はてなキーワード: 山ちゃんとは
沢山コメントもらえてありがたいです。
おっしゃる通り。
読んでて「ひぇ〜〜ここにだけは巻き込まれたくね〜〜」と思うような人間関係が出てくる漫画のことを言ってましたね。
コミュニティ内でゴチャゴチャやっている話。だからバトル漫画は私の定義からは明確に違います。
挙げてもらったものだと半沢直樹とか沈まぬ太陽とか白い巨塔、高村薫の合田三部作はひぇ〜ですね。サラリーマン小説だとよくありますね。
島耕作とかのサラリーマン漫画は読んだことないけど同じ感じなのかな?
ちなみに今日から俺は!!は大好きで全巻持ってます。全くひぇ〜感はないけど(殴り合いはひぇ〜だけど)考えてみるとたしかにあれもマウンティングか。
でもネチネチめんどくさい変わった人だと思って読んでた。南海キャンディーズの山ちゃんとかも、面白いけどめんどくさい人だねって。
あとこのトラバとか、ブコメにも似たようなこと書いてあるけど。
男でも女でもネチネチめんどくさい人とは関わり合いになりたくないと思っているけど、女だとよくいる人、男だと変わった人だと思っている自分に気が付いた。ジェンダーバイアス。
そもそも女向けでもドロドロひぇ〜を読むの嫌なのに男向けだったら読むのかって言うと、読まないよなぁ…
でもせっかくなので読んで(見て)みようと思ったもの(自分の意図してたものと違うだろうものを含む)
・アメドラのSUITS
ありがとうございました。
id:BigHopeClasicです(元増田ではない)
ブコメの中に「10年前はどうだったんだろう」というのがあったので、ちょうど10年前のを同じ基準(レーティングトップ20+A級棋士)で作ってみました。
年齢別の方がわかりやすい面もあるのでそちら基準で(名前の横のカッコ内は順位戦クラスとレーティング順位です)
年齢 | 棋士 |
---|---|
50 | 高橋道雄(A級/31位) |
49 | |
48 | 谷川浩司 (A級/15位) |
47 | |
46 | |
45 | |
44 | |
43 | |
42 | |
41 | |
40 | 佐藤康光(B1/6位) |
39 | 羽生善治(名人/1位)丸山忠久(A級/4位)森内俊之(A級/9位)藤井猛(A級/12位)郷田真隆(A級/14位) |
38 | 深浦康市(B1/7位) |
37 | 木村一基(A級/18位) |
36 | 行方尚史(B1/16位)三浦弘行(A級/17位) |
35 | |
34 | 久保利明(A級/2位) |
33 | |
32 | |
31 | |
30 | 松尾歩(B1/11位) |
29 | 山崎隆之(B1/5位) |
28 | 阿久津主税(B2/13位) |
27 | |
26 | 渡辺明(A級/3位) |
25 | |
24 | |
23 | 広瀬章人(C1/8位)戸辺誠(B2/10位) |
22 | 佐藤天彦(C2/20位) |
21 | |
20 | 豊島将之(C1/19位) |
羽生善治(名人・棋聖・王座:三冠なので不調と半ばマジ気味にネタにされてた時代ですね)/深浦康市(王位:ちょうどこの時期広瀬章人と王位戦を戦い広瀬が初タイトルを獲得します)/渡辺明(竜王:敵なしの6連覇中)/久保利明(棋王・王将)
十七世名人の谷川については多くを語る必要もないですが、50歳でA級を堅持していた高橋道雄については説明を。
昭和55年度(1980年度)は、今とはシステムが違うとはいえ1年度で8人もの棋士が四段に昇段し、かつその中で5名ものタイトルホルダー(高橋道雄、中村修、島朗、南芳一、塚田泰明)を輩出するという将棋史上でも空前のビンテージイヤーとなりました。そこでついた名前が「55年組」です。ただ、彼らとほぼ同じ年齢の谷川浩司は彼らより4年も早くプロ入りしていたためか「谷川浩司と同じ世代」というくくり方にはされることがありませんでした。この辺は「実年齢でくくるのか」「プロ入り年度でくくるのか」というくくり方で「羽生世代」と大きく異る部分ですね(ありていにいえば「くくる側の願望や思惑」が出るところでもあります)。
さて、谷川には及ばないものの17歳18歳で早々に四段昇段した他の4人と比べると、高橋は一歩遅れて20歳で四段昇段となりました。将棋界は面白いもので、このわずかな昇段年齢の差がその後のキャリアで大きな差を生むことが知られていますが、高橋は他の誰よりも早く23歳で初のタイトルを獲得し、そしてやや早枯れの傾向のあった同期たちの中では一人熟年まで力を保ち、48歳でA級に復帰し52歳までA級にとどまりました。「棋界における世代」の一挿話として特筆した次第です。
いやもう、さすがに呆れるしかないですよね、森内こそ順位戦から撤退してフリークラスに転籍しましたが、10年後の表から名前が消えたとはいえ行方はB1にとどまっていますし藤井猛もB2でまだまだ力強さを見せています。この分厚さと力強さが、20歳年下の豊島の世代まで重い蓋になったのがよくわかると思います。
この時点ですでに、松尾・山崎・阿久津(と橋本崇載)の4人は「もう若くないぞ、そろそろ一花咲かせないとあまり時間の余裕がないぞ」と言われ始めていたはずです。とはいえ、この4人でタイトル獲得どころか挑戦に届いたのさえ山崎1人、A級昇級すらままならないことになるとはまださすがに予測されていませんでした(松尾と山崎はA級に上がれず、橋本は1回、阿久津は2回昇級したもののすべて1年でB1に送り返されています)。それでも山ちゃんを諦めない。
上記の通り、この年のこの直後に広瀬が初タイトルを獲得するのですが、その翌年羽生に奪い取られてしまいます(なお「魂を抜かれた」のはさらにその4年後になります)。
もちろん天彦、豊島は渡辺に続く新鋭としてひとかたならぬ期待はありましたけど、初タイトルはともに28歳のときでした。広瀬も含め30歳手前で「実力と実績の均衡が取れて充実の盛りを迎えた」のですが、特に豊島についてはそれでも「遅れてしまった」感はあります。
というわけで、10年前にさかのぼってみると、「渡辺の孤独」により見えてくる部分があるのではないでしょうか。というかむしろ「谷川浩司の孤独」のほうが浮かんでしまうのかもしれないなこれ、とここまで書いて思いました。
岡村と言えば山ちゃんも逆転人生で出ているNHKだが、NHKはアメリカの抗議活動について不適切なアニメを作ってしまった。
瀧も沢尻も許されなかったのになぜか徳井は許された大河ドラマ。
その大河自体がコロナで中断を余儀なくされ、往年の大河の名シーン集に急遽差し替えられた。
渡部謙の不倫で批判を受け、社会的に不倫を許さない空気が醸成された中で、同じく不倫問題の当事者であった渡辺建の独眼竜を放映。
また、山ちゃんを始め、お笑い芸人と絶世の美女の結婚は社会に勇気を与えたが、結婚できない芸人もいるので矢部にピシャリとたしなめられる。
♦︎やらかしたらしいっすね。
♦︎解雇と聞きましたけど?
♠︎あらそうなん?重いわねーでもみんな辞めろ辞めろって言うてはったね。
♦︎ねー、反社会的って言うてはった。
♦︎お金の出どころ考えたらね、飲んで食うてる場合やないて。おばあちゃんらをどんだけ泣かせたと思うとるんやろ。
♠︎おばあちゃんらまで泣かしたん?あかんね。というかコロナやから?まさかおばあちゃんらまで…。
♦︎年の問題やないけどね。コロナも大変かもわからんけど。まあ確かに年寄り言うたらお金のこともキツイけど、コロナはしんどいか。
♦︎けんちゃん?可哀想といえば可哀想やけど…。あれは正味、自業自得のとこもあるで?
♦︎いや可哀想ではあるがよ、女遊びし過ぎたんやろ?
♠︎女遊びて。知り合いのママさんのとこで飲んでただけやろ。
♦︎ママさんやないやろ。飲んでたって何を飲むねん。
♠︎酒に決まっとうと。
♦︎そんな可愛らしい話やったっけ?
♠︎けんちゃんを何や思うてんねん。あんた…もう二度とコントも見れへんのに。
♦︎まあ見えひんかもなあ…。
♠︎あんな芸人はもう出てこんと思う。つらいわ。最近はだいごとの掛け合いもおもろかったのに。
♠︎あんた、だいごはテレビ出てたやろずっと。別のだいごと間違えてへん?占いの。
♦︎さすがにそれとは間違えとらんさ。でもええやんね、美人の奥さんもらって仕事にも力入っとうやろね。
♠︎あんたそれ、他の芸人らと間違えとうやん。完全に。山ちゃんか渡部やろ。
♠︎どうなるって、最期まで一人に決めんと逝ってもうたわ。
「こんなものに夢中になって一喜一憂しているのはバカ、知能が低い」
「こんなの見てる連中、出演者も含めて気に入らない」
なぜかというと、これらは「山ちゃん」の見方とほとんど同じだからだ。
私は増田に50%は同意だけれど、もう半分は「山ちゃん的」な楽しみ方をしていた。
見ていない人のために解説する。
テラハというのはまず、表面上は「豪華なシェアハウスに集まった、キラキラした美男美女たち。
職業はハーフモデルや女優の卵は当たり前、ファッションブランド経営者、サーファーにスノーボーダーなど絵に描いたような陽キャ。
ただただ彼らの素敵な恋愛やお洒落な衣装に憧れ、キャーキャーいうだけの番組」
…に見える。読んでるだけで反吐が出そう。私も最初はそうだったので、全く興味がなく見てなかった。
見てないけど、海外ドラマの「ビバリーヒルズ青春白書」や「ゴシップガール」に近い印象だろうか?
何が面白いのだろう?
これまで顔で苦労をしたことが一度もないような顔面偏差値の高い美男美女が、いつもの調子でノー勉で進学校のテストに望むのだ。
これまでだったら並の女はチャラチャラついてきたような、会話のない退屈なデート。当然、撃沈。
これまでだったら並の男はホイホイついてきたような、セクシー通り越して下品な服。当然、撃沈。
そんな彼らの「あれ?おかしいな、いつもはこうじゃないのに」と落ち込む姿に容赦無く突っ込む存在がいる。それが山ちゃん。
山里亮太は「非モテ」の立場から、羨望と冷笑の入り混じったツッコミを続けてきた。
綺麗な顔して実は家事ができない、優柔不断である、清楚系に見えて異性を惑わす、定職についてない、ドヤ顔で着てる服がダサい、
特に叩くところがなければ、「売名のためだけにテラハに出ている八方美人」という理由でも叩けるからもう無敵。
それもこれも全部、「下から目線」だからある程度マイルドに見えていた。
なんなら、モテ男モテ女の双璧である徳井、YOUの連合軍が「また童貞の僻みが始まった」というていで反論するから、まだなんとかなっていた。
それが最近では山里が結婚してしまい、徳井がいなくなり、みんなで山里に同調し、一緒になって叩いていたという。(まだ見ていない)
(徳井とYOUも以前からかなり酷い下ネタで盛り上がったりしていたので、山里だけを悪者にするのは違う)。
さらに言えば、花のキャラクター自体、洋介やゆいのように「最初の好印象から一気に転落するキャラ」としてロックオンされてしまったように思う。
報道では「ヒールだが実は繊細だった」と言われている花だが、「実は」なんて言われなくてもはじめから彼女はシャイでピュアで繊細だった。
そういう、いろいろな面を垣間見れるのがいいところだった。
花ちゃんに限らずいろんな話が放送後、メンバーのインスタグラムから出てくる。悪者だったあの人も、実は料理が上手だった、実は落ち込んでる時慰めてくれた…
みんないいところがあった。たくさんあった。なのに切り取られ、カメラには映らない。
つらい。みんな大好きだ。
この説唱えてる奴は、どうせ花の訃報が話題になってから後追いでテラハ見て、直近のエピソードであるコスチューム洗濯事件を見てそれっぽい理由つけてるだけだろ。ラジオをリアルタイムで聞かずwebニュース記事をソースにしてdisった社会福祉ヤクザみたいなことはやめろ。
違う。最初からテラハの今シーズンを見てる人ならわかるけど、花にはとにかく居場所がなかった。最新話時点で入居してる女性陣は、ロシア系美女のビビ(ビビは最新話で卒業して、代わりに「中国のガッキー」としてSNSでも有名な美女ロン・モンロウが入居)、「世界でもっとも美しい顔100人」に2年連続ノミネートされるグラビアアイドル兼IT企業社員のゆめ、そしてプロレスラーの花。
身もふたもないこというけど、恋愛リアリティショーの登場人物という意味でキャラクターが弱すぎた。花はプロレスを生業としてる珍しさで「掴み」はOKだったけど、その後花と男性陣の間で恋愛的な発展を見せることがほとんどなかった。メンズからは「とりあえずのご飯」を誘われては終わりを繰り返しており、最新話にいたってはほとんど登場することもなかった。撮れ高が低すぎた。コメンテーターの山ちゃんも、花にはほとんど触れてなくなってしまった。番組全体に「花こいつどうしよう…」みたいな空気感が漂っていた。
テラハを見てる人ならわかるけど、みんな「居場所ねーな」っていう雰囲気を感じるから「卒業」する。好きな人と結ばれたから卒業なんてシーンはほとんどない。花も卒業タイミングを迎えていたと思うがどうも卒業する雰囲気がない。そして最新話で花が話した「コロナの影響でプロレス興行がなくなって収入がない」というセリフ。花は専業プロレスラーであり、コロナ禍において収入がなくなってしまったらしい。(視聴者の勝手な目線だと)「金がないからテラスハウスに無料で居座ってるだけなのでは…?」と勝手に思うようになってしまった。
Netflixでテラハを追っかけてる熱狂的なエンドユーザー(配信が始まると同接45万人くらいになるとかいう話誰かしてなかったっけ?いずれにせよお化け番組)は、視聴後すぐに「#テラハ」ハッシュタグで番組の辛辣な感想をTwitterに書きまくる。そこまでがワンセットだ。
最新話後のTwitterでは、ゆめと社長の北海道旅行でのやりとりについて、ロンとしおんの新鮮な展開への期待、レオとゆめの男女としての高度な駆け引きについて書かれることが多く、恋愛に絡んでいけない花にはひたすら触れられないか「早く卒業しろ」「いらない」みたいな投稿ばかりになってしまった。コロナで仕事がなくなりスマホばかり見るようになって、そういう情報の洪水を受けた人間がどういった選択をするのか想像するのは難しくない。
「SNSで誹謗中傷するのは良くない!」と芸能人が言い始めてるけどそんなことは当たり前である。頭の悪いこと言ってんじゃねーよ。背景、構造まで踏み込めよ。そうやって反論すらも140文字の世界で繰り広げてるからいつまでも世界は変わらないんだぞ。
そうではなく、SNSでの炎上見込んで視聴者を巻き込み盛り上がる番組手法の倫理的な是非と、それでも続けるなら登場人物への十分なメンタルケアや金銭的なケアまで気を配るべきだ。「休眠会員からお金取りません」とか良い人ぶってんじゃねーぞNETFLIX。その金で登場人物ケアしろ。
テラスハウス、今シーズンの残エピソードはもうお蔵入りだろう。1ファンとして残念だけど仕方ない。トランポリンしてる時の花、幸せそうだったな。
確かに誰でも一発で理解できるようなシンプルな勧善懲悪なんかじゃないと思う。
冒頭部分からちゃんと映像を見て、キャラのセリフもちゃんと聞いてないと誤解するような部分がある。
実況を見るのに夢中になっていたら見落としてしまうような所なのかも知れない。
語るならせめてその部分は理解してもらうか、そうじゃないならおっこカワイイだけ言って終わらせていて欲しかった。
おっこが何を感じて何を乗り越えたのか、山ちゃん(山寺宏一)の演技のどこが凄かったのか、そういうのが分からないならあの場面について何も語って欲しくなかった。
自分は、何者も拒まないような高潔な心の持ち主にはなれなかったからそう思ってしまう。
どこの話だよ?って
ネタバレを回避するために自分の気持ちを先に書いたから分かりにくい文章になったのは謝る。
自分が言いたいのは「木瀬文太(キャスト:山寺宏一)が起こした交通事故は貰い事故であり、彼は加害者でもあると同時に被害者でもある」ということだ。もっと言えば「木瀬文太に対して怒りや憎しみの感情をぶつけることが正義であるかのような態度を取るのは、この映画の描いたものを貶めるような行為だと理解して欲しい」ということである。
冒頭の事故において、木瀬文太本人に落ち度があったかといえば、間違いなくあった。
彼が完璧なハンドリングをしていれば、二次災害で死ぬ人は居なかったかも知れないからだ。
同時に、彼が全てを諦めてしまえば、もっと大勢の人が死んでいたかも知れない。
そしてこれが何より重要なのだが、『彼自身の落ち度は彼の運転者としてのモラルに起因するものではない』。不可避の貰い事故の被害を最小限に食い止めるに足るだけの神業じみた運転技術を持っていなかったことにある。
これで彼が責められるのは理不尽と言っていい。
だが、ハンドルを握るということはその理不尽を背負うということだ。
そのことを彼は理解していた。
彼の口にする「俺なんか」という言葉は、彼があの事故に対して責任を感じている証拠であるし、周りに八つ当たりのような態度を取るのも後ろめたさにより精神がいつも張り詰めていたからだと分かる(それらが観客に伝わるように演じてしまう山寺宏一がこれまた凄いんだが)。
では、本人が自分を責めているのなら、彼を許すべきなのか?
それを決める権利があるのはおっこだ。
おっこはとんでもない小学生だ。
今自分が書いたようなことを、事故の当事者という立場でありながら理解している。
許せないという気持ちが自分の中に湧き上がってくる中で、自分が今思っているような気持ちと鏡合わせの「許されない」という気持ちを木瀬文太が抱え続けていたことを理解してしまう。
彼が自分と同じ被害者であることを感じるだけの極めて高い共感能力を発揮する。
だが、それはおっこ自身を板挟みにすることになる。
小学生の身で事故で両親を失った悲しみだけでなく、事故で誰かの両親を奪った人の悲しみに対する共感まで背負い、許すか許さざるかの決断までもを迫られる。
この世界にある理不尽に対してどう向き合うかの答えをいまここで出せとばかりに現実が迫ってくる。
ある種の限界状況(カール・ヤスパース)を前にして、おっこの出した答えは「花の湯温泉の若おかみとして全てを受け容れる」ということ。
この選択が『正解』であるとういことは理解できても、それを小学生が選ばされるということ自体があまりにも理不尽であり、そこがこの映画最大の精神的にキツいシーンとも言われていますね。
このシーンに対して「うるせー木瀬文太死ね!」とか「コイツ人を殺しておいてのうのうと塩気が足りねえとかステーキうめーとか信じられねえよ」なんて感想を出して欲しくないんですよ!
こういう人達がどうしてこんなに怒れるのかって結局の所「自分は木瀬文太みたいなことは絶対にしない」と思ってるからだと思うんです。
自分が同じ立場になる可能性なんて考えてもいないから、木瀬文太がどういう気持ちで暮らしてきたかも考えられないし、彼に対してぶつける怒りなら絶対的に正義だと勘違いできるんでしょう。
ちょっと考えれば分かりますけど、貰い事故食らって半分被害者で半分加害者になるような事象に遭遇する可能性が0%の人生なんてどこにも存在しませんよ。
車の運転なんてしなくても、自分がドミノのパーツに組み込まれて意志とは無関係に他人の人生を破壊する羽目になる可能性なんてどこにも潜んでます。
そんな理不尽なことだらけの世の中で、みんながお互いに支え合って許し合っているのって尊くて暖かいなあって映画じゃないですか。
嫌なことがあったらそれっぽい理由をつけて攻撃的になるのは当然だと思います。
実際この映画でだって、最初のお客さんを通して観客にそのことを思い出させて来てますもの。
でも、それと対比するように自分の気持ちを飲み込むおっこが凄いって感動する映画でしょ。
そのおっこの健気さがあるからこそ、おっこに感情移入して、だからこそそれを傷つける相手が許せないから怒る、そこまでは分かりますよ。
でも怒ってるから相手に対して何言ってもいいみたいなのってどうなんでしょうか。
ましてや滅茶苦茶な屁理屈で相手の人格を否定するなんてアニメのキャラクター相手でもやるべきではないでしょう。少なくともこの映画の感想としては。
貰い事故であっても木瀬文太が交通事故を起こしたことは許されないことかも知れない。
でも木瀬文太が交通事故を起こした人間だから、正義の鉄槌でボコボコにしてもいいとか、事故を起こすような奴が幸福に生きようとしてはいけないとか、そういうのは違うでしょ。
ひき逃げした人がインターネットで叩かれているのを見て、交通事故の加害者は無限大にその人間性を否定していいと勘違いしているんでしょうか……。
こんな言葉を使いたくはないですが「同じ映画を見ていたとはとても思えない」ような感想が沢山あって驚きました。
以上です。