はてなキーワード: ダークナイトライジングとは
良くも悪くも有名な翻訳家戸田奈津子曰く翻訳家はスクリプトを渡されてそれを基に字幕を作るらしい。なのに内容を理解しているとは思えないようなことを書きまくって字幕が酷いということはどの翻訳家でも同様。
ダークナイトライジングでも同じことが見られる。
この映画のテーマはmove on(先に進む)と言っていい。前作で人生の唯一の救いである婚約者(仮)が吹き飛んだことでブルースは失意に暮れる。
最初はブレイクが、みんな孤児にmove onというがそれは無理だ、という文脈。ここで字幕ではこの訳は消滅している。確かに、この部分だけなら不要だ。削っても理解できる。
二度目はアルフレッドがブルースに言う場面。そろそろ"先に進んで"くださいと言った部分。ここでは字幕でもmove onが強調される。
三度目はアルフレッドが去るシーン。ブルースの口からmove onという表現が使われる。ここでも対訳はなし。洞窟から出る のみが字幕として現れる。
で、実際のストーリーとしては死の恐怖を再び感じ始めたブルースが奈落から"rise"して、その結果、move onできるようになったため、爆発の前に脱出して自分の人生を生き始めた、ということになる。
日本国内ではバットマンはあのまま死んだ説(アルフレッドの空想)などが流れているが、これは元の文章やタイトルを考えればありえない。このような論争を生むような翻訳家ばかりがいて、飯が食えているという事実にただただ悲しくなる。
http://anond.hatelabo.jp/20150114231342
1)風の谷のナウシカ
5)ベイマックス
7)ヒックとドラゴン(1)
10)以下、適宜追加予定
再生には特に理由(伏線)はない。ザ・松田である。いんだよ細けぇことは。
死の方を「明らかに死んだだろう」事態を間接的に描写するにとどめ、実は生きていたとした。
伏線は空飛ぶバットポッド(The Bat)の自動操縦できるできないのミスリーディング。
(ただし、「実は生きていた」シーンの方をアルフレッドの幻覚である、とする見方をする人もいた模様。)
成層圏で弾道ミサイルに体当たりして爆発四散という直接的描写。
クライマックスでグルート本体が死に、実は生きていた挿木から再生する。
切り株から再生するシーンが伏線となっている。そういう世界だからそちらはいいのだが、問題は、中盤に
スターロードもガモーラもドラックスも死んでもおかしくないダメージを受けた描写の後、実は生きていた、
というくだりがそれぞれある点。それにより最大のピンチの筈が弱まってしまっている。
ここまでくれば ベイマックスがラストバトルで壊れて、再生するというのは観る前に九分通り見通せてしまう。
「どうせロボットだから修理できるんでしょ」という視聴者の上を行く(裏をかく)「異次元宇宙に置き去り」
で「死」のかわりに「死」のもつ性質「永遠の別れ」をクライマックスの最大のピンチに置いた。
まず、実際の生命をやったりとったりする世界ではなく、ヒット作の前日譚であり、死ぬわけがない。
本作での死は大学を退学になることに相当し、「社会的生命」とでもいうべきものである。
モンスターズインクに入社できるかどうかという点も予め答えが与えられており、そのハンデを負いつつよく深いピンチを表現したものである。これは死んで生き返らない話パターンとみなすこともできる。
あわや死んだと思ったがに片足がちょん切れただけですんだ。
のび太やスネ夫が死ぬと思って映画を観る人はいないと思われ、生きるか死ぬかのサスペンスは
という二つの要素があることがわかる。
ブルースウェインが超再生遺伝子細胞パワーを持っていたので生き返った、では売れる映画も売れないだろう(観てみたくはあるが)
リアル寄りの世界では、死を直接描写した上で再生の奇跡を描くのは難しい。
再生の奇跡のカタルシスは、死なないとわかっている主人公では描けない。
再生(または死を避ける)能力・メカニズムの片鱗をクライマックスの勝負以前のどこかでさりげなく見せておく
ことが重要なのであろう。
についてもいつか書きたい
元増田がとりあえず携帯からなので簡単に「なんで(何を)台無しにされたと感じたか」について書くけど、
②映画はその自己犠牲の物語としてのTV版の結論を反故にした(ほむほむの利己的な欲望のためにまど神様を否定)
と感じたということやで〜
TV版が自己犠牲の物語である、って解釈に関してはおそらく元ネタのひとつとなっているであろう『ドニーダーコ』あたり(脚本家のTwitterアイコンになってる、ちなみに『広義の』ハリウッド映画)の話も引用しながら説明できるけどやめておきます
映画自体は好きなので、エイリアン3と悪魔のいけにえ2と同じ箱に入っています。
完全になかったことになっている箱には入っていません。そこにはダークナイトライジングが以下略
http://anond.hatelabo.jp/20120913161635
追記:
ダークナイトライジング観て「ベインかっこいい」ってなって
軽はずみでつけたトラバがなんかすごいことになっとる…
・もはやほとんどの人が求めてなかったラーズアルグールサーガを引っ張った。
・ベイン役の人がチビなので引きの画面が辛かった。
・「都市を閉鎖」「爆弾で市民を人質に取る」は前作でもうやった。
・前作で笑って否定した「殴り合いで決着とかwww」を大真面目にやった、しかも2Rもかけた。
・黒幕のタリアが出てきたとたんしくしく泣き始めてでくの坊化した。
・タリアの言いつけを破ってブルースをすぐ殺そうとするのはあまりにもありえなかった。
たかが復讐でこれだけ偏執的な計画を実行しておいて手順を最後までちゃんとやらないのはありえなかった。
・間一髪で飛び込んできたキャットウーマンに砲撃されていい加減に退場は酷すぎた。
この「間一髪!」ってやるためだけにブルースを殺そうとしたのも酷すぎた。
・土壇場でババーンと黒幕バレして出てくるがその後別に何も面白いことをやらない。
・話の盛り上がり的には出てくる必要性が全くない。
・むしろ「ベインから焦点がぶれる」「ベインが急速にでくの坊化してガッカリ」など弊害が大きい。
・なんでその復讐に自分達の命を投げ打ってるのかもまるでわからない。
・ブルースへの復讐なら「父にベインとの仲を反対された」という情報は要らない。
・話の根を思想や正義の激突ではなく「女の恨み」にしてくれたので
キャラ配置の段階で変に役割もなく目立ってたからなんかあるのがバレバレ。
・本国ではキャスティングだけで撮影段階からバレバレになってたらしい。
・つまりこの映画の筋と噛み合わない原作の設定を持ち出している。
・レイチェルレイチェルって8年引きずってヒッキー化してる設定だったのに
突然自宅に押しかけてきたタリアといい感じになっちゃうのが意味不明。
・観客にタリアをヒロインだと誤認させるためだけの濡れ場なので
ブルースの立場からもタリアの立場からも有り得ない浮き上がったセックス描写になっている。
・牢獄カイロプラクティックで背骨を直すと軟骨摩滅した膝まで治る。
・突然インドまで拉致されて単身戻ってくる大富豪、というシチュが『ゲーム』っぽい。
・閉鎖されてるはずの街にどうやって入った、氷の上を這ったんか。
・ 大都市の地下で超核融合炉作って遊んでるこいつがどんなマフィアやヴィランより一番まずい。
・なぜ突然新エネルギーに執着したのかも過去作含め納得出来そうな理由が示されない。
テロリストに強奪されて爆弾に使われるために用意してたとしか思えない突然さ。
・出てくるたびに誰かを殴っている
・泥棒と言うより強盗ばっかりやってる
・覆面強盗だけやってれば無敵なのに
つい美貌も生かそうとしてお色気サギみたいなことやるせいで足がついたに違いない。
・ベイン&テロリストに拉致されても華麗な下水ダイブで脱出するゴードン。
・トラックをバットマンがボカボカ砲撃するけど耐えるゴードン。
・ついにトラックがクラッシュしてタリアは致命傷を負うがピンピンしてるゴードン。
・もう本部長ではなくジョン・マクレーンになってることを隠す気も無いゴードン。
・でもゴードンファンは大満足だからこれは別に欠点じゃないかもしれないゴードン。
・一見ゴードンと役回り逆なんじゃね?と思われがちなブレイク。
・だが「警察の限界」という着陸点ありきゆえに常識的な活動に徹するブレイク。
・ゴードンの組織を一切無視した単身ダイナマイト刑事(デカ)アクションを知らずに
「警官の限界を感じたので辞めます…」と辞意表明するのは結果的にすごくピエロっぽくなってしまっているブレイク。
「上着をかける」とかそういう精神的なことじゃなくて
妻子とも別居してるしね。