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2016-01-03

ヌルゲーマーだけどSteamデビューした!

デビューっていってもゲーム公開じゃなくてプレイのほうです。

ハードPS3360Vita3DS持ってる。スプラトゥーンやりたいけどそのためにWiiU買うのもなぁ。

フルプライスゲームほとんど買ったことがない。中古で高くても2千円台。

ソシャゲお金時間を食われるからやらない。

経緯

1.テレビyoutubeを見たかったのでChromecastを購入。

2.WebブラウジングもしたくなったのでZBOX Pico(Atom1.33GHz Mem2GB 64GB eMMC)を2万で購入。

(スティックPCにしなかったのは発熱で不安定になることが多いみたいだからChromecastですら熱かったし。)

本体めっちゃ小さい。他の人にパソコンだといっても信じてもらえないくらいで3DSよりも小さい。

性能も割とよくてYoutubeやdアニメ問題なく見れる。Windows10にもスムーズに移行できた。

3.しばらく使ってたんだけどタブを複数開いたりタスクが増えてくるとスペックが気になるようになってきた。

ヤフオク中古ASUS VivoPC(Corei3U 1.9GHz 8GB HDD1TB)を42,000円で購入。

ZBOX Picoと比べると本体がかなりでかく感じる。それでもPS3より小さくてWiiよりちょっと大きいくらい。

使用感はメインで使ってるPC(Corei5メモリ3GB)より快適で複雑な心境。

ストⅣのベンチマークを走らせてみたらスコア1万出たので引っ込めてた箱360の代わりにすることにした。

まず購入したのが斑鳩

Steamで配信が始まったときから買いたかったんだけど(android版は購入済み)Steamということで敬遠してた。

ウィンターセール中で490円。超やっすい!

セール中なのでメジャー和ゲーを片っ端から購入。

ロストプラネット \ 447
ロストプラネット3 \ 872
ラストレムナント \ 540 (不評だった360版の問題点改善されてるらしいので期待)
バイオハザード4/5/6 Pack \ 2,373
DmC: Devil May Cry \ 897 (名倉版。Devil May Cry4は2,694円だったのでパス
ストライダー飛竜 \ 660
ウルトラストリートファイターIV \ 1,016
ギルティギアXX ACCENT CORE PLUS R \ 740
FINAL FANTASY XIII \ 900 プレイしたらFPSガタガタだった。設定いじればなんとかなりそう)
テラリア \ 333スマホだとゲームする気が起きないしVita版も2000円で高いので迷ってた)
バットマン Arkham City GOTY \ 495
キャッスルクラッシャーズ \ 370
スカルガールズ \ 296
ヴァンガードプリンセス \ 249
Pixel Galaxy \ 294
割引 \ 21,216 (66%)
合計 \ 10,482

やっす~!こんなにPCゲー買ったの10年前にアキバソフマップワゴン品を買い漁ってた時以来だよ。

調子に乗って追加購入。

シヴィライゼーション IV \ 495
シヴィライゼーション IV: Beyond the Sword \ 245
シヴィライゼーション V \ 745
Alice Madness Returns \ 500
洞窟物語 \ 488 アレンジBGMが良い!3DSDL版も購入済み!)
勇者30 Bundle \ 196 PSP版がおもしろかったので購入)
片道勇者 \ 87
片道勇者プラス \ 455
メタルスラッグセット \ 395 (Metal Slug, Metal Slug 3, and Metal Slug X)
Valve Complete Pack - 2013 \ 2,495 (Valveゲーム24個セット! 昔PCスペックが足りなくて断念したHalf Life2とPortal2やりたい)
Super Hexagon \ 101
Another World \ 245
FOTONICA \ 176
Audiosurf 2 \ 592
Shan Gui \ 49
Tomb Raider GOTY Edition \ 615
Geometry Dash \ 135
割引 \ 23,384 (74%)
合計 \ 8,014
Dungeon Siege Collection \ 495
Skyrim \ 495(膝に矢を受けてしまゲームもこんなに安い!)
Brothers - A Tale of Two Sons \ 148
FINAL FANTASY XIII-2 \ 1,100
割引 \ 5,402 (70%)
合計 \ 2,238

やるかわからないけど評判のいいゲームと有名なゲームはとりあえず安いから買っておいた。

和ゲーはやっぱりまだ少ないなぁ。

虫姫さまも出たけど半額で990円だからもっと安くなったら買おうかな。デススマイルズも配信予定だし。

Windows10360の有線コントローラーに標準で対応してるのに驚いた。(Windows7,8の場合は別途ソフト必要)

1個持ってたのをそのまま使ってる。

リビングPC操作ワイヤレスにしたいのでAmazonでいくつかデバイスを買った。

●Ewin T2アマウス

空中で使えるワイヤレスマウスWiiリモコンっぽい操作感。

ジャイロを使ってるみたいだけど赤外線センサーないのに意外と直感的に動かせる。

クリックスクロールがしにくい。

●Livina ML001GB

リモコン型のトラックボールマウス。作りがすごく安物っぽい。

スクロールクリックはしやすけどボールを転がしても反応しなかったりする。

同じような製品が他にないので、もうちょっとしっかりした製品を作って欲しい。

●Ewin EW-RB03 Bluetoothキーボード タッチパッド搭載

ゴムボタンキーボードだけど数字キーもついてるからスマホQWERTY配列より入力やすい。

タッチパッドもノートPC並とはいかないが、それなりに動くのでこれをメインに使ってる。

追記

スカイリムやってみたけど設定をLOWにしてもFPS20くらいかな。

できなくはないけどカクカクでファンもフル回転してうるさいからやらないと思う。

追記2

ブコメ id:kirteさん

海腹川背の3本を買おうか迷ってて、もう一度見たらなくなってたんだけど会社がなくなったのかorz

突然すぎてビックリした。パッケージゲームだと問題が起きても市場に残るけどネット配信のゲーム

いきなり配信停止したりするから怖いんだよね。VitaのダーククエストDL版が配信停止で買えなかった・・・

2013-02-23

PlayStation4は夢が無い」という幻想をぶち壊す

最初に言っておくと、増田SCEが嫌いな方でPS3Vitaも持っていない。

PSPスパロボの新作が出るまで持っていなかったほどだ。

そんな増田だが、PlayStation4発表でのハードウェアに対する誤解の数々を見てちょっとばかり怒りを覚えたので少し書いておく

x86」ではなく「AMD64

いきなり「何が違うんだ?」と思う人や「何も違わないだろ?」と言う人も居るかも知れない。

だが後半を語る上でもこれは重要な話なので省略しないでおく。

最近PCは当たり前のように64bitのメモリ空間を扱えるようになった。

この増田を読んでる人でも64bit OSを使っている人は少なくないはずだ。

これをもたらしたのは、x86 CPUを作ったIntelではなくx86互換CPUを作っていたAMDである

じゃあIntelは何をしていたのかと言うと、64bit CPUを作っていた。x86を完全に捨てて。

Intelは「IA-64」という64bit CPUを開発して商品も出していたが、これは現在ではほぼ完全に消えている。

何故かと言うと、x86が動かなかったからだ。

確かにIA-64は64bitをネイティブで扱えて「x86の古臭い負債」が全く無かった。しかし、現実世界x86で作られた既存ソフトウェアを求めたのだ。ゲーム業界でも似たような話を聞いた気もする。

それに対して、AMDは「64bitを扱えるx86」を作ってしまった。これが「AMD64」であり、現在業界標準としてx86-64と呼ばれているものである

知っての通り、x86-64現在Intel CPUでも対応している。AMDが作った命令を使わされる事になったIntelは何を思っただろうか。逆に、これまでIntelの命令を使ってきたAMDは何を思っていたのだろう。

Cellが目指した「理想的」なヘテロジニアスコンピューティングGPUが実現した「現実的」なヘテロジニアスコンピューティング

PS3に搭載されていたCellは、非x86スカラプロセッサPowerPC CPU(PPE)と、複数のベクトルプロセッサSPEを組み合わせたヘテロジニアス(非対称)プロセッサだった。(スカラベクトルについてはググろう)

スカラプロセッサが得意な処理、ベクトルプロセッサが得意な処理を両方とも高速に実行できる。それがCellの目指した「夢」だった。

しかし、知っての通りCellが目指した夢は破れた。

スカラプロセッサベクトルプロセッサプログラム最適化は全く別の概念で、プログラマーにとっては野球サッカーを同時にやらされるような物である

しかも、スカラプロセッサベクトルプロセッサの間でデータの交換もある。野球サッカーキャッチボールて。

スーパーコンピュータ「京」スカラベクトルの合わせ業で池田某氏に何度も叩かれるほどの超絶難産だった事は記憶に新し…いっけ?

それが原因でPS3の性能を最大限に引き出したソフトほとんど存在せず、こともあろうにXbox360とのマルチソフトが溢れる結果となった。(ちなみに増田360も持ってないのでエルシャダイプレイ出来ていない、問題だ)

それに対し、PC世界ではPS3360が発売してしばらく後に新たなヘテロジニアスコンピューティングが生まれていた。

CPUに比べて進化が止まらないGPUベクトルプロセッサの代わりとして使う試みだ。

GPUスパコン用のベクトルプロセッサCellSPEと違い、最近のどのPCにも搭載されているので量産効果で割安というメリットがある。

DirectXバージョンも2桁に突入機能が増えるにつれて、「もうこれで計算すれば良いんじゃね?」となったわけだ。

結論から言うとこの試みは無茶苦茶ヒットした。近年開発されたTOP500スパコンGPUが使われていないものを探すのが難しくなってきたし、

最近Photoshopなんかの比較的身近なツールもGPUコンピューティング対応してきてヌルヌル動くようになっている。

しかし、そんなGPUにも欠点はある。「CPUメモリから絶望的に遠い」のだ。

IBM発明MS-DOSWindowsが動くことで爆発的に普及した今のPCは、GPUを外付けにすること前提で設計されていた。

DirectXOpenGLのような例外を除いて、基本的に現代OSCPUとメインメモリソフトを動かすように出来ている。

GPUも、一旦メインメモリ上でGPURAMに載せるためのデータを生成し、CPUからGPU動かすよー」という命令を出さなければ動かせないのだ。

これはGPUにとって致命的すぎる欠点だった。これが原因で、遅さを跳ね返せる最新のミドルレンジハイエンドGPUでなければ逆にCPUより遅くなってしまうケースばかりだ。

現実的な理由で始まったGPUコンピューティングがぶち当たった現実的な壁である

CPUGPUAPU(加速するプロセッサ)の夢

このGPU欠点を克服する方法について、AMDはかなり前(少なくともGPUコンピューティング流行るより前の2007年以前)から取り組んでいた。

GPUコンピューティングが遅いのはCPUから物理的に遠いため命令を送る時間が掛かり、メモリの扱いも異なるせいである。

なら同じ場所に載せてしまえば良いのだ。

CPUからGPUに命令を送る遅延を無くし、CPUメモリGPUメモリを交換する時間も減らせばGPUコンピューティングデメリットは消え失せる。

夢のある話だ。

しかし、AMDには発想と設計技術はあったがカネと製造技術Intelと比べて絶望的に劣っていたため、

初めてのCPUGPU統合したプロセッサIntelに先を越されてしまった。(IntelGPU絶望的に遅いからって実質出てないなんて言っちゃダメだ)

これにはAMDもかなり堪えただろう。けれどもAMD戦略を曲げなかった。

IntelGPU絶望的に遅いのでほとんど意味は無かったが、少なくとも前世代のIntel GPUに比べると格段に実効性能が上がっていたのだ。CPUGPUを近付ける統合には間違いなく意味があったということである

AMDCPUGPUを同じチップにするだけでは無く、メモリアドレス空間」も一緒にする道を目指した。

こうなるとCPUの使っているメモリGPUから直接扱え、GPUの使っているメモリCPUから直接扱えるようになる。

これが実現するとCPUGPUが完全なヘテロジニアスコンピュータに一歩近付くのだ。

しかし、そんな夢のあるCPU+GPUの開発は当然難航した。

半導体工場部門を分社化して売り払ってもまだ開発は遅れた。

2011年にやっとAMD初めてのCPUGPUであるAPUを出せたが、メモリアドレス空間はまだ別々だった。

2012年になってもメモリ空間は別々のままだったが、AMDARMiPhoneAndroidWindows Phoneに載っているARMである)と合同でHSA(ヘテロジニアスシステムアーキテクチャ)を推進すると発表した。

世の中の現実的な人々は笑った。「アーキテクチャだけを作ってもハードソフトが出てこないんじゃ話になりませんよ」と。

同じ2012年AMD2013年中にHSAの第1世代製品を出すとだけ発表し2012年は終わった。

ぼくのかんがえたヘテロジニアスコンピューティングマシン

そして2013年2月21日米国時間20日)、Sony Computer EntertainmentPlayStation 4を発表した。

Cellコケしまったので載らない事は誰もが知っていたが、載っているハードウェア一部の人が驚いた。

―HSAであるPC用のHSA対応APUがまだ正式発表されていない中で、なんとHSAを載せてきた。(2013年末発売だから当たり前だというツッコミは止めろ!)

CPUx86-64Jaguar 8コア(ちなみにPC向けJaguarは4コアまでだ)、GPURadeon HD 7800相当でPS3と違いガチで1.8TFLOPS(理論上1秒間に計1.8兆個の小数点を含む計算を実行可能)のスペックを持つ代物だ。

このCPUGPUは8GBのGDDR5メモリを共有して動作する。8GBと聞くと最近PCから考えると少なく聞こえるかも知れないが、(わたしのメモリは16GBです)

GDDR5とはGPUの描画計算を速く済ませるために作られた超高速メモリであり、ご家庭のDDR3メモリとは比べ物にならない速さが出せる。

実際の所PS4がHSA対応かは正式発表されていないのだが、PC向けJaguarはHSA対応と発表されており、SCEPS4APUCPUGPU)と呼んでいてこの変態メモリ構成とすると、発売までにクッタリスペックダウンしない限りHSA確定と見て良いはずだ。

また、PlayStationはこれまで一度もx86CPU採用した事が無く、これが最初(で最g)のx86採用機となる。

Intelが初代XboxCeleron搭載)であっさり諦めたx86ゲーム機市場制圧の夢を、AMDが思いもよらぬ形で果たしたのだ。

これまでPCしか発売されてこなかったDiabloが、x86-64PS4向けに初めてコンシューマ版を発表した事もx86-64採用が決してつまらない事ではなかった証だろう。(Diabloと戦うハメになるサードの方々にとっては非常につまらないが)

CPUGPUの”フュージョン”…(HSAは以前はFusionと呼ばれていた。そういえばドラゴンボール映画も今年やな…)

AMDが長年の間見てきた夢が、PS4で初めて現実世界に現れることになる。(※ただし次世代XboxもHSA採用PS4より先に発売したりしない世界線に限る)

こんな馬鹿らしいほど夢が詰まったマシンを「x86搭載だからPCみたいで夢が無い」という一言で切り捨ててしまう人に増田絶望した。

なおこの増田Core i7GeForceで書かれた模様


追記

予想以上に反響が大きくてビビったので

でも、それってユーザーの夢にどう繋がるの?

という趣旨感想についてだけ補足。

性能の引き出し易さがPS3と比べて格段に良くなるのでPS3ラストレムナント人喰いの大鷲トリコのような非情現実が減る。以上。

2009-06-25

http://anond.hatelabo.jp/20090130225615

PS3版は無かったことにされました

http://www.makonako.com/mt/archives/2009/06/2009_7.html

ラストレムナント」のPS3はどうなっているのか。

不得意で時間がかかったのは事実クリスタルツールズはFF13マルチにするために作っている。マルチは標準としてやっていく。マルチや多言語、同時発売は数年前から「ファイナルファンタジー11」でやっている。技術的もさることながら、精神的なところがあり、一つの機種でないとクオリティが劣化するのではないかと開発が思っていた。この宗教的な所をどう崩すのかやってきて、ようやくまともになってきたのがこれからのタイトルとなる。複数で出すと言って出さなかったのは、開発にとっては痛い話かもしれないが、収益性を考えざるをえない。このプラットフォームで出して、別の方でやったら爆発的にヒットするというのでなければ、同時なら別だが、時間差があるものについては、ある程度の成績以上でないと別のプラットフォームにしてもあまりパフォーマンスは変わらないだろうという判断をせざるをえない。技術的なところ、方針的なところとは違ってドライに収支ということで判断していく。

要するにUE3を選んだのが全ての間違いの始まりだった、と。

2009-03-22

XBOX360RPG路線はどうやって総括されるんだろう

http://www.xbox.com/ja-JP/report/20080610.htm

Xbox 360RPG ジャンルに新たな新作が続々登場

6 月 10 日都内某所にて、Xbox 360 で今後発売を予定している RPG タイトル発表会「Xbox 360 RPG Premiere 2008」が開催されました。これまでも Xbox 360RPG タイトルに力を注いできましたが、今回のようにファーストパーティーサードパーティー合わせて、“RPG 新作タイトル” に限定した発表会は初めて。それだけ、メディアからの注目度も高く、会場には溢れんばかりのプレス関係者が詰めかけました。

国内でのソフト販売本数

昨年夏からの「テイルズオブヴェスペリア(TOV)」、「インフィニットアンディスカバリー(インアン)」、「ラストレムナント(ラスレム)」に加えて、先日発売された「スターオーシャン4(SO4)」と、「次世代機RPG」=「XBOX360」と言わんばかりの攻勢を仕掛けてきたXBOX360陣営。

しかし、日本人になじみ深い「J(日本式)RPG」路線を全面に押し出し日本での存在感を強める戦略は思ったほどの成果をあげる事は出来なかった。最近発売された「スターオーシャン4(SO4)」は売り切れが発生している所もあったようだが、これは貧弱な流通網による所が大きいだろう。昨年TOVでも類似の現象が全国各地で多数発生したにも関わらず、総販売本数が20万本にも届いていない事がそれを物語っている。4本目のSO4も発売2週目で販売ランキング20位圏内から脱落した(メディアクリエイト調べ)。

国内でのハードウェア普及効果

(廉価モデルの)本体価格は一番人気のWiiよりも安く、最上モデルPS3と同価格で、日本人受けすると見られていたJRPG8月(TOV)、9月(インアン)、11月(ラスレム)、年あけて2月(SO4)と連続で発売。ハードウェアベンダーであるマイクロソフトも少なからず本体普及を期待していたはずだ。

しかしそれも限定的なものに終わった。TOVインアンの場合、ソフトが販売された週から一ヶ月と持たずに効果が切れてしまっている。第三弾ともいえるラスレムに至っては、前週の販売台数を約5000台押し上げただけだった、SO4はそれより伸びたものの、翌週で効果は切れてしまった。もっともラスレムの場合、最初からPS3版の発売を予定していた事による買い控えを考慮する必要があるだろうが。

それと入れ替わるようにして、ライバルのPS3が急伸しているのも見逃せない。昨年末の「白騎士物語」や先月の「龍が如く3」はどちらも50万本に届こうかという勢いで売れ、その直後にXBOX360版と同時発売ながら「バイオハザード5」でも売り上げ・本体普及で大きく勢いをつけたPS3と完全に明暗を分けた形となっている。マニアックな人気を博した「デモンズソウル」も注目を浴びた。

海外では?

では海外ではどうかというと、実は日本以上に「惨敗」を喫している。TOV北米では約12万本、インアン北米20万本と欧州10万本アジア2万本、ラスレムは北米19万本と欧州14万本、SO4北米6万本前後と、一千万台の累計販売台数を誇る市場であることを考慮するとあまりにも少ない。特にSO4は、前作(SO3)が北米でも初月22万本売れたのと比較すると凋落ぶりが顕著だ。

まとめると

国内ソフト上本数はそこそこ結果を出したものの、海外の売り上げと国内のハード普及効果はどちらも「惨敗」に近い結果となった。おそらく大規模な赤字をたたき出したと思われる。ゲームソフト開発の中でも特に長い期間と人員を投入するRPGで、しかもPS2よりも高精細なグラフィックが要求されるとなれば巨額の予算を投入されたはずだ。日本RPG分野を牽引してきた二社がこれらに対する総括をどのように行うのかが、既に海外では蔑称となりつつある「JRPG」の立て直しに不可欠のように思う。

2009-03-02

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50808537.html

スターオーシャン4発売 「綺麗なだけのRPGとは訳が違う!」

スターオーシャンXbox360用「スターオーシャン4」【AA】が19日に発売になった。製品情報では『SFファンタジー世界観。壮大な世界起源となる物語』・『爽快感あふれるリアルタイムアクションバトル』などを謳っていて、ソフマップ本館では『スターオーシャンが好きすぎるスタッフが声を大にしてオススメする 綺麗なだけのRPGとは訳が違う!』とかだった。

秋葉原ゲームショップの店員が感じる「前世代機ソフトとの差異」というのが一般人にどの程度認識できるのかという問題もあるけど、それを差し引いてもSO4は「綺麗なだけのRPG」から脱しているとは言い難かった。

昨年同ハードで発売された「テイルズオブヴェスペリア」「インフィニットアンディスカバリー」「ラストレムナント」にも言える事だけれども、開発サイドの「RPGとはこういうものだ」という思想が旧態然としているように思えてならない。身も蓋もない言い方をすれば、グラフィックに妥協さえすればPS2でも作れそうなゲームばかりだった。

まあ、PS2時代に長く支持されてきただけに、そういった方向性自体を否定するつもりはないけれども、不振が続く日本国内での挽回を目指すタイトルとして適切だったかどうかは少々疑問符が残るラインナップだったように思う。こういう時こそ、他の競合ハード(WiiPS3、そしてPS2)には絶対に真似できない!というような方向性のゲームを打ち出すべきだったんじゃないだろうか。

おそらく、固定ファンの多い人気シリーズの続編でコアな層を取り込む事をXBOX360の「仕切り直し」の第一歩となる予定だったんだろう。しかしそのコアな層そのものが、既にPS2的なアプローチで作られたゲームに飽きてしまっていたように思う。それと新規ハードを購入させるというハードルの高さが重なって、PS2時代の前作の半分以下にまで売り上げを落とす事になったのではないかと思う。

本体発売から3年4ヶ月ほどが経過しているXBOX360だが、その間に10万本以上売れたソフトはたったの10本しかない。ソフトラインナップや本体価格で不利なはずのPS3ですらその倍以上はある。Wiiはさらにその倍近い40本弱。

特にこれら4本のRPG群は海外展開を強く意識したタイトルだったはずだが、しかし海外でもそれほど売れたというわけでも無い。1000万台以上普及している北米ですら日本の売り上げの2倍にも届いていない状態。

ここ1、2年でXBOX360に傾倒したメーカー側が「仕切り直し」を迫られるのは不可避だろう。これから参入を考えているメーカーにも重い意味を持つ数字になってくるような気がする。

2009-02-23

2008年ハードソフト販売本数TOP20(ファミ通調べ)

集計期間は2007年12月31日から2008年12月28日まで。全て手打ちなので誤認やタイプミスの可能性大いにあり。

メーカー名に関しては、開発と販売が別会社という形態が結構あるけどその辺は面倒くさいので無視。

携帯ゲーム機版を誰かが作ってくれる事を期待する。


Wii(2008年発売パッケージソフト数:123)
順位タイトル発売日メーカー販売本数
1Wii Fit20071201任天堂2149131
2マリオカートWii20080410任天堂2003315
3大乱闘スマッシュブラザーズX20080131任天堂1747113
4街へいこうよ どうぶつの森20081120任天堂895302
5Wiiスポーツ20061202任天堂841736
6はじめてのWii20061202任天堂602625
7Wii Music20081016任天堂323882
8マリオパーティー820070726任天堂256832
9太鼓の達人Wii20081211バンダイナムコ251183
10DECA SPORTA20080319ハドソン241701
11マリオソニックAT 北京オリンピック20071122任天堂231056
12リンクのボウガントレーニングWiiザッパー20080501任天堂227621
13テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士20080626バンダイナムコ212408
14スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール20080609任天堂204553
15スーパーマリオギャラクシー20071101任天堂197442
16ファミリートレーナー20080529バンダイナムコ131489
17ファミリースキー20080131バンダイナムコ123285
18ワンピース アンリミテッドクルーズ エピソード120080911バンダイナムコ117249
19カラオケJOYSOUND Wii20081218ハドソン115051
20ワリオランドシェイク20080724任天堂114263


PS3(2008年発売パッケージソフト数:80)
順位タイトル発売日メーカー販売本数
1メタルギアソリッド420080612コナミ686254
2デビルメイクライ420080131カプコン310102
3ワールドサッカーウイニングイレブン200920081127コナミ297896
4龍が如く 見参!20080326セガ270438
5グランツーリスモ5プロローグ SpecIII20081030SCE223837
6ガンダム無双220081218バンダイナムコ206438
7白騎士物語20081225SCE203033
8グランドセフトオートIV20081030カプコン195779
9ドラゴンボールZ バーストリミット20080605バンダイナムコ163010
10戦場のヴァルキュリア20080424セガ141589
11侍道320081113スパイク125791
12ソウルキャリバーIV20080731バンダイナムコ120213
13プロ野球スピリッツ520080401コナミ103545
14リトルビッグプラネット20081030SCE99984
15コールオブデューティ420071227アクティビジョン93265
16魔界戦記ディスガイア320080131日本一ソフトウェア93227
17アーマード・コア フォーアンサー20080319フロムソフトウェア87683
18アサシンクリード20080131UBIソフト82459
19グランツーリスモ5プロローグ(BD版)20071213SCE80202
20頭文字D エクストリームステージ20080703セガ78330


XBOX360(2008年発売パッケージソフト数:75)
順位タイトル発売日メーカー販売本数
1テイルズオブヴェスペリア20080807バンダイナムコ161070
2ラストレムナント20081120スクウェアエニックス134611
3インフィニットアンディスカバリー20080911スクウェアエニックス112444
4アイドルマスターL4U20080228バンダイナムコ75272
5グランドセフトオートIV20081030カプコン59893
6デビルメイクライ420080131カプコン55259
7ソウルキャリバーIV20080731バンダイナムコ53403
8フォールアウト320081204ベセスダ・ソフトワークス49543
9NINJA GAIDEN220080605テクモ48945
10あつまれ!ピニャータ(プラチナコレクション)20080710マイクロソフト45695
11フォルツァモータースポーツ2(プラチナコレクション)20080710マイクロソフト44734
12FableII20081218マイクロソフト43682
13エースコンバット6(プラチナコレクション)20081106バンダイナムコ41880
14ビューティフル塊魂(プラチナコレクション)20081106バンダイナムコ41492
15アーマード・コア フォーアンサー20080319フロムソフトウェア40391
16ガンダム オペレーショントロイ20080626バンダイナムコ38713
17ガンダム無双220081218バンダイナムコ34988
18コールオブデューティー420071227アクティビジョン28851
19アイドルマスター(プラチナコレクション)20071101バンダイナムコ28005
20バトルフィールド バッドカンパニー20080626エレクトロニックアーツ27604


PS2(2008年発売パッケージソフト数:146)
順位タイトル発売日メーカー販売本数
1スーパーロボット大戦Z20080925カプコン480093
2無双OROCHI 魔王降臨20080403コーエー411019
3ペルソナ420080710アトラス294214
4真・三國無双5 Special20081002コーエー277182
5ガンダム無双 Special20080226バンダイナムコ223328
6実況パワフルプロ野球1520080724コナミ213551
7プロ野球スピリッツ520080401コナミ199789
8Jリーグウイニングイレブン200820080821コナミ196788
9テイルズオブデスティニー ディレクターズカット20080131バンダイナムコ142301
10涼宮ハルヒの戸惑20080131バンダイナムコ139425
11龍が如く2(PS2 the Best)20071206セガ136809
12ワールドサッカーウイニングイレブン200820071122コナミ135128
13ガンダム無双220081218バンダイナムコ132140
14デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王20081023アトラス124725
15ドラゴンボールZ インフィニットワールド20081204バンダイナムコ123691
16フェイト/アンリミテッドコード20081218カプコン107040
17必勝パチンコパチスロ攻略シリーズVol.1220080626D3パブリッシャー106852
18スーパーロボット大戦OG外伝20071227バンダイナムコ97422
19遙かなる時空の中で420080619コーエー80940
20桃太郎電鉄15(PS2 the Best)20080207ハドソン80197

個人的な今後の予測

Wii

さすがに3年目も任天堂ソフトの独走が続くのはまずいんじゃないだろうか。サードパーティーにとっても、普及台数相応に「うま味」のあるハードである事が求められ始めるように思う。そろそろサードへの「てこ入れ」をしないと携帯機へ逃げるメーカーも増えていくだろうし、時間が経つほどHDゲーム機ノウハウもこなれていくだろうから、PS3への「揺り戻し」が来るかもしれない。

あるいは、この2年間のサードパーティーの試行錯誤が結実したソフトが出始めて、ますます盤石な体制へと移行していくか。

PS3

まもなく累計販売台数が300万台に届く事もあり、ミリオンタイトルが期待される一年になるはず。今年発売予定とされているFF13の結果次第か。発売から4日で7位にランクインした「白騎士」は今年もランク入り確定っぽい?また「龍が如く3」が「見参!」に引き続いて健闘の予感。

XBOX360

先日発売された「スターオーシャン4」が初週販売記録を大幅更新し、累計販売本数の記録更新も確実視されている模様。とはいえ、ハードウェア普及の牽引効果は一ヶ月と維持できないだろう。

ちなみに現在記録保持タイトルは「ブルードラゴン」なのだが、発売当時の累計販売台数は20万台弱だった。それから2年3ヶ月経過し、まもなく累計100万台を越えようかというこの時期になるまで「ブルドラ」より売れるソフトが現れなかった事を考えると、市場規模そのものはさほど拡大していないと思われる。人気タイトルが出るたびに一時的に伸びるものの、後が続かず数週間で元に戻るというパターンを繰り返しているようだ。

他に日本人受けしそうなタイトル情報も今のところ無く、象徴的なソフトだった「アイドルマスター」がPSP移植された事もあり、今年も厳しい一年になるか。

ただし、市場が小規模に限定されているが故に販売予測が立てやすいという点がメーカー小売店には好まれているようで、とりあえず存在感が失われる事はなさそう。もっとも、それが普及を阻害する要因にもなっているわけだが。

PS2

さすがにソフト発売本数はWiiを上回っているものの、タイトルごとの販売本数に全盛期ほどの勢いは感じられず、発売ペースも2006年332本、2007年241本と順調に縮小しつつあるのも確か。おそらく今年はPS2が現役で居られる最後の一年になると思われる。

PS2ソフトの開発ラインを縮小した中小メーカーは専ら携帯機にシフトすると思われるが、これらをいかに自陣の据え置き機に誘導するかが各ハードウェアベンダー(任天堂SCEMS)の勝負所になるのでは。

2009-01-30

フルプライス有料βという衝撃をもたらしたラストレムナント

まさかGT5Pを超えるものが現れようとは考えもしなかった。

オンラインカーライフシミュレータを冠しておきながら発売直前でオンラインサーバ立ち上げを延期し、

事前に語っていた機能がほとんど実装されない酷い状態だったとはいえ、グラフィックキレイだったし

価格も、内容に見合うかどうかはともかく、それなりに自重してた。


けど、ラスレムは違う。フルプライス

既に絶賛投売り中とはいえフルプライスで初日に買ってしまった被害者もかなりいる。

それを横目にPCで完全版発売。半年弱で完全版発売。

まぁ、コンシューマの厳しいメモリ制限で泣く泣く削った機能や課した制限もあったはずだし、

制限のゆるいPCで「コレが俺たちのやりたかったことなんだ!」と表現することで

世間の反応を見たいのかもしれない。


追加機能は360プレイヤーの苦情をきちんと解消してあり、もはや別ゲーと言っても過言ではない内容。

コレは360版のプレイヤーなら誰もが一度は考えたはずの機能。

360版ではリーダー格の見栄えのいいキャラクタは最大6人までしか戦闘メンバーに入れることが出来ず

残りは個性のない外見の一般兵を従えてパーティを構築する。

もちろん、一般兵がいることで軍隊っぽさはでるし、一般兵に仕込んである数々のネタも面白かったが

サブクエストなどで登場するリーダー格のキャラクタを思う存分使うことは出来ず、頭を悩ませた人が

ほとんどだろう。


事前に公開されていた情報では当然のように360版の紹介記事に記載されていたものの製品版ではなぜか

削除された機能。

武器は作るまでかっこいいかどうかわからず、作ってみてガッカリという人も結構いるはず。


  • 英語ボイス切り替え機能

コレは比較的どうでもいいが、口パク英語を元に作られているようなので、日本語音声と口パクのズレに

ブチキレていた人なんかは待ち望んだ機能?


「戦闘が長くてダルい」、「無駄に長い攻撃モーションがウザい」などボロクソにけなされてた部分に

ばっさりメスを入れた格好。


まぁ、すごいね。よく言えばユーザー意見を正しく反映してる。

悪く言えばこのくらい最初からやっとけ。コンシューマ故の制限もあってのことだろうけどさ。


360版買った人はもう黒歴史なんですかね?

パッチとか出す金出せるほど売れてないような気がしますがどうなんでしょう?

いやー、すごいわ。PS3版出てねぇ!!プギャーなんていってた人たちがほほえましくなるぐらいすごい内容。

まぁ、PS3版が万が一出るにしても、UT3エンジンが不得意とするPS3がどこまで実現できるかは不明ですが。

とりあえず衝撃だったので適当に思ったことを書いてみた。


皆さんどう思います?ってほとんどの人にはどうでもいいかww

 
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