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はてなキーワード: 渋柿とは

2022-11-07

anond:20221105115153

柿はイタリアでも民家の庭にふつーに植えられてる果樹で、イタリア語でもそのまんまcachi(カーキ)という。

cachiは基本的渋柿なんだけど、樹上でドロドロのグチョグチョに熟すまで放置してから収穫して、ゼリー状の果肉をスプーンですくって食うのが一般的ドライフルーツヨーロッパの方が馴染みが深い印象なんだけど、日本とは違って干し柿にしたりはしないらしい。

2022-11-05

anond:20221105115153

別に有識者じゃないけど、柿生産量日本一の県に住んでいるので、受け売り話を少々。

太秋、美味しいよね。尻の部分に筋模様が出やすく、見た目があまりよくないことがあるのだが、筋がよく出ている方がおいしいという話もある。果皮に青みが残っているうちはシャキシャキ系だけど、そのまま何日か置くと果肉が柔らかくなってまた違った感じになるので、経時変化も楽しんでほしい。

最近、太秋の子供で「紀州まり」という新品種が出回り始めた。めちゃめちゃでかくて、めちゃめちゃ甘くて、果皮がめちゃめちゃ綺麗。是非食べてほしいのだが、贈答品がメインの販路のようなのでなかなか入手は難しいかもしれない(こっちでは農産直売所で雑に売られている……)。

太秋は甘柿成熟したら渋が抜ける)で、刀根早生とかは渋柿。と言っても、青果で売られているものは渋抜き処理がされているので渋を感じることは無いけど(干し柿用に売っているものは渋あり)。

ただ、甘柿より渋柿の方が、糖度自体一般的に高いそうだ。甘さを存分に味わいたいなら渋柿系でよく熟したものおすすめ料理に使うなら、さっぱりした食感の甘柿の方が合うかも。

果物は、酸味と甘みのバランスを楽しむものが多いのだが、柿はほぼ酸味がなく甘みのみ。それが柿のいいところなのだが、むしろそれが苦手という人もいると思う。その場合は酸味を足すのがおすすめスダチレモンライムなど、酸味が強くて香りのよい柑橘をキュッと絞って食べると、新しい味わいが楽しめる。

逆に、とにかく柿の甘さをめいっぱい楽しみたいなら、室温でじっくり追熟してほしい。全体的にぶよぶよした感じになるまで気長に追熟したら、ヘタをひねって取って、そこからスプーンを突っ込んで食べる。ドロドロの果肉(季語にもなっている、熟柿というやつ)は、天然のジャムだ。ヨーグルトホットケーキにかけてもうまい

2022-02-02

anond:20210427193841

すごく共感した。美味しいけど干し柿高いよね。

自分渋柿から干し柿作って、渋抜きした柿を食べてから柿の美味さに嵌まっている。

メルカリの安くて謎のブランドは買いにくいけど素性の明らかな市田柿ならいいかも。

1.1kgで送料込みで3100円とかなりお買い得な出品者もいるよ。

近所のスーパーだとランク落ちの見た目の悪い干し芋も売ってる。そのまま食べてもおいしいけど、トーストすると表面がパリパリして風味もよくなるから結構おすすめ

2021-04-27

anond:20210427192347

干し柿干し芋

干し柿は高いので食べたくてもたくさんは食べられない。。。しかし、とてもうまい

自分渋柿からも作れるが、これもとてもうまい。半熟状態が大変美味。味の変化を楽しめる。ただし、カビに気を付ける。

メルカリ冷凍ものが安く売られているが少し買うのが怖い。。。

最近食べたダイソーの焼き干し芋は安くて美味しかった。ただ、ネットレビューをみると繊維が多くて甘みが少ないという報告もあり品質バラつきがあるようだ。

2021-01-03

フェイ干し柿の登場が待たれる

食べられない干し柿、なるもの存在すると知った。


ウチの地元正月飾りに串刺しされた干し柿を用いる。

例年、鏡開きが済み、お飾りから降ろした干し柿普通に食べてた。

乾燥しカチカチに硬くなったもの酢の物に入れて柔らかくして食べてた。


年末正月飾り用に購入した干し柿帰宅してから包装の裏側を良く見ると、

「お飾り用 食べられません」

との旨の表記が。

干し柿を長年買ってきたがこんなの初めて見た。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策の絡み?が、そういった表記はなく。


ググってみると食べられない干し柿、随分前から存在するらしい。少なくとも15年前から

Q&Aサイトやら個人ブログやらは引っかかるが、生産者サイト公式にその理由を記したものが見付からない。

もっともらしい理由としては、

「発色良くする為に過剰に硫黄を用いている」

とあったが、購入したお飾り用干し柿、そんなに鮮やかなオレンジ色でもない。


そもそも干し柿とはそのままでは食べられない渋柿を食べられるようにし、また長期保存可能にする手段

食べられない干し柿存在するという発想自体なかった。

木に成った柿の実を収穫し串に刺し乾燥する行程と手間、非食用とすることで削れる部位が想像付かない。


お飾りから降ろした後、どうしよう?

「食べられません」

と明記され、その理由不明ものをさすがに口にする気にはなれない。

そのまま燃えるゴミの日に出すのも食べ物を粗末にしてるように見えて後ろめたい。

食べられないよう処理され何が添加されてるか分からないので、庭に埋めて肥やしにするのも気が引ける。

紙などに包んで見えないようにして燃えるゴミの日にコッソリ出すしかないのか。


しろ食べないことが前提であれば、鏡餅セットに同梱されたプラスチック製のフェイク橙、

あれと同様にプラスチック製で模したフェイ干し柿で十分でないか

食物そっくり(でも食べられない)を捨てる罪悪感から解放されるし。

2020-12-11

anond:20201118155010

ちょ👨マテ。なんでお風呂に柿があんの?

加齢による体臭が気になってきたら、こっそり風呂石鹸渋柿に変えた。おじさんになって欲しくないから。

🐇たぶん「柿渋せっけん」

2020-11-19

お〜いみんな!今年もカキフライの季節がやってきたぞいぞいぞい!!

渋柿フライにすると甘くなるんだから不思議だよねー

2020-11-18

夫の維持費

夫は絶え間なく浮気している。

私よりも一回り上の夫。

今の相手女子大生

物腰の柔らかさと、それなりに整った容姿が好きで結婚した。夫は多分私がそれなりに若くて、モノを知らないところが良くて一緒になってくれたのかもしれない。

浮気が発覚したのは、たまたま外で出くわしたから。こんなにツメが甘い人だとは思わなかった。

問い詰めると(そんなのできなかった、やんわりとした話し合いになった)致し方ないことなど、ピカチュウは連れて歩きたいけどコダックモンスターボールに入れておきたいなどと無茶苦茶な例えを出されて有耶無耶にされた。

開き直られたらどうでもよくなった。離婚すればよかったのだろうけど、生活環境の変化など、いかデメリットが多いかを夫に説伏せられた。

もうなんか色々壊れたというか、自分おかしなっちゃって、というか情けなさというか

多分デートであろう日は、少しだけお小遣いを渡した。女の子の前で恥をかかせたくないから。安い店なんて連れてって欲しくないから。

加齢による体臭が気になってきたら、こっそり風呂石鹸渋柿に変えた。おじさんになって欲しくないから。

夫が帰ってこない日はご飯簡素にできるし本とか読んで何も考えないようにしてる。

安い賃貸に住んでてよかった、私の収入で払える、夫婦の口座から払ってたけど、私の口座から引き落とされるようにした

浮いたお金女の子に良いもの食べさせてプレゼントでもしてあげてね

若くなくなると捨てられるのは分かりきってた。でもあった頃の夫を失いたくないから、今の生活を続けている。

私に婚姻歴をくれてありがとう

たまにうわーってなって泣きたくなる。

これは私の人生における必要経費なのだ

仕事頑張らなきゃ

2020-09-16

anond:20200916162953

渋柿を口の中にいれて10分待つのは 地獄だよ^^;

2019-09-18

anond:20190918145353

甘みに飽きたら、ブランデー漬けにしておくのおすすめ

甘柿は1本あると食いきれないほど採れるけど、渋柿干し柿にして保存できるからやっぱりいいよなあ。

2019-05-26

もしも桃太郎が一行がITスタートアップだったら

恵比寿駅喫茶店イヌサルキジが張り詰めた空気テーブルに同席している。

喫茶店のドアを開けて、桃太郎が入ってくる。

桃太郎「おつかれーっす」

イヌサルキジ「……っす」

桃太郎「ごめんごめん、遅くなっちゃったわ。いやね、きのう金太郎浦島太郎と飲みがあってさ」

キジ「え、あの有名な……」

桃太郎「そうそう。お互い名刺交換して。まぁやっぱ視座の高さが違ったわ。特に浦島太郎なんて玉手箱開けた経験者だし。金太郎は店にクマで乗り付けてた。ツキノワグマ

サル「はー、すごいっすね」

桃太郎浦島太郎、酔って乙姫に今から店こいよ!ってLINEしてたわ。ま、来なかったんだけど」

イヌ「……」

桃太郎「で、今日は何の話だっけ?」

サル「えーっと、それがっすね……」

桃太郎「来月の、鬼ヶ島ロンチの話?」

キジ「いや……」

イヌ「……俺から話すわ。実は、四人の座組みの件で、もう一回ちゃんと話したくて」

桃太郎「え?座組み? それは前あれだけ四人で話したじゃん?」

イヌ「あの後、また3人で話したんですけど、やっぱりまだちょっと腹落ちしてないって結論になって」

サルキジ「……」

桃太郎「……あー、そっかそっか。で? 何が問題なの?」

イヌ結論から言うと、4人のスキルカニバってて、このままだと鬼ヶ島環境ロンチしたタイミング事故るな、と」

桃太郎「え? いや、それぞれ全くバックボーンも違う、別領域スペシャリストから集まったんじゃん!」

イヌ「もともと、僕が4足歩行、サルが木登り、キジが空から攻撃の主担当桃太郎さんが指示って扱いで役割分担してたと思うんですけど」

桃太郎「そうね。誰1人欠けても鬼の討伐は成功しない、って思ってるよ」

イヌ「で、鬼ヶ島は荒れ地で木が生えてない、ってこの前、キジの偵察で判明したじゃないですか。それで、サル仕事がなくなったと」

桃太郎「いや!だから!それは前に話したじゃん! 直近はサルは引っかき担当になったでしょうが!!それまた話すのかよ!?

サル「あの時の話し合いの直後は、引っかきに集中しよう、って思えたんですけど、でもよく考えたら引っかきって、イヌでもキジできることだなって……」

桃太郎「それは……!!」

サル最初から鬼ヶ島に木がないってわかってたら、こんな話にはなってなかったですよね……」

キジ「なんか、ごめんなさい……」

桃太郎「いやいやいや、不確実性のコーンの話ししたよね? 実際に進んでからじゃないと確度の高い情報は出ないんだって

サルはい、頭ではわかっていたんですけど、実際に自分にできる仕事がないって状況に直面すると、戸惑ってしまって」

イヌ「……それで、サルから僕たちに相談されて。同じだけきびだんごをもらってるのにポテンシャル発揮できてない自分が許せない、と。それで3人で相談して、サルに指示係をやってみてもらうのはどうかと思って試してみたんです。すると、かなり攻撃連携がうまくいくことがわかって」

桃太郎「え?でも指示するのは俺の担当だよね? またカニバってるじゃん」

イヌ「それが正直、サル桃太郎さんより指示が的確なんです。桃太郎さんの指示は「倒せ」とか「やっつけろ」とか抽象的なのが多いんで現場側でいったん分解しないといけないんですけど、サルは「悪い鬼をこらしめるために、痛みを与えたい。キジさん、後方に回り込んで、鬼の後頭部をくちばしでつついてもらっていいですか?」みたいに、目的手段を明確に伝えてくれるから攻撃がやりやすいんです」

桃太郎「……!!」

イヌ「なので、今後はサルが指示係になって、イヌキジ桃太郎さんで攻撃をする座組みにするのはどうかと――」

桃太郎「いや、それはできないな」

サル「……」

桃太郎「3人は攻撃連携効率、ただそこだけを考えてサルを指示係にすべき、って言ってるけど、指示において考慮しないといけないのはそれだけじゃないからね。3人の体力配分とか、有利な場面でも万が一のために常に退路を確保したりとか、きびだんごの残数とかも含めた上で攻撃手段に落とし込んでるの。確かに抽象的な指示は多かったかもしれないけど、それはリーダーとして扱わないといけない情報量があまりに多いから、どうしても抽象的なアウトプットにならざるを得ないわけ。いや、できるよ?時間さえもらえればサル以上に的確に言語化された指示を出せる。なんなら事前に紙に書いて配ることだってできるよ。ただそんなことをしてたら全員鬼の金棒で頭蓋骨割られて死んじゃうでしょ」

イヌ「でも、権限を渡さなかったら属人化は解消されないですよね?」

桃太郎「それは……まぁとにかく、すぐに決済を全て渡すってのはできない。サルが指示をしてもいいけど、いったんイヌキジへの指示は俺に決済をもらってからにして」

サル「えっ……攻撃のたびに、桃太郎さんに許可をもらうんですか?」

桃太郎「ま、そういうことだね」

キジ「それはさすがに、現実的じゃないのでは……」

桃太郎「じゃあ指示係は今後も俺がいいっていう結論だね。他に議題ある?」

イヌサルキジ「……」

桃太郎「なければ、お疲れ様でーす」

イヌ「待てよ。桃太郎さん、いつもそうやって自分勝手な結論に持っていこうとしますよね」

桃太郎「は!? 話聞いてなかったわけ!? 話し合って結論が出たんでしょ!!」

イヌ「もう、ついていけないすわ。言おうか黙ってましたけど、僕、花さか爺さんからオファーもらってるんです」

桃太郎「は……? 俺を裏切って、あんホラ吹きジジイについていくつもり?」

イヌ花咲か爺さんは、僕となら大輪の花を咲かせられるって、夢を語ってくれたんです」

サル「……そんな、もうすぐロンチって時に……!」

キジ「そうよ! イヌがいなかったら、私たち、全滅しちゃうわよ!」

桃太郎ちょっと、落ち着こう、な、な? 感情的になってたらいい結論には……」

イヌ「そういう上から目線イラつくんだよ!!もうこうなったら全部言わせてもらうけどな、あんたはVC(ばあちゃんからきびだんご渡されたってだけで、俺たちのこと見下してんだよ!!」

桃太郎「……!!」

キジイヌ、それは言っちゃ……」

イヌキジ、さっきからお前はどっち派なんだよ! お前も影では言ってただろ、自分からきびだんごくれたら家来になるなんて、言わなきゃよかったって!!」

サルイヌ落ち着けよ!」

イヌサル、お前もいい奴ぶんなよな!お前最近カニの家の近くに柿の木が生えたって話しかしてないじゃないか!!もうこのプロジェクトに、興味ないんだろ?」

サル「それは……」

イヌ「いい儲け話だよな、カニじゃ木には登れないもんな? せいぜい渋柿じゃないことを祈るんだな!」

桃太郎「……」

イヌ桃太郎さんよ、黙ってないでなんとか言ったらどうなんだよ! えぇ!?

桃太郎「……これは、VC(ばあちゃん)とGC(じいちゃん)にしか話してない、完全クローズドの話なんだけど」

イヌ「……?」

桃太郎「実は俺、昔、川でVC(ばあちゃん)に拾われたっていう原体験があるんだ」

キジ「川で、拾われた……!?

サル桃太郎さん、それって……」

桃太郎「ああ、俺は本当は孤児なんだ。それもただ捨てられたわけじゃなく、巨大な桃の中に入れられて川に捨てられてたらしい」

イヌ「……」

桃太郎「その時の記憶ほとんどないんだけど、ただ狭くて、暗くて、甘臭かったことだけは覚えてる。偶然川に洗濯に来てたVC(ばあちゃん)に拾われなかったら、俺は死んでた。そういう原体験があるから、俺は鬼を退治して、平和な世の中をつくって、俺みたいな境遇の子が出ないようにしたいって思ってるんだ」

イヌサルキジ「……」

桃太郎「どうしてもその恐怖を乗り越えたくて、無茶な指示も多かったと思う。今までこの原体験について話せなくて、本当にごめん。なかなか口に出せない、心のふんどしを脱げなかったのは、俺の弱さだ」

イヌ「……桃太郎さん、もうそれ以上言わないでください」

桃太郎「いや、いいんだ。どうか言わせてくれ。そんな俺も、イヌサルキジ出会えて圧倒的に成長できた。だから……」

サル桃太郎さん、もういいです!」

キジ「わかりました、もう……」

桃太郎「この4人で、絶対にこの4人で鬼ヶ島ロンチを決めて、IPO(いっぱいおたからゲット)したいと思ってるんだ!!」

イヌ桃太郎さん、もうやめてください」

桃太郎「俺は、必ず、世界を変えて……!!」

イヌ「黙れって言ってんだよ!!」

桃太郎「え?」

サル桃太郎さん、もう言わせてもらいますけど、本気でサブいです」

桃太郎「え?」

サル孤児であることは同情しますよ。でもこれはビジネスじゃないですか? 桃太郎さんのそういう個人的な歪んだ動機が、一つ一つの言動傲慢さとして現れてる原因なんじゃないですか? リーダーとしてもっと、チームと成果にフォーカスして欲しいです」

キジ「正直、原体験とか、誰でも持ってるんですよ。でもそれを理由に世の中変えたいって、世の中にエゴぶつけてるだけだと思うんです。ロックスターを目指すならともかく、ビジネスマンとしてはどうなんですかね?っていうか、なんならイヌサル、私も生まれて二週間で親から離れて野生で生きてきたし、どっちかというと桃太郎さんは勝ち組ですよ?」

桃太郎「え?」

イヌそもそも、鬼たちにも子供がいるわけで、鬼退治したら孤児は増えますよね? 桃太郎さんの原体験手段がブレてません? なんかもう、ついてけませんわ」

桃太郎「えー」

イヌサルキジ、何かを諦めたように席を立ち、喫茶店を出ていく。

桃太郎「……」

3匹が出て行った喫茶店のドアを呆然と見つめる桃太郎

桃太郎「(ここでなにか適当時事ネタを絡ませた一言をいわせてください)」

暗転、幕。

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誤脱修正オチを加筆した完全版はこっち。

http://kibou-to-kibou.hatenablog.com/entry/2019/06/09/

2018-11-23

親父と渋柿の話

毎年この時期になると、親父は普段飲んでいる日本酒と一緒に焼酎を買ってくる。

庭になる柿の実の渋抜きをするためだ。

仕事一筋だった親父だが、昔から柿の渋抜きは一度も欠かしたことがない。

日頃は家族から飲酒咎められるからか、酒だって時には役に立つんだと言わんばかりに、得意になって柿の実を焼酎に浸す。

定年後は更に渋抜きに凝り始め、焼酎の種類や容器の深さを変えて色々な方法を試している。透明な焼酎に沈む鮮やかな柿の実は芸術的ですらある。

子供の頃は甘い柿が食べられるだけで嬉しかったが、今となっては無趣味な親父が何かに夢中になる姿が微笑ましい。

そんな親父が昨年入院した。幸い大きな病気ではなかったが、ちょうど柿の実が赤くなる頃だった。

ベッドでテレビを見る親父が何だか寂しそうで、その年は代わりに柿の実を採って渋抜きをすることにした。

30個ほどの柿の実と焼酎。親父のように上手くできるだろうか。親父は毎年、何を考えて渋抜き作業に勤しんでいたのか。などと感傷に浸りながら、試しに一つかじってみる。しぶ...あ...甘い。

もう一つ試しにかじってみる。甘い。そう、親父が毎年丹精込めて渋抜きをしていた柿の実。実は甘柿だったのだ。

渋柿が混ざっているわけでもない。全部甘柿。すっかり恒例行事だった渋抜きだけに、家族も気が付かなかったらしい。

春先に無事退院した親父。さっき笑顔焼酎を買ってきた。今年も我が家の縁側では、甘柿が一つ一つ焼酎に浸ることだろう。

2018-10-29

ハロウィン暴動

やわらかくなった渋柿に顔書いて投げ合う侘び寂びのある和のハロウィン

2018-10-24

anond:20181024174624

それは「苦い」って捨てられた渋柿アルコールで渋抜きして「うわ甘ぇ~」って食ってたら、

苦いっていった善意の人が「嘘つき!」って後ろから斬りかかられるやつですよね。

コミュニケーションに悪意の有無とかいう便利な判定基準なんて存在しないです。

みんながあなたの損得になんの関心もないだけです。

自分が得したい(少なくとも損はしたくない)とおもったら、

自分で「これは本当だろうか?」と問いを設定してググって深掘りしたり、裏返しの反対意見も見てみたり。

壁と思ってたところがはしごになって簡単に乗り越えられる知識さえ世の中にはあるかもしれない。

そうやって知識をあつめて決めた自分意見とか進路を、

次は世間にうまく表明したりしないといけないんです。

ググる前に学校にいってあらかじめまとまった形で大事なところだけ教えてもらう手もありますけど。

 

どうしても深掘りしきれず損得が判定できなかったらプロ相談してね。

あなたのおかれたこ世界が複雑であるという事実はかえられません。

プロもとりあえず説明努力はしてくれるけど、

どうしても納得いかなかったとしてもプロ世間を恨まないように。

 

あと、元増田の例示はフィクションばっかりですけど、

フィクションの一大テーマディスコミニュケーションを前提とした幸せの追求なのでそういう作品はどうしても混じります

いやだとおもったら「ごまかしのないハッピーエンドもの」ばっかり読んではどうですか。

2018-08-26

anond:20180826155408

リンゴは育つ条件の幅が狭いので手間をかけなければ熟す前に落果することが多く実生が問題になることはまずありません。

果樹問題になるのは原種に近い品種ラズベリーブラックベリーが藪化し、柿は豊産生の品種を長年放置すると周りに渋柿が生えてどれが植えた甘柿がわからなくことがまれにあります

一般家庭で実生が問題になるのはシマトネリコジューンベリーですね。

特にシマトネリコは人気がある一方で近所の雑草を刈らない土地に種が飛ぶとあっという間に大木になるので大変です。

ジューンベリーは収穫しないでおくと下からいっぱい生えてきて普通連作障害などで育ちませんが、たまに群生みたいになります

2018-04-14

書きなぐりたくなる稀によくある話。

私は性格はとてもネガティブ。頭も顔もスタイルは中の中といったところだ、決して美人ではないがブスでもない。キツめな顔立ちだがそれなりに告白もされたし結婚を申し込まれたこともある。ごくごく平凡だ。そしてとても親不孝者だ。

父は既に他界した。

記憶にある限り父は働き通しの人だった。成人式一般的な家庭では記念に家族写真を撮るだろう、我が家でもそうだった。しかし私は写真を撮るとき笑顔が作ることが出来ない。どうしてかいからかは分からない。自分が醜いと心の底から理解したときなのだろうか。他人からの世辞も鳥肌が立つし告白言葉友達言葉もどうせ嘘だろうと受け止められない、そういう捻くれた心のせいなのか自分笑顔吐き気を感じる。当然のように「ハイ、笑って」と言われる写真は心底苦手なものだ。振袖を着て、ドレスアップした家族写真館に連れて行かれたとき私は笑顔を浮かべることがどうしてもどうしても出来なかった。頬が引き攣り動悸が激しくなり涙が溢れた。一生に一度の記念写真を撮ることすらままならない。写真館のスタッフ家族困惑したことだろう。写真が嫌いなことを知っている母でさえそれ程とは思っていなかったのだろう、自分まで涙を浮かべていた。本当に申し訳ない。どうして笑えないのか、どうしてそんなことも出来ないのか。そんな当たり前のことも出来ない自分に情けなさと悔しさと悲しさと全てで苦しかった。結局安くない代金を支払い、記念となるはずだったそのアルバム家族の誰も受け取りに行っていない。もし私が普通の子たちのようにカメラ普通に笑うことさえ出来れば普通撮影を終えることが出来ていたのなら、仕事ばかりであまり写真のない父の遺影になっていたかもしれない。遺影写真を母と探したときにひっそりと申し訳なさで涙が出た。仲が良い家族とは言えなかったが大きくなってから家族写真は本当に一枚もない。

両親どちらの祖父祖母も既に他界している。

親の兄弟含めても私が初孫だった。だから一番に甘やかされさぞ可愛がられたことだろう。姑に少しいびられていた母から私がどんなに祖父祖母から甘やかされ放題だったかという話を思い出話とセットで昔よく聞いた。みんな私の結婚式に出たいと孫の顔がみてみたいと言っていた免許を取ったらドライブに連れていって欲しいと言っていた。私が心配だと言っていた。最後を看取ることは出来たがみんな意識が戻らぬ状態のまま亡くなったので誰とも最期言葉を交わすことはなかった、父とも。もし言葉を掛ける時間があったとして、私に何か声を掛けることが出来ただろうか。父の遺品整理ときに常に持っていた財布から私が子供の頃に書いた手紙を見つけた。頭が痛くなるほど泣いた。なんて親不孝者なんだろう。

母はまだ元気に笑っているが私は彼女申し訳ない気持ちしかない。

彼女は賢くはないが明るくよく笑い周囲に気を使うことが出来る。カウンターで隣り合わせになった相手ともすぐに打ち解けられ店員とも友達になるようなタイプ。そんな彼女子供が大好きだ、から彼女自身も早くに結婚して子供を産んだ。私にも学生の頃から貴女の子供が出来たら可愛い子供が出来たらいつでも面倒見るからねとあれがしたいこれがしたいと話をされ、同級生の誰ちゃん赤ちゃん産んだみたい抱っこさせてもらった可愛かったよと笑顔で話をされる度に私は子供きじゃないからと嫌々と返していた。申し訳ないが本当に苦手なのだ、小?中?学時代の子供の頃から既に例え結婚したとしても子供は産まないだろうとずっと思っていた。私は自分自身が大嫌いだから自分の子供も愛せないだろうとその事実子供の頃から気が付いていた。しかし成人をとうに過ぎ三十路を迎え婚活必要性を友人に説かれたとき、ふと自分が好きなところを見つけて結婚に至れる相手の子ならば愛せるかもしれないと思った。母が大好きな子供を、初孫を抱かせてあげえることも出来ると思った。それが唯一出来る親孝行のような気がしたのだ。結果として婚活は中断しているが、きっとこの先も独身のまま天災に巻き込まれるかどこかで孤独死するのだろう。結婚相談所に入会することを母が気付いたとき彼女は喜んでいた、退会を伝え孫はもう無理だろう諦めてほしいと伝え面と向かって謝罪したとき彼女は泣いていた。ある日、母の友人に孫が産まれたという話を聞いていると「もし私に子供出来てももう丸一日面倒見てあげることは出来ないね、私も取ったんだなぁ」と言われた。前は孫とどうしたいと理想を話してくれた、近年はその度に申し訳ない気持ちでごめんねと返していたが段々とそのやり取りもなくなってきた。きっと自分が娘を産んだ時から私のウエディングドレス姿や孫を抱く日のことをそれはそれは楽しみにしていたんだろう。それすら叶えることが出来ない不出来な娘で親不孝者で本当に申し訳ないという気持ちで苦しくて、突然涙がこみ上げる夜がある。

SNSを眺めていると頭がおかしくなりそうになることがある。鳥肌が立ち吐き気に襲われることがある。

どう見ても可愛いと思えない子の自撮りした笑顔が流れてくることがある。どうしてそんな笑顔写真に写ることが出来るんだろう。その写真を見て気持ち悪いと思われるとは思わないのかその顔が周りを不快不愉快にさせるとは考えないのか。もし私がその顔に生まれていたら即整形している。その姿でどうして幸せそうなのだろう。わからない。

どう見ても可愛いと思えない子が母になり子供との笑顔が流れてくることがある。性格が良かったんだろう料理が上手かったんだろうもしかしたらその顔が好みだったのかもしれない。そうだろう理由なんてそれぞれに山とあるのだろう。どうして私にはそれすら叶えることが出来ないのだろう。どうしてどうして。マウンティングという言葉を聞いたときなるほどなと感じるが私のそれはもっと根本的で病的なものだ。あの子不細工からというところに強調がつくのではなく、そこに劣るほど自分が駄目な人間であるというところに強調をつける。私はどうしようもなく醜く駄目な人間なのだ

明るく社交性が飛びぬけている母とは違い不器用な人だった父。

私たち家族は仲の良い家族ではなかった。みんな帰宅してもそれぞれの部屋に籠るような生活になっていたし父が死ぬ前数年間は言葉も交わすことも少なくなっていた。父が倒れる前の晩、最後に声を掛けられた私が返した言葉は「なんでもない」だ。本当にどうしようもない。それでも血縁者であり家族であることに変わりない。父に似ているとよく言われたことが多くある。どこでこうなったのかわからない、不器用な人だった父もきっと生きるのは大変だっただろう。それでも一般的恋愛結婚仕事を貫いた点で彼は私と比べるまでもなくまともな人間であったのだろう。もし私が母に似て愛嬌たっぷりになっていたのなら人生は違っていたのだろうか。私には愛想笑いすらとても難しい。笑顔での接客対応ですら必死仕事終わりには顔が痙攣することもある。いつも笑顔の母とは似ても似つかない。

両親の兄弟を思い返しても血縁を切ったような相手しかかばない。もしかせずとも我が家家系はここで途切れるのだろう。かもしれないと別の可能性を見出すことすら出来ない。私が母と出掛けねば手入れされていないお墓を想像がつく。祖父祖母申し訳ないと思っていた、両親に申し訳ないと思っていた。ほんとはそれだけではなくもっともっと多くの人に申し訳が立たないんだろう。私はどこまでも親不孝者なのだ

先日母に頼まれ年金保険というものに加入したが受け取る日はこないだろう。痴呆が始まるようになった日には自殺しようと心に決めている。吐き気がするほどネガティブな私にもいまが幸せだと思う瞬間はあった、それを忘れてしまうくらいなら自分で幕をひく。家系的にそう長生きするタイプではないか平均寿命いかないだろう、きっとあと40年もない。30年程とすればゴールまで折り返しだ。憎まれっ子世にはばかる渋柿の長持ち論で性格の悪さから長生きする可能性もあるが、それを上回るメンタルの弱さで心からまれているのでことわざ効果は大いに打ち消してくれていることだろう。人生死ぬまでの暇つぶしに過ぎないという言葉を聞いたときほんの少しだけ心にある澱みが軽くなったような気がした、そのまま日々ゆるりと死に向かっている。最近体調がすぐれないこともあるが無性に眠い。抗えない虚脱感と眠気に襲われるときこのまま死ぬのだと毎度感じる。いつの日か本当にそのまま死ぬのだろう。何を産み残すこともなく継がせることもなく。誰に何を返すことも出来ず。本当にごめんなさい。

どこかに書きなぐりたくなった。

2016-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20160423123814

そして、人間渋柿を集めて、干し柿にして食べるようになるのですね。

良い話だ―

続・さるかに合戦

サルがカニたちに退治され、一年が経ち今年もまた柿の木が実をつけた。

カニ達は柿の実を取ろうとしたが、木に登れるサルが居ないと柿の実を取れないことにようやく気がついた。

カニ達はサルを殺してしまったことを後悔し、サルの遺族に謝りに行った。謝った上で、柿の実を取って欲しいとお願いをした。

それを聞いたサルの遺族は、分かったとだけ言いカニ達と共に柿の木へ向かった。そうして柿の木に登ると、地上のカニ達を攻撃し始めた。厚かましいカニ達に激怒していたのだ。カニ達もカニ達で反撃し始める。

そして柿の木は、今年も始まった争いにウンザリしていた。柿の木は考えた。どうやったら争いはなくなるのかと。

考えた結果、柿の木は渋柿をつけることにした。

そうして甘い柿の実は無くなり、カニ達もサルの遺族も、みんなが後悔したのだ。

おしまい

2014-05-29

http://anond.hatelabo.jp/20140529201235

猫のおしっこの臭さは絶望的になるよね。

自分風呂で足フミ洗い3回してから洗濯機に入れてる

風呂で洗う時に渋柿石鹸使ってるんだけど結構匂いがとれておすすめ

2014-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20140505232345

ごめんね。本当にわかんないのでいいかげんなこと書けないです。

わかんないついでにどうでもいいことを書くと

ちょっと前の増田で薬丸さんが「明日も、はなまる!」とか書き込んでるの。

終わってるよ!って心のなかでつぶやいておいたよ。

直接トラバする勇気がないからここに書くね。

あと、今日11:09に布川敏和さんが

「嫁に逃げられたよ」とか書き込んでるの。

渋柿すぎるよ今日増田。モッくん待ちだよ。

2011-09-13

20

若さというのはそれだけで財産の様子

私は老いが恐ろしい

歳を取る事が恐ろしいんじゃない

互いに高め合える伴侶に出逢った時

付き従おうと思える王が現れた時

彼の者の期待に応えられなくなってしまう事が恐ろしいのだ

渋柿渋柿として使え

遠く御先祖はこう仰ったが

私はこれを真に理解するまでに至っていない

いつまでも自己中心な子供のままだ

とにもかくにも

20代と30代の壁は厚すぎた

自らが壁を越えてとみに思う

今を生きる若者達に言いたい

若さ無駄にするな、と

お前が思っている以上に

お前は日々劣化している

まらなくなっていく同い年を見る度思う

老いはこんなにも恐ろしいものか、と

若い頃には早く大人になりたくて

歳をとれば子供に戻りたくなる

有限の命とは難儀なものだな

嗚呼遠くへ生きたい

ここではない何処かへ

 
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