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はてなキーワード: 貿易とは

2024-05-05

はてサガザウクライナを見て反省しないのか?

軍備強化したほうが悪い攻撃されて当然と言いながらハマスの軍備にはダンマリ

貿易経済的に結ばれている国は戦争仕掛けてこないと言いながらロシア侵略から目を逸らし

過去に言ってた理屈崩壊してんじゃないか

2024-05-02

anond:20240502105606

なにいってんだこいつ

普通自給自足について話すとき貿易効率性、つまりいかいかの話だぞ

からお前は下痢便小僧と言われる

うーん、、、

横だし個人的感覚になってしまうが

自給自足」だったら「できる・できない」

自給率」だったら「高い・低い」

かなあ

前後文脈次第でその限りでないのは認めるが

2024-04-29

懐疑的だったがドル円160円は本当に企業から庶民まで幅広く影響出るレベル

次の選挙に影響しないと思う人の方が少数派になるレベル

金曜の日銀会見は、わざと円安容認してショーターを焼いた後巨額の為替介入実施のフリかと思ったが、

本当に為替介入できないのだなと実感・・・ディジタル赤字貿易経常赤字はここまで痛かったのかとしみじみ

2024-04-28

有益人生遅れたらなんかあるんすか

人間なんてそんなもんでしょ 飽きたを紐解く 脳汁だしたいんだろうな 飽きたら脳汁でない

仕様書もってきて なにしてもいい なにしてもいいけど代償はある 殴ったら殴られるとか

カップルをみるとどうなるか 不快 脳汁がでなくなる でないことはしたくないから帰りたい

FOMO ネットで嵐行為をする傾向 取り残されてると感じる人

和田 町の人たち してないからFOMOじゃない

家内家族を狂わせる

最近息子の顔がピエロのように見える 頼むから死んでくれ

酒飲んで隠逸になるやつ 酒を飲んで遠吠えするやつ やられないと思って

そういう生意気な女が嫌い 常に明るい女が好き

恋愛ゲーム 

整形したもの同士でしか比べられない

りえと映る写真が日に日に暗くなっていた 写真眺めるのが好きなんだけど

カーミットチェア

時間がある=不自由 金があるから自由

俺の根底にはもったいないがある

否定されたくない 間違った人生を送りたくない 不正解を選びたくない

文部科学省洗脳された

その場の思い付き自然発生するエネルギー爆発の連続

なんとなく

コスパタイもったいないって言葉が苦手

どうでもいい 

正解不正解がない世界いか

絵か バイトは選ばなかった選択肢があるからなあ

体育は正解不正解を突き詰めること

そんなに自分が得したいか? 損得のステージから降りたい

そんなに自分人生の出来をよくしたいか

他人人生の出来をよくしよう

数学の回答で正解不正解は置いといてそれいいね!みたいなのないのか

音をたのしんでます 音を楽しむと書いて音楽

ヘビ貿易やってるわけじゃないんだから

2024-04-26

anond:20240426194348

貿易財政赤字って基本的ドルへのインフレ圧力になる

これを米国債売ってドル買い元売りで相殺してた、米国債需要がたくさんあれば米国債金利は下がる

逆に米国債が売れなくなったら米国債金利は上がるし、ドルへのインフレ圧力ストッパーが無くなる

https://twitter.com/Barchart/status/1783704708521120160

アメリカインフレが高止まりしてるの、中国米国債を買わなくなったの影響どでかいと思うんよねえ

今まではアメリカがどれだけ貿易財政赤字でも日中が買いまくってくれたので消化できてたけど、デカプリングで最大の買い手がいなくなったので慢性的金利上昇圧力になってる思うんよ

貿易黒字円安って普通じゃないと思うけど、日本人男性はいつまで騙されるんだろうなあ

2024-04-25

anond:20240425185552

内需が弱い国は貿易大国くしゃみをすると、ダメージが大きい

日本は良くも悪くも影響は小さい方

スタグフレーション

物価インフレしても給料も上がっていけば問題ない(貯金が目減りするから問題なのだけど)みたいな論調を聞くけど、

いくら内需経済活性化させようったって、

日本なんてエネルギー資源、食料ほとんど全部輸入してるんだから

円安でその値段がつり上がってるんだから給料が上がるわけ無いんだよなあ。

日本って3次産業がメインでしょ?

介護とか医療とかサービス業とか、いくら働いても外貨を稼げなくちゃ意味ないじゃん!

ヒキニートいくら頑張って推しアイドルのためにネット空間で戦いを繰り広げたところで、一円も稼げないのと同じように。

日本グローバル企業排出して貿易バンバン稼いでたのなんて過去の話で、

パイほとんど中韓台に取られちゃってるんだから

円安なんてなんのメリットもないと思うけどなあ。

本質的問題は、

世界がどんどん成長していくのに、日本けが取り残されていること。

今までは1日1ドル以下で生活していたような人たちが豊かになって、

バンバン先進国並みにエネルギーを使うようになってる。

資源は有限だから、モノの値段がどんどん上がっていて、

成長していない日本相対的にどんどん貧しくなっている。

から構造的にスタグフレーションはずっと続くと思う。

賃金据え置きで物価けが上がってく。

2024-04-21

anond:20240421201123

でも北朝鮮って実はすごくない?

あん資源なし技術なし貿易なしの超縛りプレイでここまで核開発してアメリカに対してでさえ抑止力持ちつつあるし

2024-04-19

anond:20240419195117

一対一での戦いしか想定していない馬鹿だとこういう考えになるんだろうな

太平洋からならいくらでも貿易できるのに

anond:20240419001909

19世紀から20世紀にかけての世界各地での大量絶滅はほぼ欧米の考えなしの貿易拡大で起きたことだろう

何ならミミズとか自分で入れてようやく外来種危険性とかに意識がいったしね

2024-04-05

日本貿易経済未来戦略

日本経済繁栄しており、国富の散財は輸出入活動によってもたらされています。実際、2023年5月日本は約1072百万米ドルを輸出し、約8.67兆円を輸入しました。その結果、貿易収支は9377百万米ドルマイナスとなった。

現在貿易

日本経済外国貿易に大きく依存しています日本世界貿易機関OECD、および高度先進民主主義7カ国のグループメンバーです。日本2023年以降、英国米国欧州連合東南アジア諸国連合ASEAN10カ国との協定を含む18の二国間自由貿易協定FTA)または経済連携協定を締結していますインフレはさておき、日本は輸出、輸入、貿易の面で好調な日が来ます

以下のリンクからすべての情報を見るには、ここをクリックしてください:https://www.sdki.jp/blog/current-and-future-japanese-import-export-markets/65

2024-02-29

中国不景気他人事じゃないんだけどなー

中国世界工場として生産能力持ってる事実は変わらないし

たとえ欧米貿易制限をかけても中国デフレ中国製品の値下げとして全世界に影響を与えないはずがなく

「安い中国製品」が景気の足を引っ張るだろう

最先端半導体が入ってこなくたって、日用消耗品はいくらでも入ってくるよね

2024-02-22

やっぱりデモが苦手

縁もゆかりもないのにパレスチナで起きている虐殺に心を痛めるくらいには生活にゆとりを持っている。だが募金をすることもなければデモに足を運ぶこともない。

作家をしている友人が停戦を求めるデモに足を運ぶのをインスタグラム淡々とアップしているのを見て、罪の意識というほどでもないが、何もしていない自分がどこか責められているように感じる。

そして同時に「そりゃ戦争はみんな嫌だし止めたいけど、デモをやったくらいで戦争が止まったら苦労しないよ」とも思う。

デモに参加する自分イメージできない。

そもそもそこまで貿易のないイスラエル日本ができる有効経済制裁ってあるの?とか主張を疑ってみたり

日本米国利害関係があり、米国はかのユダヤ人国家利害関係があって、これを無視して人間として直感的に正しい主張を貫いてしまうと後で困るのは安全保障的にも経済的にも独立していない日本なので、まずは自衛軍擁立賛成デモからやらないんですか?とかニヒルに構えてみたり

デモに参加している人のアカウントの多くが反原発・#metoo・BLM・現行憲法政権批判・性被害撲滅などの運動にも参加していて、なんか「被害を受ける弱い私たち vs クソ体制」って二項対立スタンスが強すぎてちょっとね、とかよく知りもしない参加者属性を嫌がってみたり

幼稚な批判の切り口ばかりが浮かんできて自分が嫌になる。

仮にそうだとしても、私が世の中の醜悪出来事に対してどんな形であれ意思表明をしない理由にはならない。

わかっているよ。それでも、やっぱりデモが苦手なんだ。

2024-02-18

anond:20240218173505

通貨安は日本はもちろん全ての国にプラス貿易依存度が低かろうと貿易赤字だろうと関係ない。こういうと何故か「嘘つき」呼ばわりしてくる人もいるけど、「実証研究出してみろ」と凄むと押し黙るからお試しあれ。

逆に「プラス」の定義が何なのか知りたい

「xxxではない」ことは証明できないので、その論文も知りたい

anond:20240218115032

円安で輸出が好調って喜んでる人あんま見ないんだけど

しろ円安なのに言うほど輸出が伸びてない、それは現地生産してるからだ、って論調ばっかじゃん?

それは他国保護貿易をしているため

増田自分で言ってるように、「貿易依存度が低いな円安誘導で輸出は大して伸びない」し、輸入も増えないか為替は実質GDPに大して影響を及ぼさな

ニュースでも円安のせいで不景気だなんて言ってないでしょ?

 

なんでEVの話になるの?

EV世界でも14%だよ、今関係ないよね

日本で売れてないのは補助金もないしインフラも未整備だし、なによりトヨタが乗り気ではないからだよ

EVブームは主に欧州政治問題から不景気の話は関係ないよね

 

何で円安誘導してるのか?は諸説あるから難しいけど

やってるのは日銀から

日銀給料が上がるまで待ってるって明言してる

でも基本的には円安というより欧米通貨高だよ

 

内需国なんだからGDPが上がらないのは会社給料を上げないからと、生産年齢人口が減ってるからと、資源がないからだよ

 

給料を上げないのも諸説あるけど、政府日銀コントロールできる問題なのかは不明だよ

繰り返すけど円安関係ないよ、自分で言ってるじゃん

 

円安工場投資日本に向かわな問題があると言われてるよ

これはさっき言った他国保護貿易と、円安一時的だと思われてるのと、東日本大震災後に投資海外に向いている(国内成長を諦めている)のがあるよ

 

内需国が人口増加なしにGDPを上げるのは非常に難しいよ、ドイツ人口微増だよ、ドイツEUから人口流入があるから日本比較できないよ、東京みたいなもん

EU全域で見たらいろんな数字日本と似ているよ

もし新たな輸出品目が増えても、これまでと同様のことが起きるのは分かるよね?

 

インバウンドで喜んでるのが許せないらしいけど、インバウンドで5兆円も動いてるよ、今やマジで貴重な財源だよ

日本だけじゃないけど、ビッグテックに年間数兆円レベルで吸われてる状態からインバウンドで取り返すしかないと言われてるよ

 

政府は上手くもやれてないけど下手でもないよ

政府トリクルダウン前提の割り方はもう通用しないから次の手が必要だとは俺も思ってるよ、そこはやる気ないのか経団連コントロールされてるのか知らんけど

 

とにかく経済は生き物のようであり、政府が完全に掌握できるようなものではないよ、アメリカ以外ほとんどが苦戦してると言っていいよ

 

わかった?

anond:20240218115032

外貨稼がないとその分の金入ってこないじゃん

日本資源ないんだから外貨稼がないと

日米貿易戦争で叩かれるの防ぐために意図的海外工場作ったから輸出が減っただけで、

根本は何も変わってない 外貨を稼がないといけない

内需だって言っても、毎年膨大な食料とエネルギー、鉄鋼など材料輸入して金が出ていってる 最近ならデジタルで金が流出してる(クラウドソフトウェア動画サービスなど)

から最悪でもその出ていく分の金を超えるくらいの外貨を輸出で稼ぐ必要がある

あと最近観光業でその外貨を稼ごうとしてるのでインバウンドを盛り上げさせたんだ

anond:20240218115032

売るものがあった頃は貿易立国と誇ってたのに、売るものがなくなったら「内需国」とか言い出すのマジみっともねぇな。

21世紀に入ってすぐに貿易センターがぶっ潰されるっていうのが

から思えば始まりだったんだね

2024-02-16

国際経済環境の変化と日本経済論点整理―

https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/wps_2024/wp24j01.htm

素晴らしい研究

グローバル化の進展がわが国経済物価に与えた影響

第一に、わが国貿易部門生産性は、米欧と比べると、安価輸入品活用等による生産プロセス効率改善により伸びてきた面が相対的に大きい。

第二に、海外との競争激化などから、わが国貿易部門競争力が海外対比で低下したことは、わが国の交易条件の悪化実質実効為替レート円安化の一因になったとみられる。

第三に、雇用賃金面では、製造業から非製造業雇用シフトが生じたのと同時に、貿易部門と非貿易部門賃金格差が拡大した。

第四に、グローバル化の進展は、過去 25年間の大半の期間において、日本消費者物価継続的に下押しする要因として働いてきた。

第五に、海外との競争激化もあって、価格マークアップが縮小する中で、わが国企業は、賃金マークダウンの拡大により収益を確保してきた。

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1990 年代半ば以降、わが国で交易条件の悪化と実質為替レートの円安化が同時進行した背景について、Obstfeld (2010)は、貿易部門競争力・価格支配力低下や、中国との競争激化などを指摘している。

交易条件の変動は、家計可処分所得(実質)を通じて、個人消費(実質)に影響する。

日米欧の実質個人消費と実質可処分所得の成長率の長期トレンドをみると、両者はほぼ一致しているが、わが国は、交易条件悪化による負の所得効果により、実質個人消費の伸びが雇用報酬等の半分程度にとどまった(図表4)。

この点について、齊藤 (2023)は、交易条件の悪化によって、わが国の国富海外流出GDI(Gross Domestic Income)の停滞―してきたことで個人消費長期間低迷してきたと指摘している

R&D や GVC 参加率の要因は、各国の生産性伸び率の相当部分を説明する。

また、国別にみると、米欧は特許知財や前方参加の押し上げ効果が大きい一方、わが国は後方参加の押し上げ効果が大きい。

これは、わが国貿易部門生産性は、米欧と比べると、安価輸入品活用等による生産プロセス効率改善により伸びてきた面が相対的に大きいことを示唆している。

本推計結果は、わが国では、革新的製品サービスグローバル提供する「プロダクト・イノベーション」よりも、製品効率よく生産する「プロセスイノベーション」の比率が高まってきたこととも整合的といえる

わが国企業労働生産性を、製造業大企業とそれ以外で比較すると、この25年間で両者の乖離幅は大きく拡大した(図表9)。

また、わが国製造業の輸出を、企業規模別にみても、その牽引役は主として大企業であり、中小企業からの輸出はほとんど伸びなかった(輸出売上高比率の変化<1998年2021年>:大企業13%→23%、中小企業2%→5%)

グローバル化進展の生産性へのプラスマイナス効果生産性上昇・競争激化等)は、最終的に企業収益に反映されると考えられる。

この点に関連し、Furusawa, Konishi and Tran (2020)は、グローバル化のもとで市場統合が進むと、高品質製品生産するトップ企業収益は大きく伸びる一方、そうでない企業は業績が悪化し、企業格差が拡大することを理論的に示している。

この点に関連し、わが国の企業収益企業規模別にみると、貿易型・大企業(FDI・輸出をともに行う企業)は、この25年間で経常利益率が20ポイント強上がった一方、非貿易型・中小企業の業績は数%ポイント程度しか改善しなかった(図表9右図)。

このように、グローバル化の進展は、企業収益企業格差拡大にも影響したこと示唆される。

米国では、1990年代半ばから2000年代前半にかけて、IT 関連財等での競争激化の影響から交易条件は下方にシフトしたとみられる。

また、1995 年以降の累積でみると、交易条件の下方シフトには、米国が一番大きく寄与している。

その他に含まれる一部新興国など、2010 年代以降、改善寄与した地域もあるが、対アジアでは、中国WTO加盟以降、同国や韓国台湾などとの競争激化で交易条件が緩やかに悪化している。

分析からも、わが国は海外との競争激化により、貿易部門競争力が相対的に低下したこと示唆される。

実質為替レートの変動は、短期的には生産性といったファンダメンタルズとの関連が薄いとされる(Miyamoto, Nguyen and Oh (2023))一方、長期的には―貿易部門の(海外との)生産性格差が影響するという――バラッサ・サミュエルソンBS効果整合的といわれている( Rogoff (1996)、Chinn and Johnston (1996)、Lothian and Taylor (2008)、Chong, Jorda and Taylor (2012))。

BS 効果とは、ある国で貿易部門の正の生産性ショックがあると、労働市場賃金が上がり、それにより非貿易部門物価海外よりも上がるため、当該国の実質為替レートが増価するという考え方である

わが国実質為替レートを長期で振り返ると、1980 年代からピークの1990年代半ばにかけては、わが国貿易部門生産性相対的に伸びたことやプラザ合意の影響もあり、円高が進んだ(図表 11 左図)(Rogoff (1996)、Ito (1997, 2005)、Ito and Hoshi (2020)、Yoshikawa (1990))。

一方、1995 年のピーから最近にかけては円安が進み、その背景にはわが国貿易部門競争力低下によって、「 逆バラッサ・サミュエルソン効果」が働いたと解釈されているIto (2022)、Ito and Hoshi (2020))。

この点を詳しくみるため、日米の貿易部門労働生産性比率と実質為替レートを比較すると、両者の関連が深いことが示唆される(図表11右図)。

また、日米2か国のDSGEモデル分析からも、ドル円の実質為替レートの最近までの推移は、BS効果メカニズムによってかなり説明できることが示されている(來住・法眼 (2024))。

わが国は、交易条件悪化の影響でGDIが伸び悩む一方、GNIはFDIの効果で伸びが高く、海外対比、これらの指標乖離が大きい(図表12)。

そのうえで、わが国のGDIについて、齊藤 (2023)は、交易条件の悪化を起点に国内所得海外流出したことが、個人消費の長期停滞に繋がったことを指摘している。

わが国のFDIが増加傾向を辿るもと、企業はFDIで得た収益国内にどのように還流させているか経済への影響を考えるうえでは重要である

わが国企業の FDI 収益現地法人から配当等)は、海外展開のリスク念頭においた予備的貯蓄選好(Amess (2015)、Aoyagi and Ganelli (2017))や、担保需要17(Kang and Piao (2015)、IMF (2023a))などから半分程度が海外拠点内部留保(再投資収益)となっている(図表13左図)。

また、国内還流資金に関する企業アンケート結果をみると、その使途としては、研究開発・設備投資給与報酬が約2割を占めるものの、「分からない・その他」との回答が6割程度ある(図表13中図)。

この点に関連して、内閣府 (2023) は、海外から配当金などが国内設備投資賃金活用されていない点を課題と指摘している。

今後も人口減少により国内需要の増加が見込みにくい状況が続くとすると、企業には、海外需要を取り込みながら生産性を押し上げるインセンティブが働き続けると考えられる。

グローバル化は、限界費用の低下やGVCの深化等を通じて、先進国物価を押し下げてきたといわれている。

とりわけ、わが国の物価は、FDIの推進などから、輸入ペネトレーション比率(輸入額/総供給額)やGVCの後方参加率が高まったことで、海外安価輸入品等の影響を受けやすく、他国対比、物価の押し下げ効果が大きかったとみられる(Andrews, Gal and Witheridge (2018)、Goodhart and Pradhan (2020))(図表 19 左図・中図)。

本コンファレンスの報告論文である福永・城戸・吹田 (2024)は、時系列手法を用いて、

グローバル化によるコスト低下圧力などを含む各種の海外ショックが、2010 年代後半まで継続的日本消費者物価を下押しし、2013 年に日本銀行が導入した量的・質的金融緩和による物価押し上げ効果一定程度相殺したことや、

②その後これらの海外ショックが一転して物価の押し上げに大きく寄与していることなどを示している。

なお、海外ショックのわが国インフレ予想・名目賃金への影響や、金融政策を巡る詳しい議論についても同論文を参照されたい。

わが国では、多国籍企業が高い交渉力を持つ傾向にあり、近年の FDI 増加によって労働者交渉力が弱まったことが指摘されている(Dobbelaere and Kiyota (2018))。

また、わが国が人手不足でも賃金が上昇しにくかった背景として、Goodhart and Pradhan (2020)は、

不況時も雇用解雇せず労働時間を削減し続けたことや、

製造業からサービス業への労働の再配分が進み、労働者賃金交渉力が弱まったことを指摘している。

この点に関連して、わが国企業賃金マークダウンをみると、価格マークアップが縮小するもと、賃金マークダウンは大きく拡大しており、企業賃金交渉力の向上が示唆される(図表21左図・中図)。

これは、企業価格マークアップ縮小を、賃金マークダウンの拡大により相殺することで収益を確保してきたことを意味しており、わが国の労働分配率が米欧と比べ、長期的に安定してきた一因と考えられる(図表21右図(青木・高富・法眼 (2023))。

こうした価格マークアップの縮小と、賃金マークダウンの拡大は、わが国で物価賃金が長らく上がりにくかったことについて一つの整合的な解釈を与えている。

こうした傾向が生じる理論的背景について、Mertens (2022)は、所謂「レント・シェアリングモデル整合であると指摘している。

すなわち、同モデルによると、価格マークアップが小さい企業(縮小している企業)は、そこで発生した余剰を雇用者と分け合う結果、賃金マークダウンが大きい(拡大する)特徴がある。

これを踏まえると、わが国にでもこうしたメカニズムが働いてきた可能性がある。

グローバル化の影響は多岐にわたるもと、この四半世紀を振り返ると、わが国経済物価への影響の特徴は、以下の5つにまとめられる。

第一に、わが国貿易部門生産性は、米欧と比べると、安価輸入品活用等による、生産プロセス効率改善により伸びてきた面が相対的に大きい。

第二に、海外との競争激化により、わが国貿易部門競争力が低下したことは、わが国の交易条件の悪化実質実効為替レート円安化の一因となったとみられる。

第三に、雇用賃金面への影響をみると、熟練労働者への需要増や競争激化の影響もあり、製造業から非製造業雇用シフトが生じたほか、労働生産性相対的に低い非貿易部門における賃金が低迷する中、貿易部門と非貿易部門賃金格差が拡大した。

第四に、わが国の物価については、FDI の推進等で、輸入ペネトレーション比率やGVC の後方参加が高まったことなどから海外安価輸入品等の影響を受けやすく、他国対比、物価の押し下げ効果が大きかったとみられる(Andrews, Gal and Witheridge (2018)、Goodhart and Pradhan (2020))。また、グローバル化進展の影響を含む海外要因が、2010 年代後半まで継続的日本消費者物価を下押しし、2013 年以降の強力な金融緩和物価押し上げ効果一定程度相殺していた可能性が高い。ただし、足もとでは、これらの海外要因は一転して物価の押し上げ要因となっている(福永・城戸・吹田 (2024))。

第五に、海外との競争激化もあって、価格マークアップが縮小する中で、わが国企業は、賃金マークダウンの拡大により、収益を確保してきた。こうした調整メカニズムは、わが国の物価賃金が長らく上がりにくかったことについての1つの整合的な解釈といえる。

2024-02-14

[] 生産性が高いというのは、1円あげたら2円になって戻ってくるということ

生産性」というのはさまざまな算出式がある。

「少ない労働者で多くを生産する」という算出式は本質を見ていない。なぜなら労働者設備投資に回してもコストはかかるからである

そこで労働者設備投資にかかるコストのものを分母に置くことができる。こうすると「1円投資したら、どれだけの利益を生み出すか」を表すことができる。

そしてこれが生産性の本当の意味だ。これは企業が「利潤=収益 - コスト」を最大化すれば、生産性は最大化される。

では現実問題生産性を増やすにはどうするのか。

まず円安であるということは海外にモノが売れるということなので、貿易利益を増加させるべきだろう。つぎに海外へ売り込む製品バリエーションを増やしたりイノベーションを生み出すことも重要だ。

ただし、国民幸福度という単位で見ると、別の生産性の式がある。労働時間あたりの利益である。少ない労働時間でより多くの利益を生み出せば、生産性が高いと言える。ここでの利益とは収入のことではなく、企業としての収益である点に注意がいるが「労働時間あたりの実質賃金」であれば、国民幸福に直結する指標とも言える。

労働時間あたりの実質賃金生産性関係式を導出できる。

 

実質賃金(W)を労働時間あたりの賃金企業収益(R)、企業コスト(C)とし、生産性(P)を企業収益コスト比率定義。すなわち、

 

P = R/C

 

ここで、労働時間あたりの実質賃金(W)と生産性(P)の関連性を示すために、企業コスト(C)を労働者の数(L)と労働時間あたりの実質賃金(W)の積と仮定。すなわち、

 

C =L⋅W + α

 

これを上記生産性定義に代入すると、

 

P = R/(L⋅W + α)

 

まり生産性企業収益労働者の数と労働時間あたりの実質賃金で割ったものとなる。

この数式は、労働者一人あたりの収益(R/L)が労働時間あたりの実質賃金(W)でどれだけ生産できるかを示す。

この数式から労働時間あたりの実質賃金が増えれば生産性が下がり、逆に労働時間あたりの実質賃金が下がれば生産性が上がることが読み取れる。

 

プログラマーに置き換えてみよう。年収300万のプログラマーAlice年収1000万のプログラマーBobがいるとして、AliceBobはそれぞれ収益を600万、1000万生み出した。この2人の生産性は、Alice=600/300=2, Bob=1000/1000=1であり、Alice生産性が高いと結論づけられる。

2024-02-12

anond:20240212090755

中国太平洋に出てくると軍事的に困るというの理解できるが、経済はどうなのだろうか。

現時点でも、米中貿易相手国として切り離せないものとなっており、船の往来は頻繁に行われている。

しろ日本の方が、大型船が着けられなかったり、コンテナの大きさが違っていたりと、特殊扱いだ。

2024-02-08

[] 実質賃金低下の原因は賃上げ

名目値をあげようとしても無意味

なぜなら物価転嫁して物価が上がるだけだから

物価高に追いつけ!」などと賃上げをやっていても一生追いつかないし、ジンバブエまっしぐら

経済の実質値を改善するには、生産性を上げる、貿易利益を増加させる、イノベーションを産む、などが必要である

このままでは、円安資産価値がどんどん低下する

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