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2024-02-16

国際経済環境の変化と日本経済論点整理―

https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/wps_2024/wp24j01.htm

素晴らしい研究

グローバル化の進展がわが国経済物価に与えた影響

第一に、わが国貿易部門生産性は、米欧と比べると、安価輸入品活用等による生産プロセス効率改善により伸びてきた面が相対的に大きい。

第二に、海外との競争激化などから、わが国貿易部門競争力が海外対比で低下したことは、わが国の交易条件の悪化実質実効為替レート円安化の一因になったとみられる。

第三に、雇用賃金面では、製造業から非製造業雇用シフトが生じたのと同時に、貿易部門と非貿易部門賃金格差が拡大した。

第四に、グローバル化の進展は、過去 25年間の大半の期間において、日本消費者物価継続的に下押しする要因として働いてきた。

第五に、海外との競争激化もあって、価格マークアップが縮小する中で、わが国企業は、賃金マークダウンの拡大により収益を確保してきた。

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1990 年代半ば以降、わが国で交易条件の悪化と実質為替レートの円安化が同時進行した背景について、Obstfeld (2010)は、貿易部門競争力・価格支配力低下や、中国との競争激化などを指摘している。

交易条件の変動は、家計可処分所得(実質)を通じて、個人消費(実質)に影響する。

日米欧の実質個人消費と実質可処分所得の成長率の長期トレンドをみると、両者はほぼ一致しているが、わが国は、交易条件悪化による負の所得効果により、実質個人消費の伸びが雇用報酬等の半分程度にとどまった(図表4)。

この点について、齊藤 (2023)は、交易条件の悪化によって、わが国の国富海外流出GDI(Gross Domestic Income)の停滞―してきたことで個人消費長期間低迷してきたと指摘している

R&D や GVC 参加率の要因は、各国の生産性伸び率の相当部分を説明する。

また、国別にみると、米欧は特許知財や前方参加の押し上げ効果が大きい一方、わが国は後方参加の押し上げ効果が大きい。

これは、わが国貿易部門生産性は、米欧と比べると、安価輸入品活用等による生産プロセス効率改善により伸びてきた面が相対的に大きいことを示唆している。

本推計結果は、わが国では、革新的製品サービスグローバル提供する「プロダクト・イノベーション」よりも、製品効率よく生産する「プロセスイノベーション」の比率が高まってきたこととも整合的といえる

わが国企業労働生産性を、製造業大企業とそれ以外で比較すると、この25年間で両者の乖離幅は大きく拡大した(図表9)。

また、わが国製造業の輸出を、企業規模別にみても、その牽引役は主として大企業であり、中小企業からの輸出はほとんど伸びなかった(輸出売上高比率の変化<1998年2021年>:大企業13%→23%、中小企業2%→5%)

グローバル化進展の生産性へのプラスマイナス効果生産性上昇・競争激化等)は、最終的に企業収益に反映されると考えられる。

この点に関連し、Furusawa, Konishi and Tran (2020)は、グローバル化のもとで市場統合が進むと、高品質製品生産するトップ企業収益は大きく伸びる一方、そうでない企業は業績が悪化し、企業格差が拡大することを理論的に示している。

この点に関連し、わが国の企業収益企業規模別にみると、貿易型・大企業(FDI・輸出をともに行う企業)は、この25年間で経常利益率が20ポイント強上がった一方、非貿易型・中小企業の業績は数%ポイント程度しか改善しなかった(図表9右図)。

このように、グローバル化の進展は、企業収益企業格差拡大にも影響したこと示唆される。

米国では、1990年代半ばから2000年代前半にかけて、IT 関連財等での競争激化の影響から交易条件は下方にシフトしたとみられる。

また、1995 年以降の累積でみると、交易条件の下方シフトには、米国が一番大きく寄与している。

その他に含まれる一部新興国など、2010 年代以降、改善寄与した地域もあるが、対アジアでは、中国WTO加盟以降、同国や韓国台湾などとの競争激化で交易条件が緩やかに悪化している。

分析からも、わが国は海外との競争激化により、貿易部門競争力が相対的に低下したこと示唆される。

実質為替レートの変動は、短期的には生産性といったファンダメンタルズとの関連が薄いとされる(Miyamoto, Nguyen and Oh (2023))一方、長期的には―貿易部門の(海外との)生産性格差が影響するという――バラッサ・サミュエルソンBS効果整合的といわれている( Rogoff (1996)、Chinn and Johnston (1996)、Lothian and Taylor (2008)、Chong, Jorda and Taylor (2012))。

BS 効果とは、ある国で貿易部門の正の生産性ショックがあると、労働市場賃金が上がり、それにより非貿易部門物価海外よりも上がるため、当該国の実質為替レートが増価するという考え方である

わが国実質為替レートを長期で振り返ると、1980 年代からピークの1990年代半ばにかけては、わが国貿易部門生産性相対的に伸びたことやプラザ合意の影響もあり、円高が進んだ(図表 11 左図)(Rogoff (1996)、Ito (1997, 2005)、Ito and Hoshi (2020)、Yoshikawa (1990))。

一方、1995 年のピーから最近にかけては円安が進み、その背景にはわが国貿易部門競争力低下によって、「 逆バラッサ・サミュエルソン効果」が働いたと解釈されているIto (2022)、Ito and Hoshi (2020))。

この点を詳しくみるため、日米の貿易部門労働生産性比率と実質為替レートを比較すると、両者の関連が深いことが示唆される(図表11右図)。

また、日米2か国のDSGEモデル分析からも、ドル円の実質為替レートの最近までの推移は、BS効果メカニズムによってかなり説明できることが示されている(來住・法眼 (2024))。

わが国は、交易条件悪化の影響でGDIが伸び悩む一方、GNIはFDIの効果で伸びが高く、海外対比、これらの指標乖離が大きい(図表12)。

そのうえで、わが国のGDIについて、齊藤 (2023)は、交易条件の悪化を起点に国内所得海外流出したことが、個人消費の長期停滞に繋がったことを指摘している。

わが国のFDIが増加傾向を辿るもと、企業はFDIで得た収益国内にどのように還流させているか経済への影響を考えるうえでは重要である

わが国企業の FDI 収益現地法人から配当等)は、海外展開のリスク念頭においた予備的貯蓄選好(Amess (2015)、Aoyagi and Ganelli (2017))や、担保需要17(Kang and Piao (2015)、IMF (2023a))などから半分程度が海外拠点内部留保(再投資収益)となっている(図表13左図)。

また、国内還流資金に関する企業アンケート結果をみると、その使途としては、研究開発・設備投資給与報酬が約2割を占めるものの、「分からない・その他」との回答が6割程度ある(図表13中図)。

この点に関連して、内閣府 (2023) は、海外から配当金などが国内設備投資賃金活用されていない点を課題と指摘している。

今後も人口減少により国内需要の増加が見込みにくい状況が続くとすると、企業には、海外需要を取り込みながら生産性を押し上げるインセンティブが働き続けると考えられる。

グローバル化は、限界費用の低下やGVCの深化等を通じて、先進国物価を押し下げてきたといわれている。

とりわけ、わが国の物価は、FDIの推進などから、輸入ペネトレーション比率(輸入額/総供給額)やGVCの後方参加率が高まったことで、海外安価輸入品等の影響を受けやすく、他国対比、物価の押し下げ効果が大きかったとみられる(Andrews, Gal and Witheridge (2018)、Goodhart and Pradhan (2020))(図表 19 左図・中図)。

本コンファレンスの報告論文である福永・城戸・吹田 (2024)は、時系列手法を用いて、

グローバル化によるコスト低下圧力などを含む各種の海外ショックが、2010 年代後半まで継続的日本消費者物価を下押しし、2013 年に日本銀行が導入した量的・質的金融緩和による物価押し上げ効果一定程度相殺したことや、

②その後これらの海外ショックが一転して物価の押し上げに大きく寄与していることなどを示している。

なお、海外ショックのわが国インフレ予想・名目賃金への影響や、金融政策を巡る詳しい議論についても同論文を参照されたい。

わが国では、多国籍企業が高い交渉力を持つ傾向にあり、近年の FDI 増加によって労働者交渉力が弱まったことが指摘されている(Dobbelaere and Kiyota (2018))。

また、わが国が人手不足でも賃金が上昇しにくかった背景として、Goodhart and Pradhan (2020)は、

不況時も雇用解雇せず労働時間を削減し続けたことや、

製造業からサービス業への労働の再配分が進み、労働者賃金交渉力が弱まったことを指摘している。

この点に関連して、わが国企業賃金マークダウンをみると、価格マークアップが縮小するもと、賃金マークダウンは大きく拡大しており、企業賃金交渉力の向上が示唆される(図表21左図・中図)。

これは、企業価格マークアップ縮小を、賃金マークダウンの拡大により相殺することで収益を確保してきたことを意味しており、わが国の労働分配率が米欧と比べ、長期的に安定してきた一因と考えられる(図表21右図(青木・高富・法眼 (2023))。

こうした価格マークアップの縮小と、賃金マークダウンの拡大は、わが国で物価賃金が長らく上がりにくかったことについて一つの整合的な解釈を与えている。

こうした傾向が生じる理論的背景について、Mertens (2022)は、所謂「レント・シェアリングモデル整合であると指摘している。

すなわち、同モデルによると、価格マークアップが小さい企業(縮小している企業)は、そこで発生した余剰を雇用者と分け合う結果、賃金マークダウンが大きい(拡大する)特徴がある。

これを踏まえると、わが国にでもこうしたメカニズムが働いてきた可能性がある。

グローバル化の影響は多岐にわたるもと、この四半世紀を振り返ると、わが国経済物価への影響の特徴は、以下の5つにまとめられる。

第一に、わが国貿易部門生産性は、米欧と比べると、安価輸入品活用等による、生産プロセス効率改善により伸びてきた面が相対的に大きい。

第二に、海外との競争激化により、わが国貿易部門競争力が低下したことは、わが国の交易条件の悪化実質実効為替レート円安化の一因となったとみられる。

第三に、雇用賃金面への影響をみると、熟練労働者への需要増や競争激化の影響もあり、製造業から非製造業雇用シフトが生じたほか、労働生産性相対的に低い非貿易部門における賃金が低迷する中、貿易部門と非貿易部門賃金格差が拡大した。

第四に、わが国の物価については、FDI の推進等で、輸入ペネトレーション比率やGVC の後方参加が高まったことなどから海外安価輸入品等の影響を受けやすく、他国対比、物価の押し下げ効果が大きかったとみられる(Andrews, Gal and Witheridge (2018)、Goodhart and Pradhan (2020))。また、グローバル化進展の影響を含む海外要因が、2010 年代後半まで継続的日本消費者物価を下押しし、2013 年以降の強力な金融緩和物価押し上げ効果一定程度相殺していた可能性が高い。ただし、足もとでは、これらの海外要因は一転して物価の押し上げ要因となっている(福永・城戸・吹田 (2024))。

第五に、海外との競争激化もあって、価格マークアップが縮小する中で、わが国企業は、賃金マークダウンの拡大により、収益を確保してきた。こうした調整メカニズムは、わが国の物価賃金が長らく上がりにくかったことについての1つの整合的な解釈といえる。

2020-12-13

anond:20201213185141

自分不勉強なのでよく知らんのだけど、参考にしてるソースの中の1つの作者がWayland対応はやめてたなあ…

男は黙ってQtを使え、

枯れた技術の水平思考

大切な仕事ほどつまらない技術選択しろ

なんだろうけど、なんかQtもなあ…、嫌なんだよなあ…、

と思いつつ、GLFWとかSDL抽象化するのも困るみたいでX11書き始めたらハマった…

でも、GitHub漁ってると一人でX11だろうがGDI+だろうが、サクサク対応書く人はいるんだなあ

もうWinMainだの忘れたよ…、はー

そういえば、ペゾルド本がWin32の鈍器みたいな本だった時代があったけど、

あれは良い本だけど、正直、第一章で疲れて読む気が失せたんだよなあ

ウィンドウ一枚表示するのにこんなに書くの?数行で出ないの?みたいに思いながら読むのが苦痛だった

でも、未だにQtとか使わないと、そのへんの基本設計も含めて世の中解決していないことは多いのだよなあと思ったり

X11苦痛だけど、OpenGL苦痛

OpenGL 1の時代は非力だったけど、ちょっとしたものを書くのは分かりやすかった

GLUT対処できた時代だったからでもあるけど、やれることは今よりショボくても分かりやすかった

でも、今は乱立するバージョンとかシェーディング言語バージョンとか、色々ハマることが多くなった気がする

Windowsだけ、Linuxだけだとしても、あらゆるグラフィクス環境対応しなければならない

もしくはできるだけ低いバージョンに抑えるとかなんだろうけど

結局Qt作ることになるだけな気がしてきたので、俺みたいなバカは黙ってQt使ってろなんだろうなあ

悔しくなるぐらいサンプルも分かりやすいし…

2020-09-23

こんなGUIコンポーネントありましたっけ?

っていや

DirectXつかって、オリジナルで書くってのが、

まだあたりまえの時期だったからなぁ

GDIで書くといまいち遅いとおもってな

 

DirectX対応

というだんかいで、お察し

2020-01-19

GDIではなくDirectDrawなりDirect2Dなりで、テトリスなりつくる。

そんなにむずかしくはないよな。簡単ものでいい。音はまた今度とか、最低限のゲーム性

そんなに難しくない。

2019-10-07

Windowsフォントがクソ(日本語フォント編)

Windowsフォントがクソ(日本語フォント編)
│
├┬ 標準搭載のフォントがクソ
││
│├┬ MS(P│UI)ゴシックがクソ
│││
││├── 埋め込みビットマップのせいで文字がガタガタ (アンチエイリアシング派)
│││
││├── ひらがなカタカナの横幅を縮めただけの妥協産物 (MS UIゴシック否定派)
│││
││└── アウトライン醜悪 (MSゴシック全否定派)
││
│├┬ メイリオがクソ
│││
││├── ヒンティングのせいで字体バランスが崩れている (ヒンティング否定派)
│││
││├── 標準の行間ありすぎて扱いにくい (間延び行間否定派)
│││
││└── 字体が幼稚に見える (メイリオ全否定派)
││
│├┬ Meiryo UIがクソ
│││
││├── ヒンティングのせいで字体が崩れている (ヒンティング否定派)
│││
││└── かなとアルファベットの横幅を縮めただけの妥協産物 (Meiryo UI全否定派)
││
│└┬ Yu Gothic UIがクソ
│ │
│ ├── (初期Windows10で顕著)ヒンティング手抜きでバランス総崩れ (ヒンティング否定派)
│ │
│ ├── 游ゴシックから横幅を縮めただけの妥協産物? (Yu Gothic UI全否定派)
│ │
│ └── Meiryo UIの方がまだ読みやすい (Yu Gothic UI否定Meiryo UI消極的肯定派)
│
├┬ フォントレンダリングがクソ
││
│├┬ GDIClearType
│││
││├── 埋め込みビットマップを優先するのがクソ (アンチエイリアシング派)
│││
││├── 縦方向アンチエイリアシングがなく斜め線がガタガタ (アンチエイリアシング派)
│││
││├── 偽色出すぎ (ClearType否定派)
│││
││├── ヒンティング無効化できない (ヒンティング否定派)
│││
││├── フォントサイズおかしい。特にポイントが1.5の整数倍でない場合に顕著 (サイズ厳格派)
│││
││├── OpenTypeフォントスムージングが薄すぎる (調整力不足派)
│││
││└── ClearTypeチューナー使っても線幅細すぎ、ガタガタすぎる (GDI,ClearType全否定派)
││
│└┬ DirectWrite
│ │
│ ├── 基本的にヒンティング無効化できない (ヒンティング否定派)
│ │
│ ├── 調整できるはずなのに調整機能を用意していないアプリがある (調整力不足派)
│ │
│ ├── OS共通設定が存在しない (調整力不足派)
│ │
│ └── 調整してもMacTypeに勝てない (MacType教)
......

2019-06-16

anond:20190616180156

いや事実ぎゃあぎゃあ騒ぐことが目的でしょ?

よくするならGEMなりGDIなりGIIなりしってるやろ普通

anond:20190616180156

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/246301/meaning/m0u/

人間開発における男女間の格差を示す指標国連開発計画(UNDP)が、以前のジェンダー開発指数GDI)およびジェンダーエンパワーメント指数GEM)に代わるものとして、2010年から発表。妊産婦死亡率や女性議員比率などをもとに算出される。日本は188か国中17位(2016年版)。男女不平等指数GIIGender Inequality Index)。

[補説]男女間の格差を国別に示す指標としては他に、世界経済フォーラム(WEF)が発表するジェンダーギャップ指数(GGGI)がある。

逆に聞くが、WEFのGGGIだけが信頼できる根拠は何?

anond:20190616174831

それこそ22位じゃギャアギャア騒げないからでしょ

GDIの55位ってのがまあ現実的感覚じゃない?

2014-09-25

昨今のPC向けWebブラウザの現状(主要ブラウザ編)

うPC向けWebブラウザは、進化する余地がないのか、停滞しているように思えてしょうがない。

IEはともかく、FirefoxデザインChromeにしちゃったし(あれのどこがいいのやら)、Chromeに至っては、停滞どころか悪化しているとさえ感じる。

主要Webブラウザは、どこへ行こうとしているのだろうか。

IE

IE8になってようやくWeb標準に従うようになって、IE9JavaScriptが劇的に速くなり、IE11でかなりWeb標準準拠度が改善された。

また、Windows XPサポート終了により、IE6というWebデザイナーの多数を地獄送りにしたブラウザから完全に脱走できるようになった。

しかも、サポートポリシーが変わって、2016年1月以降は各OSで最新のバージョンしかサポートしないと決まったため、思ったよりも早くWebデザイナー苦痛が取れるようだ。IE6で懲りたんだろうか。

しかし、IEコンポーネントブラウザ互換性を軽視する傾向にある。

IE10では、Windows7必須アップデートのせいで画面描画が乱れる場合があったり、特定WebサイトIEコンポーネントブラウザフリーズさせるという必殺技を披露した。

IE11では、一部環境DOMストレージが原因でブラウザコンポーネントを十数個開くとフリーズする新必殺技を披露した。(現在バグ修正済)

次のIEでは、どんな技を披露してくれるのだろうか。

Firefox

Chromeをパクってと同様、高速リリースサイクルになって3年目。

アドオン互換性に悩み、自ら失敗といいつつも、高速リリースサイクルを何とかやっていけてるようだ。

シングルプロセス/マルチスレッドながら省メモリJavaScriptの速度チューニングを着実に行っている。

つい先日、australisというChromeパクリに非常によく似たUI強制適用し、一部ユーザーから顰蹙を買う

※筆者はあまりFirefoxを使ってないので、ここまで。

Chrome (Chromium)

高速リリースサイクル強制アップデート流行らせた元凶。

Chromeは初期設計ポリシーがよく、HTML5準拠度とブラウジングスピードは今でもよい。

登場からあっという間にシェアを獲得し、主要ブラウザと呼べるほど有名に。

しかし、バージョンが上がるたびに肥大化し、メモリ消費量がますます増え続け、低スペックマシンでは重くなる一方である

レンダリングエンジンWebKitから独立してBlinkになったが、さらに迷走していく。

迷走その1: Aura

ユーザー阿鼻叫喚した、ウィンドウシステム共通化プロジェクト

理想は、各種コントロール(スクロールバーやボタン、エディットボックスといったもの)を全プラットフォームで共通化した上で、GPUによる描画で高速化する・・・ということだった。

Windows版ではバージョン32から適用された。しかし、安定版になってもスクロールバーの矢印が消えた、汎用マウスジェスチャが使えない、

縦/横スクロールがまともに動かない、Webフォントが描画されないなどなど、多数のバグが残存していた。

今でも、バージョンが上がるにつれて改善されたものもあれば、一度改善していたのに不具合が再発するなど、安定版といいつつ安定しない日々が続いている。

いったい、「安定版」とは何なのだろうか。

迷走その2: Google色が濃厚に

最近ChromeGoogleのものであることをユーザーにしらしめる努力ばかりやっているのではないか。

Google Nowなど、自社のサービスを便利に使うために機能追加するのは別にかまわないが、新しいタブページの異常にでかいGoogleロゴはどうだろう。

よく開くページのサムネイルを小さくし、下に追いやってまでGoogleロゴを目立たせる必要はあったのだろうか。

迷走その3: NPAPIプラグイン廃止

今年中にNPAPI廃止を目論んでいるが、それは現実的なのだろうか。

Chrome独自に持っているPPAPIは、セキュリティが厳格なゆえにNPAPIの代替手段には決してなりえない。少なくとも、PPAPI上で動くFlashがNPAPIのそれと同等の速度で動かない限り、廃止はありえないと思う。

高速リリースサイクルの弊害?

Firefox高速リリースサイクル採用した初期の時のように、高速リリースサイクルを優先するあまり品質犠牲にしているケースが目立っている。

最近出た37では、DirectWrite周りの実装がお粗末で、安定版が最初に出たころはズームイン/ズームアウトするだけで文字が表示されなかった(翌日に修正)。今でも、ビットマップフォントの表示品質GDIよりも悪い。

高速リリースサイクルの弊害が現れているのではないだろうか。このことに、Chromium中の人たちは、気づいているのだろうか。

ひどい。最近Chromeはほんとにひどい。

2013-11-21

http://anond.hatelabo.jp/20131120041611

円高による交易利得は確かにゼロではない。だが実際問題としてその影響は臨床的に意味のある効果量ではない。

為替交易利得の推移を比べてみれば分かりやすい。円高が交易利得に小さな効果しかもたないため、

円高による交易利得の拡大が円高によるGDPの縮小を上回ることは滅多にない。

まりGDP交易利得の影響を加えたGDIで考えても、通常は円高でGDIは拡大せず

円高で内需拡大はやはり無理な相談

通常でない滅多にないケースは完全雇用GDPがもはや増えない状態に維持され、

交易利得の拡大の恩恵けがある場合。この時は円高でGDPは変わらずGDIは増え、内需が拡大する。

2013-11-20

内需関係するのはGDPではなくGDI

生産活動を表すGDP交易利得を加えるのが必要

日本は輸入より輸出の方が円建てでの契約が多い。

その差だけ円高は交易利得を改善して内需拡大の元手になる。

http://anond.hatelabo.jp/20130125031130

2013-08-21

ここがヘンだよ ブラウンブラザーズ・ハリマン シニア通貨ストラテジスト

http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE97J04220130820?sp=true

大胆な金融緩和の推進を主張する安倍晋三首相の意を汲んだ黒田東彦氏が日本銀行総裁に就任し、アベノミクスの「第1の矢」とされる大胆な金融政策を打ち出したことを市場材料視。ドル円は93円台前半から大きく上昇したが、その方向性に大きな影響を及ぼす日米金利差は8月半ばを過ぎても2年前の水準とほぼ変わっていない。

市場は積極金融緩和をする日銀総裁が選ばれることはずっと前から分かっていたので、黒田総裁の実際の行動を見てから動くというようなのんびりしたことはしない。為替にしても野田総理の解散発言か、その後の安倍総理就任を起点に考えなければならない。また、そこを起点とすれば従来の金利差との関係からでは説明できない円安が起きていることになるが、それこそが効果の一つの表れである

企業設備投資が増えると主張してきた。4―6月期の国内総生産GDP)は年率換算で2.6%増とまずまずの伸びだ。しかし、民間設備投資は前期比0.1%減と6四半期連続マイナスを記録した。

いみじくも6四半期連続マイナスを記録と言っていることからわかるように、設備投資は減少トレンドにあった。となれば、政策の効果はそのトレンドをどれだけ跳ね返したかで見る必要がある。そのマイナスの6四半期(2012年第1四半期から2013年第2四半期)は前期比-2.5%、-0.3%、-3.2%、-1.4%、-0.2%、-0.1%と、明らかに下落幅を縮めている。

機械受注をみても、設備投資の先行指標とされる民需(除く船舶・電力)の7―9月期見通しは前期比5.3%減と大きく落ち込んでおり、設備投資が今後、増加に転じる期待は持ちにくい。

機械受注は4-6月期に+6.8%と大きく伸びており、7-9月期の見通しがマイナスなのはその反動に過ぎず、内閣府基調判断を「緩やかな持ち直しの動きがみられる」から「緩やかに持ち直している」に上方改定したように本来はポジティブな内容。また、+6.8%も伸びた4-6月期について、3ヶ月前の見通しでは-1.5%と減少予想となっていた点も重要。振れが大きく、見通しの信頼性は低い。さらに達成率が高まってきている。

輸出数量は現実には6月まで13カ月連続で前年割れとなっている。7月に入り前年比1.8%増となったが、米国景気の強さを考慮すれば、あまりに弱い。

輸出数量には品質変化が考慮されておらず、円安による輸出への効果を正確に捉えることができない。円安による適正販売価格の低下によって、付加価値の小さな普及品を購入していた海外の人たちが、付加価値の大きな高級品の購入へと切り替えた場合、輸出数量は変化しないが輸出向け生産活動による付加価値はより多く生み出されることになる。その品質面まで考慮した実質輸出は2013年第1四半期、2013年第2四半期にそれぞれ前期比+4.0%、+3.0%と伸びている。しかも、円安が始まった昨年の第4四半期から米国の成長率は+0.1%、+1.1%、+1.7%と全く以て強くない。米国のみならず、新興国も弱くなってきていた。その中で実質輸出がこれだけ伸びているのは、かなり強い。

輸出数量を増やさない以上、設備投資を拡大させる必要もない。

付加価値の高い高級品に売れ筋が変化すれば、それに対応するための設備投資必要になる。加えて上述の4-6月期の機械受注では外需受注も大きく伸び水準が切り上がっており、この受注分の生産が完了すれば輸出されるようになる。輸出数量も今後伸びていく可能性が高い。実際、7月に入り輸出数量が前年比1.8%増となったとある通りである

日経平均株価が5月23日の場中に記録したピーク(1万5942円)どころか、1万5000円すら上抜けできないことをみれば、円安による株価上昇に限界があることは容易に理解できる。

円安が止まった時から株価も頭を打ったということは、円安と株高の結び付きが非常に強いことのむしろ表れである

金融緩和医療・福祉の雇用が増えるとは考えにくく

金融緩和による期待インフレ率の上昇は期待実質賃金を押し下げる効果があり、企業が追加的な人員を雇うことによって事業拡大するインセンティブを与える。コストに占める人件費の多い業種が金融緩和雇用を増やすというのは自然である

円安の進展は結局、輸入物価の上昇で吸い取られた家計購買力が、日本の輸出企業産油国といった海外移転するだけとなっている。

交易条件の悪化による海外への所得漏出を反映するGDIは2013年第2四半期に+0.7%とGDPの+0.6%を上回っており、まず、海外移転するだけといった事態は起きていない。そして実質雇用者報酬が2013年に入って四半期前期比で+0.7%、+0.4%と伸びているように企業から消費者へという流れは出始めており、輸出企業移転して終わりということにはなっていない。



アベノミクス信奉者

いかコラムと銘打たれているとはいロイターのような広く見られる場所で、こんな言葉使いをしてしまう幼稚さが一番ヘンだよ。

2010-02-22

技術者の入社試験とかこういう風にすれば良いのに・・・

 

オフラインマニュアルのみ(ネットに繋ぐの禁止)の状態で テトリスを作成せよ。

十字キーによる入力

レベル

ブロックごとに違う色

音を鳴らす。(WAV形式のサウンドファイルは提供)

OSは Windows MAC Linux X11 から選択

基準時間は2時間以内

1時間で優 2時間で 良 8時間で可

高評価を得たいものは、複数ライブラリでかき分けること、たとえば、WindowsならばGDI DirectX OpenGLの3種類を2時間で作ったものは1種類を1時間より高評価

とかにすれば、プログラマの実力はだいたいかなりのレベルまで計れるな。

大抵の大学生は落ちそうだけど。逆に言えば、高校生でも余裕でできる奴はできるだろうし。

 

あとは、簡易Webサーバーを作れでもいいな。

動作基準はMTが動くことにするか、CGIぐらいは欲しいな。

2010-01-08

Gumblarと8080、その亜種について

ちょっと情報共有・アップデートしたい。現在流布しているのはGumblar亜種なのでGumblarの検出・対策が通用しないかもしれないそうで。

関係ある名前
  • Gumblar(GenoJS-Redir)、8080(/*GNU GPL*/、/*CODE1*/、/*LGPL*/)、Daonol
仕組み?

サイトジャック(難読化JavaScript挿入、PHP、iframeで不正ページロードする仕掛け設置)

ユーザーリダイレクト

攻撃サイト脆弱性攻撃(複数?)

乗っ取り、パスワード盗聴など

最初に戻る

攻撃方法について

もしかして何でもあり?

攻撃成功後の振る舞い
  • FTPパスワード抜き取り(接続しなくとも取られる)
  • 踏み台・ボット
  • 基本的に乗っ取りが出来るので可能性なら何でもあり
検出について

【予防】

感染後】

対策
その他

その他教えていただければ幸いです。

2009-05-19

デスクトップPCハードユーザ以外不要になった件

ネットメールくらいならネットブックで十分」のような話があるが、実際にはそれどころかもっと色々使える。なので実際に自分ネットブックでしている事と出来ていることを上げてみたい。使用機種はHP mini 1000

 

画面が狭いのでタブファイラx-finder使用するといくつもExplorerを起動しなくて良いので便利。常時起動でも省メモリ

 

まとめ

ネットメールどころか大抵何でも出来る。

スペックゲーム映像編集などをしない限りスペック不足は感じない。(すごいのと比べればもちろん遅い)

あれもこれも起動するとメモリ不足を感じる複数作業はしないほうがいい。(自分GDI++を使っているからメモリが不足してる面が大きい)

重いソフトはそれなりに重いが実用範囲。

大抵のモデル光学ドライブがない事はデメリット仕事CDからソフトを入れる必要がある場合は外付けドライブが必須になる。

(ただし上に記載したソフトは全部DL出来るので趣味で使う分には大抵何とでもなる)

 

普通の人はネットブックで十分

以上から重いゲームをせず、クリエイティブ系(特に映像)の制作もしない、収集癖の(サイズの大きい物を大量に集めすぎ)ない人はネットブックで良さそう。高いノートPCデスクトップPCは必要性がない。メーカー製の拡張性もなくゲームも出来なかった一昔前のデスクトップがそのままネットブックに置き換わったと言えそう。

 

不満がある場合は

2008-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20081202002104

デスクトップならともかく、ネットブックVistaはありえないくらいダメOS。

SSDとか容量小さいのにどかっとOSに食われるし、メモリだって乗る量に限りがあるものが多い。

ただXPにするだけでめちゃくちゃ快適になるぞ。

逆にVistaのいいところってなんだ? 体感できる範囲であるか?

GDI描画周りは遅くなるらしいし、GUIなんて結局クラシックにしかしないし、UACなんか即効オフだし、カーネルが高性能っていうけど、被せるガワで全部おじゃんにしてるから意味ない。

2008-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20080417234813

セキュリティ系だと、種類や重要度を見ずに、セキュリティホールとかスパイウェアとかってだけで、すべて同列に語ったり反応したりする、ってのがある。

スパイウェア認定されたクッキーを見つけて大騒ぎするとか、XSSバッファオバーフローの区別がついてないとか、しまいには、例のGDIの穴を、Fx使ってるから関係ないといってみたり、増田リファラID洩れを気にも止めてなかったのに、誰かがセキュリティーホールでしょとか言ったら、とたんに「これだからはてなは」とか言い出したり。

ま、過ぎし日の自分の様ではありますがw

2008-02-06

まちがい

http://anond.hatelabo.jp/20080206033709

XPまでのWindowsも描画はグラフィックスカードハードウェアで行っているよ。CPUレンダリングなどしていない。

Windows3.1の頃からずっと。

あと、GPUに回せば負荷が軽くなるからってGPUをぶん回すと消費電力が上がるので、ミニノートには向かない。切ったほうがいい。体感速度は上がるけど、視覚効果を切ってもピクセルシェーダで描画するのは電力の無駄遣い。GDI経由で書くのが分相応ってやつだ

 
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