はてなキーワード: 明晰夢とは
在宅ワークの昼休みにうとうとしていたら、金縛りに遭った。若い人に多いとどこかで聞いたことはあったが、アラサーでもなるらしい。
ベッドでは動けず、目も開けられない中でシャワーの音が聞こえた。今は部屋に誰もいないのに、はっきりと誰かがシャワーを浴びる音が聞こえる。怖くなり辺りを見回すと、そこは自分の家のようで自分の家ではなかった。青を基調としているはずの寝室が黄色い。もしかしたら、パラレルワールドに来てしまったのかもしれないと思った。
いまの自分の意識の他に、ここでの自分の意識があるようで、数日後に同窓会が控えていることを憂鬱に感じていた。それでも会場は好きな店らしく、「私」はメニューを思い浮かべることに楽しみを見出していた。意識をもう少し探ると、この部屋はいまの部屋よりも少しだけ広く、リビングまでもが黄色で統一されていることがわかった。好きな色は緑なのだけども。
シャワーの音が止まる。出てきたのは、いまの世界の同居人だった。数年同棲してこの先の望みが薄い恋人と、この世界でも一緒にいるんだなあと落胆しながらも少し安心した。
私の姿を見ると、この世界の彼は言った。「四千(頭身)の都築くんと飲みに行ってくるわ」もちろんこちらの世界で彼は都築さんと面識があるわけでも芸人というわけでもない。有吉の壁で見るくらいの距離感だ。すぐに彼が出て行き、鍵がガチャリと閉まる音が確かに聞こえた。
本来誰もいないはずの空間に人がいなくなったことに安心し、金縛りにじっと耐えているうちに目が覚めた。単なる明晰夢かもしれないけれど、今とほんの少し違う世界の存在を期待するのは悪くない。
これって明晰夢なのかな
普段のなんでもない夢(日常だったり、過去の思い出だったり)では夢だという自覚が沸かない一方で、命が危険に晒されるような夢だと「これは夢だから大丈夫だ」という考えが浮かんでくる。
特に殺人鬼や化け物に追われる夢、得体の知れないもの(幽霊など)から逃げる夢では、ほとんど全部これは夢だと自覚が出来る。
それは現実で知っている建物内を逃げているのにフロアの構造が違ったり、自分が怖いものに襲われているという状況下で「何故あれが怖いと思ったんだっけ?」と思い返して何も理由が思い浮かばなかったり、「何故追われているんだ?」とそもそも追われていること自体に意識を向けたりすることで現実でないことに辿り着ける。
夢の中でのちょっとした違和感が命の危機から逃れさせてくれる。まあ、夢を自分で操ることは出来ず、自覚した瞬間に目覚めちゃうんだけどね。
ネットでテキスト読んだ後や小説を読んだ後に、私にはよくあることなのだが、夢の中でもテキストを読んでいることがある。
でも、「スマホや本を読む夢」というわけではない。そのテキストがスマホや本を見る距離感で視界の一部として存在するわけではなく、視界全体がそのテキストなのである。
まるで、顔にディスプレイを押し付けられたような距離感で、そのテキストだけが視界に存在する夢なのだ。
そして、そのテキストの文字は映画のエンドロールのように勝手に流れていき、ネットや小説に疲れているはずの私は、夢の中に至っても一生懸命それを読む。
そこには小説のようなストーリーがあるようなのだが、夢の中でも支離滅裂だと思うほどの繋がりの無さ。強い印象を持つ単語がそのままボンと出てくるような。
それでもなぜかそのテキストに、深夜ラジオで聴く奇文のような魅力を感じてしまい、流れる文字を消えないうちに読もうとつい頑張ってしまう。
「こんなことしてると、起きても疲れは取れてないんだろうな」とか夢の中で考えたりするから、この夢はきっと明晰夢なのだろう。
そして、明晰夢なので、そのテキストは自分がこういう展開にしたいと思った通りの方向に流れを変えることができる。思いついた面白単語を挟んで、そこから文章を発展させることだってできる。
先程も言った通り、そのテキストは元々が支離滅裂なので、強引に好きな方向にひん曲げても、文章としては更なる違和感は生じないのだ。
そうして、支離滅裂ゆえの面白さを、たまには自分の読みたい方向にひん曲げて、ひたすら興味深く一生懸命読み続け、それは結末を意識せずにいつの間にか終了し、朝を迎える。
といった流れで、そんなテキストベースの夢を見ることがたまにある。自分で読みたい文章が思うように作れた気がするので、その夢を見た際の満足感はかなり高い。
また、そのテキストは自分が好きな方向に展開をひん曲げられることができるわけで、これだったら、少々支離滅裂かもしれないが、寝てる間に無努力で小説が書けちゃうかも!!ということには、だいぶ昔に気づいた。
それからは、起きたらそのテキストを書き起こそうと思って、明晰夢なので、その夢を見たことに気づいた途端に、夢の中でテキストの内容を声を出して読み上げ(寝言として、本当に声にしているかは不明)、深く記憶に残そうとするのだが、起きると見事に一字一句覚えていない。
一般的な夢と同じく、何らかの画像(記憶に残るその解像度は低く、なんか細かくて黒い文字があった以上の情報をもたらさない)を印象に残す他は、なんか長くて支離滅裂な文章を、何らかの操作をしながら読んだという記憶だけが残っており、いつも悔しい思いをしている。
そう、テキストベースでない通常の映像を伴う夢は、その画像の印象から、夢のあらすじが起きてからも書き出せるのに、そんなテキストの真っ黒さからは何も思い出せないのだ。
どうしたら、このテキストベースの夢の記憶を、起きた後も保持できるのだろう。小説に起こすのは無理にしろ、自分の無意識がもたらす文章を個人的な愉悦として楽しみたいのに。
そういえば、大学受験の勉強をしていた頃は、わからなかった数学の問題を解答を見ずに放置したまま床につくと、寝ているうちに夢の中で図形や数式がノートに書くように展開され、起きたら解法が思いついている、ということが何回かあったが、この夢の場合は、それがなぜか上手くいかない。
数学の問題と同じく、テキストも夢で展開はされるのだが、そのスジが起きてから追えない。数学の問題と違い、話のスジが支離滅裂なのは大きいだろう。
同じような夢を見たことのある人に、夢に現れる支離滅裂ながらも魅力的なテキストをうまく記憶に残すコツを是非聞いてみたいと思う。
/////追記/////
To ブコメの方
久しぶりに明晰夢みた
しかも長め
きつねが女の子に化けた(あやかしびとのすずっぽいの)コがいて、その子がいきなり俺を肩車してくれた
調子にのってやらせてくれるかとおもったらしょうがないって感じでやらせてくれたバックで
でもうおおおおおおおってなった
静止がちからになるとか
その後もしばらくいっしょに行動してた
もう帰るかってなったときに別の教室をさがしてやれるこいないかなって
そのとちゅうで隣のきつねっこみたらめっちゃ貧乳でノーブラ乳首たってた!!!
思わずツンツンしちゃった!
1組に高校のときいためっちゃかわいいこがいたからいきおいでやったけどやっぱり感触は手コキ
静止ちからになるっていったのにーってジト目でみられたから早くすって!っていってストロー渡して吸ってもらった
んで帰ろうってなったけどあこれ死ぬフラグだって思ったらそのとおりなっちゃってファイナル・デスティネーションみたいな
ケーブルカーでおりてくんだけどそれにのってもじこってしぬと思って急いでオリた
そしたらなぜか虎とかライオン(めっちゃ作画不安定でリアル感ないけど)が南東もおそってきてそうなるのかーと逃げる
たのしすぎるわ
さいきん手コキのかんしょくにようやくなれてきたうつおな派だしなあ
でも深く寝れてないのもあるんだろうな
ともあれ楽しかったでーす
私は結構気付く方で、例えば住んでる家と違う家に住んでる夢を見て「あ、これ夢だ」みたいに気付きます。
明晰夢というらしいですが、夢を操れるとかそういうことは一切出来なくて、逆に夢から覚めようともがいても目覚められないタイプです。
恐らく、というのは訳あって家族とは絶縁しているので確認できないためです。
私はそれを毎晩心待ちにしていました。
それがある日突然、父親が帰ってこなくなりました。
冷凍庫から段々消費されて消えていく冷凍うどんと帰ってこなくなった父親の存在に私は不安になっていきます。
意を決して妹に「最近お父さん帰ってこないね」と言おうとした瞬間、夢だと気付きました。
私に今、家族は居ない。
その瞬間今まで見ていた家族の顔が朧気になり、家の中で「わたし一人なんだな~」と改めて自覚しました。
家族に未練はないです。
不便なのは家を借りる時に保証人がいないので大変なことと、緊急連絡先になってくれる友人を探す事くらいです。
性的指向も無性愛者(男性にも女性にも惹かれない)なので、恋人も結婚相手もいません。
友人は多いけれど、友人では家族にはなれない。
こういうのも孤独になるのかな、なんてことを考えながら目覚めました。
これを日記にしようと思ったのは、個人的に衝撃的な夢の内容だったので覚えておきたいと思ったからです。
家族に対してそんないい思い出もないし、今縁切ってハッピー!なのに改めてぼっちを自覚させられると結構ショックなのウケるwwwみたいな感じです。