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はてなキーワード: 放屁とは

2022-01-27

anond:20220127133008

それは人々がランダムな方向にケツを向けて放屁しているかである

みんなが東を向いて放屁すれば、1億8千万年後には地球の自転は一回あたり25時間になる

2022-01-01

ファンの皆様に重要なお知らせ

いつも増田のことを応援していただきありがとうございます

増田活動ファンの皆様の応援のおかげで今や7年目になります

先日のライブ参加者の皆様のご協力もあって大成功に終わり、増田の今後の活動においてとても重要な節目になるようなイベントになったと思います

 

ここで皆様にお知らせしたいことがあります

増田に関するとても大事なお知らせです。

 

私、増田元旦早々をもって、屁をこいた時に実が出てしまうことになりました。

 

ファンの皆様も情報理解して驚かれたことと思います

私、増田もこの行為をした時に自分でもビックリしてしまいました。

まさかあん放屁で実が出るなんて、そう思った時には肛門の周辺に違和感を感じることになってしまいました。

厚着をしていて、身体が暖かかったから出やすかったのかもしれません。

丁度その時、立ちながら小便をしていて、そのついでに屁をしようとしていたタイミングであったせいで、前方から水が後方から粒状のブツが出てきてしまいとても悲しい複雑な思いを抱いていました。

このお知らせは報道各社の方々にはまだ報道していただかないようにしています

この日記を書いた後に順を追って報道されていく形になるという夢を見ました。

 

ひさしぶりのお知らせがこんなお知らせになって本当に申し訳なく思っております

ファンの皆様には感謝しかありません。

今年もライブ生活)していくことで今後の情報をお伝えできたらな、と思っております

質問は受け付けていません。

 

ファンの皆様へ、感謝を込めて

 

                                2022.01.01.増田より

2021-12-12

24歳。うんこを漏らした冬。

 【汚いので閲覧注意】

 私は24歳の大学院生

 金曜日のことだ。前日のバイトを終えて倒れるように寝込み、それなりに快適な朝を迎えた金曜日

 その日は注文をかけていたヨウジヤマモトの服を受け取りに行く用事のために全身ヨウジで固め、最近おろしスニーカーるんるん学校に向かっていた。午前に講義ひとつあり、その後に店に向かう予定だった。

 学校へあと5分くらいのところ。学校の近隣に公園があり、その脇道を抜けているときだった。不意にお腹違和感。体調の不備はそれまで全く感じていなかったはずなのに。一瞬違和感を覚え、ちらりと横を見やるとトイレらしき建物があった。いや、まだ大丈夫だろう。何しろ学校まで数分だ。トイレに行くにせよ私立大学の綺麗なトイレゆっくりと用を足したい。私の思考はまだそんな楽観を許す程度の余裕があった。

 やや歩みを早めた瞬間、不意に放屁漏れた。嫌な感覚が尻から滲む。これ、出てない??????

 はやる心臓。足の向きはやや迷いを残しながらも公園内部に逸れていた。一瞬の判断。この公園にはトイレが2つあるのか、幸運にも目の前にもトイレらしき建物がある。問題は、その建物がどう見ても改装中であったということのみである。ぐるぐると唸る腹を尻目に公園を見渡すと、「改装中。仮設トイレへ→」の文字列が目に飛び込む。仮設トイレへと駆け込む。刹那肛門括約筋がまともに機能していないとしか考えられない速度でぎゅるぎゅるぎゅる、と液状のものが尻から伝う感覚。もう漏れてんじゃんこれ。漏れてるよ絶対。がんばれパンツ下着)。脳内パンツの吸便力を信じながらドアを開け、リュックを床に投げるように下ろす。仮設トイレの床に誰のか知れぬ糞尿が散っていることなどこの際厭うことはない。いまは何よりも私の臀部が一番汚い。ズボンを下ろす。しかしここで孔明の罠が発動する。その日私が履いていたズボンはヨウジのややデザインの入った服なのだ。脱ぐのに「ドローストリングを外す」「ボタンを外す1」「ボタンを外す2」という3工程がある。くそが。パンツやや重みを感じ始めている。雑にズボンを下ろしながら同時にパンツも引き下げる。便座を確認している暇はなかった。尻を突き出すと破裂音と共に大量の便が噴き出した。完全にお腹壊してる。起き抜けに飲んだプロテイン冷水で割っていたのがよくなかったのかなあ。そんなことを考えながら足を震わせていた。シャツとロングコートにかからないようにずり上げていた気がする。しかし尻は私に構うことはない様子だった。

 排便が一旦落ち着き、後ろを見やると的は完全に外れ、便座の縁にべっとりとこびりついてしまっていた。パンツももちろん付着。床にまでこぼれてはいないようだった。頭はやけに冷静だった。履いていたスニーカーはブーツテイストのもので、脱ぐのに苦労しながらも全て脱ぎ、ズボンコートを脱いだ。仮設トイレなんかにコートをかけられそうな突起はない。よく見ると壁に釘の頭が迫り出している箇所がいくつかあったので、そこに無理やりコートタグ部分を引っかけ、ズボンボタンホールを引っ掛けてなんとか両手を使えるようにした。トイレットペーパーを尻に挟む。尻からこれ以上便が垂れないようにしたかった。私の肛門括約筋は信用ならなくなっていた。そのまま半回転し、便を掃除する。汚した場所から便を取り除き、手洗いの水を使って水拭きする。なんなら尻も水に濡らしたペーパーで拭き、尻表面に付着した便を取り除く。もう講義なんてしったことか。受け損なうとあとが辛い講義だったが、こっちはうんこ漏らしているんだぞ。

 掃除を終え、パンツトイレ内のトイレットペーパーの芯を入れる用にかけられていた袋に突っ込んできた。公園内のゴミ箱に入れようか迷ったが、汚物を持って公園をうろうろするのが恥ずかしいのと申し訳ないので、そこに入れることにした。これも申し訳ないきはしたが、コットンなので燃えるはず。一緒に捨ててくれと願う。

 ノーパンズボンを履く。流石に学校には向かわず帰路に着く。あまり感じないものの、ズボンシャツコートに便が付着している可能性は高く、そのまま講堂に入るわけにはいかなかった。

 なんで自分がこんな目に。毎日学校をこなし、バイトで日付変更直前まで労働し、なんとか論文を書かなきゃと日々教員に詰められながら生きているのに。何かしたか? 先日まで休んでいたダイエットもその日から再開しようとしていたのに。最近心身や生活調子を崩しており、色々気合を入れ直して頑張り直そうとしていた矢先だった。

 恨みながらとぼとぼと歩く。ワイヤレスイヤホンからKing Gnu新曲「一途」がリピートされ続けていた。漏らしている間も、惨めに掃除している間も。でも私は帰り道でその曲を変えられなかった。変えてしまったら、その曲を聴くたびに思い出してしまうだろうから

 帰ったらすぐに洗濯をせねば、そう思いながら足を急がせ家に向かう。ひとは余りの負荷がかかるとどうってことなくなるんだと思う。これが派手に転んでズボンは破れるわ擦りむけるわ程度だったら泣いてしまっていただろう。でもうんこ漏らすともう何にも考えないんだね。脳が機能停止した感じ。「最悪」の二文字脳内に居座ったままただ家に。そうして家に帰ったら、奇跡的にシャツコートには付着しておらず、ズボンも多少で住んだのですぐつけ置き洗い*2の後に洗濯機を回して外干しを遂行。そんで今に至るってわけ。もちろん生活は崩しっぱなし。全部最悪のまま。服は臭ってなさそう。不幸中の幸いかな。

 長々と書き散らしてごめん。こんなに書くつもりはなかったけど勢いがついてしまった。推敲する気はない。

 ここまで読んでくれてありがとう。誰にも言えなかったけど誰かに言いたかたからここに書いた。感謝

2021-11-09

無手で宇宙に放り出されたときのために放屁力を鍛えてる

いつでも対処できるようにな

2021-10-30

おいも

お土産スイートポテトもらったので、食べたんだよ。

そしたら30分後くらいかおならプープープー…ブッ!

効果恐るべし。放屁の術ゥ!

2021-10-26

牛乳を飲むとおならがでる

牛乳を飲むとおならがでる。

ぶーぶー、ぶーぶー、よくでるのだ。

乳糖不耐症という日本人に多くみられる体質らしく、人によってはお腹を下してしまうことがあるのらしいのだが

私の場合はとにかく屁が出る。

おなかの動きが活発になり

下腹部に圧迫感を覚えるともう放屁まであとわずかだ。

いよいよその時が来たら腹筋に力をいれて

ブブーッ!と放つと実に気持ちが良い。

実が出そうになるリスクはあるが、気持ちよさには代えられないのだ。

食事中の方には大変申し訳ないことをした。

でも気持ちよいのだ。

2021-10-18

ナラってどうしたらいい?

腹痛持ちであり1日3回の排便と30回のガチ放屁日常化している。

在宅ワーク時代はそれで問題がなかったので1年ほど好き放題に屁をこいて過ごしていた。

だが久しぶりに社会に出てみると、どうも社会人間は私ほど頻繁に屁をこかないし屁も臭くないらしい。

私の腹に内蔵されたオナラガチャの排出率はR「オナラ臭」すかしっぺ×40%SRウンコ臭」すかしっぺ×10%SSR「食ってないのに大蒜と韮の匂い」すかしっぺ×5%LEGEND「Klaxon」爆音放屁×1%有情ガチャであり職場毎日無料10連しているので多くの人間が私の屁の被害にあっている。

さなければいいというのは確かなのだが、ガチの腹痛持ちが屁をこかないというのは強烈な腹痛のリスクもあるし、下手に貯めれば爆音放屁排出率が上がるリスクを抱えてしまう。

熟考のすえトイレまで我慢してこくという必殺技を覚えたのだが、これはただでさえ多いトイレの頻度と相まってトイレ行き過ぎ人間として弄られるようになってしまった。

トイレ行き過ぎならまだいいのだが、普通に屁こき星人として扱われているらしいという風のうわさもなきにしあらずだ。

民はどうしているのだろうか……人々は屁を腹に抱えたまま日々を過ごし人知れず苦しんでいるのだろうか。

溜め込んだ屁の行く先が心配になってしまう。

そんなことより私はどうしたらいいのか。

整腸剤は飲んでいるが、整腸剤の匂いが腸にまとわりついて薬の匂いの屁がこけるようになってしまった。

2021-10-04

anond:20211004083054

目の前で兄ちゃん放屁 したんだよ。

そうしたら、ズボンのお尻のところがビリって破れたんだ。

空目

2021-08-21

anond:20210821172829

うんこ漏らすのが最も期待値が高いがそういうわけにもいかないので

いやな上司の目の前で放屁し一部始終を投稿する

2021-08-19

咳してる人を見ると勘弁してくれよって思う

このタイミングで咳はどう考えてもコロナしかない。

今のデルタ株は空気感染するから咳の音を聞いた時点でそこにいる人は全員感染する可能性が生じる。

そのたびに数日症状が出ることに怯えて暮らさなければならない。

ほんま迷惑千万やで。

すれ違いざまに放屁して放屁罪をなすりつけようとしてくるおっさんと同等に迷惑だ。

2021-08-06

100%ウンコだと思った。

目が覚めるほどのウンコ臭。

絶対に赤子がウンコをしたと思った。

 

妻はグースカ寝ている。

俺がオムツ交換しちゃるかと思って張り切り準備。

しかし、娘はおしっこしかしていない。

 

もしや、さっきの、妻の放屁か??と

気づいてしまったのが寂しい。

2021-08-05

anond:20210805093056

大きな音で放屁ができるようになれば一人前

2021-07-31

anond:20210731195223

逆だなぁ

いくらプロが作っても小綺麗なだけの作品だったらもうそこらのアマチュアに埋もれちゃうって感じ。

俺は一発ネタ出落ちみたいなどうしようもない作品が愛おしくて大好きだし、そういうの評価ちゃうっていうのはあるだろうけど。

ある意味プロが金かけていいもん作るのなんて当たり前って時代で、だからこそアマチュアの時々の輝きに惹かれたんよ。

俺はそこいらのヒットソングよりも放屁音で作ったマーチが好きだし、坂本龍一演奏よりもドとレとミの音の抜けたトルコ行進曲(音質は良くない)とか爪の間にアロンアルファを流しながら弾いたFREEDOM DiVE↓とかが好きだよ。(そうは言ってもヒットソング坂本龍一演奏も好きだよ。)

白けちまったって人もいるのかもしれんし、よその方が盛り上がってるとかあるのかもしれんけどさ。俺は楽しんでるよ

2021-07-27

anond:20210727124924

そういえば放屁事件で「絶対に許さない」と盛んに言われていた某美人女優はもう許されたの?

2021-07-24

anond:20210724163331

射精」:びゆっ!

「放尿」「放屁」:シュワー

脱糞」:ぼっとん

の違い

射精」「放尿」「放屁」「脱糞

なぜ尿と屁は「放つ」で、精子は「射」ち、糞は「脱」するのか?

2021-07-05

ついでに過敏性腸症候群も知ってくれ

潰瘍性大腸炎のことが最近話題だけど、過敏性腸症候群のこともちょっと知ってくれるとありがてえ。

潰瘍性大腸炎のほうが難病だし辛いと思うけど、患者からすると過敏性腸症候群結構しんどい

https://doctorsfile.jp/medication/40/

平たく言うと、お腹調子いつも悪くて下痢したり便秘したりおならが止まらないってなんか文字面笑える病気なんだけど、割と日常生活壊されるから笑えない。

変なもの食べてないのに唐突下痢するから会社とかのトイレは恐怖。

下痢すると音姫ぐらいじゃ音がごまかせない。

音姫+流水で誤魔化すけど、たまに激烈にやばい音がズレて出てしまった時はしばらくトイレにこもってメンバーが入れ替わるのを待ってから出ることにしている。


自分下痢型しつつガス型メインなので、とにかく腹鳴と放屁がつらい。

割といい歳した女なんだけど、屁が出る病気ってやばくない?

屁の量すごいのよ。そんな潜んでたの?ってぐらい出る。

当然会社放屁しまくるわけにはいかないので我慢すると、今度は腸から屁みたいな音が出始める。前門の屁、後門の屁。

すごく静かな部署なので、屁みたいな腹鳴は死刑宣告に近くて、デスク以外でも会議室とかは地獄コロナオンライン会議メインになって心底喜んでいる患者は私だけではないはず。


実は収録スタジオにいく仕事もするんだけど、調整部屋って死ぬほど静かで、腹の音が鳴ったら即わかる。

結構病気が酷い時期に収録が重なった時は、処方薬+ストッパ下痢止め+固形物抜きの食事にして対処してた。

それでも寝不足だったりすると「ぐぅるるるる」「ギュオオオ……」みたいな絶望的な音が鳴って何度も死にたいと思った。

音監さんがお腹すいてると思ってお菓子くれた時は本当に逃げ出したいくらい死にたかった。

お腹は空いてないんです!!!なんの前触れもなく突然鳴るから対処もできないし逃げもできない。


映画デートも実は辛い。静かなシーンになるとら緊張感が走る。緊張するとなんとか神経がバグって腸の様子がおかしくなる。

なので、終始深呼吸しながら半分寝るぐらいの勢いで観るから内容が入ってこない。

恋人との家デートも緊張する場面が多い。

できればずっとデスメタルとか大音量で流していたいけどそんなことできる訳が無い。

過去1度同棲した時はリビングトイレが遠い家を必須条件に家探しをした。

私には気兼ねなく放屁できる場所必要だった……


こんな感じで過敏性腸症候群って寿命は縮まないし、手術もしない。下血も尻穴切れた時以外無いから大した病気じゃないのかもしれないけど、QOLが爆下がりするので本人的には結構しんどい

排泄って生きる上で必ず付きまとうから、それが上手くいかないのって生きることの質が下がる。

放屁なんて最悪だ。女として生きる上で足枷以外の何物でもない。

10年以上この病院と付き合ってきたが、辛いことしかない。低FODMAP食も試したけど、あまり効果はなかった。

なんかお腹なりまくって、いつも調子悪い病気があるんだなって知ってくれると嬉しいな。

2021-06-30

世にある椅子やクッションたちがその身にどれほど放屁を受け入れてきたのだろうと考え始めたら夜しか眠れなくなった

2021-06-06

ティ

中野区中央は狭い敷地に同じような家が同じように建ち、みっしりと並んだ区画が続く。歩いているうちに自分がどこへ向かっているのかわからなくなる。東京住宅地はそんなものだといえばそうだが、中央と名乗るからには、もうすこし街らしい華やかさがあってもよさそうなものではないか? 中野区中央は、その種のにぎわいとは無縁な場所だった。

べつに好き好んで中央まで歩いて来たわけではない。職場の寺元さんがこの1週間ほど出勤せず、連絡もとれない。社長に渡された住所のメモ住宅地図のコピーを頼りに寺元さんの居所を探し、様子を探るよう、依頼を受けて来た。他に社員は私しかいなかったからそうなったわけだ。

ファート商会という会社私たち職場だった。本社中野にあり、放屁の気体用保存容器を製造販売している。このシリンダー状の容器に放屁を閉じこめておくと、どれほど時間が経っても、栓を開けさえすれば、気体が肛門を通って出てきた瞬間のフレッシュ臭気を嗅ぐことができる。このような器具にどれほどの需要があるものかと、最初私は半信半疑だった。が、細々と着実に注文が入り、会社は今まで生き延びてきた。

中野では誰もがその日を生き延びるのに精一杯だった。いちど中野駅で電車が止まれば、もう中野を出て行くことはできなかったからだ。

もう何年も前の話だ。夕方、私は仕事を終えて秋葉原から総武線に乗り、荻窪アパートへ帰ろうとしていた。電車中野で停まり、ドアが開いた。もともと中野での停車時間は不自然に長かった。新たに乗り込んでくる人はおらず、車内に放置された乗客は、列車が再び動き出すまで忍耐強く黙っているのが常だった。だがその日の停車時間は長すぎた。15分を過ぎた頃から、いらいらと外の様子をうかがったり、ホームへ降りたりする乗客が出はじめた。それでも列車は動く気配がなかった。30分が経過した頃、当駅で列車運行を終了する旨のアナウンスが流れ、乗客は全員が外に出された。それ以来、私たち中野暮らしている。

中野は孤絶している。東京の他の区からも、日本の他の地域から隔離されたままだ。新宿よりも西に向かう列車選択的にブロックするよう、政府からJR東日本命令があったとかいう噂だ。感染症拡散を防ぎ、テレワークの普及を急ぐためらしかった。通勤を控えるようにこれまでさんざん忠告したのだから都心通勤した輩はもう帰宅させなくてもよろしいというわけだ。だが噂は噂で、なぜ中野以西への鉄道運行が突然終了したのか、本当のことを知る人はいない。少なくとも中野はいないと思う。

中野で足止めされたら、人生中野でやり直すしかなかった(生き続けていくのであれば)。テレワークをしていなかった乗客は一瞬で路頭に迷った。中野で住みかを見つけ、仕事を見つけ、生活の糧を得ていくしかなかった。

練馬杉並新宿中野境界には有刺鉄線を張ったバリケードが設置され、高いコンクリート壁の建設が始まっていた。20小銃を抱えた警備隊が昼も夜もバリケードの前を行き来していた。こうした措置に抗議したり、やけを起こしたりして境界突入する人はときどきいたが、その場で「管理」され、戻ってくることはなかった。「管理」されたくなければ、望んで降りたわけでもない中野で生きていく他はなかった。

ファート商会は、中野へ流れ着いた人間で始めた会社だった。偶然に同じ場所居合わせた三人、空き家になっていた蔦だらけの木造家屋を見つけて寝泊まりしていた三人だった。私たちは手持ちの金を出し合って米を炊き、駅前広場で獲った鳩を焼いて共同生活を送った。放屁を保存するシリンダー型容器というアイディアを出したのは、社長の鬼澤さんだった。本人の話では、食品品質検査に使う精密機器会社に勤めていたそうで、その方面知識豊富だった。最初中国から大量に取り寄せたシリンダー小箱に詰め替えて転売していた(中野から移動はできなかったが郵便物は届いた)。仕入元と取引を重ねるうちに、小ロットでも自社ロゴマーク入りの製品を作ってもらえるようになった。

その頃には空き家相続人を名乗る人物から弁護士経由で文書が届いて、私たちは追い出された(急激な人口増加のため中野地価は上がったらしい)。駅近くの雑居ビルたまたま空きがあったのでそこに移り、事務所で共同生活をしながら放屁の保存容器を日本中に送り続けた。事務所とは名ばかりで、中国から届いた段ボール箱が積み重なる室内には洗濯物が下がり、夕食の豚肉を焼くにおいが漂っていた。

三人がそれぞれに部屋を借りて事務所から引越したのは、それからさら一年ほど経ってからだ。そうするだけの資金がようやくできた、そろそろ仕事プライベートを分けたい、当面は中野から出られる見込みがなさそうだ、といった思惑や妥協が交差した結果、私たちはそろって職住同一から職住近接の体制へ移行したのだった。

鬼澤さんに渡された地図コピーを見ても、寺元さんの住みかはさっぱりわからない。どの角を曲がっても同じような家並みばかりで、ときおり家の塀に貼ってある番地表示板だけが現在地を知る手がかりだった。ひと昔前までは、スマートフォン地図アプリを見れば迷わずにいろいろなところへ行けた。中野に閉じこめられてから、その類のアプリはなぜかいっさい起動しなくなった。だから中野住宅地図は貴重品になっていた。

何度も同じ所を行ったり来たりして、ようやく見つけた寺元さんの居宅は、路地の奥にあった。旗竿地というのか、家と家の間を通って行くと不意に現れる隙間がある。そこへはまりこむようにして古アパートが建っていた。鉄柵にかかるプラ板に、かすれた文字で「シャトーひまわり」と書いてある。柵のペンキはささくれ立った指の皮のように、いたるところから剥けて、露出した地金から赤錆が吹き出していた。一階の通路には落ち葉が吹き溜まり、繰り返し人が通った箇所では砕けて粉になっていた。各戸の前に置かれた洗濯機のカバーは、もとは水色だったらしいが、雨と埃をかぶり続けて黒くなっていた。

103号室には表札も呼び鈴もついていない。寺元さんの居所はここらしいが、本当にそうであることを示す手がかりはない。ドアをノックしたら全く無関係他人が出てきて、警戒心に満ちた視線を向けてくるかもしれない。そういう可能性を考えると、ドアをコツコツとやる力が自然に弱々しくなる。返事はない。中に人の気配があるのかどうかも分からない。洗濯機の上にはすりガラスの小窓がついているが、その奥で人影が動く様子もない。小声で名前を呼びながら再びノックしてもやはり返事はなかった。

寺元さんは出かけているのだろうか。あるいは先週あたりに部屋の中で倒れて誰にも気づかれず……不意にそんな想念にとりつかれたが、辺りは埃っぽい臭いがするだけだ。やはり出かけているのだろう。

その場を離れようとして歩き始めた瞬間、背後で音がした。振り返ると、寺元さんがドアの隙間から半分だけ身を乗り出し、こちらを見ていた。禿げ上がった丸顔はいつもより青白く、無精ひげの生えた頬がこけて見えた。「田村さん、なんで……ああ、そうか……まあ、ここじゃなんなので、どうぞ……」

「散らかってるけど」

といいながら寺元さんは私を部屋に招き入れたが、中は私の部屋よりもきれいに片づいていた。ローテーブルの上にはA4サイズポスターみたいなものが散らばっていた。猫の写真の下に黄色い枠が印刷してあり、「さがしています」という文字が見えた。

「先週から急にいなくなっちゃってね、ずっと探してたんだけど……」

猫を飼いはじめたと寺元さんが言ったのは半年ぐらい前だったかランチの時に写真を見せてきたのを覚えている。たしか、ニティンとかい名前だった。額の毛が富士山のような形に、白と黒に分かれている猫だ。

「この近所では、見つからない感じ?」

毎日そこらじゅうの路地に入って見て、電柱ポスターも貼ったんだけどね。今のところ手がかりはなくて……」

寺元さんは俯いたままTVリモコンをいじくり回していた。目の下にできた隈が濃かった。

中野では孤独死が増えているらしい。突然にそれまでの生活人間関係から切り離され、中野に閉じこめられた人々が、生き残りをかけてあがき続け、一息ついたあとに待っていたものは、容赦のない孤絶だったというわけだ。

職場への連絡も忘れ、一週間にわたって捜索を続けていた寺元さんと猫との個人的な結びつきは、どれほどのものだったのだろう。そして突然に去られたと知ったときの衝撃は……いや、仕事を忘れていたのではなくて、猫を探すために休むと言えなかったから、連絡できなかったのかもしれない。猫の存在が、どれほど寺元さんの柔らかいところに入り込んでいたか、誰にも知られたくなかったから、中野ではそれなりに気心が知れているはずの私たちにも、失踪事件とそれがもたらした内面緊急事態について、口を閉ざしていたのではないだろうか……

「鬼澤さんには、寺元さんが体調崩して寝込んでたとか言っておくので、ニティンの捜索、続けてください」

「気遣わせちゃって、ごめん。僕の方からも、後で連絡入れておこうと思うから……」

寺元さんはアルミサッシを静かに開け、冷蔵庫から麦茶を出した。梅雨時の空気で蒸し暑くなり始めた部屋にかすかな風が入ってきた。窓の外に見えるのは隣家の壁ばかりで、申し訳程度についたコンクリート製のバルコニーの下には、古い落ち葉が厚く積もっていた。その隙間に何か、木の根か、古い革製品のような、黒に近い焦げ茶色のものが突き出ている。表面には緑の苔か黴のようなものが吹いて、時折、びくり、びくりと脈動しているように見える。

「寺元さん、そこに、何かいるみたいなんだけど」

「ああ、それ、引っ越してきたときからずっとそこにあって……え、動いてる?」

その「何か」の動きはしだいに大きくなり、周辺の落ち葉がめくれて露出した土には蚯蚓や百足が這っていた。そこに埋まっていた朽木のようなものは、地表面に見えていた一部分よりもはるかに大きかった。それは蛹のように蠕動しながら室内へどたりと入ってきた。麦茶のグラスが倒れ、中身がフローリングの上に広がった。

その「何か」は動き続けるうちに表皮が剥がれて、琥珀色をしたカブトムシの蛹的なものが姿を現した。痙攣的な動きはしだいにゆっくりと、動物らしい所作が読みとれるようなものになってきた。やがて内側から被膜が裂け、現れたのは肌だった。真白なその表面へしだいに赤みが差してきた。寝袋のように床へ残された被膜から、人型をしたものが起きあがる。

それは姉だった。間違いなく姉だった。17歳の夏の夕方高校の帰り道、自転車ごと、農道のどこかで消えた姉。警察が公開捜査に踏み切り、全国の交番写真が貼り出されても、けっして戻ってくることのなかった姉。落ち着いたピンク色のフレンチスリーブワンピースを着て、薔薇色の頬に薄い唇と切れ長の眼が微笑み、当時の面影はそのままに、だが記憶の中の姉よりもはるか大人びた姉が私を見ていた。

「背、伸びたじゃん」

といいながら姉が私の腕に触れた瞬間、思わず涙がこぼれた。

「そうか、田村さんのお姉さんだったのか。だからずっとそこに……」

寺元さんは何か遠く、眩しいものを見るような目で、姉と私を見ていた。

「ニティンくん、きっと戻ってきますよ」

姉は寺元さんに微笑みかけながらも決然と言った。寺元さんは照れくささと寂しさの入り交じったような顔で笑った。が、不意に真顔に戻った。

「待って。聞こえる……ニティン、ニティン!」

というが早いか、寺元さんは部屋から駆けだしていった。

かすかに、猫の鳴き声のような音が聞こえる。涼しい夕方空気が窓から入ってくる。

「もうすぐディオニュソスお祭りだね」

どこか遠いところを見ながら姉が言う。

「もうそんな季節か」

中野ディオニューシアまつりは毎年初夏に行われる。今年もたくさんの供物を捧げた行列が、狂乱状態の男女が、鍋屋横町を練り歩くのだろう。中野で過ごす何度目の夏になるだろう。いつの間にか、夏の風物詩を繰り返す季節の一部として、中野で受け入れつつある私がいた。

2021-06-02

クソガキの頃からホクホク系もネチョネチョ系も全ての焼き芋を愛してやまないんだけど最近バカみたいに流行ってんの普通に癪に触るわ

どうせすぐ飽きてどっか行くのにこっちに来るな 人前でものすごい放屁して大恥かけ

2021-05-20

面白法律こーなー

岐阜家庭裁判所高山支部 昭和42年(家)231号 審判

申立人 大楢・・・仮名) 外一名

主文

申立人らの氏「大楢」を・・・変更することを許可する。

理由

(申立の趣旨および実情)

申立人らは、主文と同旨の審判を求め、その実情として、

申立人らの氏「大楢」は「オオナラ」と読むのであるが、その呼び名が滑稽かつ恥かしい放屁俗語である「オナラ」に通じ、「オナラ」と混同され易く、そのため申立人・・・は幼少の頃から「オナラ」、「臭い」、「スカンク」「ガス」等と呼ばれて嘲笑され、珍奇な呼び名の氏に悩まされ、申立人らは「大楢」姓に嫌悪屈辱を感じており、現在においても未知の土地宿泊する場合等は他の姓を使用している。

のみならず、申立人らは、今、申立人らの子供達が本人に全く責任のない「大楢」姓故に、かつて申立人・・・が受けたのと同様な嘲笑屈辱を受け苦悩していることを知つて氏の変更を決意した次第・・・云々


(当裁判所判断

「大楢」の呼び名である「オオナラ」が放屁俗語である「オナラ」に通じ、「オナラ」と混同され易いところから申立人・・・は幼少の頃から「オナラ」、「臭い」、「スカンク」、「ガス」等と呼ばれて嘲笑され、申立人らは「大楢」姓に嫌悪屈辱を感じ

更に最近に至り、・・・・・・市に住む申立人らの長男・・・から同人が友人と待ち合せるため喫茶店に居た際、友人から同店に電話があり店員が「オナラさん電話です」と大声で呼び、店内の客が笑い出し長男はしゆう恥のため電話に出ることができなかつた旨訴えられたこ

申立人らの二男・・・女生徒から「ガス」と呼ばれたことに立腹してその女生徒傷害を負わせる事件が発生したこと等が相次ぎ、子供達までが本人に全く責任のない「大楢」姓故に、かつて申立人・・・が受けたのと同様な嘲笑屈辱を受け苦悩している

ところで、申立人らの氏「大楢」は、我々の目でその文字を見る限りにおいてはさして滑稽、珍奇な氏ということはできないが口に出して発音すると滑稽かつ珍奇な放屁俗語である「オナラ」に通じ、「オナラ」と混同され易いことが明白である。そして、氏は個人特定する呼称として、文字に書かれる場合のほかに、口に出して発音される必要の多いことはいうまでもないのであるから、「大楢(オオナラ)」のようにその呼び名が滑稽かつ珍奇な「オナラ」に通じ、「オナラ」と混同され易い場合には、その文字は滑稽、珍奇とはいえなくとも、その氏自体が滑稽、珍奇なものになると解するのが相当


_人人人人人人人_

> 滑稽かつ珍奇 <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

2021-03-30

陰部除毛して得た知見

除毛クリームを腹部からケツにかけて塗ってみた。

毛を溶かす系の薬剤なので、塗って15分くらいで擦ると、毛ごとごっそり落ちて

「え、これいいの?大丈夫?」ってなるくらい毛がなくなる。

ただ、表面近くの毛を溶かしただけなので数日でやはり毛は現れてくる。

数日もしくは週毎くらいに継続したケア必要なんだな。めんどくさい。

除毛した直後はすごくツルツルでテンションが上がる。

なんか優雅というか清楚というか、不必要に何度も感触を確かめしまう。

おならの出方が変わる。

これは大きな発見だったんだけど、今まではケツ毛があったことで

すかしっぺ→小おなら放屁

の段階をある程度コントロールできてた部分が制御不能になる。

管楽器リード部分を固いものに変えたら小さい音が出しづらいけど、いい音になるそんな感じ。

特にすかしっぺで溜めた空気をうまく漏れ出す部分の制御が難しく、「パンっ」という小さな破裂音になることが増えた

汗とか布ズレっぽい肌荒れが増えた。

それはそう。今まで守っていた毛がなくなったので装甲が無くなった部分がダメージを受けるのは仕方ない。これはきっと慣れが解決してくれると思ってる。ノーガード戦法で抵抗力を高めるのは感染症対応としても見たことがある。

みんな、ケツ系とか陰毛ケアってどのくらい気をつけてる?

頻度とかコストとかそう言うの話し合いたい

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