はてなキーワード: トリクルダウンとは
【トリクルダウンは存在せず「富裕層を支援しても貧困層は豊かにならない」という研究結果】
トリクルダウン理論は「富める者が富めば、貧しい者も自然に豊かになる」という経済に関する仮説で、大企業や富裕層の支援政策を実施する際の論拠として引用されてきました。しかし、先進国で実施されたトリクルダウン関連政策を分析したところ「富裕層がさらに富む効果しかない」ことがわかったと、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究チームが発表しました。
https://gigazine.net/news/20210109-tax-cuts-rich-no-trickle-down/
バイデン米大統領の議会演説(2021年4月28日)の全文書き起こしを見ていたら、こんな記述があった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN043OQ0U1A500C2000000/
米国民の皆さん、(富裕層が豊かになれば、低所得層にも効果が波及するという)トリクルダウン理論は、一度も機能したことがない。底辺を引き上げ、中間層を起点に経済を成長させるときだ。
原文も確認してみたが、和訳と同じ意味のように見える。
https://asia.nikkei.com/Politics/Full-transcript-President-Biden-s-first-speech-to-Congress
My fellow Americans, trickle-down -- trickle-down economics has never worked and it's time to grow the economy from the bottom and the middle out. (Applause.)
数年前、日本でも(アベノミクスで)トリクルダウンみたいな話をしていたと記憶しているが、あれも失敗だったという認識で良いのだろうか?
日本は中間層が壊滅して、平民の子が猛勉強して東大か京大にいって出世する、という出世モデルが壊滅した。
官僚は激務すぎるし、政治が進化しないのでものすごい重箱の隅のような仕事に追われるし、
そもそも国は少しずつ弱体化していく撤退戦で国運営のビジョンやカリスマに率いられた熱狂がないし面白いと思えるところがない。
富裕層の子女は欧米の有名大学に行く人もいるが、なんといっても日本全体が学問の価値を軽視しているのと、少子化で国内の居心地がいいため海外留学する人ももうそれほどいない。結局トリクルダウンの逆で、
中間層が壊滅したために、富裕層な安全安心な暮らしを支える国力が弱体化してしまっている。
例外は音楽やスポーツで、地方の富裕層の子女でゴルフ留学とか音楽留学とかして実績を上げる若い人が出てきている
けれどもそれもいつまで続けられることやら
旅行についてもそうだろう。
食品は国産を選ぶ人がまだ多いだろうし、付加価値の高いものがある。
旅行もGoToのように海外旅行ではなく、国内限定といった方法も取れる。
海外品でも日本の部品は使われているのだから多少は効果があるという意見もあるだろうが、
一旦海外経由するくらいなら、国内にとどまるような分野を探すのがいいだろう。
将来が不安なので貯めるという選択肢は、心情はわかるが、多くの人がやったら景気対策にならない。
期限付きの金券を配っても、金券を使う分が、普段の消費に対して+αで使われれば効果があるが、全体の消費金額が変わらないと効果はない。
不安を取り除くだけの金額を配れば使うようになるはずだ、という意見もあるが、それを元にやっていたトリクルダウンは起こらなかった。
テレビなど需要先取りをするような政策だと、あとで落ち込みが発生して結局持たない。