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2015-02-12

ポエムリアル将棋感想チラ裏

2月8日西武ドームで行われたリアル将棋ニコ生タイムシフトを見終えた。言わずと知れた羽生善治四冠と新進気鋭の豊島将之七段が対局したのだが、まず場所野球場であること、対局者はそれぞれ4時間の持ち時間を持つが、普段の対局とは異なり時間切れの場合秒読み勝負とはならずその時点で負けとなること、また直接対面せずに一塁側、三塁側に設営されたテントの中で考慮し、マイクで指し手の宣言を行い、そしてそれを合図にドライバー達がグラウンドへ駆け出し、でかでかと描かれた「将棋盤」上に配置された「駒」である車に乗り込んで目的場所へと移動することで対局を進めていくという、スケールの大きい、あえて別の言い方をすると非常に馬鹿馬鹿しい企画だ。

個人的には将棋は駒の動かし方と大まかな戦法しかからず、見る方も有名な棋士はなんとなく知ってはいものの棋戦を積極的に見ることはあまりない程度の者なので将棋の詳しい内容を語ることは難しいし、車に至っては公共交通機関の発達している都市部での乗用車利用は禁止してしまえばいい、くらいの考えを持ったことがある程度には車の所有欲がない人間である

そんな自分がこの番組に興味を持ち、最後まで見続けることになったポイントは、なぜこのような企画を立て、実行できたのか?という一点に尽きる。

今回の番組ドワンゴに並んでトヨタ主催という立場で行われた。つまり番組本質トヨタ宣伝だ。ドローン空撮を利用した壮大なオープニングからまりMCゲスト、解説の棋士が次々と入れ替わりながら途中休憩時以外ほぼノンコマーシャルで進行していくのは快適だ。ゲストは盤面の動きの多い序盤と終盤に将棋側、長考が多い中盤に車側を多く呼んでいたように思うが、盤面解説の棋士に対しても積極的に車のエピソードについても聞いていくというコンセプトで進められ、番組全体の長さは10時間を超えるものとなった。

駒となる車も、羽生側は往年のトヨタ車、豊島側は世界初量産型燃料電池車であるMIRAIをはじめとした最新のトヨタ車が選ばれ、豊島側の歩兵銀将飛車が成ったときは専用の車種に入れ替わるという演出も用意された。展開の都合上、成銀と龍王の出番はなく閉会式での紹介のみとなったが…。

陳腐表現だとは思うが、今回の番組ネット番組ならではの特性というか、地上波テレビではできないことを惜しみなく行う「良さ」を見た気がする。今回のような番組は当然ながら地上波では行えるはずもない。例え無尽蔵の予算があったとして、公共性が求められるとされる地上波放送においては10時間もの間、たった1社の宣伝のためだけの番組生放送し続けることを許す土壌がないからだ。地上波で行うとなるとたとえば1時間とか2時間の枠に圧縮され、視聴者に分かりやすいように編集され、宣伝色も薄められたものが届けられる。それはおそらくクライアントの思惑と必ずしも合致しないものになるだろう。

しかしこの番組はその逆をやり遂げた。

登場するゲストたちも、次々に「こんな企画誰が考えたんだ?」と口にした。東洋経済記事によるとドワンゴトヨタに持ち込み実現した企画とのことだが、トヨタ側の真剣な取り組み具合もその記事から見て取れるように、この番組を通していわゆる「若者の車離れ」をなんとかしたい、というトヨタの思いが強く感じられる番組作りだった。ネット番組にありがちの低予算番組とはせず、社長決裁が必要となる規模で行うほどの企画を通した担当者努力には敬意を表したい。

そういう意味番組全体を通して特に印象深かったのは、終盤戦に差し掛かったあたり、レーサーの脇坂寿一氏とトヨタマーケティングジャパン社員が登場した時間帯だ。脇坂氏がトヨタ社長豊田章男氏自らレースに出場するというエピソードを紹介したり、チャーリーチャップリンが「あなた最高傑作は何か?」と問われたとき言葉引用した「ネクスト・ワン」を会社キャッチフレーズにしているといった話、そして企画担当者の話を通して、トップをはじめとした社員達がが商品を好きであることが企業にとって強い力であるということを感じた。

本論とは外れるがピストン西沢氏の言葉も車将棋ならではといったもので興味深い。「羽生陣営玉将である二代目クラウンエンジンが冷えてしまうと大変なので、車ファンとしては定期的に動かしてほしい」。玉将はいったん駒組みが終わってしまえば終盤攻められない限り動くことはないし、実際本局でもその願いが叶うことはなかったのだが、終盤羽生玉が攻められた際に、移動中エンストをしてタイムロスを起こしてしまクラウンを見たときにはある種の痛快さを覚えた。

さて、このように自分としては今回の番組クライアントであるトヨタの思いが強く反映され、それが功を奏した画期的ものであるように感じられ、それが最後まで見続ける原動力になった。もちろん100点満点の番組だったという訳ではなく、段取りの悪いところや会場のチョイス(他に会場の空きもなかったのだろうが、吹きっ晒し西武ドーム10時間以上過ごすとか…)などの改善すべき点も見られた。トヨタの思いにマイナス方向の印象を持った視聴者いるかもしれない。もしこの番組に続編があるとしたらどうなるだろうか?たとえば「○○社vs××社」のような企画となったとき、別の意味を持つことになるだろうか。また、今後もドワンゴがまったく別の業種に対して大規模な番組企画を持ち込み、それが実現した際にどういう番組になっていくかというところについても注目していきたい。

2013-05-08

マンション地震保険とか意味不明』についての補足

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130507

共感できる部分もあるのですが、事実誤認が多いので補足します。

マンション地震保険って、管理組合で入る共用部分向けの地震保険と、個別の家庭が入る占有部分のための保険があるんですが、どっちにしろ個人的には、「なんでそんなもんに入ってんの?」って感じです。

区分所有住宅には、「上塗り基準」と「壁心基準」というものがあります。それを区別せずに一括りにするのは乱暴すぎます

火事自分の部屋が丸焼けになっても、修理すればまた住むことができます。修理も、業者に依頼すればすぐに始まります

ですが、地震で鉄筋コンクリ建てのマンションが半壊や全壊になる時は、地域全体が甚大な被害を受けてるはず。平時のように、建設業者に電話したらすぐに見積もりに来て、来月から工事が始められる、なんてことにはなりません。

建物を再建しなければ、保険金が支払われないと勘違いしているようです。確かに、火災保険に新価特約を付帯した場合などは建物を再建しないと保険金は支払われません。しかし、地震保険は可能な限り素早く支払われます。被害地域空撮して被害があった住所を特定したり、全国の損害保険会社から職員を動員して被害があった建物の調査を行ない、保険金を迅速に支払うようにしています。もちろん建物を再建しなくても保険金は支払われました。

それに鉄筋コンクリマンションが全壊・半壊になったら、たとえ地震保険に入っていても、保険金だけで修繕や立て直しが全額カバーできるとは思えません。

そりゃそうですよ。地震保険金額は火災保険金額の30%~50%です。また、地震保険金額の支払いの総額は6兆2000億円です。その金額を超えると按分されることになります契約書に比較的大きな字で書いてあります

もちろん個人に関しても、そんな面倒な保険に入る必要全然ないです。大災害に遭うと、住む場所を探すところから始め、日々の生活がぐちゃぐちゃになります。ましてや家族の誰かが被害に遭ったりしたら、それどころではありません。

保険料の支払い方法を口振にしておいてください。被災者になったら自動的に支払われますので契約者は何もする必要はありません。

災害にあった時の当面の生活費の足しになんていう理由で、レバレッジの低い地震保険はいる理由は、私には見つけられません。

「貯蓄は三角保険は四角」

しかに充分な貯蓄があるひとは保険に入る必要はありません。しかし、はてなブログを読むような財産が少ないカテゴリーのひとに地震保険に入らないことを薦めるのは無責任ですよ。

しかに、地震保険料は高いです。金融商品としての魅力が低いと考えるのは間違ってはいないと思いますしかし、それが全てのひとに当てはまるかというとそれは違います。例えば、35年ローンでマンションを買ってしまった若い人は地震保険に入っておいたほうが良いでしょう。(そんな無謀なローンを組むのがよいかどうかはさておき)

もともと金業界にいたはずの人なのに、地震保険金がすぐに支払われないと思い込んだのはなぜなんでしょうね?生命保険などと混同しているのかもしれませんね。損保生保と違いますよ。

2012-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20120513112323

20~70代、か・・・。70代

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120513/k10015083701000.html

引用

多くの犠牲者が出た宿泊施設の火災

ホテル旅館などの宿泊施設で多くの犠牲者が出た火災です。

昭和55年に栃木県の「川治プリンスホテル」で45人が死亡する火災が起きました。

昭和57年には東京千代田区の「ホテルニュージャパン」で33人が死亡する火災が起きています

昭和58年には山形県の「蔵王観光ホテル」で火災が発生し、11人が死亡しました。

昭和61年には静岡県の「ホテル東館」の別館から出火し、24人が死亡しました。

平成6年に福島県飯坂温泉旅館で5人が死亡する火災が起きており、福山市火事は、平成に入って以降ではこの火災を上回る犠牲者数となりました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120513-OYT1T00195.htm

空撮みるとなんかすごいな。住宅?がすぐそばじゃないか

2010-03-26

2009年度 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞 ベスト10

ttp://hakaiya.com/movie/wwant/2009/

アマルフィ 女神の報酬』は全編に渡ってツッコミどころだらけ。アマルフィ空撮はピンボケで、音も映像ブツ切りの編集に対しては、上映事故だと勘違いしないように映画館張り紙が貼られた。ムチャクチャすぎる脚本に対しては映画評論家の福本次郎氏が

テロリストターゲット日本人少女イタリア旅行スケジュールをどうやって合わせたのか?」

という鋭い指摘を入れた。

アマルフィ 女神の報酬』は脚本問題もニュースになった。真保裕一原作と脚色を担当したが、この脚本現場改悪された。そして真保裕一脚本クレジットから自分名前を消すように依頼したために、脚本家存在しないという珍現象が発生。これに怒った日本シナリオ作家協会がフジテレビに抗議と説明を求めた。フジテレビ側の回答は

「合作で脚本を書いたので名前を消しました」

という苦しすぎる内容だったが、ネットユーザーたちはこの回答を信じた人が多く、こんどは日本シナリオ作家協会が叩かれた。

2010-01-25

はてな日記にもmixiにも書けないけど、どこかには書きたかったので匿名で書く。

 先日、身内が亡くなり、その身内が抱え込んでた爺様の遺品を数十年ぶりに見る事が出来た。

 爺様は戦時中、とある通信社カメラマンとして所属していた。「会社辞める時に、自分が撮ったネガとか、他のカメラマンが撮ってて面白そうなネガとか色々と紙焼きしてきた」そうで、その写真が数十年を経て出てきた。

 真珠湾第一次攻撃で空母を離艦する戦闘機写真やら大和写真やら、連合艦隊空撮図、南方戦線スナップ昭和天皇マッカーサーの2ショット(これは教科書に載ってるのと同じ。紙焼きの方はトリミングしてないけど)、極東軍事裁判東条英機などなど…。ネガの紙焼き100枚ちょっと。紙焼きだから複製といえば複製なんだけど、それでも日本近代史の濃縮ジュースを原液で飲んだような。何枚か大日本帝国海軍検閲済、とタグが貼られた写真もあったから、原本に近い紙焼きも混ざっているのかもしれない。

 最期の方に、爺様の日記というか随筆が残っていた。自分が書いた記事や撮った写真新聞を賑やかして、それを読んだ何百人何千人かは戦場に狩り出される事になって、そして死んでいった事が悔やまれるといった内容だった。戦中戦後、引き続けて通信社新聞社記者カメラマンを続けている同僚先輩は何人も居たけど、戦時中自分が行った報道自分としては戦犯行為であり戦犯会社に勤め続けたくないとも。

 この写真の束は、爺様の生き様証明と後悔が綯交ぜになった代物らしい。お焚き上げして爺様の供養をするべきか、だれか有識者の方に見てもらうか、ちょっと考えている。

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