はてなキーワード: サザエさんとは
呪術廻戦やチェンソーマンはガラケーの時代を舞台にしている。20年前ではないが10年以上昔のことだ。この程度なら微妙にノスタルジーを感じる程度の時間的ギャップ。
ちびまる子ちゃんやサザエさんは日常をテーマにして延々と続いて長寿アニメと化したので、微妙なノスタルジーから明確なノスタルジーへと変化し、今では半ば時代劇の様相を呈している。
敗戦後の日本の経済成長期はハードウェアの発展がめざましく、日常空間、生活様式が目まぐるしく変化した。言い換えれば、10年ひと昔がぱっと見でわかる時代だった。
今はソフトウェアの発展は目覚ましいがハードウェアの発展はそうでもない。だから、日常空間や生活様式はぱっと見ではあまり変化が無いように思える。
鉄腕アトム→なし
オバケのQ太郎→なし
魔法使いサリー→なし
巨人の星→なし
タイガーマスク→なし
サザエさん→なし
アタックNo.1→なし
あしたのジョー→なし
アルプスの少女ハイジ→なし
キャンディ・キャンディ→なし
銀河鉄道999→999号?
Dr.スランプ→なし
うる星やつら→なし
キン肉マン→なし
キャプテン翼→なし
北斗の拳→なし
タッチ→なし
聖闘士星矢→なし
らんま1/2→なし
ちびまる子ちゃん→なし
美少女戦士セーラームーン→なし
クレヨンしんちゃん→なし
幽遊白書→なし
スレイヤーズ→なし
金田一少年の事件簿→なし
NARUTO→なし
鋼の錬金術師→なし
ふたりはプリキュア→なし
涼宮ハルヒの憂鬱→なし
らき☆すた→なし
けいおん→なし
化物語→なし
魔法少女まどか☆マギカ→なし
ソードアート・オンライン→なし
進撃の巨人→なし
ラブライブ!→なし
妖怪ウォッチ→なし
おそ松さん→なし
鬼滅の刃→なし
ウマ娘→なし
呪術廻戦→なし
SPY×FAMILY→なし
この人の過去作を見ていくと、ものすごい典型的な昭和的な価値観を持っていたことがわかる。
今やっちゃいけない表現をすべてやっている。
とくに男女のあれそれについては、本当に「不適切にもほどがある」レベル。
まじっく快斗を見てから映画を見るほうがいいが、主人公がまあセクハラ野郎なので現代っこはドン引きするかもしれない。
ただこうやって名探偵コナンが受け入れられているのは一定レベルまで時代とともにアップデートできた人だからだと思う。
勿論、青山剛昌の価値観は今では古いものだと言わざるを得ない。
でも、小五郎はずっと駄目な大人として描かれているからなんとかなっている。
新一が修学旅行で風呂を覗きたい話に賛同しそうになったときも結構叩かれたけど、でもまぁ高校生男子にそのような欲があること自体は否定できない部分だし、元々新一って聖人君子なキャラでもないのでとくに好感度が爆下がりすることもない。
そういえば新一と蘭の両親はびっくりするほど自由人だ。平成初期だと(いや令和でもだめか)虐待と言われても仕方ないレベルだが子供がハイスペなのでなんとかなっている設定である。
まじっく快斗の親レベルになるともう好き勝手しすぎて犯罪だ(泥棒だ!)快斗普通に可哀想な子だろ。最新話で出てきた青子の母親も仕事が人生のようだった。(読者は死んだと思ってた)
家庭を大切にしなかったり暴力的だったり人を殺したりする。
家庭にとらわれず好きなことをする大人たちと、自由行動ができる子どもたち。
全体的に大人も子供も好きに生きろ感があるのが今も生き残れている理由かもしれない。
好きに生きればいいけど人は殺すなよって感じかな。
あと青山は子供向けに描いてはないと言っているけど、それが結局少年誌らしからぬ描写となって、まあコナンだから良いかと青年誌的な扱いを受けた感じもする。(たまに少年誌なのに!と怒られてるけど)
もう一つ言うと青山の女性趣味が「自立した女性」だったのもあるかもしれない。
青山は強気な女が好きだ。見た目が弱々しくても中身はツンとした女ばかり描いている。芋女キャラでも浮気した男にムカついて惨殺するくらいには強気だ。
おそらく青山の中で女性はそういうものという想いがあるのだろうし、長年、毎クール恋愛ドラマを見まくってるせいで変な女がインプットされ続けているのかもしれない。
そしてサザエさん方式の作品だが時代設定だけは現代だ。必然と今の日本を描くことになるからアンテナは張っていないといけない。結果的に青山の価値観は現代の最先端ではないが大衆の中では「あるある」レベルを維持できているのだろう。
コナンが生き残れたのは青山の価値観だけではなく、多分いろいろと偶然が重なっているのだろう。どうやったら第二のコナンのような作品が生まれるのか、さっぱり分からない。
今から35年くらい前、妹が近所の人からもらってきたサビ柄の子猫を飼い始めた。東京都狛江市のボロい賃貸戸建てで、避妊手術して首輪つけて外に出入り自由にしてた。
当時の猫飼育本には猫の行動範囲がオスメスで違うことや夜中に猫集会が開かれているらしいことが書いてあって、サザエさんちのタマの如く外に出して飼うのが主流だった気がする。我が家の猫も自力でサッシを開けて出ていってはふらっと戻って来る日々だった。何日も帰ってこないことはなかった。
最近「猫飼わないの?」ときかれて「完全室内飼いに自信がなくて」と話したら、「逆に外に出してよく帰ってくるね」と言われてびっくりした。いや帰ってくるでしょ普通……と今でも思ってしまう。うちの猫は子猫時代から外に出してたから帰ってこれたのかな? マンションだと迷うかもしれないけど、猫の能力的に餌くれる家を忘れることはないと思う。
平成のどこかの段階で完全室内飼いが推奨されたんだろうね。うちの猫も外で排泄や悪さをしていたかもしれないし、交通事故の危険もあるからそれでいいんだろうと思ってるけど、飼い主が自由に外を出歩いてるのに猫は室内だけというのはどうしても抵抗があって未だに飼えない。もしもの時の保証人がつけられないせいもあるけど。
お家大好き猫もいれば多少の冒険がしたい猫もいるんだろうとは思うんだよね。長生きさせたいのは飼い主のエゴで、それに無理やり付き合わせておきながら「猫にとっても幸せなんです」と言い張るのはどうなんかなと正直思ってしまう。猫の意見聞いたんか? と思うし。うちは出入り自由にしてたから外に出るときもあれば家にいるときもあるの知っとるぞ。もちろん野良猫は入ってこれないから家が安全基地になってたし、他の猫と喧嘩して怪我したりも一切なかった(これは猫の性格もあると思う)。それが幸せだったかはわからんけど、たとえ間違っていたとしても本人に選ばせたかったんだよね。まあ令和の今ではいろいろと難しくなってしまって仕方ないんだと思う。そういう時代もあったという婆の昔話です。