「制度」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 制度とは

2024-05-06

フレックスタイムって子育て中の人のためにある?

ゆとりZ世代戯言を書き殴る。

最近テレワークとかフレックスタイムとか週休3日とか時短勤務とか、柔軟な働き方に向けて色々な制度が導入されている。

うちの会社にもそういう制度が導入されているけど、どうやら人によっては、「一般常識」として「理由」が無いとこういう制度は使ったら「ダメ」らしい。

例えば、「子供が熱を出してしまって…」「子供の送り迎えのために…」という理由だったらテレワークフレックスタイムOKらしい。

しかし、「朝もう少し寝ていたいから」とか「遊びに行きたいから」という理由だとダメらしい。

こういう制度って自分仕事効率を上げたりワークライフバランスを向上させるものだと思っていたけど、実際はやむを得ない事情対応するためのものなのだろうか?

仕事えこなしていれば制度自由に使って調整すればいいと思っていたけど、その考えは甘いのだろうか?

あとなんだか、子供いるかどうかでだいぶ変わってくるのは違和感がある。子供がいれば産休、育休、時短勤務とかもあるのに。

私の考えって甘いのだろうか…

anond:20240506193333

こうやって男は結婚という制度に絡め取られていくんだね....

anond:20240506175053

じゃあ有給休暇制度も辞めちゃえば?

年間10日として40年働くなら400日

育休より日数多いけど?

しかしたらわからない人ように追記すると

育休よりも日数の多い有給休暇に誰も文句を言わず

スキル所得社会的地位の向上の機会を奪われず

女性の低待遇に繋がらないのは

男性女性と同様に利用するから

だよ

予言:今から10年後、日本の手厚すぎる育児制度は目の敵にされる

X(Twitter)のフェミやリベラルやママ垢の日本像ってかなり歪んでないか

日本の産前・産後・育休制度国際的に極めて手厚いことが示された。

ここに私は予言する。

予言内容

これから10年後、日本の手厚い育児制度は、どちらかというとその導入を主導してきたジェンダー論者(女性学でもフェミニズムでもリベラルでも何でも良いが)や、その影響力の強い政党(今なら立憲とか共産党だが将来どうなってるかは知らん)から批判を浴びるだろう。

批判理由

概ね以下のような批判となるだろう。

◯長期の育休産休制度があり、またそれを取ることが推奨されたせいでスキル所得社会的地位の向上の機会を奪われた。

◯この手厚い長期の産休育休は女性の低待遇固定化し、家庭に縛り付けるために敢えて導入されたものだ。

◯米英を見よ、彼らはすぐに職場復帰してキャリアに穴があかないようにしているではないか。それに比べて日本男女差別が残っている。

長期職場を離れるせいで地位向上が目指せないというのはゴールディンの議論のとおりで、日本ジェンダーギャップ指数が低い理由の一つになっているなどある程度筋が通っているのがたちが悪い。問題は誰が望んだかだと思うんだが。

まとめ

近い将来、日本の手厚い育児政策は、それを必要だとしてきた者たちにより猛批判を浴びるだろう。

キャッチフレーズは「私達は休まさせられた」だろうか。

10年としたのはだいぶ安全よりで、3年以内にその兆候が見られ、5年以内にそういった論調リベラル論壇では標準的になっていると予想している。

anond:20240505020820

そもそもシンママ貧困世界でもトップクラスで深刻な上に日本親権制度での共同親権かい少子化促進政策してて育休取らない育児家事しない男性への「父親失格、人間失格」という社会的圧力はほぼなし


痴漢ポルノや歪んだマンファンタジーよりも、それに苦言を呈する女性非難が集まる国

女性社会進出なんかなくったって

こんな国で若いから子育てするわけないだろ

anond:20240505170917

逆に男性が育休を取らない土壌があったから、ここまで育休制度が充実してるのではないか

転勤には転勤手当つけるべき

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD115EM0R10C24A4000000/

弊社、全国転勤あり企業就業規則にもそう書いてある。

ただ、いわゆる僻地だとか、都市からちょっと離れたところとか、雪深いところは敬遠されがちだし、子持ち様とか共働き、子持ち様は露骨配慮される。

自分は子持ちだけど、誰かがやらんとなーというのと、奥さん専業主婦派なので、山奥でも海辺でも転勤してきてる。月些少だけど転勤手当もあったし、昇進に考慮されるところもあったしね。

それが制度転換で各種手当を軒並み廃止して基本給を上げるということになった。

これまでゴネ得で本社近郊でウロチョロしてたやつと同じ給料水準になっちゃったのよ。やってらんない。

そうなってくると、蓄財という観点と、負担平等性という観点で、子ども小学校のうちは出身地がいいなぁと思うようになってきたけど、既にレッテルというか、「あいつは転勤できる」ってなってるっぽいのよね。

昇進も女性は99%上がるし、そうなると椅子の数もなくなる。もちろん都市部のいい席は全部女性

もう山奥でもどこでも行くから管理職手当並みに転勤手当つけてくださいよ。世の中歪だよ。

働く女性やワーパパ様のおかげで自分専業主婦奥さん負担押し付けられすぎだと思うの!これから生産世代になる独身者もかわいそうだよ。

機能不全家族家族ケア要員としての子供の人生貧乏くじみたいだ

初めて増田を書く。

口語的になるように、書き方は「だ・である調」で統一する。

反応が来るかはわからないが、読んでくれる方がいれば、ありがとう

余り詳しくは書かないが、端折ると、子供の頃から家族続柄家族構成は伏せるが片親ではない)に何か言うと、「嫌なら出ていけ!」しか言われず、当然中高生が出ていけるはずもなく、実家にいること自体ストレスだったが、高校高校に行かせてもらえているではないかという反論については、公立だし、現実的にその年で実家を出るのは無理だし、今時施設でも高校くらいは行かせるのだから、仮に高校すら行かせないのならば、施設以下の家庭ということで、施設に行っていたと思う。)卒業以降は家を出て、紆余曲折を経て、今は自力で生きており、成人以降のお金に関してはほとんど(基本的には自力だが些細なものも入れると厳密には0ではないため)自分で出してきた。

それだけでなく、下のきょうだい学費高校卒業以降の学校)等も負担して(これは自分意志だが他の家族が頼りないのもある。返してもらう約束というかきょうだい本人の望みもあって借用書は作った。)、無事に就職・成人した。

実家には全く帰っていないわけではなく、一般的な頻度では帰っている部類に入るのかもしれない。

しかし、帰ってもストレスをためずに帰れたことがほぼないし、理由も住んでいたところが閉まるか、用事があるからほとんどで、自分意志で帰ったことは皆無だと思う。

一部の家族とは交流も連絡もしていたが、間違っても実家に帰ろうとは思わなかった。

不幸な自分自慢をする気は毛頭ないが、機能不全家族ではあると思う。

そのような最中比較的連絡も取っていた家族きょうだいではない。家族の中できょうだいだけは好き。)が、第三者迷惑をかけるようなことをした。

正直自分は知らなかった上に、他の家族は知っていたのに対処していなかったのを知った。

とりあえずできることはしているし、本人の話も聞くつもりではいるし、正直自分が悪いとは思わないが、自分人生はどこまでも彼らの尻拭いなのかもしれない。

からと言って無視するとか、自分がグレるとかは違うと思う。

結局家族に影響されていることには変わりないからだ。

そう言えば、出していないが、助けてくれという名のタカり(返す気のない貸してほしいですらなく無期限に援助してくれという意味だと思う。)もされた。

タカられた後に半狂乱になってしまい、すぐに帰って有耶無耶になった。

ちなみに、「嫌なら出ていけ!」と叫ぶのも、第三者迷惑がかかることをしたのも、申し訳のなさの欠片もないくらい当然のような顔で援助を頼んできたのも、全員別の続柄だ。

陰キャ、友人なし、恋人なしの負の役満三重苦ではあるが、自分の食い扶持は自分で保ち、人様の迷惑にならないということはしてきた。

逆に言えば、仮にそのような存在がいても確実に負の影響を与えてしまうだろうし、正直いても意味がないと思ってしまうからなのもある。

もっと言えばそのような存在存在意義もよくわからない。

血縁もない、仕事関係でもない人間との交流する意味もわからないし、他者自分を癒やすために存在しているわけでもなく、その逆もしかりだからだ。

それこそ、友人や恋人無意味ならば、「結婚」によって救われないのかという意見もありそうだが、もっと理解不能だ。

場合によっては余計に問題が増えそうだし、その「他者」と法的な契約を交わすのは、単純な交流よりも遥かに恐ろしい。

そして最終的に「結婚」は「子供のための制度であるという本質リフレインするのだが、そこは単純に自分家族うんぬんはさしおいて、そこを逃げる場所にしたくないという思いがある。

少なくともそこを理解せずに逃げる場所としてしまうから虐待というか毒親気質連鎖しがちなのかなとも思う。

(ちなみに反出生主義者ではない。)

だかと言って有料のどこかに相談する気にもなれない。

正直「なぜお金を払ってまで自分が…。」という気持ちもあるのと、具体的に何がどう救われるかもわからいからだ。

大切なのは現実的に起こった事柄に対するできる限りの対処お金しかないと思っているのもある。

自分人生他責責任転嫁する気は毛頭ないが、親ガチャ本質遺伝子文化資本もそうだが、「自分のせいではないことでも悪い形で影響を受けることがある」「場合によってはその尻拭いもすることになる」だと思う。

自分は「親の扶養義務」や「介護」を非常に恐れている。

出ていけと言ってきたくせに、将来彼らはそれを理由自分寄生してくるのではないかと。

なぜならば、法律で決められた紛うことなき「義務」だからだ。

身体的な虐待をされたわけでもない、扶養義務は果たされた、現時点では何も援助していない。

今のところ目に見える問題点はなく、人によっては自分反抗期の延長に見えるのかもしれない。

しか自分家族は、やはりどこか狂っていると思う。

反出生主義者ではないが、少なくとも子供に対して「自分たちが望んで作った」あるいは「自分たちの行為でできた」くらいはわかっていれば、少なくとも自分家族のようにはならないと思う。

理解のある他者よりも倫理のある家族が欲しかった。

anond:20240505143530

まじで自治体を教えてほしい…

世帯年収増田より少ないのに、双子から6万かかってる…(第二子半額制度

anond:20240506005725

実は昭和よりもさら母親負担は減っているんだけどな

フェミ価値観昭和現実制度は令和だからそこに違和感があるんだよ

2024-05-05

anond:20240505203650

共働きでも家事育児やらずに平気でいられる人がまだまだ多いよな

長期の育休取得も保育園対応時短リスクを負わずにすむなら押し付けよう精神でいるのも同じ

交互にとっても家事育児はまともにやるって言い切れないレベルの低さだよな

まずは父親も恵まれ制度を利用して長期で育休とる実績から

anond:20240505210815

制度の使い方が下手じゃね?

認可外とか認証の補助制度めちゃめちゃ便利だぞ

大抵の認可外が5万円〜7万円くらい。

上に出てる渋谷区の補助で第一子でも4万円出るから1万円でいける

増田があげた国のジェンダーギャップ指数10位以下の国ばかりな

日本世界一育休制度が良い国

でも男性が取らないかジェンダーギャップが生まれ

男性もフルで取得できるのだから取得すればいいだけだが、取得せず働き続けることで会社評価をあげている

その流れで女性に育休使うなと言い出すのが増田のような人

コレって何かに似てるのわかる?有休だよ

以前は有休があっても使えなかった。使わない方が得だったか

でも有休使う義務はできてからは皆が休めるようになってみんな幸せになった

育休も同じことをすれば良いだけ

夫も妻も最低6ヶ月は取得するように義務付ければいい

もちろん同時に取得する必要はない。合わせて1年取ればいい

ちなみに育休取得率で語るのは間違い

男性の育休は数日なので、取得率✖️取得日数で考えようね

元増田の論は「みんな有休使わない方がいい」パターンの話であって

ジェンダーギャップ指数1位のアイスランドは「みんな有休使いましょう」パターン

ちなみに元増田があげた国のジェンダーギャップ指数10位以下の国ばかりな

ちなみにちなみに2位のフィンランドも男女が均等に取得するような制度になっている

anond:20240505143530

anond:20240505030127

ちょっと馬鹿

 

  1. ユダヤ区域は初めはカトリック前のローマイスラム前のペルシャ寄生ユダヤ属州
  2. 紀元1世紀ユダヤ教徒は十分の一税を支払っており(ハコモノ神殿不要になり)、独立戦争をして負けたのでディアスポラ(各地に潜伏)
  3. 6世紀ユダヤ教徒がヒムヤル王国乗っ取りカトリック虐殺
  4. 7世紀イスラム教が発明され、ヒムヤル王国イスラム改宗
  5. 10世紀ハプスブルク(親ユダヤ)が現れ土地を求め、カトリック11世紀イスラムを敵視して十字軍を開始
  6. 15世紀新大陸発見され、ハプスブルグカール5世司教領地動説は用済みとし、プロテスタント入植者支援
  7. 18世紀産業革命のあと、消費者必要になり、奴隷制廃止
  8. 原爆発明に至って植民地は足手まといになり、2度の大戦を経て植民地制度廃止、軍を縮小(米国以外)
  9. 21世紀組織的テロが増え、小国たちは、ユダヤ先進国任せではヤバいと気付いてはい

 

分かった?

anond:20240505162157

育休の期間は長い(世界一)が取得率は低い方だろ

https://news.yahoo.co.jp/articles/1195c7f5e9d5ffc061068fb7c2992cc17a34c78a

各国、制度や算出方法が異なるものの、ドイツでは2019年父親の育休手当受給率は43.5%と過去最高を記録した。アイスランド男性育児休業取得率は74%という統計もある。アイスランドは、世界ジェンダーギャップ指数が14年連続1位である

一方、日本は146か国中125位で、先進国の中では最低レベルアジア諸国の中では中国韓国ASEAN諸国より低い結果だった。

anond:20240505160517

なんで制度があるのに父親はとれないんだろうね

anond:20240505143530

共産党や立憲の流すデマに騙された被害者とも言える

便利な制度があるのにそれを教えないでデマバラまくやり方は政治家として良くないよ

anond:20240505143530

反抗期中学生みたいなもんで嫌っているように見えるけど国に甘えてるだけやで

現実絶望したくないか世界のどこかにもっと素晴らしい制度社会があるに違いないって認知的不協和解消してる面もあるやろうけど

あと左派は「欧米に追い付けないのは自民党の失政のせいだから政権交代しましょう」っていうわかりやすストーリーに落とし込みたいやろうしな

anond:20240504033448

害のない弱男って何のために生きてるのかよくわからん

社会に爪痕残せないんだったら死んだ方がいいよ

福祉制度邪魔人類発展の邪魔しかならんし

2024-05-04

安楽死制度推進派の俺の尻から血便が出た

40歳

たかが血便が出た程度で死の恐怖を感じてしまった

でもそれでやはり思うのは安楽死制度を早くくれってことなんだよな

こういうちょっとした兆候から死の恐怖にさいなまれ人生をあと何十年も送るの嫌じゃん

体が元気なうちに頑張ることが貯金ではなく人生謳歌でありたい

長生リスクのために現役時代労働で埋め尽くすって、そんな人生おかしいだろ

もう仕事はいいから、ここから自由に生きさせてくれ

そんで自分の財布が空になったら人生から退場させてくれ

いきなり「はい、終わりですよ~」って終わりになる人生は嫌だ

若いからリベラル」 という現象

職場若い子が結婚するというので、姓はどうするのかと聞いたところ、日本ではもう選択夫婦別姓制度が導入されているものだと思っていたらしく、考えもしなかったとのことだった。

夫婦別姓あたりまえですよね~」とのことだったのだけど、その辺の基礎知識もないまま同制度に賛成してんのは、理屈根拠もないまま雰囲気で言っているだけで、将来的には雰囲気保守守旧派にも転じ得るんだろうなぁと思った。

そう考えると今は超保守的なお局様や役員たちも、昔はリベラルだったんだろうなと思えて感慨深い。



追記:俺が選択夫婦別姓制度に反対していると思っていると思しきトラバがぶら下がっているが、反対していません。書いてない文意を読み込みすぎ。

2024-05-03

学歴コンプレックス自殺することになった

学歴コンプレックスで長らく悩み続け、いよいよ自殺をすることになった。

日本安楽死制度が整備されているのであれば、今すぐにでも申請し、「一件落着」だが、残念なことに今の日本にそのような制度はないので仕方がない。

もちろん死ぬのは怖い。本当に怖い。

ただ、もはや自分の知能の低さを規定しているこのDNAが、それ故に生まれながらに高学歴を得られないことを決定づけているこの劣ったDNAが、それにより構成されているバカで劣等な自分自身の存在のものが、生理的気持ち悪くて仕方がない。

知的社会たる現代日本では高学歴を有さない者は、基本的に「人」そのものとして劣っているとみなされる。

卒業大学名前がそのまま当人知的能力の全てを、ともすると人間としての価値ランクをまるごと規定してしまう。

学歴能力指標にとどまらず、内面の繊細さや思慮の深遠さ、人としての毛並みや美しさまでもを規定する。

そのような地獄の知能カースト社会において、低学歴が人としての尊厳や誇りを持って生きられるはずもなく、したがって幸福に生きられるはずもない。

もし低学歴者が高学歴の連中の目に「幸福に生きている」ように映ったとすれば、「動物園ではしゃいでいる猿」に対する眼差しと同様のそれを向けられる。

結局は、どう転んでも待っているのは地獄のもの

現代日本において低知能に生まれた(私のような)低学歴者は、言わば戦前アメリカに生まれ黒人と同じなのだ

そこに救いはない。

早く楽になりたい。苦しい、苦しい。

私は極めて難しいペーパーテストにより先天的に知能の高い者以外を(事実上)排除する、この国の上位大学入試形態によって殺されたようなもの

社会メディア、ことにインターネットにおいて無秩序に猛威を振るう、アパルトヘイト級の学歴至上主義学歴差別によって殺されたようなもの

来世は知的に優秀なDNAと、それにより形成される明敏な頭脳を持って生まれて来たい。ただそれだけだ。

さようなら

教職員組合を退会した話

こちらの投稿に感銘を受けたので、私の体験を書こうと思う。

https://x.com/noeasywalk/status/1786037637058535611

私はこの方とは逆で、組合を途中でやめたものだし、そこまで大きな話はなにもない。ただ、どうして組合員が低下しているのか、運営をしている方に伝わってほしいと思う。ただ、10年ほど前の話なので、今とは違うかもしれないということはご留意いただきたい。

私はある政令指定都市小学校教員をしている。組合は初任のときに入った。勧誘を受けたというより、職場のほぼ全員が加入していたので、「入るのが当たり前」という雰囲気にとてもじゃないが抗うことなどできなかった。私の働く都市組合は規模も大きく、どの学校に行っても、7、8割は加入している。

仕事内容など説明を受けないまま入ったが、正直に言えば、いったいなんの活動をしているのか、最後までわからずじまいだった。とにかく、動員・研修署名。その繰り返しだった。

動員はノルマがある。年に数回あるイベントに、入っている組合員で割り振られる。急に(少なくとも私にはそう思えた)「ここに行ってほしい」と言われることもあり、仕事を終えて会場や路上に行くこともあった。プラカードをもち、シュプレヒコールを上げている。「憲法改正反対!」とか、「自民党を倒せ」みたいなやつだ。これがいったい、教員処遇となんの関係があるのか、私にはよくわからず、ただぼうっと立ったままそこにいるだけだった。

研修夏季休暇や課業後に行われる。授業研究会のようなもので、テーマが割り振られ、指導案などをつくり、壇上などで発表する。これも学校ごとに年ごとに役割が決まっている。私がしたものは、「おんなじのでいいから」と、前々からある指導案を少し手直ししたものを発表した。これは年に何回かあり、自分の発表がなくとも、他の学校のものを見に行く義務があった。

ストは1回だけしかたことがある。給与改定かなにかの交渉本部がしているということで、朝組合員で一室に集まり、授業が始まるまで待った。結局、委員会がなにか譲歩をしたのか、組合側が譲歩したのか、よくわからないままストは中止された。それからは、ストの話は一度もない。

そして、これらのことは、全て勤務時間外か、勤務中に行われた。

何年かして、私の家族の具合が悪くなり、医療費やそれに類するもので、保険診療だけで20万円を超えるぐらいになった。加えて、子どもも生まれ育児にも時間を割かれた。組合費は月5000円ほどかかっており、前述したように、授業準備や家族との時間を削って動員などにも参加することは、かなり負担になっていた。ついに耐えきれなくなり、分会長相談し、組合運営に退会願いを申し出た。特に留意されることもなく、すんなりと退会することができたので、嫌味のひとつでも言われるのではないか危惧していた私としては拍子抜けした。

だが、どちらかというと周りの組合員の反応の方が私には堪えた。いわゆる分会というものが校内で開かれると、私は職員室に残ったままなので、私が退会したことはすぐに伝わる。みななにか言うわけでないが、遠巻きにされる印象はある。直接「なんかあったときあなたは守れないから」と、皮肉めいて言ってきた職員もいた。学校を異動しても、組合員の割合は高いので、すぐに質問をされる。子どももいたので、フレックス看護休暇などの制度を使っていると「子育てして制度恩恵を受けているくせに組合に入らないのは何事だ」と言う職員もいた。私は、すみません、いろいろありまして、と頭を下げて答える。一度、事情説明すればわかってもらえるのかと、家庭の状況を伝えたこともあったが、「みんな状況は同じだ」「だからこそ組合に入ってみんなでよくしていかなければならない」と、彼我の隔たりを感じ、それ以降は説明することを諦めた。

でも、と私は思う。果たして、いまある制度境遇に、いったいどれだけ組合が関与したのだろうか。どちらかというと、世間の流れや、他県の事案に追随した結果なのではないか。よしんばそこに組合努力があったとしても、どうして、いち組合員にそのように言われなければならないのか。権利行使するには、金を払い、労働力差しさなければならないのか。それをしない者を、できない者を排除してきたのが、凋落している組合本質なのではないか

一度、保護者から大きめのクレームを受けたことがある。私は電話応対をしただけで、その対応はしご一般的ものであり、今でも自分瑕疵はないと思っている。だが、校長は、とにかくそ保護者に頭を下げてほしいと言ってきた。私は当初拒否をし、経緯も文書にして伝えた。周りの教員も同情的に見てくれたが、誰も助けてくれる人はいなかった。その数年前に、組合員だった職員管理職パワハラに巻き込まれとき本部にかけあってくれたのとは対照的だった。確かにそれはその通りだった。組合員でないものを助ける義理はない。だが、今回の投稿主の方が仰ってるように、それこそ新自由主義のもたらした分断なのではないだろうか。

結局私は、自ら弁護士相談し、このようなケースにおける最善の方法についてアドバイスを受けた。最終的には保護者に頭を下げることになり、彼は訴えることもちらつかせたが、弁護士の「そんな裁判引き受けるヤツいないですよ」という言葉で、毅然とした態度で望むことができた。このとき思ったのは、自分の身は自分で守るしかない、ということだった。

本当に皮肉な話だが、組合のどんな活動結果よりも、組合費の負担(年6万)と時間内外の業務がなくなったことが、私の生活いちばん楽にした。だが、それでも、私は、労働組合は必ず世の中に必要だと思っている。組合がなければ、この社会もっと悪くなっていたし、力が弱くなったとはいえ最後防波堤のような存在だ。しかし、本当に残念なことに、今の私は、私の生活を維持することに精一杯で、未来教職員労働環境まで考えることができない。だから、この先、私が組合に入ることはないだろうと思う。

そう思っていたから、今回の投稿者の方の内容は胸にしみた。特に最後の部分の「分断」を憂う内容は首肯することばかりだった。彼のような人がいたら、私はまだ組合にとどまり続けたかもしれない。

からといって、組合組合員でもない人間を助けろ、とは口を裂けても言えない。それを私の側から言うのは驕った考えだ。でも、もっとなにかできることはないのか、とも思う。いま、私は組合員ではないので、組合手紙は届かない。だから、彼らがいったい今、なにと戦っていて、どんな成果を出しているのかなにも知らない。これは本当に不幸なことではないだろうか。全国の教職員組合は、このような非組合員が、だんだんと増えていっているのだろうということに、ぜひ目を向けてほしい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん