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はてなキーワード: アッカド語とは

2022-10-15

言語学馬鹿にしてたわ

数学程ではないが高度な識者同士の議論になると言語学でも何言ってるのか分からんもんなんだな

テレビありがちなことわざ語源系の蘊蓄イメージ言語学全体があんなんだったら程度が低い学問だろって馬鹿にしてたんだわな

71鳩摩羅童子(くまら どうじ)2022/10/15(土) 14:33:31.920

68へ

> キミの言う「山ほどある」という対応例を、2、3、ここで提示してほしい

まず、確認しておくが (b-a) という表記は、発音「b」が発音「a」に化けた、ということを表す。before-after の順番の並び。

例えば (b-p) の音通例。--- web 内 page 検索 (Ctrl+F) で 「b-p」と入れれば、在れば、引っ掛かる。

ex0. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/AA_Indo.html

ex1. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm's_Law_in_J_20.html

結果

[ハチ137] ◆へっぞ◆へっそめ◆へっちょめ◆へっつをめ   (トンボ。)

【チベ】bu bla ma ni (= dragonfly [IW]) へっそめ (b-p, l-s)

ex2. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm's_Law_in_J_17.html

結果

18

↑ jepi₁ 窓枠 不明 oNpi₁ c. window, frame, sash 全てイマイチしかし、これ以外の候補は考えられない。 → やはり、有った。

【趣】ab (= : window; opening; niche 隙間, nook 〔部屋の〕片隅、引っ込んだ場所 (cf., aba) [AB archaic frequency; 384; concatenates 2 sign variants (sign also used for èš and aba - for this reading and meaning in Fara period, see Krebernik, Beschworungen]. ) あぶ/あば、おんぴ (+ん, b-pi), いぇぴ (a-ye)

32

pu 火 武藏 pi, pocf. スワデシュ・リスト 207 個の単語検証(鑑定)167 番の fire

【趣】bul(4); bu(5) (=: to blow; to ignite 点火する, kindle; to sprout (onomatopoeic). ) ぶ、ひ (b-p)

2

↑ isajo₁p(i₁|u) 躊躇う 不明 isajup

【賛】dvaMdvIbhU (= to become joined in couples BhP. ; to engage in single combat MBh. ; to hesitate or be doubtful (cf. %{-dva-bhUta}).) いさよふ (d 無音, d-s)、いざよひ (d 無音, d-s, b-p)

ex3. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm's_Law_in_J_20_19.html

結果 --- b-p は、ナシ。

----

音通側のサンプル探しは、 web page システムは、向いていて、便利。

同一語族であることが証明されているインド・ヨーロッパ語族においてすら、s:s, r:rが常に対応しているとは限らない

英語 smith /smɪθ/ : ドイツ語 Schmied /ˈʃmiːt/

英語 sit : アヴェスタ語 had

英語 wolf, 古代教会スラブ語 vlъkъ : アヴェスタ語 vəhrka

74名無し象は鼻がウナギだ!2022/10/15(土) 17:46:55.180

71へ

1)母音音韻対応規則は、まだひねり出せないか

子音のみでなく、母音対応規則もあってしかるべきだろう

2)規則にブレ(例外)があるなら、例外が起きる条件や機序を述べるべし

上の例で言うと、「s : s」が本来対応規則なら、それから逸脱する、「bla : そ」、「d: s」、さらにキミが先だって書いた「ch : t/s」の例外がなぜ発生するのか、その条件と機序を述べよ

3)キミが先に書いた規則(s-s), (b-p), (b-p-m)と、新たに書いた(ch-t/s) (m 無音) (r-r) (p-p)のどちらが正しいのか?

もしも、どちらも成立するというなら、それは音韻対応規則とは呼べない

キミは、日本語「s」対応する音をいくつも並べている

繰り返すが、多対1の対応は、音韻対応規則とは言えない

4)語義が、日本語シュメール語、サンスクリット語、アッカド語の各言語バラバラである点の説明もなされていない

5)最も重要な点だが、日本祖語、シュメール語、サンスクリット語、アッカド語共通祖語について言及がないのだが、どうなっているのだろうか?

2020-05-22

anond:20200519063840

参考文献だけど、さすがに個々のフレーバーテキストに入れるのは野暮だし、参考文献書くべきって言ってる人も別にそこまでは求めてないと思うんだよね……。

たとえば、ゲーム内に参考文献を提示するだけの画面を作って(キャラ紹介みたいな感じで)、そこに参考文献を番号を振って並べておいて、フレーバーテキストには「参考①」とだけ書く、ってのはどうや。

詳しく知りたい人は、参考文献リストの①を見てね、って運用にすれば、参考文献を明示することもできるし、フレーバーテキストへの影響も最小限で済むでしょ。

というか、本当に「参考にしただけ」なら、別に書く義務はないし。

引用したのなら引用元は書くべきだけど、たとえば史実を参考にした(文章自分で作った)とかそういう話なら、娯楽作品に参考文献を書かないことは責められるようなことじゃない。

宮内悠介みたいに巻末にビッチリ参考文献書いてる著者もいるけど、書いたらきちんとしてるなって評価になるだけで、書かなくてもマイナスじゃないか別に書かなくてもええんやで。学術論文じゃないんだから

引用引用元を書かないとあかん。これはむしろ史実というよりも文学作品とかで発生しうると思う。有名な文豪神話の一節を引用したいときとか。

たとえばギルガメッシュやらエルキドゥやらになにかかっこいいこと言わせようとして月本訳を持ってくるなら引用元は書く必要がある。別にそんな難しいことじゃなく、『ギルガメシュ叙事詩月本昭男訳、岩波書店1996年、って書いておけば十分。

もちろん、大本ギルガメシュ叙事詩はとっくに著作権が切れてるので、FGOスタッフ自力アッカド語から現代語に翻訳したのなら「ギルガメシュ叙事詩より」って付け加えるだけでも何ら問題ない。

2020-05-13

https://anond.hatelabo.jp/20200513112402

表意文字表音文字を組み合わせて文章にするという意味ならエジプトメソポタミアアッカド語?)でも行われていたようです。

メソポタミア人は自覚くそれをやっていたので文字学習が難しかったという説も。

表意文字の形を崩して表音文字にするという意味ならアルファベットも実はそれで、たとえばAは正面からみた牡牛の顔の絵を逆さまにしたもので、牡牛アレフ)だからAの音を当てたらしい。

乏しい持ちネタ知識披露でした。

2018-12-08

史学科のゼミとか卒論とかって何やってるの

数学科事情、すごく興味深く読んだ。

「数学の修得には時間がかかる」ことの概説 - Unhappy Go Lucky!

ただ、文系学部の「研究」や「卒業論文」の位置づけとかについて、過大評価していただいているような気がしなくもない。日本語とは縁遠い言語を話す地域を専門とする史学科卒の人間として、「ゼミ」や「卒論」の位置づけについて語ってみたい。

ゼミで何をやっているか

いやこれは本当に分野によるのだが、「研究」というよりも「勉強」をやっているところが多い。歴史学というのはまず史料に何が書かれているかを正確に読み解く必要があるのだが、その読み方を徹底的に叩き込まれる。場合によっては修士課程でもこれが続く。もしくは、研究文献の読み方を叩き込まれる。そもそも2・3年前まで高校生だった連中である文系研究書をどのように読むべきかよくわかっていない人も多いし、英語の本を通読なんてしたことないですという人がほとんどだろう。レベルの高い大学なら外国語文献の購読をし(何語なのかは研究分野や参加者による)、あまりレベルの高くない大学なら日本語の本・論文の読み方をゼミで躾けられる。

(「史料」ってのは要するに「昔の人が書き残したこと」。王様勅令だったりお役所行政文書だったりインテリの書いた思想書だったり過激派の撒いたアジビラだったり新聞記事だったり、色々である公文書館に行って実物を見てくる場合もあれば、別の学者がまとめて印刷出版してくれたものを参照する場合もある)

何で学部の段階からゼミに分かれるか、というと、「歴史学とは何か」「史料批判とは何か」みたいな概念方法レベルの話や、「いやしくも歴史学を学ぶ者として最低限踏まえておくべき各地域・各時代の基礎知識」みたいなのを除けば、分野ごとに身につけるべきスキル全然違うので。江戸時代歴史なら江戸時代古文書明治期の歴史なら明治期の文書中国史なら漢文イギリス史なら当然英語古文書……を読まないといけない。イギリスについて研究したい学生日本古文書の読み解き方を勉強しても時間無駄だろう。逆もまた然り。

ぶっちゃけ、「卒業論文」に大したオリジナリティはない

慌てて言えば分野による。

社会調査とかする分野で、自分なりにアンケート調査してみた、とかそういう論文なら、どれだけ拙かろうがオリジナリティはあるだろう。あるいは歴史学でも、オリジナル史料を発掘することが可能な分野ならオリジナリティは出る。

ただやっぱり、学部4年の段階で大層な「オリジナリティ」は出てこない。そもそも外国史の場合史料の読解すら教員の手助けを得てようやく、という人が多い。歴史学では一次史料が重視されるが、私の分野では卒業論文で一次史料を使った時点で優秀な学生の部類に入るだろうなと思う。二次文献、つまり他の研究書や論文をまとめて長いレポート(うちの大学では3万2,000字が下限だったかな)を書けたらOK、という運用をしている大学も多いのではないか。まとめるのにもオリジナリティは出るしね、という苦しい理屈だしそんなの査読つき学会誌に「論文」として発表できるレベルではないが、学会誌に「論文」として出せるレベルのもの要求していると4年では足りないわけで、多くの史学科の学生修士論文で初めて学会誌投稿できるレベルのもの要求されることになる。

何度も言うようにこれは分野による。地味に重要なのが、「その言語大学第二外国語として開講されているか、あるいは教養科目で講義が受けられるか」という点。朝鮮史ドイツ史やフランス史場合韓国語ドイツ語やフランス語文系学部ならたいていは必修の第二外国語として教えられていることが多いので、卒論でも韓国語ドイツフランス語論文は読めて当然だよなあ? というハードモードになることもある。中国史なら「高校から漢文やってるんだしゼミでも読んでるんだから卒論でもちゃん漢文史料は読めるよね? 現代中国語論文も読んでね」ということになるだろう。英語? そんなの読めて当然でしょ? 第二外国語ではなくとも、たとえばトルコ語アラビア語なら多少気の利いた大学なら教養科目とかで開講されているから、イスラーム史やりたいなら学部1年のうちから履修しといてね、という話になると思う。逆に、マイナー外国語必要な分野だと、せめて英語の本くらいは読んどいてね、くらいにまでハードルは下がる。アイスランド史を勉強したいです! と言われても、日本アイスランド語の授業がある大学がいったいいくつあるのか……という話になるわけで。まあ東大の某ゼミではゲエズ語購読とかやってたらしいですけどね。雲の上の世界すぎてまったく想像もつかない。

なので、大学に入った段階で既にどの分野に進むのかなんとはなしの道筋がついていないと厳しい。第二外国語韓国語選択して、やっぱり私ドイツ史がやりたい! というのは不可能ではないが難しい。第二外国語選びの段階である程度進路が決まってしまう、というのが史学科の特徴だ(まあ、英文学科とかは、学科選びの段階で専門地域が決まってしまうわけだが……)。イスラーム史やるなら第二外国語フランス語にしないとね。そんなのついこないだまで高校生だった連中にわかるか! もちろんこれは大学による。西洋史に進学した者にはドイツ語とフランス語双方の習得義務付ける大学もあるそうである。これならヨーロッパのたいていの地域対応できるね! 史学語学と言われる所以だ。

あとは西洋以外の地域だと、「史料に書かれている言語」と「論文に使われている言語」が違うことが結構あって、何でかといえば近代以降に西洋諸国植民地支配されていたりすると「オランダ人研究者がオランダ語で書いたインドネシア史についての先行研究」みたいなのがたくさんあるので。つまりいくらインドネシア語やアラビア語が堪能でもそれだけでは片手落ちで、オランダ語フランス語ができないと先行研究が読めないので勉強せざるを得ない(付け加えるなら、植民地支配されてたということは、お役所では宗主国言語が使われていたり宗主国のお役所植民地統治担当する部局があったりしたわけで、それらの史料は当然宗主国言語で書かれている)。さら前近代史だと、「昔使われていた言語」と「現在使われている言語」が異なっていることが多く、典型的には古文とかラテン語とかである現代日本語論文はスラスラ読めても古典日本語チンプンカンプンという人も多かろう。前近代西洋征服王朝なんかだと大変で、現地語+支配階級言語植民地支配してたヨーロッパ言語、をやらなければいけなかったりする(アラビア語オスマン語+フランス語、みたいな感じ)。いやー、西洋現代史はヌルゲーの領域っすわ……その国の言語ができれば用足りるからなぁ。現地に行けばネイティブスピーカーいるか勉強簡単だし(アッカド語みたいなネイティブがいない言語習得してる人ほんと尊敬する)。もちろんここで少数民族とか国際関係史とかに興味を持ってしまうと語学沼に引きずり込まれるわけだが。イギリス史なら英語だけでいいだろうと思っていたらうっかりウェールズに興味を持ってしまウェールズ語を勉強することになりました、とか、ドイツ語だけで通そうと思っていたら枢軸国外交に興味を持ってしまったせいでイタリア語も読んでます、みたいな。とはいえこれらは院に進学してからの話(あるいは院への進学を希望する学部生の話)だ。院に進学しない学生卒論レベルなら日本語英語or中国語でじゅうぶん、という運用大学ほとんどだと思う。

ヨーロッパ植民地についてしか述べていないのは、日本植民地場合宗主国言語習得する困難はほぼ存在しないからであって、日本植民地支配をしていなかったと言いたいわけではないので念の為。もちろんこれは日本語母語話者である学生の話で、韓国台湾学生あるいはそれらの国から留学生植民地時代自国史を勉強しようと思ったら日本語を読まなければいけないわけであり、なんというか申し訳ない)

でもまあ、卒論書くのは大事ですよ。たとえそれがレポートに毛の生えたレベルのものであっても、院に行かない学生にとっては専門家指導されしっかりと文献を読み込んだ上でこんな長文を書かされる機会はこの先の人生でなかなかないし、それを経験するというのが大学に行く意味だと思う。院に行く学生にとってはもっと長い修論博論書くんだから当然このくらい書けなきゃ話にならんわけで。

院に進んだら何やるの

留学します。

これも分野によるのだけれど、たいていどっかに留学する。中国史なら中国台湾フランス史ならフランス、みたいに。留学先で大学ゼミに参加したり史料を集めたり現地の専門家指導を受けたり、あるいは分野によっては語学勉強をしたりする。もちろん複数国に留学してもいいし、研究対象国以外に留学することもありえる。アフリカ史を研究するためにポルトガル留学した人がいたり(イエズス会士が書いたものを読みたかったらしい)。で、帰国してから博論を書く(たまに留学先でそのままPh.D獲っちゃう人もいる)。

上述のような事情があるので、歴史学を専攻している人はたいてい4年以上博士課程に在籍する。ちゃんとした大学で3年で博士号獲るのは一部のバケモノだけです。たまにいるんだよそういうバケモノが。日本史なら楽勝かというとそういうわけではなく普通に4年以上かかってることが多い。留学期間とかもあるので、博士課程の先輩に学年を聞いても即答できないことが多いから気をつけよう。29歳でドクター? 夢物語かな? まあ本当に文系大学院なんて資産の子供か養ってくれる配偶者持ちか自殺志願者以外は来ない方がいいです。男性歴史学者が書いた研究書のあとがき奥さんへの謝辞が書いてある場合、もちろん本当に純粋感謝の念であることも多かろうがけっこうな確率で一時期ヒモ生活を送っていたことへの感謝だったりする。奥さん実家でチクチクとイヤミを言われた経験を聞かせてくれた教授もいらっしゃる。これ有名大学の教授様になれたから笑って話せるだけで、なれなかったら悲惨だよな……。まあでも、研究者の不遇っぷりは文理問わないか

 
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