はてなキーワード: ビクトリノックスとは
それからずっと一生続く苦しみの中で必死にもがいている私とその元投稿の人似てるなぁと思って。
最近、そうやってもがいている人を自殺に見せかけて殺すという嫌な事件がありました。
その人がもしも変な人に引っかかって自殺してしまいたくなったら私は泣くから、ここに出来る限りのことを書きます。
死なないでね。
私のこと信じられなくてもいいから死なないでね。
苦しかったら助けを求めてね。
てか、あの投稿をした時点であなたは助けを求めてるし、それに応えてくれる人はいるよ。
助けに来てくれる人、実はいるよ。
昔の私
誰のことも信じられなかった。
だって道行く人は自分のことが可愛くて、『助けて!』の言葉さえも言えずにただ泣いて殴られ続けている私を見捨てて去っていったから。
母のことも信じられなかった。
私が家の前でいじめっ子に首筋にナイフを突きつけられているときに、
何もできなかったから。
当時鉛筆削りとして使われていた折りたたみ式のプラスチックケースが着いていたもの。
肥後守に似てるけど、それよりももっとチャチな、当時の小学生が普通に買って使ってたようなもの。
もう机にくくりつけて使う大型の安全な鉛筆削りも普及していたけど、
そんなチャチなナイフでも首筋に突きつけられたらそりゃ怖い。
頸動脈の近くだったし。
今の私だったら当時の母やそう、近所のおばさんもそばにいたけど、手を出したら私に命の危険があるから何もできなかったってわかるけど、
当時の私にそんなことわかるわけがない。
助けてもらえなかった
それしか頭に残らなかった。
もうさ、朝は近所の子なんかと一緒に登校できるから怖くなかったけど、
安住の地とは思えなかった。
まあ色々ありました。
本当に誰のことも信じられないから、成人して仕事についても同僚のことが信じられないのね。
全部悪い方に捉えちゃう。
よくニュースでいい人が出てきたり、仲の良いクラスの話が出てきても、
同じ世界のこととはとても思えなかった。
とてもじゃないけど信じられなかった。
(念のため。
今そのナイフは持っていません。
持ち歩くのをやめてからも保管してたけど、自分にはそのナイフを使う資格がないと思ったので警察に持っていって正式に処分しました)
私がナイフを持ち歩いていると知ったとき止めてくれた人がいましたが、その人のことも完全に信じたわけではありませんでした。
でも一応、持ち歩くのはやめました。
本当に誰のことも信じられなかったのよ?
誰も私が困ったときには助けになんて来てくれない、そう思い込んでいました。
そのとき、アレって思ったのね。
あれ?あの人たち本当に助けてもらえてる。
すごくビックリした。
もしかしたら声を上げたら助けてもらえるの?って生まれて初めて思った。
その直後に起きたのが地下鉄サリン事件でね。
ショックだった。
私は人を信じられないけれど、それでも自分の子供時代と同じような思いをする人が出ないように、自分だけは助けるんだ、助けることでちっちゃかった頃の私も喜んでくれるに違いない、そう思って仕事を選んでいたから。
その仕事は脳の研究をする人たちのお手伝いで、生活できるようなまともなお給料なんてもらえていなかったけどね。
でも、必死になって働いてた。
その私と教祖が合わせ鏡のように見えたのね。
別の言い方だとドッペルゲンガー。
鏡のお化けかな。
ほんのちょっと砂一粒分違っていたら、私はこの人になっていたのかもしれない。
その時、それまでの自分が壊れました。
それで初めて人に助けてと言いました。
それまで自分が心の中で憎んでいた恵まれた頭と恵まれた環境にいた人に助けを求めました。
信じてはいない人に助けを求めました。
それからいろんなことがありました。
どの土地も私には故郷よりも優しい人が住んでいるように感じました。
しがらみがないから新鮮な目で見られたのでしょう。
初めて人を信じることを覚えました。
で、もう大丈夫だろうと思えた頃、故郷に帰ってきたのだけれど、やっぱり昔の傷がうずくの。
それでも私が子供の頃から比べると通学路は随分と安全になっていました。
大人があちこちに立ってて、通学中に襲われる心配をする必要はないように思いました。
それでも傷はうずく。
精神安定剤が欠かせません。
なんで自分をいじめた人間が苦しむのではなくて、私が苦しまなくてはいけないのか!
道端でベルトをムチ代わりにしてぶたれていたときに、家の中から飛び出してきて助けてくれた人がいたの。
吐けば助けてもらえるとでも刷り込まれたか、苦しくなるとそれ以降吐くようになっちゃいましたが。
最悪の結果にならずに大人になれたのはその時のことがあったからかもしれないと思うことがあります。
お前は助けてもらえたじゃないか、自分はそんな経験ないぞ!って思ったでしょ?
違うからね。
あなたの投稿を読んで、どれだけの人がブックマークしたと思ってる?
助けてもらえないなんて嘘だからね。
信じられなくてもいいから助けは求めなさい。
助けは来ます。
効果があるのか、それとも逆効果になっちゃったらどうしようなんてことを考えながら、必死になって言葉を紡いでる。
気づいてください。
助けは来ます。
でもって傷ついたままでも、
生きていけます。
とりあえず、酒飲んで精神科の薬っつうのはやめて、
私が今やってるみたいに増田に書き込んでもいいと思う。
毎回じゃないだろうけど反応があるかもしれない。
本当に助けは来るのよ。
うつヌケ?
そんなもん信じられなくてもいい。
助けは来る。
それでも信じられないなら、自分が人を助ける側に回れ。
そうしたら少なくとも例数1確保できるから。
何度でも言う。
助けは来る。
自分自身のことさえ信じられなくてもいい。
それでも助けは来る。
私のことも信じられなくてもいい。
それでも助けは来る。
だから助けを呼ぼう!
十徳ナイフくらい持ち歩いていいだろ。そんなもんを取り締まるなんてバカバカしいって意見があるんだが、そんなことないぞ!
これは俺が好きだから分かるのだが、持ち歩く理由は妄想が捗るからに他ならない。漫画のように突如としてサバイバルを強いられる状況を妄想する。
その時、ビクトリノックスのいわゆる十徳ナイフを持ち歩いてれば、それはただの妄想ではなくなる。ビクトリノックスを通じて妄想がリアルな実体になることを体感できる。
さらに、これがあれば俺は起こり得るリスクに対処出来るんだという万能感すら得られてしまう。これは、俺のようなミリオタにとってはライフワークの1つである。
それだけじゃない。当然、暴漢に襲われる可能性についても妄想する。いつ自分の目の前に悪意の持った通り魔が現れるとも限らないのだ。
ビクトリノックスは当然刃物としての性能は低い。しかし、俺はそれを左手にリラックスした状態で持ち、フリッカージャブの要領で素早く相手の急所に突き立てる訓練に余念がない。一見ペーパーナイフにもならないと思えるようなその短く力の無い刃は、使い手次第で恐ろしい凶器へと変貌するのだ。
しかし、いくら俺のような手練れでもそう物事が上手く運ぶとは限らない。仮に奪われてしまえば、それは自分を殺す権利を相手に与えたようなものだからだ。
自分だけならまだいい。それを周りの人が止めようなどと集まりだしたら、思いも寄らない悲劇を生む可能性がある。そこには自分の持っていたビクトリノックスも握られているかもしれないからだ。
ギネス世界記録は141徳なんだけど
それをはるかに上回る
256徳ナイフにしたくらいの
便利さと優しさと愛しさと切なさが欲しい
そんな篠原涼子的な朝。
ところで、
なにもだれも三文どころか一得をしない。
その上の人だって、
かつては下っ端だった頃、
上の人に連れられて、
知っているはずなのに。
ああーブルータスおまえモカ!
まったく、
そう思わないかしら?
さもありきな、
ああ、
今日のお昼は
やはり流行のそれは
それと近いような気がした。
私の朝に応えてくれるわ!
草を食む牛が歩むようよ。
炭酸割り。
そういえば、グレープフルーツって
いつも果物屋さんにあるけど、
旬な季節っていつなのかしらねって思っちゃったわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ビクトリノックスとかウェンガーのマルチツールね。一つのナイフに、ハサミとかプライヤーとかペンとかライトとか色んな機能がついてる。
あとはEDCっていうんだけど、小さなポーチに最低限のツールやサバイバル道具なんかを入れて持ち歩くのも好き。
EDC エブリディキャリー でググると色んな人の例が出てきて面白いよ。
デジタルガジェットも昔から好きで、スマホなんて言葉が無いころから、PDAだの電子手帳だのの類を持ち歩いていた。
PocketPC、Palm、リナザウ。日本最初の国産スマホ、W-ZERO3も買ったよ。いわゆるモバオタってやつだ。
手のひらの上の小さなデバイスにあらゆる機能が詰まっていて、メール、インターネット、動画視聴、スケジュール管理、テキスト入力、なんでもできる。こういう感じがたまらん。
今はiPhone7を使っているけど、昔iPAQにAirH"のCF通信カードを差してネットしてた時代に比べると、ものすごい進歩を感じる。
あらゆる機能がシームレスにネットに繋がってる。いい時代になったもんだよ。
要するに、「これ一つ持っていれば大丈夫、これ一つあれば何でもできる」という万能感、それが凝縮された感じが好きなんだと思う。
「僕の考えた最強のなんとか」に近い感覚だと思う。
通勤カバンに身の回りの必要品すべてを入れているので、いつもカバンがクッソ重い。でも満足。
とりとめのない話ですまん。たぶん他にもこういうひといるだろなーと思って書いてみた。
私は特に異常無し。はいどうぞ~ってなかんじ。
そしてもう一人、友人がいたのだが、友人はアウト。
○流れ
時間は確か17時35分頃。他の友人とメールをしていたから憶えてる。
逮捕しちゃうぞ!の話に花を咲かせつつもパトレイバーの話に移行したあたりだった。
交差点を渡って、後ろから声をかけられた。
[ちょっと協力してくれる?」
「職務質問ってやつなんだけども」
爽やかでありながらも、物々しい格好をしたお兄さんに止められた。
かっこいい!と思いつつも、これが職務質問かぁと感慨深げに快諾。
そして、私が荷物の中身とかをチェックしてもらって開放。3分くらい。
そして友人。友人のほうはおっさん警官だった。
友人はポケットの中の物を取り出す。
・・・・・・お!これなんだ!
知ってる人は知っているビクトリノックスの一番小さいモデル[クラシック]だった。
あちゃー。私は思った。ねらーだからこの手合いはよく聞く。面倒なパターン。
しかもそれは、私が誕生日にあげたやつだ。
まぁ、そこでナイフが何も付けてない素の状態だったので、
一緒にポケットから取り出した鍵と一緒についてたの?と聞かれる。
友人「付いてなかったです」
おっさん「落としたんじゃないの?普通付けるんじゃないの?」
友人「いや、付いてなかったです」
おっさん「ほんと?なんでよ?普通持ち歩かないものじゃ・・・etc」
友人「護身用です」
おっさん「あら・・・前絡まれたりとかした?」
などなど、ここで10分弱経過
ここだね。キーホルダーだったーとか、封筒開けるためです。
言っておけばよかったのにな友人、とか思う私。少なくとも袋に入れておけよと。
色々言い訳っぽい保身話になるとアウアウなんだぜー。
ポリさんはお電話。
「アーミーナイフ所持!」
そこで彼はキャとられ決定。同行を丁重に断って、3時間半後に彼と再会をしました。
まぁ、思ったことは何の違反か言わないとこ。
刃を振り回しすぎ。危ない。誘導尋問みたいな質問だね。
さも、付けていたほうがアウトみたいな言い方。あたりかな。
点数稼ぎご苦労様です。こんな感じに時間かけてるの大事だけどねー。
まず、手帳見せて。職業聞いて、任意ですと言って、見せてくれますか?って聞いて・・・だよね。
コスプレかもしれないじゃん?
質問したい気はわからんでもない。
い…いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが… あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
『職務質問を拒否したら柔の技を駆使され、45分足止めされた』
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…治安維持だとか善き市民の隣人だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
と、いうわけで
半年前に秋葉銃刀法のウソで書いたとおり新宿でひどい目にあった増田ですがね。こんどは渋谷でひどい目にあってきましたよっと。サマリーは上の通りなので、ディティールを多少。
時間は、遅めのランチだか夕食だか分からないごはんを食べて、職場へ戻る16:30。場所は道玄坂小路から円山町を抜けてシネアミューズ裏へ出る小道。Google マップの「2丁目」の字の右下あたりの坂を上ってる途中で声をかけられた。服装はデザイン迷彩のジャケット(おそらくこの服装の第一印象がまずかった)。
正面から降りてくる3人の巡査の一番若いやつが「すいません。ちょっといいですか」とにこやかかつ慇懃無礼に言ってくるので、こちらも応じて「いやです(にっこり)」。新宿であんなことを体験してて、しかも食事休みが終わるギリギリかつ帰ったら業務が待ってる。そんな状況でハイハイと機嫌良く職質に応じるヤツがいたら、そいつはよほどの聖人君子か論理的思考のできないバカだ。とか思いつつ横を通り過ぎようとするおれ。「そうですかー」とか言いながら苦笑の警察官。
次の瞬間、全く信じられないことが起こった。
は? な ん で お れ の 袖 口 は 掴 ま れ て ま す か ?
若い巡査はそのまま苦笑いでおれを通す気らしかったのだが、どうも後ろに控えていた35くらいの巡査はそうじゃなかった。がっつり袖口つかんでぐいと引っ張りつつ「まあまあそういわずに、お話だけでも」相変わらずにこやか風ではある。が、「面倒ごと」イベントのフラグが立ったのは死ぬほどよく分かった。
とりあえずおれは当然の権利を口にしてみる。
「いや、この職質は任意ですよね?」
「はい」
「じゃあ僕には拒否する権利がありますよね?」
「いやいやそういわずにお時間は取らせませんのでお話を」
とか言いつつ、ぐんぐん歩いて職場に帰ろうとするおれを必死で邪魔しやがる。フォーメーションとしては
ーーーーラブホの壁ーーーーーーー
俺 35 →進行方向
若 荒
という感じで35歳は手を広げての後ろ歩き&サイドステップをしつつ、折を見ては胸や二の腕、手の甲で押し、俺をラブホの壁へ追い込もうとする。若い巡査はおれと併走(?)しつつ35のサポート。荒(荒川良々にそっくりだったのでいま命名)は35に1.5mほど先行し、不意の飛び出しに備える。
ってこれ俺の愛するフットボールで言うところの「ライン際で時間を使わせるゾーンディフェンス」まんまじゃないですか!
そんな感じで円山町を登り切るまでにまんまと15分ほど使わされました。ほんの50mですよ? その間おれは手を組み、決して肩より上にあげないようにしつつ無駄な会話を楽しみ。スキット風に抜粋するとこんな感じ。
-
35「ああそうなんだ。じゃあ早く協力してくれれば早く解放されるよ。ところでオフィスの住所は?」
露骨に個人情報の開示を要求。
-
俺「『転び公妨』とかないですよねw」
35「ないよーw(肩で俺を押しつつ」
あ、知ってるんだ転び公妨。
-
俺「いや、だから新宿でこれこれこういうことがあって、職質は受けないことに決めたんです」
若「それは大変だったねー。でもここは渋谷だから」
すげーセクショナリズム。
-
35「そんなに拒否するってことは何か持ってるのかなー、と思っちゃうでしょ」
俺「何も持ってないですよ。だから個人の信条として『職務質問は拒否する』って決めてるんです」
若「何も持ってないなら受けても大丈夫じゃない」
俺「だから個人の信条として……」
以下ループ
そんなことしてるうちに、荒川良々似が35の支持を受けて応援を要請。4人目が登場。
またコイツが最初の3人に輪をかけて官憲の論理でムンムンなヤツで。もう話を聞かない聞かない。プレッシャーのかけ方も、35とかは肩や胸でじゃまする程度だった(それでも充分ひどい)のに、こいつは露骨に両腕を使ってゴリゴリ押してくる。Jリーグのゾーンディフェンスが、プレミアのマンマークに変わった感じ。もしくは競技自体がカバディに変わった感じ。最終的にはシネアミューズ裏の壁のくぼみに追い込まれて、全く逃げられない状況(「4」が4人目の応援巡査)。
|_
荒 4 俺|カ
若 |ベ
35 |
4は左手を壁の角につけて、右手でおれの左腕を押し、絶対に動かさない。えっと、これって警察官職務執行法で禁じられている「身柄を拘束」じゃないんですかね? しかも態度が明らかに対不審者に硬化。
さらに不毛になる会話はこんな感じ。
-
4「僕は○○と言います。あなたの名前は?」
俺「いや、教えたくもないです」
4「僕は自分の名前を言ったでしょう。なんで言ってくれないんですか」
俺「個人情報だから当然じゃないですか」
4「わからないなぁ。僕は自分の名前言ったじゃないですか。何か名前を言えない理由があるんじゃないかと疑っちゃいますよ」
俺「ありますよ。でも残念ながらあんたらが思ってるような怪しい理由じゃなくて、プライバシーっつー正当な理由で」
4「でも僕は名前言ったじゃないですか」
以下ループ。
-
俺「職務質問は拒否できるんですよね? 天下の往来を自由に通行する権利は、誰にも犯せませんよね?」
4「権利権利と言うがね、我々にも渋谷の治安を維持する義務があるし、市民もそれに協力するべきなんじゃないのかな」
出たよ。権利は義務とトレード厨。法を執行する人たちの認識がこんなでいいんスかね。
-
俺「あの、こんな人目につかないところに追い込んで恫喝して、卑怯じゃないですか? 人通りの多いところ行きましょうよ。東急本店前とか」
4「じゃあ行こう。行ったら話してくれるんだよね?」
なんで交換条件なんだよ。成立するわけねーだろ。
-
4「なんでそんなに拒否するの」
俺「いやだからさっきこの3人には説明したんだけど、また言うの? 新宿でこれこれこういうことがあって」
4「また持ってるの? そのキーホルダー」
俺「持ってねーよ!」
4「わかった。もし君がそのキーホルダー持ってても何も言わないから。身体検査させてよ」
もうなんかいろいろ破綻してて意味が分からない。整理してみよう
もうね、ここまで言われて誰が協力するかと。そもそもそれまで俺が、警官による軽犯罪法の私物化(「正当な理由」の現場判断)に対する疑義をずっと呈しているにもかかわらず、ですよ。
-
4「あなたも渋谷で暮らしてるんでしょ? 職務質問で凶悪犯人が捕まったケースもあるんだよ。渋谷の治安が良くなったらあなたも嬉しいでしょ?」
俺「ふーん。で、何人に声かけて、何人の凶悪犯がつかまったの? 何%くらいなの?」
4「そんなこと、正確な数字は知らないよ」
俺「いや、ボリューム感でいいから。何千人に何人とか、1年に何人とか。統計あるんでしょ」
え? 自分の仕事のおおまかな効率も知らないでやってるの?
それって勤務態度としてどうなの。それとも、あまりにも数値が低くて言えないの?
-
4「だから職務質問によって治安が良くなるから、協力してよ」
俺「いや、『この職務質問』に関しては良くはならないよ。だって俺は『俺が凶悪犯じゃない』ってこと知ってるし。ああ。そうか。わかった。メタで見ればこういうことだ。あなたたちは『マスの職務質問の中の1件』としてこの職質をとらえてるから、あなたたちの立場から見ればこの職質は治安向上につながるかもしれないけど、俺の立場からすりゃこの職質は『1の1』だから、この職質は治安向上に貢献しないって分かり切ってる。なら協力するいわれはないじゃん」
4「うん。酔ってるところ悪いんだけどさ。職務質問で治安が良くなったら、あなたもうれしいでしょ? 協力してよ」
酔ってNEEEEEEEEEEE!!!!!! 「仕事中」って言ったろうが!
そしてその論理は通用しねぇっておれが懇切丁寧に説明したところだろうが!
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4「だから協力してよ(言いつつ強引にポケットに手を突っ込もうとする)」
俺「だーかーらー。新宿であんな目にあって、協力するわけ無いじゃん! そりゃ以前は『警察官は体張って市民の安全を守って、大変な仕事だなぁ』って協力してたよ! でもひどいことされて、その後協力するわけないじゃん。ゲーム理論でも『しっぺ返し』がいちばんの戦略って基本じゃん!」
いや、やりますよ。ヴィデオゲーム全般やりまくりですよ。でもそれ今関係無いっつーか、数学の話なんですけど? いままあ要するに『ゲーム脳の恐怖』! 『ゲーム=不良』! って言いたいんだろ? お生憎様。どんだけ時代錯誤やねん。
-
いちばんひどいと思ったのがコレ
4「いやだと言われて『ハイそうですか』と通しちゃ、自分たち仕事にならないんだよねぇ〜」
そんなこんなで2〜30分薄暗い壁のくぼみに、ゴツい成人男性4人で押し込められて、こんな不毛な会話。会話ッつーかもっと暴力的な何かだと思うが。最終的には同意を得ずに強引にボディチェック。それってセクハラなんじゃね?
で「うん、何も持ってないようだね。ご協力ありがとうございました」
冗談じゃねーよ。
そこで必要なのは感謝の言葉じゃなくて、謝罪だろーが。おれがすぐオフィスに帰ってするはずだった業務が、45分遅滞した損害に対する。
てな感じ
職質拒否、ってけっこうスローガンとしてあるけど、社会人が実行するのはマジたいへんですわ。その後が内勤だったからできたようなものの、打ち合わせとか入ってたら拒否しきるのは厳しかったと思う。
ここでも結論は新宿のときと同じ。
教訓:時間はいつでも警察の味方だ。奴らは自分たちに分別可能な動機が出るまで粘り続ける。
もうね、何がつらい、と言うかひどいって。ヤツらは自分が理解不能なことがあると、それらは全て「劣っている」と見なすことによって、自分の精神的優位を保とうとするんですよ。
ゲーム理論の件しかり、「酔っぱらってる」発言しかり。
まぁね、おれも怒りのあまりハイになりすぎて、しなくていい発言をした、とは思ってるけど。それにしたって人としてあんまりだ、と思った。「自分たちは目的遂行のため優位でいなければならない」って思い続けた結果、「自分たちは優位だ」にみごとに置き換わってる。
ほんとうに反吐が出る体験だったよ。
あと、これを機にオタクがナイフを持ち歩く心理が理解できない - 神聖マルチ王国とかを読み返した結果、おれはもう一度ビクトリノックスのキーホルダーを持ち歩くことにしたよ。古典的自由主義者の姿勢の表明として。マルチツールキーホルダーを、グルーミングキットとして持ち歩くことを「正当な理由ではない」と恣意的に判断する警察は、やはりどう考えても、間違ってる。それに対するささやかな抗議だ。
【是非見とくべきURL】
白川さん。あなたの勇気ある行動から、まる3年。事態は何も変わってないようですよ。必読!
私が受けたような職務質問が公然と許されるようになれば、わが国は早晩警察国家となるでしょう。犯罪は現在よりも摘発が楽になるでしょう。治安も多少は良くなるでしょう。だが、私たちの人権は確実に侵され、私たちは国家に対して従順に生きていかなければなりません。テロとの戦争ということで、イラク国民を十数万人も殺したアメリカを公然と支持する小泉首相が率いる国家に、私たちはどうして従順に従わなければならないのでしょうか。私に対してあのような石頭的対応しかできなかった警察官のやることを、私たちはどうして素直に受け入れなければならないのでしょうか。少なくとも私はそういう社会には住みたくありません。日本をそんな国にはしたくないのです。
あと転び公妨の映像資料。「ちょw近いwww」なカバディーからセクハラ(抱きつき)、小外掛けのコンボで戦闘不能! ほんとに中盤はおれの職質もこういう状態だった。
最後に。職質の根拠となる警察官職務執行法。
第1条第2項 この法律に規定する手段は、前項の目的のため必要な最少の限度において用いるべきものであつて、いやしくもその濫用にわたるようなことがあつてはならない。
第2条第3項 前2項に規定する者(引用者注:職務質問を受ける者)は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所もしくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。
http://anond.hatelabo.jp/20070605202522
asahi.com:オタク狩りに対抗?「アキバ」で銃刀法違反の摘発急増 - 社会
の話。
この記事はたぶん嘘。良く言って警察発表そのまんま。で、発表された銃刀法より軽犯罪法でしょっ引かれてる人の方がさらに多いと思う。アーミーナイフはほとんど刃体6cm以下(ロック付折りたたみ式で8cm以下)だし。
軽犯罪法1条の2
正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他、人の生命を害し、または人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者は拘留または科料に処する
軽犯罪法に刃体の長さの規定はございませんw 笑うしかない。
つまり刃渡り3cmのビクトリノックスキーホルダーでも「刃物」ならアウト。はさみもカッターも「正当な事由」がなければアウト。こっちは銃刀法が多い。ちなみに「正当な事由」ってのは「板前が調理場に持って行く」「電線工が勤務地に持って行く」などくらいしか許されないらしい。「会社で使うのに便利だから」くらいでは「じゃあ会社と家の両方においておけばいいじゃない」と言われてしまう。つまり究極的には警官が「重大な害を加えるのに使用されるような器具」と判断しさえすれば、何でもアウト(だからid:Kukriの「バカだなあ。武器 "にも" なる合法アイテムなんていくらでもあるのに。」ってブクマコメントは無意味)。
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で、ここから俺が新宿で捕まったときの話も交えて。ちなみに持ってたのは上述の「刃渡り3cmのキーホルダー」。
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まず、捕まえまくってるのは「点数稼ぎ」と見て間違いない。少なくとも「オタはアーミーナイフ持ってやすいから狙おうぜ」とは思ってるはず。なんでかってーと、俺が捕まったときに「なんで狙ったんですか?」って聞いたのね。そしたら返ってきた答えが。
「アウトドア風の格好をしてる子は十徳ナイフ持ってることが多いから」
唖然。それ言っていいのかw
あと記事のコレ
ウソ、とは言わないがかなりひどい。
まぁ職質受けて「君コレ何? ちょっと署まで」ってなるわけ。そしたら署に行って「これから注意してね」で終わりにゃならない。警察は調書を取らなきゃなんない。俺は逮捕じゃなかったので任意。初犯だとそんなモン。まぁ任意っつってもそんなこと聞かれなきゃ警察は言わない。任意だと確認しても強引に雰囲気で押し切る。
で、調書。
A4で2枚の調書に取り調べ6時間かかりました。飲食無し、喫煙は頼めば監視付きで行かせてくれる(ということが最後の方で判明)。6時間かかった理由は2つ。1つは警官のオッサンのタイプの遅さw ってコレが笑い事じゃない。一本指タイプで「ほーーーんーーーーじーじーじーzってどこだー? あーコレだ……じーーーーつーーーしーーーーんーー……」って目の前で6時間やられてみ? 拷問以外の何ものでもないって。
で、2つめ。調書の書式の問題。まあ法的なものだから、因果関係が重視される。「なぜそのナイフを持っていたのか」が恐ろしく重視されるのだ。でもよー。ンなこと言われてもよー。ビクトリノックスのキーホルダー持ち歩くのに理由なんかないべ? せいぜい「はさみが付いてて鼻毛切るのに便利」くらいしか思いつかん。
って取り調べしてる警官に言ったのね。状況説明とか延々した後。で、警官は調書にそう書いて「はい、じゃーコレで埋まった(この発言もどうかと思う)。見せてくるね」言うわけさ。上司に見せるんだよ。ここがポイント。警察は事実どおりの因果じゃ納得しない。戻ってきた警官曰く
警官「『鼻毛切る』じゃダメなんだって」。意味わかんねー。事実なのに。
おれ「じゃあ『ヒゲなど身だしなみを整える』で」。
警官「じゃあそれで行ってみるかー。ひーーーーげーーーーー(ry」
……
警官「ダメだってー」
おれ「じゃあ『会社で紙を切るため』で」
警官「じゃあそれ(ry」
以下ループ
でね、ループしてるうちに気づくわけですよ。さすがに。
「ああ、こいつら所謂『マスコミ発表語』に落とし込みたいんだ」って。
「バールのようなもの」「ぐるぐる巻きにして」「カッとして思わず」「むしゃくしゃしたので」。そういうアレ。どこかの棚にしまい込まないと統計も取れないしね。でもおれは護身なんて考えたこともないし、そもそも親指の先ほどもないナイフで護身ができるなんて思ってない。だから拒否ってたわけ。「鼻毛用だ」って。自分の意図を曲解されることほどの侮辱もないしね。
でもな、屁のツッパリ(誇り、とも言う)なんて5時間以上もたない。少なくとも貴重な休日の朝から個室にオッサンと2人きりで、しかも夕方からは友人との約束が入ってる状況では。最終的には「護身のために持っていました」と口に出していったよ。屈辱だったよ。
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秋葉のオタクがいくらイタい奴らばっかだからって、みんながみんな「いざという時は刺してやる!」って思ってるはずはない。奴らに起こったことと俺に起こったことはほとんど相似形なんだと思う。まあ話は長くなったけど、そういうこと。
asahiの社会部ちゃんは調書取られた経験なんか無いだろうから分かるはずもないだろうが。
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教訓:新宿にはでかいリュックを持って行くな。秋葉に軍服を着て行くな。ナイフは6cm以下を「見せびらかして」持て。
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教訓2:時間はいつでも警察の味方だ。奴らは自分たちに分別可能な動機が出るまで粘り続ける。
どっちかってーと、教訓2のが恐ろしかった。冤罪が無くならんはずだ。