半年ほど前にニコニコのゲームアツマールやふりーむ!で公開された本作。
当初から「感動できるゲーム」として紹介されていることに違和感があったのだが、最近になり有名VTuberなどによる実況動画が話題になったりと、看過し難い存在になってきたので思っていることを書こうと思う。
尚、内容のネタバレを含むのでご了承願う。
ふりーむ!では「12歳以上」とされているが、ゲームアツマールではR-18以外の表示制限がないため、実質全年齢向けとなっている。
8歳の女の子に体罰での「おしおき」ができるゲームであること。
いわゆる「ソフトリョナ」である、という部分が見えにくくなっている。
しかし、普段その嗜好がない人たちにも発見されやすく、「感動できる作品」として広められていることに危機感がある。
まず、体罰はデコピン程度であっても暴力・虐待であり、禁止されるべき行為である、ということをプレイヤーが分かっているのだろうか、という疑問がある。
例えばFPSゲームのプレイヤーが現実で殺人を行うかといえばそうではないが、それは「殺人は禁止されている行為である」という前提知識と倫理観があるからだ。
親や教師などの指導者から体罰を受けて育った人というのは残念ながら少なくない。法律で禁止されるようになったのも最近のことだ。
ましてや、一生治らない傷を負わせる暴力を振るわれる環境から、愛情のあるしつけをされる環境に移り変わるという点で、プレイヤーが暴力を振るうことに対する罪の意識を軽くし、むしろいいことであるかのように描かれている。
そのいびつさが本作の魅力でもあるのだが、「子育てをする人はプレイしたほうがいい」「(母親のような)児童虐待は絶対に許せない。幸せになってくれてよかった」等の感想を見ていると、どうも皮肉さが伝わっていないのではないかと思えて仕方がない。
そして、冒頭でも述べた対象年齢。
単純に「おしおき」を行った、という事実があるだけならばまだマシなのだが、「おしおき」を実行しようとするとデコピンのミニゲームが入るようになっている。
女の子の顔の前で指を構え、ゲージが溜まったタイミングでデコピンを行う。溜まりきっていない場合は不発となる。
当たった箇所は赤い傷ができ、女の子は涙を浮かべて怯える。理由なくおしおきをした場合は、翌日怯えた状態から始まる。
また、ルート分岐によるが、女の子に主人公が殺されるというエンドもある。
このように、暴力の描写が細かい作品が子供の目に触れることは非常に望ましくないと考えている。
ゲームアツマールでは全年齢で公開されていることから、「女の子と同じくらいの年齢の子にプレイさせて反応を見たい」という感想を見かけた。
これは言語道断、絶対にあってはならないことだが、実際今の子供は簡単にネット・YouTubeにアクセスできてしまうため、この作品を見つけてしまう可能性は十分にある。
「エルサゲート」と呼ばれる動画や、「ママがおばけになっちゃった!」で子供がトラウマを発症してしまうという話題は記憶に新しい。
作者は「えっちなゲームではないので未成年の方もぜひ」と言っているが、創作物の世界と現実世界の区別がしっかりとつけられ、尚且つ倫理観も十分に成熟した年齢になって初めて適正な年齢になると言えると思っている。
ふりーむ!で設定されている12歳という年齢が適切かどうかは議論が別れると思うが、少なくとも、全年齢か18禁でしか差のつけられないゲームアツマールのような場においては、18禁のほうに合わせるのが適当ではないかと思う。
この作品を広める際には「トゥルーエンドでも虐待は虐待である」という自覚を持ってほしい。
子供には勧めないでほしい。
以上。
ちょっと前に、漫画を読まない人はなぜのび太が三人増えたのか疑問に思うhttps://togetter.com/li/1582352
ってのがバズって、俺はそんな奴ほとんどおらんやろって思ったけど
小山田圭吾さんが辞任した。
東京オリンピック2020はオリンピックの成功というプロジェクトに向けて国民が団結して協力するという状況ではない。高度経済成長期だった1964年の東京オリンピックとは異なる。
価値観が多様化したとも言えるし、日本社会の階層化が進んだとも言えると思う。
少なくともみんなでオリンピックを盛り上げようという気持ちはない。
それどころか、国民は少なからずオリンピックに反感を抱いている。
言わばガソリンが気化して充満している状態なので、ちょっとした火の気で爆発する空気感があり、佐野健二郎、森元などが炎上してしまった。
障害者への強烈な虐待を雑誌で自慢するという特異な嗜好を持つ人間がパラリンピックの楽曲を登用するという決断は言わばガソリンが気化して充満している隣の部屋でファイアーダンスを行うようなもので、最初から炎上必至だった。
野球だと9回に抑えで出てきたクローザーが20点取られたような感じ。
組織委員会にはまだ隠しダマがあると思う。
イジメを面白おかしく言うとか暴走族でワルかった自慢とかって今の価値観だとありえないけど昔は流されてたわけで、同じく今はなんかよく考えたらありえんけど流されてる文化ってあるだろうな
まず反韓ブームとか言って人種差別が面白いことかのように言ってたやつらがキャンセルされつつあるし
オタク迫害からの揺り戻しで萌え文化とかいって今はロリコンが包含されてお目溢しされてるけど10年15年後にはこんなとんでもないことを言ってるやつがいたとか言ってキャンセルされるやつが出そう
いや、辞任求めてるでしょ。むしろ、小山田はスケープゴートとして差し出された感じはあるけどね。
五輪での感染拡大が広がってる以上、小山田がすぐにやめちゃったから、あとしばらくして政権への非難が収まらなかったら、次また誰か五輪関係で生贄に出されるよ。
タイトルにもある通りルックバックを読了した上で思ったことなんだけど、統合失調症の関係妄想で人を殺めた人間に刑罰を与えるのはおかしいよね。
個人的に少し調べたけど現実には統合失調症の影響で殺人を犯した被告に死刑判決も出ているみたいで、理由としては「計画性」とか「強い殺意」みたいなものが判決の要因らしい。
統合失調症由来の関係妄想で「計画性」をもって「強い殺意」で犯行に及んだ犯人はやっぱり統合失調症のせいで人を殺めてしまったわけだから、責任能力を認めるべきではないと思う。
コロナ対処第一だったのに、五輪第一になっちゃってるからこそ支持が落ちてる。
本来民間機関より政府が強いんだから「五輪中止の緊急事態宣言+文句あるなら日本の裁判所に来い」とするべきだった。しかしお友達の損得につながるから五輪第一にしてしまった。