はてなキーワード: 去勢手術とは
念の為ぼかす。
一昨年、近所の庭のある1戸建てに一人暮らしのおばさんが引っ越してきた。
その家は前住居者が離婚して、家族が出ていき、その所有者がリフォームを施し貸家にしたものだ。
日当たりが良く、庭はその家と隣の家の間にあり南側の道路に面していたので、日照権を得られなかった私の家族はその家を羨ましがっていた。道路に面した部分はフェンスと門扉で覆われているが、野良猫がそのフェンスをくぐり、その庭の間を通るのを昔はよく見かけた。
独居中年女性の存在が結構珍しく、母の仲間たちも「未亡人なのかね」「子供が独り立ちしてるのかもね」「ママさんバレー興味あるかな」と引っ越し当初は持ち切りだった。
しかし、あまり周りとのコミュニーケーションを取りたがるような人ではなかったみたいで、周りもソッとしていた。
近所に大きな駐車場があり、そこに結構な数の野良猫がいた。過剰に猫に餌やりをする女がいて、そのせいか野良猫のたまり場になっていて、近所に庭のある家は糞尿の被害にあっていて、夏場の臭いは酷いものだった。
おばさんの家の庭も例外ではなかったのが容易に想像はついた。おばさんは園芸が好きみたいで、庭にはプランターや木の入った鉢など沢山おいてあった。
その横に開封してある猫缶らしきものが置いてあったのが驚いた。庭を荒らされても平気な程、猫が好きなんだろうなと思った。
ある日、珍しくおばさんを庭先で見かけた。おばさんはしゃがみこんで、菜箸で猫缶の中身を混ぜていた。その横に青色の不凍液のボトルが置いてあり、チョビチョビと猫缶に不凍液を混ぜながらかき混ぜているのだ。
ギョッとした俺は、見て見ぬふりを通り過ぎた。
今まで彼女はずっと、野良猫に不凍液を混ぜた猫缶を与え続けていたのだ。
今朝、そういえば最近野良猫全く見なくなったね。と母が言った。去年はふん尿のニオイも無くて良かった。窓を開けて喚起ができたから。そういえば駐車場でも冬場に野良猫1匹も見なかった。保健所に連れていかれたのかもね。車運転する時、誤っていつか踏むんじゃないかと思ってたから、ホッとしたよ。
そんな話をしていた。
俺は猫は好きでも嫌いでもないが、野良猫に餌をやる行為は間違いなく誤りだと思う。動物を飼ったことのある人間ならわかると思うが、餌やり、トイレの世話、健康チェックから看取りまで、全てこなして飼育なのだ。
去勢手術も施さず1番楽な餌やりだけやって猫を護った気になれるならそれは独善的すぎるし、なんなら雑食の猫の自活力を奪い、の不幸の連鎖を繋ぐ手助けをする悪魔的な行為だ。手えだすならしまいまでやれと、俺が子供の頃に働いていた湯屋で世話になっていた職人が言っていたのを思い出す。
おばさんが恣意的に野良猫を殺したことは、褒められたことではない。しかし、おばさんを責める事は誰ができるんだろうか。地域猫としての処置をされた野良猫なんて1匹も居なかった。
愛護法に動物はみだりに殺してはいけないとあるが、おばさんは自分の家の敷地内に不凍液を混ぜた猫缶を置いていただけだ。近所を歩き回って叩き殺したわけでもなく、猫のいるスポットに毒餌を置いて回っていたわけでもない。「みだり」の定義に反するかは疑問である。猫いらずでねずみを殺す感覚に近いのかもしれない。
俺にはおばさんを責める権利が見当たらなかった。
猫殺しの気味の悪い中年女の行為が、近隣住民のQOLの向上につながった事を知っているのは俺だけなんだろうな、と今はもう猫缶が置いてないおばさんの庭先を通り、ふと思った。
そりゃ反黒人差別の活動家なら黒人の利益を真っ先に考えるでしょ。
フェミニストは女性の利益が増えるように主張するし、トランス活動家はトランスの利益が増えるように主張する。
一個体の活動家や団体が全員の利益を追求するのは土台無理な話、アジア系のことはアジア系が考えなきゃ。
声を上げないアジア系は知らない間に去勢手術を受けてしまってるのでは?
それにね、
https://toyokeizai.net/articles/-/356071?page=4
黒人のアメリカ人は、真のアメリカを本当に知っている唯一のアメリカ人です。星条旗の赤は、ぼくたちが流した血です。あなたがアメリカのメディアから聞くことのほとんどは、プロパガンダか、間違った情報か、嘘です。あなたがぼくたちから聞く話は、リアルです。ぼくたちが話すのを聞く時、あなたはアメリカの本当の話を聞いています。
2年くらい前、母が庭に埋めた生ゴミを掘り返して食べていた猫がいて、うちは猫を飼っていたので、猫の餌をわけてあげるようにしたら、毎日来るようになって、家で飼えるように去勢手術をしたが、猫エイズを持っていたのでそのまま外で、うちに来たら餌をあげるという感じで面倒を見ていた。
それから半年ぐらいたったある日、他の猫と喧嘩をしたのか頭に大きな傷を負って家に帰ってきたのをきっかけに、猫を家にいれてやるようになった。もちろん、もともと飼ってる猫とは別々にして。
野良猫なので最初の頃は、しばらくは家にいるが、餌を食べ、少し休むと、またどこかへ出かけていくという感じだったが、少しずつ家にいる時間が長くなっていき、半年もすぎるとほとんど家で寝ていて、たまにトイレしに外に行くという感じになっていった。
そして更に時がすぎると、外に出ても庭でちょっとごろごろ日向ぼっこしたあと家の中に戻ってきて、家の中の猫トイレで用を足すようになった。外でしてくればいいのに、わざわざ家に戻ってきてトイレするようになってしまった。
最初にうちに来た頃は、頭以外のところを触ろうとすると怒ったが、今ではどこを触っても怒らなくなった。餌も最初は何でも食べたが、餌を選り好みするようになった。すっかり飼い猫になってしまったようだ。
増田よ、類い稀なメタ認知を持つミソジニストよ、バージョンアップされた紳士性を再インストールして自らの差別主義を克服せよ。
やだ!めんどくさい!紳士じゃないもん!女性ってだけで男性と違った対応をしちゃうのはこれはもう体に染みついた物で自分の意思じゃどうしようもないもん!
男の人をよくわかっていないで参入してくるのの何が悪いのか。
あくまで自分個人の好みではあるんだけど「女性の描いた男性向け作品」のノリがどうも苦手で…ガンガンとかああいう「女性向け少年漫画」ならもうそういう物だと割り切れるんだけども…。
実際に「女性の描いた男性向け作品」は性別問わず多くのファンを獲得して受けている事が多いから商品としては何の問題も無いと思う。
ただ…例えば「鬼滅の刃」の我妻善逸は「女の子大好き!」ってキャラクターだけど吾峠呼世晴先生は女性な訳で「女の子の事が大好きな男」の気持ちなんて本当の意味では分からない訳だから、そういう所にどうも違和感がある。
男性の加害性についてはよく分からないけど、男性ホルモンが増すと毛深くなるとか攻撃的な性格になりやすくなるとか同じ理由でそれはもう「男性」という生物の仕方ない所だと思っている。
教育によって「乱暴な個人」はきっと減らせるだろうけど、何だかペットの去勢手術のような感じがして可哀想でもあるかなあ…最後に日記を読んでくれてありがとうね、増田
「ブラック企業」に「黒人差別」の指摘 どう思いますか:朝日新聞デジタル
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASN7X31M3N7QULFA03Q.html
大丈夫?
もしかしてはてなーたちも、知らないうちに去勢手術を受けていたりしてない?
パンツの中をチェックして、それかレントゲンを撮った方がいいんじゃない?
知らないうちに、死んでるのかもしれません
テレビで警察署に火炎瓶を投げつけているアメリカ人を見る時、あなたがそこに見ているのは、ブチ切れてしまった時のあなた自身です。自分が税金を払っている「国家」の職員によって自分の子供がユーチューブ上で窒息死させられて、相手に「すまない。でも黄色い肌だし、ずるい犯罪者みたいな細い目だったから、てっきり…」とか「ごめんな、まあ間違いってあるしさ」とか言われたとしたら? どう考えても、あなたとあなたの周りのみんなはその日から、最低でも「国家」とその政策たちに疑問を持ち始めるでしょう。さて、この種の悲劇が何度もくり返されたとしましょう。「恐ろしいけど、よくあること」になったとします。そうなったらきっとあなたも火炎瓶を作り、投げ始めるでしょう。そうならないなら、パンツの中をチェックして、それかレントゲンを撮った方がいいです。
野良猫の一生というのは過酷で、冬は寒いし夏は暑いし、なわばり争いも食べ物争いもある。
全員ノミだらけ、目やには出るわ、寄生虫はお腹にいるわ、ぼろぼろ。
外猫はキャットフードに毎食ありつけるわけじゃないので、腐ったものか、カエル・ネズミなどの死体を漁ることもあるって。
後悔しないように。
二日前から家の周りに猫が居つくようになった。
白黒ぶちでしっぽは半分。完全な成猫ではなく若干幼さが残っている。
非常に人懐っこい。こんなおっさんにもすり寄ってくる。しかし首輪はしていない。しかも去勢されていない(タマタマが付いている)
最初は迷子かなとも思ったが、この年齢まで手術をしていないような飼い主である。
放し飼いであれば家に帰るのだろうが、早朝から夕方過ぎまで家の周りにいる。
捨てたのだろうか。ここは住宅街である。せめて誰かに拾われてくれ、とでも猫に言って。
非常に腹立たしい。
週末、娘とその友達が放っとけないようで抱っこしたり撫でたりしていた。
今日は月曜日。娘が学校に行く前に家の周囲を回ると、猫の鳴き声がした。
そのまま一緒に学校まで着いていったのかもしれない。
そこで誰かに拾われ飼われればそれでいい。
しかしもしまた家に帰ってきたら、餌を食べさせなければならない。
家に入れるための準備もしなければならない。
非常に腹立たしい。
(追記)
交番に遺失物として届け出を出す。万が一、飼い猫である可能性があるので。
その際、飼い主が現れるまで自分が預かること、現れなかったらそのまま自分が飼うことを伝えるつもりだが、預かっている間に去勢手術をしてもいいのだろうか。3か月も待てないので。
手術以前に獣医に連れていって必要な予防接種もしなければならないが問題ないのだろうか。
誰か教えて欲しい。
(追記2)
帰りしなに娘にLINEすると、猫はまだいるとのこと。少なくともこの猫に行く当てがないのは間違いない。
とりあえず猫の餌を買って帰り、猫に食べさせた。
その後動物病院に連れていき、診断した結果、超健康優良児であるとのこと。
ノミもいない、寄生虫もいない、エイズでも白血病でもない、栄養も十分足りている。
獣医師さんの見立てでは、昨年の4月か5月頃に生まれたのではないかとのこと。
家の中で飼われてはいなさそうで、例えば工場とかに住み着いてて餌付けされていて、そこを縄張り争いに負けて追い出されたのではないか、と。
ワクチン接種は落ち着いてからまた。その後に去勢手術になるとのことだった。
動物病院の帰りにとりあえずの猫用品を買い揃え、ペット用ウェットティッシュみたいなので全身を拭いてから家に上げた。その位、汚れは無かった。
追加で餌をやり、最初はうろうろしていたが11時頃には落ち着いてソファで横になった。
トイレが心配だったのでことあるごとにトイレの場所を確認させ、昨夜は自分も一緒にソファで寝て、結果朝方に無事トイレに成功してひと安心。
交番に届けるのはやめとこうと思ってる。
早く名前を決めなければならない。
譲渡主からのワクチン接種証明書の日付からひと月が経過したため、近所の病院に2回目のワクチン接種に行ってきた。
年が変わる前に一度病院に電話をし、2匹にワクチンをお願いしたい旨と健康診断をしたい旨を伝えておいた。
その際、検便をするので便を持ってきて欲しいと言われていた。
このため7時に朝食をとってもらい、おふたりがトイレに行くのを待つ。
いつもほぼ同じタイミングで順番にトイレに行くので、兄上分か弟ぎみ分か目が離せないのだ。
10時頃に無事に採取を完了、リュック型キャリーバックにごきょうだいをご案内する。
診察室に通されて順番に診察を受ける際も落ち着いたものである。
診断の結果は良好、検便の結果も問題なしのため、そのままワクチンを接種してもらう。
他の人の体験談で大あばれする様子などをよく読むので少々不安だったが、大人しく対応されている。
その後は先生から、3人で仔猫との暮らし方の簡単なレクチャーを受け診察終了。
来月の去勢手術の予約をし、初めての通院は無事終わったのであった。
お疲れさま、ごきょうだい。
あのさ、メアド書き入れるとこがあるんだけどさ、
俺のメアド入力しても意味ないからおまえが自分で連絡とってほしい
俺はおまえの個人情報とかあずかりたくない
サイトurl https://omocoro.jp/contact/
こういう文章を投げようかとおもた
今日増田というサイトをみていたら「レイプ性癖が治らないので絶望しすぎて去勢手術をやりたい」という人がいました。
文章を読むかぎりかなり本気度が高いようで、風俗などでもいろいろ試しても救いにならなかったり、医者で性依存症の診断を受けているようです。
よっぴーさんあたりに人生相談がてら取材していただけると面白い記事になるのではないかとおもいます。
なお本人は面会はしてみたいが匿名希望だそうですのでよろしくおねがいします。
子供の頃から妊娠が恐怖だった。人間を宿せるらしい自分の体が不気味で仕方がなかった。体内から子供が出てくる様子や自分と血を分けた存在を想像するだけで気分が悪くなる。子宮や卵巣という器官を知った時には、犬猫のように去勢手術を受けようかとも思った。月経は最悪だ。普段はできるだけ見ないふりをしている自分の体に復讐されるようで落ち込む。PMSの影響もあるんだろうけど。
でも別に女であることへの違和感はないから、多分トランスジェンダーではないんだよね。もちろん自分は男だと感じたこともない。性嫌悪が一番近いのかな?と思うけど始まったのはセックスについて知る前だし。これは一体何なんだろう?
ちなみに他人の妊娠出産は喜ばしいこととして受け止められるし嫌悪感はない。でも薄っすらとした恐怖感はあって、笑顔が引き攣っているんじゃないかと常に心配ではある。
動物のお医者さんで食べていくのは厳しい。
人生はお金じゃない、と大学生や社会人一年目の時は思っても、現実を直視すれば9割の人は考えを変える。
もしあなたが動物のお医者さんを志すならば、動物病院を経営する必要がある。
動物病院の世界に終身雇用制度はほとんどないと言っていいからだ。
数年は動物病院で薄給で働き、その後開業するというのが動物病院ビジネスの常識だ。
動物病院も飽和状態で、新規開業が難しくなってきた昨今だと、生涯勤め人獣医でいいという人も増えてきて、その流れをうけてかなり長く雇うところも出てきている。
ただし、動物病院であっても飽和状態で潰れるくらいのご時世で、高給が得られるとは期待しないほうがいい。
サラリーマンのように給料が上がり続けるというわけじゃなく、(今じゃサラリーマンも年功序列でもないが)、サラリーマンよりも昇給は打ち止め時期は早い。
次章で書くが、とにかくも、サラリーマンと変わらぬ賃金のまま、開業資金の数千万を、20代30代のうちに用意しなければいけない。
という人は、諦めたほうがいい。
まず考えてほしい。
小児科病院が儲からないというが、その理屈がそのまま当てはまる。
人語が通じないので、処置をするために機嫌をとったり力づく取り押さえる必要があり、薬も中途半端な量で開封するからロスも大きい。
それを、人間の診療報酬の半分、よくて7掛けくらいでやらないといけない。
そのうえ、内科も外科も皮膚科も泌尿器科も全部やるわけで、器具を揃える初期投資がかかり、薬を買いそろえても使用期限切れで捨てねばならない。
まず土地。
動物、しかも病気の動物を電車やバスで運ぶというのはかなり難しいので、駐車場がないとかなり不利だ。
必然的に、そこそこの広さがいる。
例えばレントゲンを使う以上、鉛を打ち付けなければいけない。
もし、動物病院が(人間の)病院よりも有利な点があるとしたら、一度顧客になれば定期的にお金を落としてくれるということだろう。
毎年の予防接種、フィラリアの予防薬、爪切り、低塩食や低脂肪食の缶詰、etc...
ルーチンにのせられるということは、ミスも起きにくくなり、需要予測がつくということは廃棄ロスもなくなるということだ。
1000頭が毎年2万ずつ落としてくれれば2000万、毎年5万落としてくれれば5000万、右から左に薬を流すだけで売り上げが確保できる。
決して、悪いことじゃない。世の中の商売のほとんどは商品を右から左に流すだけでお金を稼ぐ。
ヒトの医療も含めてだが、病院が難しいのは全てがイレギュラーな仕事だからだ。
起こりえるイレギュラーの全てを想定して、器具も消耗品も常に用意するのは不可能だ。
一番は、人材だ。
あらゆる知識と経験を詰め込むことが現実的に可能か?24時間のうち何時間働かせることが出来るか?
とにもかくにも、ルーチンにのせ、ありきたりの仕事の比率を増やすことが経営の鍵だ。
大掛かりな手術をしたところで、あそこの獣医は高い、高いのに治らない、そう言われるだけだ。
一生に数回行わない手術のためのトレーニング、機材のメンテナンス費、そのための器具、それにかかる全ての費用の数パーセントしか回収できない。
さて、どうやって顧客を得るかだが、まずは避妊去勢をいかにこなすかと言っていい。
もちろん、避妊手術、去勢手術は最もありきたりな手術で、ミスも少なく値段設定自体でそれを収入源にすることも出来る。
ただ、それよりなにより、顧客の囲い込みという点で優秀だ。
こういってはなんだが、ほとんどの人はペットは買いたいがペットにお金を使いたくない。
中には、ペットを溺愛し、ペットに服を買ったり玩具を買ったりすることに生きがいを見出す人もいるが、最初からそんな人はいない。
ペットにお金を使いたくはないといっても、動物病院に世話にならなくちゃいけない最初の関門が、避妊、去勢だ。
狂犬病予防接種なんかは、都心部を除いて集合接種なんかもしてもらえるが、避妊手術去勢手術ばかりは、動物病院の専売特許だ。
一度顧客になってくれれば、次の年からはよっぽどがないかぎり予防接種も全て同じ動物病院だ。
あとは、接客。
とにかく印象良く。
最善を尽くしたけれどダメだった、という演技でもいいから、死んだら泣くくらいの情熱をみせておけ。
本当にプロなら、前述のあらゆる事態を想定してあらゆる投資(器具機材)を行っておくのが名医なのだろうが、設備はないが動物思いというのが客にウケるし、経営にもプラスだ。
知識のあるなしも、獣医同士での優劣はあっても、少なくとも客以上なら大丈夫だ。
困った相談ではあるが、一番は動物病院を10件くらい持つことだろう。
1件の病院で5年に1件の病気であっても、10件も経営していれば年に2件はその病気に出会うことになる。
診療数を増やすことにより、よく出会う病気になれば、系列の病院のどこかに、そのために薬を、器具を、人材を用意することが出来る。
そんなことが出来る病院は稀なので、実際は皮膚病に強い病院、整形外科に強い病院という風にすみ分けている場合が多い。
割りに合わない高度医療を各病院がちょっとずつ負担して、困ったときは助け合い。
仲良くやるには、自滅しない投資額を見極めるには、バランス感覚が必要だ。
追記
愛媛県の獣医学部新設でも話題になったが、たしかに公衆衛生分野での獣医は足りない。
公衆衛生分野というのは、ざっくり言えば食肉検査員(コンベアを流れる肉を監視してる仕事)と狂犬病予防員(野良犬捕獲の陣頭指揮)が獣医師じゃないといけないとされるものだ。
俺獣医師なんだけどね、今はさ、動物愛護法を見てもさ、犬猫は乱繁殖しないように避妊去勢手術が推奨されてるわけよ。
優生保護法の報道を見てるとさ、俺がじじいになった頃にはさ、当時(未来から見た現代)の強制不妊は酷い、動物の権利を強制的に奪っていて人としてどうかと思うとか言われるんじゃないかと微妙な気持ちになる。
まぁ今も国が提訴されているわけで、当時関わった医師が訴訟を起こされているわけでも報道で責められているわけでもないんだけど、かつては当たり前というか、それが良いとされていたものが時代を経るととんでもないとか言われるわけよね。
まぁ、犬猫の中性化手術をしないんならそもそもペットとしての飼育自体をやめろよと思うんだけど、100年後200年後の動物愛護ってどんな考え方なんだろうな。
ただ、それもまた更に100年経てば間違った考えってことになるのかもしれないし、後の時代になっても、この時代にその判断をしたことはおかしくないんだって言えるようにしっかり考えて責任持ってやっていくしかないやね。