はてなキーワード: ファザコンとは
リーダー城島さんの結婚が気持ち悪いと話題ですが、適齢期を過ぎた男性って同世代の女性になかなか相手にされない気がします。適齢期の女性は賢いですし、需要も高いので選ぶ基準も当然シビアだと思います。世間知らずの若く、ファザコン気質の女性だと意外におっさんとマッチングしやすい。自分もいい歳したおっさんですが同世代やちょっと歳の離れた女性にアプローチしても全然相手にされず、若い子にアプローチした方がマッチングしやすいです。以前同世代の女性と婚活で知り合いましたが、男性は所詮若い子が好きなんでしょと言われ、いやいやそんなことはない同世代の女性が良いとアプローチしたけれど年収を聞かれ、即ブロックされました。同世代だとこんなものです。城島リーダーは有り余るお金があるはずなのでこんなことはないでしょうから、まぁロリコンなのかなと思いますが。
おるんけ! カレピにパパになってもらいーや! ファザコン早よ直さんとカレピにフラれて一生苦しむで!
じゃあ、お前がやればいいじゃん。親父に何期待してるの、ファザコンか?
三行でまとめると、
私はファザコン
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一番近い街までバスと電車で二時間弱。小さな田舎町で私は育った。両親が結婚して八年目にやっと授かった一粒種。それが私。親戚の集まりに顔を出せば、私がどれほど両親に喜ばれて生まれてきたか、酒を飲んだおじちゃんやおさんどんをするおばちゃんが教えてくれた。
父のことも母のことも大好きで、反抗期も無かったと思う。年の割に身長も高くてすらっとしていて外国の人みたいに鼻が高いと父のことを思っていて、ファザコン気味だったかもしれない。
母は私が高校二年の時に他界した。父は憔悴しきっていたが、ひと月もしたら「私を立派に嫁に出す」と母の遺影に誓ったのだと、仕事と子育てに精を出し始めた。今までしたことのなかった料理もしてくれた。私も手伝ったけど、意外に器用な父はあっという間に料理上手になっていった。
その後、私は大学に通ってそこそこ良い会社に入ることが出来て、三十の時に結婚。退職。一年後に出産。
今は実家から二時間弱の一番近い街で、夫と三つの息子と暮らしている。
ファザコンだと言ったが、夫は少しだけ父に似ている。けれど、それは容姿だけの話で、中身は全く違った。
夫は、いかに結婚生活が窮屈かということを会社で愚痴っているらしい。同じ部署の新人の女の子に鼻の下を伸ばし、後輩に向かって「結婚早まったかなあ」と真顔で言うのだという。夫と私は同じ職場で出会ったので、同僚伝いに私に伝わるって思わないのかなあ。そういう浅はかさも父とは違うと思う。
子どもが生まれたら父のようになるのかもという気持ちも少しあった。期待値は60パーセントぐらい。けれど、まぁもちろんそんなことはなかった。すぐには変わらないけど次第に父になるものじゃない?そう思ったけれど、三年経っても変わる兆しはない。朝は遅いが出かける直前まで寝ている。夜遅く帰ってきて夜食を食べて風呂に入ってゲームを少しして寝てしまう。休日はゲームか、趣味のバイクの集まりに出かけてしまう。
増田では家事に協力的な男性をよく見るのになあ。おかしいなあ。
昨日、私たちが住む街で行われる講演会を聴くためにと父が田舎から出てきた。講演会後にはうちに一泊して帰ることになっていたので、講演会を聴き終えた父を駅に迎えに行った。
“父と夫は同じように体格が良い”……ずっとそう思っていたのだけれど、およそ一年ぶりに見た父は、駅の人混みの中でずっとずっと小柄に見えた。私と息子を見つけて笑う顔は昔のままだったけれど。
夫くんは俺が泊まることを嫌がってないか、嫌ならホテルに泊まるぞ、と確認されたけど、「今日も帰ってくるのは日付が替わった頃だし、明日は休みだけど友達と遊ぶって言ってたから」と答えると何か言いたげにしつつも父は黙りこくった。
マンションに帰って、夜ご飯に作ったハンバーグを父と息子と私の三人で食べた。楽しかったなあ。息子は、久しぶりにじいじに会えて喜んで興奮して、夜はなかなか寝付かなくて参ったww
さっきね、父をバス停に送ってきたんだ。外面だけは良い夫も一緒にさ、息子を挟んで親子三人手を繋いで。父はボストンバッグを持って私の傍を歩いてた。夫は父を見送ったら友達と遊びに行くつもりだったけど、父のご機嫌取りをしているようで、父が言うことに「へぇ、そうなんですか~!知らなかったです!」と大げさに相槌を打ってた。
バス停が見えてきたところで、父がぽつりと呟いた。
「○○(私)はハンバーグが好きなんだ。××(息子)も好物なんだね」
夫はそれまでと同じようなテンションで「そうなんですか~!」と相槌を打った。ばかだ。
それを聞いた瞬間に、父とバチッと目が合った。何か言いたげな気がしたのは気のせいじゃなかったと思う。
「君が羨ましいよ。一人で食べるご飯は味気なくてね」
父は夫にそう言って、バスに乗った。
息子がお昼寝をしている今これを殴り書きしながら、なんだか涙が出てる。
アラサーになって、ようやく、ファザコンであることに気づいた。ネットでぐぐってみたところ、隠れファザコンというやつらしい。もやもやしてまとまらなかったので吐きだす。
父親との仲は、悪くはないけれど良くもなかった。思春期の頃には、父親のような人とは結婚しないと何度も強く思ったことをよく覚えている。父は機嫌が悪くなると物にあたり怒鳴り散らす人だった。日曜の朝は母親を叱咤する父親の怒鳴り声で目覚めるなんてこともあった。口答えすると、誰のおかげで飯食えてると思っているんだ、その服は、この家は。そんな口を聞くなら、今すぐでていけと、当たり前の生活を、当たり前に享受できない気分にさせる人だった。今の生活の安定はみせかけで、父の気分ひとつで崩れてしまうんだと感じさせる人だった。きっと、そんなことはないのだろうけど。頭に血がのぼってしまうと、もう手がつけられなかった。
母には、50キロを超えたら女じゃないから離婚すると平然とのたまう人だった。女は賢くなったら面倒くさいから、だしても短大まで、という人だった。一昔前の日本の男性はみんなこうだったんだろうか。身の回りの友だちの父親とは、ちょっと違うように思えた。
10代の頃から、恋愛対象は、年上の男性だった。それも、ひとつふたつではなくて、ひと回り以上も年上の人を好きになることがよくあった。そのことに違和感を感じたことはなかった。同級生は子どもっぽく思えたし、そもそも恋愛に慣れていなくて、惹かれる人がたまたま年上なのだと思っていた。けれど、アラサーともなれば、どんなに鈍かろうがさすがに、年上を選り好んで恋愛をしていることに気づく。あと、ひと回りも上の男性は無理、っていう子が多いことにも気づく。
あれ、わたしってちょっとおかしいんだって、ほんとうに、アラサーにもなってようやく気がついた。自覚がなかったことが恥ずかしい。
ファザコンは、父親のことが大好きで父親のような人を求めてしまう人だと思っていたけれど、理想の父親の姿を異性に求めてしまう人も同様にファザコンということを知った。確かに、今まで無条件に甘えさせてくれる人、穏やかで怒らない人とばかりお付き合いしていた。
なんで最近になってようやく年上好きを意識することになったかというと、アラサーともなってくると、相手の年齢も、かなりイイ歳になってくるわけで、そうなってくると、四十路だろうが五十路だろうが、子どもっぽい人はずっと子どもっぽいということがわかったから。
別に年をとっているからといって、それだけ大人であるわけではなくて、ただ単純に年をとっている(あるいはとってしまった)という人もいるのか、と。わたしも良い年の取り方をできているわけではないので、どの口でいうんだ、という話なのですが。
ある程度の年齢に達すると、ここまできてしまうと、精神の成熟度は、年齢じゃなくてその人の資質だとか性格だとか積んできた経験によるんだなって思った。じゃあ、年上とわざわざ付き合う理由って何?と考えたところ、わたしは甘えさせてくれる父親を求めていたんだって気づいた。気づくのが遅い、遅いよ…!
なので、これからは、年齢を気にせずに恋愛できたらとおもう。でも、オジサンのちょっと弛んだお腹まわりとか、緩んだ肌の質感だとかは、相変わらずどうしようもなく愛おしく思ってしまうわけですが。これはもう性癖ですよね。でも、同じくらいの年でもいずれはお互い、オジサンオバサンになっていくわけなのだから、熟す楽しみがあるのは、それはそれであり。