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日本で中国のヒップホップなどを聴くことはあまりないので、何曲かまとめました。
中華ヒップホップ音楽【作業用BGM】 ‐ ニコニコ動画(原宿)
以下曲目。
01. 大丈夫 - YouTube
広東語・日本語・英語・普通語を操る日華の曲(でもこの曲では広東語でラップしてない)。
02. 台灣之子 - YouTube
台湾ヒップホップの草分け、L.A. Boyzの黃立成によって結成された麻吉。台湾語のラップ。
03. Hit the Rhyme - YouTube (Live ver.)
蛋堡 a.k.a Soft Lipa (台南)
收敛水 (2009)
2010年には日本のJABBERLOOPとアルバム「月光」(YT)を出した。同じく'10年の台湾ヒップホップダンス・ドキュメンタリー「街舞狂潮」主題歌(YT)も手がけてる。
04. Bring you da sky - YouTube
L.C.T (内モンゴル自治区フフホト)
トラックは「Resurrection」Common(YT)と同ネタで、「Dolphin Dance」Ahmad Jamal (YT)から。ミックステープ「龍咆」シリーズは無料でDLできる。
05. 風生水起 feat. 麥玲玲 師傅 - YouTube
風生水起 (2008)
'96年DMC世界2位のDJ Tommy(YT)に見出された、6WingとC君の二人組。フューチャリングの麥玲玲は香港一有名な風水師で、本当に曲中でラップしてる。
06. 雙截棍 - YouTube
この10年くらい中華圏で最も人気のミュージシャン、ジェイ・チョウの初期の曲。雙截棍はヌンチャクの意。
07. Used to love her - YouTube
同アルバムに収録されてる「巨蟒」(YT)は「大蛇は長くてカッコイイぜ」という歌。
08. 傻X II feat. 杨帆 - YouTube
呆宝静は広州のグループ「天王星 Uranus」所属。このアルバムは中国の女性ラッパーのコンピで、無料でDLできる(China Woman's Rights 2009 Mixtape)。
09. Dream Girl (Version C Kwan) - YouTube
陳冠希(エディソン・チャン)プロデュースのアルバム「O'Fama」収録。歌詞に「Facebook delete所有異性...」とでてくるのが香港っぽい。
10. 北京土著 - YouTube
張伯宏 (北京)
复生弥撒 (2007)
'88年生まれ、いわゆる80後(一人っ子政策以後の80年代に生まれた世代)の張伯宏、18歳の時の作品。
11. Learn Chinese - YouTube
アメリカ生まれの中国人ラッパー。アルバム「ABC」(American Born Chinese)は、2010年にアジア系で史上初の全米1位を取ったFar East Movement(YT)が全曲プロデュース。
12. 在梅邊 - YouTube
日本人っぽく「おうりき・ひろし」とも読める。前作「心中的日月 Shangri-La」からの西洋と中華音楽をミックスするChinked Outスタイルで、京劇などを取り入れている。
13. 在北京 - YouTube
中国人+カナダ華僑+アメリカ人*2の4人組、隠藏の一曲。メンバーの老郑XIVとSbazzoはソロでも色々と活躍している。
14. 激光中 - YouTube
2009
Roman Tam(羅文)のヒット曲「激光中」(YT)のリミックス。「廿四味YaSeiMei」は24種類の漢方が入っているお茶(廿=20)。
15. 含家玲 (Live ver.) - YouTube
LMF a.k.a. Lazy Mutha Fucka (香港)
大懶堂 (2000)
香港にヒップホップ・シーンを築いた伝説のグループLMFの問題作。含家玲は広東語のかなりキツイ罵倒語。
16. 韓流來襲 - YouTube (Live ver.)
テレビには韓国のセルアウトばっかりじゃねえかという曲。サビはFuck You的な放送禁止フレーズ。
17. 中国話 - YouTube
Play (2007)
台湾の人気女性アイドルグループの曲だが、「世界が中国語を学んでいる」みたいな歌詞が媚中(大陸に媚びてる)と一部から批判を浴びた。
18. 恭喜發財 - YouTube
2007
蛋堡 Soft Lipaの所属するレーベルの謹賀新年曲。「恭喜發財」は「おめでとう、今年も儲かりますように」という中国っぽい新年の決まり文句。
19. 咖哩辣椒 - YouTube
潘瑋柏 a.k.a. Wilber Pan (台湾/アメリカ)
我的麥克風 Pass Me The Mic (2003)
弦子との不得不愛(YT)がヒットして、NHK中国語講座の主題歌になったりした人。
20. 廣東菜 - YouTube
2009
講者は広州のグループ、MC仁はLMFのメンバー。サビで「ホウメイ」といっているのは広東語の「好味」。
21. 北京晚报 - YouTube
カメレオンの如く舌を「er」と巻く北京弁の感じがよく分かる。
22. 霞飞路87号 - YouTube
嘻哈第一棒 (2004)
23. 我是重慶崽儿 - YouTube
潤土 (重慶)
映画「瘋狂的石頭」エンディング曲。内容は「Snatch」のパクリみたいなもんですが、北京や上海にはない地方都市の雰囲気や、現代中国の笑いが詰まってて最高です。
「動画サイト経由でかつてのヒット曲並みに大衆に知られた歌」が存在するはず。
でもそんな歌が昨年リリースされただろうか。
といってこの方がいうように音楽に価値を感じる人の数が減っていないかといえば
それほど楽観的な話ではない気もする。
AKB、ボカロ、フェス、どれもマニア向けの限定的な市場であり
これら全部合わせた収益がかつてのバカ売れ時代並みにはならないだろう。
今音楽はかつての歌謡曲のような「人とつながる」ための必要不可欠なツールではなくなっている。
音楽自体の価値、というよりは、音楽の役割が変わった、というべきかもしれない。
カラオケだけのために新譜が出る度4千円近くも出す人が、今のご時勢どれだけいるのか。
景気も悪く収入が減り、更に娯楽の対象が増えた今
大量消費型の使い捨て音楽にお金を注ぎ込める人間がそれほどいるとは思えない。
そんなこんなで今や音楽は一部のマニアだけのものとなりつつあるのだろう。
Ust等を介して共通の趣味を持つ人と一緒に、雑談しながら自宅で音楽を聴くというのは
Ustで聴いた曲をAmazonで買うという新しい流れも生まれつつある。
だが、現状ではUstで音源を流すためのハードルがあまりに高過ぎる。
ネット社会において、音楽(業界)は自身の「人とつながるツール」というポジションを放棄している。
音楽が聴かれなくなるのは当然だ。
そろそろ業界もフェアユースについて真剣に議論するべきではないか。
低廉かつ簡易な形で著作隣接権の処理ができるようにできないか。
又は著作隣接権をクリアする手数料を、非営利目的の場合は低価格(1曲100円)でiTunes Store等で決済できるようにするとか。
良い学校出て良い会社入っても多少高いもの買えて多少旨いもの食えるだけの奴隷に過ぎないぜ?
病気でもないのに有給休暇使うのは「シャカイジンノジカク」が足りないとか言っちゃう馬鹿共がわんさかいる世界だし。
普通はそうした絶望とは無縁(に見える)の華やかな世界のロックミュージシャンやアスリートに憧れるもんだろ。
まあ、将来の夢なんて嘘つきゃいいじゃん。採用試験でそんな質問するのがそもそもおかしいんだよ。
採用者の意図としては過去の夢と自社を選んだ理由がどのように結びついてるかをちゃんと説明出来るかってのを見てるんだろうな。くっだらねーけど。
だから逆算して作っちゃえばいいんじゃねーの?
「将来の夢」なんて抱くこと自体馬鹿らしく感じていた。
テレビでよく夢を追い続ける自称ミュージシャンの特集があってそれの顛末が決まって悲惨なのを子供心に見下していた。
「勉強ができればよい大学にいけてよい職につけるのにこいつらなにやってんだ?」と軽蔑していた。
とにかく一番大事なのは生活出来るだけの資金を安定して得て、それから家庭を持って、つつがなく質素な生活を送ること、だとずっと思ってきたしそれが当たり前だと思っていた。
業界も職種もどうでもいい。
ただ安定した生活が送れれば。
就職試験を前にして「将来の夢」がないことが強烈な痛手となった。
志望動機は確かに書ける。しかし所々フィクションで埋めている。
「貴方の将来の夢は何ですか?」と問われると何も言えなくなる。
この時初めて、「職をください」の姿勢では駄目なんだと知った。
偶然見かけたブログの記事の感想。タイトルは「女ミュージシャンの宿命と思いたくない」。
http://ameblo.jp/negamega/entry-10760038108.html
概要は「女性ミュージシャンのところに来るカメラ小僧と中年男性はお客さんとはいえない」というもの。ちょっと傲慢なところすら感じるミュージシャン側からの意見だ。
女性ミュージシャンのライブに来るうざいお客さんの代表例としてカメラ小僧と中年男性を挙げているけど, 前者はともかく後者を否定するとほとんどの女性ミュージシャンはお客さんがいなくなってしまうのが現実。ライブハウスに来てくれるのはほとんど中年男性。資金力もそれ相応にあるから自主制作のCDも買ってくれる。ビジネスとしてみれば実によいお客さんだ。それでも表現を伝えたい相手が違う, 同年代の女性に聴いてほしいというのならばそのミュージシャンがライブハウスで演奏するのはちょっと違うと思う。女子高や女子大の最寄り駅の前で路上ライブをしたほうがその機会は増えそうなものだ。それでもわざわざライブハウスで演奏するのは自分の音楽をちゃんと聴いてくれる人が欲しいからじゃないかと。ライブハウスのノルマを毎回クリアできる人はどれだけいるというのか。音楽は聴き手がいて初めて成り立つもの, ということを無視している点に同意できない。
http://anond.hatelabo.jp/20071219225747
と書いてしまうとあちらこちらから異論がくるであろうことはネットでさんざん見てきて承知してはいるけれど、
少なくともこう仮定することで様々な疑問があっけなく氷解することは確かだと思う。
それに「恋人ができないなんて奴は自己責任」と見知らぬ他人に叩かれるのもうんざりしてきたし、
ちょっと反論させていただきたい。
僕は小学校高学年の頃にNHKで再放送されていたとある青春ドラマに感化されて以来、青春や恋に強く憧れてきた。
高校では野球部で汗を流す傍ら、バンドや宅録等の音楽活動、短歌を中心とした文芸などにも打ち込んできた。
学外での実績もあるし、
文化祭や体育祭といった学内の行事についてもできるだけのことはやってきたつもり。
友達もたくさんできたし、そのうち恋人だって当然のようにできるだろう、
これだけのことをやっておけば間違いなく輝かしい青春を送ることができる。
そう信じていた。
ところが、結局恋人はできなかった。
ミュージシャンが歌い、小説家や漫画家が描くような素敵な恋に憧れていた僕はひどく落ち込んだ。
こう書いているいまも順調に「彼女いない歴=年齢」のいばらの道を進んでいて、
このことを思うとなにもかもやる気が失せるし、食欲もなくなるし、夜も眠れない。
しかも僕のように学校生活に積極的に参加してもなにも起きない人間がいる一方で、
なにをするでもなくへらへら笑って生きているだけの帰宅部の連中に恋人がいたりすることを思うと、
腹立たしいことこの上ない。
ニュース・サイトの恋愛に関するニュースや2ちゃんのスレをあれこれ開くようになった。
1. 日々の努力や生活ぶりは顔に現れてくる。がんばって生きている奴は顔立ちがよくなくてもかっこよく見える
→先述の通り、野球部という、いやでも生活習慣に気を遣わなきゃいけないし努力もしなきゃいけない環境にいたけれど、
恋人はできなかった。
一方で帰宅部でも恋人がいる奴はいる。本当に「がんばって生きている奴は顔立ちがよくなくてもかっこよく見える」ならこういうことは起きないはず。
2.ネガティブ/ひねくれた性格をしてる奴に恋人ができないのは当然
むしろポジティブで素直だったからこそ目標を達成するために学校生活に積極参加していたわけだし、
ポジティブで素直だったからこそ目標を達成できなかったことに傷ついて反動が一気にきている。
3. 学生時代なんて普通に生きていれば恋人くらいできるだろう
→「普通」ってなに?
4. 恋人がいない奴なんて友達も作れないようなコミュニケーション不全の人間ばかりだろう
生徒会や野球部、バンドといったコミュニケーション能力を要求される環境に身を置いてきた以上、
といった具合に、彼らの振りかざす理屈は僕の経験とまったく噛み合ない。
「顔なんてさして重要じゃない、むしろ性格と暮らしぶりのほうが大事だ」という彼らの主張は耳に心地よいし、
ところが、実際にはむしろ彼らが否定したがっている「世の中は顔だ」論のほうがよっぽど破綻が少なく、真実に近いように思える。
「中身がすべてだ」と仮定すると先ほど指摘したような矛盾点が湧き出てくるが、
「顔がすべてだ」と仮定すれば「顔がいいからなにもしなくても恋人ができる/顔がよくないからなにをしても恋人ができない」の一言ですべてが片づくし、
こっちも「そっかー、顔が悪いんじゃ仕方ないな」と納得がいく。
しかも顔がいい人間はますます自分の外見に誇りを持てるだろうし、
お互いいいこと尽くめだ。
というわけで、改めて提案させていただきたい。
いい加減「世の中は顔だ」と認めてはいかがでしょうか?
なんかこれ思い出した
533 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 16:22:50 ID:JJgyPuWY0
キミの家を教えてくれるほどバカなの?
道を歩いてたら「チリンチリン」って音がして「風流だな」って思ったら。
キミの頭が鳴らしている音でガッカリするの?
578 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 16:28:59 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 海外で「BAKA」と言ったらキミの事くらい有名なの?
風邪気味だから医者に行ったら「バカにつける薬はありません…」って泣かれるほどなの?
612 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 16:34:02 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 医者に行って「風邪気味で」って何度言っても額に聴診器あてられるほどのバカなの?
ラーメン屋行って「並」って言っても「バカ盛り一丁!」と言われるほどなの?
メーテルと一緒に銀河鉄道のったはいいけど、途中黙って置き去りにされたの?
694 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 16:46:33 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 機械の体を手に入れたけど、メモリが8ビットしかないの?
それどころか改造手術していた人が「あれ?脳がない!?」ってうろたえてたの?
シロツメクサの花が咲いたらラスカルの代わりに森に還されたの?
747 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 16:57:32 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 頭が軽くてちょっとした風で天高く舞い上がるの?
機械の体にしてもらったときに「ネジ一本締め忘れました」って言われたけど
766 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 17:01:47 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 空洞の頭が浮き輪代わりになって、夏は重宝するの?
ピラミッドの建設のときに、石を河に浮かばせて運ぶのに使う浮き輪として活躍したの?
834 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 17:17:56 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 六波羅探題をセクハラ短大と間違えて興奮するくらいなの?
新鋭のミュージシャンに「新手の打楽器として頭を使わせてくれませんか?」って頼まれるの?
881 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 17:31:12 ID:JJgyPuWY0
ビックリマンチョコで「天帝バカ」って名前でシールになるけど、子供たちにはダントツで不人気なの?
957 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 17:46:34 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 蟻が一匹で余裕で運べるくらいに頭が軽いの?
水素が「自分・・・まだまだっス まだ軽さ極めてないっス」って脱帽したの?
996 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/27(水) 17:55:02 ID:JJgyPuWY0
バカなの? 「ピザって十回言って」「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」「ここは?」「膝」「やーい肘でしたー」
ってやり取りの意味が理解できないくらいバカなの?
Nona Reevesが全然売れないのは郷太タンのルックスが問題だよな…あきらかに…。
10代の頃、なんであんなくそみたいにありきたりな曲ばかりうたう凡庸なミュージシャンばかり世に出てくるのかまったく理解できなかった。80年代のパンクロックを聞きながら、あれだったら俺でも有名になれるんじゃね、と本気で思ったりもした。(僕の高校があった)西川口付近で、どうしてあんな綺麗な若い女性と平凡なおじさんが手をつないで歩いているのかという疑問と並んで、高校時代のマイ7不思議の1つだった。
そんな長年の謎に、ようやく納得のいく説明がつけられるようになった。
きっかけは、この140文字の短いツイート。
http://twitter.com/otsune/status/27414854245
サイバーエージェント内定式の写真をみると、やはり日本でゼニを集めるにはヤンキーDQNスイーツ精神が重要なんだと思った。藤田社長は正しい。
これは同社内定式で繰り広げられた、サークルのテニス部みたいに軽薄なありさまに対するクリエイター・大常正文氏の指摘だが、まさにこの視点こそがポイントだった。
例えば、ミュージシャンがヒットするために重要なのは、最も上手く、深淵な歌詞を書くことではなくて、日本の「ボリュームゾーン」である連中の心をいかに捉えるか、ということになる。大塚愛なんか、見た目も、歌唱力も、どう考えても突出したところは何一つないが、それだからこそ歌いやすい彼女の曲はカラオケでヘビーチューンされた。
「AKBのメンバーは個々で見たらそうでもない」というのは島田紳助の言だが、これも逆説的だがまさにその点にこそ、AKB48が人々の心を掴み、話題を呼ぶ核心部分があるともいえる。
だって、いったいどれだけの女性が職場で学校で「AKB(ちょっと昔ならばモー娘。)の誰々に似てるよね」と噂されたか、想像するだけで恐ろしい。僕の職場にいる若い女性はわずか10人弱だが、それでも「前田敦子」と「渡辺麻友」がいる。そして平凡な彼女たちはこの瞬間に確実に”想起される”。これが決定的に重要な点だ。100万人に一人しかいない超絶美人ならこうはいかない。
全身全霊を込めて鋭いボールを投げるのではなくて、あえて女性でも打てるようなスローボールを投げること。
日本の技術者達が夜も寝ないで開発したこだわりの差別化機能を省いた家電製品。
あえてこだわりを否定するというこだわり方。
それがボリュームゾーンという発想。
過去の歴史において、芸術的価値を重視するような謙虚な(?)パトロンはどちらかというと珍しいね。
それこそ一国の君主とか、道楽貴族とか。主流派ではなかった。どっちかっつーと
「(あらゆる経路で)承認欲求を満足させてくれる」
そして、彼らが作っていたのは『商品』ではない。
要求されていたのは雇用主個人への働きであって、
どっちかっていうと、そういう役割を負っていたのは教会だ。
現在のショービジネスの世界だけど、これはそもそも利益を上げることが大前提。
価値の無さの度合いは(見栄や外聞が関与しない分)もっと熾烈。
非常に即物的でカネに汚い世界だよ。
同時に、承認欲求にも汚いけれど、カネを生まない存在に価値はない。
過去の芸術家と、現在の「アイドル」「アーティスト」の違いは、
個人つきの執事と、回転寿司屋の店員の違いって言ったら分かりやすいだろうか。
>プロダクトが定期的に排出されるわけでもない歌手とかを従業員ないし「ファミリー」として迎い入れるっつーのは、
>ソロバン弾いてものを考える人からしてみたら本来ありえないことっしょ。
レコード会社はそうだね。そういう役割を(これまでは)負っていた。
沢山集めた「歌手」を支えることで、その中から所謂ミリオン歌手みたいな存在が出てくる。
そして、彼らの稼ぐ金で会社全体を支える。その余裕の中から次の稼ぎ手が出てくる。そういう産業構造。
ただ、ここでも、能力のある表現者を『保護』するのは、あくまで将来的に利益を上げるためだ。
今は産業自体が空洞化して、そういう役割を期待できなくなっているけれど。
既に雇ったミュージシャンや社員を支えるだけで精一杯で、新しい稼ぎ手を育成することが難しくなっている。
結果的に、今はインディーズなんかで「既に売り上げが見込める」商材を青田買いして売り捌くケースが多い。
でも、ジャニーズ事務所(というか、タレント事務所全般)はそういうカラーは薄いね。
稼げないタレントは即解雇。コネも無ければ、もしくはそれこそ枕営業みたいな方法で残してもらうしかない。
……ここまで来ると、個人に対する奉仕、という意味で、かつてのパトロン制に近いんじゃない。
でもまぁ取り敢えず、「プロデューサー」と「パトロン」はまったく別のものだ。
興行によって金と影響力を得た個人が、金と影響力を持った個人として、「パトロン」に近い振る舞いをすることはある。
今から数ヶ月にアベフトシさんというギタリストがなくなりました。
その日は何年ぶりかの月食で、そのニュースを友達からのメールで知った僕は
人って死ぬんだなあ、となんだかまぬけなことを思った。
大好きなミュージシャンが死ぬのを聴くのはそれなりにショックなことで
だけど、肉親でも友達でもないのに悲しむのはなんだか変なことのような気がする。
でも、そのミュージシャンが見えていた景色だとか世界観だとかを
僕達音楽を聴く人間は重ねていたわけであって、まあそれが日常の
中に溶け込んでいるのであって、なんだか繋がっていたと思っていたんだよね。
(まあ、これは自分の一方的な思いなんだけど)
今後は日本自体が死ぬ可能性を否定できないから、そうも言ってらんないと思うけど、それはそれとして。
それはつまり「安定が好き」ということでしょ。
安定に付随する弊害が大嫌いな(俺のような)人間にとってはいくら安定でもそれは死ぬほどの苦痛を伴うわけで、それはハッピーな人生とは言えない。
当たり前だが「ミュージシャン」は一つの例えだぞ。
そりゃそこまで好きじゃなかったってことでしょ?
なんだその循環論法は。
どうせ死ぬほど好きなものなんて無い(だからウダウダ悩んでる)んだから、「死ぬほど好きなものが存在する」と仮定する事自体が間違い。
ちょっと好きくらいでいいからさっさと登れって話。
そんなことないと思うぞ。
ミュージシャンになりたいけど安定じゃないから怖いし…とかそれ系で結局どこも登らない奴が多い。
多くの山は連峰になっているという事実を無視してな。
グダグダ言ってる暇あったらどっちでもいいから登れと。
それしかないんだよ。実際上は。
http://anond.hatelabo.jp/20100923075232 を書いた増田だけど。
やりたいことってのは、天職ってのは能動的に探すものではないのですか?
俺が言ったのは能動的に「選ぶ」ものではない、ってことね。能動的に出会う機会を増やそうとすること(= 色々なことにチャレンジすること)は役に立つよ。呼んでもらえるかどうかは運次第だけど。
あと、呼ばれるには準備が出来ていることも必要。ある分野の素人が、いきなりある日「俺の天職はこの分野だったんだ!」なんて覚醒する、なんてことは滅多にない。ある程度スキルをつけてゆくうちに、なんとなく気になる方向があって、そっちにひたすら登り詰めてそれなりの高みに達した後で、ふと下の景色を見下ろして、ああ自分は呼ばれていたんだな、と気づくんだね。だから登りもしないであちこちのぞき回るだけじゃ出会える可能性はゼロに近い。
俺が挙げといたリンク「知っておきたかったこと」読んだ? その中では「頭の中に徐々に結晶してくる」という表現を使ってたな。具体的なアドバイスも書いてあるんだけど、ピンと来なかった?
また言いますが、それこそがGTDの本質なのではないのですか?
そういえば私の提唱した方法論についての反応がありませんね、、
みんな言ってると思うけど。GTDは具体的なゴールが決まった時に、そこに到達するための手段を最適化するものであって、具体的なゴールが決まって無かったら使えないんだってば。
ちょっと戻るけど:
まず人間が意識的に、随意的に目指しうることのできるありとあらゆる目標をネット、書籍などから情報収集し
徹底的に拡散的な思考をし尽し
"それらを全て洗い出して(MECEに)" かつ、その中から
"現実的に(物理的に) 私という人間が達成を目指すことのできる目標" を全て抽出する。
全てはここにある。 私が目指すことが可能な目標は全てここにあって、考えるべきことは全て目の前にある状態。
まず、具体的な目標というのは、ある程度登ってみないとわからないということがある。例えばミュージシャンを目指す人は多いが、一人のミュージシャンを支えるためにどんな職種が周辺にあるのか、最初から知っている人はあまりいない。「音楽業界」という括りで見れば、外から見える仕事はほんの一部だけれど、業界の中では実に様々な職種があって、様々な人が働いている。そういうのは実際に業界で仕事をしてみないと見えてこない。ということは、いろいろな業界で実際に金をとれるレベルで働いてみないことには、全ての目標の列挙はおぼつかない。
さらに、過去20年間にポピュラーになった仕事の多くは、それ以前には存在していなかったものだ。従って、20年後に君が何らかの職についていたとして、その仕事が現在存在していないということは多いにあり得る。それならどうやって目標を決める? 存在し得る全ての具体的な仕事の可能性を考える? それが出来るなら君は既にかなりの才能を持っていることになるね。
一連の考えを要約すると、 人生において早い段階で 「選択と集中」 をしたいんですよ。
自分は何者でもないし、なにか特別な才能があるわけでもない。
特に何ができるわけでもない、 そんな私ができることって 人より多く一つのことに時間を投入することなんですね。
そのためには「選択」が要ります。それも孫さんのいうように腹の底から、覚悟を伴った"選択" それほどまでの"選択"ができて人はやっと"集中"ができる。し続けられる。
「下手の考え休むに似たり」。満足な選択眼も無い君は「選択と集中」を語る域にはまだ達していないよ。
あとね、何もできない、才能もない、だから人より多く一つのことに時間を投入しよう、っていうの、なんか逆だよ。何か出来る人、才能を開花させてる人は、人より多く一つのことに時間を投入した結果としてそうなってるんだから。別に彼らはあなたの知らない近道を通ったわけじゃない。
まずやるべきは選択眼を養うこと。どうすれば良いか、具体的なアドバイスは既にいくつも出ている。それを実際にやるか、それともいつまでも迷いつづけるか、それは君の選択次第。
海外のblogで初音ミクについて熱い(長い)文章を書き込んでいるのを見かけたので試しに翻訳してみた。無断翻訳なので匿名で。urlは以下の通り。
http://deliciouscakeproject.wordpress.com/2010/09/20/hatsune-miku-and-the-magic-of-make-believe/
=====以下翻訳=====
そこにはバルトロメオ・クリストフォリって名前のすげえヤツがいた。こいつの得意技は楽器を作ることだった。何でも作ったわけじゃない。当時はひどく弱々しいちっこいもので、しょぼい羽柄が並んだ弦を引っかいて金属的なチャリチャリした音を出すもの、つまり鍵盤楽器を作っていた。いわゆる「バロック・ミュージック」ってヤツだ。クリストフォリが音楽技師として、また機械技師としてやったのは、弦を異なる強さで叩くハンマーを使った仕組みづくりで、それによって演奏家は小さい音(ピアノ)や大きな音(フォルテ)で演奏できるようになった。だもんで皆それをイタリア語でピアノフォルテと呼んだ。もちろん、今ではお前も俺もそして誰もがクリストフォリの発明品をピアノと呼んでいる。
イタリアはピアノを発明することによって、日本が初音ミクを発明するための扉を開いた。
***
俺は今、ここサン・フランシスコの150席しかない小さな映画館で、秋のアイドル公演を待っている。チケットが完売した「39[ミク][[Sankyu!]] Giving Day」コンサートの上演を見るために、愚かな時間の無駄遣いをする連中が集まっている。コンサートじゃ電子的に創造されたポップアイドルつまり緑の髪をした女神が、ゼップ東京のコンサート会場で生演奏するバンドにあわせて踊り歌っている様子がスクリーンに映し出されている。それはまるで、一部はライブなんだが、本当はそうではなく、「本物」のボーカロイド・コンサートでお目にかかれるのに近いものだった。言ってみればゴリラズを見に行くのとそれほど違いはない。伴奏は本物のミュージシャンが作り出しているが、客が見ているのはいわば巧妙なごまかしの表層であり、音楽に命を持たせるために使われる動くペルソナだ。これがミクの魔法である。それは見せかけの魔法だ。
***
クリストフォリがピアノを発明した頃、J・S・バッハは平均律クラヴィーア曲集を書いた。そこでは要するに鍵盤楽器の各音程間で一通り数学的な調整をすれば、突然どのような調号でも十分演奏できるようになるということが言われている。言い換えれば、何か妙なことをしようとした際にいつも調子はずれの音を出すのではなく、初心者から中級までのピアノの生徒がやらかす糞を抑えるような5フラットとか7シャープとかそういったことが完全にできるようになる。これによって18世紀の鍵盤楽器は初めて、いちいちくそったれな調律をしなおすことなく新しい楽想を試すことができる原始的なワークステーションとなった。
数十年後、ようやくピアノの価格が下がり十分なほど生産できるようになったことで、それは非常識なほどの大金持ちだけの特別な楽器ではなくなった。代わりにそれは有名な王族たちのような常識的な程度の金持ちが購入できるものとなり、彼らは好んで地元の作曲家を雇い自分たち(とその客)を楽しませるために音楽を書かせた。こうした作曲家の一人があのヴォルフガング・A・モーツァルトであり、彼の特別な才能は主に下ネタと女性の音楽生徒に対する性欲の面で発揮された。もちろん鍵盤楽器からふざけた音を引き出す才能もあり、その短い人生の間にモーツァルトは最も好きな楽器をピアノに決定した。彼が書いた27のピアノ協奏曲(本当に素晴らしいのは最後の10曲ほど。アニメのシリーズのようにモーツァルトのレパートリーは後半になるほど良くなった)は、単に協奏曲の形態にとって画期的な礎石となっただけでなく、ピアノ音楽の基礎を築いた。モーツァルトの協奏曲はこう言っているようなものだ。「これこそピアノにできることだ! ピアノだけでなく、オーケストラと一緒でもいい! まさか今更ハープシコードに戻ろうってんじゃなかろうな?!」
モーツァルトより後の時代の人間は皆彼に同意した。ひとたび音量の大小を調整できる鍵盤楽器を手に入れてしまえば、弱々しいチャリチャリした機械になぞ戻れっこない。これが230年ほど前の出来事だ。ミクへの道は一日にして成らず。
***
ミクの公演にやって来たファンの男女はいろんな連中の寄せ集めだ。彼らの5分の1ほどは当然ながらボーカロイドのコスプレをしている。何人かはケミカルライトまで持ち込んでいる。コンサートは全長1080ピクセルの巨大なスクリーンで始まり、全劇場用サウンド・システムが炸裂し、観衆は最初はためらいがちに見ていたが、最初のいくつかの歌の後は雰囲気が盛り上がってきた。彼らはスクリーンの中の群衆と一緒にリズムに合わせてケミカルライトを振り、曲が変わると歓声を上げ、各ナンバーが終わると拍手をした。単なる録音と録画じゃねえか、などというたわ言は知ったこっちゃない。理論的にはゼップ東京の群衆だって同じように録画を見ていたんだ。本当に「ライブ」で演奏される音楽など、現代においてはクラシックのオーケストラと民族音楽の演奏くらいしかないし、それにシンフォニー・ホールですら今日ではマイクが使われている。誰もが電子的な助けを借りて音楽を聴いている。ひとたび電子機器を楽器として受け入れることを覚えてしまえば、ミクを愛するのは簡単だ。彼女がモーツァルトの魔笛のアリアを歌っている動画を聞いてみよう。
http://www.youtube.com/watch?v=gr9fbQzNpqA
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19世紀欧州で、もしお前がピアノの演奏ができない作曲家だったとしたら、お前は存在していなかっただろう。それはもはや単に大小の音量で演奏できる楽器にとどまらず、巨大な和音構造物であり、多音パッセージワークであり、一人の演奏家の手で「あらゆる音符を見ることができる」ものとなっていた。もしピアノがなければきっと「2人のバイオリニストとビオラ及びチェロ奏者各1人をかき集めて旋律が上手く行くかどうか調べにゃならん」てなことが起きていただろう。そしてもちろんチェリストは、ある音符について「どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅん」と演奏するようお前が何度も何度も何度もお願いするのにうんざりして1時間後にはそこを立ち去ったことだろう。
少なくともピアノがあれば、お前の小さな指以外に迷惑をかけることなく「どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅん」とやることができる。
かくして1800年代においてピアノは中心的な作曲道具となった。そして同時に社会の中産階級が暇と屑な時間を持つところまで進化し、そしてもし彼らがスポーツやゲームを発明しなければ、彼らは音楽その他を演奏したいと望み、そんでもって家に持ち込むためピアノを注文できるようになった。欧州だけでなく日本でも、少なくともウィリアム・ペリーが彼らを開国して西洋化が始まった後には、同じことが生じた。基本的にピアノは文明化の証と見なされ、そして有名な山葉寅楠ってヤツがイケてる連中のため日本製ピアノを作り始めた。
19世紀末と20世紀は音楽制作にとって黄金時代だった。楽譜を買って他人の歌を演奏する方法で「音楽を作る」こともできたし、あるいは作曲と理論について十分に学び自分の曲を創造するというやり方で「音楽を作る」こともできた。そうした取り組みの多くはピアノの周辺で起きた。ピアニストが力を得た。鍵盤があれば、お前はスターになることができた。
そして、とんでもないことが起きた。
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ミクだけじゃない。巡音ルカとリンとレンも公演に出てきたぜ! 全ボーカロイドのパーティだ。彼らの異なる声質と、ミクと組む様々なやり方は、見事な音の見本集になっている。他のキャラクターが登場するのを見た観客たちは熱狂している。異なるシンセサイザー・プログラムのマスコットに過ぎないにもかかわらず、彼らはまるで我々の友であり家族であるかのようだ。ようつべとニコ動を使って彼らを我が家へ招待しよう。彼らの声を我らの生活のサントラにしよう。電子的に作られたアニメキャラが本当のミュージシャンになれるのかって? おk、ならお前に聞いてみよう。魂のない箱がお前の周囲の空気を震わせているけど、それは本当の音楽なのかい?
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それこそが実際に起きたとんでもないことだ。録音された音楽。録音された音楽こそ、音楽史の中で起きた最悪の出来事だ。
ひとたび蓄音機を、ラジオを、レコードプレイヤーを、カセットプレイヤーを、CDプレイヤーを持ってしまえば、音楽を楽しむのに「音楽を作る」必要はない。コンサートホールのチケットを手に入れる必要もない。単に座って、電気を使った箱にお前を楽しませればいい。ピアノは専門家のための道具に成り下がった。それは淑女が結婚に必要な才能を覚えるためのものに、あるいは子供が(1)それを憎んでいることに気づく(2)両親が子供に才能があることに気づいてプレッシャーを積み上げ始める――まで稽古を受けるものとなった。もし(2)の現象が起きたなら、最後にはピアノを本当の演奏楽器あるいは作曲用の道具として使うようになるだろう。しかしそれはもはや「音楽制作」の中心にはない。
さらに悪いことにロックがギターをポピュラーにしてしまった。ギターが人気になり、ピアノは役立たずとなった。お前が鍵盤楽器を学ぶのは、ビートルズにしてくれるものを持てずバッハやベートーベンにしがみつくしかないある種の意気地なしだからだ。誰が決めたルールか知らねえが最低だ。10代のころ、俺はピアノを使ってランキング上位40の曲を弾けたおかげで女の子たちに「いくらか」いい印象を与えられた。けど、結局はクラスの野郎どものうちその曲をギターで弾けるヤツがいつも勝ちやがった。くそったれ。
だがここで思い出してくれ。俺は、イタリアがピアノを発明したことが日本の初音ミク発明への扉を開いたと言ってきただろ? ピアノは21世紀に飛び込むときに今一度変革に見舞われたんだ。
http://www.youtube.com/watch?v=-7EAQJStWso
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もし音楽を生み出す小さな電気の箱が「本物」であるなら、録音済みのコンサートに向かって「アンコール! アンコール! アンコール!」と叫ぶのは極めて正常だ。その音楽はお前を感動させたんじゃないのか? もっと聞きたいと思わないのか? というわけで映画館の観衆はもっともっとと叫び、そして彼らはアンコールを聞けることが分かっていた。なぜならそういう風に録音されていたから。ミクが公演を終わらせるため最後の舞台に出てきた時、もう一度鑑賞力のある人々から歓声が上がった。それは人工的なものだが、とことん楽しむため我々はそれを本物だと見なした。まるでドン・コッブが[ネタバレ注意!!]インセプションのラストで回転するコマから歩み去るかのように。ミクは夢のような存在だ。サウンド・エンジニアとCGアーティストと音楽家が作り上げた美しい夢であり、決して卒業することも年を取ることもスキャンダルを起こすことも業界から追放されることも惑星上から姿を消すこともない完璧なアイドルだ。彼女は実際、いくつもの「映像」を持っている。我々は皆、この音楽的見せかけの共犯者だ。過去の聴衆がモーツァルトのオペラを、ガーシュウィンのミュージカルを、あるいはかのすさまじいレ・ミゼラブルを本物であると信じたように。我々は十分深く信じられるようになるまで偽りの世界を本物だと信じるふりをする。その世界を感じるまで、見せかけの魔法を感じられるようになるまで。
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真空管からトランジスタを経て迷宮のような電子回路まで。もしピアノの鍵盤が「あらゆる音符を見る」ことのできるインターフェイスだとしたら、それは作曲家に最も未来を感じさせるインターフェイスだ。そして我々にはシンセサイザー・キーボードとMIDIコントローラーとワークステーションの世界が与えられており、そこでは遂にピアノが単なる「楽想を試す場所」から超越した。ちょっとした波形の調整によって、ハンマーと弦の機構に制限されることなくこれらの楽想を正確に響かせることができる。新しい音を作り上げることもできる。楽想の断片を記録し、他の楽想をその上に並べて電子キーボードを個人的な架空のオーケストラに仕立てることもできる。ピアノはピアノを超えた。それは作曲家の手の延長どころか、作曲家の心の延長となったのだ。
一つだけ欠けているものがあった。声だ。
そして、ご存知の通り、日本は日本であり、彼らはやってのけた。彼らは人工物を誰よりも巧みに操った。彼らは本物の料理だと見栄えが悪くなるからという理由でプラスチック製の小さな食品サンプルを作った。本物の労働者は間違いを犯しがちだから製造ライン用のロボットを作った。本物の音楽家を家に入れるのは大変だから編曲家のために電子キーボードを作った。そして、人間の声を合成する技術が十分に発達した時、そしてそれが人工音声のためのペルソナを創造するというアイデアと衝突した時、ミクが見せかけの音楽における21世紀のスーパースターになるのは当然のことだった。
中にはボーカロイドというアイデアが音楽家の全てを破壊するという人もいるだろう。全ての仕事をソフトウエアがやってくれるのに、誰が人間を必要とするんだ? 俺が思うに、ボーカロイドってのは偉大なる民主化の旗手であり、音楽家のために沢山の扉を開いてくれるカギなんだ。過去において、もしお前が作曲家、編曲家あるいはプロデューサーになりたければ、まず自分の曲を書いてそれから演奏家を探し見つけ出すしかなかった。何しろお前の傑作に生命を吹き込みたければ、5人編成のバンド、20人編成のオーケストラ、そして3オクターブ半の音域を持つ歌い手がいないとどうしようもなかったのだから。マジ悲惨。だがミクがいれば誰もが作曲家になれる。誰もが自宅のスタジオで曲を作り、正しい機材があれば、電子機器を使った完全なポピュラーソングを生み出せる。ボーカロイドは音楽家の仕事を奪うわけじゃない。それまでミュージシャンには決してなれないと思っていた人々の中からミュージシャンを作り出すんだ。動画投稿サイトで毎日そうしたことが起こっているし、こうしたコンサートではそれまで決して聞いたことのないような人々が突然電子王国の宮廷音楽家になれる。非常識なほどの大金持ちだった王家の人々の手にあった手製の楽器から、平民たちの手に握られた緑の髪の女神へ。それがこの大きな3世紀の違いだ。
何であれ多くの人々が音楽を作ることは、単に大人しく聞いているだけよりもいいことだと俺は信じる。俺は魔法を、ボーカロイドを、ミクを信じている。
=====以上翻訳終了=====
誤訳は当然あると思う。でも面倒なので修正はしない。
元増田です。
何に対して腹が立ってるのかわからないけど言っておくと、
教師が現実を突きつけるべきって書いたけど、
実際に現実を突きつけることはその業界でプロとして働いている人たちにしかできないわけです。
あの女の子の教師がどういう意図で絵を見せにいったかはわからないけれど、
あの教師はプロに絵を見てもらうことで生徒にそのレベルに達していないていうことを
示したわけだから何も間違っていないと思うんですよ。
「ミュージシャンになりたい!」っていう生徒がいたら
「まぁ、とりあえずその道のプロに聞いてみるか!」っていう話になるわけです。
で、書いたように、諦めさせようが説得しようが、
やっぱりそうなるべき人はその道に行きます。
それで辞めちゃう人とか、ましてや恨んじゃう人とかは
そもそも続けても幸せになれる人種じゃなかった、と思った方がいいよっていう話なんだけど
人の幸せを勝手に決めるなとかって議論になると、それはもう人それぞれなので、
どうぞご自由に。
あぁなんかいるよなぁこういう感じ。
まず他人に触発されてっていう時点でダメだ。それまで好きだった漫画っていうけど、絵がヘタだったっていうことは漫画を読むのが好きだったってことじゃないの?
そんなのでプロを目指すとかすごすぎる。なんというか、その厚顔無恥さに尊敬する。
才能あるとかないとかじゃなくて、そもそもたいして好きでもないものを無理に好きだと思って無理に頑張ったのが全ての原因だろう。
ミュージシャンになるって断言できた友人とは全く違う。こいつは多分、プライドが異常に高いんだろうね。
ブラックの奴と文体似てるから単なる創作かもしれないけど、事実を前提にすると、まずこいつの心情吐露がいちいちうざいんだよな。
このウザさは、自分はかわいそうな人間でもっと世間の人にそのことを知って欲しいって感じのことを無理やり聞かされてるウザさ。
こいつの卑下は他人に慰めてもらうための卑下。だからむかつくんだよ。
大体、なんつーか行動や感じていることが全部マニュアル通りっていうか、漫画家っぽいことをしてるだけじゃん。
そういうのは全部統計でそれらしくかたまったイメージであって、決して漫画家を目指す人間が参考にするためのものではない。それすら分かってないこいつは、何のために漫画家目指してんだろうと思う。
ていうか漫画家っていう個性的な職業のイメージが欲しいだけだろ?タダの会社はいやだ、アーティストになるんだみたいな。アーティストってのはそういう動機でなるもんじゃなくて、会社に入れない人間が辿り着くものなんだよ。こいつのやったことってただの漫画家体験じゃん。何を良い気になってんだろうと思うわ。会社に入ってればいいものをほっぽりだして自分で人生壊しておいて、才能がないとか運が悪いとか自分の選択は間違ってなかったかのように偽装してさ。こういう奴は一番嫌いなタイプだ。
「『漫画を描くのが好き』って言うよりも
『売れまくってちやほやされてる自分が好き』って感じ。」