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2014-05-19

小保方さんはコネ採用だった、は本当か?

この記事

なるべく元ソースリンクを貼っている。 ソース引用こっちの記事に移動しました

まとめは記事の最後

以下本文。

笹井さんのコネ採用説は時系列おかし

ネット上では笹井氏が小保方氏をコネ採用したといわれているがこれは時系列的におかし


笹井氏がSTAP及び小保方さんを知ったのは専攻面接時

コネで小保方さんを押したというのは時系列が合わない。

[参考]

【笹井氏の会見詳報(2)】「ほとんど若山氏の…小保方氏をリーダー抜擢した理由は…京大に詫び、仲直り」(2/4ページ) - MSN産経west

【笹井氏の会見詳報(2)】「ほとんど若山氏の…小保方氏をリーダー抜擢した理由は…京大に詫び、仲直り」(4/4ページ) - MSN産経west

小保方さんの理研採用までの経緯

ここで小保方さんの理研採用までの経緯をまとめておきたい。

小保方さんは 2011年03月 - 2013年3月まで 若山研(当時理研) の客員研究員である

まりユニットリーダー採用までの小保方さんの所属理研ではない。

知らない人用に説明しておくと客員研究員とは共同研究のための仮の身分のことだ。

実質的にはIDカード(鍵のこと。身分証ではない)を作ったり、机を貸したりするためにある。

まりゲストアカウント。当然無給。

無所属では理研の客員研究員にはなれないので素直に考えるとハーバード大カンティ研所属だろう。

若山研の客員になるまでの経緯は以下のようだ



小保方さんのポジション(センター戦略プログラム) の公募情報 を見るに3人分の人物評価書が必要である

申請課題から Vacanti 氏は確実として

小保方さんの経歴からいうと (早稲田) 常田氏、(女子医大) 大和岡野氏、(理研)若山氏 の中から残り2人か。

それでは若山さんからコネ採用はあったのだろうか?

コネ採用がなかったという証拠はない。が、あったという証拠もない。

これは疑う側が根拠を示さねばならないだろう。

理研採用

いったん小保方さんの採用の件を離れ、一般的理研採用基準について書く。

ただし、僕の私見なので注意していただきたい。

とりあえず、やまもといちろう氏の記事に少々ツッコミをいれさせてもらう

理研の人事を批判するなら、同じ口でシンガポールを目指せとか絶対に言うなよ: やまもといちろうBLOG(ブログ)

 私自身はあんまり理研には詳しくないけど、周囲には現役もOBもいるのでニュアンス的にはコネ採用クズが大量にいるんだろうという雰囲気は伝わってきます


コネ採用クズとは具体的に誰のことを言っているのかわからないが、

もしもPI、主任研究員クラスのことを指しているのなら言った人は相当な自信家だろう。

このクラス採用されるにはそれ相応の業績が必要だ。

もしもセンター長、副センタークラスを指して言っているならそれは単なる無知だ。

(副)センター長はノーベル賞クラス比喩ではない)、少なくとも日本代表する研究者である

少なくとも僕の知るかぎりはそうだ。

最近はてなブックマーク理研総合脳科学研究センターのPIの話が話題になっていた。

ぽろっ: 理研任期付きPIの苦闘

書き手理研所属ではなさそうなのと、理研BSI理研内でも特に厳しいと噂されている場所なので

その辺は差し引いて読んで欲しいが、こちらのほうが僕の知っている理研に近い。

理研はかなり徹底した成果主義、というか業績至上主義という印象を僕は持っている。コネ採用とは正反対だ。

理研名誉のため言っておくが、若手支援も力を入れている。基礎科学特別研究員とか、後述の小保方さんのポストとか。キャリアパス支援室とかもあったね)

スーパースターを引き抜きまくっているのが理研だ。

誰かが「理研読売ジャイアンツ」と呼んでいたのが一番しっくりくると思う。

それでは小保方さんの採用は何だったのか?

他のPI、主任研究員と比べて小保方さんは異例の若さかつ業績も少ない。

(さらに実際、PIとして実力不足だったことがSTAP騒ぎで露呈した)

おそらくこの辺りがコネ採用と疑われた原因ではないだろうか。

それでは小保方さんのポジションは何だったのだろう?

小保方さんの採用された「センター長戦略プログラム」とは

業績に関わらず研究計画の斬新性・独創性を評価し、若手・女性積極的採用しているポジションのことである

[参考] センター戦略プログラムとは

若手PIの積極採用

世代指導研究者の育成に貢献するため、チームリーダー等の採用においては、広く国内外へ向けた公募を行い、積

極的に若手・女性研究者を登用するよう努めている。22年度に採用したPI3名は、いずれも40歳以下である

創造研究推進プログラム (略) センター戦略プログラム (略)







理研採用審査

業績リスト、5年分の研究計画書を提出。主要な業績と研究計画についてプレゼン採用審査する。

(知らない人は研究者の採用 (追記:小保方さんのポジション 公募情報)をどうぞ。)

理研場合は各研究室ボスと外部から呼んできた教授たちが審査するかと思う。

[私見]

ところで僕にとっては「理研コネ採用」は「学振コネ採用」くらい信じられない。信じられないというよりも想像付かない。

だって宇宙の人の審査素粒子原子核やら加速器やらの人達が加わるようなかんじですよ。

例えるなら長嶋茂雄朝青龍イチローが並んでいる前で「僕はピンポンについて才能ある選手です」というプレゼンを行うようなものです。ミスターに「それでキャッチャーはどこかね?」とか言われて頭を抱えながら質疑応答するわけです。

仮に僕が優秀な野球選手ミスターに気に入られ猛烈プッシュされたとしましょう。それでも朝青龍イチローにとっては知ったこっちゃないわけで、僕はプレゼン(+業績リスト)で彼らを納得させなければならない。

(これが「コネ採用」も「学会陰謀で云々」も胡散臭くかんじる理由。)

理研にかぎらず学振しろ科研費しろ公平性を重視する審査」はだいたいこんなかんじで

「ある分野では大御所だけど僕の分野には詳しくない」人達が判定するわけです。

何で専門家審査しないかって?

ピンポン選手ピンポン選手達に評価させたらそれこそコネ採用とか、ライバル蹴落とすとかあるかもしれないでしょ?

からこうなっている。

「公平な採用システム」が裏目に出た?

こんなわけで「公平性にきわめて配慮して」作られたのが現在システムなわけだけども

その反面、「 研究能力よりも、作文能力プレゼン能力の高いやつばかり評価される」という批判は以前からあった。

プレゼン能力研究能力のうちだろ甘えんなよ!という意見もあるし、まぁ、研究能力のある人はだいたいプレゼン能力もあったりするので一概に批判もできないけど)

しかしたら小保方さんのケースは驚異的なプレゼン能力で「若手育成枠」を次々と突破してきた人なのかもしれない。

以下は小保方さんの経歴からの一部抜粋


この経歴すごいよね。STAPの件がなければ「さすが小保方さん」などと言っていたと思う。

少なくともプレゼン能力は高かったのだろう。

しかも「STAP細胞」なんて一般人も大騒ぎしたほど「わかりやすくて」「斬新」かつ「独創的」だ。

センター戦略プログラム採用されても不思議ではない。

早稲田を叩けばいいよね?

ネット上では早稲田が叩かれているが小保方さんの実際の経歴はかなり複雑だ。

以下こちらから一部抜粋したものに追加改変。



早稲田の一研究室だけならともかく、早稲田女子医大ハーバードも腐っていたというのはなんだか変だ。

どこで基礎的な教育が抜け落ちてしまったのか?

例えば、分野転向を繰り返すうちに基礎的な教育が抜け落ちてしまった可能性はあるだろうか?

早稲田を叩いておしまいにせずに冷静に見直してみるべきではないだろうか。

まとめ



僕の立場

トラバ

http://anond.hatelabo.jp/20140519175730

こういう文章を書くときは、藁人形たたきにならないように相手の意見引用することが大事だと思いました。


コメントありがとう

個人のブログ増田引用するとトラブルになりそうだな。

google検索結果貼ればいいかな?

google:小保方 コネ採用 笹井

2014-04-22

隠滅か?脳梗塞のはずのSTAP論文共著者のTWITTERが全削除

STAP論文共著者大和雅之氏はSTAP細胞の発案者であり、小保方晴子指導教授杜撰博士論文審査である

STAP論文が発表された直後に産経新聞に語っている。

「刺激で万能細胞が作れるというアイデアは、ハーバード大チャールズ・バカンティ教授と私が2010年に

それぞれ独立に思いついたことだが、小保方さんのように一生懸命やる人がチームに加わらなかったら、

今回の発見は数年単位で遅れていたと思う」

その大和雅之氏は論文不正が指摘された直後から舞台から姿を消していた。週刊誌などには「心労のための脳梗塞

と説明されてきた。1ヵ月後の学会キャンセルされていて深刻な状態が伺われる。

しかし、4月21日大和雅之氏のツイッターが突如全削除されたことが判明した。大和氏の健康状態が回復したのを

期待するむきも多い。しかしその一方で突如として削除を行った目的をいぶかしがる者もいる。

大和氏は研究不正に関しては厳しいツイート過去に繰り返しており、大和氏にとって都合が悪くなったのではないか

との意見もある。以下は一例である

川合夫妻は真面目に利益相反考えてもらわないと。ダメダメです。

大和氏の上司である岡野光夫氏には利益相反での重大な疑義が指摘されている。また大和氏自身にもセルシード

の深い利益関係が指摘されている。セルシード東京女子医大が作ったベンチャー企業であるが、

STAP論文特許女子医大が申請している。)

森口のSci Repの論文。誰が査読したのか知らんが、そいつらも責任とってほしい。

また、そいつらにレビュー回したEditor-in-chiefも猛省して欲しい。こんなジャーナル廃刊すべき。

大和氏、岡野氏、常田氏の3人には指導教授としての重大な責任が指摘されている。

小保方がSTAPの研究を始めたのは大学院時代である

その他、セルシードについての発言も複数ありそれらが都合が悪かったのではないかとの意見もある。

と、いうのも東賢太郎氏が「小保方発表で暴騰したセルシード株」というタイトル疑義を唱えているからだ。

東氏は「トレーダー千里眼の持ち主だったかクビを覚悟の肝だめしでもやっていたか」と、首をかしげている。

http://sonarmc.com/wordpress/site01/2014/03/18/

2014-03-20

博士論文コピペ問題についての雑感


STAP論文問題で、「小保方さんはむしろ被害者だったのだ」と思うようになった。ここまでコピペ常田研で蔓延していたのを見ると。ランキングから分かるように、小保方さんは明らかに氷山の一角

きっと、「論文とは、図画工作のように切り貼りして作るものだ」と、そういう文化の中で研究生活を送ってきたのだろう。小保方さんも高い学費を払って大学院に通っていたはず。それなのに、これまで、まともな指導を受ける機会がなかったのだろう。

STAP論文問題の中核は理化学研究所や笹井氏ではないと思う。博士を出した当該研究室指導の問題。

もちろん、論文広報をした理化学研究所や共著者の笹井氏の責任は、もちろん、ゼロではないと思う。しかし、博士学位を持つ研究者に、ここまで豪快な剽窃画像操作をする人が存在するとは誰も想像できないでしょう。当該研究室博士課程院生指導普通に行われていたら今回のような不正も起こらなかった訳です。理化学研究所を集中的につるし上げるのは筋違いだろうと思います

また、笹井氏は世界リードする研究者であり、理化学研究所世界リードする研究機関なわけで、こんなことで研究が停滞すると日本世界)の科学にとって大きな損失だろうと思います

博士論文画像Nature論文にも転用されているし、小保方さんに学位を出してしまった早稲田大学が、早く、今後の対応方針だけでも発表すべきだと思う。「調査中」って何を調査しているんだろう。博士論文剽窃については11jigenさんが既に徹底的に調べてくれていると思いますが。タイミングとしては、新しい学生たちが入学する前までではないでしょうか?対応が遅れれば遅れるほど、早稲田大の他の学部学生教員たちへの影響が出かねないし。

なお、小保方さんは、研究以外の世界では生きていけないと思うし、別の大学大学院に入り直して鍛え直してもらったら良いと思う。日本では顔が知られすぎているから、海外大学院が良いでしょう。ただし、バカンティ以外のところで。

早稲田大対応


審査報告書(小保方氏博士論文)」の偽造問題は非常にヤバいのでは?博士論文コピペ問題よりむしろ。(H26.3.25追記)

ハーバード大のバカンティ教授が「小保方の博士論文、もらってないし読んでない」と言っていたという報道がありました。http://www.j-cast.com/2014/03/20199793.html?igred=on

しかし、バカンティさんは博士論文審査の副査だったはずですよね?バカンティさんの主張が本当だとすると「小保方氏博士論文審査報告書は偽造」だ、ということになります博士論文自体剽窃の問題よりも遙かに大きな問題。早稲田大は直ぐにでも反論した方が良いと思いますが。

関連リンク


注:

このエントリでは、11jigen氏のブログ http://stapcells.blogspot.jp/情報をもとに博士論文コピペ量のランキングを作って掲載していました。しかし、11jigen氏自身が分かりやすランキングを掲載なさっていて、ここに同じものを書く意味もないので、このエントリからは削除しました。

2014-03-12

他の院生博士論文には剽窃がないのか@早稲田先進理工学研究科

http://anond.hatelabo.jp/20140311215101

博士論文での丸ごと剽窃、という異常事態。これは小保方氏個人の問題ではありえない。

早稲田大学大学院 先進理工学研究科 生命科学専攻 http://www.biomed.sci.waseda.ac.jp/

あるいは、指導教員常田聡氏の指導体制の問題だと思う。

こういうことがあると、先進理工学研究科の他の院生博士論文に疑いの目が向けられるのは確実。特に、小保方氏の後輩たちの博士論文は。

先進理工学研究科所属する院生名誉のためにも早稲田大学は早急に対策をするべき

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