はてなキーワード: オモローとは
スマートフォンの普及により今では幼稚園児すらもインターネットに生息している。
僕らが子供の頃、インターネットゲームはパソコンでしか遊べなくて、そのパソコンも学校だとか金持ちの家にしかなかった。
あの頃はインターネットなんてものは奇妙な無法地帯であり、そこで遊ぶということはアンダーワールドに片足を踏み込むのと同義だった。
今で言うダークウェブが、モデムを通して一歩ネットに踏み出したすぐ先に広がっていた。
その世界はものすごく危険な場所だとみんなが知っていたから、サバイバルマニュアルを読んでから踏み入れるのが当たり前だった。
そこからADSLなんかが始まって少しずつ、何も知らずにその未開のジャングルにやってくる旅行者が増えてきた頃、港町の周りぐらいは治安をまともにしようって動きが出はじめて、浅瀬でチャプチャプするだけならそこそこ安全になっていた。
それでも、最低限の知識、リアバレだけは絶対に回避しろだとか怪しいソフトは入れるなとかコマンドコンソールに意味を理解してない言葉を打ち込むなとか、そういった事を学ぶことは不文律で義務付けられていた。
でも夏休みや冬休みに暇を持て余していた新参のガキだけが、それを理解してなかったら悪目立ちして、「夏厨」という概念が誕生するに至る。
あれから数十年。
今やルールなんて何も知らずにネットにやってくるキッズの数は計り知れない。
年齢だって非常に若くて、アンパンマンやセイキンの動画についてる応援コメントの中には言葉を覚えたての幼児だって珍しくないだろう。
「草」だとか「オモローwww」とかの言語能力が幼稚園児レベルにまで退化した大人たちのコメントに混じって、本当に言語レベルが幼稚園児の幼稚園児が紛れているんだ。
こんな状態では、常識、マナー、ルール、ルーツ、そんなものは全部流されていく。
新しい時代だ。
どう生きる?
世界のナベアツの「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになります」のネタがとんでもなく計算されつくしているので、今さらだが特筆すべき点をまとめてみた。
増田の個人的な分析なので、本人の解説とかあったら教えてください。
小学生でも理解できるネタ振りにより、視聴者全員に共通理解を一瞬で作ることができる
また、そのネタ振りでどう面白くなるんだ?という疑問も生まれ、興味を持たせてスタートできる
1~10:マジメ、マジメ、アホ、というリズムで進んでいく、ということ自体の馬鹿馬鹿しさで笑える。また、このリズムを10秒間で覚えてしまう
11~20:13で初めて3がつく数字が出てきて、初めてリズムが崩れることで意表を突かれ、笑える
21~39:23でもリズムが崩れるが、さすがに30秒間ずっと同じネタなので、ちょっと飽きてくる
30~35:ネタのピーク。「あ、そうか!」という理解での快感とずっとアホを繰り返すことでの視覚的聴覚的インパクトで笑える
36~39:アホだけが10秒続いてしまうので、さすがに飽きてしまう。また、見ている側も「これ、どうするんだ?」と思って不安になる
40:今までで一番のマジメで決める。驚きから更なる笑いに変換できる。そして、「オモロー!」で終わり
カウントのリズムを意識すれば、1分ネタとしてビタで納めることができる。営業として最強
最初のネタ説明だけアナウンスとかにしてもらえば、数字さえ覚えればどの国でも行ける
少なくとも英語で1~40くらい数えられるやろ
という感じで、ここまで完璧に構成されたネタは見たことが無い。
ちょっと話がそれるけど、ポアロのラジオにあった「テクニカルアホになります」は上記のメリットを全て台無しにした上で最高に面白かった。
アホっていう観点は自分が賢いと勘違いしてるから生まれる観点であって、AIのデタラメ回答をただのデタラメ回答だと認識してる人はやっぱ言う程頭が良くないんだと思う。
あれが増田の願うアホの解答だと思うし
増田の望んでるのはアホじゃなくて面白い回答が出来るAIだろう
でもそんなんまだ研究が進みきってないからジョークの側面を機械が把握しきれてないからで、突拍子もない阿呆を笑っているのはそれが何か面白いことをするという期待感と確証と信頼感があるからできること
突然筒状のロボットがピーガガ鳴いてもその面白さとシュールさと異様さを受け入れられる寛容さが無ければ笑いにたどり着く確率は限りなく少ないし
やっぱ事前に何度も「今日はどんなジョークを話してくれる?」『今日は貴様が私に話す番だが?』とかいうやりとりをしてる上で笑いの大小は生まれるもんだと思う。
だって、唐突によくわからんパーティーピープルに「コイツ!オモローなんですわ!」って言われて『バビョーン!(クラスでめちゃくちゃ受けたギャグ)』とかされても疑問符しか浮かばないし
国によっては敵襲みたいなもんだろう、とか、いやウケずに帰って度胸試しとか言って自分を騙すのやめろや、とかしか思わない訳ですし
だから増田の求めるアホなんてのはやっぱ『僕にとって最強のアホ』であって
科学者が本気になって取り組んだアホが『1文字目から大爆笑を引き起こすアホ』か『核ボタンとインターホンの違いがわからないアホ』になるかわかんないしね
だから、そのデタラメな答えを出す奴の方が今のところは比較的正解なんだろう
知性と知識を持つ存在が考えられる面白いへのアプローチとかいうのは
というか逆に知識があるなら、一つだけ情報を与えずに「ここまでいろんな知識を与えてきたが、君には一つ、猫という存在を想像してほしい。違っていたらその都度私たちがヒントを与えるから」みたいなことをすればなんか良い感じのボケを生み出すんじゃねえか