はてなキーワード: SMAP中居とは
主人公は新宿のショーパブで働くトランスジェンダーの女性(身体は男性)で、演じるのはSMAPの草彅剛。彼女がひょんなことから遠い親戚の中学生女子と一緒に暮らすことになり、、、って話。
たまたまYoutubeで予告編を見て、「都会の片隅で孤独に生きるマイノリティ」という自分の好みドンピシャの内容だったので、公開初日に見に行ったのだ。
結果、むちゃくちゃ良かった。
正直「擬似親子」ってありがちな設定だし、ツッコミどころも沢山あったんですよ。え、ここの話の流れは無理があるんじゃない?とか。ここ展開早すぎない?とか。
そういうツッコミポイントを補って余りあるキャスティングの良さ、、、マジで全員良かったのよ。
邦画にありがちな「この人は事務所のプッシュかな?主演のバーター出演かな?」ってのが端役含め誰一人おらず、
特に草彅と親戚の女の子、芝居に思えないほど役にハマっていた。ドキュメンタリーみたいだった。
さて、本題に入る。
正確に言うと「水川あさみが演じた女性」のことが憎い。あいつ嫌い。
役名は忘れた。もうね、とにかくムカつく役どころなんですよ。
ネタばれになるから何がどうムカつくか詳しく書けないけど、彼女の初登場シーンから最後まで、私は終始あさみに対してムカついていた。
物語後半、あさみの笑顔を見て、ムカつきは憎しみへと変わった。
そして映画を見終わって数時間経った現在も、、、あいつ・・・あの女・・・アアアアアアーーーー!!!という、あさみに対する負の感情が脳内を渦巻いている。異常事態である。
俳優に対してこんな気持ちを抱くのは、白石和彌監督「凶悪」で冷酷なヤクザを演じたピエール瀧以来だ。
「凶悪」を見たあと数ヶ月は、各種メディアで瀧を見るたびに「絶対何人か殺してるよな、、、」と思っていた。今も心のどこかでほんのり疑ってる。そんなわけないんだけど。
このモヤモヤした気持ちを誰かに伝えたくて、ミッドナイトスワンを先行試写会で鑑賞済の友人(SMAP中居推し)にLINEした。
友人からは、若干引いた様子で「そこまで思わせる水川あさみが凄い」と返信がきた。
思い返すと、私はこれまで彼女が出たドラマや映画を見た記憶がない。
いや、何か見たかもしれないけど、失礼ながらまったく印象に残っていない。
ところがどうだろう、ミッドナイトスワンにおける水川あさみは私に強烈なインパクトを残した。
役の設定が個人的に琴線に触れたってのも大きいが、あんなに演技が上手いと思わなかった。
そして彼女の低くて鼻にかかる特徴的な声は、正統派美人女優路線ではウイークポイントになるかもしれないけど、