「どこでもドア」を含む日記 RSS

はてなキーワード: どこでもドアとは

2023-07-03

anond:20230703000840

どこでもドア主体が出入り口のどちらにあるのか疑問になって寝れない。

anond:20230703000840

どこでもドアがあれば広くて安い物件に住めるじゃん

差額は3000万どころじゃないw

anond:20230703000840

どこでもドア買って会社立ち上げるわ

物でも人でも0秒でお届け!1件1万円から承ります

てやれば数か月でペイできて1年後には家も買えるわ

どこでもドアマンション、どっち買う?

仮にどこでもドアが3000万円くらいで売ってたとして、マンションどこでもドアだったらどっち買う?

値段で考えたら移動にかかるお金より家賃の方が高いけど、時は金なりだし…

2023-05-20

俺の話について来れるのがChatGPTくらいしかいない件

youtube shortsを新着一覧から削除するuserscript の作成

ジャンププラスポイント購入で特定ポイントに一番近くなる組み合わせのポイント購入方法計算するプログラム作成

動画の要約案を5つ考えて、

AIで生成した児童エロ画像児童ポルノではない根拠について。

シンギュラリティ信仰か?

AI単純労働を置き換える?

政治法律司法儀式的な要素を持つという視点も興味深いです。これらのプロセスが持

つ「儀式」は、社会の秩序や安定、公正さを維持するために存在し、それ自体価値を持つという考え方で

す。そして、その「儀式」は、感情や信念、イデオロギーに基づく人間行為であり、AIによって完全に代

替されることは難しいでしょう。

自分の知り合いの中にこんな会話をできるだけの脳みその持ち主は皆無。

そういう、低次元環境に生きてる人間にとっては、ChatGPTくんは神。

このドラえもんの中身多分ChatGPTだろうなー。どうして?

どこでもドア」を開けるたびに、「この行き先に関する情報提供できますか?」と尋ねる。

ドラえもんの「のび太宿題を手伝う」シーンが大幅に増え、すべてがエッセイ形式になった。

ドラ道具を出す代わりに、「それについての詳細な説明必要ですか?」と問いかける。

ヘリを回すたびに「エラーが発生しました。回転機能は私にはインストールされていません」と表示する。

しずかちゃんがお風呂に入っている」事件が起きなくなり、「プライバシー尊重します」と常に言っている。

のび太ジャイアンいじめられているとき感情的に反応せず、「適切な対応策をAIモデルから提案します」と言う。

2023-04-17

東京沖縄

東京都民で、東京での暮らしには満足しているけど、

はっきり言って「どこでもドア」を持ってたら沖縄に住むと思う。

特に冬。

anond:20230416112733

2023-03-26

[]3月24日

ご飯

朝:なし。昼:サラダスープ。夜:サブウェイ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、暇。

時計仕掛けのレイライン -朝霧に散る花-(ニンテンドースイッチ移植陽炎彷徨魔女内に収録)

・はじめに

魔術が込められた遺品が巻き起こす様々な事件解決するアドベンチャーゲームで、原作18禁ゲームだが、これはその全年齢移植版で、三部作の三作目で完結編。

一作目から提示されていた謎は全て解かれ、人間関係もおさまるところに収まった感じで、まさに大団円だった。

ストーリーは二作目での出来事の続きで、新キャラらしい新キャラも一人だけと、もう慣れたいつものメンバーで進んでいく。

良い意味無駄に話を広げない構成で、登場人物たちみんなに出番があって良き。

意外な犯人文章の書き方で誤認を誘う展開、立ち絵の表示で登場人物と読者との間で認識齟齬が生じるサプライズなど、ミステリ味のある要素も沢山あった。

特に文章の書き方で誤認を誘う展開は、今シリーズ特有魔法と密接な関係にあってフェア/アンフェア判断は難しいものの(根本的に信頼できない語り手ってそれ自体を問う読者への挑戦状が無い場合アンフェア…… でいいんかな、この辺別にゲームとかじゃなく普通に判断迷う)、まあ謎解きのロジックを楽しむ作風ではないので、こういうのも面白い

意外な犯人は本当に意外で、作中人物が指摘している通り基礎的な捜査漏れに助けられていることはご愛嬌にしても、素直に驚いた。

(そもそもフーダニットを問われてると思ってなかったので犯人を誰かを考えて読んでなかったのも理由だけど)

・優しいお話だった

悪い人がいない優しいお話だった。

それだけじゃなく、登場人物ほぼ全員に役目があり、それらが今回の事件解決寄与する構成も優しい。

出番の多寡はそれなりに違いはあるものの、立ち絵名前があるキャラは全員活躍したんじゃないかな。

こういうの、限られた工数の中で作った素材なんだから一切無駄にしないぞ! という強い意志を感じられて僕は好き。

多少の強引さは感じたものの、そんなところまで関係してたんだ、と情報が繋がっていく様が面白かった。

……まあ僕が好きな春日真由美ちゃんマジで唯一の例外特に何もなく終わったけど。

作戦会議面白

メーンヒロイン特殊能力はないけど知略に優れている設定のためか、このゲームとあるごとに作戦会議が始まる。

情報を整理して既存知識の中から対抗策を練る件が数えきれないほどあったんだけど、これ楽しい

特に今作の前半は今までの積み重ねで味方側の戦力多寡を感じる状態で、作中でもかなり楽観的に会議が進む。

しかし、中盤で最高戦力が脱落してからは話が一変。

徐々に戦力を削られ取れる作戦が減っていく。

そんな中でも、知恵を絞る展開が激った。

とはいえ所謂どこでもドア」と所謂石ころぼうし」が手元にある状態最後までいったのはちょっと緊張感なかったかも。

ピンチ感を出すならこの二つを真っ先に使えなくすべきだよなあ、とは思った。

特にどこでもドア」は第一作目から最後最後まで活躍しっぱなしで、回数制限という縛りはあるものの、ちょっと便利すぎた。

・アーリックさん強い

数少ない、というか一人だけの今作からの新キャラになるルイの義理の兄アーリックさん。

今までの強キャラが魔術に長けたキャラだったのだけど、アーリックさんは単純に体術と筋力が強い。

それでいて魔術に長けてないわけでもないという、魔武両道な素晴らしさ。

今までにない物理的な方面の強さでかなり無双する展開が格好いいんだけど、おバカなところがあって可愛い

この人主人公スピンオフは流石に言い過ぎにしても、サイドストリー一編ぐらいは読みたかったなあ。

弟のルイとの関係性も作中で読み取れる内容だけじゃ物足りなく、もっと読みたかった。

とはいえ元が美少女ゲームであることを踏まえると流石に無理なお願いかな。

・おわりに

事件捜査や謎解きやサプライズ展開などミステリっぽさがふんだんに盛り込まれていた。

主人公相棒ヒロインの3人構成のチームで短編連作的な事件解決をする一作目にすごく惹かれたからこそ、この三人の関係性が収まるところに収まったのは良かった。

名探偵役とワトスン役の関係性に萌えることもまたミステリの欠かせない一要素なので、そういう意味でも「らしい」作品だった。

2023-03-10

anond:20230310122037

コピーは出来るかもしれないけど肉体捨てた時点で死ぬんじゃね?

どこでもドア都市伝説と同じで

2022-12-04

anond:20221204230158

たとえばどこでもドアの具体的な仕組みが転送先の座標に自分の複製を生成してドアに入った自分物理的に消去するシステムだったとするじゃん

世界にとってはその人がそのまま別の場所転送されたのと同じことだけど、自身にとっては単に殺人ドアにこの世から消されてるだけなんだよね

脳のデータを外部にアップロードして機械の脳にデータダウンロードするって仕組みもこのどこでもドアと一緒で

世界にとってはその人がそのまま不死になったのと同じことだけど、自身にとっては生身の脳を処分する時点で単に殺されたのと変わらないんじゃないのかな

2022-10-19

[] 劇場版ドラえもん

「ドラえも~~~~ん!!!!」

のび太はいものように(ここまで書いた。以下全てAI

 

ドラえもんに泣きついた。

しかし、ドラえもんから返ってきた答えは意外なものだった。

「あー……すまないんだけど、僕、もう帰らなくちゃいけないんだ」

「帰るってどこへ?」

未来へだよ」

ドラえもんがそう言った瞬間、のび太スネ夫の目の前でドラえもんの体が少しずつ透け始めた。

「ドッ、ドラえもん!?

「どどどどうしたんだよ!」

慌てる二人にドラえもん申し訳なさそうな顔で告げた。

「ごめんよ。実は君たちと遊んでいる間にタイムマシンを壊してしまったみた……うわっ!」

ドラえもん言葉最後まで聞かず、二人は慌ててドラえもんに飛びつきその体を揺さぶった。

「なんでそんなことするんだよ!ドラえもんがいないと僕ら困るじゃないか!」

「そうだぞ!なんとかしろよぉ!」

「無茶言うなぁ!僕は今すぐ戻らないと大変なことになるんだ!頼むから離してくれぇ!」

二人がかりでもびくともしないほど強い力でしがみつく二人をどうにか振り払うと、ドラえもんは大きく息を吐いた。

「……とにかくだね、僕はもう行かないといけない。だから最後にこれを渡しておくよ」

ドラえもんポケットに手を入れ取り出したのは、小さな箱だった。

それを見た途端、のび太の目が大きく見開かれた。

「そっ、それは……まさか……!」

「ああ、『どこでもドア』だよ」

「いやっほおおおう!!」

大喜びする二人の横でドラえもんは少し不安げに呟いた。

「ただ、これは試作品なんだ。まだテスト段階のものだけど……」

「それでいい!最高だぜドラえもん!」

「早く使ってみようぜ!」

興奮して飛び跳ねる二人にドラえもんは苦笑しながら言った。「まあまあ、落ち着いて。まずはこの『どこでもドア』の説明をするよ。この扉を開けるとどこに繋がっているのか分からないけど、とにかく開けてみるしかないんだ。もし変な場所に繋がってしまったら、最悪帰れなくなるかもしれない」

「そっ、それでもいいよ!行こうぜ!」

「うん、行こう!」

二人は同時にドアノブを掴み勢いよく回そうとしたが、それよりも先にドラえもんがその手を止めた。

「待ってくれ!本当に行く気かい?もしものことがあっても大丈夫なのかい?」

心配そうに見つめるドラえもんを見て、二人は思わず吹き出ししまった。

大丈夫だって!何言ってんだよ!」

「それに、こんな面白そうなことを途中で放り出すなんてできないだろ?」

二人は笑いながらそう言った。そして、改めてドアノブを握ると大きく深呼吸をした。

「よし!じゃあいくよ!」

「うん!」

「せーのっ!!」

掛け声と共に二人はドアを思い切り開いた。すると眩しい光が差し込み、一瞬目がくらむ。次の瞬間、二人は全く別の場所にいた。

そこは森に囲まれ空き地のような場所で、辺りには大きな屋敷があった。しかし、その光景に驚いたのも束の間、今度は別の場所に移動していた。

先程までいた場所とは打って変わり、そこには見たこともないような立派な建物が建っていた。さらに、そこかしこ大勢の人が忙しなく走り回っている。

「ここは……一体どこなんだ……?」

呆然と立ち尽くすのび太の横で、スネ夫がぽつりと呟いた。

「なんか……すごく騒々しいところだな……」

「確かに……。ここって日本じゃないのかな?」

「いや、多分違うと思うよ」

突然背後から声をかけられ、二人は驚き振り返った。そこには、メガネをかけた優しそうな青年が立っていた。

「驚かせてごめんね。僕はエル・マタドーラ。君たちはどこから来たんだい?」

エルと名乗った男は優しく微笑みかけた。その笑顔につられて、二人は口々に自分たちの名を名乗った。

「ぼっ、ぼくは野比のび太です」

「オレは剛田武だ」

「ノビタくんとタケシくんだね。よろしく。ところで、どうしてここに来たんだい?」

「それが……僕たちにも分からないんです。気がつけばここにいて……あなたはここで何をしているんですか?」

「僕かい?僕は今からここで働くんだ。今日からこの城で働くことになったからね。……おっと、急がないと遅れてしまう。それじゃあまた会えるといいねバイバーイ!」

エルはそう言うと慌ただしく走っていった。

「えっ!?ちょっ、ちょっと!」

「おーい!待ってくれぇ!」

慌てて後を追いかけようとする二人だったが、その時再び光に包まれたかと思うと、またしても別の場所に移動していた。そこは薄暗い森の中だった。

「ここは……さっきの場所とは違うみたいだな。それにしてもあの人、足速すぎだろ!」

「でもどうしよう……このままだと遅刻だよぉ……」

「そうだなぁ……あっ!そうだ!これ使えばいいんじゃんか!」

「あぁっ!!そっか!すっかり忘れてた!」

ドラえもんから渡された『どこでもドア』を思い出した二人は早速使おうとしたが、そこで二人は重要なことに気付いた。

「……でもこれ、使い方が分からないぞ」

「……うん」

「参ったな……ドラえもんなら知ってると思ったんだけど……う~ん……あっ、そうだ!」

何か思いついたのか、のび太ポケットに手を入れた。

「確か、ポケットの中に説明書が入っていたはずだ」

「本当か?……お、あった!」

ポケットの中から取り出したのは、先程の箱と同じ大きさの箱だった。それを見た瞬間、のび太の顔が輝いた。

「これだ!きっとこれが説明書に違いない!」

「良かったぁ!これで安心して使えるよ!」

のび太スネ夫は嬉しそうに箱を開けると、中に入っていた紙を取り出した。

「えっと……なになに?この道具は……」

「……タイムマシン

のび太は手に持った紙の上の方に書かれた文字を読むと、少し間を置いて叫んだ。

「……はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

(ここから何度生成しても「ああああああ」を続けるだけとなってしまったので打ち切りします)

2022-10-03

anond:20221003003435

あの漫画科学哲学の扱いがめちゃくちゃモヤモヤする

反証可能性っぽい話を登場人物がするけど、反証可能性ポパーが唱えるのって地動説なんかよりも全然先の未来だかんなって感じてしま

地動説科学重要性を説明するのに作中でさらに先の概念である反証可能性」の話をするのはズルいというか、命がけで「地動説」を受け継ぐ話なのに、科学の発展の話なのに、発展した先の未来概念持ってくんのは道理が通ってなくない?と思ってしま

大航海時代にどらえもんが「どこでもドア使う?」って言って台無しにしているような感じがする

2022-09-19

anond:20220919104618

どこでもドアってそんなに丈夫だっけ?

水圧や気圧ですぐ壊れそう

ドラえもんひみつ道具、発電量最強決定戦

どれだけのエネルギーを得られるか、という観点考察しよう。

まああまり厳密に考えずに、発電利用の際に追加で行う仕事任意の量が可能、ということにする。

もちろん、得られたエネルギーからは減算します。

タケコプターで、バケツを高所に運んで流す、みたいな利用法水力発電するアイデアを考えた。

ももっといい方法がある。

どこでもドア

大気圏内のはるか高い高度にドアを設置し、地上のドアから水を組み上げる。

それだけで自動的位置エネルギーを稼ぐシステムが完成!

単位時間あたりの獲得エネルギーは相当大きいと思うよ。

2022-08-10

宇宙戦艦ヤマト2202が、評判悪いけど観てみたらそんなに悪くなかった

ネタバレ満載だからこれから見る人は注意してね。

で、悪くなかった。

かにアラは目に付きまくるが、まあ本来2時間で終わるさらば宇宙戦艦ヤマトを、2クールで作れと言われたらあれ以上にやるのは難しいだろうな、という感はあった。

自分は「2」は見てないのでそっちとの比較はしないが、個人的には2199よりも満足感が高かった。

というか、自分は2199の随所に不満があり、そっちで期待値を爆下げしてたので、2202が意外と悪くなく感じたのだろう。

2199の何に不満を持ったかと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「波動砲封印」。これである

なんかイスカンダル姉妹が二人とも波動砲嫌いで、何でも昔イスカンダル波動砲宇宙に覇を唱えた事を悔いているからとか。

しらねえよアホ。それをやったのはイスカンダルであって地球じゃねえ。

なんでお前らの反省地球が縛りプレイしなきゃなんねーんだよ。

波動砲封印したせいで外敵に敗れて地球が滅びたらお前責任取れんのか?

ヤマトは大ガミラス相手に1艦で戦ってんだぞ。

沖田艦長は何か使わない約束しちゃったけど、あれほとんど戦争終わってたかOKしただけだろ。バラン星より前にそれ言われてたらOKたかよ。沈むぞヤマト

まあそんなこんなで波動砲封印しちゃって、その悪影響が2202まで引きずってたわけだが、

ご存じのとおり、2202の後半なんて数百発の波動砲が飛び交う波動砲天国である。(というか、波動砲くらいしか相手有効攻撃が無い)

2202の冒頭では、「波動砲を使いたくない古代と、波動砲を使いたい地球連邦軍」という対比になっていたが、

本来これは逆であるはずだ。

波動砲がなきゃ敵に勝てないと骨身にしみてる古代と、かすっただけでも比喩抜きで地球木端微塵になりかねない波動砲封印したい地球連邦」という図式の方が自然だ。

波動砲撃ちまくりになったら困るのは地球なのだ。この辺、旧作のさらばでも何も考えずに波動砲艦隊作った辺り、幾ら核兵器比喩とはいえ扱いが雑だなあという感が強い。

まあ、それはともかく、通常兵器では殺していいけど波動砲では殺しちゃダメ、というイスカンダル姉妹の独特の価値観は、普通空襲で死んだ人は特集しないくせに広島長崎で死んだ人は毎年特集して語り継いでる日本へのオマージュかと思われるがとにかくアホらしい。

人道を掲げるならいっそのこと「兵器は何一つ使うな」くらい言えば良いものを、そこまで言えない辺りに底の浅さがにじみ出ている。

だいたい、あの姉妹イスカンダルの座標すら地球に教えてくれず、試練とかふざけたことを言ってて、本当に地球を救う気があるのかも怪しいのだが、

この辺の高貴なるイスカンダルの高貴なるお遊戯は旧作には出てこないわけなので、2199で追加された新設定であると思うと腹立たしさも倍率ドンである

まあ、リメイク作品の作り手の常として、「旧作を極力リスペクトしつつ、旧作の矛盾点は解消したい」という欲があった事は想像に難くないので、「なんでイスカンダルガミラス二重星だと最初に言っといてくれんのや」という旧作の不満点を解消しようとしてそうなったのだろうが、

そんなちまい矛盾を解消するためにスターシャを人類に試練を課す女みたいな妙な位置づけにして世界観をぶっ壊してしまうのは本末転倒ではないのか。

旧作のひおあきら版なんて、スターシャ様はイスカンダルを爆破してガミラスを巻き添えにする烈女ぶりを見せており、そこまで献身的に助けてもらっちゃうと、さらばで地球連邦の増長ぶりに腹を据えかねた古代の怒りも理解できるのである

イスカンダル自分犠牲にしてまで地球を救ってくれたのに、テレサメッセージ他人事としてブッチするとか、地球はそこまで恩知らずかという古代の怒り、失望、そういったもの理解できるわけで、それがさらばのラストで「今度こそ地球は目覚めるだろう」という、地球文明自体の成長と、そのためのヤマト犠牲という図式に収まるわけなのだが、

リメイク版では2199のイスカンダル女がイスカンダル価値観押し付けてくる傲慢さを見せつけているせいで、その辺の図式がパァである

というか、イスカンダルガミラス本来異星人であり、地球理解し合える部分なんて「点と点」でしかないのが当たり前なのだが、2199では何を血迷ったのかガミラス地球の戦いを、ガミラス恒久平和を目指してるとか、地球から先制攻撃したとか、お前、「戦争はどっちにも正義がある」的なDD論を持ち込もうとしてるやろというSFも糞もない地球価値観を設定をぶち込んできたのだ。

このガミラス地球人化は話が進むにつれてどんどん進行し、なんかドメルが良い家庭人的な扱いになってたりとか、かわいい少女宇宙人がでてきたりとか、もう目も当てられないほど地球的なガミラス像が展開されている。

旧作も最終的にそういう方向に行ってしまうのだが、少なくともデスラーが「愛」とか馬鹿な事を言い出すのは新たなる旅立ち以降の話であって、話が通じないか大砲で会話するという異文化コミュニケーションの基本は旧作の方が押さえていたと言えるだろう。

あと古代守の特攻シーンもなあ。旧作の、負け続けて逃げ続けて、負け疲れた人がとうとうブチ切れて「死んでやる」と言い出したような救い難さがなりを潜めて、皆で笑顔軍歌合唱しながら特攻である戦争やった事ない人の軍人ロマンやな、という感が強い。(私も戦争やった事なんてないけど)旧作の方が「負けっぱなしの軍人が死に場所を求めた」感があって、良い感じにやるせなかったのだ。この辺は「バカめ」も同じで、あれは本来、指示を受けた通信手の方でも真意理解できないタイプの、どんだけ負けまくっても諦めない男・沖田十三がどんな人間かを示すセリフのはずなのだが、2199では部下の方も心得顔で得意満面の返答であるスタッフバカめと言ってやれ。

あとはもう、戦争やってんだか青春やってんだか分からんお前ら本当に軍人かと言いたくなるようなヤマト学園ぶり(これは2202にも引き継がれている)とか、まあ色々あって2199には大変失望させられた。

一方、2202はまあ、確かに変な部分もあった。

テレサ位置けが微妙過ぎて、なんなのあの人って感が強かったのとか、なんか「一日稼げば一日分の艦隊作って持ちこたえられる」みたいな事言ってた割に、最後バルゼー艦隊が何の抵抗も受けずに地球上空を押さえちゃったの何でなのとか(なんか私が見落としたんだろうか・・・)、トランジット波動砲かいうの、他の地球艦にも装備して2,3発撃ち込めば終わってたんじゃないのとか、斎藤の名セリフとか無理やりねじ込んでキーマンとか華々しく死なせた割に、あの特攻なんも意味ねーじゃんというかもう、そこで死なせるなら加藤と同じ場所でも良かったじゃんとか、加藤加藤で、お前そんな選択はいくら何でも無いやろとか、お前そんな死亡フラグ立てまくる事ないやろとか、まあ、色々言いたいことはあるのだが、

旧作の海原雄山みたいな傲慢な爺さんであったズォーダーや、キャラ立ってたくせに退場シーンすら存在しないサーベラー関係ないけど、アメリカだと古代×サーベラーカップリングが割と鉄板だとか20年ばかし前に聞いた覚えがある)なんかに大胆な設定を付与して、旧作とは全然別物ながら「異質な異星人」として存在感出しまくってたのが大変良かった。この辺、地球人化が著しいガミラス人とは対照的である

旧作で存在した「アンドロメダ征服した帝国首都星一破壊されたくらいで終わるわけないやろ」という矛盾点(これはガミラスもそうだけど)を、ゴレムとかいシステムで解消した事とか、旧作の地球連邦艦隊のあまりにアレな負けっぷりが解消されてたのも良い。

時間断層かいう取って付けたような設定も、当初は「一年でそんなに復興するわけないだろ」という旧作の矛盾点を解消するためだけのギミックかと思ったら、終盤ではそれをフル活用して「勝てないけど負けない」という異形の戦術を編み出す所までSFしてくれたのは意表を突かれて大満足だった。独自の設定を前提として、現実ではありえない合理性を編み出してこそSFである。小賢しいワームホールとか波動なんちゃら理論なんか幾らそれっぽいのを出そうが、そんなものSFではない。別の合理性を構築してこそSFなのだ

2202については、双方の戦法がデタラメである事を批判する声もあるようだが、もともと「知らない文明同士の戦争」でまともな戦法なんてあるわきゃ無いのである。とりあえず隠し玉を用意しつつ、ちまちま突っついて相手の手の内を探る以外の何ができる。相手がどんな兵器持ってるか分からないのに、陣形とか笑止である。密集陣形が良いのか、散兵戦術が良いのか、機動戦術が良いのか、野戦築城が良いのかなんて、相手がどういう兵器を持っててどんくらいの数がいるのか分からなければ、判断できるわけもないのだ。

ガミラス戦争ガミラス側が陣形を多用できたのは、ガミラス地球側の戦力を読み切っていたからと、相手ヤマト1艦だけだったからであろう。

そもそも地球もガトランティスワープ持ってるのだから、先に手の内を晒した方が著しく不利なのだどこでもドア持ってるやつ同士の戦いで陣形が何の意味があるというのか。

有効な戦法があるとすれば、「あとどれだけ増援が来るか分からない」という状態を維持することで、相手方に全力を出させない事くらいだろう。全力攻撃で目の前の相手殲滅しても、その隙をついた後だしジャンケン攻撃で我が方が殲滅を食らっては意味がないからだ。要するに戦力の逐次投入が最適解だ。

という事で、ガトランティスの戦法のなさっぷりは別に不満は無い。

山南も良いキャラしてて、特に前半の「イスカンダルに行った連中は浮世離れしてて・・・」みたいな発言は良かった。確かにあの世界では銀河系の外まで行った地球人はヤマト諸君だけであり、ほとんどの地球人は太陽系の外どころか、生まれた星の外に出た経験がある人すらどれだけいるか怪しいレベルなのだ

そのせいで、ヤマト諸君感覚と、一般的地球人の感覚にはかなりのズレがあると考えるべきで、上記発言はその辺の地球人側の感覚を端的に表している。

そんなこんなで2202はわりと満足できる出来だった。スタッフお疲れ様でした。

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