「非営利」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 非営利とは

2012-05-30

昼間でも踊るなっていってるだろ!

クラブに全く興味がない人と風営法について会話してみた。 - Togetter

クラブが深夜に飲食を提供している以上風営法規制対象でなにが問題なんだ?。ダンスしたいならダンスホール行けばいいんじゃないの?。誰かおせーて。

kiyo9 2012/05/23 21:18:36

@kiyo9 だからそのダンスホールダンスできないんですよ。あなたの好きな時間に。と言っても深夜ですが。

返信する RTする ふぁぼる mywatertank 2012/05/23 21:39:13

朝だろうが昼間だろうが関係なく踊ったらダメなんだって風俗営業許可を持ってない店は全部無許可営業。で今のクラブってほとんどそうなんだから無許可の店だったら時間帯関係なくアウト。大阪の店の摘発も24時前だったよねー。

から、深夜に踊らなければいいじゃん、じゃなくてどんな時間帯でも踊ったらいけないの。24時以降とか関係ないから。

踊りたいなら店じゃダメ非営利じゃないと違法になるよ。

追記

風営法の許可をとればいいじゃん。

家を建てるときには建築確認を取らないとならないし、レストラン経営するのは食品衛生法規制を受ける。

なんで許可を受けることにそんなに反発するのかわからない。

許可を受けるのに反発はしてないよ。許可がとれておおっぴらに踊れるならそれが一番だし。

でも許可をとるのが結構厳しいらしくて・・・客室が66平方メートルないと許可がおりないの・・・延床じゃないからね、客室の広さだからね。

ググッてわかったことなんだけど、東京ドームホテルのエクセレンシィスイートと同じ広さがないと許可がおりないのよー。しかも仕切りなしの「一室」で。

2012-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20120131052422

自分は以前、たまたま自身に降りかかった面白い経験ツイートしたら

あれよあれよと火がついたことがあって、

今まで見たこともない数のRTやらQTやらえらい騒ぎになったので、

あちこちのニュースサイトで紹介されたけれど、

一つ足りとも出典を明記してくれた所はなかったな。

記事にする前に連絡くれる所なんて一つもないし、

元の発言を引用したり、リンクしてくれる所すらなかった。

「今ネットでこんなことが話題になってます!」程度ならまだしも

さも自分が見つけてきたネタのように語る、

個人ニュースサイトのタダ乗りっぷりには流石にムッとした。

例えそこが非営利でも。



出典というかソース元を明らかにするのはジャーナリズムとして当たり前のことに思うんだがなあ



念の為補足しておくと犯罪自慢の類では決して無い。

2011-11-23

オンライン英会話業者ラングリッチがTEDを商用利用してる件

世界最高峰の講演、TEDを使った英語学習方法の紹介

http://blog.langrich.com/2011/11/14/ted000/

ってどうどうと謳ってるけど、TEDの著作権侵害してない?

TED×Tokyo場合CCライセンスの「表示-非営利-改変禁止」であることは以下のリンクから確認できる。

http://tedxtokyo.com/ja/our-creative-commons-license/

ご丁寧によくある質問にも以下の通り記載されている。

会議や授業などの集まりでTEDTalksやTEDxTokyoビデオを上映することはできますか?

はい、できます。ただし、上記に概要を示したクリエイティブ・コモンズライセンスの条項には必ず従ってください

授業で扱ってても有料だと駄目ってことだと思うんですが、どうなんでしょうね。

2011-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20110809180815

TwitterIDと30thouから算出した生年月日を紐付けて収集する事自体はセーフ

だけど、その情報元増田の言うような「同じ誕生日の人をリコメンドするようなWebサービス」で使おうとすると、そのWebサービスの運営者は個人情報保護法で言うところの「事業者」(営利/非営利,法人/非法人は無関係)になるので個人情報保護法の定める義務を負うことになる。

ところで、法は事業者が個人から個人情報を取得する際には許諾を求めている。

2011-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20110420154526

助けてもらう人が評価するんじゃないよね。

からボランティアがどれぐらい良い仕事したか、役に立ったか」は評価対象にならない。

ボランティアで金を取るリーダーやその元締めみたい組織があるなら、

一回一回の活動が困ってる人の役に立ったかどうか、を気にするインセンティブが無いんだよね。

それより自分達の支配するボランティアが「回り続ける」「拡大する」ことを気にかける。

例えば避難所毎に物資の行き渡り具合、疾病者数なんかである程度の相対評価は出来る。

それにそうしたNPO行政とも連携しており、行政チェックも当然入る。

少なくとも看板背負って活動している人は、責任の所在も曖昧な個人より役に立つというインセンティブは働く。

評判悪ければ次はないわけだから

から当然組織としてはうまく回る方向へもって行く。

スカウト現場指揮は完全に別れてるの?

そこまで高度に組織化されてるとは思えないんだけど

そういうボランティア業者(こうして書いても実に矛盾を感じるが)があるなら2,3具体名を知りたい

NPOとして登録されていれば民法上の公益法人。当然本拠地となる事務所がある。

事務方と現場は当然分かれているよね。

日本ではピースウィンズジャパンしか知らないけど

(知っている人いたら教えて)

海外では専業かつ有償のボランティア業務を引き受けるNPO団体は沢山ある。

念のため言っておくけど、非営利≠有償ではないから。非営利かつ有償は成り立つ。

全体が仕事の達成度を度外視してて誰もチェックしないんだから

上に記した通り。

専門家を招くような状況下、

その専門知識も仕事段取り専門家に劣る奴が、

専門家を束ねるの?w

ちょっとナニ言ってるかわからないので具体的にお願いします

避難所運営って物資流通の確保から医療衛生、福祉等いろいろあるよね。

それぞれの専門家を呼んで、人員の配置やその人たちの食事、宿泊スペースの確保等

裏方でやることは沢山あるから

仕事段取りが劣っているのはあなた勝手な思い込み。

俺が間違ってるというなら「具体的に」例を挙げて説明してくれ。

また、団体の具体名や、それが難しいなら具体的な組織構成、有償というけど金はどこから出るのか、なども教えてほしい

とりあえずここ読んだら?

http://www.peace-winds.org/

きっとこういうとどこからも答えが無く静かになるか、

話をそらした罵倒でも投げつけられる予感がする。

口先で適当なことを言ってるだけか。真面目に読ませて最後に種明かしとはひでえ奴だ。

罵倒しているのはあなたの方だけど?

自分罵倒はしないけど、何で個人ボランティアの方がうまく回るかは理解できない。

無償ボランティアはその性質上永続的活動が難しいし、ノウハウ継承が困難。

慢性的人材不足人材のふるい落としも難しい

人材の適正を判断する人がいない。

実績を上げるというインセンティブも働きにくい

先に挙げたこれらの無償ボランティア問題点について、あなた見解を是非伺いたいとは思う。

2011-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20110319212748

いや、義援金震災復興に100%使われなきゃダメなんて言ってないから。ただ、募金者がどうしたいか、その目的に沿って寄付しましょうというだけのことで。

人間自分自分家族を中心にして同心円的に同情心を抱くのは自然なことであって、今は他国への募金にまでは気が回らないという人がほとんどだと思うのよ。

状況が落ち着いてきた時に、他国への支援は改めて考えればいいことだし、実際、日本人はこれまでずっと他国への支援をやってきたから、国境なき医師団だって組織として存続できた面もあるわけだからね。

ただ、組織組織として存続するためには非営利の団体であっても経費がかかるのは当たり前であって、「100%募金をそのまま被災者のために使う団体」なんてのは、そもそも規模としてたいしたことはないし、永続性を前提にしていない。ユニセフにしろ国境なき医師団にしろ、活動してゆくうえで経費はかかるのだし、しっかりした組織であればあるほど、組織の維持費が相応にかかるのは当たり前だね。

経費もろくに見積もっていないようなそんな危ない団体に募金なんてできないよ。

私は毎年、20万円くらい某カトリック系の慈善団体寄付しているけれど、それは募金じゃなくて、「組織運営のための必要経費につかってください」と言って寄付している。運営者の方々がいか善意の人であっても、通信費や宿泊費、もろもろの経費をいつもいつも運営者個人が持ち出すわけにはいかないし、そんな無理な活動が長続きするはずがない。

運営のための必要経費を募金から捻出するのは、運営の人たちも心理的に負い目があって、「運営費として使ってください」と言って寄付するとものすごく喜ばれますよ。

2011-02-21

CDが売れなくなった」のは何故か、自分も考えてみた。

http://togetter.com/li/102938

動画サイトはさほど大きな影響を与えていないと思う。

動画サイトけが主たる原因だとすれば

動画サイト経由でかつてのヒット曲並みに大衆に知られた歌」が存在するはず。

でもそんな歌が昨年リリースされただろうか。

といってこの方がいうように音楽価値を感じる人の数が減っていないかといえば

それほど楽観的な話ではない気もする。

AKBボカロフェス、どれもマニア向けの限定的な市場であり

これら全部合わせた収益がかつてのバカ売れ時代並みにはならないだろう。

音楽はかつての歌謡曲のような「人とつながる」ための必要不可欠なツールではなくなっている。

その意味では相対的な音楽価値が下がってしまったのだろう。

音楽自体の価値、というよりは、音楽の役割が変わった、というべきかもしれない。

そもそもカラオケ需要依存し過ぎた。

カラオケだけのために新譜が出る度4千円近くも出す人が、今のご時勢どれだけいるのか。

景気も悪く収入が減り、更に娯楽の対象が増えた今

大量消費型の使い捨て音楽お金を注ぎ込める人間がそれほどいるとは思えない。

そんなこんなで今や音楽は一部のマニアだけのものとなりつつあるのだろう。

そのマニア同士も今はネットでつながる時代。

Ust等を介して共通の趣味を持つ人と一緒に、雑談しながら自宅で音楽を聴くというのは

今までは考えられなかった奇跡である。 

Ustで聴いた曲をAmazonで買うという新しい流れも生まれつつある。

だが、現状ではUst音源を流すためのハードルがあまりに高過ぎる。

事実上ネット上で音楽を流すことは不可能に近い。

ネット社会において、音楽業界)は自身の「人とつながるツール」というポジションを放棄している。

音楽が聴かれなくなるのは当然だ。

そろそろ業界フェアユースについて真剣に議論するべきではないか

高音質盤のアップロードは禁止すべきだが

非営利目的ストリーミング可能なver.を別途用意して

(圧縮率を上げる、曲を短くする等で製品盤と差別化を図る)

低廉かつ簡易な形で著作隣接権の処理ができるようにできないか

又は著作隣接権クリアする手数料を、非営利目的場合低価格(1曲100円)でiTunes Store等で決済できるようにするとか。

ネット上で音楽を流す需要は相当あると思う。

一日も早く低廉かつ簡易に権利関係がクリアできるようになることを望む。

音楽好きがミュージシャンから恨まれる、疎まれるというすれ違いが早く解消されることを願う。

2011-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20110109194923

前払い?

増田の言うそれは、前払いじゃないよ。

既存の体系と違うのは確かだけど、

それを前払いと言っちゃったら本筋と違う所で議論が紛糾するよ。

 

既存出版社と同じ?

NTT東西NTTコミュニケーションズNTTドコモは、いずれも母体を同じくする電話会社だけど

全くニュアンスが異なる。

Jコミ講談社などとはそのくらいニュアンスが異なるんじゃないかな?

(母体が一致してない分、異なり具合はさらに大きいかもね)

そしてJコミが全く新しい業態である(と仮にJコミ自身が思う)のならば、

同業他社が現れるまで、「Jコミの業種=Jコミ」で通せばいいと思うよ。

ファミコンもさ、家庭用ゲーム機とか何とか言いようはあったけどさ、ファミコンじゃん。

いずれにせよ。Jコミの売りは既存出版社との差別化からしか生まれないんだから、素のまま出版社を名乗っちゃダメでしょ。

せめてせめて電子出版社とか、新たな形態出版社とか、そういうので。

(楽天銀行とかのネット専業銀行金融庁公式の用語で、新たな形態の銀行という。それの模倣)

 

Jコミのいう取り分なしとは?

非営利組織だって維持費や経費は取る。でも非営利。そういう意味なんじゃないの?

 

ニコ動での知名度とJコミで得た知名度

意に添わぬ形でも構わず広められ、勝手押し付けられる知名度と、

事前に契約を取り交わした上での知名度じゃ意味全然違う。

 

Jコミが大成功したら新作が出版されなくなる?

既存出版社が潰れようが、Jコミが成功しようが、

そんな事とは全く関係なく「新刊を発表したい・読みたい需要はある。

から、大手が潰れても代わりの供給者は現れるし、

それこそ次世代の成功者が、つまりJコミ子会社作って出版してもいい。

採算性は落ち、業界自体が縮小する事は有り得ても、需要に見合った形には落ち着くよ。

2010-10-14

電書フリマ

もう過ぎた話だけど電書フリマ

当事者たちがえらい盛り上がって

電子書籍コピーできるけどあの場の雰囲気は絶対にコピーできないんだぜ」

とかいう発言してた

すごい複雑な気分になった(ネガティブ意味で)

あの日は猛暑渋谷の会場すごい暑くて、買い手にとって快適とはお世辞にも言えなかった

予約してないと入れないとか何とか言われたし入り口で大汗かきながら買った

正直、面白くなかった

つまんなかった

でもあとの当事者たちの盛り上がり見てそういうことはあんまり言えなくなった

非営利だったしね

けど正直、参加者だけが楽しんでいたって感じがした

読者のことは何も考えてないよな、とか

いや部活だからさ

お客様に失礼ないように、とかは言えないよ

ボランティアに近いし

アレが盛り上がればいろんな人にチャンスが来るんだろうし

でも

でもさ

客としてはけっして楽しいイベントじゃなかった

もう行かないと思う

がんばってた人たちごめんね

でもさ

やっぱりもう電車賃使ってまで行かないと思うよ

バイヤーじゃないから

2010-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20100729125321

非営利演奏は、認められているが、非営利とはいえ「複製物を配布する」ことは認められていないと思うぞ。

権利が制限されるのは、「非営利報酬無対価演奏」だからね。

この例示には、何の意味もない。

それに、名誉毀損でも争えるだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20100729124844

金を貰わないなら良いだなんて、何故言える?

いくら非営利でやろうと、他人の著作物を使うなら、使用料を払うのが筋だろう。

http://anond.hatelabo.jp/20100729115614

見逃されている多くの行為ってグレーじゃなくて黒だよね。

企業が「明日お前ら全員訴える」って言ったらひっくり返る状況はグレーではないと思う。

刑事罰の話をするなら、グレーじゃなくて白ですね。

企業が「実際に申告したら」黒になる。

ひっくり返っているのではなく、そこで初めて犯罪を構成するようになります。


単純に、著作権侵害のみを問うなら、権利者(この場合著作者本人とは限らない)に許諾をえない行為の内、

私的複製、引用非営利報酬無対価演奏場合を除く、すべてが黒です。

2010-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20100430134140

法政策の不備ってことをanond.hatelabo.jp/20100430113453 で書いた増田だけど、こっちを読んでくれれば、俺の言いたいことはわかってくれると思う。


例えば、コンビニに置いてあるコピー機で本をコピーするのは、実際には私的複製にはあたらないけど

附則5条の2で手当されてるとか、飲食店ホテルロビーテレビを置いて番組を流すのは38条3項で

著作権が制限されてるとか、そこに著作権を及ぼすと日常生活に影響が大きすぎると言う理由で

法政策的に手当のされている著作物の利用は現実にはたくさんある。


そして、同様に著作権が制限されるべき著作物の公衆送信もまた、現実にはたくさんある。


にもかかわらず、そこで非営利の公衆送信を一律に認めてしまっては、海賊行為が事実上野放しになる。


それを手当するには、フェアユースを入れるか、明文で許される非営利公衆送信を定義するか、

ネット法を導入するしかないけど、そのどれも現実的でない。


かくて、現実法政策の間に乖離があるのだけれど、当面はそれを甘受しなければならない。

それは立法仕事であって、JASRACにその鞘当てをするのは間違い、という趣旨の中で

使った言葉ということで、一応報告。

http://anond.hatelabo.jp/20100430131447

はい、非営利ならば全てOKとは、私も思いません。

例えば街頭ビジョンサッカー中継を観ている人達が、流れている応援歌に合わせて歌うことと、自宅のTVサッカー中継を観ている人たちが、流れている応援歌に合わせてサビをTwitterに書き込むこと、これらが直ちに、著作権者を「犠牲」にした行為であるとは言いがたいように思います。

また、前者は法律で許され、後者法律で許されないということが「法政策の不備」ではないかと思っていますが、「不備」と書くと「備えていなければならないこと」ということになり、ご指摘の通りそれは暴論につながります。「法政策として検討の余地がある問題」であると捉えています。

http://anond.hatelabo.jp/20100430131447

その「法政策の不備」というのも、凄く乱暴な議論だってことは自覚しておくと良いよ。

だってさ、非営利ならOKって、無茶苦茶な言い分でしょ?

例えば、元増田の持っている土地があって、勝手に他人が使っていたとするじゃん。で、使用料を払えって当然の権利を主張したら、相手が「いや、私たちは地域ボランティア非営利でやっております。だから、あなたには使用料を請求する権利はありません」とか言われるのと同じなんだよ? あるいは、ボランティア活動をしている連中が、スーパーの商品を勝手に持っていって、私たちは非営利活動をしておりますから、購入代金を払う義務はありませんとか言いはるのとも同じだよ?

著作権だってそう。一生懸命創作した著作物を、知らない人が勝手善意でばらまいて、「私たちは非営利ですから悪くありません」といわれて、納得できると思う?

非営利ボランティアの人たちが貧しい人に配る食品スーパーで買うときにお金を払わされるのと同じで、著作権を利用する時だって非営利であろうとお金を払うのが当然でしょ? 非営利でやるのは良いとして、何で著作権者とかスーパー犠牲にならないといけない訳?

こういう風に、特定個人の財産権を公共の目的の為に制限するというのは、憲法が認める私有財産制の根幹と抵触しかねないギリギリのラインなんだよ。だから、今の法律でも、教科書に使用するとかちょっとだけ引用するとか図書館で貸し出すとか、著作権者の損害が可能な限り小さくなるように図りながら、公共の利益との調整をギリギリのラインで詰めて、ある程度だけ著作者の権利を制限させて貰ってる。それが今の法律なんだよ。

非営利なだけじゃ駄目なんだよ。非営利で、よほどの公共性があって、なおかつ個人の負担が非常に小さいといえる、ギリギリのところでないと、個人の権利を制限なんてしちゃいけないんだよ。著作権者を生贄にすれば、その著作物をみんなが利用できてハッピーなんて程度じゃ、暴論もいいところなんだよ?

利用形態営利非営利を区別しないのがおかしいなんて、商売している人の気持ちになって考えたら、そんな主張の方に不備があると俺は思うよ。これを最初に言った人は、そんな薄っぺらい考えじゃなくて、もっとしっかり考えて言っているんだと思うけど、表面的に捉えてしまうと恐ろしい話になるってことは理解した方が良いよ。非営利なだけじゃいけなくて、更に著作権者の保護と公共性をギリギリのラインで詰めないことには始まらない話なんだよ。そして、今の法律だって、そういうことを一生懸命に考えた結果なんだよ。

今の法律には被害者権利保護の観点からは相当の正義があるし、「不備」と言い切るのは暴論なんだってことは理解したほうが良い。あくまで、加害者理屈によると、加害行為を好きにできないから不備だって言われているだけ。

インターネットの普及によって、著作物をめぐる環境が変わってきたのは確かだけど、その発展は著作者の犠牲の上に成り立つものであってはいけないと俺は思うよ。あくまで、著作者には自分の生み出した創作物に見合った正当な対価がちゃんと与えられるようにしつつ、共存共栄で発展していくものであるべきだと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20100430122913

増田さんの鋭いご指摘の通りです。

感情が先立ち、議論を起こすには勉強不足なまま、素人意見を述べさせていただきました。

真摯なご回答、大変参考になります。

>損害の推定規定があるから、「徴収の算出根拠」なんてものは不要です。侵害側がコソコソやって情報自分が隠し持ってるせいで、被害者が損害額を計算できないなんていう不合理な事態を防ぐために、ちゃんと法律の手当てがなされている訳。正規でライセンスした場合費用損害賠償を基本的には請求できる。

JASRACTwitterに対して請求できる論拠を知りたかったのですが、上記の合理的理由があるのであれば、感情は別として、論として納得ができました。

感情の部分については、増田さんが述べられていた「あらゆる公衆送信について、利用態様が営利非営利もひっくるめて、一律に著作権を及ぼすという現行の著作権法現実乖離していること」への法政策の不備に起因することもよくわかりました。

ありがとうございます。

http://anond.hatelabo.jp/20100430092833

まず、この問題をJASRACに問うこと自体が筋違いだと思う。

JASRAC日本著作権法著作権者に与えた権利を行使しているに過ぎないのであって、

それがおかしいと思うのなら、JASRACではなく文化庁国会議員に言わなければならない。

それを今更言っても詮無いからすっ飛ばして次に移ると、「著作権勉強している」というのなら、

JASRACに問い合わせる前に、38条1項の立法過程や立法者意思くらいは調べて、一件のメール

まとめてしまえよと思う。

もちろん、あらゆる公衆送信について、利用態様が営利非営利もひっくるめて、一律に著作権を及ぼすという

現行の著作権法現実乖離していることは、自分も認める。

では、明文で「著作権の及ばない公衆送信」を定義できると思う?

個人的には無理だろうと思う。

それなら、アメリカと同様のフェアユース規定を入れる?

それもやっぱり無理だろう。

なんで無理かといえば、国会議員政党にとって、それが票になるというメリットがないからだろう。

だったら、市民運動をやって議会業界団体に圧力をかけなければならない。

それも、日本においては無理くさいんだけどね。

とにかく、この問題はひとえに法政策の問題だよ。

そのとばっちりJASRACに飛ばすのは、賢いとは思えない。

2010-03-19

ttp://home.att.ne.jp/sigma/satoh/diary.html#20100310

標準化は他社には見せない技術、つまりブラックボックス化した技術とは組み合わさってはじめて儲けにつながります。GoogleAppleMicrosoft標準化をすすめる同時に、GoogleWeb検索を含むインフラ側を徹底的に隠していますし、Appleコンテンツ販売の部分は徹底的に隠しています。日本企業はこのあたりがお人好しというのか、前述のように標準化というと日本では非営利な崇高な作業と思っているのか、ブラックボックス化した技術をもたずに標準化をすすめるので、標準化がうまくいっても、儲かる部分がないということになります。

2010-02-08

こちらははてなサポート窓口です。

このたび、ご利用いただいているはてなダイアリーにつきまして
はてな利用規約抵触する内容が掲載されていることが確認されましたため
勝手ながら当該ダイアリーを非公開状態にする措置を行わせて頂きました。

これは、ダイアリー内に下記のいずれかの内容が掲載されていたことによります。

・はてな承認していない広告リンク副業の勧誘や情報商材の販売などを目的としたリンク倫理的に問題のある内容、成人向け情報ポルノ風俗情報など
・多数のキーワードリンク意図的に掲載し別サイトへの誘導を行う、
あるいは隠しリンクなどで検索順位の操作を行うなど、スパム行為と
みなされる内容
・犯罪に関わる内容、法令違反する内容
・複数のメインアカウントを取得しての利用
・そのほか、はてなが不適切であると判断する内容

はてなでは、利用規約(6)禁止事項にて以下のように定めております。
「1-7.その他犯罪に関わる行為あるいは法令違反する行為」
「2-3.倫理的に問題がある低俗有害、下品な行為、他人に嫌悪感を
     与える内容の情報を開示する行為。ポルノ売春風俗営業、これらに
     関連する内容の情報を開示する行為。」
「3-1.宣伝や商用を目的とした広告・勧誘その他の行為。ただし、当社が
各サービスヘルプに別途定める場合はその限りではありません。」
「3-2.ユーザー名を共有する行為、当社の許諾無く1人でメインアカウントを
複数保有する行為、当社が許諾する数を超えるサブアカウントを保有する行為」
「8.ユーザーは、以上の各項の他、当社が不適切であると判断する行為を
     行ってはなりません。」
http://www.hatena.ne.jp/rule/rule#kiyaku06

もし、今後、はてなを個人的に非営利でご利用いただきたいという場合は、
ご利用のアカウントを削除していただき、再度、ご入会いただきますよう、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

==========
はてなサポート窓口
support@hatena.ne.jp
==========

はてなXSSはてなダイアリーで公表したら強制非公開にされた

こちらははてなサポート窓口です。

このたび、ご利用いただいているはてなダイアリーにつきまして
はてな利用規約抵触する内容が掲載されていることが確認されましたため
勝手ながら当該ダイアリーを非公開状態にする措置を行わせて頂きました。

これは、ダイアリー内に下記のいずれかの内容が掲載されていたことによります。

・はてな承認していない広告リンク副業の勧誘や情報商材の販売などを目的としたリンク倫理的に問題のある内容、成人向け情報ポルノ風俗情報など
・多数のキーワードリンク意図的に掲載し別サイトへの誘導を行う、
あるいは隠しリンクなどで検索順位の操作を行うなど、スパム行為と
みなされる内容
・犯罪に関わる内容、法令違反する内容
・複数のメインアカウントを取得しての利用
・そのほか、はてなが不適切であると判断する内容

はてなでは、利用規約(6)禁止事項にて以下のように定めております。
「1-7.その他犯罪に関わる行為あるいは法令違反する行為」
「2-3.倫理的に問題がある低俗有害、下品な行為、他人に嫌悪感を
     与える内容の情報を開示する行為。ポルノ売春風俗営業、これらに
     関連する内容の情報を開示する行為。」
「3-1.宣伝や商用を目的とした広告・勧誘その他の行為。ただし、当社が
各サービスヘルプに別途定める場合はその限りではありません。」
「3-2.ユーザー名を共有する行為、当社の許諾無く1人でメインアカウントを
複数保有する行為、当社が許諾する数を超えるサブアカウントを保有する行為」
「8.ユーザーは、以上の各項の他、当社が不適切であると判断する行為を
     行ってはなりません。」
http://www.hatena.ne.jp/rule/rule#kiyaku06

もし、今後、はてなを個人的に非営利でご利用いただきたいという場合は、
ご利用のアカウントを削除していただき、再度、ご入会いただきますよう、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

==========
はてなサポート窓口
support@hatena.ne.jp
==========

2010-01-15

またもν速大勝利、スネーク小沢マンション中国人女子留学生入れ替わり制を突き止める。朱朱季季

ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1263475685/651

651 : 硯(西日本):2010/01/15(金) 05:59:20.52 ID:bUC2ikHi

295:名無しさん:2010/01/11(月) 08:54:02

何で王将マンセー番組が増えているのかと思ったら、

民主京セラ-稲盛ラインの親族が関係していたんだね。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E7%9B%9B%E5%92%8C%E5%A4%AB

稲盛和夫

来歴・人物 [編集]

鹿児島県生まれ鹿児島市鹿児島玉龍高等学校を経て、1955年鹿児島大学工学部卒業、がいしメーカー

松風(しょうふう)工業を経て、1959年社員8人で京都セラミツク(現・京セラ)を設立し、10年後、株式上場

ファインセラミックスの技術世界的な企業に成長させた。1984年には第二電電DDI、現・KDDI)を設立した。

グループ全体で売上高が1兆2000億円と成長を遂げた。1984年財団法人稲盛財団を設立し、京都賞

創設した。また、若手経営者向けの経営塾「盛和塾」を非営利にて主宰し、若手経営者の育成も行っている。

独特な経営管理手法「アメーバ経営」が有名である。1997年には臨済宗妙心寺派円福寺で得度を受けた。

また民主党幹事長小沢一郎と旧知の仲であり、大企業実業家ながらも熱心な民主党支持者として

知られている。とりわけ京都市地盤とする前原誠司の有力な後援者である。小沢一郎2008年9月21日

民主党代表として再選された際には来賓として挨拶も行っている。 2005年立命館小学校こども顧

問委員に就任。母校の鹿児島大学に寄附し、稲盛会館を寄贈した他、稲盛アカデミーへの援助を行なうなど、

鹿児島大学研究教育支援の為に積極的に貢献している。

親族 [編集]

朝子夫人は、「韓国農業の父」として知られる禹長春の四女である。 実弟の稲盛実氏は、鹿児島県

餃子の王将」の名で展開する鹿児島王将株式会社常務取締役である、1973年京都王将社長

掛け合って鹿児島に、王将店舗を運営することが出来た。

2010-01-06

日本復興

1、公務員及び政府関係法人給与の3%のベースダウンを10年間続ける(フリーターを含め1つの会社への平均勤続年数を公務員が下回るまで待遇を下げ続ける。

2、公務員採用条件を31歳以上のみ新卒採用全面凍結(若者は民間で鍛え成功者はそのまま民業に従事すべし

3、公務員限定非課税、公務員の納税ゼロにすることで国民扶養されてる意識を叩き込む(消費税公務員カード提示で免税) 公務員が「納税は国民の義務」を禁句

4、総資産番号制、確定申告総資産報告を義務付けもしくは自己申告制にし、国民総資産を算出し国民総所得依存するのは止め資産を高めることに特化し真の資本主義社会を目指す。

5、累進税最高税率を強化し所得格差を縮め資産価値を高める(建坪面積、建蔽率や容積率規制すれば尚良い

6、新設着工戸数を恒久的に150~200万戸目標=3、40年周期での建替え推奨を意味する。RC造は45年、木造35年周期を基準にする。老朽化した築40年を超えた住宅建替えには累進的に補助。(新規や違法建築は厳罰化

7、消費税による年金一元化総資産一億円以上の老人への給付停止し相互扶助制度である事を徹底する。海外移住者の給付停止。長期に受給拒否老人を表彰(老人の安否を確認する為にも給付はケースワーカーの手渡しのみとする

8、ベーシックインカム国民全員に毎月2万円を配分、10年続けインフレを起こす

9、関税障壁強化、海外に住所を置く者に対し固定資産税を2倍にする(食料品限定収支協定を結ぶ国のみと国交を結び自給率を高める

10、移民カースト制制定(規制移民全員に日本語試験を受けさせ中学校卒業国語レベルを平均とし小学生レベル国語能力がなかった移民に対し幼稚園レベル労働者烙印を捺す。

11、NHK報道規制ニュース番組以外を全廃し議員の活動番組のみ報道受信料は300円以内に、税金の補助も認めない。

12、議員資産制限 奉仕活動非営利職業である認識を高める。任期期間中に資産の増減100万円以内とし限度を超えたら禁固刑並の厳罰に処す。当選後と任期終了後に収支報告義務付け。

13、公務員及び政府関係法人を省いた全ての民業を優遇する

2009-10-20

どうやら、Twitterで、ウィルスが埋め込まれたページがばら撒かれているようである。Twitterには文字数に制限があるので、URLを短縮表記するようになっている。ウィルス対策をしていないユーザーが、ウィルスを埋め込んだページの短縮URLクリックしてしまうと、SPAMの発信元や踏み台にされて、気がついたら、立派なSPAMer扱いされていたという展開である。

これは、ウィルス対策をしていないユーザーの側の失敗であると同時に、URLの短縮表記によって、複数の表記が可能になり、ウィルスが仕込まれているサイトの特定が遅れるという点、さらに、短縮URLサービスを行っている側が、最低限度のチェックすら行っていないという事から、発生しているトラブルと言える。

ウィルス対策をしていないユーザーの側の失敗については、個人の非営利使用に限って無償利用できるウィルス対策ソフト(AVG、AVAST)や、安価に売られているソフトがあるのに利用していないという点に、問題がある。ウィルス対策をしていれば万全かと言われればNoなのだが、すくなくとも、script-kiddyやtool-monkeyレベルの悪戯ならば、ウィルス対策ソフトで対応できる。

URLの短縮表記によって、問題のサイトの特定が遅れるのは、報告を受ける側としては、同じサイトによる被害報告が大量に集まってから、どうやら真正の被害報告らしいと判断して行動に移すという行動パターンがある為に、閾値に達するのが遅れるということ、さらに、短縮URLサービスを行っている会社サイトであると考え、被害者の苦情がそちらに行き、うちのサイトの問題ではないからという理由で無視されたり、閾値に達するのが遅れる為に、対応が遅れるという事で、被害が広まってしまうのである。短縮URLサービス側がウィルスチェックをしていないという点については、短縮URLを提供するのが本業で、転送先の更新を定期的にチェックして、更新が少しでもあったらウィルスチェックをかけるという作業を行うのは、筋が違うという理屈がある。

ウィルスコードを埋め込んだページを作り、それをTwitterで広めようとする者が一番悪いのであるが、それを犯罪であるとして取り締まるのは難しい。というのも、ウィルスコードを埋め込んだページにしても、掲示板匿名で書き込まれたデータがそれだった場合、そのページの運営者は被害者となるし、TwitterでそのURLを広めた者にしても、自分がそのページを見たときにはウィルスコードは埋め込まれていなかったとなると、加害者とするには難しいという事になる。ウィルス対策ソフトを入れていてガードされていたので、気がつかなかったという言い逃れも、可能だったりする。

ウィルスコードを埋め込んだ者を探さなければならないが、他国の匿名プロクシーを複数使っていたりすると、そのログを追いかけて裏を取る費用と、ウィルスコードを埋め込んだ行為に対する処罰の効果とを比べると、どう考えても不合理になる。

こういったトラブルが、ウィルス対策ソフトを製造販売している業者のマッチポンプである可能性は否定できないのだが、何もしないよりは、した方がマシということで、ウィルス対策ソフトを入れとけと言わざるを得なくなるのであった。

2009-07-31

ワッハ上方の闇2

ワッハ上方の闇1

http://anond.hatelabo.jp/20090731030837

の続き。

大阪府議会会議録より

http://www.pref.osaka.jp/gikai/discuss/index.html

【 平成11年9月定例会文化労働常任委員会-10月13日-01号 】

◆(漆原周義君)

続きまして、先日我が会派の代表質問におきましても質問させていただきましたワッハ上方について若干お尋ねさせていただきたいと思います。

 府立上方演芸資料館、いわゆるワッハ上方についての抜本的な改善策について代表質問でお伺いいたしましたけれども、その際運営面では種々工夫を凝らして頑張っているようではございますけれども、私はまた少し切り口を変えて、経営面についても質問させていただきたいと思います。

 まず初めに、代表質問にもありましたけれども、平成十年度における年間約二億円の持ち出しについて、その内容をお示し願いたいと思います。

◎文化課長田中寛君) 平成十年度におきますワッハ上方の収支状況についてでございますが、まず支出についてでございますが、ワッハ上方を運営するための管理経費につきましては、資料館の冷暖房などに費やす光熱費、また演芸ホールやレッスンルームの舞台技術関係でございますとか、展示室の受け付け、案内業務を行う業務の委託費などを中心にいたしまして約一億四千六百万円を支出しているところでございます。その他同資料館の管理運営及び貸し館や自主事業に従事する職員の人件費に約一億一千三百万円を要しておりまして、合計二億六千万円の支出となっております。

 収入の方でございますが、一方演芸ホールやレッスンルームの貸し館に伴う使用料や展示室の入場料の収入がございまして、これが六千八百万円となっておりまして、その収支差額、すなわち持ち出し分といいますか、これは一億九千二百万円というようになっております。

◆(漆原周義君) ただいまの答弁では、全体の運営費に占める人件費が大変多いように思います。代表質問の際、生活文化部長答弁の中で、民間人材の活用を図りながら経営改善を図るとありましたけれども、その具体策についてお示し願いたいと思います。

◎文化課長田中寛君) 現在ワッハ上方の人員につきましては、まず館長が上におりまして、その下に副館長と、それからその下に演芸課長という名前の者がそれぞれ管理職でおりまして、その下に管理それから事業を担当する者がそれぞれ五名、三名という形でおるところでございます。それとあと側面的なサポートということで、資料館という特殊性がございますので、資料の収集だとか、その収集した資料の分類とか整理とか行う上方演芸専門の非常勤スタッフがおります。これが民間放送局のプロデューサー出身の方々などで合計五名--参与という名前の方でございますが、そういう方々がおられます。このうち、先ほど言いました館長が非常勤職員でございます。それから、先ほど言いました上方演芸専門の非常勤のスタッフが、これも民間から来ていただいているという方でございまして、開館時より民間人材をこのようにして登用してまいったところでございます。

 また、本年四月から主に展示室への集客のための営業を目的といたしまして、民間からセールスプロモーターという方を一名いただきまして、各方面へのワッハ上方のPRや団体客のあっせん活動を行っているところでございます。

 今後は、これらの民間からの人材登用に加えまして、事業の企画や実施にかかわる専門性を要する分野などにつきましても、広く外部からの人材を受け入れることにして、業務内容とあわせまして経営面からも効率の高い運営に努めてまいりたいと存じております。

◆(漆原周義君) もとよりワッハ上方は、古くから庶民に親しまれてきた上方演芸の保存と振興を図る拠点として設立されたものであり、その意味からも経営面だけをとらえてその運営の改善を図れるものではないということはわかります。言いかえれば、行政だけの力では及ばない部分を広く府民の力をおかりして支えていくような施設づくりが大切ではないかというふうに考えます。

 ワッハ上方では、先月から展示室にボランティアガイドを導入したようでありますけれども、こうした事業面だけではなく、館の運営面でも民間の活用を図るべきではないかというふうに考えております。先ほどNPOとの協働見解をお伺いさせていただきました。昨年施行されました特定非営利活動促進法、いわゆるNPO法で認定された団体などを活用することもその一策ではないかというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。

◎文化課長田中寛君) お示しのように、ワッハ上方では、展示室の来場者に対しまして、楽しく、わかりやすく鑑賞していただくということで、府民を中心にボランティアガイド募集いたしましたところ、五十五名の方が応募いただきました。先月から現在そのうちの四十一名の方々に活動をしていただいているところでございます。今後とも、こうした市民レベルの活動と連携を図りながら、府民に親しんでいただける施設の運営に努めますとともに、お示しのNPO法で認定された団体の活用につきましても、その方策等について研究、検討してまいりたいと存じております。

◆(漆原周義君) 文化は、伝統やその性質上、財政問題と切り離して考えなければいけない分野であるというふうに言われることもありますけれども、今日の府財政財政再建に取り組んでいる現状を見てみますと、やはりその経営改善につきましても真剣に取り組んでいただきたいなと。その中から多くの府民の皆さん方に親しまれる大阪の文化の拠点がワッハ上方であるというふうな形で思われますように、これからの尽力を心からお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます

【 平成12年9月定例会教育文化常任委員会-10月12日-01号 】

◆(西原みゆき君) 次に、ワッハ上方についてお尋ねをしたいと思います。

 府立上方演芸資料館ワッハ上方が開館してやがて丸四年を迎えますけれども、ことし入場料を半額にいたしました。その効果はどうだったのか、効果はあったのか、こんな点でまずお尋ねしたいと思います。

◎文化課長(冨岡久生君) ワッハ上方の入場料の引き下げについての効果についてでございますが、具体的な効果と申しましても、入場者数の増加を図るという意味での入場料の引き下げですので、四月以降の入場者数の動向についてお話をさしていただきたいと思います。

 ことし四月以降の入場者数でございますが、八月末までの状況を申し上げますと、総入場者数が二万四千三百十一人となっておりまして、これは前年の同期の入場者数一万九千四百九十八人と比較いたしますと四千八百十三人、二四・七%の増加となっております。このうち有料の入場者数で見ますと、二万二千九百三人となっておりまして、前年度の入場者数一万八千四百六十八人に対して四千四百三十五人、二四%の増となっております。

◆(西原みゆき君) 展示室の入場者は、開館後の九七年丸一年間で十万三千人おられたのに対して、九九年、昨年四万三千人、四割に減りました。入場料の値下げによりまして、昨年同期との比較で今二四%ふえたということでしたけれども、ピーク時の半数なんですね。抜本的な打開策が今必要なのではないか、このように考えますが、いかがでしょうか。

◎文化課長(冨岡久生君) 入場料金について申し上げますと、従来の入場料金は入場者から、また府議会の御意見としても高いのではないかとの指摘がございまして、この辺を踏まえて今年度当初に改定をしたものでございます。

 集客のアップにつきましては、従来から実施しております在阪百貨店友の会等とタイアップを始めまして、昨年からは上方亭を活用した演芸ライブ公演、あるいは上方演芸にまつわる演芸ミニ講座などを実施しておりますほか、来場者に展示資料内容を楽しく、わかりやすく説明するボランティアガイドを導入しまして、今年度も引き続き集客に努めておるところでございます。

 今後とも、上方演芸の保存と振興を図り、府民上方演芸に親しむ場を提供する、こういう設置の趣旨にのっとりまして、収蔵資料を活用した特別展示の開催など、展示内容の魅力向上に一層努めますとともに、旅行会社などとの連携を強化しまして集客を図るなど、さらに入場者の確保に努めてまいりたいと、このように考えております。

◆(西原みゆき君) 私どももこ上方演芸資料館の設立にも、そして昨年の料金値下げにも賛成をしてまいりました。でも、その立場から、展示場である以上、上方文化の埋もれた資料を掘り起こし、展示し、府民にその時代に立ち戻って上方文化の歴史を親しんでもらえる、そういう施設として一層発展してほしいと思っています。

 その立場から、三つの点を提案をしたいと思うんですけれども、まず一つは、この演芸資料館、お笑いの分野にとどめず、例えば文楽とか、それから上方文化とか人形浄瑠璃、こんなのはほんの一例ですけれども、ほかにももっといろいろあるかと思いますけれども、大阪の文化、芸術歴史を取り上げる方向で資料の収集の対象を広げてはどうか、こういうことが一つ。

 もう一つは、そういう資料をきちんと分類し、そして魅力ある展示をするためには、やはり専門的な視点が必要ではないか。学芸員を配置することも必要なのではないか。

 第三は、今までも集客についていろいろ御苦労されているとお聞きいたしましたけれども、さらに知恵を出していただかなければなりませんけれども、年に何回かお笑い以外の分野の特別展示などを広く上方の文化に携わってこられた方々にも足を運んでもらって参加層を拡大をしていく、こういう方向もあるのではないか、こんなふうに考えますが、いかがでしょうか。

◎文化課長(冨岡久生君) ただいま御提案のありましたお話ですが、まず一点目の展示内容、収集資料等についての対象範囲を広げて歌舞伎文楽といったお話でございますが、これまでワッハ上方が各方面から寄贈を受けまして収集してまいりました資料は、漫才落語にまつわるものが中心となっております。お示しいただきましたような歌舞伎文楽等の資料につきましては、一部の文献などに限られておりますけれども、これらの資料は展示室のライブラリー活用して入場者の方々にごらんいただけるようにしております。

 二点目の学芸員の配置についてでございますが、ワッハ上方には設立時から上方演芸に造詣の深いマスコミ出身の非常勤の参与でありますとか造詣の深い専門員を配置して運営をしてまいったところでございますが、昨年からさらに非常勤の学芸員を配置いたしまして、その体制を強化したところでございます。

 三点目の内容の拡大等でございますが、先ほどの対象範囲を広げるというお話もございましたが、先生の御提案の趣旨をも踏まえまして、展示室の魅力向上のために創意工夫を重ねてまいりたいと、このように考えております。

【 平成13年2月定例会教育文化常任委員会-03月13日-01号 】

◆(山本幸男君)

では、最後に、四点目のお尋ねを申し上げます。四点目は、ワッハ上方経営改善についてでございます。

 多くの方々も新聞でごらんになったかもわかりませんが、実は本年の一月十九日付の読売新聞に「ワッハ上方笑えまへん、客入らず赤字五億円」と、このような大きな活字が躍った記事が出ておりました。私の周りの方々も、たまさかこの記事を読まれまして、山本さん、これは一体どうなってまんねんというふうなお尋ねが幾つかございました。

 考えてみますと、今日の中で、これはやはり一般紙さんの記者の方の思いを込めた記事でございますから、その扱う記事のレイアウト、活字の内容、いろんな部分は、当然各紙各様違うかもわかりませんが、この一月十九日の読売さんの記事では、今申し上げたように、客入らず赤字五億円、これだけが大きく躍っておったわけでございます。当然当局の方々は、今日まで足かけ五年を迎えようとしているこのワッハ上方、さまざまな意味経営の御努力に汗をかいてこられたと思います。まず、その点をお伺いいたします。

◎文化課長(冨岡久生君) 平成八年にワッハ上方オープン以来、平成九年、平成十年と展示室への入場者が前年の半減という状況が続き、御指摘のような収支状況にございます。これまでの間、全般的な経費の節減を初め、展示室の魅力づくり、あるいは集客のための工夫とか、考え得るさまざまな取り組みを行ってまいりました。

 具体的にその幾つかを申し上げますと、まず魅力ある展示室づくりといたしまして、展示室内でのライブ公演の実施や、入場者に展示内容を楽しくわかりやすく説明するボランティアガイドの導入などを平成一年度からやっております。

 また、集客対策といたしましては、平成十年度から大阪市交通局の共通一日乗車券利用者への割引対象施設への位置づけ、それから一年度にはなんばグランド花月との入場セット券の販売、十二年度には大阪府内の小中学校約千五百校に利用案内を送付するなど、団体客誘致の方策を講じてきたところでございます。また、同じく平成十二年度からは、展示室の入場料が高いという利用者の声が多かったことを踏まえまして、入場料を半額に改定をいたしております。

 また、経費の削減につきましては、平成一年一月から、開館時間や休館日を効率的に設定することによりまして光熱水費の節減、あるいは十一年の九月からは、先ほど申し上げましたボランティアガイドの導入によりまして、展示室内の案内業務委託費を縮小しております。また、人件費につきましても、平成一年度には職員一名を非常勤化し、平成十二年度には三名を外部委託化するなど、経費の節減に努めてきたところでございます。これらの結果、平成十二年度、今年度は、平成九年度と比較しまして約三千万円の経費節減を見ております。

◆(山本幸男君) 今、ある面では御努力の一端を御報告いただきました。本当に現場の方々は、さまざまなお声を正面から受けられながら、全力で頑張ってこられた。その意味では、敬意を表する次第でございますが、一方ではやはりそのような問題が色濃くいまだに残っているわけでございます。入るをはかり出るを制すという御努力は、今後も大いにしていただけると思いますが、私は次の三点から提言風に申し上げたいと思います。

 まず、一つは、経営能力にたけた民間人の登用というのが一つでございます。

 二つ目は、府の出向職員、現在七名の方が出向いておられますけれども、この府の出向職員を含めた人件費の一層の削減、府の出向職員は現在七名でございますが、私は、勘どころを押さえる方々だけでもいいんじゃないのか、こんな思いもしております。そういうことで、二番目は人件費の一層の削減でございます。

 三つ目は、ある面ではその地域相場ということもございましょうが、やはり家賃を安くするための御努力、いわゆる賃借料改定協議を一層進めていただく、この三点を強く提言風に申し上げますが、この点いかがでしょうか。

◎文化課長(冨岡久生君) ワッハの経営改善について三点の御提言でございます。

 まず、一点目の経営能力にたけた民間人の登用ということでございますが、一般的に申しまして、公共施設経営運営に当たりましては、施設の公共性にかんがみまして、府民が利用しやすい料金設定を行うと、こういう必要性がございます。しかしながら、そのような公共施設の運営におきましても、営利企業における経営感覚の導入は必要であるというふうに強く感じておるところでございます。先生お示しのような、経営感覚にたけた民間人の登用を直ちに行うことは困難な面もございますが、例えば民間経営コンサルタントの御助言をいただくなど、御提言趣旨を生かせるよう取り組んでまいりたいというふうに存じます。

 二つ目人件費の一層の削減についてでございます。先ほどお答え申し上げましたように、職員につきましては、十一年度に一名を非常勤化し、また平成十二年度には三名を外部委託化することなどによって、人件費の削減を図ってきたところでございます。平成十三年度には、さらに一名を外部委託化することとしております。今後も、引き続き常に業務内容に見合った効率的な人員体制になっているか、職員の人数、外部委託化、非常勤化といったことに目を配りながら、人件費の削減に向けて努力してまいりたいと考えております。

 三点目の賃借料の問題でございますが、ワッハ上方は、演芸ホールなどを有する特別な仕様構造といいますか、そういった施設でありまして、賃借料についてはほかの通常の民間テナントビルと単純に比較することはできないというふうに考えております。しかしながら、少しでも支出を抑えるという観点から、貸し主であります吉本興業株式会社に対して、平成十年度から賃料減額の申し入れを行ってきておりまして、その結果、十一年度には約千三百万円、十二年度には約千二百万円の賃借料の減額を見たところでございます。

 今後も、引き続き賃借料の縮減のため、現在も値下げに向けまして協議継続いたしておるところでございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【 平成14年  5月 定例会本会議-05月27日-03号 】

◆(漆原周義君) 民主党府民ネットワーク府議会議員団の漆原周義でございます。

(略)

 次に、府立上方演芸資料館ワッハ上方の運営についてお尋ねいたします。

 ワッハ上方は、大阪文化の一つである落語漫才浪曲講談などの上方演芸を時代の変遷につれて風化することのないよう保存し、後世に引き継ぐとともに、時代にふさわしい新しい上方演芸創造を促して大阪文化の発展に寄与するため、平成八年十一月に設置された施設ですが、全国的に見ても特色ある施設であります。オープン以来ことしで六年目を迎えていますが、これまで毎年運営費を含め年間約五億円の一般財源ワッハ上方の運営に投入されてきました。ワッハ上方は、賃貸借物件という施設の性格から、平成二十二年度までの賃貸借期間中、この施設を維持するには毎年これまでと同額程度の一般財源支出していかなければならないことは明らかです。大阪府の危機的な財政状況と時代が求める行財政改革を推進していく中で、今後のワッハ上方の運営をどのように考えておられるのか、知事御所見をお伺いします。

 また、知事は、行財政計画案の中で、文化の振興なくして大阪再生はあり得ないと明言されています。文化の振興には一定の財政負担は必要ですが、文化施設を効率的に運営するための不断努力を怠ってはなりません。ワッハ上方の現状を見ますと、ホール稼働率が伸び悩んでおり、これを打破する対策が急務となっています。そのために、例えば演芸に利用する場合とその他の用途で利用する場合で使用料に二倍の差が設定されている現在の料金体系を一本化して広く利用者の増加を図るなど、ホールのあり方について条例改正も含めてさまざまな角度から検討する必要があると考えますが、生活文化部長の御所見をお伺いします。

【 平成14年9月定例会教育文化常任委員会-10月17日-02号 】

◎文化課長(合川正弘君) 文化課の予算でございます。額的に申し上げますと、平成十四年度の予算では二十一億七百九十八万七千円となってございます。その内訳で、主なものでございますけれども、大阪センチュリー交響楽団の運営補助といたしまして五億二千二百八万二千円、府立上方演芸資料館ワッハ上方の運営といたしまして四億九千五百九十七万六千円、財団法人大阪21世紀協会への負担金四億二千三百一万三千円、社団法人大阪フィルハーモニー協会への貸し付け及び補助金で一億六千九百三十万円になりまして、残りが五億円ほどですが、それも文化情報センターでございますとか現代美術センターの施設の管理運営費、その他文化事業に関する助成制度でございますとか顕彰事業、あるいはことしから始めました元気・クラシック事業など、厳しい財政事情の中で、ことし初めてやったような事業も生み出しておりますけれども、ぎりぎりの施策選択をしたものとなってございます。

◆(東武君) 言うなれば、がんじがらめになってしまって、センチュリー交響楽団、これは固定費ですね。最初、文化振興基金が百億あったと。それがずうっとこれを使ってきて、今現在四十億円ぐらいじゃないですか。これはこれで要るわけでしょう。ワッハ上方資料館ですね、これも約五億円ほど要ると。吉本さんに払う家賃ですね。これは必ず払わないかんわけでしょう。これは幾らですか。

◎文化課長(合川正弘君) ワッハ上方賃貸料でございますが、三億円を少し切る額で、二億九千万強でございます。

【 平成15年  9月 定例会本会議-10月02日-03号 】

◆(松田英世君) 民主党無所属ネット議員団を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。民主党松田でございます。

(略)

 続いて、ワッハ上方のあり方について申し上げたいと思います。

 ワッハ上方は、上方演芸の保存、振興の拠点施設として平成八年十一月にオープンしました。入場者数については、一時的に低迷をいたしましたものの、利用料金の改定などにより改善が図られております。しかし、当初から三億円を超える年間家賃を十五年間支払う契約ビルの所有者である吉本興業株式会社と交わしており、年間収支で見ると、収入五千五百万円に対して支出が五億二千万円というふうな状況であります。

(略)

◎生活文化部長(山登敏男君) まず、ワッハ上方につきましてお答え申し上げます。

 府立上方演芸資料館--ワッハ上方は、上方演芸保存振興検討委員会提言を受けまして、上方演芸ゆかりの地に、大阪の特色ある上方演芸継承し、次代に引き継いでいく施設として設置したものでございます。

 ワッハ上方の運営経費につきましては、その縮減を図りますために、特に賃貸借料についてビルの貸し主と精力的に交渉を行い、開設当初と比較し四千万円余りの縮減を図っております。

 また、今年度、上方演芸はもとより、それ以外の幅広い利用を促進することなどを目的に、府立上方演芸資料館条例の改正を行いまして、ホール等の稼働率や展示室入場者数の向上にも取り組んでいるところでございます。

 こうしたことから、公の施設改革プログラムにおいて目標としております運営経費の圧縮や入場者数の増加につきましては、着実に成果を上げつつあり、府民に親しまれる施設となるよう今後ともさらなる収支改善を図り、より効率的な運営に努めてまいります。

 ただいま抜本的な見直しを決断すべきとの御提言をいただきましたが、ワッハ上方の運営方策につきましては、来年度、大阪府財政計画案が全庁的に改定される中で検討してまいりたいと存じます。

ワッハ上方の闇1

大阪府議会会議録より

http://www.pref.osaka.jp/gikai/discuss/index.html

【 平成8年度スポーツ・文化振興特別委員会-01月28日-02号 】

◆(塩谷としお君) そういうふうな御答弁であれば、あえてちょっと申し上げておきたいと思うんですが、ワッハ上方、いただいた資料によれば、既に大阪府が出しているのは展示室の内装費で約四億九千万円、それから演芸ホール設備関係も含めれば五億円を下らないだろうというふうに思います。それから、年間の経費で言うたら家賃、共益費が年間約三億四千万、それから運営管理費が約二億八千五百万、合計六億二千五百万、これから毎年出していかなくちゃならない。これは今の財政状況の中で相当なワッハ上方の運営に大阪府お金が使われるわけですね。

 一方ですね、私、ごらんになった先生方も多いと思いますが、あのワッハ上方のあるところは吉本ビルの中の一角をいわゆる借りているわけですね。あの辺に行ったらいかにも吉本の中の一施設だという思いを、感じを受けるのは、私だけではないだろうというふうに思うんです。何か吉本のためにあるんじゃないかという感じが非常に強くするわけですよ。

 だから、そういう印象を持たれないためにも、やはり大阪府として府立の上方演芸資料館としての、やっぱり私は何といいますか、襟度というのか、プライドというのか、あるいはグレードというのか、そういうものを兼ね備えたものをつくっていくというのは、これはやっぱりこれから大いに求められるんじゃないかというふうに思いますよ。

 だから、あえてきょうの特別委員会で貴重な時間をいただいて質問をしているんで、この点はぜひ今後検討する課題として考えていただきたいというふうにこれは強く要望しておきたいと思いますし、また別の機会に改めて尋ねていきたいと思います。

 最後にもう一点、私はそれと関連して非常に強く思ったのは、入場料金の問題なんです。

 ワッハ上方の入場料金は大人八百円です。これは、一つには大阪府立の他の博物館、資料館と比べると、やっぱり際立って高いと言わざるを得ないと思います。内容的に言うても、私は八百円は高いなというふうに率直に思いましたけども、他の館と比較して高い。例えば、府立弥生文化博物館それから近つ飛鳥博物館、これは常設展の場合は一般は三百円です。それから、リバティおおさか--人権博物館ですね、それからピースおおさか--平和センター、これは二百五十円です、大人がね。だから、それと比べると随分高い。

 それからもう一つ、五階の演芸ホール、これは私は実際驚きましたけども、一月いっぱいまでで大体五十六回公演が行われて、また行われる予定になっておりますが、三千五百円が一回、それから三千円が四回、二千五百円が十二回、二千二百円が一回、二千円が三十四回、あとは千八百円とか二千円以下なんですけども、これは一般の劇場と変わらない、あるいはそれより高い入場料金です。

 ワッハ上方の資料館とそれから演芸ホールを同時に見に行ったら、高い場合は三千円以上優に一人かかるんですよ。私は、ワッハ上方演芸ホールというのは非常に中も立派な劇場ですし、例えば落語を聞く場合に普通グランド花月とか、あるいは角座とか行ったら、たくさん出演者がおるから落語を聞きに行っても一人十五分から十分ぐらいで終わってしまうと。本当の落語という芸能を堪能しようと思うたら、ワッハ上方なんかが非常に活用されてしかるべきだと思うんです。しかし、同時に入場料金ももっと下げて、もっと多くの府民が気軽に行けるようなそういうものに改めるべきだと思います。

 聞けば、この演芸ホールの入場者というのは非常に少ないというふうに聞いているんですね。これは新聞にも関係者の投書が載っておったのを私も見ましたけれども、その一つに、やっぱり入場料金の問題もあるだろうというふうに思います。これはぜひ、今後安くするということを検討するということが私は大事だと思うんですが、その点はどうでしょうか。


【 平成8年度企業会計・一般・特別会計決算特別委員会-05月11日-09号 】

◆(西脇邦雄君) 私の方は、ワッハ上方の運営の現状と課題についてと、それからこの国会で成立いたしました特定非営利活動促進法、いわゆるNPO法案が成立をいたしましたので、その認証の問題について、二点にわたって質問をいたしたいというふうに思います。

(略)

 それでは、ワッハ上方の運営についてお伺いしたいと思います。

 まず最初に、大阪文化振興財団管理運営をされておるということでございますので、ちょっと全体の財団の現状なり四つの組織と八年度の決算状況について、まず伺いたいと思います。

◎文化課長田中寛君) 大阪府文化振興財団は、昭和六十三年に大阪府が策定いたしました文化振興ビジョンに基づきまして、ビジョンが目指す文化首都大阪の一翼を担うため、行政機関や民間団体と密接な連携のもとに多様な芸術文化事業を行うため、平成元年五月に設立いたしました。

 大阪文化創造の十年と位置づけられました昭和六十三年度から平成九年度までの十年間の文化振興財団の主な事業といたしましては、国の内外で高い評価をいただいております大阪センチュリー交響楽団の運営、二十一世紀大阪世界に対する美術の発信拠点とするための国際現代造形コンクール--大阪トリエンナーレと申しておりますが--など先導的な事業を実施しております。

 また、すぐれた舞台芸術府民が身近で鑑賞する機会を提供いたします府民劇場の開催、それから芸術劇場府民芸能芸術鑑賞会の実施、文化情報誌の発行など多彩な文化事業を展開しております。

 文化振興財団の本部は北区中之島ビルの中にありますが、同じフロアに文化生涯学習の拠点であります府立文化情報センターと府立現代美術センターそれから難波にございます府立上方演芸資料館--ワッハ上方と申しますが--の管理運営を行っておるところでございます。

 平成八年度の決算で申し上げますと、本部管理費及び事業費が二億九千四百万円。交響楽団の運営費が八億八百万円、府立文化情報センター及び府立現代美術センター管理運営費が三億二千八百万円、府立上方演芸資料館管理運営費が二億二千八百万円となっておりまして、合計で十六億六千万円でございます。

 文化振興財団組織につきましては、大きく分けまして四つございまして、一つは財団本部、それから大阪センチュリー交響楽団それから文化情報センター現代美術センターそれから上方演芸資料館でございます。

 財団の職員でございますが、プロパー職員が五十八名、そのうち楽団員が五十二名でございますが、それから府からの派遣職員が四十二名、非常勤職員が十三名の合計百十三名で運営を行っております。

 以上でございます。

◆(西脇邦雄君) 大体総額十六億強のうち、二億数千万というのが管理費だと、こういう説明であったと思います。振興財団の四つの柱の一つの事業であるということがワッハ上方の事業でありますけど、実はこれと別に平成九年の資料を見せていただきましたら、やっぱりこれ吉本ビルへの家賃だけで三億四千万円弱かかっておると、こういう現状だというふうに思っております。

 もちろん、難波千日前の一等地のビル借りてスタートしたという状況があるわけですから、これだけかかるんだと、こういう説明でありましたけど、開館から一年半なんですけど、これだけの負担をといいますか持ち出しがありながら、ちょっとどういう現状になっておるのかということで、何点か伺いたいと思います。まず、現在の状況について伺いたいと思います。

【 平成9年度一般・特別会計決算特別委員会-01月14日-02号 】

◆(平野クニ子君) 次に、展示室の運営について、私は思うんですが、私も何度かその展示室を拝見さしてもらいましたし、すばらしい貴重な資料というのがたくさん並べられていますし、私なんか値打ちはわかりませんけれども、本当にきっとこれすばらしいもんだろうな、府民の皆さんが大事になさってて、またそれぞれが大切になさってたのを御寄贈をいただいたりしたんだろうな、こう思いながら拝見はいたしますけれども、一度ずうっと見て、またやっぱり同じところを見ようかという気にならないのは何でやろうな、これがやっぱり歴史というか文化というか心の肥やしなんだけども、引き込まれるものがないんですね。きっと私の勉強が足りないから引き込まれるものがないんだろうな、こう思っていますけれども……。

 あの周りには、ワッハ上方のあの立地条件からすると、ミナミですよね。きっと、ここがええよと、ワッハ上方って大阪府がやってんねんて、あっこへ行ったら絶対おもしろいでってなったら、若者は周りにうようよしてるんですよ、あのミナミのかいわいは。一度でもいいから一遍のぞいてみよう。のぞくと、おもろかったで、漫才やってたでと、こんなん並んでたでと、そやけどおれら見たことないわと、こんなんというような、きっと私だって見ても、これはどんなふうに使うてはったんやろうなって、何に使われてたんだろうなと思うようなものがあります。

 そういうときに、若手の今修行をしてますとかギャラのうんと安い皆さんにでもワッハ上方に来ていただいて、これ何やねんと、これ何に使うもんなんかと、おまえ漫才目指して頑張ってんのに我々の先輩が使いはったこんなん何も知らんと来てんのかいというような、若い人たちにも何か心を揺るがすような方法は、興味を引いてもらうような方法はないもんだろうかな。私、じゃあんた考えてまっかと言わはったら、今これという、今ちょこっと言うたぐらいでしかないんですが、このあたりはいかがなもんかなと、このように思っています。

 例えば、展示室の中に上方亭というお部屋ありますね。あそこなんか上手に使いはったらいいのではないかなと、せっかくあれだけの建物であれだけのお金をかけてしているわけですから、ぜひ上方亭なんかを使って、私が今言ったような、古いものを新しい人たちにも覚えてもらい、そして歴史を広めていく、文化を広めていくというような、そういう一工夫はできないものかなと、このように思っています。

 どうぞ、そういうことというのは、できるのかできないのか一遍頑張ってみまひょと、まだ舞台にも立ったことのないような人が、ちょこっとしたあの上方亭の中でも、そういうおけいこにもなりますし、またその持つ演芸場ベテランの皆さんが漫才をなさってたら、きっと励みにもなるなと思いますけど、このあたりは、どんな使い方というか、今後何かお考えですか。

【 平成9年度一般・特別会計決算特別委員会-02月02日-07号 】

◆(平野クニ子君) 民主党府民連合平野クニ子でございます。

 私は、本委員会で論議をされました平成九年度一般会計及び特別会計にかかわります決算報告に関しまして、議員団の意見と態度を明らかにしたいと存じます。

 この間、本府の決算につきましては、いわゆる昨年、一昨年の--この年の前ですね--二年間というものは、あの裏金問題などで不認定という二年連続の異常事態がございました。九年度決算におきましては、こういたしましたイレギュラーな事態こそ発生しなかったものの、この未曾有の財政危機の中での予算編成、執行という状況、すなわち予算総体非常事態であると言っても決して過言ではないと思っています。このような現状下であります。

 どういうその科目の予算であれ、これは府民から預かっている大切なお金でありまして、このまた議会の厳しいチェックをお受けになり、それこそ悩みに悩んで予算編成されたものと私ども思っています。その執行に当たっては、細心の注意と、そして緊張感を持って臨むべきではないか、このように私は考えておりますが、しかしながら本委員会の議論の中で明らかになったことは、そうした大切な予算でありながらも、必ずしも納得のいく使われ方ばかりではなかったと思っています。

 例えば、何度も申し上げるようでございますが、あのワッハ上方平成九年度で六億一千八百六十三万四千円が支出をされています。その中で、入ってくるお金が一億百六十六万四千円。そして、この中での家賃ビル賃貸料が四億四千万弱。というのは、半分以上がこのお家賃になっている。そして、平成十年度を見てまいりましても、これだけ厳しい財政再建の中で、ここは手つけはれへんかったんかな、そうでもないんだろうか、これは十年度のまた決算の中でお話があろうかと思いますが、私はそのように感じました。

 すべての職員のまた模範とならなきゃいけない一部幹部職員の行動に問題点があったことも明らかになったのは、事実でございます。確かに、過年度のような不正支出はございませんでしたが、現下の厳しい財政下のもとで、このような緊張感が欠如した仕事、対応の仕方で事足れりということには到底私はならないと思っています。

 もっとも、私が数年前この決算委員会で御議論をされた印象と、そして今回この委員の一人として加わらせていただいた印象というのは少々変わっております。各部において、非常に不用額が相当あることにまずびっくりをいたしました。数年前というのは、何ときれいにお使いになってるな、これびっくりしたんですよ。でも、この不用額が残ってる方が、私はこれの方が正しかったのではないか、この行き先がなくなったのは非常によかったと、このように思っています。

 なぜそうなったのかという、この不用額が残ったということは、なぜそうなったのかということがまだもうひとつわからない部分がたくさんございました。それでは、事業、業務の必要性の精査に不備があったのか、事後仕事の進め方に問題があったのか、そしてこれはやはり説明をしていただく責任があるのではないかと私は感じました。

【 平成10年度スポーツ・文化振興特別委員会-02月10日-02号 】

◆(阿部誠行君)

 あと一点だけ、ワッハ上方の問題についてですけども、ワッハ上方の入場者数が非常に特徴があるということで、展示室とそれから演芸ホールとレッスンルームという点で入場者数の推移ですね、これは特徴だけ、平成八年から平成十年までの推移ですけども、一日当たりの入場者数にしてみるとどうなっているか、その点だけわかりやすく。

◎文化課長田中寛君) お示しのように、ワッハ上方につきましては、展示室と演芸ホールとレッスンルーム、この三つの三本柱というような形でやっております。

 展示室につきましては、一日平均でしますと、今オープンして三年目でございますが、平成八年度は一日平均八百四十五人、それから平成九年度は三百八人、平成十年度は百七十一人という、これは途中でございますが、こういう形になっております。

 ただ、演芸ホールとレッスンルームにつきましては、年を追うたびにふえておりまして、ちょっと一日当たりでは出ませんが、平成八年度では演芸ホールにつきましては百三十二回の延べ入場者が二万二千人、平成九年度は二百二十三回の延べ入場者が五万人、平成十年度は、これは十二月まででございますが、百七十一回の延べ入場者が三万八千人ということでございます。

 また、レッスンルームにつきましては、平成八年度は五十三回で延べ二千七百八十三人でございましたが、平成九年度は二百四十六回で延べ入場者が一万人、平成十年度も十二月まででございますが、既に二百七十回になってまして、前年度をオーバーしておりまして、延べ入場者でも一万人を既に達成しているというところでございます。

◆(阿部誠行君) 時間が来てますので、もう手短に一つだけ。

 結局、ワッハ上方--上方演芸資料館は、演芸ホールとレッスンルームはにぎわっているけれども、上方演芸の展示、これは年を追うごとに大変な状況になってきている。本命であるこの--これだけが本命とは言えないかもしれませんけど、しかし演芸資料館として資料を展示しているこの展示室の入場者が激減をしてきているという点については、これは展示の内容だとかあるいはその中身、あるいは展示の仕方、さまざまな面で問題を持っているんだろうというふうに思うんです。

 実はね、私のところに手紙をもらったんですけども、この手紙の中で、たくさんの資料を一般の人たちから提供、あるいは貴重な資料もその中には含まれている、こういった提供されている資料が本当に有効に使われているのか、またきちんと大事な資料として整理もされ、保管をされているのかどうなのか、この点非常に危惧した投書が私どもに参っているんです。その点についてだけちょっと。

◎文化課長田中寛君) 先ほどの御質問の資料につきましては、今府民の方々からいろいろいただいておりまして、現在三万点を超えているということでございます。これは常設展示ということで、展示コーナーがございますけども、その一部に特別展等をするスペースがございますので、その中で例えば上方演芸殿堂入り特別展だとか、曽我廼家五郎八追悼展というような特別展活用しております。

 また、そのいただいた資料につきましては、ワッハ上方の資料室というところで保管しておりまして、今現在十分な整理をし、かつその分析とか活用方法も検討をしておりまして、整理をしたものから順次こういう特別展等で府民の方々に見てもらうようにしております。

◆(阿部誠行君) ワッハ上方のこの維持運営費というのは決して少なくない、府の文化予算の中に占める比率としてもかなり高い比率であると。こうした予算が計上されているわけですから、それにふさわしい、本当に上方演芸の資料館として府民が十分活用できるというんですか、値打ちのあるそういった形に、ぜひ運営あるいはその他の管理の問題でも改善をしていっていただきたい。

 その点で、私ども日本共産党の委員から、これまでも先日も入場料の問題で高過ぎるんと違うかという点で、ぜひこれを検討してほしいという点を御要望していたわけですけども、ぜひそれは検討してみましょうという委員会での答弁もいただいているわけですけれども、こういった入場料の問題を含めて、ぜひワッハ上方の運営について抜本的な改善を進めて、経費に見合うということは言えませんけれども、本当に耐え得るそういった展示等に改善していただけるように最後に要望して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

【 平成11年2月定例会文化労働常任委員会-03月03日-01号 】

◆(小林徳子君) 次に、ワッハ上方の件でありますけれども、今、年間四億円ものビルの賃借料を使っているけれども、資料を見せていただくと、入館者は年々減少をしているということでありますので、私は一考を要するのではないかと思います。私も三回ほど参りましたけれども、やはり入場料八百円というのは高過ぎるんじゃないか。もっと子供たちにも見せていく、あるいは多くの働いている人たちも見てもらうということでは、八百円というのはちょっと高過ぎるのではないかなと思いますし、特に中身の展示だとか内容、これらをやはり魅力あるものにしていかないと、利用率というのは低下する一方だと思います。そういう意味で、ワッハ上方の運営について一考を要するのではないかと思っております。

 あわせて、文化団体もそうですけれども、一般府民も文化に親しむという上では、公共文化施設を低料金で使いやすくする。あるいは入場料はもちろん安くしていく、使用料も安くする、そういうための大阪府としての措置、補助していくとか、そういうことが今非常に大事ではないか、そうでなければ大阪の文化というのはなかなか大衆文化としては発展しないと思いますが、その点ではどのようにお考えでしょうか。

◎文化課長田中寛君) ワッハ上方につきましては、平成八年十一月にオープンいたしまして、四階が展示室、五階が演芸ホール、七階がレッスンルームという形になっております。演芸ホールにつきましては、徐々に利用がふえておるというような状況でございますし、レッスンルームにつきましては非常に利用者がふえておりまして、ほぼ毎日の貸し出しを実施しているところでございます。

 しかしながら、お示しの展示室につきましては利用人数が少しずつ減っておるという状況でございまして、この利用率といいますか、利用状況を回復するために入館者確保対策といたしまして、老人クラブなどの団体を訪問いたしましたり、市の交通局とタイアップいたしまして、一日乗車券の割り引き施設に入れていただくというようなこともし、入館者の新規開拓の努力を続けております。

 今議会におきまして、ワッハ上方を一層魅力ある施設にしまして入館者を確保するための事業予算の御審議をお願いしておるような状況でございまして、何とか入館者の確保をこれからも図ってまいりたいと考えております。

 それで、入場料八百円は高過ぎるのじゃなかろうかとお示しのところでございますが、二十人以上の団体割引制度を設けて料金に柔軟性を持たせましたり、障害者の方や留学生の方々を無料にするなど、府立の施設としての特性は出してきたというところでございます。ただ、料金の値下げにつきましては、ワッハ上方管理運営費の積算--先ほど管理運営費の中でビルの賃借料につきましては三億三千九百四十五万七千円ということでございますので、御理解いただきたいと思いますが、そういう管理運営費の積算とも関係することでございますので、慎重に検討してまいりたいと考えております。


【 平成11年  9月 定例会本会議-10月04日-03号 】

◆(奴井和幸君) 次に、府立上方演芸資料館の運営についてお尋ねいたします。

 上方演芸の振興について知事は府政運営方針の中で、上方文化や芸能を初めとする大阪文化は国内外に誇り得る文化ブランドであり、府民の皆様とその大阪の誇りを再発見し共有していきたいとのお考えを示されました。長引く不況の中で、最近大阪の町は明るさがなくなってきたように思われます。バイタリティーあふれる大阪、元気な大阪を取り戻すためにも、上方文化や芸能などの文化振興が不可欠であると考えます。

 平成八年十一月、上方演芸を時代の変遷によって風化させないようその保存と振興を図る拠点施設として府立上方演芸資料館、いわゆるワッハ上方が華々しくオープンし、早いもので間もなく三周年を迎えます。上方演芸専門の施設としては全国唯一のものであり、大阪が誇り得る施設であると私は考えておりますが、残念ながら展示室への入場者は減少の一途であります。さらに、平成十年度の収支状況を見ましても、二億円近い持ち出しとなっております。

 昨年九月に策定した財政再建プログラム案や行政評価において、府民ニーズに合わないもの、また府民利用が少ない公の施設は廃止の方向さえ出ている状況であります。少なくとも府民税金で運営している以上、その負担は最小限にとめるべきであると考えます。

 また、ワッハ上方が立地する難波周辺は、上方芸能の発足の土地であり、エンターテインメント性の高い地域でありますので、その一翼を担えるようそれぞれの役割分担を明確にしながら、ワッハ上方の特性を十分発揮していただきたいと思います。

 入場者数の減少は、公の施設としては博物館美術館に比べて入場料が高いことや、若者が集まる場所柄にしては、若者などに魅力のない展示内容にも原因があるのではないでしょうか。そこで、こういう厳しい時代だからこそ、上方演芸、なかんずくその拠点施設であるワッハ上方は、我々庶民の生活にとって元気の源として極めて重要なものと考えます。知事御所見をお伺いいたします。

 また、ワッハ上方の抜本的改善策について今後どのように進めていこうとされているのか、生活文化部長の御所見をお伺いいたします。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん