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はてなキーワード: ルアンパバーンとは

2024-06-01

ルアンパバーンの語感のよさの半分くらいは

バーンからきている

2022-11-19

ラオス王国時代

ラーンサーン王国国王が1694年に死んだ後、王位継承で揉めて

更に近所のシャムアユタヤ王朝が介入するなどして

ルアンパバーンヴィエンチャン、チャンンパーサックの3王国に分裂した

その後も、シャムの影響を受けたりしつつ、結局フランス植民地となる

2018-08-28

ラオスブラックジャック賭博詐欺に引っかけられそうになった話

外務省海外安全情報 - ラオス

http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_020.html

だいたい上記1.(2)と同じような内容です。

場所首都ヴィエンチャン

登場人物

俺 - 俺。20代大学院生。休学してニート中。

メガネ - 50代くらいの自称ラオス人のメガネおっさん

ハゲ - メガネの甥?自称64歳カジノディーラー男。

女 - ハゲの嫁。

白髪 - ハゲが嫌いな大金持ちの男(見た目70代)。

詐欺の導入について

事の発端はメガネに話しかけられた事です。

一人でぶらぶらしているところ、“Japanese?”とだけ声をかけられました。そうだと答えると、日本のことや俺のことについて聞かれたのでしばらく話をしていましたが、この時点で相当怪しい臭いは充満していました。職業収入、旅の資金のこと、親の仕事、使っているスマートフォン価格などを聞かれていたのです。姪?娘?が日本に行くからなにかと教えてあげてほしいと言われ、怪しみつつも約束をして翌日会うことになりました。(この時にラオス詐欺情報について調べておくべきでした。)

翌日、すでに怪しんでいたこともあり意図的に予定の3時間後に約束場所に赴きましたが、メガネはまだいました。この時の俺は「こんなに待っていてくれるなら怪しくないのかな」という謎の思考により、少しばかりの猜疑心を抱いたまま彼の家へ向かうこととなります

メガネの家で

トゥクトゥクで向かったメガネの家では”ato “という名のハゲとその嫁である女を紹介されました。初めは少し雑談をし、旅のことなどを聞かれつつ食事を勧められましたが、ちょうど昼食を食べたあとであったために水だけをいただきました。(水は開封済みのペットボトルを渡されます。一瞬睡眠薬混入が頭をよぎりますが、俺は一瞬で忘れて気が緩んだ際に飲んでしまいました。結果的に水には問題は無かったようですが、飲むべきではありませんでした。)

その後日本のことを教えてほしいと言っていたことなどなかったかのように、ハゲカジノの話を始め、日本でのカジノの開始に伴ってディーラートレーニングのために日本に呼ばれたことがあると言い出し、ハゲディーラーをやっているブラックジャックルールレクチャーが始まります。この流れでなぜかイカサマレクチャーを始め、お前がカジノで俺の卓にこれば勝たせてやるよと言われました。その後、”Lee”の名を自称する白髪ハゲが嫌いな大金持ち)からハゲ電話がかかってきます。この時ハゲ白髪適当にいなしますが、しばらくして白髪ハゲの家へ訪れると、ハゲがいいチャンスだから白髪から金を巻き上げようと提案してきます。なんとタイミングのいいことでしょう、俺の猜疑心は膨れ上がる一方です。俺は自信がない、難しいからそんなことはできないと伝えましたが、メガネ帯同のもと強引に白髪とのブラックジャックが始まります

ここで教わったイカサマ、および実際のゲームにおけるイカサマはかなりお粗末でした。白髪カジノ常連だと聞かされていた俺は、こんなのに引っかかってたらカジノなんて負けばっかりで行かないだろうと感じました。詳細は後述します。

ゲームについて

このゲームでは、はじめに資金としてハゲから1000USD渡されます

当然そのゲームで私は勝ち、次のゲーム、またその次と次第にベット額が上がっていきます。私はハゲのいうままにcredit(信用払い?)を利用してゲームを続けることになります

5ゲームほど交わし、この時は一度のドロー以外全て俺が勝っていました。ここで白髪は負けたままでは帰れないと言いだし所持金全て(10センチぐらいの100USD札束2つ)をベットしてきます。ここではゲームは続きますが、その後の3,4戦で白髪の持っているチップカジノなどで用いられる現金証明となるコイン)が尽きようかというタイミングで、お前の支払い能力が信用できないからという理由で、現金又は金のアクセサリーなどで証明を求められました。

詐欺だとほぼ確信した俺の防戦

はじめにハゲは所持金の提示を求めてきます。私はバッグの中を隠しつつ、所持金の一部分である100000キップ(約1300円)、および2000バーツ(約7000円)を出します。ハゲメガネはバッグをオープンにして全て出せと言いますが、私は探していて聞こえないふりをしてしのぎました。(この金額は、所持金としておかしくなさそうで、かつ失っても我慢のできるものしました。特に強引にカバンを見られる、奪われると言ったことはありませんでした。)

当然100USD札の束に敵うはずもありません。

ハゲは俺を別の部屋に呼び出し、ハゲサポートできる現金の額や、金のアクセサリーを知らされました。

私はここで詐欺だという確信が持てました。それは、ハゲの妹が入院していて金が必要だと話されたこと。それほどの現金必要な人が金のアクセサリーをいくつも持っているはずがありません。また、以前に白髪ハゲイカサマ片棒を担いだことがあるというのです。そんな人がどうしてこんなに雑なイカサマに引っかかるようなことがあろうか。いや、ない(反語)。加えて、ハゲが口にする俺が用意するべき金額が二転三転し、どうにも定まらないのです。しかし、下手に拒否することで手荒な真似はされたくないと思った私は、ハゲデビットカードクレジットカードでも良いと言ったことにすかさず反応し、話を遮ってトイレを借りることにしました。なぜなら俺は幸運にも、数百円しか残高のないデビットカードを持っていたからです。

トイレでは、クレジットカード現金をより安全で外から見えづらい場所に移動させました。クレジットカードを入れていた財布の中には前述の、現金が数百円しか入っていないS○Iの国際キャッシュデビットカードのみを残します。ここでこの行動をとったこと、および残高のないデビットカードを持っていたことはとても幸運かつ英断であったと思います

トイレから戻ってきた俺の前には、女(ハゲの嫁)から金を借りるハゲという構図のリアリティーを持たせるための演技がなされていました。

そして俺はデビットカード保証ゲーム続行を求めますが、白髪はおそらくそれがデビットカードであったことを理由に、プラスチックは信用できないとゲーム続行を拒否します。

私は再度ハゲに別室に呼ばれ、なんとかハゲサポートできない範囲現金や金のアクセサリーを用意してほしいことを伝えられます。(メモの内容ではスマートフォンでも良いようでしたが、口頭では何も言われませんでした。)ここでは旅の詳細や大学院学費なども聞かれ、ハゲはお前にも現金必要だろうと言いますが、俺はさっき渡した現金、加えて宿にある200USD相当のタイバーツ提示したデビットカード10万円程度、残りは全て親に預けてあり、すぐには引き出せないと頑なに言い張ります。渡した現金以外の金額および親に預けてあるということは全て出鱈目です。クレジットカード提示要求されますが、私は学生であることを理由に持っていないと嘘を続けました。ここでも強引にカバンをチェックされることはありませんでした。

やり取りを続けていると、所持金のことは諦めたのか銀行に行って預金を引き出すよう言われます。私は提示した銀行の口座に残高が無いことを知っているので、とにかく外に出られるということに歓喜しつつ快諾します。

ここで厳重体制で俺に勝利確信させる作業が入った後にゲーム状況の保存をします。しかしそれ以前にも手札を残して私が部屋を離れる機会が存在するため、勝利確信させるためには不十分な体制と言わざるを得ないでしょう。

手札や掛け金などを俺と白髪の双方で厳重チェックの上でゲーム状況を保存し、すぐに銀行へ向かいます

銀行に向かうトゥクトゥクの中では、ハゲから親の職業、俺の収入などについて質問がありますが、嘘を織り交ぜつつ、俺にも親にも金がないことをアピールしておきます

ちなみにこのトゥクトゥクドライバー最初メガネと乗ったトゥクトゥクドライバーと同じでした。おそらくグルなのでしょう。

銀行へと到着し、ハゲトゥクトゥクに残してメガネ現金の引き出しに向かいますが、残高オーバーのため当然引き出すことはできません。私は金はあるはずだがなんで引き出せないのかと言った演技で乗り切り、メガネは15分くらいのうちに10回程度引き出しを試みますが遂に引き出すことはできませんでした。

メガネは諦めてハゲの待つトゥクトゥクへと向かい引き出せないことを伝えると、ハゲは口座には金がないのかと俺に聞いてきます。俺は引き出す意思アピールするために、金はあるが銀行か口座にトラブルがおきているのだろうと伝えますハゲは俺に対して、今日ゲームキャンセル出来ないか白髪に打診してみようと言い電話を掛け、私に交代します。口座がトラブルで使えないこと、ゲームキャンセルする意思を伝えると、負け続きの白髪はその提案を快諾します。

俺が協力の意思偽装していたことが功を奏したのか、メガネハゲは俺を騙せていると確信したのでしょう。ハゲ白髪に隠して抜き取っていたという100000キップと2000バーツを俺に返却し、今日は帰れ、また数時間後に電話すると言います。俺は前日にメガネに教えていた国際通話およびローミングのできない番号(実際に日本で使っている電話番号です)を使えと伝え、トゥクトゥクの料金だという100000キップのみを徴収されて無事その場で解放されました。

解放後すぐにラオス詐欺情報や宿へのルートを調べたかったのですが、道中をメガネハゲに付けられていた場合iPhoneを所有していることがバレてしまうとの考えから、何も調べることなくなんとか宿へとたどり着きました。

宿ではすぐにラオス詐欺について調べ、同じような手口が多数報告されていることを知りました。

私に連絡を取れないメガネハゲ白髪がどうしているかはわかりません。すでに宿と私の名前は把握されているため多少の恐怖感はありましたが、今後夜は出歩かないこと、昼間でも細心の注意を払って行動することを心に誓いました。

イカサマのお粗末さについて

後述するとしていたお粗末なイカサマ手法についてです。ここではブラックジャックの基礎知識があることを前提としています。(この基礎知識というのはもともと俺が持っていた多少のもの以外、全てハゲから教わったものであるため、間違いを含んでいる可能性があります。)

ここでは、私が常にブラックジャックにおける子であることを前提にレクチャーが始まりました。

ディーラーであるハゲが親の背後から手札を盗み見て、各指に割り当てた数字を利用して伏せられた親の手札を俺に知らせると同時にデッキの一番上のカードを俺に見せるというものです(親指から1,2,2,2,2で、ハゲが立てた各指の数字の合計、また、じゃんけんにおけるグーの形は10を示す。例えば、親指と人差し指を立てていれば3を示しています。)。

また、ベットレイズコール方法は、親に勝利していれば常にオールイン、およびコールしろというものでした。

俺はこの時点で、流石に雑すぎるのでは?と感じました。トランプを用いたカードゲームはただの運任せではなく、勝ち確時のチェック、少額レイズ、負け確時のハッタリなど、心理戦の要素を多分に含むものでしょう。現に白髪は一度としてフォールド、チェックを行うことはありませんでした。

白髪との実戦では、私に勝たせるためにレイズオールインの嵐です。この実戦でもイカサマ手法のお粗末さが現れていました。

ハゲは伏せた白髪カード番号を教えるために私に指を見せる必要があるわけですが、なんと白髪のすぐそばで卓に叩きつけるようにして目立たせて私に示します。いくらなんでもそんなものは怪しまれるでしょう。また、私のサポート役としてすぐ横に配置されていたメガネ白髪にはサポートだと知らされていない設定)は、私に逐一取るべき行動を耳打ちしてくるのです。それも白髪の見ている目の前で、白髪にも聞こえているであろう声量で。

これに全く気づかない白髪は負け続け、全額ベットへと誘われるわけです。

以上がラオスヴィエンチャンにおけるトランプ詐欺の詳細です。

まり文章を書くことが得意ではないので、読みづらいところ、誤植一人称のブレなどあるかもしれません。めんどくさいので詳しくチェックしていないです。

もしあなたラオスに行く、知人がラオスに行くと言うことがあれば、このような詐欺存在をぜひ頭の隅にでも留めておいていただければと思います。(この詐欺手法ラオス以外の国でも使われる場合があるようです。)

ラオス密度こそ低けれど、とても綺麗な観光地もあり良い国だと思います。もし機会があれば一度訪れてみてはいかがでしょうか。

ただ、宿泊していた宿のオーナー、およびハゲが言うところによると、首都ヴィエンチャン面白いところが何もないそうです。自然が素晴らしいバンビエン、街が世界遺産指定されているルアンパバーン 、そして古い寺院遺跡にほど近いパクセをオススメされました。たしかヴィエンチャンメコン川バスターミナル以外何もない気がします。

キレが悪いですが、めんどくさいので以上です。この出来事の後に帰った宿で、オーナーマリファナを一本だけもらったことはまた気が向けば書こうと思います。(向きません。)

以下、同様の詐欺に関する記事です。

http://imokennpi1989.blog.fc2.com/blog-entry-69.html

https://3bakayottu.com/blackjack/

https://life-traveller.com/swindle-in-asia

http://iphonedocomoss.com/201412298360

https://amazing-taraland.hatenadiary.com/entry/2018/04/08/174501

http://omomuki-tabi.tokyo/2018/01/27/%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E8%A9%90%E6%AC%BA%E6%9C%AA%E9%81%82%E3%81%AB%E9%81%AD%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1/

https://ameblo.jp/cultureguesthouse/entry-12295627100.html

2016-05-25

ピンサロアジア

ユーロビートに合わせてミラーボールが踊る。

1984年ディスコタイムスリップする。

胸の高さまでしかない壁で仕切られた1畳半の空間。ここでは踊れない。

「9番さん、十分前です」競り師のような言い回しが耳に入る。

箱に詰められたマグロが並ぶ魚市場にいる。視界に映るのは壁に囲まれ天井だけで、ふと自分マグロなのだと気づく。

「初めまして。」化繊のブラウスとチェックのスカートを履いた女の子が立っている。

僕はピンサロにいる。

ソープランドに一度だけ行ったことがある。待合室で肩をすぼめた年配者に囲まれていると病院にいるような心持がした。それに比べてピンサロに来る人は様々だ。いかつい革ジャンに片耳ピアスのお兄さん。隙のない髪形をしたサラリーマン。もちろん影の薄いおじさんも。彼らが隣の箱の中で下半身だけ服を脱いで体育座りをしていると思うと、そしてドアを一枚隔てれば代わり映えの無い日常が続いていると思うと、愉快な気持ちになる。

初めてピンサロに行ったとき、僕は18だった。俯きながら初めて来たことを伝えると、じゃあまずキスしてみよっか、と2つ年上の女の子は応じた。まだ靴紐を上手く結べなかった6つの僕の代わりに結んでくれた6つ年上の女の子を思い浮かべながらキスをした。

吉祥寺ピンサロで会った女の子キスがとても上手だった。ベルトを緩めることなく30分が過ぎ去った。また会いたいと囁いても応えは無かったが、最後に手渡してくれた営業用の名刺には彼女アドレスが記されていた。

ちょうど1週間後の新宿駅東口で彼女と再会した。ルックスはただ凡庸でどこか垢抜けなかった。それでも気合の入ったメイクと一番のお気に入りだろう花柄ワンピースに身を包んだ彼女はとても綺麗だった。

駅に近くて夜景の見れる、そして料理は酷い、個室居酒屋食事をした。

彼女栃木から出てきた、都内女子大の2年生だった。慶応とのインカレサークル所属していて、慶応生の彼氏がいた。家族仲も良く友達が少ないわけでもない普通すぎる女の子、この子があのミラーボールの下で男のペニスを咥えていること、それが僕には信じられなかった。

自己紹介代わりのありきたりな会話が終わって数秒の沈黙が生まれた。

大学ではみんなお互いを値踏みし合っていて、あそこで本当の友達を作ることなんてできないの。彼女は言った。お店で働く女の子の方が私は好き。

僕は何を言ったらいいかからなくて、絹豆腐を掬うときのように、多分そんなふうにして言葉を返した。

あなた面白い話をしてくれるわけではないけれど優しい目で聞いてくれるから好きよ。彼女はそんなことを言ってくれた。それからキスをした。横目で新宿夜景を見ながら、ここには何でもあるけど何もないのだなと思った。

それから歌舞伎町レンタルルームセックスをして、そして別れた。

長期休みにはアジアに行った。パスポート航空券お金と数日分の服と石鹸、それと地球の歩き方だけバックパックに詰めて。いつも入国したその日に3ドル以下でサンダルを買い求めた。

初めの頃はむこうで何を見るか前もって決めていた。そして地球の歩き方のページの角を折った。

ガイドブックに載っている名所を見て、食べ物を食べた。それがオリエンテーリングしかないと気づいてから日本を離れるまではガイドブックを開かないようにした。道に迷ったら拙い英語で尋ねて、宿で会う日本人に勧められた場所を訪ねた。

どこに行っても異邦人であるということが楽しかった。誰も自分を助けてくれない場所で、自分直感だけで行き先を決めること。自由だと思った。その全能感も回数を経るうちに、旅行者に与えられた選択肢の中から選び取っているだけだとわかり、失われた。

まり、僕の財布の中では福沢さんが微笑んでいて、何でも買うことができた。ただし、コンビニしか買い物をしていなかった、ということだ。

それでもアジアに行き続けた。

コルカタで、俺の車に乗れと馴れ馴れしく触ってくるタクシー運転手の汗ばんだ手。

雨に降られて入ったルアンパバーンカフェで、まとわりつく湿った服と少し粉っぽいコーヒー

ホーチミン信号の無い横断歩道で、自分の周りを通り過ぎていく原付騒音と顔にかかる排気ガス

ただ、それだけのために。

上手く人と関われない僕はピンサロアジアが好きだった。

そこでしか得られなかった何かがあった。

肌に触れる感覚があった。

 
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