はてなキーワード: 名古屋城とは
あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」に河村たかし名古屋市長が口を挟んだ件についてつらつらと書く。
そもそも、自分の知る限り、河村氏は、慰安婦問題にそこまで興味は無い。国会議員時代に議員連盟「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」会員ではあったが、氏の興味はどちらかというと父親が軍人として進駐していた南京のようだ。そちらに関しては「南京事件はなかった」発言で騒動を起こしている(2012年)。
では、なぜ???…という話をしたい。
前提として、あいちトリエンナーレは「あいちトリエンナーレ実行委員会」の主催である。会長は大村秀章愛知県知事で、他のメンツは→らしい(昨年3月の運営会議の参加者)。 https://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/190223_445551_misc.pdf
名古屋市の河村たかし市長はここに載っていないが、「会長代行」であることが報じられている。愛知県が8.5億を出資する一方で、名古屋市も2.8億だしてるので、その肩書きは自然だが、運営会議参加者として名前が載ってないことからもわかるように、あまり積極的ではないように見える。あのオッサンは、自分が目立てないことには興味が無いのだ。
河村市長と大村知事は、ある程度、共闘したりもしていたけれども、最近は、何かと対立している。
近いところでは、名古屋市が手がける名古屋城天守閣の木造復元工事について舌戦を繰り広げたりしている。つい半月前の話だ。 https://digital.asahi.com/articles/ASM7J3K6FM7JOIPE009.html
また、政策としては、「国際展示場」問題があった。「東京五輪期間中のビッグサイト代替/日本の展示場の国際競争力不足/愛知県内産業(自動車)の振興」といった目的で、愛知県と名古屋市で国際展示場を作る話があった。ところが、市と県が折り合えず、最終的に県単独で中部国際空港島に建設することに(2017年)。その展示場は「Aichi Sky Expo (愛知県国際展示場)」として今月末にオープン予定。かっきり五輪に間に合わせた。恐らく河村氏としては面白くないだろう。
この8月。あいちトリエンナーレは、基本的には県の事業だ。名古屋市は目立てない。そして、月末にはAichi Sky Expo開業。名古屋市にとっては関係がないどころか、屈辱的ですらある。ついでに、当初は河村氏だけだったコスプレサミットでのコスプレも、大村氏もやるのが定番になってしまった。
ここまでが前提としての状況。
そこに、ある連絡が入る。「日本維新の会」の松井一郎氏から、あいちトリエンナーレでの『少女像』展示が伝えられた。維新は、河村氏の地域政党「減税日本」にとっては共闘相手である。先の参議院選でも維新公認で2人の候補を出している(2人とも落選)。つまり、どちらかというと借りがある側。
維新との協力関係・愛知県(大村知事)が目立つ事への嫉妬・自分が目立ちたい・南京を介した歴史修正主義への親和性。
マジで実際いらないじゃん。
復元するんですよ。元の名古屋城にエレベーターはないんですよ。じゃあもう復元じゃないじゃんって話じゃん。
元あった、ただの名古屋城風博物館じゃなくて、ちゃんと「本物」を甦らそうって話じゃん。
これは差別とかじゃなくて、ただ「やるべきことをやるべき」って話じゃん。
究極的には、復元後の名古屋城を全人類入場禁止にしてくれたって構わない。名古屋に本物の城がある。そこが重要なんだから。これなら、障害の有る無しに関わらないし、公平だ。エレベーターなんかつけるくらいならこの方がよっぽどマシだ。
あるいは、VRとかじゃだめですか?どうしても中が観たいなら。エレベーターがある偽物の名古屋城と、映像で観る偽物の名古屋城に大差ないと思いますよマジで。
とにかくいらない。マジでいらないと思ってるんだけど、相手が「障害者」なのがめんどくさい。正直いってズルいと思う。
こっちはただ正しくあって欲しいだけなのに、まるで酷い事のように扱われてしまう。本当に酷いのはどっちかって、別に入れなくても命に関わらない名古屋城に対してエレベーターを要求するそっち側じゃん。
そういう意味では、あの首相発言は逆風。飛び火したじゃんか。でもまあ、みんなそう思ってるよねって確認出来たな。
ノイジーマイノリティに屈することなく、本物を作ってほしい。
1.足が不自由な人はエレベーターがなければ名古屋城に登れないので、設置すべき
2.目が見えない人は名古屋城が見えにくいので、もっと大きくするべき
3.知的障害の人は名古屋城の歴史が難しくてわかりにくいので、歴史をもっとわかりやすくするべき
4.巨大物恐怖症の人には大きい名古屋城は怖いので、小さくするべき
5.東京に住んでいる人は名古屋城をすぐに見たくても見れないので、東京にも名古屋城を建てるべき
足が不自由な人も、目の見えない人も、知的障害の人も、巨大物恐怖症の人も、東京の人も、
名古屋城を愛し、楽しむ権利があるのだから、みんなに開かれた名古屋城にするべきである。
また、パナウェーブ研究所の人が名古屋城からスカラー電磁波が出てるって言ったら名古屋城取り壊すべき。
すべての人に。
one for all all for one
俺は32才の男子なのだが、今まで福岡県よりも南に行った事がない。
沖縄に行こうとしたことがあるが、計画をしただけで実際には行っていない。
その事実に気づいたのは、つい一昨日のことだ。
メールをチェックしていたら、何やら知らないフリーメールからの受信で、写真が添付されている。
見てみたら、そこには乳首と一緒に写っているクマモンの姿があった。
どうやら乳首は間違えて俺のメールアドレスに写真を添付してしまったみたいだ。
俺は乳首に対してこう言った。
「あのさ、なんで勝手に熊本に行ってんの?いや、別に行くなとは言わないよ?
俺だってさ、生クマモンを見てみたいしさ。でもさ、ひとこと言ってくれてもよくない?」
乳首は黙ったままだった。
じんわりと、涙を浮かべているようにも見えた。しかし俺は続けた。
「こないださぁ。戦国時代の話で盛り上がったじゃん。イチバン好きな城は、名古屋城でも大阪城でもなく、
そんな話までしておいてさ、なんで俺を誘わないわけ?あの会話は何だったの?」
乳首はなおも黙ったままだった。乳首の目もとの水滴がキラリと光った。
後日聞いた話だが、熊本旅行は1泊2日のタイトなスケジュールで、なかなかあわただしい日程だったらしい。
どうしてもクマモンが見たくて、夜俺が寝ている間に、こっそりと胸元から抜け出し、深夜バスに乗ったとの事。
俺はそのときはちょうど納期で、起きた時も乳首の外出に気づかず、そのまま会社に向かい、仕事に忙殺されていた。
その案件はなかなかやっかいな案件で、PHPを使ったウェブシステムのあんまり複雑なシステムではなかったが、顧客の仕様変更が複数あり、大変なコードになっていた。
最終的には、色々とバグの修正はあったものの、無事に開発は終了して納品ができた。
そして打ち上げはどこにしいようか、とチームメンバーで話していたときに、俺は乳首がいないことに気づいたのである。
【続く】
僕が雪村に出会ったのは、大学の研究室の新入生歓迎会のときのことで、そのとき歓迎する側にいたのが僕で、歓迎される側にいたのがいっこ下の雪村だった。
彼女は、長くきれいな黒髪の落ち着いた女の子で、お嬢様という感じではないが、どこか品のある立ち居をしていた。
僕は彼女とは別のテーブルにつくことになり、でも彼女のことが気になったのでたまにそちらの方へ目をやったりしていたのだけれど、ちゃんと正面に座って話す機会は、ひとつ上の先輩がくれた。
「真田くん、ちょっとこっち来てよ」と先輩が僕を手招いて呼んだ。「この子エーティーフィールド張ってて、俺ひとりじゃキビシイよ」
それで僕は、彼女の向かいに座って話をした。雪村は聡明で、控えめで、微笑みながら人の話にうなずき続けることができるタイプの女性だった。
でも僕は自分のことが話したいわけではなくて、彼女のことが聞きたかった。僕はゆっくりと、何か自分と合うような話題がないかと探した。彼女の趣味は読書で、好きな作家は恩田陸(←「ああ、あのガチホモミステリの……」)。よく読むのは講談社ノベルス(←今にして思えば恩田陸は講談社ノベルスとあんまり関係ない気がする)。映画も好きで、好きな監督はスタンリー・キューブリック(←『バリー・リンドン』)とピーター・ジャクソン(←『乙女の祈り』)。ピクサーとジブリも好き。好きな漫画は『夢幻紳士』『百鬼夜行抄』『うしおととら』『タブロウ・ゲート』……。まともにやったゲームは『ファイナルファンタジーX』くらいで、時間のカウンタが止まるまでやって(←大学受験が終わってから暇だったようだ)、「全てを越えし者」を倒すところまではいったとか。あと何かのレースゲームは前に進めなくて諦めたという。
僕はといえば、好きな作家は星新一で、好きな映画は『ショーシャンクの空に』で、好きな漫画はジャンプとチャンピオンとヤングジャンプとヤングマガジンとスピリッツとモーニングだった。僕はその程度の文化パワーの人間だった。
雪村は本当に本が好きで、暇なときには一日一冊くらいのペースで読んでいた。「『雑食なのでなんでも読みます』とか言うやつは信用できねえよ。そういうやつは絶対に大して本を読んでない」と吐き捨てる友人が僕にはいたが、雪村は本当に雑食で、ノンフィクションを除けばなんでも読む女の子だった。小説も漫画も。
その新入生歓迎会の日は、友達が帰るというので、彼女もそれについて早めに帰っていってしまった。僕はもっと残っていってよと頼んだけれど、穏やかに断られてしまった。
次に僕が彼女と話をしたのは、それからしばらく後の教養の授業のときのことで、雪村は教室の最前列に座って、社会学だったか文化人類学だったかの講義を無視してペーパーバックを読んでいた。
勇気を出して隣りに座って(←勇気を出したのだ)、何読んでるの、と彼女に訊ねた。雪村は手に持った本の表紙を見せてくれた。G.R.R.マーティンの『玉座をめぐるゲーム』だった。もちろん僕にはまったくわからなかった。
それからも僕は、折にふれては勇気を出して彼女に話しかけていった。レポートがあるので……と断られてひどく落ち込んだりもしたけれど、ついに僕は彼女を連れて名古屋城にデートにいくことに成功した。名古屋城はつまらなかったけれど、彼女といるのは楽しかった。
これはおもしろかった。本当に。
それからも授業で隣りに座ったり、食事に誘ったりして、僕らは付き合うことになった。僕は実家に住んでいて、彼女は下宿をしていたので、よく彼女の家に泊まって二人で本を読んだり、映画を見たりした。本山にゲオがあったので、近所でレンタルができて助かった。
でも不思議なことに、幸せなことはそんなに長く続かないもので、僕と雪村が二人で東尋坊を見に旅行に行ったとき、泊まった旅館でカニを食べて一緒の布団で寝たあと、彼女は僕の知らない何かに引っ張られて、僕が寝ているうちに布団を出て服を着替えて旅館から脱げ出して、東尋坊の先から海に飛び降りてしまう。
東尋坊では死ねないという話があるけれど、やっぱりそれは嘘で、飛び降りればちゃんと死ぬ。雪村がそれで死んだのだから間違いない。
彼女を失った僕は悲しくなって、雪村が死んだというそのこと自体よりもむしろ雪村が僕に一言も告げずに死んでいったことに鬱々と悩んで、こりゃだめだ、このままじゃ何も解決しない、と思ってそのまま十五の夜ばりにバイクで走り出す。でもそのバイクは別に盗んだものじゃないし行き先もきちんとわかっていて、僕は一直線に福井まで行って、雪村と同じように海にダイブする。そして生きて浮かんでくる。本当に死にたいのなら、そのための飛び降り方をしなければならない。
病院のベッドでしばらく暮らすことになった僕は、とりあえずアマゾンで小説と漫画と学芸書とDVDを注文しまくって、それを片っ端から消費する。雪村が生きていたときにはこの女はまたなんか読んでんなあとしか思っていなかった僕が、いまさらになって雪村の触れていたものたちに目を向け始める。村上春樹を、伊坂幸太郎を、恩田陸を道尾秀介を舞城王太郎を僕は読む読む。雪村のようにペーパーバックをぺらぺらとはいかないが、翻訳者に感謝しながら、ヴォネガットをカポーティをフィッツジェラルドを読む読む。福満しげゆきを藤田和日郎を増田こうすけを読む読む。カントを、デリダを、ヴィトゲンシュタインをホフスタッターをドーキンスを読む読む。そんでDVDはよく考えたら病室じゃ見られねえなと思ってそのままジャケットだけを眺める。いいじゃんアマデウス。時計じかけのオレンジ。タクシードライバー。
そして読みたい本をあらかた読み終えてしまったので、そろそろ家に帰ってDVDでも見るかと思って僕は退院する。退院するために荷物を片付けてきれいな服に着替えて、もう忘れ物はないよな、と思って振り返った病室に雪村がいるのを見て僕はびっくりする。
「いまさら化けて出てんじゃねーよ」と僕は言う。
でも雪村は生きていた頃と同じ顔で、僕がさっきまで寝そべっていた病室のベッドに腰掛けている。いつもと同じように黒い服ばっかりを着ていて、別に幽霊だからって白いベッドが透けて見えたりはしない。
「いやーいいじゃん。嬉しいでしょ」と雪村は言う。
そんな口調じゃねーよ。
ttp://copipe.cureblack.com/copipe/2010/03/11/14885
うちには日英対訳で日本を紹介する本、みたいのが売ってる。
フルカラーの写真が載っててキレイなやつが何種類も並べてあるんだが、
そこのコーナーで、スキンヘッドの二人連れに声を掛けられた。
「ヘイガール、見てみて、このお辞儀はどう?」
と実際に本に書いてある通りに実演するスキンヘッズにびびった。
「これから名古屋城行って、明日は関ヶ原古戦場に行って、それから
って英語でゆっくり話してくれた。
日本を旅するために、日本のルールをしっかり覚えたくて、本屋で
マニュアルを探してたんだって。
「Doitsu no Kagaku-ryoku wa Sekai ICHI—-!!」
と言えばいいよと教えた。
http://unkar.jp/read/gimpo.2ch.net/wildplus/1245634461
名古屋市の河村たかし市長は、名古屋城天守閣の改修工事を木造でやると言っている。その費用が500億円。
いまの名古屋城はコンクリート造りだそうで、それって本当にそこまでして必要だとは思えないのだけど。
地方行政を民主党に任せれば税金の無駄遣いが減るというのはなんか違うんじゃないかな。
anond:20090725024708
それに、
昔はどうかはしらないが、今の与党も税金の無駄遣いカットはやってきているわけで、実際の公務員の現場では、今では様々な経費カットで予算を減らしていて、なかには必要な予算までも削られてかなり切り詰めているのが実状でしょう。
それなのに一部の箱物だけを取り上げて全てがそうであるかのように言うのはおかしい。