「ギリシャ語」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ギリシャ語とは

2020-01-14

anond:20200114190040

お、おう、受け止めてくれてうれしいんだが急な女性口調に戸惑い大発生

豆知識タラモたらこじゃがいもではなくギリシャ語起源らしいし

魚嫌いな欧米人でもおいしいってことは日本人にもなお美味しいとおもうぜわよ

2019-12-17

anond:20191217115823

アンドロギュノス(androgynos)=両性具有って言葉があるだろ。

これはギリシャ語で「アンドロ(andro)」が男性、「ギュノ(gyno)」が女性意味してるんだよ。

そして「misos」が「嫌悪」という意味接頭辞

組み合わせると、

misos+andro=misandry=ミサンドリー男性嫌悪

misos+gyno=misogyny=ミソジニー女性嫌悪

となる。

まり「アンドロギュノス」という言葉さえ覚えておけば

そこからミサンドリーミソジニーを導き出せるってわけさ。

2019-10-17

オシャレで意味エモい単語を教えてほしい

例として挙げるなら

トリコール:雨が降った時に、地面から上がってくる匂いのこと(ギリシャ語で石のエッセンスという意味)

フネポルトガル語愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ

みたいなのお願いしま

2019-07-26

[]タウマゼイン

ギリシャ語で「驚異」という意味

特に知的探究欲のきっかけとなるような、未知のもの出会ったときの驚きを言う。

2019-07-07

anond:20190707022310

生産者です。初めて書いた匿名ダイアリーホッテントリ入りしてびびってます

コメントが1つでも付くといいな、くらいに思っていたらたくさんコメントいただきましたので、いくつか返答しつつ、こういう情報にも需要あるっぽいんで、あとちょっとだけ書きます

プロきたー。こういう情報バンバン出して欲しいな。

ありがとうございますバンバン書いたら、読む人置いてきぼりな長文になっちゃったんで、だいぶ縮めました。

「風」乾燥のために必要だったのか、増田の観察眼がすごい。

元増田さんの内容を読んでいて、風に言及するのは珍しいな、と思ったので私も書いてみた次第です。

乾燥にも重要なんですが、光合成にも必要なんです。というのも、気孔から二酸化炭素を取り込むのに、葉の表面にびっしりとあるトリコームが邪魔になるんですね。たとえば、マスクをしたら呼吸がちょっと苦しい、みたいなもんです。風を送る事で、比較二酸化炭素の多い空気を、植物体表面付近の、二酸化炭素が少なくなった空気と入れ替える事ができるため、光合成を促進すると考えられています

喜んでるけど、すぐ枯れた方がたくさん売れるぜ~系の生産者の方が儲かってシェア取っていくんだろうな~ってのが市場原理皮肉…。

そんなもんです。でも、うちで育てたのは長持ちって評判を聞くので、それだけでまぁいいかなって気分になります

自分仕事に愛を持ってる増田だ!おかげさまでエアープランツバッチリ育てられる気がしてきた

ありがとうございます。このコメントが一番うれしかったです。

養分ってどうしてるの?生産場合と観賞の場合とで違うのかな。(調べもせず書いてみる

ごく薄く薄めた液体肥料をたまーにやるくらいで十分です。水分を取り込む時に、一緒に養分も取り込んでます。根は、固定のためだけ、という説もありますが、実際には水分・養分も吸収しているらしいです。

生地だと、こんな感じに養分を得ているようです。

着生している木に落ち葉や虫のフンが貯まる所が出来る→微生物によって分解される→雨と混じって液肥の出来上がり→木を伝って垂れてくる→エアープランツたちが吸収

これが、種(タネ)の戦略にも影響していて。いわゆる「種」のイメージって、養分たっぷりですよね。でも、エアープランツ…というか、着生タイプのチランジアの多くは、種には養分が少ししかまれていません。

なぜかというと、大量の種を広い範囲に散らばらせ、生育に適した環境に着いた物だけが育つ、という事に最適化されている事が理由らしいです。十分な養分を種に持たせようとすると、たくさんの種を作るにはエネルギーが足りなくなりますので。たとえば上記のように、木を伝って栄養が来る、さらに明るさ・風通しもよい…というような所に着いた種が発芽・生育し、次世代を残す…という事になっているようです。

増田にそんなニッチ職業の人がいるとは

職業で言うと単に農業なっちゃうんですけどね。農業副業で、本業フリーランスIT関連の便利屋みたいな事をやってます。今回ホッテントリ入りしたのを見た時は、本番環境やらかしApacheテストページしか出てこなくなっちゃった時くらいビビりました。

水を「トリコーム」で取り込むのせいでネタしか思えない

ですよね。なので、書くかどうか迷いました。英語発音だと、Trichomeなのでトライコームに近いのですが、エアープランツ関連だとトリコームって書かれる事が多いようです。語源としては、ギリシャ語のtrichoma、毛が生えてる…って意味らしいです。他の植物の、葉に生えてる産毛のような物も同じくtrichomeなんですけど、こちらは毛状突起と訳される事が一般的なんですよね。不思議

国産だったのか…。

最近は以前よりもだいぶ流行ってるんで、海外から輸入して売ってる所も多いですね。

そもそも勝手に生息地から連れてこられて売り物にされたオイラ気持ちが分かるか?

ごめんね。代わりと言っちゃなんだけど、できるだけ快適に過ごせる環境で元気に育ってもらえるようにするよ。

あとは、個人的に初めて知った時はへぇーーーってなった部分ですが、細かい内容なんで、オタク早口で何か言ってるくらいに思ってください。

エアープランツの多くは、光合成CAM型と言って、昼の暑い時は気孔を閉じていて、夜間気孔を開くしくみです。ただ、夜であっても、環境条件が合わないと気孔を開かないんですね。条件としては、外気の湿度が大きな影響を与えていますしかも、ストックよりもフロー重視というか、植物体の持っている水分量はあまり影響を与えないようです。すなわち、十分に水をやっていても、夜間空気乾燥した状態だと、気孔わずしか開かない、という特性を持っています

あと、昼夜の気温差が少ないと、これまた光合成速度は低下します。植物は、光合成エネルギーを貯め、呼吸でそれを消費して生命を維持しているので、光合成速度が低下して、生命維持に必要エネルギー生産量を下回ると、最終的には枯れます生命維持に必要な量を超えると、超過分が植物体の成長等に使えるわけですね。なので、枯らさない/早く育てる、というのは、いか光合成に適した環境を与えるか、という事にかかっているわけです。

2019-06-24

anond:20190624151358

先週からはじめたのは俺だけど、暇になったからだよ。

自身は週3日の仕事家族を養える年収になったから、週4日暇になったんだよね

2日は家族サービスしてるから、残り2日が自由時間

昔昔、そのまた昔、ギリシャポリス都市国家)にはアゴラって広場があったんだとさ。

ギリシャおっさんってのは、仕事は全部奴隷がしてくれるから暇で暇で、何していたかというとアゴラって広場毎日毎日くっちゃべっていたらしい。

暇でしょうがいか哲学的なことを考えるようになり

「男が女を好きなのは子供を見たら可愛いと反射的に思うようなもので、男が男を愛するのは理性があるからだ」

みたいな事言い出してさ、女とセックスするのは人間なら当たり前じゃん?でも男とセックスしたい!って思うのは俺たちが動物とは違う高尚な生物からだ!男とのセックス気持ちいい!最高!

かいうんだよね、女ともちゃんセックスはしてるんだけどね、まあ女性差別一種だね。

あ、別に全員じゃない、そういう人もいたってだけだ

他の暇人は、もっと哲学のことをを考え出した。アゴラって広場でくっちゃべっていたのは、ローマ時代より前、顕微鏡もない時代でさ、それなのに人間の素ってなんだろう?って考えるんだ。

有名人ピタゴラスさんは「万物の根源は数字である」とかな

他の人曰く「万物の元は火である

いやいや「万物の元は水である

いやいや「万部の元はアトム(これ以上壊すことのできない小さな何か)である

ここまで思考実験だけでたどり着いたんだすげーよな、ギリシャバカっって

これを可能にしたものは何かっていうと「暇」なんだね

スクール学校)の語源であるスコレーってのは、この時代ギリシャ語で「暇」の意味なんだ

まあなので、仕事しないでも生活できる暇なやつらが集まって、それっぽいことを喋り合っていればなんか面白い発見あるんじゃねえかなーってそんな感じで初めてみたよ

ツイッターは、どうも奴隷労働してるやつが多いみたいで、暇って感じじゃないしさ

労働なんていう奴隷がすべき活動を喜んでやっている人を笑う側のやつらがぐだぐだしてそうだなーって思って増田に来てみたわ

2019-05-11

文系学問における注と参考文献の話、補遺

文系学問において資料実在証明するものとは何か」(anond:20190510230425)についたブコメに応答&補足説明します。

参考文献と注は違うよ!

Wikipediaですら参考文献を求められるので、参考文献(ここで言っている注)のない本はある意味Wikipedia以下の信頼性と考えられても仕方がないことを多くの人に知らせるべきだと思う。

参考文献と注は違います! ぜんぜん別です! 参考にした本を並べてあるのが参考文献(厳密にはこの場合「参考文献一覧」)で、本文中の記述の出典を直接明らかにするのが注です!

参考文献と注については、以下の4つの組み合わせが考えられます

  • a)参考文献も注も揃っている
  • b)参考文献はあるが、注はない
  • c)参考文献はないが、注はある
  • d)参考文献も注もない

このうち、研究書として許されるのはaとcだけです。ここで問題にしているのはbとdで、多くの学術的な新書はbであり(中公新書とかでよくあるやつ)、ごくまれにdみたいな本があります最近だと、岩波新書の『ロシア革命』)。

えっ、cも許されるの? はい、許されます。なぜなら、個々の注でしっかりと典拠を示してある場合は、参考文献リスト存在せずとも出典の表示に不自由はないからです。

これだとわかりづらいかもしれないので、架空の例で説明してみます(わかりづらいかと思ったので書き直しました)。

a)増田うんこを漏らした(注1)。一方、同人作家おしっこを描いた(注2)。

(注1)はてな太郎増田研究Hatelabo2019年、819頁。

(注2)Y. Arim, Oshikko Collection (Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019), p.8107.

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

b)増田うんこを漏らした。一方、同人作家おしっこを描いた。

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

c)増田うんこを漏らした(注1)。一方、同人作家おしっこを描いた(注2)。

(注1)はてな太郎増田研究Hatelabo2019年、819頁。

(注2)Y. Arim, Oshikko Collection (Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019), p.8107.

d)増田うんこを漏らした。一方、同人作家おしっこを描いた。

cでも十分に出典表示として問題のないことはご理解いただけるでしょうか? 実際、英語圏でもcのような本はたまにあります。そして、著書ではなく論文レベルだと、cのようなやり方を採用している雑誌はとても多いのです(日本語圏でも英語圏でも)。いや、もちろん理想を言えばaみたいな本であるべきなんです。でも、紙幅の都合というものがあり、印刷費が嵩むからどこかを削りたい、となった場合には、真っ先に参考文献が削られてしまうのは致し方ないと思います

日本出版問題は、そこで「参考文献ではなく、注を削ろう!」という話になってしまうことです。違います注か参考文献、ページ数の関係上どちらかを削らないといけないのなら参考文献を削るべきなんです。

もし注がしっかりとつけられていれば、参考文献の欠如は「どんな文献があるかひと目でわかりづらい」程度の問題しかなりません。しかいくら参考文献があったところで、注がなければ「ではこの記述典拠はいったい何なのか」という根本的な問題惹起します(bの例から正しい出典を復元できるでしょうか?)。参考文献は省いても構いません。しかし注を省いてはダメなのです!(学術的な新規性のある本ではなく、学界の定説初心者向けにわかやす纏める本でなら、読みやすさを優先して逆の判断になっても構わないのですが)

もちろん、これはauthor-date方式やMLA styleの注をつける場合には適用できません。どういう方式かというと、次のような方式です。

author-date方式

増田うんこを漏らした(はてな 2019: 819)。一方、同人作家おしっこを描いた(Arim 2019: 8107)。

参考文献リスト

Arim, Y. 2019. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies.

はてな太郎.2019.『増田研究Hatelabo

MLA style:

増田うんこを漏らした(はてな 819)。一方、同人作家おしっこを描いた(Arim 8107)。

参考文献リスト

Arim, Y. Oshikko Collection. Tokyo: Press of Institute for Shonben Studies, 2019.

はてな太郎増田研究Hatelabo2019年

こういう方式の注をつける場合には参考文献が絶対必要です。当たり前ですね(author-date方式についてはanond:20190511230117も参照)。

2種類の「参考文献」

自分実験室の試験管”イメージ偏ってるなー(´・_・`)理系論文での引用たことないんかな。普通に出典書いてるし、それを叩き台に積み上げたり、否定したりするんだが。博士論文なんか引用文献沢山乗るしね

理系学問についてのイメージが偏っている点についてはごめんなさい。でも引用については、申し訳ないけれどそちらが勘違いされていると思います(もちろん私は理系論文ちょっとしか読んだことないので、私に事実誤認があれば教えてほしいのですが)。

文系学問において、参考文献には2種類あります

このうち、理系論文で文献として挙げられるのは「先行研究」だけですよね? でも、文系では「一次文献」も参考文献に含まれ、そこへの参照が論文重要な核を占めているのです。

たとえば上皇陛下が書かれた論文(※1)を見てみると、確かに末尾にずらずらっと先行研究が並んでいますが、論文の核となる部分はあくまハゼ遺伝子を解析した部分にあって、それは当然ながら実験室で採られたデータであり、何らかの文献によって引証される類のものではないわけです。

しかし、皇族つながりで天皇陛下が書かれた論文(※2)を例に出すと、この論文において著者の主張の裏付けとなっているのは古文書における記述であって、その原本研究施設が所蔵していたり史料集として公刊されていたりするわけです(史料集って何ぞや、という点については後述)。

私が最初増田で言ったのは、この「一次文献」の問題です。多くの場合理系ではこういう資料引用しないですよね(最近だと古天文学歴史的史料引用するとかあるのかな?)。しかし今回の研究不正がなされたような分野においては、そのような資料こそが研究の核心にあるという話です。

もちろん、慌てて言いますが「なにをデータにするか」は研究対象によって異なります文化人類学のような分野では、ヨソの土地まで出かけていって住人たちとの会話を書き取ったもの資料です(この分野だと「インタビュー」とかいう生易しいものじゃなくて、ヨソの土地に住み込んでその土地言語習得して日常生活を過ごす中で遭遇した会話や出来事を持ち歩いてるノートに書き付ける、という調査方法が採られます。これを参与観察というわけですが、私にゃ無理ですわ)。記述言語学だと研究対象の言語話者にその言語を口に出してもらって記録する(「これを○○語でなんといいますか?」と聞くこともあれば、話者どうしで会話してもらってそれを横で聞くパターンもあり)、というやり方になるんだろうと思います。なので私が言っているのは、あくまでも近現代史やその隣接領域での話だと思ってください。

一次史料からといって信憑性が高いとは限らない

文系生データは出典となる書籍だったり、原典資料がある場所と。原典原典って、どんどん辿っていけるブロックチェーンみたいな形式理想ってわけか。一時情報当事者証言なら信憑性高いって判断にはなるし

違います! 当事者証言からといって必ずしも信憑性が高いわけではありません! たとえば戦争犯罪裁判にかけられた人の証言のことを考えてみてください。彼もしくは彼女証言をそのまま「信憑性が高い」として扱ってしまってよいか? そんなわけはない。

歴史学において一次史料が重視されるのは、それが「生データ」だからです。それはひょっとしたら当事者の保身によって捻じ曲げられているかもしれないし、当事者が間違えているかもしれないし、当事者が見ても聞いてもいないことは書かれていないかもしれない(たとえば「沖縄返還をめぐる日米交渉」を研究しようと思ったとき日本側の史料は「日本側の政策決定過程」を教えてはくれますが、アメリカ外交官たちがどういう考えを持って交渉に臨んでいたかを教えてはくれないのです。それを知りたければアメリカ側の史料を見るしかありません)。けれども新しい研究は必ず一次史料から出発する必要があるのです。何故ならそれは昔の人によって直接書き記されたものから

なので歴史学では「史料批判」というものを重視します。これは説明すると長くなるので詳しくは歴史学入門書とかを読んでほしいんですが、要するに史料に書かれていることはどのくらい信用できるのか、みたいなことを分析するわけですね。あれれ~? おっかしいぞ~? この人、自分は後方にいたか虐殺行為に関わってなかったって言ってるけど、部隊の記録では後方にいたなんてどこにも書いてないよ~?

(「なにが一次史料か」というのも研究対象によって変わります特に科学史史学史といった分野では「他の研究において先行研究とされている文献が一次史料である」という状況がしばしば発生するのですが、この理屈はわかっていただけますよね)

デジタルアーカイブ史料

図書館ScanSnap SV600を完備し研究する皆の熱意でデジタルライブラリが出来るといいな… P2Pで共有されればノード消滅にも耐えられる。しか日本ではプリウスミサイル上級国民は不逮捕で、P2Pプログラマ逮捕なので

出来るといいな、じゃなくて、既にあります

たとえば国立国会図書館デジタルライブラリーには幕末以降の古書が多く登録されていて、PDFで落とすことができます。archive.orgや、フランス国立図書館デジタルライブラリー「Gallica」も有名ですね。こういうところに所蔵されている文献については、わざわざ現地の図書館まで行かなくともPDFダウンロードすればそれでよいわけです。デジタル化によって歴史学者の仕事は格段にやりやすくなりました。18世紀ドイツ語の本をコタツに入ったままで入手できるんだもんなぁ。

しかし、当たり前ですが全ての史料電子化されているわけではありません。国によってデジタルライブラリーの整備状況に違いがありますし、そもそも現代以降に出版された印刷物の数を考えたら全部をデジタル化するなんて人手も時間も足りない、という場合もあるでしょうし、身も蓋もない話をすれば著作権問題もあるでしょう(とある国では、その国の図書館に直接行かないとデジタル化された史料アクセスできなかったりします。てっきりPDFはないと思っていたのですが、著作権上の問題で館内からしかアクセスできないようになっているだけだそうです)。

また、多くの国では、公文書館史料まではデジタル化は及んでいません。元増田でも書きましたが、お役所ちょっとした書き付けなんかも史料になるわけで、それ全部デジタル化しようとしたらとんでもない数になります(これについて、日本戦前外交文書のかなりの数をウェブで読めるので恵まれていますね……アジア歴史資料センター様には足を向けて寝られません)。なので未だに、現地に行って史料を直接見てくる、というのが重要になるわけです。

さらに言うと、史料が必ずしも公的機関によって保存されているとは限らず、貴族武士の子孫のおうちに保管されていて、読みたい人はご当主様の許可を得て読ませてもらう、という場合もあり、当然デジタル化の波は及んでいません。イギリスだと由緒ある大貴族屋敷には私設の文書館付属している場合もあり、日本歴史学者でもソールズベリ侯爵のお屋敷であるハットフィールドハウスに赴いて史料収集している人もいます。謝辞で「史料を閲覧させてくれた当代のソールズベリ侯に感謝する」みたいなこと書いてあって「すごい……」って思いました)

ただ、「みんなが読みたがる重要史料」については、史料をまとめた本を出すとか、史料を集めたマイクロフィルムを作るとか、そういう形で広く公開されている場合があります(たとえば第一次世界大戦の勃発に関しては、イギリスオーストリアなどの当事国が何十巻にも及ぶ史料集を出版していて、東京大学などの国内研究機関にも所蔵されています)。けれどそういうのを購入するのはお金がかかるし、何より発行から何十年も経ってしまうと入手自体が難しくなってしまう(でも著作権は残っているためデジタル化も遅々として進まない)ので、あんまりお金がなかったり新設されたばかりだったりする大学研究者は結局それらを所蔵している大学図書館に行く必要が……

「注があると読者に嫌われる」は本当か?

しろ最後の注を見て次の本を決めたりするので、注があると読まなくなる人というのがいるのにびっくり…

注なんて読みたくなければ飛ばせばいいのに注があると売れない……? やべえな世の中。/ みんな本当に自己防衛意識が弱いよね。優しい世界生きてるんだろうな

注があると読まない人が居るという話、ただ気持ちよくなるために情報摂取してる層には、正確性の担保なんてむしろ邪魔なんだろね。ワイドショー視聴者と同質。

これ、実際に「注があるから読まない」読者が本当にいるのか、と疑ってみるべき案件だと思うんですよね……。「編集から言われて注を外した」という話は学者あいから漏れ聞こえてきますが、「注があるから読んでいて苦痛だった」という話ってなかなか聞かなくないです? いやもちろん編集者のところにはそういう苦情のお便りが届いているのかもしれませんが……。「注があると売れない」という都市伝説が生き長らえているだけのような……(一般読者からしてみれば、注の存在に気づいてなかった、とか、なんか数字が振ってあるけど気にしてなかった、という場合も多いでしょうし)

注は別に読まなくてもいいです

ちゃんと注まで読んでるのね。今まで気にしたことも無かった…我ながら知的レベル低い…

注がついている本を読んでいる段階で十分かと思いますので安心してください。注は、もし興味がないならさらっと読み飛ばしても別に大丈夫ですよ。というか、注で典拠が示されていても、アラビア語とかギリシャ語とか朝鮮語とかロシア語とかで書かれている場合も多々あるわけで、そんなの普通の読者さんにチェックできるわけないですし。ただ、注を見てみると、おっ、ここはちゃんと原史料を読んで書いてるのか、なーんだ、ここは英語二次文献に頼って書いてるんだ、みたいなことがわかっちゃったりするので、学者仕事の裏側を垣間見ることができて面白いですし、どんな情報源を使って書かれているのか? をチェックしてみることは学術書だけでなく普通ニュースとかを読むときにも重要なことだと思いますよ。

ブコメ

物理分野では「参考文献」の意味増田とは異なる。参考文献は本文記述の直接の引用を表す。あとあまり明確に決まってないけど、注は捕捉説明を指す。「参考にした文献一覧」は存在しない。読書案内なら見かける。

誰がReferences(Bibliography)を参考文献と訳したのか。"refer"した文献のリストであって、本文の著述に紐づけられるものだけリストアップすればよく、逆に、何でもかんでも列挙して博識をひけらかすところではない。

や、まあ、文系でもたいていの場合は「引用文献」ってことですよ。それを「参考文献」と呼んでるだけ。参考にはなったけど言及してない文献は、私なら入れない(でも入れる人もいるかも)。

いま史学科にいる人間全員読んでリアルブクマしとけ。懇切丁寧な論文の"文法書"だぞ。

あなたがこの増田に感心してくれたことは嬉しいけれど、史学科の学生上から目線アドバイスしないでください。こんなの初歩の初歩で、史学科の学生さんならとっくに理解してます史学出身じゃない人たちが「そうだったのか~!」って言ってるだけ。別に史学科の常識を知らないのは悪いことじゃないけれど(私も他学科常識とかわかんないし)、自分が知らなかったある分野の初歩の初歩を解説されて、そこで聞きかじった内容をその分野を学んでいる人の前で「お前らこういうのよく読んどけよ~」って言えちゃうの、ちょっと傲慢すぎません?

2019-04-28

anond:20190427225233

エウレカギリシャ語からラテン語って言われるとファ?ってなる。

まぁラテン語に輸入されたから間違いではないんだろうけど。

エウレ化はおもしろいなと思った。最初は何言っているのか分からなくてバカ?って思ったけど。

2019-02-28

anond:20190226211724

英語だって外来語だらけだぞ。

fellatio, cunnilingus, anus, penis, clitoris, vagina, hymen, labia, vulva, mons pubis, etc

ラテン語ギリシャ語ばっかりじゃん。

2019-02-26

anond:20190226211724

英語だって外来語だらけだぞ。

fellatio, cunnilingus, anus, penis, clitoris, vagina, hymen, labia, vulva, mons pubis, etc

ラテン語ギリシャ語ばっかりじゃん。

2019-02-22

anond:20190222151201

なさそう

ラテン語のlibraはギリシャ語のlitraと同じ語で、どちらも重さの単位または秤を指すので英語の「リットル」の語源であるらしい

自由(liber)はギリシャ語だと全然違う語になる

2019-02-21

anond:20190221183221

そりゃ、ギリシャ語には「羊」や「牛」に相当する単語が無くて、「牡羊」や「牡牛」に相当する単語を使わざるを得なかったからだろう。

例えば、英語の「牛」に相当する単語なども似たような状況だから、そこから想像がつくだろう。(cow, bull とか)

(そうだ、ついでに英語「鶏」もそんな感じか。)

2019-02-07

anond:20190207120401

英語としてしか考えていないのかもしれんが、英語exodus はおそらくギリシャ語由来で、

ギリシャ語では明瞭に「エクソダス」って発音するから

2019-02-04

anond:20190204024106

話者数で言っても実用面で言っても、英語中国語スペイン語あたりが妥当だとは思うが、日本の近隣国言語という点でロシア語朝鮮語も当然候補になると思う。(その点でスペイン語フランス語ドイツ語は不利)

僕は個人的には、イタリア語フランス語スペイン語ギリシャ語あたりの南欧言葉が好み。だって南欧女の子たちを口説(ry

2019-01-15

anond:20190115080913

ギリシャ語のVennなのでベンです

こういうところまで詳しく覚えておけば今後は覚え間違えは減るでしょう

2018-11-30

IQテストを受けたら平均値だった

メンサ謹製IQテスト受けた。ウェブ無料で受けられる。一緒にやった大学同級生はみな、高IQを叩き出していた。自分は平均。

心当たりがあるなと思った。みんなで外国製の新しいボードゲームをしたとき、みんな一度ルール説明を聞いただけで完全に理解し覚えてしまったのに、私は全くわからなかった。ギリシャ語でいってんの?って感じ。二度目からは、あらかじめボードゲーム名前を聞いておき、ネットルールを徹底的に調べて挑むようにした。

IQが平均ということはつまりちょっと上に行きたいなら、先人が見つけた攻略ヒントを使って努力をしなきゃだめだってことだろうな。まさにボードゲームに対する私のように。でも世の中には一度ルールを聞いただけで理解応用できてしまう人もいて。切ない。

2018-11-14

混合した造語

なんかでドイツ語英語が混じった造語が叩かれてた覚えがあるのだけれど

ついさっきメリトクラシー(meritocracy)が読んでる文章に出てきて、これもラテン語ギリシャ語の合いの子だよなって思った

ドイツ語英語語彙借用もあるし、発音体系が一つならいいのかな

2018-05-15

anond:20180515114143

rain cats and dogs(土砂降りの雨、激しい雨

It began raining cats and dogs.

「土砂降りの雨が降り出した」

猫と犬が喧嘩をして騒いでいる様子を表しています


語源北欧神話で、猫は雨を降らせる力があり、犬は風を起こす力があると信じられていた。

英辞郎


One of the less likely suggestions is pets sliding off sod roofs when the sod got too wet during a rainstorm. (Ever see a dog react to a rainstorm by climbing up on an exposed roof?) Probably rather an extension of cats and dogs as proverbial for “strife, enmity”.

可能性が低い説の一つは、ペットたちが嵐の間、雨にぬれた芝の屋根からすべり落ちるというもの。(むき出しの屋根に登って嵐に反応する犬を見たことがあるか?)あるいは、争いや敵対象徴としてことわざに出てくる「猫と犬」のイメージから来ているのかもしれない。)

Online Etymology Dictionary」



Drainage systems on buildings in 17th-century Europe were poor, and may have disgorged their contents during heavy showers, including the corpses of any animals that had accumulated in them.

17世紀ヨーロッパでは建物下水システムが貧弱だったので、大雨の間に、それまでに蓄積された動物の死骸を含め、様々なものを吐き出していた可能性がある。)



Cats and dogs” may be a corruption of the Greek word Katadoupoi, referring to the waterfalls on the Nile

Cats and Dogs は、ナイル川の滝を表すギリシャ語 “Katadoupoi” がなまったもの。)



The Greek phrase “kata doksa”, which means “contrary to expectationis often applied to heavy rain

(「予想に反する」という意味ギリシャ語 “kata doksa” がよく大雨を表すのに使われていることから。 )

2018-03-27

役に立たない言語勉強する意味

外語勉強するのは脳にいいみたいだけど、でもどっちにしろ使用人口が多い言語の方が役に立つよね?

ラテン語とか古典ギリシャ語とかエスペラント(笑)とかを勉強する意味ってあるの?

教養を自慢したい人たちのオナニーじゃない?

2018-03-20

https://anond.hatelabo.jp/20180319201508

まったく意味不明でクソワロタが、ふと以前の「高校漢文不要か否か」論争を思い出した。

「不入斗」って地名の読み方を理解するには、高校漢文程度の知識は最低限いるだろ。

漢文で広がる知的世界をないがしろにするから不要」だというのであって、

史記なんて、白文に補助訳着けて読んだら面白すぎて徹夜するぞ。

まぁ加えてラテン語も覚えると面白いよ!ウルガ聖書ガリア戦記読むだけでもいいから。

というか、ヨーロッパ文学読んでると、ラテン語知ってると元ネタわかって楽しすぎる。

合唱団入って意味から呪文唱えるのも面白くなくない?

あ、ウルガタはギリシャ語翻訳じゃないか、というならこいネーもついでに覚える

のもいいかマタイ福音書なんてすごく稚拙にかかれているのがバレて面白いぞ。

あとはサンスクリット語かね。

バーフバリ好きだという人はサンスクリット覚えてバガヴァット・ギーター

読むと元ネタわかって楽しいぞ。

とりあえず古典語は年取って勉強してもなかなか身につかないんで、10代、20代でなんとか

身につけといた方があとで意外なところで役立つ。マジで。その中でも一番たいへんなのは

梵語から、とりあえず大学はいったら印哲ゼミ行こう。

2018-02-11

勃起を格好良くいう方法

さあ好きなのを選べ

英語→erection(イレクション)

ドイツ語→Erektion(エレクツィオーン)

フランス語→Erection(エレクシオン)

イタリア語→erezione(エレツィオーネ)

スペイン語→Erección(エレクシオン)

ギリシャ語→στύση(シュンタシス)

訂正 ロシア語→эрекция(エレークツィア)

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