はてなキーワード: スラムダンクとは
スラムダンクはゴリとメガネくんの時点でキャラクター多様性があるから見やすい。画力やキャラクター造形の多様性は、技術によってもたらされる
出てくるキャラクターがなんかみんな美形で似た顔立ちで全員巨乳みたいなものは、書き分けの技術も多様性への意識もなく、作者の癖だけが見え透いていて嫌になる
例えばスラムダンクに出てくる高校生たちのバスケ技術は、日本の高校生のレベルを超越してる。「NBAのプロなら現実でもできるプレー」っていうリアリティはあって、それが人気の要因でもあるわけなのだけれど。
いずれにせよあんなレベルの高校生が、神奈川県大会だけでうじゃうじゃいるのは、現実とはかけ離れてる。
「普通の高校生のはずのキャラが美形や超絶スタイルの持ち主ばかり」ってのはこれと同じことだと思うんだよね。
現実世界ならばトップレベルの存在ばかりで構成されるメインキャラのグループ。フィクションなんて大体そんな感じ。
スラムダンクを指して「こんなプロレベルのプレーができないと高校生バスケとしてレベルが低いというステレオタイプを広める」なんて批判するやつはいない。
でも、「現実のスポーツってスラムダンクやはじめの一歩と比べて低レベルに見えてつまらない」って感想抱く私みたいな人もいる。それは仕方ない。
元増田と同世代で、同じくサブカルチャーを通してネトウヨを脱した。
あの時代はネットのそこかしこで半島を揶揄する“悪質かつ愉快”なコンテンツが溢れていた。それらに日常的にアクセスする無知な消防厨房が嫌韓思想に染まるのは自然な成り行きといえるだろう。
ファビョーンと暴れるニダーのイメージは、悪徳反日国家韓国・北朝鮮へのヘイト感情に違和感なく移行した。
今の若い子は00年代のネットの空気に憧れていると聞くが、あの時代は数多のネット発カルチャーの黎明期であると同時に信じがたいデマとヘイトに溢れた暗黒期でもある。Xで「〇〇人は劣等民族」などとほざいている悲しきおっさん達はひどいインターネットの負の遺産なのだ。
私も元増田と同じように、成長に伴って最低限のリテラシーを獲得し、信じていた愚劣な半島像がほぼデマか誇張だと理解した。
しかし後遺症は残った。江南スタイルの流行は内心怖いなと思っていたし、凶悪犯罪者が逮捕されれば「コイツもしかして」と一瞬悪い想像がはたらいた。
後遺症改善のきっかけは韓国の縦読みマンガだった。2012年ごろ、まだLINEマンガもピッコマもcomicoもない時代。
ガラケーでケータイまんが王国に親しんでいた私は、買いたてのスマホでも漫画が読みたくてApp Storeで LINEマンガの前身のさらに前身であるアプリをインストールした。韓国産でも読めれば何でもいいだろうと。
アプリのUIはとても簡素だった。広告は小さいバナーだけで鬱陶しいポップアップもない。
NAVER WEBTOONの人気作が訳され、作品ごとに割り当てられた曜日に更新される。コメント欄はなく、星で5段階評価をつける以外に作品にリアクションするすべはない。課金要素は皆無。チケット制ですらなく1話から無料で遡って読み放題だった。どのように収益化していたのか未だにわからない。
はっきり言って読み始めて間もなくはほとんどの漫画がつまらなかった。あの頃の韓国漫画は今ほどシュッとしておらず、大半が芋っぽかった。
絵柄がダサイ、つまらないと思いながらも通学時間の暇潰しに毎日毎日読んだ。慣れてくるとじょじょに面白く感じるようになった。
すると不思議なことに、次第に韓国社会に息づく個人の生活を感じるようになったのだ。特にエッセイ漫画の影響が大きかったように思う。日々の些細なことに一喜一憂するその様子は、言語やいくらかの文化の違いを除けば日本人と何も変わらない。
日本と同じで、韓国にも国民の総意なぞ存在しないという至極当たり前のことに気づいた瞬間、自分の中で未知の生き物だった韓国人が完全に同じ人間になった。
また、日本漫画への親しみの強さを感じたのも理由のひとつだ。話の中に差し挟まれるコナンやスラムダンクのパロディの向こうには、日本の全てを憎んでいて日の丸を燃やして喜ぶモンスターのような韓国人はいなかった。
彼もただの人間だった。
相沢にはかなり同情している
原作改変禁止契約が破られたことがよく言われているが、多くの脚本家がそうであるように相沢はテレビ局の所属ではないフリーランス
芦原とテレビ局のあいだの原作改変禁止契約は相沢を直接拘束しているわけではない
だから仮に芦原の遺族が裁判を起こしたとしても相沢に賠償させるのはまあまあ難しい
取引先の取引先になぜか自分の原稿をチェックされて書き直されて結局外された相沢はそりゃ困惑しただろう
ドラゴンボールのハンカチを縫ってる会社のところにいちいち鳥山明が修正指示に来たら困る
ただこの件で問題だったのは芦原とテレビ局が原作改変禁止契約を結んでいたこと
これで相沢は盗品ならぬ盗ライセンスを掴むことになった
相沢が悪意の第三者(テレビ局に原作を改変する権利がないことを知っていた)なのか善意の第三者なのかは現時点ではわからない
どちらにせよ相沢のことを気の毒だと思う理由は3つある
ドラマ制作サイドは芦原の意に反して原作を改変したが、それでは相沢は自分の脚本に芦原が加筆修正するのを許可したのだろうか
芦原は脚本を加筆修正できる契約をテレビ局と結んだが、相沢との契約ではない
芦原の原作を無断改変するならそもそも使うべきでなかったのと同様、相沢の脚本を無断改変するなら使わずに1から書き起こさなければならない
仮に相沢がライセンス泥棒の片棒を担ぐことを知っていた悪意の第三者であったとしても泥棒から物を盗むのはやはり泥棒
相沢が事情説明を公開するべきでなかったのならば芦原もするべきでなく、芦原がしてよいのであれば相沢もしてよい
仮に相沢がテレビ局と秘密保持契約を結んでいたのであってもテレビ局以外の人からは関係のないこと
相沢の脚本は実際どれくらいよくある王道の展開で別人のような枠にハマったキャラクターに改変されていたのかは結局元の脚本を読まないとわからない
この件の問題は、実質的にドラマの制作スタッフとして関わる予定だった芦原をあくまで原作者という名目でしか扱わなかった(クレジットしなかった)ことにあると思っている
監督に従えばいいのか原作者に従えばいいのかわからないじゃないか
原作者の肩書きに加えてシリーズ構成とかそのあたりの(脚本家より明確に偉い)肩書きもつけて命令系統をはっきりさせておけばよかった
テレプシコーラは踊りを司る女神の名前で、「舞姫テレプシコーラ」はバレエ漫画である
ハンタのネフェルピトーの念能力の名前は、タイミング的には女神からではなく漫画から取ってると思われる
この漫画は現代日本のバレエ事情をよく描いていて面白いのだが、「バレエ漫画だよ」といって他人にオススメするには無駄に鬱展開が多い
一方で篠原妹の同級生・空美(クミ)ちゃんはろくにレオタードもシューズも買えないどころか風呂もなかなか入れない極貧限界家庭のブス
そんな空美ちゃんだが、伯母は元有名バレリーナで厳しく指導されてきたためバレエ技能は篠原姉妹を優に超える
伯母はバレエキチガイであり、飯が食えなくてもとにかく踊れという人間
「不遇な環境にあり軽んじられてる者が実はTUEEE」自体はありふれたプロット
でもそこで「空美ちゃんは親に売られてたびたび児童ポルノ撮影させられ、無職の家族を養ってる」という展開をブチ込んでくる
サッカー漫画や野球漫画でユニフォーム買えない貧乏少年が児童ポルノとかなかなかないだろ????
ポルノの世界は撮影者が被写体を誉めに誉めてお姫様扱いだからそれがクセになるみたいなのを聞いたりするが
空美ちゃんは「ブス入ってたほうが生々しくて受けるけど流石にブスすぎる」とか無茶苦茶に罵られながら撮られる
空美ちゃんはバレエの天才であることを認められ費用を免除された上で活躍したりするも、一家で夜逃げし、転校届けも転居届もどこにも出されず消息不明になる
空美ちゃんはその後再登場とかしない マジでどこでなにやってるのか不明 なんだよこれ
第二部に、経歴が怪しげで謎に包まれた美女バレリーナが登場し、見た目は空美と似ても似つかないが踊り方が空美の特徴そのものであり「空美が整形し出自を偽った姿」ではないかという疑惑を読者に抱かせる
結局その答え合わせはなく消化不良のままで終わる
どうも作者はドロドロしたものを混じえつつ書いていこうと構想していたようだが、ちゃんと取材したりするうちに気が変わってドロドロ部分を放り投げたんじゃないか
おっとりマイペースな妹と違い、自分に厳しく鍛錬し勉強もできて中学受験では進学校にも行く
空美ちゃんという、それまでどこかの教室に所属していたわけでもないのに自分を超える能力を持つライバルの出現に燃えて張り合い、スポ根する
日常生活を送れる程度にはすぐに治ったものの、バレエをやる上では以前のように踊れず違和感があって上手くやれない
おっかなびっくり稽古をするうちに再負傷、治療中に二次性徴を迎え、体のバランスが大きく変わる中で踊れないのはバレリーナにとって命取り
篠原姉は踊れないうちは体が育たないようにと食事をこっそり捨てるなど病んだ行動を取り始める
生活はできるがバレエには苦労という微妙な問題を国内で対処できる医者がおらず、海外のバレエに詳しい名医に見てもらおうという案が浮上
篠原家は小金持ちだが大金持ちではなく、借金しようかとか祖父母の家を売ろうかという話になる
国内で数回手術したのも苦痛だった篠原姉は、元に戻れる保証もないのに親に多大な負担を与えてまで渡航して手術するのを嫌がった
勉強はできるので、バレエをすっぱり諦めてアスリートを助けられるような医者を目指したいと母に言う
しかし母は「それは逃げじゃないか、もう少し頑張ってほしい」と返す
篠原姉は学校からの帰り道に、タワマンに入っていく人を見かけ、ふらっと追従してオートロックを抜け、屋上から飛び降りて自殺してしまった
自殺までさせなくていいだろ
なんだこれ
スラムダンクの三井がバスケできないからって自殺するようなもんだ
篠原妹はバレエを続けていくが、周囲の天才であった姉も空美も消えていき、その他の子も勉強に専念とか美容体重キープを求められて摂食障害になったなどで辞めていく