はてなキーワード: 居酒屋甲子園とは
その居酒屋甲子園の話は知らないけど、そもそも経営者自身が自分の給与を削るのは『搾取』ではなくね?
「自分で自分から搾取する」っていうのは言葉としておかしいだろ。
それを従業員にも強いるなら搾取だし、たとえ従業員がポリシーに共感していたとしても働きに釣り合うだけの賃金を払わないのならそれはやりがい搾取だと思うけど。
NHKで居酒屋甲子園が特集して放映した際にやりがい搾取だと批判があった。
当時は自分も夢や愛といったポエムを絶叫させて半ば洗脳状態にしていると嫌悪感を抱いていた。
今、会計事務所に勤めているが、縁あってここ数年で居酒屋の関与先が増えて50件近く顧問契約を結んでいる。
頻繁に経営者と話す機会が多くなり感じたことはやりがい搾取、ブラック企業と十把一絡げにはできないということだ。
個人経営の居酒屋では特に多いが、損益分岐点に自分の給与を含めずに経営の話しをする人が多い。
はてはでは信じられないだろうが、経営者自身がやりがいを目的に経営しており、売上を維持、増加させて店を維持する目的がお客さんの憩いの場として自店舗が存続することであり、自身の給与は2の次どころではないのだ。
現在放映している「オモウマい店」という番組があり、採算を気にせず大盛りのメニューを信じられない低価格で提供する店が出てくるが、それと同じなのである。
お客さんが自分が作ったご飯を美味しく食べて懐も痛まずに幸せを感じることが生きがいという人は案外多い。それが居酒屋甲子園的な店である。
愛だの夢だのといったあれは従業員を洗脳するポエムではなく自身のポリシーなのだ。
もちろん全てがそういう店ではなくやりがい搾取、ブラック企業を絵に描いたような居酒屋があるのは間違いない。店舗数を拡大させようとするところは大体そうだ。
ただ、お金を稼ぐことが最優先ではなく純粋にやりがいのために経営している居酒屋もあるということは知っておいて欲しい。
はてなの合理的なみなさんにとってはイカれてるようにしか見えないとは思うが。
従業員など他人を犠牲にしているのではなく、ブコメにあるような金<やりがいという労働の価値観を持った個人が集まったお店もあるという話しです。
若い頃働いてたパチンコ屋で誘われて興味を持ってスタッフになったらしい。
フルーツの魅力とかどうでもよくて、あくまで仕事としてやってたみたい。
その事を知らずに4年も付き合ってた。
思い起こせば、デートで、居酒屋甲子園のような洗脳じみた朝会の見学に連れていかれたり
いい子なんだけど、なんかそのへんの価値観が合わないなとは思ってた。
ダイナミックフルー○は、昔認知症だった祖母に売り付けしまくってた組織だから許せないんだ。
いくら仕事でもそんなところのスタッフになる頭を持ってるとか信じられない。
すごくいい子だけど、別れたくなってきた。
でも、現在進行形じゃないし付き合う分には問題ないということと、
4年の年月で築いてきたものがダイナミックフルー○のことだけで崩れるのはおかしいのかな、という気もする。
この先どうすればいいんだ。
コストかかるけど、研修で2週間くらい外界と引き離すのもポイント。
マインドコントロールは、基本的にどのようなものであっても
後重要なのは、何の実際的効力も無い「儀式」や「戒律」を上手く取り入れること。
要するに、「特殊な集団の栄えある一員」という感覚を滋養するためには
無駄に賢しい奴のふるい落としになるしね。王将や居酒屋甲子園のあの馬鹿馬鹿しい業務にも
それなりの合理性がある。
マインドコントロール系の書籍はたいした数が出てないから全部読むといい。
あとは宗教団体の運営マニュアルをまとめた「完全教祖マニュアル」が使えた。
それも執拗に繰り返し繰り返し「私は駄目な人間です、しかしやります」と繰り返させる。
ある種の自発性が伴ってないと半年もたない。
入社式で新入社員をずぶ濡れにする企業と、それをほのぼのエピソードとして放送するNHKについて。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakajimayoshifumi/20140326-00033909/
http://b.hatena.ne.jp/entry/bylines.news.yahoo.co.jp/nakajimayoshifumi/20140326-00033909/
ブックバカーどもは口々に「本人たちが楽しそうだからいいじゃん」「そういうのが好きで入社したんでしょ」と言っているが、
夢は一人で見るもんじゃない!! みんなで見るものなんだー!!
夢が~!!仲間が~!!
・・・と若者が絶叫するさまは一般的な感覚を持つ人からすると明らかに異様なあの光景、批判的な意見が集まるのも無理はない。
どうして居酒屋甲子園に出場する店であのようなマネージメントが行われるのかを同業者として、同じ経営者側として少し考察してみた。
まずはじめに、外食産業で働く人がどういった人達なのかを知る必要がある。
これは実際私が飲食店を起業してみて驚いた事だが、求人を出して面接を行ってみると応募して来る人材は両耳にピアスの穴だらけ、手の甲には根性焼の痕をつけて敬語もろくにつかえないなんてザラ。20代で離婚や自己破産を経験している物も少なくはない。
いままで何十人と面接をしてきたが一番驚かされた事例だと履歴書にひらがなすらまともに書けない応募者もいた。
識字率100%と言われる日本では信じられない話だがこれは事実だ。
外食産業というのは社会のふるいから落とされたいわゆる能力の低い人材が集まる場所なのだった。
1店舗2店舗ならまだ自分の目の届く範囲で運営できるので問題はないが店舗を増やしチェーン化するに従いどうしても店長という役職を作り店舗の運営を人に任せる必要が出てくる。しかし上記のような読み書きもろくに出来ない人材に『あなたの自由な発想で店舗管理をお願いします!』なんて言った所でとんでもないアイデアが飛び出すだけで、現状の運営すらままならず事業として展開出来るはずもない。
もちろん優秀な人材だけで事業を行えればそのようなやり方でも問題ないが外食産業の場合そうはいかない。
ではポエムを唱える居酒屋ではいかにして効率よく人材を管理しているのか?
まず全従業員に対し朝礼で夢、絆、仲間、本気の・・・などという言葉を呪文のように大声で絶叫させる。みんなで大声を出して絶叫していると次第に熱が入り仲間同士抱き合い涙を流す。そしてその熱が入ったまま16時間という長時間労働を強いる。
精神的、体力的にも異常な状態で毎日を過ごす結果、従業員たちは自然と自分で考えるという事をしなくなる。
こうなると恐ろしい事に16時間働こうが休みもろくになかろうが年収250万だろうがもう何をやっても楽しくなってくる。
自分では自発的に夢に向かって邁進しているつもりなのかもしれないが経営者の放つ前向きなポエムに心酔するだけで何に対しても疑問を持たず完全に思考を停止してしまっているのだ。
経営者としては当然その方が都合がいい。事業を拡大させるような戦略を練る、運営の仕組みを作るといったクリエイティブな仕事は経営者もしくは経営幹部だけで行い、現場で働くスタッフはいわば将棋の駒のように自分の思う通りに動いてくれればいい。
能力の低い人材に対して余計な事は考えさせないようにしているのだ。
飲食店を運営し拡大する為には人によるブレは極力なくさなければならない、しかし優秀な人材がなかなか集まらない。
このジレンマがある外食業界であのように一般の人から見るとドン引きするようなユメガー、キズナガー、ナカマガーと絶叫させる手法は実に理に適っている。
社会のふるいから落とされた人材が集まる外食産業にとってこれ以上素晴らしいマネージメント法はないと言えるだろう。
私は起業して以来人材について常に頭を悩まされ、マネージメントの方法を日々模索している。しかしいくら理に適っていようがあのようなポエムを唱えようとは思わない。
NHKクローズアップ現代の「あふれるポエム!?不透明な社会を覆う優しい言葉」の回で、居酒屋甲子園が取り扱われました。
放映を要約すると、一日の労働時間16時間で年収250万円の居酒屋店員達が、「愛」「夢」「未来」「感謝」「希望」みたいな奇麗事ワードをやりがいにして働いているってトコロです。
似たような事例だと、ワタミなんかも「お客様のありがとうを集める」なんて奇麗事ワードを使って従業員を酷使させています。
過酷な労働環境の中で、最近の子供でも信じないような、いかにもうそ臭い奇麗事ワードをやりがいに働いてる彼ら従業員は、我々の感覚だと大変奇異に見えます。企業側が彼らをそういう奇麗事ワードで洗脳して、あえて低賃金長労働時間で働かせている、そういう見方をする人もいると思います。
でもそういう労働環境ってほんとにブラック企業なのかなーって。私たちの労働に対する価値観と違うからブラック企業だ!と考えるのは早計かなと思います。
給料のためだけを理由に働いてる人は少ないと思います。「物を作る楽しさ」「お客様の接する楽しさ」「社会を作る楽しさ」とか、皆何かしら仕事に対して給料とは別のやりがいを持って働いてると思います。彼ら居酒屋店員も同じように、「お客様のありがとうを集める」とか「仲間を大切にする」とかそういう奇麗事ワードをやりがいにして働いています。
彼ら居酒屋バイトが、なぜそういう奇麗事ワードが好きなのかなと疑問がわきますが、おそらく彼ら居酒屋で働くような金髪ヤンキーや低学歴たちが好きなワンピースとかそういう漫画に影響されているのだと思います。
ワンピースも「仲間」だとか「友情」だとか「絆」とかそういう奇麗事ワードをテーマにストーリーが進んでいきます。大人の手で作られた理不尽で汚いこの社会の中で、彼らはワンピースのルフィのように、奇麗事ワードを信念にできれば生きたいと思っているのでしょう。そういう人たちにとって、居酒屋甲子園のような、一人一人が舞台の上で主人公になって、夢とか希望みたいな情熱的で青臭いワードを仲間と共有して感動できることはやりがいの一つだと思います。
給料が低くても、そういうやりがいを信念に働きたいという人たちがいることを私達は知るべきだと思います。従業員がそうして働きたいと思い、企業側もそれで働かせているのなら、外野がブラック企業だブラック企業だと口を挟むことはないと思います。
こうした居酒屋労働で、一番問題だと思っているのは、そういう奇麗事ワードを掲げた社風に馴染めない社員にもそれを強いることだと思っています。
2008年にワタミで女性社員が一人自殺しています。彼女は最初からワタミで嫌々働かされていたのではありません。手記には入社当初は
ワタミの信念である「ありがとうを集める」といったような社風にも前向きに捉えていますし、長時間労働に対しても「早くこういう長時間労働にも慣れるようにしなくちゃ」といったように前向きに捉えています。
どれだけ入社時に社風や労働環境について説明していても、働いてみれば感じることも考えることも変わります。そういう社風や環境に馴染めなかった人にも、その人に合わせた労働環境が提供できるシステムを構築しなくてはいけないと思います。それを怠る企業は、ブラック企業扱いしても良いと思います。
当然のことながら、深夜手当てがつかない、残業代が出ない、法律で定められた数の休日を作らない、そうした法律違反をする企業はブラック企業だと思います。
つらつらと書きましたが、居酒屋甲子園に出てくるような、ある種社員を洗脳しているかのように見える奇麗事ワードを使った社員教育を見ただけで、その企業をブラック企業だと決め付けるのは、早計だという事です。
NHKクローズアップ現代のポエム化特集で居酒屋甲子園がひどかったと話題になってるけど
http://anond.hatelabo.jp/20140114201622
もともとあった「谷津」という地名を、震災後にマンション開発業者からの「町の発展に支障が出る」という陳情を受けて「奏の杜」と変更。
要は「谷津」が昔谷だった場所を表す地名で、災害時に液状化や地盤沈下を恐れられてマンション売れなくなると困るから、「谷津」をポエムで優しく包み込んで吹奏楽が盛んだから「奏の杜」にしたんだと。
異常な回だった。
居酒屋甲子園の(すばらしい)内容を放映していて、違和感を覚えたので見てたら、ある居酒屋店員Wさんが紹介された。
客に喜んでもらうために、ケーキに自作ポエムを書き込むのだそう。一日の労働時間は16時間で年収は250万円と紹介された。こうした取り組みが縁を結び、この会社の入社希望者は20人にもおよぶらしい。(にもおよぶ?)
そして満開の笑顔で研修に励むやる気のある(洗脳された)社員達を紹介して、真っ黒ですばらしすぎる会社のVTRが終わった。
「お客さんのためにおれたちは頑張っているんだ!お客さんの笑顔が見られれば一日16時間だって働く!給料が低くたっていいんだ!」
これをブラック企業というテーマで放映しなかったNHK。NHKが本気で労基法違反の飲食店をdisったある意味すばらしい回だった。