「事業部制」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 事業部制とは

2024-07-02

KADOKAWAのハッキングの話チョットワカルので書く

私はプロではないのでわからないので、間違っているのは当たり前だと思って読んでください。

個々人のエンジニア能力がとかクレジットカードがとかは基本関係ないという話です。

関係なくてもパスワードを使い回している場合は、同じパスワードを使っているサービスパスワードはすぐ変えるの推奨)

三行

会社システムはどうなってるか

私は長年社内システム奴隷をやって参りました。現在クラウドになる前のサーバも触って参りましたので、その辺りからお話しをさせてください。


サーバーというのは、簡単に言うとシステム提供しているコンピュータです。

貴方が触っているコンピュータシステムネットワークの向こう側にいます。この増田増田サーバーというのがいて、私たちサービス提供してくれています

しかし、このサーバ、どんなイメージを持っていますか? でっかい黒い冷蔵庫?ちかちか光るロッカー? それともバーチャルネットワークで画面上に写されるものでしょうか。


サーバーといっても、実4形態ぐらいあるのです。私もチョットワカルぐらいなので間違っていると思いますが、まずは理解する為に簡単説明させてください。

と言う段階があります

ニコニコ動画サービスはどうかというと、色々な情報を得ると、④を使いながら③にする途中で、まだ②が残っている、ということのようですね。


これらの使い分けについてですが、最近は自社でサーバを持っていると自分たち管理しなければならなかったりして大変なので、できるだけ②から③、できたら④に持っていきたいと言うのが世の中の流れです。それでも②はのこりますが、最小限にしていく方向。

現在は、②のシステムがだけがやられたように、セキュリティ的にも預けた方が望ましいと言われています


今回も、自社で管理している部分が攻撃されました。特にクレジットカード情報漏れていないと何度も言われているのは、そこを自社で管理せずに専門業者に任せていたことが大きいわけです。

この流れをまずは頭に入れましょう。

じゃあ何がハッキングされたのか

さて、メールを扱ってるサーバーと、売れた商品バーコードでピッとして管理するシステムは全く別でどちらかがハッキングされたからといってもう一つもされるこことはありません。これは何故かと言うと、それぞれを細かくたくさんのシステム仮想サーバに別けた独立システムになっているからです。

さらKADOKAWAのようにサービスを外部に展開してる会社場合、外部向けのシステムと内部向けのもの(バックオフィス)で必要機能が異なるので、部署が異なるのと同じように違う仕組みになっているはずです。ただし、物理的にどこにサーバあるかなどはあまり関係がありません。

しかし、こうなると小さなサーバがたくさんたくさんあると言う状態になって管理が大変です。

利用者視点にしても、システムごとにログインするための情報が別々だと非常に使いづらいですよね。会社で部屋ごとに別々の鍵がついていて、じゃらじゃら鍵束を持って歩くような状態は面倒です。


すると、どうするかというと、これらをまとめて管理するシステムというものが作られます

これを「システム管理ソフト」と「認証システム」といいます。これらが全体に対してユーザ認証や、サーバが正常に動いているかどうかの管理提供する事で、たくさんのシステム管理効率化するのです。

企業の警備室に機能を集約するようなものです。ですが、ここが要になっていて、破られると全ての鍵が流出してしまうということになるわけです。


出てきた情報から見ると、この管理するシステム認証するシステムがやられたと思われます

また、その前の前段はVPNと言う仕組み(ネットワーク暗号化して安全隔離するもの)が攻撃されて破られたのではないかと推測しています

これは近頃猛威を振るっている攻撃で、業務用で多く使われているVPN装置脆弱性(弱点)が狙われて、多数の問題が起きています。当然脆弱性修正したプログラムは適用されていると思いますが、次から次へと新たなセキュリティホールが見つかる状況であり、匿名アングラネットでは脆弱性情報取引されているため、訂正版のプログラムが出る前の攻撃情報が用いられた可能性があります。(これをゼロデイ攻撃といいます) あくまでも推測ではありますが。

個々のシステム独立しています。ですが、こうなってくると、今回はシステム全体が影響を受け、さらにどこまで影響が及んでいるか分析が困難なレベルだと言われています

ここまで広範囲に影響するとすると、管理認証VPN攻撃を受けてやられたとみるべきでしょう。


また、ここが破られていると、クラウドシステムにも影響が及ぶケースがあります

一時期「クラウド」というとストレージの事を言うぐらい、クラウドストレージが当たり前になって、自社運ファイルサーバは減りました。これは今では危険認識されているほかにこちらの方が安く利便性も高いからです。

それ故に、クラウドストレージ、たとえばSharePoint OnlineやGoogleDrive、Boxなど外部のシステムに置くようになっています

しかし、今回はこれが破られている可能性があります

オンプレミスの認証サーバが破られているので、その認証情報を利用してクラウドアクセスできてしまったものだと思われます。言わば、鍵を集めて保管してあった金庫がやぶられるようなもの


通常、クラウドシステムはそんなに甘い認証にはなっていません。例えば多要素認証といってスマホなどから追加で認証すると言うような仕組みがあります。貸金庫に入るとき自称するだけでは入れず、身分証明書パスワードの両方が必要なうものです。

また、日本企業なのに突然ロシアからアクセスされたりすると警報をだして遮断する仕組みがあります

とはいえ、いちいちクラウドアクセスする度に追加認証をしていると大変で、面倒クサいと言う声が上がりがちです。


そんなときに行われてしまうのは、自社のネットワークからアクセスするときは、認証を甘くすると言う仕組みです。

まりネットワーク安全だという仮定の下においてしまうわけですね。自社の作業着を着ている人なら合い言葉だけで、本人確認なしで出入り自由としてしまうようなものです。

ところが今回は、ここが破られてしまって被害を受けている可能性があります。自社の作業着が盗まれているので、それを着られてしまったので簡単に入れてしまったようなもの

また、社内システムからデータ窃盗するには、どのシステム重要かを判断しなければなりませんが、クラウドサービスだと世界共通であるため、一度入られてしまうと慣れ親しんだ様子で好きなようにデータ窃盗されてしまうわけです。

どういう人が危ないのか

上記のことを踏まえて、KADOKAWAの展開してるサービス自体や、そこに登録しているクレジットカードは「おそらく」大丈夫です。パスワードも「ハッシュ化」という処置を経て通常は記録されていません。

ただ、パスワードを使い回している方は、その事実とは別にそもそも危険です。パスワード変更をおすすめします。さらに、ハッシュ化をされていても、時間をかければ色々な方法パスワードを抜き出す事も不可能では無いことも忘れずに覚えておきましょう。


しかし、単なるユーザー、お客さんではなく、KADOKAWA会社として関わってる人や従業員取引先で色々な書類等出した人は、既に情報窃盗されていて、そこから今後も追加で情報が出回る可能性があります

一方で、分かりやす場所に保存されていたわけではない情報システムデータベース上にだけ入っていたものなど)は、センセーショナルな形で流出したりはしないのではないかと予想しています

犯人が本当に金が理由だとするならば、データ分析するような無駄な事に労力を割かないためです。

腹いせで全てのデータを流して、暇人が解析する可能性はあります

ありますが、犯人コストを回収しようとするので、これらの情報販売しようとします。売り物になる可能のものをただ単に流したりもしづらいのではないかと思っています

もちろん、油断はするべきではありませんし、購入者が現れるとすると購入者は具体的な利用目的で購入するため、より深刻な被害に繋がる可能性も残されています

エンジニアレベルが低いからやられたのか

犯人が悪いからやられたのです。レベルが低いからとか関係ありません。

また、周到にソーシャルハッキングオレオレ詐欺のようになりすまし情報搾取するなどの方法)や、このために温存したゼロデイ攻撃(まだ誰も報告していない不具合を利用した攻撃)を駆使され、標的型攻撃不特定多数ではなく、名指して攻撃すること)をされると、全くの無傷でいられる企業や団体は、恐らく世界中どこにも存在しません。


それは大前提とした上で、敢えて言うならば、どちらかというと、経営判断が大きいと思われます

ニコニコ系のサービスと、KADOKAWA業務システムと2つに別けて話しをしましょう。


ニコニコ系のサービスは、現在クラウドシステムリフトアップしている最中だったと思われます。先日のAWSクラウドサービス大手企業)の講演会で発表があったようにです。

ですが、この動きは、ニコニコのようにITサービスを専門にする企業としては少し遅めであると言わざるを得ません。

これは何故かと言うと、ニコニコ動画というサービスが、日本国内でも有数の巨大なサービスだったからだと思われます特殊すぎてそれを受け入れられるクラウドサービスが育つまで待つ必要があったと思われます

それが可能になったのはようやく最近で、動画配信系はクラウドに揚げて、残りを開発している最中だったわですが、そこを狙われたという状態ですね。

ただ、厳しい見方をするのであれば、その前に、クラウドに移行する前に自社オンプレセキュリティ対策を行っておくべきだったと思います結果論ですが。

それをせずに一足飛びでクラウドに移行しようとしたというのだとは思います。確かに一気に行けてしまえば、自社オンプレに施した対策無駄になりますコストを考えると、私が経営者でもそう言う判断をしたかも知れません。


KADOKAWA業務システムですが、これはITを専門としない企業であれば、オンプレミス運用(②番)が多く残るのは普通です。

何故かと言うとシステムとは投資費用なので、一度購入したら4年間は使わないといけないからです。そして自社向けであればそれぐらいのサイクルで動かしても問題はありません。

しかし、それ故に内部的なセキュリテ対策投資はしておくべきだったと思います


以上の様にエンジニアレベルととかは関係ありません。基本的には経営者経営判断問題です。エンジニア責任があるとすれば、経営者に対して問題点を説明し、セキュリティを確保させる事ができなかったと言う所にあるでしょう。

ですが、パソコンのことチョットワカル私として、想像するのです。彼らの立場だったら…自社グループ経験豊富エンジニアがいて、一足飛びにクラウドリフトアップができそうなら、既存の自社サービスセキュリティ変更に投資はしないと思います

逆に、パソコンに詳しくなく、自社部門だけでは対応が難しく、SIer支援を受けつつやらなければならないと言うのならば、SIerは固いセキュリティの仕組みを付けるでしょうし、システムごとにSIerが異なることから自然システムは分離されていたでしょう。

そして減価償却が終わった者から徐々にになるので時間がかかることから、昨今の事情により、セキュリティ変更に投資をしてからスタートたかも知れません。


ただし、繰り返しになりますが、犯人が悪いからやられたのです。レベルが低いからとか関係ありません。


では何が悪かったのか

(おそらくは)社内のシステム管理を、自社でできるからと言って一本化して弱点を作ってしまったのは不味かったと思います

先ほど述べたように、高度化していく手口でシステムへの侵入は防ぐことが出来ません。

なので、システムは必ず破られると考えて、それ以上被害を広げないこと、一つのシステムが破られたからと言って他のシステムに波及しないようにすることなどを意識する必要がありました。

これは物理的な話しではなくて、論理的な話です。例えば物理的に集約されていてもちゃんと別けていれば問題ないし、物理的に分散していても理論的に繋がっていたら同じです。

すごく簡単に言えば、管理するグループを何個かに分けておけば、どれか一つが破られても残りは無事だった可能性があります


とりあえず今まで出てきた内容からするとニコニコとかその他のKADOKAWAの外部的なサービス人員的にも予算的にも全然関係ない感じ

結局社内のITシステムに十分な投資経営陣のトレーニングまでを含めた)をしなかったという月並みの話なんですかね

2014-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20140123122335

すでにトラバついてるけど、だから事業部制になるという話はおいておいて

おすそ分けで2倍になるわけがないし、赤字出しておいておすそ分け、どころか減俸されないだけおすそ分けされてるじゃん。

分社化しない限りおすそ分け無しでは人心は離れるよなという事で。

それに、自分は全く貢献していないのに、おすそ分けしろ!しなければ離れる!ってどういう了見なんだかわからん

 

自分も頑張って、会社に貢献して、利益をあげよう!と思わないから日本デフレになるんだろ。

http://anond.hatelabo.jp/20140123120952

事業部制年俸制とかだと別に事業部関係なく事業部裁量給料上げたりするけどね

自分部門は成績いいのに他の部門のせいで報われない、となるとそれはそれで不満の種つーか社内ギスギスするだろう

あいつらのせいで…」みたいな空気が醸成されかねないわけで

2008-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20080314130843

陶片追放みたく乱用される可能性があるのと、内部がお互い疑心暗鬼になって士気が落ちる可能性が高いんじゃないかな。企業事業部制において権限委譲をするなら暴走を食い止めるために監察部門を設けるのが定石のようだから、監察部門として人事院あたりの権限を強化してはどうだろう。極端に言えば台湾みたいに五権分立方式にするとか。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん