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2023-04-17

山田太郎議員とこども家庭庁ポスターについて

体で性暴力問題を共有しようという啓発ポスターについて、

与党議員がとりさげさせようとする理由がよくわからなかったが、

大学教授批判で少し見当がついた

https://hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20230414/1681484184

こちらのブログ(山田批判する立場)で騒動を知った。

話を把握した上でブログの内容には「ん?」となる点もあるので

ブログやその周辺のコメントによる山田批判妥当性も含め以下検討したい。

    

 

1.ブログ主らの論法の怪しい部分

まず山田太郎議員の主張が妥当か否かの検討をする以前に、

ブログ主達は山田太郎の主張を適切に取り扱っているのか」

という問題がある。

  

  

以下の二人の発言を読んでほしい。

 

ブログ主のほっけうるふさん

こうした権力関係で抗議できない想像できない立場それぞれを啓発する表現として、

冒頭のポスターはかぎられた情報量制限があるなかでは完成されている。

ブログ同調するトップブコメのcinefukさん

cinefuk NOと言えない状況に追い込むテクニック(たとえばロリコンの使うグルーミング家庭内暴力職場ハラスメントがある訳で

「NOと言わないのは自己責任」は、性暴力矮小化したい勢力だけに寄り添う想像力の貧困

性犯罪 表現規制 オタク 自民党 ミソジニー ハラスメント

2023/04/15

  

お気付きだろうか?

 

二人の挙げる全てが蝶ネクデブ問題視したポスターの状況とは異なるである

https://twitter.com/yamadataro43/status/1646452603415560192

         

     

   

2.詭弁の見破り方について

二人の作為に逆らい、話を「蝶ネクが論じていたもの」へ戻そう。

https://twitter.com/KodomoKatei/status/1645230118015586305

蝶ネクが言っていたのはこのポスターの図案と文言だ。

みんなでもう一度ポスターのものを見よう。

  

  

https://pbs.twimg.com/media/FtE8SrwaEAAhQB9?format=jpg&name=4096x4096

どうだろうか。

チェックポイントを並べてみよう。

 

・この男女間に権力関係表現されていない。

・男女間に年齢差は見えず、ロリコンの使うグルーミング表現されていない。

・父子ではないし兄妹の示唆もなく、家庭内暴力表現されていない。

職場ディテールや背景もなく、職場ハラスメント表現されていない。

    

なんと一つのチェックも入らなかった。

ほっけさんシネフクさんが持ち出した要素は図案の中に一切存在していない。

要するにこれはそのような要素の無いフラットな男女を描いた図案なのだ。   

   

蝶ネク「この若い男女について、男性を悪と断じるのは問題

ほっけ「でもこの2人が上司と部下だったら?

しねふく「でもこの2人がロリコン幼女だったら?父子だったら?

それはもう別の話だろう。

   

話の性質が変わってしまう要素を付け足してから反論するのは

誠実な論法ではないし意味のある議論でもない。

 

こういうのは決して「別の言い方でわかりやす問題を紐解いた」のではない。

相手の主張を別内容にすり替えしまった」と言ってよいだろう。

そもそも詭弁をやる気のない者は相手の言ったことにそのまま反論するものだ。 

   

  

3.本題となる「ポスターの是非」について

私は少なくとも蝶デブの言いたいことは分かる気がした。

要するに無限告発問題だ。

 

フラット若者同士の間で

意思表示がされていなかったにも関わらず

から「実は」と言い出すことにお墨付きを与えるならば

わりとなんでもありになってしま

という問題だ。

  

 

もちろん交際相手に甚だしく支配的に振る舞う人間というものは実際にいる。

しかしそこには大抵何かしらの暴力脅迫が伴う。  

  

皆さんご存じのように、暴力脅迫社会的にも法律的にもアウトだ。

そんなとっくにアウトと知れ切ったモロ犯罪行為についていまさら啓蒙しているわけではなかろうから

まりこのポスターがアウトだと言っている行為とは、

暴力脅迫もない関係の中での行為

なのだ。 

   

男が顔を赤らめ「喜んでると思ってた」と言っていることからもわかるように

暴力脅迫で言うこと聞かせてはダメですよ」なんて話をしてるのではなく

より繊細な領域について啓発していると取るのがポスター解釈としても無理がないだろう

  

 

繰り返しになるが、

当該ポスターカップル間での暴力脅迫について啓蒙する意図なら率直にそう書けるし必ず書く。

そんなものは絵にも文にもずっと描きやすいし、何より「これらは犯罪です!」と書けるからだ。

 

もう少しハラスメントの程度を落として

怒声や罵倒による圧迫・強要というものもある。

が、それらについて啓蒙したいならやはり率直にそう書けるし必ずそう書く。

(ほっけさんシネフクさんですら、そういう明白な脅迫威圧等は無い、より微妙な状況下の話をしている)

  

 

まり

暴力脅迫も怒声も罵倒も無い関係の中で

片方が「NO」と意思表示できなかったことについて

もう片方の重大な落ち度とする

というのがこのポスターの周知せんとしている内容だ。

  

これはどんなもんだろうか?

適切な内容だろうか?    

  

  

4 そのルールは成り立つの? 

私はこれはさすがにポスター内容に問題があると思う。

というかポスター女性を一人前扱いしない場合に限って成り立つルールだと思う。

 

図案は少なくとも性交同意年齢以上の想定で描かれた男女であるはずで

にもかかわらず特別困難な状況も無いのに自分意思表示が出来ない責任が取れないというなら

それはもう当局の定めた性交同意年齢の設定が間違っているのではないか

保護者同意なき若年層のセックス禁止」としたほうがすっきりしないか。 

(ちなみに若年層というのはおよそ20代までを含む。)   

  

強い力関係もなく、

暴力脅迫も怒声も罵倒もなく、

でも意志表示が出来ません、

言い出さなかったけど本当は「NO」なんです。

   

これは我々の社会の中の責任能力者とは見なせない。

これを保護して相手を責めるとなると今度は相手立場権利と正面衝突することになる。  

   

そのような強力な保護を発動できる対象とはどういう人か。

まず思いつけるのは知的障碍者痴呆老人などだろう。

要するに対等な責任能力を求めるのが酷な人達だ。

そういう感じの人達に与える特別保護

特に障害も無い性交同意年齢以上・成年以上の女性達に広く与えてどうするのか。

  

まるで女性全員を知的障碍者に準ずる何かだと言ってるようにすら見える。

というより、これは殆ど家父長制の再来ではなかろうか。

 

娘が自由意思で異性と交際していても実はそれは「NO」であって

娘の当時の意思表示がどのようなものであれ手を出した男は不法泥棒であって

娘の父や兄はその泥棒ショットガンで追いまわして石打でぶっ殺すのが名誉を守る術である

みたいなそういう社会のアレである。  

 

私が女性でも猶更このポスターには反対する。

自分を「禁治産者」や「父兄管理財産」などではなく責任権利のある人間として扱ってほしいし

お豆扱いの啓蒙するぐらいなら暴力脅迫について駆け込むホットラインを充実させてほしい。

  

 

5.詭弁に必ず動機あり

というか私だけでなくて

ほっけさんシネフクさんも本心のところ

「このポスターにはちょっと問題があるな、庇って戦うには苦しい部分があるな」

と感じていたのではないだろうか?

   

何故そう推測できるかと言えば、

上で見たように彼等が詭弁を弄して内容をすり替えたからだ。

 

ポスターの内容に弱みが無ければ、

ポスターの内容そのままを扱って反論を展開したはずだ。

他の話をせずにただひたすら絵の内容と議員発言だけを取り上げて

「この絵のどこが問題だ変な首輪しやがってこのブタが」と言えばいいではないか

  

少なくとも私なら絶対にそうする。

それが最も強い論法から

  

だが彼等は 

権力関係

ロリコンの使うグルーミング

家庭内暴力

職場ハラスメント

という持ち込みマヨネーズを添加し内容を別物にしてから反論した。 

     

 

まさに彼等の言うとおり、

権力者と被支配者、成人と未成年保護者被保護者上司と部下、

そのような強力な力関係があれば強要はぐっと簡単になる。 

いちいち暴力脅迫や怒声や罵倒なんかを示さずとも相手を従わせることも可能になる。

  

からこそ現行で既に、

上司が部下に告発されたら、成年が未成年告発されたら、保護者被保護者告発されたら

事実関係さえ確認されれば(場合によってはそれすら省略されて)即アウトという相場になっている。  

  

「実際のカウアン少年が老け専のゲイ自分から望んで喜多川恋愛関係にあった可能性は?」とか

「当時のカウアン少年は本当に「NO」だったのか?」とか

そんなことは考慮する必要すらないのだ。

喜多川が成年かつ保護者かつ使用者で、カウアンは未成年かつ被保護者かつ使用人だったから。、

    

そしてポスターの男女はそのような関係ではないのだ。

ほっけさんらの言が山田太郎批判のつもりであれば、それは完全に破綻している。

  

   

6.その要求妥当なの?

より粗く攻撃的な詭弁として

ブログの周辺にはとぼけ書き込みも多数あった。

  

複数統合するとおおよそ

「性同意を取ればいいだけではないか、何故それが嫌なのか?」          

「このブタと支持者たちは性加害擁護したいんだろう」

セカンドレイプがしたいんだな」

のような。

 

 

しかし上で見た通り

脅迫等をされてないのに自分意思表示をしねえ&後から「NOだった」と言い出せるルールならば

それはもう例えYESの言質を取ったって同じではないだろうか?

YESと言わされた」で同様にひっくり返せるわけだから

 

そういうことを言える身分の人相手では例え書面の同意を取っても意味がないだろう。

(たぶん必要なのは後見人同意とかだ。)

    

それとは別にそもそも、 

同意を毎回相手の口から言わせて確認取るコミュニケーションなんてもの現実的に有り得ないわけだし、

「無条件に後出しOK相手から、決して後から変わることのないYESを取り付ける」

に至っては論理的不可能だ。 

   

そういう達成不可能ハードルを突き付けておいて

「何故飛ぼうとしないんだ」などと相手倫理的問題であるかのように責める、

これはパワハラ上司モラハラ運動部監督のあの低レベルな対人テクニックと何が違うのだろうか。

 

  

果ては

「やろうとしないってことは悪意があるんだな」

「性加害擁護したいんだな」

セカンドレイプ目的だな」

などと凄まじいレッテル貼り戦法に展開するに至っては

なにか一ミリでも建設性があるのだろうか?

    

相手の主張をちゃんと聞いたうえで批判するぞの姿勢すらない。

社会を良くしようと真面目に考える気持ちも見られない。

   

相手の話を聞かなくてもレッテル貼りでもなんでもいいか

 とにかくこいつを否定してワーワー言えればそれでいいや。」

本当にそれでいいのか?

   

 

ネクがどういう人なのか詳しくは知らない。

何故一部の人から執拗な敵意を向けられてるのかも掴めない。

しかし彼がどれほど見下げはてた不道徳な豚であったとしても

このあたりのハチャメチャな論客たちより議論姿勢は誠実に見える。

  

   

7 まとめ

ネットリベラル論客がやりがちなこと    

相手の主張内容を別物にすり替えから反論してしま

現実的不可能ハードル他者に突き付けることで

 際限のない倫理的糾弾者の地位をゲットしてしま

・敵視した者の話はまともに読まず

 セカンドレイパーだの性暴力擁護者だののような

 凄まじいレッテルを貼って攻撃してしまう  

        

対等な男女間で無条件後出し「NO」は認めるべきか?

・言いにくい意志でもきちんと言うのが責任能力者の権利であり義務では。

・どうしてもできないなら成年後見人を立てたらよいし

 契約する時とセックスする時ついてきてもらえ。

   

全体に言えること

・せめて「社会をよくするために真面目に考える」という姿勢は持つべき。

 そこを守った上で論敵を超えられないならその議論時間使う価値はない。

詭弁論法や無茶要求論法自分気持ち良くなってるだけで

 人の役に立たないし自分の頭も悪くする。

  

 

8.【蛇足】こども家庭庁について 

これ書いてるうちに気になって庁のツイートwebサイトを見たんだが、

蝶ネクマンとは別の観点からなんだかいろいろ気になった。

https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/jakunengekkan/index.html

これがwebサイトなんだけど。

 

AV出演被害JKビジネスレイプドラッグ問題、酔わせて性的行為強要SNSを利用した性被害

セクシュアルハラスメント痴漢等、若年層の様々な性暴力被害の予防啓発や性暴力被害に関する相談先の周知、

周りからの声掛けの必要性などの啓発を行うほか、若年層が性暴力加害者被害者、傍観者にならないことの啓発を行います

ここまで一緒に見てきた人はみんな「えっ?」ってならないか

   

AV出演は年齢クリアしてりゃ好きにしろの話であって性暴力じゃないし、

JKビジネスはいかがわしい業者の話だし、

レイプドラッグはもろの強姦罪だし、

泥酔させてレイプもばっちり逮捕されるやつだし、

セクハラ痴漢もふつーに告発して社会的に法的に罰を与えられるやつだよね。  

なんかこれ、啓発内容とポスターが別内容過ぎない?

https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/jakunengekkan/img/r05_poster.png

 

サイト記載文章の啓発内容は「AV出演」を除いて明確に違法行為のクロばっかりで、

一方当該ポスターの図案は男女交際におけるグレー領域……少なくともクロにしちゃうと色々問題だろという繊細で曖昧領域のことが描かれている。

このポスター見て「性サービス業痴漢レイプのこと言ってんだな」と思う人間がどこにいる? 

  

  

山田とは別論点なのかもしれないが、何かがおかしい感じは凄く感じる。

文章の啓発内容はごもっともというか「クロ」であるコンセンサスがとれたものばかり(AV出演を除く)なのに対して

ポスターものすごく曖昧な部分で男をクロとする踏み込みまくった内容になっている。

これは制作とチェックの混乱でこうなっただけなのか?ほんとに?

   

ほっけさんたちに軽く突っ込むつもりで書いてきて、最後に不気味な謎にぶちあたってしまった。

  

 

追記

tzt いや「怖くて何も言えなかった」て書いてるやん。メッセージ迂遠だという批判はあり得たとしてもお前の批判については完全に的外れだよ。

2023/04/17

いや、そういう

「明らかな脅迫等は無くても権力関係を背景にNOを言えない状況」

については私とほっけさんシネフクさんの3人で散々確認したよね?

くどいかな?ってぐらい何回も書いたよね?

   

でもあのポスターはそれらのどの状況にも当てはまらないんだわ。

 

そういう特別な困難のない条件下で

「言えなかったんです!」という後出しを免責して

「遡ってあのセックスにNO!だからこの人は性暴力!」という告発をアリにしていいの?

  

そんなのやり出したら

交際において片方だけを知的障碍者レベル責任問わないルールになるんだけど

本当にそんなことをして誰かの為になると思う?

男女双方に不利益しか生まないと思うんだけど。

 

こういう時に問題点に目をつぶってとりあえず賛同すると簡単にいい人ぶれるし、

もしくはあなたはひょっとすると能力的にそもそもこのポスター問題に気付かないかもしれない。

でも例えばほっけうるふさんとシネフクさんは本心ではちょっと問題点に気付いてると思うよ。 既に書いた通り。

彼等は多分あなたよりは頭がいい。 

 

hate_flag

いやほんと、このポスターに対する反発が強ければ強い程「やっぱこのポスター必要だったな」って結論しかならんわ

2023/04/17

この「私達が反論受けたということは私達は正しいということ!」っていう論法、無敵すぎない?

日蓮宗かなんかなの?

  

誰があなた信心を問うたのよ。

誰にでも理解可能一般的話題について

具体的な形で考えを述べて理屈を添えたし、

から誰でも幾らでも再反論可能なはず。

 

なのに具体的再反論ではなく

非難反論されることがわたしたちの正しさの証明Q.E.D!」という

どっかの学会みたいな絶叫で終わりで、

これがわたしへ反発する側の人気一位になるの?

あなた達の知性は本当にそれでいいの?

いいならあなた達はそれでいいや…。

 
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