はてなキーワード: 文学部とは
いや俺の周りの文学部学生って、就職のことは何も考えずに3年終わりまでずっと研究だけやってる奴が多くて
どんな仕事をしたいかもわからないから、とりあえず最初のステップとして合同説明会に顔出したりするんだけど
そこで押しの強い会社にアプローチされて、「うーんそこまで言うなら入ってみっか!」ってその場のノリで決めちゃったパターンだと思う
当時の出展企業の常連はワタミとかの飲食チェーンと先物取引業者で、やっぱそういうとこは世間知らず(キョロ充っていうの?ノリは明るいけど流されやすいタイプのやつ)をノセるノウハウに長けてんだよね
ブラックと分かっていてもブラックに行くしかない状況だったよな。
オレは当時理学部で、それでも就活大変だったけど、当時の就職先が見つからない文学部生に「大学は就職予備校ではない」とか言ったら発狂するよ。
ついに自己責任教ってここまで来たんだな、と感じるわ。
大半の人は大学に夢を持ちすぎてる思う。内実を知るととてもそんな綺麗事では済まされない。
教員時代に保護者面談があった。ほとんどの親はわざわざ大学まで来て、「うちの息子/娘は就職できるでしょうか?」しか聞かない。
大学(学部)というサービスの実質的な資金提供者である保護者は少なくとも就職予備校だと思っているとその時実感した。
ある程度大学について理解している人は「文学部では就職が懸念される」みたいな言説が常識だと思ってるかも知れないけど、
あと、やりたいことをやらせてあげるのが高校生・大学生にとっての幸せ。みたいな社会的理解もある。
この国では、学歴=身分・階級(制度)なので、まあ経済的に工面すれば大学行けるのに行かない選択肢はよほどでなければ難しい。
一方で大学も出口に甘い。卒業させる圧力は強い。(留年が多いと大学の評判が下がる)
結果、就職できない卒業生、大学行く必要がなかった就職者が大量生産される。これは構造的問題。
だから論点少し違うけど、最上級学歴である博士課程修了者が就職できて当然で、活用しない企業が悪いみたいな話になることもある。
でも会社から見たら日本の大学の博士課程卒の人間は、十人十色。企業での仕事が向かない人のほうが多い印象。
大学入試はもともと「あの程度の試験なら楽勝、もしくは多少しんどくても止めてしまうほどの苦痛なしに合格できる能力がある」ことのシグナルとなったから、採用においてもいい指標となったわけだけど(だから昔は東大文学部の就職は悪くなかった。イン哲のように変人であるシグナルを送ってしまうところを除いては。)、いつの間にか大学で学んだ内容がそのまま活かせる仕事というのが増えてきて、数学的素養とかを学んでないと就職が厳しくなったんだよね。地頭から地頭+即戦力に変わったというか。
スティーブ・ジョブズは大学で哲学とカリグラフィー(まあ書道やな)を学んだ。つまり、哲学科と書道の授業がなければ、Appleは誕生しなかっただろう。文学部がいらんいらんと言う奴はそういうことが分かってない。ちなみにそれらを学んだ後ジョブズは大学も中退した。ジョブズの家が裕福だったとでも? むしろ逆で、家のお金がもったいないから彼は中退を選んだのだ。
そもそも、短期的に見て役に立つような学問にこそ国が金をかける意味が無い。「儲かる」のなら、さっさと民間がやるのだから。当たり前の理屈で、賢い新自由主義者ならそれが分かっている。そして、長期的に見れば国を豊かにする(可能性がある)が当面もうかるような学問ではない……そういうものこそ国が金をかけて行う必要がある。愚かな”ニワカ”新自由主義者はそこが分かってないので、増田のような奇天烈な主張をしてしまう。
本来これは、極めて単純な理屈なのだ。「国の行う事業は『儲かる』ものであってはならない」のだ。民業を圧迫しないために。だから「文学部」こそ、国立大学を中心に徹底的に保護しなくてはならないのだ。
だが、一部の詐欺師は、本当は間違いだと知っていながら、「間違いゆえに誰も主張しない」ことを一種のブルーオーシャンとみなして利用し、引っかかりやすい人を欺して自勢力の肥やしにし、陰謀論の沼に引きずり込む。「自分は賢いと思っているが実は賢くない人」たちが往々にしてそれに引っかかる。増田がその轍を踏まないことを願う。
なお、いささか厳しいことを言えば、大学受験における「努力」など、学生にとってこそ人生の一大事業かもしれないが、社会の中で言えば児戯に等しい。人がレールを敷いてくれる範囲内での「努力」など所詮お客様の愚痴に過ぎぬ。注文して提供された料理を食べるのが大変だ……みたいな低レベルの話だ。そんなことより、その料理を提供するのにどれだけの「努力」が払われているか少しは想像したらよかろう。そんな空疎な「努力」とやらをしただけの分際で、そんなことを拠り所に権利主張をして学問という国の一大事業の推進を邪魔しようなどと、片腹痛いことこの上ない。
理学部も工学部と事情は似たようなもんやぞ。企業研究がかなり来る。もちろん分野によるがそれは工学部も同じ。
特に数学科とかAI関連やら数理解析やらで大人気や。昔は文学部並みに就職に不利と言われたこともあったもんじゃが。
あ、でも学生の人気は、無い。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2121559
この話だけど、お金に余裕があってご立派な理想を語れる家庭はいいけどさ、ほとんどの庶民はいい収入いい仕事のために大学に行くんよ。
特に貧乏な家庭で育つと、理解があっても大学は人生成功への切符くらいの雑な理解しかなくてな、家族から期待を一身に背負って大学に行くんよ。
文学が得意だし、偏差値低めだから、とか言って大学文学部に行くんよ。
そして就職はボロ負け。
あんなに一所懸命に勉強がんばったのに、大学は就職予備校ではない、とか言って斬られて終わるわけ。
そんだけ勉強したんだからちゃんと見返りがあるように作っておくのが社会の責任だろ!!
責任取れないなら文学部が新入生受け入れなんてすんじゃあねえよ!!
追記:
大学は就職予備校ではないなら、なんで銀行総合職とか国家一種とか高給で社会的地位のあるキャリア勢は大卒必須なんだよ?
例えば大学とは別に就職予備校があって、そこに行けば大卒より高給で社会的地位のある仕事につけるなら納得するけど、そうじゃないだろ?
大学は就職予備校ではないって言うなら、まずはお前らのその高給で社会的地位のある仕事を専門学校卒に明け渡せよ。
話はそれからだ。
追々記:
はてブの奴らような誤情報を蔓延させる奴らがいるから、オレが高校生たちに正しい情報を残す。
それにしても、就職予備校じゃない学部に税金掛けてる意味ないだろ。
あと言っておくけど、オレはFランじゃなくて旧帝大卒だからな。