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はてなキーワード: 少年Aとは

2015-06-21

少年Aは偉大なことをしたことになっている

とんでもない事をやるには、とんでもない理由必要だと思ってるんだな。

まさかアクシズ落とすのが、女を盗られた腹いせとは思わんもんな。

2015-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20150619121107

実写映画化作品を見に行くのって、少年Aの「絶歌」を買うのと似た雰囲気ある。

批判するために見たにしろ何にしろ、不届き者にお布施するのと同じ理不尽さを感じる。駄目な作品創りの共犯になるっていうか。

2015-06-18

法律家が思う少年Aの手記について

まず考えないといけないのが日本国では表現の自由憲法保障されてるってこと。

要するに少年Aが手記を書き本を出版する事自体法律的に全く問題ない。

批判として出てる遺族感情を考えろってのは全く的外れ法治国家である日本では頓珍漢な意見なんだよね。

ある本屋がこの手記を販売しないと表明したがこれも違う。

本を買う買わないは消費者判断すればいい事だし本屋言論統制みたいな事をするべきではないと思う。

戦争関連の本を販売したら戦争肯定派になるのか?

違うだろ。

無料で配れってのも違う。

犯罪者経済活動をしてはいけないのか?

遺族が望めば死ぬのが正しいのか?

医療少年院から罪を償ってない?

法治国家である日本国少年法否定する事の意味が分からない。

どうも日本人は右にならえの精神が広まってて困る。

そもそも重大事件を起こした未成年少年が大人になり書いた手記というのは社会的公共利益になると思う。

感情的批判してる人はよく考えて欲しい。

更生してないという人もいるが出所しても間違いを起こしてない時点で更生してるのではないのか。

そもそも赤の他人あなた達が発狂する事自体お門違いなんですよね。

もう一度言うけど表現の自由憲法保証されてるんですよ。

みんなもう少し冷静になろうよ。

2015-06-17

サムの息子と2匹目のドジョウ

サムの息子と2匹目のドジョウ

新聞にも載らない程度だと出版すらさせてもらえない。

たとえネオ麦茶が手記をだしても社会インパクトを思うとおそらく売れないだろう。

かといって、死刑をもらって死んだら元も子もない。

少年Aみたいに少年法に守られている、もしくは元から有名人ぐらいしか狙えなんじゃないか。

しか犯罪者差別でその後碌な仕事に就けないことを考えると、数億ぐらいの印税がないと割りに合わないんじゃないだろうか。

対して出版社リスクが低くて良いよね

2015-06-13

少年A出版!!許せん!!とか言いながら

その書評ブクマ集めまくっちゃうはてな村の人々ってかわいい

2015-06-12

少年A実名出版しないことに腹を立ててる人

もう実名が変わってるんだろう。たぶん。

少年A実名出版しないことに腹を立ててる人

お前みたいなのがいるからじゃねーのとしか

酒鬼薔薇事件から20年近く経っている

当時殺された小学生くらいの年代だったけど、あの事件はよく覚えている。

日報道されていた通り魔事件最中出来事だったのでかなりインパクトがあった。

「校門前男児の頭部」「さあゲームの始まりです」「不審な車と男性の目撃情報

そして少年A逮捕された夜の記者会見で、子供でもあんな事件を起こすことが出来るのを初めて知った。

ほかに同じころ起こった和歌山カレー事件で同じ年くらいの子供がカレーを食べただけで死んでしまったのが怖かった。

オウム事件もあって、世の中にはたくさん悪い人がいることを知った。

それから大体20年。

リアルタイム事件経験していない世代も増えているし、あの社会全体の不安事実だけで伝えきれない。

元少年Aの手記の出版には是非があるけれど、これをきっかけにあの時代のことを思い出すことは無駄ではない。

少年Aの手記によって被害者遺族が精神的苦痛を訴えた場合

少年Aが手記を出版した。

被害者遺族は手記を読まずとも、加害者一方的な手記が不特定多数に読まれることや事件話題になることで苦痛を感じることはありえると思う。

それで、精神的苦痛を受けたとして被害者遺族が出版社少年Aを訴えたいと思った場合出版社の方はできるの分かる。

刑事事件になれば少年A捜査特定されるだろうけど、刑事事件にならなかった場合匿名少年Aを訴えることはできるんだろうか。

2015-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20150611173115

Aパターン

少年A殺人犯歴あり

施設で刑期過ごす

世間不条理と戦ったりしながら生きる

殺人についての自伝出版し叩かれる←イマここ

Bパターン

米軍人Aは戦地民兵を射殺した

帰国してそれなりの扱いを受ける

PTSDに悩みながら日々を苦しんで生きる

・自らの経験セミナーで語ったり自伝出版し脚光を浴びる←そんな人いるのかどうかしらんけど

正直どうでもいい。

物議を醸すのわかってて出版してるんだから思惑どおりだよ。

少年Aはこれで印税がっぽり勝ち組だね。

少年Aの本を一言一句引用すればいいじゃん


これ読んだ

少年A 神戸連続児童殺傷事件加害者の手記「絶歌」のあとがきに怒りに震えた - ソーシャルレンディング赤裸々日記

http://quadstormferret.blog.fc2.com/blog-entry-224.html

おかげで買わなくてすんだよ、ありがとう

で思ったんだけどさ、何人かが1章ずつ「引用」してブログ書けばいいんじゃないかな

よくわかんないけど

元少年Aの手記の出版

別に出版したって良いんじゃないんですかね?遺族の許可が無くても。

少年Aある意味メディアとして、出版する自由がある。

そして、自分の事を自分で公表しているだけのように思える。なぜ遺族が関係する。

もし、これが遺族の許可が必要とすれば、報道の多くは遺族の許可が必要になると思うのだが。

また、金もうけ、と言うが、そもそも売れなきゃ、金もうけも糞も無いだろう。購買者側のモラルだ。

少年Aになれなかった男の手記。

僕はサイコパスだ。

自分以外の生物への共感性に欠けたモンスターだ。

僕は小学生の頃から生物を殺すのが好きだった。

小学二年生くらいだったか、小さなサイコパス最初ターゲット仔猫だった。

公園の片隅にいた仔猫を落ちていた鉄パイプで殴った。何度も何度も。

片目は潰れ、頭に重篤な傷を負いながらも、仔猫は生きていた。

そのうち友達が来たので、「そこに倒れてた」と嘘を吐き、みんなで仔猫保護した。

近くに大人がいたのでちょっとした騒ぎになった。

僕は犯人と名乗らず、あくま発見者の一人として一緒に仔猫の手当てした。

翌日、仔猫公園で死んでいた。僕は疑われることもなく、そのままだった。

二番目のターゲットは雀だった。

から落ちたばかりの子供だったのか、飛べずに道端を走り回っていた。

僕は雀を追いかけ、側溝へ追い落とし、逃げられなくなったところへ大きな石を落とした。

二三回繰り返したら雀は動かなくなった。死骸には唾を吐き小便をかけた。

三番目のターゲット人間だった。

特定クラスメイトを狙い、しょっちゅう首を締めた。

苦しそうに顔を歪ませるのを見るのが好きだったが、これはさすがに親の耳にも入り、叱られ止めさせられた。

この後もちょっとした虫などは殺し続けていたが、さすがに小動物は狙わなくなった。

僕は嘘吐きな性分で、同性からはよく苛められた。

同性はみな野蛮だと思い、僕は異性とばかり遊ぶようになった。

ある夏、僕は苛めていたクラスメイトを殺そうと考えた。

事故を装い高所から文鎮などを落として仕留めようと思ったが、実行はしなかった。

完遂する自信がなかったからだ。

そのうち苛めの対象は他の児童に移り、僕は人殺しにならずに済んだ。

ちょうどその頃、今話題神戸連続殺傷事件があったのだと思う。

その後も何かと殺人衝動が沸くことがあったが、実行には移さないまま季節は過ぎていった。

僕はおそらくサイコパスだ。

でも、僕は人を殺すことはなかった。

今でもその衝動妄想には悩まされているが、おそらく殺人者にはならないだろう。

では、実際に人を殺すことはなかったサイコパスな僕と、実際に人を殺してしまったサイコパス犯罪者とではどう違うのだろうか。

その答えは、きっと『あの本』の中にあると思う。

同じ性質を持った僕にとって、『あの本』は読むに値する一冊である

入荷されるのが待ち遠しい。

http://anond.hatelabo.jp/20150611114459

少年A極刑に値するとは思ってるけど、少年から殺せない。

少年法存在意義もわかるし、先進国だし、法治国家だし。

少年Aよりロリコン死ねと思ってるなんてそんなことあるわけない。

そんな風潮ない。比較にならない。

ロリコンキモいおっさん死ね少年Aは生きろみたいな風潮

二次元相手であったとしてもロリコン死ねと言われ、社会に見捨てられていてもおまえはキモいおっさんから死ねと言われ。

でも変態性欲持ちの殺人者少年から仕方ないよねみたいな地獄

http://anond.hatelabo.jp/20150611095634

全くもってその通り。

自身感情制御しきれず行動に移してしまってる点で言えば、遺族も少年Aと大差ないくらい狂ってる。

元少年Aの手記について

なぜか叩かれているけれど、いったい何が悪いのか。

法律上、彼は自身のしたことに全てのけじめを付け終わっているわけで、それなのになぜ反省し続ければならない?

全ては終わったことである以上、彼はもう普通人間だし、自分達と何ら変わらない。

遺族は出版停止を求めているらしいが、いったい何様だと思う。

わけのわからないくだらない我が儘で少年A言論の自由を奪うなど、許されない行為だ。

終わったことにいつまでもウダウダネチネチと言い続けるその姿は、終わった戦争を未だに非難謝罪を求める某国と重なって見える。

実に気持ち悪い。

少年Aってさ

なんか手記の件で叩かれてるけど、もともとぶっ飛んだ事件をやらかすような人間が、7年も社会から隔絶されていて、まともな神経を持ち合わせてるって思う方が間違ってるんじゃないの?

それで少年Aが叩かれることで喜ぶのは、炎上マーケティング成功した出版社だよね?

本来ならまともな見識を持つはずの出版社の人たちは何考えてるんだろうね

2015-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20150610210748

殺すことに快感を覚える体質に生まれしまった男の手記なら ぜひとも読んでみたいよね。

多くの人間は、犯罪者とそうでない健常者を分けて考えがちだけど、

だって少年Aに生まれれば、同じような犯罪を犯していたんだよ。

たまたま運が良かったから、少年Aに生まれなかっただけのこと。

2014-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20141222021910

2つとも私は大好きなバンドだけど。

元増田ミスチルを嫌いな理由をもってして、いかようにもニルバーナ、ラジヘ、ともに大嫌いになれるな(ロンパッパー

2014-11-01

性的指向と同様に幼少期から自覚する性的嗜好存在。私の場合


性的志向性的嗜好には貴賤があるんだろうか?(スカトロジストとしての自己)」http://www.open.sh/entry/20141031/1414716284 (id:netcraft)

と、そのコメント反論記事を読んでいてどうしても言いたかったのでここで書きます。。

はてな民じゃないので書き方おかしかったらゴメンなさい。

まず

>「スカトロはいわゆる「プレイ」だから性的指向とは全く別の問題だろ。幼少期から糞尿そのものが性対象なの?」

っていう意見について…、

幼少期からという人も、いると思います

私の場合は嗜好の内容はそれとは違いますが、9〜10歳ごろの性への理解とほぼ同時に、自分性的特性自覚しました。

それも、そういう内容の広告を見て、「ああなるほど、私は『これ』だったんだ」という認識でした。

まり傾向自体はそれ以前に漠然認識しつつ、そのとき名前を与えられたという状態でした。

大人になってから「選択」したわけではなく、幼少期から自覚する性的嗜好によって、それに悩み、矯正を試みてもやはり駄目で、人には相談できず、自己存在に疑問を持ち続けるということがあるという事を、できれば知って欲しいです。

三島由紀夫のたしか仮面の告白」はこれがテーマじゃないでしょうか。幼少期の糞尿汲取人への思いから自己正当性への葛藤三島場合男色がメインの「告白」ですが、サディズムスカトロジーも、言えない欲求として存在しています

>「嗜好は秘めやかに楽しむ」…

もちろんLGBTの方々よりも日常生活における問題は少ないですし、それゆえ公にする必要はないと言えます

また、嗜好によっては安全面、倫理面などに問題があって、実践のもの不可能場合もあります。(ロリコン問題もそうよね?)

から多くの少数性的嗜好者はそれを特定パートナー全然出会えない)や、想像や、小説イラストだけで満足させて、他ではおくびにも出さず、きちんと現実社会と折り合いをつけています

しかし、自分が「生得した」傾向は、どんなに悩もうと矯正できない…。

そんな中で、それをお笑いネタにされたり、人々に無条件に嫌悪されたりするのは、仕方ないと分かってはいても辛いものです。

この点はLGBTの方々と共通するんじゃないかなと思っています。一緒にして欲しくはないかもしれませんが…。

折り合いをつけられなかった場合神戸児童殺傷事件少年Aがその例です:「少年A 矯正2500日全記録」 が大変参考になります)には「治療」が必要です。

しかし折り合いをつけて生活が出来ている限りは「それは単に病気じゃないの?ちゃんと治したら?」という意見も、なんというか、悲しいだけです。「そうかもしれません」としか言えません。

それを簡単に「治療」してくれる相手もほとんどなければ、それをしなくてはならない理由は(社会生活との折り合いをつけられている限りは)ありません。

記事のさいとうさんがどんな人か知らないし、普段からおちゃらけているのか、どんな社会的立場の方なのかも知らないですが、記事にはとても共感しましたし、問題になったブコメも私と同じ気持ちでつけたんだろうなと思いました。

その性的嗜好を本当に親しい人にはカムアウトしてきた、その結果距離をおかれたこともあるとの記述がありました。

自分という存在の中で大きな割合を占めるもの、本当の自分を語るには避けて通れないものを、本当に親しい人にもずっと隠して生きていかなければいけないのは、やはり悲しくて、辛いことです。

私は女性なので、大きな誤解も招きかねないですから現在ダンナ(どノーマルです)以外にはカムアウトはしていません。

ダンナとは普通のことしかしませんから、本当は実現できるパートナーの方が良かったのかとも思っていますが、そういったパートナーに幸か不幸か恵まれなかったこと、子どもが出来たのちにそれが何らかの形で悪影響になってはいけないと自分で思っていたこと(注・このことは「その嗜好がやはり悪徳じゃないか」という証明にはなりません。現在社会規範から外れていることが問題からです)から現在わたしは自分性的嗜好現実に満たしてはいません。

今後も、忘れたことにして胸の内だけでたまに思い、その人生を選んだのは自分だと言い聞かせるだけです。

先般のSMバー問題報道において、「政務活動費で補われるものであったかということは問題だが、SMという性的嗜好自体問題とするのは、よくないのではないか」といった言説を複数目にして、「すごい、時代は変わっている、嬉しい」と感動していた矢先のことで(そしてそれはLGBTの方々が社会に受け入れてもらえるように活動し、それが認められてきたことに付随するものだと感じ、感謝しています)、立て続けに考えさせられたので、ここに書かせてもらいました。

お読みいただきありがとうございました。

2013-08-19

バス車内でDQNに遭遇して暗い気持ちになる

買い物帰りに、市営の100円バスに乗った(マイクロバス)。乗車したバス停から20分ほどで降車するバス停に着く。スマホメールチェックをしながら、バスに揺られた。

2つほどバス停を過ぎると、私の右隣に中年女性が座った。私はこのときスマホをいじっていたので、中年女性ということしかからなかった。

またいくつか目のバス停に止まったとき、15歳ほどの男の子たちが5人くらいのグループで乗車してきた。バス車内に足を踏み入れるや、大きい声で話しだす。 

数分停車したバスは、中年女性と彼らと私とその他のひとたちを乗せ、また次のバス停に向かって走りだした。

すると、DQN少年A(私の斜向かい中年女性の真向かいに座っている子)が「ヤベーこれマジ」みたいなことを言いながら爆笑しだした。そして、私のすぐ左隣に座っている少年を促して席をトレードして、また集団でバカにした笑いをする。

私は、自分のことを笑われているんじゃないかとビクビクしながら、少年たちの方をチラ見した。すると、視線を見るにどうやら笑っている対象は私ではなくて、すぐ右隣の中年女性らしい。なにがそんなにおもしろいのかは、わからなかった。でも、顔面を凝視していたから、たぶんそういうことだろう。あと、「くせー!」と言っていたから、体臭もしたのかも。ちらっと目に入った彼女衣服には、洗濯をしていないときにできる汗ジミが見えた。

誰かが誰かを嘲笑している空間にいることがとても嫌だったが、顔はともかく、体臭をさせてしま中年女性にも落ち度があった。だからといって、ヒトがヒトを嘲笑していい理由付けになんてならない。じゃあ、私は注意するべきだったのか。でも、今日炎天下を久しぶりに歩いて、注意するほどの体力がなかった。でも、これも注意しなくていい理由付けになるのだろうか。誰が悪くて、誰が悪くないのか、よくわからなくなって、ただ暗い気持ちになって帰宅した。

2012-07-28

いじめで人を殺し損ねた

いじめで人を殺し損ねた。

ある時はとっくみあいになって目を潰すつもりでケリを入れたし、

ある時は舌を噛み切らせるつもりで頭突きをかました。

殺すつもりだった。

だけど彼らは大したケガはしなかったし、おかげで僕は「少年A」にならず、

はいじめなんてなかったかのような、平穏な暮らしをしている。

そう、僕はいじめられていた。

相手を殺すことでしかいじめを解決できないと思っていた。

解決? 

少なくとも、いじめられている事実をできるだけ僕のプライドが傷つかないように公表して、

今後一切のいじめを断つには、それしかないと思っていた。


親になんて恥ずかしくて相談できないし、解決にならない。

先生だって、なんて言えばいい。

今でもそうだが、昔から口べたな僕は、

もし先生に「○○君らにいじめられています」と言ったとしても、

その後どんな言葉を続ければ、この苦しみが理解してもらえるのかわからなかった。

ちっぽけな自尊心と、無理解への恐怖は、相手と同じ、いやそれ以上の暴力として発揮するしか突破口がないと思った。

いじめといっても、マンガニュースで出て来るような葬式ごっこやら上履きが消えたり、

というのはなかったが、毎日のように暴力を奮われていた。

学校は楽しかった。それなりに仲のいい友達もいて、でも一部に暴力を奮ってくる奴がいる。

しかに「じゃれあってくる」奴もいた。彼らのことは僕も嫌いじゃなかった。

たまにイラっとくることもあったが、たしかに彼らは僕と遊んでいたし、

彼らなりの愛情表現として寝技をかけてきたりヘッドロックをかましてきたりした。

それとは違って、サディズムめいた、小動物を殺さない程度にいたぶりたがるような、

「俺はお前より上なんだ」と自尊心を確認するために暴力をふるってくる奴らがいた。

特にしつこい奴は、殺したかった。


当時はそんな言葉はなかったが、「スクールカースト」は非常に意識していた。

AランクからいじめられるBランクの奴を、Cランクの僕はAランク同様見下していたが、

Bの彼からすれば、Cの僕から見下されるいわれはない。

僕はBの彼、Mのことが嫌いだったので(自慢話が多いMは多くの人から嫌われていた)、

彼を避けていたが、Mの方からちょっかいを出して、

やたら僕を見下す発言をしてきたのは、そうやって高い自尊心癒していたのだろう。

Bの彼とは一度部活中にとっくみあいケンカになり、

ノースサウス・ポジションというよりは、お互いの足が顔に位置する態勢になった。

その時、お互いが抵抗をやめるはずもなく、頭に血が上っていた僕は、

「これは事を大きくするチャンスだ」と、彼の顔――目を狙って、かかとで思い切り蹴りつけた。

今思えば、狙うのは鼻でもよかったはずなのに、目だった。

目を潰すくらいのことをしなければ、僕が今まで受けてきた痛みとは釣り合わない、そう思っていた。

しかし幸か不幸か大したケガはせずに、部員の誰かが仲裁に入って、やめることになった。

どっちが勝つというケンカではなかったが、

「MがF(僕)に負けた」と誰かがからかい半分言い放ったのは、Mの自尊心をまた傷つけただろう。

もう一人は軽度の知的障害の子Sだった。

これもやはり部活中で、スクールカーストでは最下位に当たるSと僕が、

どういう流れか対決させられることになった。

今思い出してもあれは気持ちが悪かった。

部員全員が輪になって僕とSと囲い、二人の対決を見守る。

まるで闘鶏でも観るような、少年たちの異常なサディズム

Sは知的障害があるとはいえ、筋力はそれなりにあった。

背後からヘッドロックを決められたときに、精一杯僕は彼の口を目がけて頭突きをした。

これも歯を折るとかではなく、舌を噛み切らせることを明確に目的にしていた。

流血沙汰になって先生に知られれば、この見物人たちも「加害者」として裁かれるはずだ。

これは僕とSとのケンカではない。

部員が仕組んだ、自らの手を汚さずにサディズムを満たす卑劣行為なのだ

結局これも、Sが少し脣を切るくらいでおさまって、

あとは先生が来たのを気に、何事もなかったように部活が続けられた。


中三の秋だったか、自習の時に加害者二人に学校中を追い回され殴られ、

初めて先生に泣きついて、いじめ事実をようやく把握してもらった。

それで中三の時に主にいじめてきた奴二人は反省し、

その後僕に暴力をふるわなくなった。

中二の夏のプール時間、溺れさせられそうになった。

それを先生が見ていたのだが、「あんなあぶないことして!」と僕には怒って見せたが、

溺れさせようとしていた本人たちに注意することはなかった。

から先生がどうにかしてくれるとは思いもしなかったが、

先生が注意すればいい程度のものだったのなら、

僕がそれまで断続的に、いろんな奴らから受けていた暴力はいったい何だったのか。


今となっては、僕がいじめられていた原因はなんとなくわかる。

背が小さくて痩せ形だったから、暴力をふるいやすかった。

そのわりに生意気な所があって、反抗してくるからますますいじめたくなる。

Twitterで見た発言だが、「いじめられる側にも原因はあるが責任はない」というのは、

いじめられっ子として非常に納得がいく。

そしてMやSを見下していた=いじめていた僕としても、非常に納得がいく。

ナマイキ。

俺より弱そう。

なんかムカつく。

殴ったあとの反応が面白い

いじめる原因はそれで充分なのだ

小動物をいたぶるのに、大した理由はいらない。

猫をかわいがっていて、つい嫌がる反応を見たくて抓ったりする。

それと同じだ。

もしくは、お互いがお互いのちっぽけなプライドを賭けて、

お前より上だと主張しあう。

学校という狭い世界での存在証明に、誰もが必死だった。


僕はあのとき、取り返しのつかない怪我を彼らにさせていればよかったんだろうか。

少年A」になり損ねた僕は、この春入学する我が子がいじめられたら、どうすればいいのだろうか。


僕に似た息子は、きっといじめ相談なんて親に出来ないだろう。

いじめ現場を密かに録音しても、それを聞かれるなんて嫌がるだろう。

からせめて、彼の行き場のない怒りを学校テレビにぶつけろとでも伝えようか。

「もしいじめられて、堪えきれなくなったら、テレビ椅子でぶっ壊せ。

 そしたらお父さんはすぐに駆けつける。

 先生がなんといおうと、お前がいじめられてる証拠だと言う。

 人に怒りをぶつけて怪我をさせたら、お前が嫌な思いをしてしまう。

 人を怪我させたら大変だけど、学校テレビくらいならいくらでも弁償してやる。

 だから人を傷つけるくらいなら、テレビ椅子で殴りつけろ」

たった10分、15分の休み時間や、部活の時など、先生の目の届かない時に、

その暴力は奮われる。ならば、先生に見せつけてやるしかない。

から先生、お願いだからいじめ無視して手を汚さない「加害者」にならないでくれ。

僕らはいつも見えない涙を流し、聞こえない悲鳴を上げている。

見て見ない振りだけはやめてくれ。

元「少年A」を増やさないために。

2011-07-16

殺人未遂で逮捕された少年A

ネット上の掲示板

http://anond.hatelabo.jp/20110716181848

などという発言を残し、実行した模様

襲われたBさんは

意味不明な叫び声をあげていた

目つきが普通ではなかった」

と証言

2010-03-11

職場で一度もぶたれた事がないと言う子がいますが、殴られもせずに一人前になった人なんていませんよね?

殴られもせずに一人前になった人なんていませんよね?


現在、私(B)は緊急に対応するための所属先でリーダーをしています。

緊急であるため経験の足りない若者が大勢を占めています。

その中に少年Aがいるのですが、彼は仕事の飲み込みが早く才能もあります。

彼の働きによって助かった局面が多数ありました。組織内評価も高いです。

ですが仕事が慣れて行くに従い傲慢になり私が指示しても言うことを聞かず、時には刃向かって来るようになりました。

ある日、口論となり私が堪りかねてAを殴ると、彼は「親父にもぶたれたことないのに」と言ったので

私が「それが甘ったれなんだ。殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか」と諭してあげました。


その後は言うことを聞いていたんですが、仕事がまともにできるようになると

再び私の指示を無視して自分で判断して行動する事が多くなりました。

そこでAの配属を変更しようと信頼できる女性職員(M)に相談したのですが、その現場をAに聞かれてしまいました。

手間が省けたとも思ったのですが、少年Aはこともあろうに彼が使用していた機械を無断で持ち出して、逃げ出してしまいました。

持ち出された機械が無いと部内の処理能力が半減してしまいます。


私(B)は間違ってないですよね?殴られもせずに一人前になった奴なんていませんよね?

失った機材(非常に高価)は私の責任です。しかしあの時殴った事が原因でこのようになったのであれば納得いきません。

ですが、仕事のできる彼(A)は今後の為に社内に残しておきたいので、彼を呼び戻す方法、アドバイスお願いします。

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