はてなキーワード: 有言実行とは
俺は個人的にはね、邦キチは映画をサゲないのが良いと思う派なわけよ。
名作も迷作も世の中がそう勝手に言っているだけと言わんばかりの強烈な邦キチの熱量に部長が適宜突っ込むという作劇が絶妙なバランスで映画自体を貶さないで済んでいると思うわけよ。
あと、あんな清潔感のある同衾への動線ある?押し入れから枕だけ取り出してswitchと一緒にやってくるみたいな。乾いているわけではなくしっとりもしていない青春の空気感俺もう怖いよ。
なんだっけ (( 閑話休題 ))、そうそうXで燃えるほどでもなく話題になってたインベスターZ(インベ)の話ね。良い宣伝だよね。WinWinだよね。
いま公式のポストで該当回読めるから読むと良い経験になると思うんだけど、これ流れがすごい怖いんだよね。
まず、ラーメンおごってもらえると思って部活の先輩についていったら、観ろって言われて「感動作、大ヒット」ってポスターに書いてある映画を"見たくもない"って自分で言っておいて、自分で金払って観始めるんだよね。
もうここが怖い。ナチュラルにその集団の中の指示に従うという刷り込みが終わってる。見ないとラーメンおごってやらないぞって言うエクスキューズ(言い訳)も準備してある。
怖い怖い。映画観る金でラーメン自分で食えよ。もうその集団の中のイベントに参加するためには身銭を切る必要があるって意識に上ることすら無くなってる。
で、まあ映画を観始めてクッソつまんねぇなあって思うこと自体はアリだと思うわけよ。ここを否定する映画好きはまずいないと思う。
ただ、インベ作中の主人公が「客をバカにしているとしか思えない!」みたいな感想に、あれ?みたいな違和感を感じると思うのよ。
で、映画館で席を立ってしまう。まあこれも個人的にはアリだと思う。トイレで席立つ人を想像しなくても、まあ、割と映画祭とかでエログロの時って席を立つ人、いるよね。
俺個人としてはXでの風潮とは別で、観たくもない映像を押し付けられたときに見ないという選択肢を取るのは決して映画嫌いを意味しないと思ってる。
映画って体験として強烈だから、トラウマが刺激されるとか全然あると思う。
感情を揺さぶる力が映画にはあると思っているし、だからこそエンタテインメントとしてこの感情の揺さぶられ方は嫌だと言って拒否するのはアリだと思ってる。
だから、安心してほしい。少なくとも俺は映画の途中で観るのを止める人が映画好きを公言してても別に普通のことだと思う。
ただなあ、インベの席の立ち方って「こんなもの最後まで観たらバカになる!」とか言って席を立つんだよね。
そのあと、実は何分で途中で出てくるかが、その集団(投資部)恒例の賭け事の対象ってのは、まあそういう部活の謎の伝統あるよね、みたいなのは判る。
ただね、その後たぶん、ん?って思うセリフがちょくちょく作中の人物から語られるのよね。
この賭け事の伝統っていつからやってるんスか?あー、映画が大衆化した戦後のことだろう、とか。
(5分でツマラナイってわかるヤツがレコードタイム18分っていうのが、微妙にリアルでちょっと面白いけど。宣伝10分+本編5分+退出3分だとありそう)
まあ、時間の無駄だと思った後、惰性でみるこた無いんでは?ってのは、その通りだと思うわけよ。
いやー、映画は最後にどんでん返しがあるかもよ?という意見があるのはわかるけどさ、ソレ、ホントに有言実行してる?とも思うのよ。
あー、一本の映画だとあるかもしれないけどさ、アイアンマン観てこういうアクションものは肌に合わないかなーと思ったとしてさ、いや経験になるしそこは映画好きならマーベルシネマティックユニバースは全部観てから語るべきでしょ、とホントになってるかなーと。
今期1話で切ろうと思ったアニメはちゃんと完走してから1話を語るようにしてますか?という。
もちろんね、エンドレスなエンドレスエイトを実況板に張り付きながら見た経験は一生の思い出にはなっているけどさ、それを強要できるかな、という。
そうそう、で、インベの話ね。
投資部に入るものはさっさと席を立たなければならない、というあたりが、カルトっぽいのよ。
選択肢の錯覚に近いんだけど、ここまでで既にインベの世界観に共感する読者には刷り込みが終わってるわけよ。
大ヒットするような感動作は、観るとバカになるような映画だ、大衆化した映画なんてものは、投資家が観るようなものでは無いっていうね。
ソコを前提としたうえで、つまらないものをつまらないと思いながら最後まで観ることを何の価値もないと断ずる。
もしかしたら最後に面白くなるかも、とか、挽回する可能性は低い、ではなく、ハッキリ言いきる。
株価の話で損切りの話もしたうえで、金よりも時間が大事と気づいたお前はテストをパスしたと言う。
作劇としても大変に巧みで、「いやいやそうは言っても最後の最後に面白くなるかも」という反論を「それっていずれ株が上がるかもと思って塩漬けしてるのと同じじゃん」と"自分で"気が付けるようにしてある。
インベの主人公も、自分で気づいたという点を評価してもらっている。
インベの主人公は、なんだかんだと言いながら、全て自分で行動している。
自分のお金で映画のチケットを買い、自分で映画を観て、自分で映画を途中で観るのを止め、その行為を「お金より時間が大事とオマエが気が付いた」と評価される。
誘導はされているけれども強要はされず、解説はされているけれども自分で気が付いたことにされており、不満点は相手が聞いたうえで断定的に回答する(「過去は忘れる」)。
ホモソーシャルな部活動の体だからそこまで違和感はないけれども、これ、同様の体験を大学入学時に魅力的な先輩からなされたときに、それってカルトではって気が付けるか俺には自信は無い。
しかもよ、背景にはうっすらと自分は凡人とは違うっていうエリート意識というか、投資家意識みたいなものがあるわけよ。
ラーメン屋に誘うというフレンドリーな関係性、映画館で途中で席を立つという"他人とは違う"体験、損切りという部内で通じる単語を通じてグループ内の価値観を共有していく。
しかもこれ、漫画としても同じ構成になっていて、漫画というなじみのある媒体で、大衆の感動するような映画には流されない俺というちょっとしたアルアルを追体験させて、損切りという価値観を共有している。
ココに対して、「いやーその価値観はこれこれこういう理由で狭量だよ」と伝えても、おおむね反発を受けるか、わかってないヤツ扱いされると思う。
しかも大変に良くできた作劇なので、漫画を読んでなるほどと納得した人は、映画を最後まで観る派に対しては「ああ、こいつは損切り出来ない投資家に向いてないヤツなんだな」と思わせるようになっている。
俺はカルトの脱退のさせ方は詳しくないのであんまり的確なことは言えないんだけど、あの漫画に納得する人を否定したり馬鹿にしたりするだけでは、少なくとも価値観を変えることはできないだろうな、と思う。
そして、インベスターZという漫画の作劇は、少なくともあの映画の損切りの回は、とても怖いと思った。
実は同じくらい、今回の件で映画を最後までみる経験派も"危うい"と俺は思っている。すごく配慮したコメントしている人もいる一方、そうでない人もいるから。
映画は数あるエンタテインメントのうち一つでしか無いので、それを重視しない人生もまた、俺は尊重したいと思う。
サタンタンゴを観た人類しか得られない経験は間違いなくあるけど、それを貴重な経験だよって誘う勇気は俺には無いから。
あと、最後まで観る強硬派は、MCUのエンドゲーム以降の観る順番を教えて下さい。ワンダヴィジョンくらいからついていけてないです。お願いします。
日本版プロデュース101の女子1位に元アンジュルムの笠原桃奈が選ばれた。非常にめでたい。
ただ、番組放送期間や結果開示後も「ハロプロの組織票だー!」という人を見たので、非常に緩い現在茶の間(OCHA NORMAではなくお茶の間にいる人)ハロオタとして、桃奈のハロプロ現役時代とか現在の様子をつらつら書いていこうと思う。
アンジュルムにいるとき、桃奈は人気メンバーだったか?トップクラスだったか?と聞かれたら自分の答えはノーだ。不人気、不支持ではないが、人気投票をしたら決して1位にはならなかった。自分の肌感だと真ん中くらいか?
ハロプロ時代はダンスは恐らくA-〜Bくらい?歌はB〜B-くらい。下手ではないが、普通に上がいる。ただ、常に笑顔で明るい姿がものすごく印象に残った。
そんな子が、プロデュース101で突然表情管理もバッチリ、動きも完璧にキメるようになっていて、この2年間、彼女は本当に努力したんだなー!というのが分かってよかった。卒コンの言葉は嘘ではなかったんだと分かった。卒業してから、その後がわかるハロメンはそこまで多いわけではない、特に若くして卒業した子たちなんて一般人に戻ったら基本的に情報発信はしないし……。
あとハロプロの組織票は存在するか、という話だが、もちろんゼロではない。ただ、百万単位の票を動かせるかといったらノーだと思う。
ハロオタといっても、皆全部のグループが好きなわけではない(ハロプロには娘。やアンジュ以外にもグループがあるんですよこの機会にどうぞ)。
また、常々言われているが、卒業したハロプロの子に対して、そこまで熱があるハロオタはいない。皆、卒業した子より現役を見るのだ(特に現役をめちゃくちゃ推してる人は正直そんなに時間がないと思う。普通にステージ数が多い)(単独のグループコン以外にもハロコン、フェス、舞台、などがある)
そして、悲しいことに武道館卒コンでも当日券が出たり(……)ドームコンなんて娘。のときにやりましたっけ??だし、桃奈がいたときのアンジュはライブハウスでツアーしてたし……市民会館とか……それをガッツあるオタクが追うという……。歌番組とかもほとんど出られないし……
ハロプロ卒業した後もアイドルや歌手などで外部に出続けてるのは、ハロオタの力ではなく本人の頑張りによるというのは再度言っておく。
そのため、2年前に卒業した桃奈は、アンジュオタではないハロオタであれば「へー、元アンジュの子(終わり)」だと思う。アンジュヲタは「桃奈が有言実行した!」だったが……。
しかし、桃奈が正直現役と同じ程度くらいのパフォーマンスしかしなかったら、「がっかりした」と言って離れるのもハロオタだ。2年間何してたの?これなら普通に残ってハロメンしておけばよかったじゃん、みたいな。
想像を超える動き、表情を見せたのでそれまでのオタクも「応援するね!」になったんだと、自分は思う。
5人は「投票をたまにする」
5人は「興味ない、関係ない」
3人は「投票してやらんこともない(でも普通に桃奈以外にpickしたい子がいればそっちに入れる)」
1人はアンチくらいになりそうだ……。
まあ、全員が諸手を挙げて投票してね!!自分も投票します!!と前向きに行動するわけではないというのが伝わればいいかと。一枚岩ではないし、グループによってオタクも変わるし。
あと「桃奈はハロオタ票がついてて出来レース!」という人には「マジでハロオタって年齢層高いんですよね」というのは伝えておきます。アンジュが比較的若い女性多いかもしれませんが、プロデュース101で投票すると思われる若い女性とかまーーーーいない。
ハロプロって25年以上あるから、その当時20歳で応援していても45歳だし……全然それより年齢高い人も多いし……
桃奈の親御さんの年齢を聞いてオタクが全員静かになるくらいは、そういう年齢の人々です。自分もそうだけど。
最近は「親がハロオタで自分も小さいときからハロプロ聞いてます」なハロメンもいるしね……
あまりにも桃奈はハロプロ票あるから強い出来レースやめろみたいなの見かけるので適当に書き散らかしました
桃奈が1位を取れたのは、ハロプロ票ではなく彼女を番組で知って応援したくなった人たちの力だし、ハロプロを卒業した後の桃奈本人の力だ、というのが伝われば幸いです。
つーか作っておいて全然食べてないのよね。
煮込みが足りないのかな?と最低でも1週間は火と通して寝かしておいて火を通して寝かしておいての繰り返しを繰り返している感じ。
ちょっと味見はさすがにしてみたけれど、
味は上々だと思うわ!
なかなか良い出来栄えだと思うのよ。
そんでね、
スープとソースの境目を気にしているシーズンでもある季節の今回のタマネギオニオンスープ2巡目なんだけど、
これはまだどちらかというと
スープの方で、
ソースと言うにはまだしゃばしゃばした水気があるのよね。
まあ私にとっては味と栄養面では変わりなければ全てよし!って
終わりよければすべてよしって言い方の節で言っちゃうけど、
思っていたよりもスープ感があって、
まだまだ煮詰めていったらそこからある程度の境目を境にして
私が大阪で生まれた女や境!って歌を歌っている間では到底仕上がらないまだ煮込み中なのよね。
1週間でも仕上がらなくって
途中で食べてもいいんだけど、
しゃもじで鍋を焦げないように!って今回は焦がしたら負けだと思っているので、
焦がさないように恋は焦がれてもいいけれど、
ぐるぐる回していたら
良い香りを同時に吸い込むからなんかお腹いっぱいになっちゃうのよね。
もういいやーって
なのでそこから温めて食べようか!って気にならないのよね。
きっと美味しく食べられること間違いなし!って空腹は最高のスパイスだ!だなんて言うけれど
そのスパイスがまだ足りてないのよね。
鍋が満載でまだ一向に減る機会がないのよ。
今夜あたりちょっとでも食べて減らさないとーっていつまで経っても鍋に居座っているわ。
作ってそれだけで満足というかー。
そうそう、
そんでね、
空かなかった問題で方々に問い合わせた翌日に開けられるようにご準備しますね!つって言ってくれたのに、
行っても開かなかったから、
これまたどうしたのかしら?って
そのまま開かなくて返品になって返金になるから気にしなくて良いよ!とは言ってくれたものの、
だからまー最悪の場合開かなければ入れっぱなしでもいいのね?って思ってほったらかしにしていたら、
私が忘れた頃、
宅配ボックスのサポートセンターから電話があって宅配業者に言うのを忘れていました!って
お荷物取り出せるようにいたしましたーって立て続けに連絡があって、
忘れてたんかーい!って思わずそう乾杯を決めそうになったところよ。
結局忘れ去られていた私の注文で買った購入したヒヨコ豆は無事にとどいてなによりだったんだけど、
なんか扉が開かなかったことをファンタジーに置き換えて読んだことの無い不思議の国のアリスだわ!ってすぐ言ってみたくなる山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃったわよ。
これどうしようかなーっていい加減に食べ始めないと減らないのよね!って
いっそのこと美味しいの出来たよ!って実家に鍋押しつけてみるか、
それともまた私の得意技でもある窓から投げ捨てる方法もあるけど、
それしちゃったら階下の人に全スープが全がかりしてしまうので、
実家に押しつけておくって作戦は両親が痛むかは分からないけれど、
お鍋の中身が痛まないうちに、
本当に食べてしまわないと
今夜あたりちゃんと真面目に食することをここに表明して発表しておかないと、
有言実行有終の美を飾ることが難しいので、
言って発表しておくわ!
うふふ。
あっさりとして軽めでも食べ応えのあるチョイス!
美味しくいただいたわよ。
急須面倒くさいので、
グラスに直接茶葉を入れて沈むまで待って飲むタイプの
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
死にませーーーーーーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ザッコwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
口だけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
有言実行してもろてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
またあの神社の事件の関係者でもないし、犯人被害者に何の思い入れもない。
カネや相続絡みの醜い争いが最悪の結果になったんだな~というだけ。
ただ、一つだけ評価するのは犯人は有言実行で憎い相手を殺害し、自分と自分のパートナーの命も終わらせている。
なかなか怨恨感情や周到な準備だけじゃ出来ない芸当だ。わが身可愛さでいざとなると死ねない人間や死刑になりたいとかほざきながら他者を攻撃し自分は死なない軟弱者がいる中でこの実行力は天晴れ。
で、この事件後こう思った。「この神社親族間のトラブル解決や怨恨には効くんじゃないか?」
増田の親戚に金の無心や非常識な振る舞いをする奴がいた。そいつのせいで実家が崩壊危機になったくらいのトラブルメーカーだ。
自分も迷惑を蒙ったし苦しめられたしもう金輪際会いたくないので、金輪際物理的には会いたくないと富/岡/八/幡/宮でお願いした。
するとコロナコロナの世の中になり、遠方に住むその親戚と顔を合わせることがなくなった。
更にその親戚自身が病気になり、またその家族間で問題が起こり始めた。
コロナも病気も偶然だと思うし、気のせいなのかもしれないし、これをご利益と言っていいのかわからないが、自身の心身負担が激減したのは事実だ。
まあその親戚自身の冠婚葬祭などある場合は必ず顔を合わせる機会があるから、そういう意味では完全な絶縁とまでは行ってないけど・・・
安井金毘羅とは板橋の縁切り榎などもあるだろうが、親族間のトラブルや許せない事象や怨恨がある方はこちらもおすすめする。実際に嫌がらせや係争を実行するよりは被害やリスクも最小限で済むだろう。また、本当にヤバイ親族の場合は神頼みしている場合ではなく、実際に離れるために行動することが先決なので自分の心身を守ってほしい。
勿論現時点の神社そのもの、神主さんや働いている方々、近所に住んでいる方には何の非もないのだから、迷惑がかからないようにしてほしい。
すべての始まりはイーロン・マスク。人を騒がせることしか考えないあの男は「おねショタこそが至高!」と言い放ち、旧Twitterをざわつかせた。しかし、事態はそれだけに留まらなかった。
イーロン・マスクはおねショタを推奨するため、旧Twitterであらゆるおねショタに特別報奨金を支払うことを宣言した。そして、有言実行のイーロン・マスクは実際に金を支払い始めた。旧TwitterBlueのインプレッションがおねショタだけ特別報奨金のため極めて高く設定され、およそ旧100ReTweet、つまりちょっとバズるだけ、一ヶ月の給料分ぐらい稼げてしまった。
おねショタ時代到来である。すべてのジャンルはおねショタに支配される。気骨のある者を除き、あらゆる者がおねショタの大海へ向けて漕ぎ出した。
イラスト、マンガ、小説、アニメーション、ゲーム、メタバース、写真、ショートムービー、創作のジャンルだけにとどまらず、ネタツイまでおねショタに染まった。普段のツイートさえもおねショタが徐々に侵食し始めた。旧TwitterはXではなく、おねXショタと呼ばれるようになった。
ここで少し冷静に立ち止まって考えてみてほしい。金のない旧Twitterにそこまでの報酬が支払えるだろうか? 否、払えるはずもない。
では何が起こっていたのだろう。イーロン・マスクがおねショタ宣言をする三ヶ月前、新しい仮想通貨がICOした。その名もONESHOTA COIN。開発したのは中東の企業。バックには大富豪がいると噂されている。公開当時は中東の富豪が世界にネタを提供してくれた、程度の認識でしかなく、ONESHOTA COINが活発に取引されることもなく忘れられようとしていた。
事態を動かしたのは、イーロン・マスクである。彼はおねショタ宣言と同時にONESHOTA COINを買い占めた。ONESHOTA COINはイーロン・マスクの買い占めだけで23倍暴騰し、そして、二日後にはその半値まで暴落した。しかしイーロン・マスクは動じなかった。おねショタ宣言以降、宣言通りに特別報奨金を支払い続け、おねショタの普及を推進し続けた。
世間の風向きがだんだんと変わってくる。おねショタいけるんじゃね? そういう意見が増えるに連れ、ONESHOTA COINは暴騰をしてイーロンマスクの買値から数千倍の価格がついた。おねショタ特別報奨金はONESHOTA COINの売却益から賄われるようになった。
世界的おねショタ人気を決定付ける作品がインドから出現する。「OOOXSSS」インドの近未来おねショタSFである。十三歳少年と二十八歳の美女がインドはおろか世界の命運をかけて戦い、愛し合い、歌い、踊る感動の超大作。全世界で大ヒットし、世界中の興行収入記録を更新しまくった。
ONESHOTAは世界の合言葉になった。ハリウッドでも大量のおねショタ映画が作られた。世界中でショタ俳優が発掘された。日本の古いおねショタ小説が世界中で翻訳され、ついにノーベル賞候補に上りつめた。おねショタホテルが作られ、おねショタリゾートもできた。おねショタバスが地を駆け、おねショタ飛行機が空を舞う。おねショタコラボ食品が大量生産され人々は日々おねショタを食べる。
おねショタは一つのジャンルを超え、普遍性を獲得していった。おねショタがあることが普通になった。飽きるという概念さえ超越したかに思われた。全ては順調、かに思われた。
かつて、おねショタバブルは遠くない未来に崩壊すると警告する経済学者が話題になった。同じようなことを言う専門家は山のようにいた。しかし、おねショタ作品は作られ続け、世界中で愛され続け、経済を回し続けた。そこには実体があった。バブルではなかった。そう思われていた。
終わりの始まりは、「OOOXSSS」の主演俳優が十五歳の時だった。主演の彼は世界で引っ張りだこの俳優になっていて、パパラッチから追いかけられるようになっていた。彼は同級生の女の子と付き合っているのをスクープされた。記者が「二十八歳の女性とは付き合わないの?」と聞くと、彼は笑いながら答えた。
「やだよ。そんなオバさん」
この言葉が世界中を駆け巡った時、何かが壊れたのだ。それはおねショタという幻想かもしれないし、パンパンに膨らみ切ったバブルかもしれない。世界中の人々に冷や水をぶっかけ、おねショタという夢からの目覚めをもたらした。
終わったのだ。
ONESHOTA COINは2日で63%暴落した。暴落は止まらず売りが売りを呼び、誰もその恐怖を制御できず、最終的に8日間で99.58%下落した。
ONESHOTA COINはビットコインに並ぶほどの規模になっており、それだけの資産が消え去ると何が起きるか? 連鎖的に仮想通貨が大暴落する。それは恐怖から生まれた売りと、システム化されたロスカットと、ONESHOTA COINの損失を埋めるための換金と、暴落による強制ロスカットの連鎖によってもたらされる。仮想通貨市場は完全に焼け野原になり、多数の個人投資家の人生を破滅させ、いくつかの投資ファンドが消えていった。
さらに、地獄と業火は株式市場にも飛び火し、仮想通貨取引所の株が叩き売られ、ONESHOTA COINを保有していた会社の株も投げられ、ビットコイン保有の会社も売られ、連想ゲームと恐怖と噂とロスカットと追証とさまざまな思惑と無謀と強欲と狂気を巻き込んで株式市場は全世界で壮大にクラッシュして、バカの人生もクラッシュさせ、為替や商品市場も巻き込んでめちゃくちゃな騒ぎになり、最終的に日本では「おねショタショック」というありきたりな名前で落ち着くことになった。
ONESHOTA COINの下落がピークに達した時、イーロン・マスクはおねショタの特別報奨金の停止を宣言する。
こうして、おねショタをめぐる熱狂はイーロン・マスクで始まり、イーロン・マスクで終わった。しかし、作品が残ったことは確かで、それは紛れもない事実であったが、冷静になった人々はこれらの作品群の何が面白いのか理解できなくなっていた。それはきっと数百年後アーカイブを漁る人類の子孫たちを困惑させることになるだろう。
ところで、私は近々はてサの金玉の仮想通貨を作って一儲けしようと企んでいる。HKCという名前で売り出すので、私がイーロン・マスクに話を持ちかける前に買っておくといい。