はてなキーワード: 南条あやとは
http://delete-all.hatenablog.com/entry/2016/04/19/120001
いきなり全然関係ないけどDelete_Allさん所要時間書くのやめてください。
「たった20分足らずでこれだけ書けるなんてすごい!!!!」って褒めてもらいたいのかもしれませんが、そこまですごくないです。
「木っ端ブログどもがいくら時間かけても、俺の20分のエントリの方が面白いんだ!!!!」という自慢かもしれませんが、そこまで面白くないです。
今回の「ワリと本気でムカついている。(所要時間19分)」は面白かったですけどね。なるほどワリと本気なのか……って20分足らずかーい!おーい!みたいな。
まあいいや。
「興味ない」し「あまり知らない」赤の他人のことを「炎上かや」などと揶揄して不特定多数の人が目にするインターネットで公開するのはよくないと思うし、何をもって彼女の死にたさを炎上芸の「自殺ストリップ」と呼ぶのか、その辺の説明を省いてるからエントリ全体はただの罵倒にしかなっていないと思うんだけど、ブコメすごいね、なんか結構、好意的な人多くて。
これくらいの完成度のエントリでも絶賛できるんだね。
みんな北条かやさん嫌いなんだね。
Delete_Allさんが好きなだけかもしれないけど。
Delete_Allさんはストレス過剰な環境に置かれているようなので、溜め込まれた鬱憤が他者への攻撃性となって露わになっているだけかもしれず、なので「安静になさってください」「あと所要時間書くのやめてください」としか思わないけど、ブコメは単なる悪意の集まりだった。
北条かやさんがやってる事は、キャバ嬢と同じだと思う。人の心や気持ちに漬け込んで収入を得る。ライターでは無くて炎上キャバ嬢。ショウビズでメンヘラやってても良いけれど、割とキ〇ガイな女性にしか感じない。
文章の委細は不明だが、北条かやのストリップには断固賛成。30とは言え元ネタの南条あやごとき微妙JKとは格が違う。ヌードUPはよ。
ちょっと待ってくださいよ。
炎上芸が駄目なら炎上芸やめろ、note商法が駄目ならnote商法やめろでいいじゃないですか。
「仮に彼女がなさったところで有言実行なだけであり責任は炎上かや様本人にある。」とまで言っているエントリを、喜んで手を叩いて読むことないじゃないですか。
つい1か月前こんなブクマがあったじゃないですか。
http://b.hatena.ne.jp/entry/nemurenai-same.hatenadiary.jp/entry/2016/03/10/165519
みんな口々に言ってたじゃないですか。「”そんなこと”で人は死ぬんだ」って。
自殺ストリップなんて、そんなことで死ぬかもしれないとか思わないんですか。
忘れちゃったんですか。
読んでないんですか。
ponkotukkoさんは両方にブコメ残してたし、よんでますよね。
どうなんですか。
「仮に彼女がなさったところで有言実行なだけであり責任は炎上かや様本人にある。」で済ますんですか。
仮になさらなかったとしても、死ななきゃ何言ってもいいんですか。
メンヘラには何言ってもいいんですか。
名前だけで現存する作家や漫画家をイメージしていたのだけれど、南条あややメンヘラ神と
似たような位置づけの人だった。飛び降り自殺したネットブロガーだとは想像もしてなかった。
鬱などの精神病って繊細な性格と物事を考えすぎる習慣を併発することで発症すると思ったのが一番の感想。
案外、ヤンキーや不良なんかが日頃の鬱憤を窃盗やカツアゲで発散するのには精神病にならないためのかもしれない。
すぐに怒りや暴力など感情に走らず、物事を追求し自分を環境に適応しすぎるのも精神的にはあまり好ましくないのかもね。
わたしが精神科に通いつつ大学に戻るのって、傷口を消毒しながら新たに傷を作り続けているようなもので。
しかもその傷の正体が大学に住む魔物のような「なにか」かもしれないし、そもそも魔物なんていなくて、全て悪いのは「わたし」かもしれない。
ここが厄介で、世界(特に親)は、ただただわたしに優しいのに、わたしの頭がおかしいから魔物がいるだけって妄想してる、なんて医者は言う。
そんなわけない、わたしは見えるんだ、彼らの心の底から思ってることが。わたしは出来損ないで失敗作だと思ってることが。
どっちに転んだとしてもそれが怖くて傷をどんどん深くしていって、恐怖で震えるだけのわたしは、飛躍した思考で最終的に全世界にヘイトを広げて、Twitterで過激な人たちを身内他人問わずさんざdisっては、disでしか自分を守れない社会とわたしの醜さにケラケラと笑いつつ、アルコールに睡眠薬や精神安定剤を足して、クラクラしながら下品な話題をひたすらに喋り続ける。
医者が気づかないうちに処方量じゃ足りないくらいにベンゾジアゼピンに依存して、元気なうちに溜め込んでた薬をガバガバ飲んで。
社会が、世界が、そもそも社会に適合できない自分がもう嫌だから、酒飲んで薬飲んで死んでやれと思って、夏休みが終わる直前に、飲む薬の量、飲む酒の種類、アルコール度数、嘔吐せず大量にアルコールを摂取する方法、手遅れで親が気付くタイミング……と計算しながら、綿密な自殺計画を嬉々として立ててた。
しかし、全く自殺未遂とは無関係の部分で、救急車に乗ることになった。
デート中に、医者曰く「解離」で意識を失ってバスで突然倒れた。普段から過呼吸や脳貧血でよく目の前が暗くなっていたから、倒れる直前の行動も正しかったし、倒れ方もどうやらうまくて、どこもぶつけず怪我もせず、すぐ意識も戻った。
ただ、バスの運行異常だということで、わたしが意識を失ってる間に救急車を呼ばれていた。とっくの昔に意識を取り戻したわたしは、そこにヘラヘラ笑いながら乗り込んだ。テキパキと働く救急隊員の人にわたしは「ごめんなさい、こんな私元気なのに」って言ってた。
バスにはわたしが溺愛し、わたしを溺愛してくれる彼氏が一緒に乗ってて、倒れた瞬間も見ていたわけなんだけど、救急車に同乗する彼氏の手を握った。
真冬の京都でもカイロみたいな温度のうちの人の手が、凍るように冷たかった。
どっちが病人だよってまたわたしはケラケラと笑ったけど、彼の手をこんなに冷たくするくらいなら死なないほうがマシって思った。
その日から安定剤と酒を一緒に飲むのをやめた。眠れなくても薬だけにした。
自傷が治るまで気長に待つからね、お薬飲まずにいられるようになるといいね、もしも社会がダメなら一緒にカフェをゆっくり営もうね……そんなことを言われている。
そんなことを言われても、わたしは死のうとしていたんだけれども。
――誰かわたしを助けてください
結局のところメンヘラと呼ばれる人々の心からの願いはそれに尽きるんだと思ってる。
南条あやもメンヘラ神も私の友人の恋人も、現世では自分の心を救えず、救われず、薬物で、飛び降りで、死んでしまった。
そして現世で手の冷たさという救済をされたわたしは、自分に不適合な社会と社会に不適合な自分をシニカルに眺めつつ、今は安定剤のもたらす眠気と大学という現実に追われつつ、ひとまずはこの世に居座るしかないのである。
一見なんの問題もなく社会的生活を営んでいそうで、初対面であれ?この人何かおかしい・・・と感じさせるタイプの人がいる。例えば東京都北区赤羽という漫画はそういう日常に潜む変人に対しての嗅覚が異様に鋭い作者が今まで出会った変人を特集した漫画である。とくにこれ。
そういう女は初対面の段階でいくつかのシグナルをもとにそういう男を見抜いてハマってしまうのだ。まずはそういうタイプは大抵喫煙者。やめようとしてもやめられないタバコ依存です。中学生くらいにかっこいいと思って吸い始めてるけど今は依存。全然辞めれない。
そしていわゆるサブカルチャーが好きである。ジョジョ、椎名林檎、ブランキー・ジェット・シティ、といったメインカルチャーちょい外れくらいのところを通って今はがっつりサブカルです。最近の映画だと、アクトオブキリングとか見てる。基本的にエログロを含むキツい風刺のきいた作品を好みます。園子温はだいたいカバー。
本人もキツイいジョークを好むので、見知らぬ人をクソババァとかクソジジィとか呼んでみたり、職場にいる完全イジられ属性を持ってるけどアンタッチャブルな人に対するみんな思ってるけど言わないようなことをだんだん言い出します。毎日顔を合わせるレベルの人をメンヘラ・下品・素人童貞・ちょっと臭いとか言っちゃう。でもあくまでその人をけなしているわけではなくてその人の特徴について話しているつもりなので、翌日も普通に一緒に仕事します。本人は悪口のつもりではないし逆に同じようなことを言われていてもなんとも思いません。
そういう毒の効いた発言を何度か繰り出してこの人は大丈夫だな、と思い始めたら年上だろうが上司だろうがタメ口です。でもそういう相手を嗅ぎ分けるのは下手じゃないのでタメ口聞かれる相手はなんとも思いません。ただし、それを周りで見ている事なかれ主義人間や体育会系古人間が影で注意したりします。それに対してイラッとします。
まあまあここまでのタイプは 20 人に一人くらいいるかもしれません。もうちょっと希少価値高めになると高校中退してます。そういうタイプはだいたい早熟かつ要領は良くて中学までは勉強できるので比較的進学校な学校に通い、その環境に三年間も耐えられず中退します。家に金があるとそのまま社会からドロップアウト。一般家庭の場合は大検とっていい大学いってます。
自分で料理とかしないのでカップラーメン率高し。そして何もなければ一日中寝ているのに何故かガリガリです。身長はそんなに高くないことが多いですが、とにかくガリガリ。外でないし運動嫌いだし運動神経も良くないので色白です。喉仏と鎖骨がでているのでそういうところもそういう男が好きな女子の心を刺激しているんですね。でも 30 代近くなってくると代謝が落ちて太ってくるので気をつけて欲しいところです。
酒は好きですがたくさん飲めるかどうかは体質なのでひとそれぞれ。ただし共通点としては酒を飲むと高すぎる自意識の壁が突然とっぱらわれてキャラが変わるタイミングが訪れます。酔った時だけ素直になりますが、日頃気を遣って抑えている言いたいことが爆発して一度心を許した相手に対していわゆるドSになります。同様の理由でセックスの時もどSです。
インターネットリテラシーは高いです。Yahoo ジオシティーズ。南条あや。そしてはてな民。
というわけで上記に該当するはてな民の皆様は、そういう男がしか愛せない、高学歴だけど顔は日本人の平均くらい、自己意識が強すぎていわゆるイケメンには絶対にいけない、休日は一人で映画ばっか見てるような女を探して幸せにしてあげてください。
小学生だか中学生だかの男の子が自殺した、というニュースを見た
一緒にニュースを見ていた祖母に、悲しいからお前は自殺なんてしないで頂戴ね、といわれたのを覚えてる
割りと年齢の近い子の自殺だったというのも一因だったと思う
それ以来、何となく寿命を全うして逝こうと言う気になれない
A高校以外認めないという親類縁者一同からのプレッシャーの中での高校受験期(結局A高校に受かった)
センター8割取れなくて志望校E判定の大学受験期(結局前期に受けた第1志望と私立は全部落ちて、後期に受かった大学に入った)
内定取れなくて6月頃まで就活していた時(同業の人からも「そこはやめたほうが…」といわれるところに内定決まった)
そう言う人生の節目じゃなくても、卒論の中間報告の前日とか、審査稿の提出の前日とか、ピアノの発表会の前日、嫌いな習字塾のあった水曜日、何故か勝ち上がっちゃった水泳大会の日…
そういう些細なことで死のうかな、と思うようになった
小学生の時のタイムカプセルが送られてきたけど「まだ生きてるの?何が楽しくて生きてるの?この先も本当に生きていて楽しいと思うの?」なんて言葉が出てきた時には笑った
早期発症の厨2病を10年以上引きずってるようなもんなのかな
小学生時代にははさみで足を切ったりしていた、中学時代にリストカットをしては見せびらかすことが学年で流行っていたのを幼稚な人たちだなと思いながら結局自分も影ではリストカットを繰り返していた。
高校時代には具体的に死ぬ方法を求めて自殺マニュアルとか自殺のコストとか南条あやとか買って、そこからネットにハマって、自傷行為を繰り返す日記をつづっている人たちの日記を読んだり、たまに掲示板なんかで全然関係ない趣味の話とかしてた
大学に入ってからは一人暮らしを始めて結構楽しくやれていたと思うのにやっぱり折に触れて死にたくなる
別に生きているのが辛いとかそう言うことは全然ない
自分の人生に頑張って乗り越えられない壁は今のところなかったし、多分これからもそこまでの壁はないんじゃないかと思う
まぁ、非コミュだし、デブス喪だし、性格悪いし、どもりだけど、これまで何とかなったんだし。
でも、ただ、なんか死にたい
別にうつ病とかじゃないと思う。食べ物を食べて美味しいとかまずいとか思うし、眠くなるし、面白い映画見れば笑うし。
続きが気になるドラマとか、行きたい場所とか、食べたいものとか、世に言うところの未練もたくさんある。
長女だし両親の老後とか、祖父母の老い先だとか、あとは妹の大学受験とか就職とかも気になる。
でもやっぱり「確実に死ぬ方法がありますよ」って言われたら迷わず死ぬと思う
「大学生の自分」は想像できていたけど「社会人の自分」は想像したことなくて、ぶっちゃけ今でも想像できない
何となく、今が節目なんじゃないかなと思ってる
今を乗り越えたら、多分そのまま「世間並み」を目標にしてそれなりに生きていくと思う
でも、乗り越えても大していいことなんて無いよね
鬱病の父と統合失調症の母の間に生まれたサラブレッドが家族について語るよ。
家族構成は,祖父・父母・兄・私の5人家族だった。祖父は農業を営んでいて,死ぬ前の日まで農家仕事をしていた。父はそこそこ名の通っている企業に勤めていた。母は専業主婦で,特にパートとかにでることもなかった。
母が入院してもお見舞いに行っちゃだめだったり,両親とも月に2回くらい遠くの病院に通院してたり,車がセドリックじゃなくなったり,父の会社が変わったらしいことを聞いたり(今思うとうつで休みすぎてクビになったんだとおもう)私だけ小学校の月謝(?)を払わなくてよくなったり,母がキレるとものすごい暴力をふるってきて汚いことばでののしってきてしかも後になるとその時の記憶がなくなっているらしくても,毎朝母が父の欠勤連絡をしていて,そのたびに父に切れていても,まあ普通の家とかわんないと思っていた。
小6のときに先生に「私って月謝払わなくてすんでお得なんだね」なんて平気で言ったりしてた。今思うと死ぬほど恥ずかしい。大して家族に関心もなかったんだと思う。父の仕事のこととか一度も聞かなかったし,母は,しんどそうなときに話しかけるとすぐボコボコにしてきた。
私が決定的になんかおかしいと思ったのはものすごく遅くて,中3の時だった。高校に行くための奨学金の書類を書かなくてはいけなくなって,そこで両親ともに手帳をもっていて年金をもらっていて父親はとっくに名の通った企業はやめていてアルバイト同然で親戚筋にやとってもらっていることを知った。なんてのんきなんだろう。そのくらい家族に関心がなかった。ついでに集落でうちだけなんか浮いてるのは感じていて,それはそのせいだともなんとなくわかった。衝撃的だった。
ついでになんか借金もあるらしくて,最近破産するからと離婚したらしい。どーでもいい。親戚に「おまえんち大変なんだからお前がなんとかしろ」とか言われても,しらんしよくわからんって感じ。兄だって放棄して逃げちゃったんだから,私だって逃げてもいいと思ってたし。
私は父親似で金遣いがかなり荒いし,調子いいときはばーってなんでもやっちゃってよけいなことまで口出すけど調子悪いときはなんもしなくなって責任感とかない。正直クズだし,父みたくなりたくないけどなるんだろーなーって思う。
どうしてこんなことを書いたかというと,知り合いで「メンヘラは日本じゃ理解されなくて大変」とかいってた人がいて,その人がやたらWeb上に飲んでる薬の名前とか書きまくってて,「南条あや全盛のころから思ってたんですけどなんでそういうことWebに書きたがるんですか」ってきいたら,「理解のある人か同じメンヘラにしか言わない」とか言ってて,親の記憶から鬱とかに嫌悪感のありまくる自分はどうしたらいいかわからなくなった。
この話題は、個人的には自分のブログに書くのはちょっと気が引けるので、増田を使わせていただきます。もーしわけない。
なるべく分かる人にはばれるよう、普段の文体で書いてみる。
実はおいらには恋人「らしき」お相手が居ます。でもその馴れ初めって言うのが世間体的に言えばとてもじゃないけど誉められた物じゃあないのですよ。
おいらには友達が居ました。彼女は、その友達の奥さんでした。
ある日、その友達がうつ病になりました。実際のところ、彼らが結婚する前から、彼にはそういう気があったというか、その手のお薬大好きだったというか、南条あやシンパだったというか、まぁそんな感じだったのですが、いい加減冗談ではすまない状態になってきてしまって、アームカットは繰り返すわブログでは構ってちゃんになるわ突然死ぬとか言い出して夜中に家を飛び出すわで結構大変だったんです。とくに奥さんが。
で、おいらとしては、当時はやっぱり親友だと思っていたし、同業者でもあったしで、助けたいと思ったのですよ。それで、腐れ縁の仲間内ってのが他にも数名いたんだけど、実質おいらが中心に、何かしら理由をつけて時々お見舞いに行ったり、電話とかで相談に乗ったり、「死にたいようわーん」な電話を受けて話を聞いたりとかしていたわけだ。
ところがそうやって行動に出たのが仇となったと言うべきか、いや、仇だなんておいらは思いたくないんだけど、まぁよーするに彼女と関係を持ってしまった。おいらはそのとき少なからず自分の弱さと芯の無さを恥じたし、その思いは今でも引きずっていて、暗い影を落としている。彼女も彼女で、彼からも彼の家族からも理不尽なほどに頼られる日々に疲弊し、外部に救いを求めてしまっていた面はあったとはいえ、そういう状況に至ってしまったことをやっぱり恥じていたし、彼への不誠実を今でも気に病んでいる。絶対に許されないことをしたという思いで僕らは通じているし、その思いで通じているからこそ、お互いに次のステップへ踏み出せずに時を過ごしている、っていう面もある。
ただ、あのときおいらが行動を起こさなかった場合に、彼女がどうなっていたのか、っていうのは、想像するととても恐ろしくて、おぞましくて、それだけはどうしても避けなきゃならなかった。なにより、あいつが愛するかけがえのない存在を、あいつ自身が苦しめているという状況を傍観できるほど、おいらはできた人間じゃなかったんだ。彼女はあのとき明らかに介護うつになっていたし、今でも心療内科に通って薬を服用し続けている。お酒はなるべく控えるように言っているし、実際控えていらっさるんだけど、時々仲間内で飲みに行って図らずも飲み過ぎてしまったりすると、帰り道に突然過呼吸を起こして泣き叫びながら、近くを通る車の音とかに過剰反応して「××くん死なないでーっ、死んじゃ嫌ぁーっ」とか叫んだり、「おねがい●●、××くん助けて、助けて、、、」とか懇願してきたりするんだ (もちろん記憶は残ってないけど)。彼女の背負う十字架は、きっとおいらの背負うそれとは比較にならないほど重く鋭くて、それを思うとそれはそれで、おいらも辛くなってくる。
その友達とはここ 2年ほど交流どころかお互いに音信もなくて、実際彼がその後どうなったかはおいらは知らない。病気が完治せずとも、多少は和らいで、あるいは和らがなくとも病気とうまく付き合いながら、それでも生き続けてくれていることをおいらは願う。そんなおいらは、自分でも反吐が出るほど、つくづく身勝手だ。許して欲しいなんてこれっぽっちも思わないし、むしろいつおいらのことを殺しに来ても、仕方がないんじゃないかとすら思う。
で、そんな経験をしてしまったおいらとしては、ナンパ容認派の論に反発する代表的な指摘としての、「相手のあることなんだから、誠意を持って接するべきだ」とする論については、実に耳が痛い限りで、事実として起こっていることと、その出来事に参加する人間の力関係を勘案した結果、友人を裏切って悪人になり切るという選択しかできなかったおいらに言わせれば、理想論だよな、としか思えないんだ。一言に相手と言ったって、慕うべき異性ただ一人じゃないんだぜ。あなたに掛け替えのない人ができたとして、その人にはすでに慕うべき別の人がいるのかも知れないし、それが居ないとしても、その人には親兄弟も居れば友人も居るだろう。異性だが恋人ではない、しかし相談相手だとか仕事仲間だとかと言うことで絶対に切り離せない間柄の人、というのもいるかも知れない (ソウルメイトなんて陳腐な言葉じゃ語り尽くせないような)。あるいは逆に、彼 (彼女) を恨む人間だっているかも知れないし、血縁関係の中でも君の常識とはかけ離れた常識で日々の活動が回っているかも知れない。親同士が折り合えない場合だってあり得るし、君の両親が君の大切な人を苦しめることだってあり得るんだ。誰かと関係を持つっていうことは、すなわちそういういろんな人との二次的な関係をも受け入れる、っていうことだ。じゃあそのすべての人々に対して、誰もが全く困らないように配慮しきることが必要なのか? それのみを以て「誠意」と評されるべきなのか?
もちろん、理想は「みんな仲良く」かもしれないな。おいらはそれを強要する学校教育を敵視する。どうやったって仲良くなれない相手はいる。どうやっても仲良くなりようのない状況はある。でもそれだって全部受け入れた上で、それでも行動しないことには、愛しい相手と結ばれるどころか、自分の意志を貫くことすら、できやしないんじゃないのか?
だからといって、じゃあ女をモノとしか思っていないナンパ DQN 野郎が許せるのかって言われりゃあ、そりゃあまあ彼らが本当にそういう精神性で動いているならおいらだって軽蔑するけれども、実際問題としてナンパしてるやつらがみんながみんなそんな非人間なのかと言われると、おいらとしては疑問を抱かざるを得ない。おいらの友人にも軟派野郎は居るけんども (いっしょにやろうぜって誘われたこともある、ノらなかったけど)、彼がそのときそのときで付き合っていた女性に対する誠意ってのは尋常じゃなかったし、確かに端から見れば女とっかえひっかえなんだけど、誰かとの関係が失敗に終わる度に、割と長い時間を一人の時間に割いては、自分の至らない部分についてしっかりと直視してた。それもただ反省するだけじゃなくて、そういう物の一つ一つに対して、割り切れる物と割り切れない物とをしっかり区別もしていた。
こういう人はどうなるかって言うと、人とのつきあい方がどんどんうまくなっていくんだ。そして誰に対しても臆せず接せられるようになる。人生経験がものすごく豊富になる。だから人間関係で困っている人に対しても、ものすごく適切にアドバイスできるようになる。
そりゃあ、若い内は無茶もするだろう。考え至らないところが多いから、結果論として人を人として見れていなかった部分ってのが仇になる。でもそうやって痛い目見た結果として、めちゃめちゃ懐の大きい大人ができあがる。そういう人間に、出会いを求めることの大切さを説かれちゃったりすると、偶発的な出会いに由来する付き合い以外を否定したがる純情ボーヤ的には、返せる言葉を失っちゃうんだ。
だから、誤解を承知でこれだけは言っておきたい。
出会いを求めること自体は、悪い事じゃない。むしろとてもいいことだ。
誠意とかは「後付け」でいい。割とそれで十分だ。
おいらはどちらの精神性がより正しいのかを議論するのはナンセンスだと思う。
もちろん、自身に築いてしまった倫理観を打ち崩すのは簡単な事じゃないし、それを超えて向こう側にいる人と打ち解けあえって言うのも無理な話だ。
ただ、この相容れない精神性が、利害を共有して組んだときには、割と大きな力になるんじゃないかな、と言うのはなんとなーく妄想する。
純情無垢で geek な君は、彼らに自分らが作った商品のすばらしさを説得する練習をしておくといいかもしれない。
走り書きだから誤字とかありそうな気がするし、あとでちょくちょく修正加えるかもー。