仕事で、お世辞にも脚本は最高の出来とは言えないけれど、彼が担当したキャラデザや動きはとても艶やか。特に主人公のドラキュラ娘のキュートさといったら! 3Dアニメが実は2Dアニメと地続きだということがよくわかるわ。
4. イルミネーション・エンターテインメント(ユニバーサル):『怪盗グルーの月泥棒』(ピエール・コフィン&クリス・ルノー監督、2010年)
『怪盗グルー』シリーズの大ヒットで一躍アニメ業界を席巻したのがイルミネーション・スタジオね。
大手のユニバーサルが後ろ盾にいるだけあって、よく広告なんかでも観るんじゃないかしら。「バナナバナナ」と喋る、サスペンダーを来た黄色い丸っこい謎生物のキャラ、あれがイルミネーションが誇る人気マスコット「ミニオン」よ。そのミニオンたちのデビュー作がこの『怪盗グルーの月泥棒』。
偏狭な中年大泥棒がいきなり現れた三姉妹の世話に追われててんやわんやになる、といった筋は『モンスターズ・インク』を思わせるけれど、堅実なアニメーション表現とドギツいスラップスティックさでピクサーとの差別化が成功しているわ。
特にスピンオフである『ミニオンズ』はイルミネーションスタジオの「ヤバさ」が最もよく出ている作品なので、『怪盗グルーの月泥棒』『怪盗グルーのミニオン危機一髪』を観た上で是非ごらんになってほしいわね。
しかし、イルミネーションの本領が発揮されるのは今年からだと言ってもいいわ。
2016年に発表されるオリジナル新タイトル二作品――『ペット』と『Sing』(邦題未定)。このふたつを注視していきたいわね。
5. ブルースカイ・スタジオ(20世紀FOX):『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(スティーブ・マルティーノ監督、2015年)
20世紀FOXは自前のスタジオもあるんだけど、まあせいぜい作ってるのはシンプソンズ映画くらいだし、3D作品は基本ブルースカイ作品と言っていいわね。
2000年代の仁義なきアニメ戦争の最初期に反応したスタジオのひとつで『アイス・エイジ』は観た人も多いんじゃないかしら? あまり印象に残る作品はないし、批評家筋の評価は芳しいとは言いづらいけれど、ソニーなんかと比べると安定して高収益を叩き出してきたブランドね。
そういうわけであまり過大な期待を持たずに『スヌーピー』も観に行ったんだけれど、これが思わぬ収穫だったわ。
原作の感じそのまま活かそうとした2Dと3Dの中間めいた微妙な表現は賛否両論あるだろうけれど、88分でチャーリー・ブラウンの恋物語うまく落とし込んだ良作よ。
『スタンド・バイ・ミー ドラえもん』がやろうとして大失敗したことをうまくやるとこうなる、という感じで、見比べてみると作劇の勉強になるわよ。
6. ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ:『塔の上のラプンツェル』(バイロン・ハワード監督、2010年)
ディズニー映画は2008年の『ボルト』以前と以後で大分変わってくるわ。簡単にいえば、元増田が昔観たであろうオールドグッドな2Dディズニー映画が以前、元増田が大好きだっていうウェルメイドな作劇の3D作品が以降。このラインを意識すると効率良くディズニー映画を愉しめるわ。
もっとも元増田は08年以降のディズニー3Dアニメ映画をだいたいチェック済のようね。
でも『ラプンツェル』を見逃しているのはいただけないわね!
90年以降生まれの女子にとってはマイルストーンといってもいい、新しいディズニープリンセス物語の決定版よ!!
女子にモテたければ是非観るべきだし、女子になりたければ絶対観るべき、現代女子力のパワーソース(力の淵源)よ!
7. ピクサー・アニメーション・スタジオ:『インサイド・ヘッド』(ピート・ドクター監督、2015年)
シュガー・ラッシュ以降のピクサーを観た元増田なら当然鑑賞済みかしら?
現代アメリカアニメを支配するピクサーの作劇の極致ともいえるのがこの『インサイド・ヘッド』よ。
物語自体の面白さもさることながら、「私たちはいつ、どのように成長していくのか」についてここまで丁寧に描いたフィクションは稀有だと思うわ。
8. オン・アニメーション・スタディオズ(メソッド・アニメーション):『リトル・プリンス 星の王子さま』(マーク・オズボーン監督、2015年)
フランスは日本とおなじく2Dアニメーション映画が主流だけど、日本にも白組があるように、フランスのなかにも3Dに情熱をそそぐスタジオがあるわ。
まだまだ知られるとはいえないスタジオだけど、『カンフー・パンダ』のマーク・オズボーンが監督した『リトル・プリンス』で一躍名を上げたわね。
アメリカの大手がかかわっているスタジオでは見られないようなヨーロッパ的な叙情が特徴よ。
今後はこういう小スタジオの3D作品もバンバン出てくるんじゃないかしら?
9. ライカ:『コララインとボタンの魔女』(ヘンリー・セリック監督、2009年)
ここからはちょっと趣向を変えて同じ立体アニメでもストップモーションアニメを紹介するわ。
元増田は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』という映画をご存知かしら?
ああいう人形を使ったアニメはストップモーション(コマ撮り)アニメと呼ばれてファンも多いわ。一番有名なのは『ウォレスとグルミット』かしらね。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』はティム・バートンの監督作だと勘違いしている人も多いけれど、実は監督を担当したのはこのヘンリー・セリック。
彼が自分のスタジオである「ライカ」を立ち上げての第一作目が、この『コララインとボタンの魔女』なのよ。
ストップモーション特有の質感を保ちつつも3DCGと見まごうばかりのなめらかなアニメーションは、気が遠くなるような数の人形パーツによって実現したもの。
セリック独特のゴシックな美意識が溢れる画面は観ているだけでため息が出るわ。
この『コララインとボタンの魔女』の成功によって、ライカはイギリスのアードマン・アニメーションズと並ぶストップモーションのスタジオとして一躍地位を確立したわけ。
ライカはこれまで三作しか発表しておらず、日本に入っているのは『コラライン』含めて二作だけだけれど、二作目の『パラノーマン』もすばらしい出来なので是非見てね。
10. アードマン・アニメーションズ:『映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜』(マーク・バードン&リチャード・スターザック監督、2015年)
で、ストップモーションアニメの老舗であり、ストップモーションといえばアードマンと言われるほど有名なアードマン・アニメーションズ。
配給会社はそのときどきによって変わるけれど、一貫して温かみのあるゆるさと精緻な細部へのこだわりをふせもった上質なストップモーションアニメを世界に供給しつづけているわ。
もちろん、去年発表された『ひつじのショーン』も最高だったわね。
『ウォレスとグルミット』とおなじく、テレビシリーズの劇場映画化だけれど、TV版をみてなくとも十全に楽しめるわ。むしろ、テレビシリーズの入り口としてちょうどいいくらい。
アードマンの作品はそのルックを一目見れば即座にわかるので、公開されたらとりあえずチェックしときたいわね。
11. スターバーンズ・インダストリーズ:『アノマリサ』(チャーリー・カウフマン&デューク・ジョンソン監督、2015年)
スターバーンズ・インダストリーズはテレビドラマで活躍するダン・ハーモンが立ち上げたストップモーションアニメ会社。
その第一作目に『マルコヴィッチの穴』などで知られる個性派脚本家チャーリー・カウフマンを監督に迎えて作ったのが、この『アノマリサ』。
アードマンにしろライカにしろ「子どもも大人も愉しめる」映画が信条のストップモーションだけれど、この『アノマリサ』は完全にオトナ向けよ。
カウフマン特有の奥行きある哲学的なストーリーもそうだけれども、一番子どもに見せちゃいけないのはセックスシーン。
なんと精巧に作られた人形同士(男女ともにくたびれた中年)がヤッてる姿をえんえん見せつけられるの! クンニから挿入、絶頂、事後まで全部よ!
雑記。
ディズニーに勝てるとか勝てないとか、作り方が間違ってるとか、いろいろ言う人いるけど本当に日本のアニメ見てるのかな?
「団地ともお」見てたか?3DCGでちびまる子ちゃんやサザエさんのようなホームドラマをきっちり作ってたぞ。
「ベイビーステップ」見てるか?漫画原作だけど、ただの根性論じゃない「きちんとした努力」を描いているぞ。
「宇宙兄弟」を見たか?「おじゃる丸」のあの絶妙な空気感のすごさがわかるか?
「カレイドスター」知ってるか?
「ボンバーマンジェッターズ」を知っているか?
そもそも海外のアニメはディズニーしか知らないんじゃないのか?というか海外のCGアニメはみんなディズニーと思ってんじゃないか?
ウォレスとグルミット(ひつじのショーン)という傑作ストップモーションアニメを知っているか?
ヒックとドラゴンは?
個人的な印象では、プリキュアなどの玩具展開ありきのアニメがいちばんディズニーアニメの作り方に近い
たぶん一番シナリオ打ち合わせの回数・人数が多いのがその辺のアニメじゃないのかな
アニメスタッフに加えてホビー事業のスタッフも一緒にシナリオ打ち合わせをやってるはず
1年を通しての玩具展開を含め、どういったテーマで話を作るか、子供になにを伝えるか、を一番考えているのはおそらく玩具宣伝アニメだ
原作モノはいかに原作の良さを出すかを、深夜のオリジナルアニメは誰かの才能に頼ることが多い
流石に3年目になれば粗も出てくるけど、アイカツ!のシナリオも結構よく練られてる
これらのスタッフにはおそらく抜きん出た天才はいない。でもきちんといいものを作ってるよ
結局のところ「金にならない」のが問題でもある
みんなが金を出し合う製作委員会方式もそういう流れから生まれたようなもんだし
玩具販促アニメが多いのも玩具売れないとアニメ作っていられないからだし
ただ、そういう縛りの中でしっかり子供に何を伝えたいかってのはちゃんと考えてある
明日のナージャは世界的に評価が高いけど商業的には芳しくなかったのでだめだった
ムシキングなど販促完全無視で作られて失敗したけど評価自体は高いようなアニメはたくさんあるね
結局お金にならなきゃいいもの作ったとしてもアニメを作り続けることはできないよ
上に挙げたアニメに対して「でもやっぱディズニーと比べるとね・・・」とかいう奴らはいるだろう
「ディズニーすごい」を言いたいだけのために日本のアニメを貶めるなよ
彼らが求めるような子供向けのアニメってのは実は毎年なにかしら作られてるんだよね
今年なんか「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」っていう子供向けの良質な映画が公開されてるけど、みんな知ってるのかな?
原恵一ががんばってファミリー向けの映画を作ってもなんにも売れない
細田守ってのは才能はともかく、「金になる大衆性」をもったアニメを作ってくれる人物だから持ち上げられてんだ
彼の所属するスタジオ地図ってのは「世界一小さいアニメ会社」を自称する、本当に細田がアニメを作るために作られたワンマン会社だよ
追記
一応子供向けってのを意識していろいろアニメ挙げたんで、深夜アニメのいろいろはあえて抜いてる部分あります。(あとなるべく最近のを)
なので京アニとか無くても怒らないでね
「それってポジショントークだね!」を口癖みたいにしてる女の同僚が居て、一回流石にちょっと辟易したから指摘したんだよ。
「それな、かわいいけどちょっと馬鹿っぽくみえるから止めた方が良いよ」って。
そしたらさ、なんか顔赤くして下でなんかもごもご言った後に、
「……増田君っていま気になってる人いる?」みたいな全然関係無い話するわけだよ
「いたら同僚とは言え会社帰りに女と二人でモスには来ねえよ」って返すと
「そうなんだ。じゃ、じゃあさ、次の日曜映画行かない?アナと雪の」
「俺ディズニー苦手」「えー、じゃあさ」
みたいな会話は実は創作が入ってて映画には誘われてないしモスにも行ってないし、会社の同僚とは少し険悪になった。
まあポジション(持ち株)を上げたり下げたりする、Yahoo掲示板の売りだと思います買いだと思いますが元々の用法なんだろうけど、それはまあいいや。
どっちかというと、「そいつの立場だからそういってるだけ」みたいなヤジり目的の単語になってると思うんだが、逆じゃねーかな
発言から、そいつの立ち位置を想定するのが普通なんだから、会話は全てポジショントークだろ
なんつうんだろ良く初対面で、スポーツ、政治、宗教の話題はするな、みたいな会話術的な話があるだろ
あれはさ、会話で相手のポジションがすぐに推定できて、ポジションに対立が生じやすいから、避けろ、って話だろ
「いや、何の話?羽生選手ってコメント優等生っぽいけど努力家っぽくて、スケートも優雅で良いと思うけど」
みたいな会話は当然創作で俺もそういうのしたいから土曜の朝からそれを想像しながらひつじのショーンの録画みてんだけどさ。
つまりさ、どんな人間もどこかには立ってるわけだ。だから当然発言はすべてポジション(立ち位置)トークになる。
刑事物とかでさ、お前の娘なんだから捜査からハズレろ外すなら俺を殴れ殴ったな女王様にも殴られたこと無いのにみたいなシーン良くあるだろ
もちろんポジションだってガチガチじゃないから、TUBEみたいな夏側にしか立てないヤツも居れば、どっちでも良いみたいな歌手も居る。
天気は絶対に雨が良いとかそういうヤツは少ないから、天気の話題とか、大抵のネットの話題は自分に関係無いから議論になるわけだろ。
で、その立場を発言から追い込んでいく潜水艦ゲームみたいなもんだろ。
「4の五」
「波高し!えーと、あたし駆逐艦東に4移動」
「艦種を言えって、あとはみ出てないかソレ」
「えっと、駆逐艦。あー、ずるーい!」
「何言ってんだ。今のが移動しようとしてたのか無しでも良いぞ」
「良いよもう。あたしコーヒーおかわりする」「あ、俺も」
みたいな会話は当然創作で、移動を入れた手書きの海戦ゲームってどっかで訳分かんなくなってケンカになったりする友達も居ない。ビッツァー恵まれてんな。
だから結局何が言いたいかって言うと、議論に参加してるヤツも多かれ少なかれ立場はあるわけだ。
だから会話に参加しないってことも含めてポジション想定ゲームなわけで、ポジショントークだって指摘は、いい加減にしようぜってことだ。
「結局おいだされたな」
「モスでもそういうのあるんだねー、次どうしよっか?」
「どうするも帰るだろもう遅いし」
「……ちょっと飲んでいかない?」