はてなキーワード: ゲーテッド・コミュニティとは
私は30代前半だが、子供の頃と比べて、今は何もかもが変わったように感じる。特に目立つ変化は、外国人の比率だ。私は90年代を子供として過ごし、2000年代に学生時代を送ったが、当時は外国人は非常に珍しい存在だった。40人のクラスに、外国にルーツを持つ人が一人いるかどうかという状況で、街を歩けば日本人ばかり。外国人を見かけるのは、東京に行ったときぐらいだった。
それから約20年が経ち、この国は大きく変わった。特に、第2次安倍内閣では経済界からの要請を受け、東南アジアから技能実習生として多くの外国人を受け入れる政策が取られた。当時私は20代で、上の世代の「氷河期世代」が政府の失策により就職できない状況にあったのに、労働力が不足すれば低賃金で外国人を雇うという流れに、うんざりしたのを覚えている。
企業は利益を最優先にし、国の将来についての長期的な視点は考慮されず、短期的な合理性から外国人労働者を採用するようになったのだろう。
それから10年が経ち、外国人は街中で普通に見かける存在となった。2023年10月末には、外国人の比率が過去最高の2.5%を超えた。このままのペースで進めば、2067年には10人に1人が外国人となる時代が訪れると予想されている。
私は20代前半の頃、アメリカに住むことを夢見て、実際に2年半ほど留学した。その時に感じたのは、アメリカが多民族国家として、世界で最も早くその課題に直面している国だということだった。かつてアメリカは「人種のるつぼ」と言われていたが、実際は人種ごとに生活が分かれており、今では「人種のサラダボウル」と呼ばれることが多い。富裕層の白人やアジア人は、貧困層が立ち入れない「ゲーテッド・コミュニティ」に住み、黒人などの低所得者層は治安の悪い地域で暮らしている。
アメリカで私が考えたのは、「日本という国が多文化共生に耐えうるのだろうか?」という疑問だった。よく日本人は「日本は治安が良い、宗教がないからだ」と言うが、私から見ればそれは誤りだ。日本が平和である理由は、日本人という単一民族が、共有された価値観を持つ社会を形成しているからだ。日本人はこれまで、異なる価値観を持つ民族集団と対立し、それを解決する経験をほとんど積んできていない。
ネット上でも、中国人や韓国人といった比較的似た価値観を持つ集団に対してさえ、批判的な意見が多い。似通った集団に対してもこうであるならば、全く異なる慣習や宗教を持つ中東の人々を受け入れた場合、一体どうなるのだろうか。また、多くの日本人はまだ知らないが、ヨーロッパでは多くのイスラム教徒が現地のヨーロッパ人との間で文化的な摩擦が生まれている。日本人はそれを受け入れ、多文化共生することができるのだろうか。日々、そんなことを考えながら生活している。
うん、まぁそれが「どんどん埋まらなくなる一方の分断」の一つの発露なんだけどね。
一方で、じゃあその、資産を保全した金持ちは、物理的にどこで生きていくのかということなのだけれど。
どこかの社会、リアルの「土地=コミュニティ内」に住まざるを得ないのに、深まるしかない分断が横たわる社会は、どんどん安全性が低下しているのはご承知の通りでしょう。
ビル・ゲイツが核シェルターを買ったと噂が流れて、アメリカのあの辺の富裕層が一気に受注したから注文が追い付きません、みたいなゴシップニュースもこないだ流れていたけれど、本気で核シェルターが必要になった時、彼らはいったいどのぐらいの期間そのシェルターの中に入ってるつもりなのかしらと思ったんだよね。
ちょっと別の話になるけど、とある集まりに呼ばれて、日本にも本格的な、金持ち向けのゲーテッド・コミュニティを作っていくべきだと話す人に会ったんだけど、それも同じような感想を持って。
そのゲーテッド・コミュニティ内で、彼ら金持ちのサーバントとなる人たちの多くは「ゲートの外」から調達することになるわけで、ヘイトが溜まる可能性しかないでしょ。そのゲートコミュニティ本当に安全?としか思えなかったんだよ。
金持ちのための安定した社会を作るには、分断があること自体が最大のリスクだと思うんだけど、その辺をどうしても理解してくれなかったんだよな、そのゲートコミュニティ教信者のおじさんは。その辺も「どうしようもなく埋められない分断」に見えた。
"違駐ダメだよオジサン"に注意されても駐輪する。強引に駐輪する。
愛想悪い兄ちゃんも、気難しそうなオッサンも、ババアも、子連れママも関係ない。みんな違法駐輪する。
兄ちゃんや赤ら顔のオッサンは「悪いのは分かってるけど、小うるさいこと言うな」っていう態度。揉め事にはならなくて、チャリ駐めると足早に去っていく。
ババアは「あら、ごめんなさいデュフフ」みたいなことゴミョゴミョ言う。そんで一方的にお茶濁したつもりになって、亜光速で消える。
子連れママは完全に自分が正しいと思っているらしく、違法駐輪取り締まりオジサンと口論しているのはこういう人たち。
っていうか、駅前に広がる違法駐輪車の三分の一以上、ガキ乗せる座席付いてる。
もうみんな足立区逝けよ。
小汚い借家に住んでる私でも眉ヒソめてるんだから、駅前タワマンの住人とか、板橋区にマンション買ったこと後悔してると思う。この街終わってるな、資産価値下がるだろとか、心の中でシャウトしてるよ、きっと。
もっと言っちゃえば、東京がゲーテッド・コミュニティ化しつつある。
板橋区とか足立区はもとより、空き巣めっちゃ多い世田谷なんかも早晩"ゲートの外"になるんじゃないかな。
ベイエリアのマンション転売しながら渡り歩いて、キャッシュ十分貯まったら文京区に終の棲家買うみたいなライフデザイン容易に想像できる。
民度はそう簡単に上がらないんだよ。
……いや、文京区がいいな。
Amazon.co.jpは日本に法人税を払っていないらしい。国内拠点は全て物流倉庫扱いなんだとか。
ちょっと考えれば、別にネット通販じゃなくても日本に税金払う必要ない。
登記上の本社とサーバを税率の安い国において、全業務をテレワークと外注で賄えば、
別に日本に拠点を置かなくても日本人向けのサービスを提供できることになる。
こうなると、日本に残るのは物流、派遣、業務請負、小売、飲食業のような、
ほとんどが現在「ブラック」と言われる薄給重労働な業種だけになる。
高度知的労働者は自由に越境できて、肉体労働的なサービス労働者は越境できないまま。
今までなら国内に金持ちと貧乏人がいたけど、貧乏人だけで社会を回していくことになる。
税源がなくなるから社会福祉の質は落ちるだろうし、治安も悪化してますます金持ちが寄り付かない国になるだろう。
そうならないために、金持ちを日本に留まらせたり、呼び寄せる努力をすべきなんだろうか。
いなくなるよりはマシということで、高所得者の税金を安くするとか。
治安の悪化を防ぐために、都市まるごとゲーテッド・コミュニティ化して貧乏人は都市に入れなくするとか。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20120226.html#p01
パ: お待たせいたしました。こちらでタイムズのシステムについて確認をさせていただいたんですけども、パスモからタイムズにお客様のお名前等の情報は一切提供しておりませんので、
私: そんなこたー訊いてないよ。
パ: はい、どういったことでしょうか。
私: え?何を調べてきたんですか?
パ: ……。あの、お客様が、さきほど、タイムズを含め事業者が情報を持っているのであれば、マイページを閲覧できてしまうのではないか、危険ではないだろうかというお話をされていたので、鉄道事業者に関しましては、パスモについて個人情報徹底管理をこちらから指導させて頂いておりますので、そういった勝手にお客様の履歴について閲覧をしてしまうということは、ないように指導させて頂いておりますので、その、タイムズについてどういった情報を持ち得ているかという状況を確認させて頂いたという状況でございます。
私: ええ、そしたら?
http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20120226ddm002070124000c.html
社会学者のジグムント・バウマンは「ゲーテッド・コミュニティー」を例として、過剰な「安全」の追求は何をもたらすかを述べている(「コラテラル・ダメージ」青土社)。彼の卓抜な比喩によれば、それは「子供たちが完全に安全な環境で水泳を覚えられるようにと、プールから水を抜くようなもの」なのだ。
安全とセキュリティーには「これで十分」という基準がない。それゆえに放射能のように、「これ以下は安全」というしきい値が未確定で、なおかつ眼(め)に見えない存在に対する場合ほど、安全性の追求は「強迫観念」に似たものになる。
そうした強迫観念は、バウマンも指摘するように「恐怖心や不安、敵対心、攻撃性、道徳的な衝動の弱まりや抑制に伴う、不安定さの縮小ではなく、むしろその急速な増大」をもたらす。また長期化することで、相互信頼が掘り崩され、猜疑(さいぎ)心(しん)の種がまかれ、意思疎通が難しくなる。
三点。